ダウンジャケットが必要な気候になってきました。
高級なダウンジャケットといえば、モンクレールやデュベティカなど海外ブランドがイメージされますが、実は日本にも世界に誇るダウンのブランドがあるのをご存知でしょうか?
今日は世界に誇るダウンの国産ブランドNANGA(ナンガ)についてお伝えします。
日本の極寒地である北海道旭川市のブランドです。
旭川市は日本気象観測史上、最低気温を記録した都市です。
1902年1月25日、北海道旭川市でマイナス41.0℃を記録しました。
極寒地だからこその知識と経験をもとに築かれた技術で生み出されたのがNANGA(ナンガ)です。
NANGAから発表されたNANGA WHITE LABELというダウンジャケットはポーランド産マザーホワイトグースを使用し、フィルパワーは860とされています。
フィルパワーとは簡単にいうと、羽毛の膨らみ度合で、数値が大きいほど良質なダウンと考えられます。
通常フィルパワーが600以上のものが高品質ダウンとされていますので、860というのはなかなかのものです。
NANGAのダウンジャケットは1着に使うダウンの量が一般的なダウンの2倍使っているそうです。
それにも関わらずモコモコしない高い縫製技術もあるのです。
防寒着として最高レベルの品質でありながら、街でも着ることができるファッション性も兼ね備えています。
国産ダウンも見どころありますよ。
価格的にも満足感がありますね。
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冬の定番アイテムであるダウンジャケットは、様々なメーカーやブランドから販売されています。
今日は、ダウンジャケットブランドの最高峰として知られるモンクレールの特徴などについてお伝えします。
モンクレールはフランスのグルノーブル郊外の小さな村に設立されたのがはじまりです。
モンクレールは、今やダウンジャケットの業界では知らない人はいないと言えるほどの超有名ブランドです。
価格的にも世界最高峰ですね。
モンクレールの創業は1952年。
もともとはテントやシェルフ、ウェアといった登山家のための装備を手掛ける会社でした。
工場で働くスタッフの防寒のために手足を出せるシェラフを作ったのがダウンの原型だそうです。
モンクレールのダウンジャケットには、ホワイトグースの羽毛だけが使用されています。
フランスの規格協会が最高品質のダウンであることを認めるキャトルフロコンマークを取得してることは有名ですね。
キャトルフロコンとは4つの羽という意味。
この認定をもらうには、厳しい基準をクリアすることが必要です。
収穫したばかりのニューダウンと呼ばれるものを使わなければなりません。
古いダウンの混ざったものとは、温かさがまったく違うそうです。
このニューダウンは水鳥1羽から30gしか取ることができず、希少価値の高いものです。
キャトルフロコンしか使用しないモンクレールのダウンは限られた数量しか生産できません。
モンクレールのダウンに品切れが多いのは大量生産ができないからなんです。
モンクレールのダウンは保温性が高く、モコモコした着膨れ感はありません。
ボタンやファスナーなど細部にもこだわっていることも人気の理由でしょうね。
高級ダウンジャケットはシーズンが終わったらクリーニングに出してお手入れしてあげてください。
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今や高いものでは数十万円もするダウンジャケット。
もともとは極寒地でも作業できるようにするための防寒用の服として使われていました。
今では冬のファッションアイテムとして定着してきましたね。
同じダウンジャケットとして売られているものでも温かさは全然違います。
温かさを決めるポイントの一つ目はダウンの原料である水鳥の生産地。
寒い地域に住んでいる水鳥の羽ほど保温力があります。
今日はダウンジャケットの温かさを決める二つ目のポイントについてお伝えします。
ダウンジャケットを買って素材表示を見ると
ダウン80%
フェザー20%
などの表記があると思います。
ダウンジャケットの中身はダウンとフェザーが詰められています。
このダウンとフェザーの割合こそがダウンジャケットの温かさを決めるポイントのひとつです。
ダウンジャケットの素材として使われるダウンとフェザー。どちらも水鳥の羽です。
ダウンは水鳥の胸の部分の毛。
フェザーはそれ以外の部分の羽です。
ダウンの特徴
ダウンは羽軸がなくタンポポの綿毛のようにフワフワとしています。
ニワトリなどの陸鳥にはダウンはありません。
ダウンによって水鳥は寒さから身を守っています。
1匹の水鳥から採取できるダウンは10g~20g程度と言われています。
ダウンは合成繊維と比較して、同じ量当たりの保温力は3倍くらいあります。
しかも合成繊維に比べて圧倒的に軽いです。
フェザーの特徴
フェザーとは軸をもった羽根のことです。
一般的にイメージされる鳥の羽です。
フェザーは通気性と弾力性を持っています。羽軸が湾曲しているため弾力性があり、衣類の中綿として使うと型崩れを防ぐことができます。
しかし保温性という点ではダウンよりも劣ります。
ダウンとフェザーと混合することにより、保温性と弾力性のバランスを取っていますが、一般的にはダウンの割合が高いほど高級品とされています。
ダウンの温かさを決めるポイントは
① 水鳥の生息地
② ダウンとフェザーの割合
この2つです。
ダウンジャケットはシーズンが終わったら、クリーニングで綺麗にしてから仕舞ってあげましょう。
汗汚れなど目に見えない汚れが残っていると、シミや変色、虫食いの原因になることも!
ダイヤクリーニングでは、素材に合わせた洗いと仕上げでお返ししています。
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ダウンジャケットに使われる水鳥の中で最高級はコチラのアイスランド産アイダーグース。
基本的に寒いところに住んでいる水鳥の羽ほど保温力があります。
その保温力を客観的に見る指標にFP(フィルパワー)という指標があります。
フィルパワーとは、羽毛のかさ高性を表す単位です。
といってもよくわからないと思いますが、羽毛のふくらみやすさのことです。
同じ重量の羽毛でも水鳥の種類や産地によって膨らみ方は違います。
大きくふくらむほうが保温力の高いダウンです。
ダウンジャケットを買ったら、品質表示のところにフィルパワーを示しているものもあります。
日本繊維製品品質技術センターでは
フィルパワー 500以下・・・低品質ダウン
フィルパワー 600~700・・・良質ダウン
フィルパワー 700以上・・・高品質ダウン
と一応の基準を示しています。
じゃあ、モンクレールやデュベティカ、カナダグースなど超高級ダウンジャケットのフィルパワーはどれだけ高いの?と興味がありますよね。
でも、残念ながら、公式には発表されていません。
モンクレールやデュベティカ、カナダグースなどは温かさの面だけでなく、ファッション性が高いということもあって、あれだけ高額になるんでしょうね。
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暖冬と言われながらも、そろそろダウンジャンバーが必要な時期になってきましたね。
すばらしい保温力を誇るダウンジャケットですが、今日はダウンジャケットの原料である「ダウン」の種類についてお伝えします。
ダウンは水鳥の羽ですが、ダウンジャンバーに使われる水鳥には大きく分けると2種類あります。
■グース
■ダック
グースはガチョウ、ダックはアヒルですね。
一般的にはダックよりもグースがいろいろな面で優れています。
高級ダウンジャケットに使われるのはグースです。
何が違うかというと羽枝の膨らみ方が違います。
膨らむほうが暖かい高品質なダウンです。
グースやダックは世界中いたるところに生息していますが、どこに住んでいるのが最も高級かというと
アイスランドです。
以下
ポーランド
↓
フランス
↓
ハンガリー
というところでしょうか。
ダウンジャケットの中には数十万円するものがありますが、超高価なダウンはアイスランド産ダウンを使っている可能性が高いですね。
最高級と言われているのがコチラ
アイスランド産アイダーグース
極寒の地に住んでいる鳥ですから、その羽の保温力は相当高いのでしょう。
アイダーグースから作ったダウンを着ていれば、真冬の北海道でもダウンの下はTシャツだけでOKだとか。
すばらしい保温力ですね。
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