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プロに聞く洋服のお手入法

衣替え

そろそろ衣替えの準備をしていなかなければ!という時期になってきました。

 

特に冬から春に向かう時期に衣替えは必須ですね。

 

冬物衣料はきちんと洗って、保管方法にも気をつけないと、虫食いでお気に入りの服が台無し!なんてことにもなりかねません。

 

今日は衣替えのときに気をつける5つのポイントについてお伝えします。

 

1.汚れを落としてからしまいましょう。

冬でも汗はかいています。汗汚れは目に見えませんが、衣類に残ったまま収納すると、黄ばみや変色の原因になってしまいます。

 

冬物衣料を出したときに、見に覚えのないシミが出てきた!というときはほとんどの場合、汚れを落としてから収納しなかったからです。

 

2.しっかり乾燥させる

汚れを落としたらしっかり乾燥させます。クリーニングに出した場合は、ビニールのカバーははずしましょう。

 

3.早めに終わらせる

虫食いの被害にあいやすい冬物衣料ですが、害虫は気温が15℃を超えると活動が活性化します。

 

早めに汚れを落としておきましょう。

 

4.防虫対策はしっかりと

衣類を食べる害虫は、衣類に残っている食べこぼしのシミなどが大好物です。

 

シミ、汚れはしっかり落とした上で、防虫剤は必ず一緒に入れておきましょう。

 

違う種類の防虫剤を一緒にすると液モレが起こることがあり、それがシミの原因になりますので、違う種類の防虫剤を一緒に使わないようにしましょう。

 

また、防虫剤は空気より重いので、衣類より上に置くようにしましょう。

 

除湿剤も一緒に入れておくといいでしょう。

 

5.収納は余裕をもって

クローゼットにハンガーで収納する場合はあまり詰めすぎないように。

 

衣装ケースを使うときは、収納ケースの8割くらいに抑えましょう。

 

収納ケースにつめこみすぎると、シワや型崩れの原因になります。

 

さらに、湿気がこもりやすくなるので、カビの原因にもなります。

 

カシミアなどの天然素材は湿気に弱いので、収納ケースの上のほうに保管するようにしましょう。

 

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冬のコートもそろそろ出番が終わりますね。

 

衣替えで仕舞われると思いますが、仕舞う前には洗濯をしておきましょう。

 

家庭で洗濯できるコートのお手入れ方法についてお伝えします。

 

まずやるのは、表面のほこり落としです。

 

30分くらい外に吊るした後軽く叩き、ウールの場合は柔らかい洋服用のブラシなどで、表面についたほこりを落とします。

 

次にラベルを確認して、洗濯方法を調べてみてください。

 

一般的に冬物のコートは、水洗いできないものが多いです。

 

ただ、ラベルを見るとポリエステルが入ったジャケットなどは、手洗い可や水洗い可の物もあります。

 

子供用は手洗い可の製品が比較的多いですね。

 

ウールのコートはほとんど水洗い不可のはずです。

 

汚れがひどい物、お気に入りのコートはクリーニングに出すようにしてください。

 

水洗い可(手洗い可)の製品の場合

 

水洗い可になっている製品でも洗濯機でまわすのはやめておいたほうがいいです。

 

液体タイプの中性のオシャレ着洗い洗剤などで、軽く押し洗いします。

 
洗面器やタライ、浴槽などを使って押し洗いします。

 

まずそで口や衿などの汚れがひどい部分を確認し、その部分だけを先に、液体洗剤で汚れを落としてから、全体を洗うとキレイに仕上がります。

 

すすぎはしっかり行ないましょう。水がきれいになるまで、押してすすぎます。洗剤が残っていると臭いの原因にもなります。

 

すすぎができたら、脱水は洗濯機で1分以内で。

 

あとは陰干しします。時間をかけてゆっくり乾かすほうが型崩れしません。

 

1日で表を乾かしたら、翌日は裏返すなどして干すとよりいいです。

 

ダウンコートの場合は家庭でのお手入れはさらに難易度が上がります。

 

どうしても家庭で洗うとボリュームダウンしてしまうんですね。

 

ダウンコートはクリーニングに出すのがいいですよ。

 

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衣替え

すっかり春の陽気になってきましたね。

 

今年は衣替えを早くしないといけないかもしれませんね。

 

冬物衣料はしまわれる前にクリーニングして汚れをきっちり落としてからしまいましょう。

 

ところで、衣替えっていつから行われていたのか興味があったので調べてみました。

 

湿度の高い日本では毎年一定の日程で夏服と冬服を使い分けていました。

 

衣替えは平安時代から行われていたようです。

 

宮中では4/1と10/1に「更衣」という行事がありました。

 

平安時代の貴族は4月から9月末までは単衣を着て、10月から3月までは綿入りの袷を着ていたみたいです。

 

平安時代の「袷」というのは綿をつめたもののことを言いますので、今でいう「袷」とはちょっと違います。

 

今の「袷」というのは裏地のついた衣服のことですからね。

 

「袷」というのが、今の意味で使われるようになったのは江戸時代のこと。

 

江戸時代には1年に4回衣替えが行われていました。

 

4月から夏服では寒かったのかもしれませんね。

 

今のように冷暖房のない時代には衣類で体温を調節する必要があったでしょうから、衣替えは必須の行事だったでしょうね。

 

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衣替えしない

 

突然ですが、あなたはどれくらいの枚数の衣類をお持ちでしょうか?

 

そろそろ衣替えの季節ですから、今までお世話になったアウターはしばらく着なくなりますね。

 

それらのアウターのうち、もしかして、この冬に1回も着ていないものありませんか?

 

あるアンケートによると、自分が持っている服のうちよく使うのは20%にすぎないとか。

 

ちょっと太ってしまって今年は着れないけれど、絶対痩せて着れるようにするからとっておこう!とか、いつか着るかもしれないから・・・と思って捨てられないんですよね。

 

そのうちにデザインが時代遅れになることもあったり。

 

衣替えって面倒ですけど、衣替えを面倒にしているのは、これらムダな洋服です。

 

衣替えをしない生活もありかと思いますが、その場合は断捨離が必要ですね。

 

必要最低限の枚数にしてしまえば、日常使うクローゼットやたんすに年間通して全ての季節のものを同じ場所にしまうことができます。

 

全てのものを一つの場所に仕舞うことにすると、服がいつでも全部見えるから、買うときにも計画が立てやすくなります。

 

どんな色が何枚あるかもすぐわかります。

 

よく着るもの、ほとんど着ないものをすぐに把握できます。

 

衣替えは、いらない服を整理する絶好のチャンスです。

 

ほとんど着ていない、流行遅れ、サイズが合わなくなった、記事が劣化しているなどの衣類は思い切って処分してしまいましょう。

 

片づける服の枚数を減らすことで、収納スペースも増え、衣替えの手間が激減します。

 

とはいえ、しばらく着なくなる服のクリーニングはしておいたほうがいい状態で長く着られますよ。

 

 

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そろそろ衣替えを考えないといけない季節ですね。

 

あなたは衣替えをするときに、アイロンをかけてから仕舞う派ですか?

 

衣替えのときにアイロンをかけてから仕舞うという人は少数派で、10人中1人か2人がアイロンをかけてから仕舞っているようです。

 

「きちんとしわを伸ばして仕舞っておかないと、出したときにテンション下がる」ということで、アイロンがけをしてから仕舞うという人が多いようです。

 

でも、アイロンがけにはもっと大きなメリットがあります。

 

それは虫食いの被害を抑えられること。

 

衣類の全体にアイロンをかけることで、害虫の卵や幼虫が残っていた場合でも、アイロンの熱で死んでしまいます。

 

お気に入りの1枚を出してみたら、虫食いの穴があった!となると、それこそテンション下がりますよね。

 

衣替えをするときには、きっちり汚れを落としたあとにアイロンがけしてから収納することをおすすめします。

 

家庭で洗えない素材の衣類であっても、アイロンがけをしておくことで、虫食いの被害は抑えられるかもしれません。

 

お気に入りの衣類はクリーニングに出して、防虫加工をして仕舞うのがベストです!

 

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