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プロに聞く洋服のお手入法

 

昨日はダウンジャケットを家庭で洗濯するときの注意点をお伝えしました。

 

今日は、実際にどのように洗濯するのがいいのかについてお伝えします。

 

洗濯絵表示にこのマークがついていれば、洗濯機でも洗うことはできますが、やはりダウンジャケットは手洗いをオススメします。

 

もちろん手洗い表示も×になっているものはクリーニングに出してくださいね。

 

ダウンジャケットを家庭で洗濯するコツ

(1)バケツに洗浄液を作る

 

ダウンジャケットがつかるくらいの大きさのバケツまたはタライを用意します。

 

ダウンジャケットがつかる程度に30℃前後のぬるま湯を入れ、中性洗剤を適量入れて溶かします。

 

(2)ダウンジャケットを押し洗いします

 

洗浄液にダウンジャケットを浸します。

 

このとき軽くたたんで入れるようにします。

 

ゆっくりと洗浄液があふれないように押し洗いします。

 

30~40回が目安です。

 
(3)すすぎます

 

綺麗な水に変えてすすぎます。

 

水が濁らなくなるまで、十分にすすぎを繰り返します。

 
(4)脱水する

 

洗い終えたダウンジャケットを脱水する時は、しぼってはいけません。

 

バスタオルではさむようにして水分を吸い取るようにします。

 

 
手間はかかりますが、ダウンジャケットを長く着るためには洗い方、脱水の仕方も丁寧に行なうことが大切です。

 

 

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ダウンジャケットなど、冬物衣料はボリュームのあるものが多く、収納も大変ですよね。

 

広いクローゼットのあるお宅であれば、ハンガーにかけておけばいいでしょうが、収納スペースがそんなに取れない!というお宅のほうが多いのでは?

 

今日はシーズン終了後にダウンジャケットを収納するとき、コンパクトに収納するたたみ方をお伝えします。

 

言葉で説明するより見たほうが早いですね。

 

参考になる動画を紹介します。

 

 

こんなふうにたたんでおけば収納はラクですね。

 

この動画ではポーチを使っていますが、適当なポーチがないときの裏技をお伝えします。

 

それは、ポーチの代わりに、ストッキングを使います。

 

ストッキングでダウンジャケットを収納すれば、適度に空気にも触れるので、いい状態を保つことができます。

 

ちなみに女性はご存知でしょうが、夏用のストッキングの方が収縮性が高いので、夏用のストッキングでの収納をオススメします。

 

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衣類は着ていると襟もとが汚れやすいですよね。

 

それはダウンジャケットも同じです。

 

皮脂汚れで黄ばんだり、黒くなったりしたりします。

 

今日はダウンジャケットの襟もとの汚れの落とし方をお伝えします。
襟元の皮脂汚れを落とすには、軽く湿らせたスポンジに中性洗剤を原液のままつけて、叩くように汚れを落とします。

 

アクロンなど衣料用の中性洗剤がない場合は、食器用の洗剤でもOKです。

 

ダウンジャケットの襟を中性洗剤で洗ったら、タオルをぬるま湯で湿らせて、洗剤を拭き取っていきます。

 

これで落ちない場合は、クレンジングオイルを使ってみますしょう。

 

中性洗剤で落ちなかった皮脂汚れがびっくりするくらい落ちますよ。

 

襟もとの汚れを落としたら、同じようにぬるま湯で湿らせたタオルでクレンジングオイルをふき取ります。

 

そのまま洗濯してもよいでしょう。

 

黄ばみ落としの定番といえば塩素系漂白剤ですが、ダウンジャケットに塩素系漂白剤を使うのは厳禁です。

 

ダウンジャケットの表面の生地は多くがナイロンやポリエステルです。

 

塩素系漂白剤を使うと変色してしまいますので注意してください。

 

汚れを落としたら、市販の撥水スプレーをしておくと、次に洗うとき汚れが落としやすくなりますよ。

 

一度ついた汚れは放っておくと、どんどん落ちにくくなります。

 

大切なダウンジャンバーはクリーニングにお持ちくださいね。

 

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