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プロに聞く洋服のお手入法

 

ウールなど素材によっては、家庭で洗濯したときに縮んだり、伸びてしまったりするものがあります。

 

脱水の時間や強さ、干したときの状態が原因になることもあります。

 

特に洗濯絵表示にこのマークがついているものは要注意。

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これは絞り方や干し方で型崩れしたり、伸びてしまう可能性のある衣類に取り付けられています。
この表示が付いている衣類は、タオルの間に挟んで水分を取るようにやさしく脱水します。

 

洗濯機を使う場合は、綺麗にたたんで30秒程度で脱水を終わらせましょう。

 
この表示がついているものは普通にハンガーにかけて干すと伸びる可能性があります。

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ざっくり編んであるセーターに多いです。

 

このような衣類は、すのこの上にバスタオルをひいて、その上で平干しするのがベストです。

 

平干しするスペースがないときは、複数のハンガーを使って、衣類にかかる重力を分散するように干しましょう。

 

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仕事の打ち合わせとか、飲み会とか、外出先でスーツにタバコの臭いがつくことありますよね?

 

スーツのように自分で洗えないものに臭いがついたときはどうすればよいでしょうか?

 

本当はクリーニングに出してもらうのが一番いいのですが、家庭で応急処置をするなら、蒸気を使いましょう。

 

繊維の表目についたタバコの臭いなら、アイロンのスチームをあてることでかなり取れるはずです。

 

蒸気がタバコの臭いと一緒に蒸発して臭いを消してくれます。

 

ついでにシワも伸びるのでいいですよ。

 

アイロンが面倒なときは、入浴後のお風呂場につるしておいてもいいでしょう。

 

ただ、アイロンのスチームほど効果はありませんが・・・

 

スーツにタバコの臭いがついたときに、市販の消臭スプレーを利用する人もいらっしゃると思います。

 

しかし、消臭といっても、臭いを隠しているだけです。

 

そして当然ですが、消臭スプレーで汚れが落ちることはありません。

 

一時的に臭いを隠すことはできますが、時間とともに消臭剤の成分と汚れがくっついて落ちにくくなるということもあります。

 

衣類についた臭いは洗濯するのが一番。

 

家庭での洗濯が難しい衣類はクリーニングに出してくださいね。

 

 

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部分汚れやシミ汚れなどをすぐに洗うことができるという触れ込みで発売されたハンディ洗濯機「コトン」。

 

約200gのコンパクトなサイズが魅力で、プリーツスカートなど家庭では洗濯が難しい衣類の汚れも手軽に落とすことができるそうです。

 

水を噴射しながら、たたいて汚れを落とすあらたな技術「押し出し洗い」を採用しているそう。

 

汚れた部分に液体洗剤を少量塗布したあとにコトンで洗うと、洗剤成分と一緒に汚れが繊維から押し出されるそうです。

 

下に布やキッチンペーパーを敷いて、その上でコトンコトンします。

 

こんな感じです。

 


確かにキレイになっていますが、かなり大変そう。。。

 

そもそも、スティックタイプの部分洗い洗剤を塗って、普通に洗濯しても落ちそうですが・・・

 

なにより面倒ですね。

 

これくらいの汚れで約3分かかっています。

 

洗濯機というよりは、簡易染み抜き機ですね。

 

これが発売されると発表されたときは、クリーニング店へのしみ抜き依頼が減るのかな?なんて考えたりもしましたが、やっぱりプロのしみ抜き技術とは雲泥の差がありますね。

 

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ご家庭の洗濯機でセーターを洗って、
縮んでしまった!という経験はありませんか?
今日は家庭でセーターを洗うコツをお届けします。
あ、でも自己責任でお願いしますね。
お気に入りのセーターは、
プロのクリーニング店に出してくださいね。
ポイントは「洗濯機で洗わないこと」です。

ご家庭で洗うなら手洗いがいいでしょう。

ウールは長時間水に使っていると縮みます。

セーターの縮みの原因は「フェルト化」です。

ウールの繊維は魚のうろこのようになっています。

 


スケールという、うろこ状の組織があるのですが、
水に濡れると、うろこが開きます。

左が通常のウールです。

右が汗とか雨に濡れたりとかで
水に濡れてしまったウールです。

うろこが開いているのがわかりますね。
この状態でひねりが加わると、
うろこ同士の隙間がつまってフェルト化します。

これがウールの縮みの原因です。
水を使って洗濯すると多かれ少なかれ
縮みは発生します。
家庭で洗う場合は、手洗いで短時間で
押し洗いをするのがいいでしょう。

洗剤は市販の中性洗剤を使う方が多いでしょうか。

水に濡れている時間を最小限にしつつ、
繊維にひねりを加えないように
押し洗いです。

もみ洗いをしたり、こすったりしてはダメ。

そして、もうひとつ。

洗いからすすぎまで、一定の温度で洗うこと。

30℃以下のぬるま湯がベストです。

脱水はタオルで水分を吸わせるか、
洗濯機の脱水を使うなら20秒~30秒程度。

あとは形を整えて陰干ししましょう。
結構手間かかりますよね。

手間をかけた上に「思ったより縮んだ」となったら最悪です。
お気に入りの衣類はプロのクリーニングに出したほうがいいですよ。

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晴れの国と言われる岡山ですが、
今月は雨が多かったですね。

 

洗濯物も乾かずちょっとイライラしませんか?

 

今日は、雨の日でもカラッと洗濯物を
乾かす乾かし方をお伝えします。

 

浴室乾燥機というのも少しずつ普及しているようですが、
まだまだ一般的ではありません。

 

当たり前ですが、洗濯物は湿度が低く、
風通しが良いほどよく乾きます。

 

▼部屋で乾かす場合

洗濯物の近くに除湿機を置き、
扇風機の風を洗濯物に当てて乾かします。

 

このとき扇風機と洗濯物は少し離し
首振りして全体に風が当たるようにしましょう。

 

冬であれば、エアコンですね。

 

暖房エアコンの風があたるところに
洗濯物をかけておきます。

 

少しの量であれば、1時間くらいで乾きますよ。
▼浴室で乾かす場合

浴室乾燥機がなくても

 

換気扇と扇風機でOK
浴室を締め切って洗濯ものをかけます。

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換気扇を回します。

 

扇風機を浴室でまわします。
一晩扇風機を回しておけば
だいたい乾きます。

 

湿度を下げるために、洗濯物の下に
新聞紙を広げておくといいでしょう。

 

雨の日の洗濯物の乾かし方、いかがでしたでしょうか?

 

電気代はかかるし、ちょっと面倒だよ!

 

という方はコインランドリーがオススメですよ。

ふっくら仕上がって、生乾きの嫌な臭いもなし!

コインランドリー1度使うと結構ハマリます。

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