スピードが早い【即日仕上げ】クリーニングの意外なデメリットと注意点

UPDATE:2022.04.26
スピードが早い【即日仕上げ】クリーニングの意外なデメリットと注意点

「クリーニングをなるべく早く仕上げてほしい!」
そんなときに便利なのがクリーニングのスピード仕上げ。

最も早いものでは、出したその日にできる「即日仕上げサービス」があります。
ただし、こういったスピード仕上げには注意点がつきもの。

そこでこの記事では、即日仕上げやスピード仕上げを利用する際の注意点やデメリットをご紹介します。
急ぎでクリーニングを出そうとされている方は、ぜひ参考にしてください。

1. クリーニング店の即日仕上げサービスとは?

クリーニングタグ

クリーニング店の「即日仕上げサービス」は、午前中に出すとその日の夕方には受け取れるサービスです。
クリーニングに出しそびれていて、次の日すぐに着たい場合などにうれしいサービスですよね。

通常は、クリーニングに出してから最低でも2~3日はかかるため、ある程度計画的にクリーニングを依頼しなくてはなりません。
その点、即日仕上げサービスは午前中に出せばよいので、実際に利用したことがある方も多いでしょう。

2. スーツの通常仕上げと即日仕上げの違い

便利な即日仕上げサービスですが、通常仕上げとどんな違いがあるのでしょうか?
スーツを例にして、通常仕上げと即日仕上げの違いをご紹介します。

スーツを通常仕上げする場合

【スーツを通常仕上げする場合】
利用方法 クリーニング店の営業時間内に持っていく
仕上げにかかる日数 2~3日
クリーニング料金 1,000~2,000円前後

※すべて税込価格です。

通常仕上げの場合、仕上がりまでには2~3日の日数が必要です。
クリーニング料金や日数は、店舗によりばらつきがあるのでご注意を。

スーツを即日仕上げする場合

【スーツを即日仕上げする場合】
利用方法 午前中(多くの場合11時まで)に持っていく
仕上げにかかる日数 その日の夕方
クリーニング料金 通常価格と同じ場合が多いが、中には料金の10%分を上乗せするお店もある

即日仕上げの場合、利用できる時間が限られている点に注意してください。
即日仕上げやスピード仕上げの受付時間を過ぎると利用できません。

また、価格もほとんどのお店が通常料金と同じ金額で対応してくれますが、まれに上乗せ料金が必要なクリーニング店も。
即日仕上げやスピード仕上げを依頼する際は、時間だけでなく料金にも注意しましょう。

3. クリーニング店の即日仕上げ・スピード仕上げのデメリット

洗濯物を見る

便利なスピード仕上げ・即日仕上げですが、デメリットもあります。
衣類の状態やクリーニングの目的によっては、通常仕上げを選んだほうがよい場合も。
間違った方法を選ばないためにも、サービスのデメリットを正しく理解しましょう。

衣類の生地に負担がかかってしまう

即日仕上げやスピード仕上げの大きなデメリットに、生地への負担が大きいことがあげられます。
通常仕上げのクリーニングでは、衣類の生地を傷めない温度に設定された乾燥機で乾かすのが一般的。
時間は多少かかりますが、生地へのダメージは最小限に抑えられます。

一方で即日仕上げの場合は、乾燥時間を短縮するため衣類を高温の乾燥機に入れて乾かします。
乾燥時間は短くなりますが、高温による乾燥は生地に負担がかかるため傷みやすくなるんです。
長く大切に着たい衣類の場合は、スピード仕上げや即日仕上げを避けた方がよいでしょう。

シミ抜きは受け付けていない場合も

シミや頑固な汚れは、洗濯とは別にシミ抜き作業が必要になるため、どうしても時間がかかります。
スピード仕上げや即日仕上げは、早く仕上げることを重視したサービスであり、頑固な汚れを落とすための時間がかけられません。
その結果、スピード仕上げや即日仕上げでは、「シミ抜き」対応は受け付けていない場合も多いです。

また、シミ抜きを受け付けている場合でも、シミや汚れが取れない可能性があると店頭で説明を受けることも。

シミや汚れを落とす目的でクリーニングを依頼する場合、即日仕上げやスピード仕上げはあまり向きません。
シミや汚れをきれいにしたい場合は、通常仕上げで依頼しましょう。

追加料金がかかることがある

即日仕上げやスピード仕上げは、追加料金が発生する場合があります。
通常仕上げよりも料金がかかるため、「思ったよりも高くついてしまった」なんてことも。

シミ抜きを対応してもらえない可能性などを考えると、もったいない気もしますね。
即日仕上げやスピード仕上げを依頼する場合は、料金を確認したうえで依頼しましょう。

納期に間に合わないことがある

実はお店でスピード仕上げを依頼した場合でも、予定した時間までに受け取れない場合があります。
クリーニングは機械と手作業で行うため、シミや汚れがあまりにも落ちなかった場合や、作業量が多くて間に合わなかった場合は、どうしても納期内に終わらせるのが難しくなります。

稀ではありますが、即日仕上げやスピード仕上げで依頼しても、その日のうちに受け取れない場合があることを覚えておきましょう。
特にシミや汚れが目立つ衣類はその分処理に時間がかかるため、遅れる可能性が高いです。

即日仕上げやスピード仕上げを利用する場合は、シミや汚れがひどい衣類は避けましょう。

4. できれば余裕を持って通常仕上げしてもらうのがおすすめ

女性店員とクリーニング店

早く仕上がるのがメリットのスピード仕上げ・即日仕上げのサービス。
しかし、その分デメリットがあることを正しく理解するようにしましょう。
手早く仕上げてもらっても、「汚れが落ちていない」「生地が傷む」のでは、クリーニングに出した意味がありませんよね。

大切な衣類へのダメージをおさえつつ、シミや汚れを落とすためにも衣類をクリーニングする際は、前もって計画を立てておくなど準備をし、できれば通常仕上げを利用することをおすすめします。

5. スピード仕上げは最後の手段として利用しよう!

即日仕上げ・スピード仕上げはクリーニングがその日のうちに仕上がるため、とても便利なサービスです。
しかし、衣類の生地に負担がかかる・汚れが落ちにくいなど、クリーニングのメリットを半減させるサービスでもあります。

即日仕上げやスピード仕上げを利用する際は、デメリットや注意点を考えたうえで利用しましょう。
クリーニングは通常仕上げの方がきれいに仕上がるため、普段から計画的な利用を心がけてくださいね。

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