ニットのセーターなども最近は
ご家庭で洗濯される方が増えているようですね。
家庭でニットのセーターを洗濯して
縮んでしまった!という方が、
「なんとかならないでしょうか?」
と当社の店舗へ持ってこられることも
たまにあります。
どんなものでも洗濯すればある程度の傷みは発生しますが、
特にニットは傷みやすい素材です。
今日はニット製品を家庭で洗濯するときの注意点をお伝えします。
あ、でも大切なニット製品はクリーニングに出すようにしてくださいね。
ニットのお洗濯にはエマールやアクロンなど中性のおしゃれ着洗い用洗剤を使ったほうがいいでしょう。
塩素系漂白剤は使わないほうがいいです。
■シミや汚れをチェック
襟、袖の汚れやシミなど、目立つ汚れをチェックして先に前処理をしておきましょう。
前処理は、とくに汚れがひどい場合に行ないます。
先に洗剤入りぬるま湯にひたし、力を入れすぎないよう注意しながら、汚れ部分をつまんで汚れを押し出すように洗っておきます。
■色落ちチェック
シミがあって落としたい場合は酸素系の漂白剤を目立たない部分につけてみて色落ちテストをしてから使いましょう。
ニットはどれも、色落ちしやすいので注意してください。
大切なものはクリーニングに出すようにしたほうがいいですよ。
⇒ ニット製品を洗濯機で洗うときの注意点 に続く
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先日、電話でのお問い合わせで
「ぬいぐるみってクリーニングできますか?」
と聞かれました。
私たちクリーニング業に携わっている人間には
当たり前のことでも、一般の消費者が
ご存知ないことはたくさんあるということを
あらためて感じました。
ぬいぐるみはクリーニングできます。
合成皮革を使っているぬいぐるみは
できないものもありますが、
ほとんどのぬいぐるみはクリーニングできます。
クリーニング店からもっとためになる
情報を発信していかないとダメですね。
ぬいぐるみって思い入れの強いものが多いのでしょう。
汚れてしまって、洗いたいけど、
もしダメになってしまったら・・・
という思いがあるようですね。
もし、あなたのぬいぐるみに洗濯表示がついているなら
それをチェックしてみてください。
手洗いマークがついていれば
家庭の洗濯機でも洗うことはできますよ。
洗濯機での洗い方
リボンなどの付属品が付いている場合は
取り外してください。
大きめの洗濯ネットに入れます。
洗濯機の手洗いコース(ドライコース)で
ごく短時間洗います。3~4分で十分です。
洗剤はエマールなどの中性洗剤がいいでしょう。
洗い終わったら、バスタオルにくるんで
1分程度脱水します。
脱水は1分以上しないほうがいいです。
シワができたり、偏ったりします。
脱水できたら、形を整えて、陰干しします。
中綿まで十分に乾かしたら、やわらかいブラシで
毛並みを整えてあげましょう。
洗濯表示がついてなかったり、
どうしても失敗したくないぬいぐるみは
ダイヤクリーニングにご相談くださいね。
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雨の日にカラッと洗濯物を乾かす方法を
ご紹介しましたが、
↓↓↓
雨の日にカラッと洗濯物を乾かす干し方教えます
このほかにも気になる臭い対策をご紹介します。
洗濯機を回すときに
洗濯洗剤をいつも通り洗濯機のポケットに入れます。
柔軟剤のポケットに、柔軟剤の代わりに
水道水を少しと、
ラベンダーのアロマエッセンシャルオイル(精油)を
入れてみてください。
3~4滴でOKです。
後はいつも通り洗濯します。
ラベンダーのアロマエッセンシャルオイル(精油)には、
消毒作用もありますので除菌・殺菌にも優れています。
除菌して臭いを消すとともに、衣類をふっくらとさせてくれます。
ラベンダーはお肌との相性も良いので、
一般的な柔軟剤を使うよりいいかもしれませんね。
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家庭洗濯で面倒なのはアイロンがけ。
今日はアイロンがけの手間を
少しでも軽くする方法をお伝えします。
ポイントは洗濯のやり方です。
洗濯時のちょっとした工夫で、
シワや型くずれを防ぐことができるんですよ。
アイロンの仕上がりも段違いによくなります!
ポイントは洗濯ネットと脱水時間
特におしゃれ着はひとつのネットに
1枚の衣類が原則です。
シワを少なくしたいなら
柔軟剤を使うのもおすすめです。
ネットに入れることで
他の衣類との摩擦を最小限にすることができます。
そして脱水時間はできるだけ短く。
綿100%のワイシャツなら30秒程度でOK。
洗濯機の中で脱水時間を短くしたいものがあるなら
その衣類だけネットに入れて、まず短時間脱水します。
そのネットを取り出して、残りの衣類を脱水するようにしましょう。
ここから結構重要なのですが
脱水が終わって放置したりしていませんか?
脱水後は素早く取り出してすぐに干しましょう。
時間がたつとシワの原因になります。
このとき衣類とたたいたり伸ばしたり
シワをのばしてから干すと、
仕上がりがグンとよくなります。
上下に衣類を大きく振るだけで、
大きなシワは伸ばすことができます。
シワをのばした後は、
取り扱い表示に従って干しましょう。
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