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プロに聞く洋服のお手入法

ピーコートの名前の由来は、このコートに使われるような厚手の生地を、オランダ語で「Pij」ということが由来です。

 

このピーコート、もともとは、水兵が艦上で、または外出のときに着ていたのですが、それが一般に広まったのは、イギリスの社交界の名士の影響です。

 

19世紀のはじめ、イギリス社交界の中でもオシャレで有名だった、アルフレッド・ドルセー伯爵がコートを着ないで外出しているときに、雨が降り出しました。

 

困っているときに水兵が通りかかり、その水兵の着ているダブルコートを買って着てみると、なかなか使えるじゃないかということで、口コミしまくったみたいです。

 

ただ、ピーコートがイギリスやアメリカで一般の人にも流行するのは1950年代以降のことなので、アルフレッド伯爵がはじめて着てから、かなり後なんですね。

 

今では若者の定番コートのひとつになっているピーコートですが、もともとは水兵さんのコートだったんですね。

 

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世界に名だたる高級ブランドのGUCCIとエルメス。

 

意外な共通点があることをご存知でしょうか。

 

実はGUCCIもエルメスも、もともとは馬具の製造からはじまっているんですね。

 

GUCCIの創業者、グッチオ・グッチの実家では馬具の製造を行っていました。

 

しかし、実家は馬具製造から撤退し、グッチオ・グッチはそれをきっかけにロンドンへと移住しました。

 

有名なロンドンのベーカー・ストリートのホテルに下宿して、イギリス貴族のファッションから、デザインなどを学びました。

 

その後、故郷に帰ったグッチは1921年、鞄と馬具の製造を手掛ける会社を設立し、レザー製品がヒットしました。

 

一方のエルメスも、初代ティエリ・エルメスが36歳のときに、高級馬具の製造アトリエからスタートしました。

 

エルメスの最初のバッグは、本来は馬鞍を収納するためのもので、馬具作りの技術を応用してバッグを製造したんですね。

 

馬具作りから、バッグ作りへ。おやじギャグでした。。。

 

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トレンチコート

トレンチコートの「トレンチ」というのは、「塹壕」という意味です。

 

トレンチコートは、第一次世界大戦の頃に、雨のぬかるみの塹壕戦で活動しやすいように、イギリス軍将校によって考え出されました。

 

ダブルブレストで片側5個ずつ、計10個の大きなボタンが特徴のトレンチコートは、男性も女性もまったく同じデザインでOKなユニセックスファッションです。

 

トレンチコートの生地は、業界で「綿バーバリー」と呼ばれる、防水加工済の100パーセント綿もしくは、綿とポリエステル混紡のギャバジンを使います。

 

ギャバジンとは防水処理が施されている綿生地のことです。

 

綿バーバリーと呼ばれるのは、イギリスのバーバリー社が最初に開発したからです。

 

ギャバジン生地はとても丈夫にできています。

 

ギャバジン素材のトレンチコートのお手入れは、馬毛ブラシなどを使って、ブラッシングしてください。

 

硬めのブラシを使っても生地を傷めるようなことはありません。

 

ただし、ウールを使っている場合は、洗濯をすると生地が縮んでしまうことがあるので注意してください。

 

不安な場合は、クリーニングに出してくださいね。

 

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洋服の前合わせは男女で左右が違いますが、着物は男女とも右前に着ます。

 

しかし、着物は男も女も右前、つまり右側が内側にくるように着るのが習慣。

 

そもそもの右前、左前の「前」の意味は「手前」ということです。

 

左右どちら側の布を先に自分の肌に密着させるかで右前、左前という言い方をします。

 

自分の右手のほうの布を先に密着させるなら右前です。

 

着物が男女とも右前なのは、日本人は昔から右利きが多かったからだと言われていますが、本当にそうでしょうか?

 

確かに右利きのほうが多いですが、左利きの人も実は9人に1人くらいはいます。

 

いろんな説があるのですが、有力なのは奈良時代の法令によるらしいです。

 

奈良時代に出された法令に「右前に着なさい」というのがあるらしいです。

 

これは中国の思想の影響を受けていて、中国では左のほうが右より上位であったことから、高貴な人だけが左前に着て、庶民は右前に着ていたそうです。

 

それに、仕事をするときは右前のほうがやりやすいので、庶民は仕事をする上でも右前がよかったみたいですね。

 

また、死者に着物を着せるときは左前にする風習がありますが、これは死んだらみんな平等ということで、高貴な人と同じように左前にするのだとか。

 

着物の着かたひとつにも歴史があるんですね。

 

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フォーマルでもカジュアルでも使えるシーンの多いブレザーですが、そのルーツはイギリスにあります。

 

1877年、イギリスで恒例になっていたオックスフォード大学とケンブリッジ大学の対抗ボートレースが行なわれました。

 

このボートレースのときにケンブリッジの選手が着ていた真紅の上着が川面に映えて、まるで炎のように見えたので、観客が「Oh!blazer(炎だ!)」と叫んだのです。

 

ユニフォームの上にケンブリッジのカレッジカラーである赤のブレザーを着ていたんですね。

 

このとき以来、ブレザーは若い男のマストアイテムになっていきます。

 

アメリカでは学校関係の催事のときには、学生もOBもカレッジカラーのブレザーを着ます。

 

名門大学で学んだ誇りなんでしょうね。

 

このブレザーも男性の服装のカジュアル化に伴い、ビジネスウエアとしても広まっていきました。

 

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