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プロに聞く洋服のお手入法

 

家庭で洗濯できるTシャツやジーンズなども、お気に入りのものは色落ちさせないように洗いたいですよね。

 

今日は色落ちを防ぐコツをお伝えします。

 

とはいっても、ある程度の色落ちは洗濯する以上どうしようもありませんので、その点はご理解くださいね。

 

1.洗濯用の洗剤は弱アルカリ性のものが多いのですが、色落ちを防ぐには中性洗剤のほうがいいでしょう。

洗うときの水温も低いほうが色落ちはしにくくなります。

 

2.汚れが気になるからといって、洗濯機を長い時間まわしてはいけません。色落ちの原因は摩擦によるものが大きいので、洗濯時間は短くします。

 

3.洗濯機の回転数を少なくしましょう。ドライコースや手洗いコースで洗います。

 

4.色落ちすると困る衣類は陰干ししましょう。日光に当たって日焼けすると色落ちします。

 

上記4点を注意することで、色落ちはある程度防げるのですが、当然汚れは落ちにくくなります。

そんなときは、洗濯機に入れる前に、アルカリ性洗剤を溶かしてつけ置きしてから洗濯機に入れるようにするといいでしょう。

 

いかがでしたか?

 

本当に大切にしているものは、家庭で水洗いできるものでもクリーニングに出してくださいね。

 

仕上がりの違いは一目瞭然ですよ。

 

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白いシャツの脇の部分が黄色に変色したりすることありませんか?

 

それは「汗ジミ」です。

 

衣類にしみこんだ汗の成分が変質したものです。

 

特に脇の下の汗は皮脂を含んでいるため、黄ばみが強く出ます。

 

白いシャツは脱いだら早めに洗濯するのが黄ばみを防ぐコツです。

 

すぐに洗濯できないときには、気になる部分だけでも軽く水道で水洗いしておくだけでも違います。

 

黄ばんでしまった衣類は、40℃くらいのぬるま湯に洗濯用洗剤と漂白剤を溶かして衣類をつけ置きします。

 

洗剤と漂白剤は同じ割合で入れます。

 

あまり長くつけておくと、生地が傷むので30分~2時間くらいまでにしておきましょう。

 

それでも黄ばみが落ちない場合は、お湯の温度を上げるしかありません。

 

しかし温度を上げれば、それだけ生地にはダメージを与えてしまいます。

 

様子を見ながら温度は調節しましょう。

 

黄ばみが落ちたらすすいで、軽く脱水して干します。

 

あと、脇の黄ばみは制汗剤が原因の場合があります。

 

夏場は制汗剤を使われる人も多いですが、上記の方法でも黄ばみが落ちない場合は、制汗剤の使用を止めてみてください。

 
ジャケットなど家庭で洗濯できない衣類をクリーニングに出したときに、黄ばんで返ってきたという経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

 

汗は水汚れですので、ドライクリーニングの溶剤には溶けません。

 

つまりドライクリーニングでは汗汚れは落ちないのです。

 

汗汚れは水洗いをしなければ落とせません。

 

水洗いできない衣類だけど汗汚れを落としたい!というときは、クリーニングにお持ちくださいね。

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汚れがひどいものを洗濯するときって、つい洗剤を多めに入れたくなりませんか?

 

でも、洗剤を多く入れれば、汚れがよく落ちるというわけではありません。

 

というのも、洗剤は水の量に対して溶ける量が決まっているのです。

 

溶けきらない量を入れると、すすぎが不十分になってしまい逆効果。

 

洗剤が残った部分がシミになってしまう可能性もあります。

 

もちろん、洗剤が少なすぎれば汚れが落ちきらなかったり、一度落ちた汚れが洗濯機の中で再び洗濯物についてしまうこともあります。

 

洗剤は汚れを落とすだけでなく、水に溶けた汚れを他の洗濯物につけないようにする働きもあるのです。

 

洗剤を開発しているメーカーは、その洗剤がもっとも効果的に汚れを落とす寮を実験した上で適量を表示しています。

 

洗剤のパッケージに表示された使用量を守ることが、一番効果的な使い方なのです。

 

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仕事の打ち合わせとか、飲み会とか、外出先でスーツにタバコの臭いがつくことありますよね?

 

スーツのように自分で洗えないものに臭いがついたときはどうすればよいでしょうか?

 

本当はクリーニングに出してもらうのが一番いいのですが、家庭で応急処置をするなら、蒸気を使いましょう。

 

繊維の表目についたタバコの臭いなら、アイロンのスチームをあてることでかなり取れるはずです。

 

蒸気がタバコの臭いと一緒に蒸発して臭いを消してくれます。

 

ついでにシワも伸びるのでいいですよ。

 

アイロンが面倒なときは、入浴後のお風呂場につるしておいてもいいでしょう。

 

ただ、アイロンのスチームほど効果はありませんが・・・

 

スーツにタバコの臭いがついたときに、市販の消臭スプレーを利用する人もいらっしゃると思います。

 

しかし、消臭といっても、臭いを隠しているだけです。

 

そして当然ですが、消臭スプレーで汚れが落ちることはありません。

 

一時的に臭いを隠すことはできますが、時間とともに消臭剤の成分と汚れがくっついて落ちにくくなるということもあります。

 

衣類についた臭いは洗濯するのが一番。

 

家庭での洗濯が難しい衣類はクリーニングに出してくださいね。

 

 

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ライフスタイルの多様化や環境の変化で、洗濯物を部屋干しする人が増えています。

 

PM2.5がどうのこうのといわれたら、洗濯物を外に干したくなくなってしまいますね。

 

さて、今日は洗濯物を部屋干ししたときにありがちなイヤな臭いの解消方法についてお伝えします。

 

部屋干ししたときの生乾きの嫌な臭いは誰もが経験のあることでしょう。

 

あの生乾きのイヤな臭いの原因は「モラクセラ菌」という微生物です。

 

モラクセラ菌は、人間の皮脂や水分が大好物。

 

汗をかいた衣類やぬれたタオルなどをそのままにしておくと、モラクセラ菌が大繁殖!

 

モラクセラ菌を退治するには、熱湯が有効なのですが、衣類に熱湯は使えません。

 

生乾きの嫌な臭いが発生してしまった場合は、ぬるま湯に弱アルカリ性洗剤と酸素系漂白剤を同じ量で溶かし、つけ置きします。

 

これでも臭いが取れない場合は、もう少し温度を上げてみましょう。

 

ただ、温度を高くすると衣類の縮みなどが発生しやすくなるので注意が必要です。

 

お気に入りの衣類はクリーニングに出してみてください。

 

もうひとつの方法はアイロンを使うこと。

 

モラクセラ菌は熱に弱いので、アイロンで殺菌することができます。

 

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