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プロに聞く洋服のお手入法

洗濯用の洗剤には、洗濯用せっけんと合成洗剤があります。

 

ほとんどの家庭で使われているのは、市販の合成洗剤だと思います。

 

合成洗剤には弱アルカリ性の洗剤と中性の洗剤があります。

 

弱アルカリ性の代表としては

 

中性洗剤の代表は


弱アルカリ性の洗剤は中性洗剤よりも衣類の汚れを落とす力は強いです。

 

ただ、洗浄力が強いということは、衣類に与えるダメージは大きくなります。

 

弱アルカリ性洗剤には、白さを目立たせるために「蛍光増白剤」が使われているものが多いです。

 

そこで、弱アルカリ性洗剤は、綿や麻、ポリエステル、ナイロンなどの素材でできた普段着を洗うのに適しています。

 

この表示がついている衣類は中性洗剤を使うほうがいいです。

 

中性洗剤は弱アルカリ性洗剤に比べると洗浄力は落ちますが、衣類に与えるダメージは少ないです。

 

蛍光増白剤も入っていないものがほとんどです。

 

デリケートな衣類は中性洗剤で洗うのがベターです。
家庭洗濯で洗剤を使うときには、パッケージに書いてある「弱アルカリ性」「中性」「蛍光増白剤」「無蛍光洗剤」という表示を確認しましょう。

 

素材に合った洗剤を使い分けるのが家庭洗濯のコツです。

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ご自宅で洗濯するときに「取り扱い絵表示」は確認していますか?

 

洗濯機にまとめていれて、色落ちしたり、縮んだりというトラブルを経験したことありませんか?

 

「手洗イ」表示がある衣類も洗濯機のドライコースとかで洗っている方もいらっしゃると思いますが、今日は本当の手洗いの方法についてお伝えします。

 

この表示がついているものは手洗いします。

 

①色分け

 

色の濃いものは別に洗いましょう。

 

②大き目の洗面器にぬるま湯に洗剤をよく混ぜて溶かします。

 

※小さな洗面器を使うと、生地が揉まれたり、こすられたりして毛羽立ちが生じ、白っぽくなることがあります。

 

このとき、衣類に洗剤や水を直接かけないようにします。

 

水道水には塩素が入っているので、衣類の脱色の原因になります。水道水による脱色は修正が不可能なので気をつけてください。

 

また洗濯用の合成洗剤には蛍光増白剤が入っていることが多く、直接衣類にかけると、色ムラが起こる可能性があります。

 

③2~3分、押し洗いをします。衣類を揉んだり、こすったりしないようにしましょう。毛羽立ちの原因になります。

 

④すすぎのときも同じ水温で押し洗いします。このときも水道水を直接かけないようにしましょう。

 

直接かけると、その部分だけ色ムラが起こる可能性があります。

 

洗濯機ですすぎを行うときは必要以上の時間をかけないよう注意し、また、すすぎが終わったらすぐに水道を完全に止めましょう。

 

ただ、「手洗イ」表示のついている衣類は洗濯機は使わないほうが無難です。

 

お気に入りの衣類は無理せず、クリーニングに出すようにしてくださいね。

 

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わたしがクリーニング屋に勤めていることを知っている友人がこんなことを聞いてきました。

 
服買ったときに、内側に縫い付けてある小さい白い生地って切り取ってもいいの?

 

小さい字でいろいろ書いてあるやつのこと?

 

そう、すごい邪魔なんだけど

 
・・・切り取ってはダメです!

 

これは品質表示ラベルです。

 

こんな小さな布きれですが、とても大切な情報がたくさんつまっているんです!

 

あなたが気に入った洋服を買って、その服を自宅で洗濯するとき、どうやって洗濯しますか?

 

何も気にせず、そのまま洗濯機にポイ?

 

でも、それで縮んでしまったり、色が落ちてしまったりした経験ありませんか?

 

そして品質表示ラベルを切り取ってしまうと、クリーニングに持っていっても、受付してもらえないこともあるかもしれません。

 

ラベルにはブランド名や連絡先、色々な文字や絵が書かれていると思います。

 

これが品質表示というもので、その服の取り扱いについての重要な情報が書かれているんです。

 

クリーニング店ではこの情報に従ってクリーニングをしています。

 

このラベルは「家庭用品品質表示法」という法律によって、必ず服に縫い付けなければならない決まりになっています。

 

書き方も決まっています。

 

メーカーさんが付け忘れたり、表示ミスがあると日本国内で販売できなくなることもあります。

 

そんな大切な品質表示ラベル。

 

切り取ってはダメですよ。

 

この品質表示をきちんと読めるようになれば、家庭洗濯のレベルは格段にアップします。

 

明日からこの品質表示について説明していきますね。

 

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クリーニング代もったいないし、「自分で洗ってしまえ!」ということで家庭で洗濯したセーターが縮んでしまったとき。

 

完全に元通りにはなりませんが、多少の縮みや伸びなら、自力で修復できるかもしれません。

 

今日はセーターの縮みをヘアトリートメントを使って元に戻す方法をお伝えします。

 

洗面器にぬるま湯を入れて、ヘアートリートメントを溶かします。目安は小さじ1杯くらいです。「アモジメチコン」か「ジメチコン」が成分として使われているヘアトリートメントを使ってください。

 

縮んだ繊維を伸ばす働きがあります。

 

押し洗いをしてトリートメントがセーター全体に行き渡るようにします。

 

30分くらいつけておくのが理想です。

 

手で包み込むように軽くしぼって水気を切ります。

 

平らな場所でアイロンのスチームを当てながら伸ばします。

 

平干しして乾燥させましょう。

 

いかがでしたでしょうか?

 

これである程度の縮みは元に戻ると思います。

 

ただ、フェルト化したセーターは伸びません。

 

やってみたけど、もうちょっと何とかしたい!というときはクリーニングに持ってきてみてください。

 

そもそも、大切にしているセーターはクリーニングに出してくださいね。

 

失敗してこんな面倒なことをするくらいなら、最初からクリーニングに出したほうがラクですね。

 

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今年は暖冬と言われていますが、それでもコートを着る機会もあると思います。

 

今日は、水洗いできないウールのコートのお手入れ法をお伝えします。

 

水洗いできない衣類もちょっと手をかけるだけで長持ちしますよ。

 

ウールのコートやスーツは脱いだらハンガーにかけ、こまめにブラッシングをしましょう。

 

表面が汚れてくるのはホコリが原因です。

 

こまめにホコリを落とすことでキレイに着ることができます。

 

首まわりや袖口は汚れが目立たないうちに「たたき拭き」をしておきましょう。

 

ウール製品は水洗いできませんし、水気が残るとシミになります。

 

水で濡らして固く絞った布で、パンパンとたたく感じでふき取ります。

 

水分が衣類に残らないように、しっかり乾かしながらふき取ります。

最後に、アイロンのスチームを当てておくと、シワが伸びてふっくらするとともに、タバコの臭いなどを消すこともできます。

 

ただ、シーズンが終わって衣替えをするときは、必ずクリーニングに出してくださいね。

 

そのまましまうと、シミや臭いが発生してしまうことも。

 

クリーニングに出して、見えない汚れまでしっかり落としてしまいましょう。

 

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