衣替えを、単純に収納箇所の入れ替えとお考えの方も多いようですね。
しかし、衣替えはお気に入りの衣類を長く着るためのメンテナンスも兼ねています。
季節の変わり目で着用しない衣服をしまいますが、その衣服は今後数か月かは洗濯しないことになります。
このとき、洗濯をせずにしまってしまうと、次のシーズンで着ようと思って出したときに「黄ばみ」「シミ」「臭い」「虫食い」などの被害にあっている可能性があります。
衣類には目には見えない汚れが思った以上に付着しています。
できれば、一度でも袖を通した服はしっかり洗濯して、汚れを落としてから仕舞いましょう。
最近では、衣替えをしたときに、それまで来ていた服ではなく、これから着るための衣類をクリーニングにお持ちになる方が増えています。
着たものを収納前にクリーニングするのではなく、これから着るためにクリーニングに出すということですね。
着る前にキレイにしたいというのはわかるのですが、これはクリーニングの出し方としては適切ではありません。
汚れは日数がたつにつれて、落ちにくくなります。
汚れを残したまま、次着るときにクリーニングしようとすると、落ちる汚れも落ちなくなってしまいます。
衣替えは、それまでお世話になった衣服の汚れを落としてあげるという気持ちで、収納前にクリーニングに出すことをおすすめします。
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おうちの中で片付かない場所NO.1はリビングで、NO.2はクローゼットだというアンケート結果があるようです。
片付かない理由のひとつには、衣替えがうまくできていないということがあるようです。
衣替えをラクにして、クローゼットをうまく片付けるコツをお伝えします。
衣替えというと、年に2回、春と秋にするという人が多いでしょう。
しかしこの考え方をちょっと変えて、夏物衣料、冬物衣料、通年衣料と3パターンのグループで考えてみてはいかがでしょうか。
まずはこのグループごとに衣類を分けておきます。
通年・・・薄手のカットソー、インナーなど
冬物・・・セーター、ニット製品など
夏物・・・半袖シャツ、Tシャツ、ノースリーブなど
たたんで収納しておくものは、このようにグループに分けて、そのグループごとの引き出しや収納ケースにまとめておくと、グループごとにごっそり入れ替えることができます。
クローゼットに引き出しがあれば、より衣替えは簡単です。
グループごとに中身を入れ替えるだけになりますね。
出し入れが楽になるだけでなく、必要なものを予めグルーピングしておくことで、探しさすさが格段に上がります。
探し出す必要が減ることで収納をごったがえす回数が少なくなり、クローゼットが整理されやすくなります。
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1年分の衣類を限られた収納スペースに保管するには、収納ケースの選び方が結構ポイントだったりします。
収納場所に合った収納ケースを選びましょう。
着る頻度が高い衣類は、引き出しケース
同じ型の引き出しケースをそろえれば、引き出しを入れ替えるだけで衣替え完了です。
高い位置へ収納するには、布製ケース
ケースが軽いので扱いやすいです。あまり使わない衣類を入れて、整理たんすの上など、高い位置に収納するのに適しています。
部屋の片隅に置くなら、ストレージボックス
収納スペースに収まりきらず、部屋の隅など目につくところに置くなら、ふた付きで見た目のよいストレージボックスが便利です。
積み上げて収納するなら、プラスチックケース
使用頻度の低いものは積み上げ式プラスチックケースで。
クローゼットの奥に、キャスター付き収納ケース
押し入れなど奥行きのある場所にしまうなら、重いものをしまっても動かしやすいキャスター付き収納ケース。
収納ケースに小分けするときに、風呂敷
収納ケースの中でさらに小分けしたいときに便利です。
以上、衣替えのときに便利な収納ケースでした。
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冬の間お世話になったウールのコート。暖冬だったとはいえ、何回かは着られたのではないでしょうか。
コートは一度でも着ると、目に見えない汚れが付着しています。
そのまま仕舞うと、お気に入りの一着が台無しになります。
冬物コートは衣替えで仕舞う前に、しっかりお手入れしてあげましょう。
■ウールコートの洗い方
まずは、洗濯表示タグを確認しましょう。ウールのコートはほとんどが水洗い×になっているはず。
本当はクリーニングに出してほしいところですが、自宅で洗濯できないわけではありません。
まず、お湯ではなく水で洗いましょう。洗濯機を使う場合は、必ず洗濯ネットに入れて。
おしゃれ着洗い用の洗剤で、水流は弱めの「手洗いコース」で洗いましょう。
手洗いコースがない場合は、手洗いで。
ウールはどんなに気を付けて洗っていても、水洗いをすると風合いが変わったり、縮んだりします。
※家庭で洗濯する場合は、自己責任でお願いします。
洗い終わったら軽く脱水して干しましょう。
ポイントは干した後です。
必ずアイロンがけをしましょう。
型崩れを防ぐためにも、洗濯後のアイロンかけは必須です。
コツは服に直接アイロンを当てずに、スチームの蒸気だけ当てるようにすることです。
ウールは高温に弱いのでスチームの温度調整ができるなら、低から中くらいにしましょう。
素材によっては表面が毛羽立ったり、縮んだりすることがあるので、覚悟は必要です。
お気に入りの一着はクリーニングに出してくださいね。
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そろそろ衣替えの準備をしていなかなければ!という時期になってきました。
特に冬から春に向かう時期に衣替えは必須ですね。
冬物衣料はきちんと洗って、保管方法にも気をつけないと、虫食いでお気に入りの服が台無し!なんてことにもなりかねません。
今日は衣替えのときに気をつける5つのポイントについてお伝えします。
1.汚れを落としてからしまいましょう。
冬でも汗はかいています。汗汚れは目に見えませんが、衣類に残ったまま収納すると、黄ばみや変色の原因になってしまいます。
冬物衣料を出したときに、見に覚えのないシミが出てきた!というときはほとんどの場合、汚れを落としてから収納しなかったからです。
2.しっかり乾燥させる
汚れを落としたらしっかり乾燥させます。クリーニングに出した場合は、ビニールのカバーははずしましょう。
3.早めに終わらせる
虫食いの被害にあいやすい冬物衣料ですが、害虫は気温が15℃を超えると活動が活性化します。
早めに汚れを落としておきましょう。
4.防虫対策はしっかりと
衣類を食べる害虫は、衣類に残っている食べこぼしのシミなどが大好物です。
シミ、汚れはしっかり落とした上で、防虫剤は必ず一緒に入れておきましょう。
違う種類の防虫剤を一緒にすると液モレが起こることがあり、それがシミの原因になりますので、違う種類の防虫剤を一緒に使わないようにしましょう。
また、防虫剤は空気より重いので、衣類より上に置くようにしましょう。
除湿剤も一緒に入れておくといいでしょう。
5.収納は余裕をもって
クローゼットにハンガーで収納する場合はあまり詰めすぎないように。
衣装ケースを使うときは、収納ケースの8割くらいに抑えましょう。
収納ケースにつめこみすぎると、シワや型崩れの原因になります。
さらに、湿気がこもりやすくなるので、カビの原因にもなります。
カシミアなどの天然素材は湿気に弱いので、収納ケースの上のほうに保管するようにしましょう。
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