仕事で着るワイシャツは常にキレイな状態に保っておきたいですよね。
毎回クリーニング店に持っていくのは面倒であったり、自宅でワイシャツを洗うにしても、きれいに汚れが取れなかったり、アイロンがけの手間がかかるといったことも。

そんな時、宅配クリーニングを活用すると、洗濯に割く時間や手間が減らせますよ。

この記事では、宅配クリーニングでワイシャツを出す方法を解説していきます。
宅配クリーニングを利用するメリットの他、おトクに注文できる方法や、クリーニングのおすすめ頻度、料金相場もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1. ワイシャツを宅配クリーニングに出すメリット

アイロンがけ

宅配クリーニングでワイシャツを出すとさまざまなメリットがあります。
1つずつ、ご紹介していきます。

クリーニング店に持ち運びする必要がない

仕事や家事に追われて時間がないときに、クリーニング店にわざわざ足を運ばなければいけないのは、時間的にも、体力的にも大変ですよね。
しかし、宅配クリーニングなら、そんなお悩みを解決できます。

宅配クリーニングは、ネットでクリーニングの注文をし、宅配業者が衣類を自宅まで集配してくれるため、自宅にいながらクリーニングに出すことができます。
これなら、「時間がない」「量が多くて、クリーニング店に持っていくのは面倒」という方でも手軽にワイシャツをクリーニングに出すことができますね。

クリーニング店の営業時間を気にする必要がない

ワイシャツを普段から着用する方は、日中はお仕事をしているという場合が多いはず。そんな方がクリーニングで困るのは、「クリーニング店の営業時間と仕事の時間が重なり、クリーニング店に持って行けない」ということではないでしょうか。

クリーニング店の開店時間は8時台、閉店時間が19時〜20時台が多いです。
しかし、この時間帯はお仕事をしているという方もいらっしゃいます。
また、買い物や育児、家事などを優先しなければならず、クリーニングに行く時間が無くなってしまうという方もいらっしゃるでしょう。

一方で、宅配クリーニングの場合はそういった心配をする必要はありません!
宅配クリーニングは、Webから24時間申し込みが可能なため、クリーニング店に行く時間がないという方でも、営業時間を気にすることなく、クリーニングを依頼することができます。
時間的な制約でクリーニングを依頼できないといったことがなくなるため、どんな生活スタイルの方でも気軽にクリーニングを利用することができますね。

簡易シミ抜きなら無料!アイロンがけもおまかせ

店舗型クリーニングでシミ抜きをする場合、クリーニング代金とは別にシミ抜き料金がかかることが珍しくありません。
ついてしまったシミの種類によっては結構な出費になることもあります。
しかし、宅配クリーニングのお店は無料サービスが充実しており、落ちやすいシミを落とす簡易シミ抜きであれば無料で行ってくれるお店もあります。

■落ちやすいシミの種類

汗染み・食べこぼし、飲みこぼしによるシミ・化粧品など

また、面倒なアイロンがけも、プロに頼めば細かい襟・袖はもちろん、シワのないパリっとした風合いに仕上げてくれるので、アイロンがけの負担を減らしたいといった方にもおすすめです。

ご自宅でアイロンがけをする時には、ちょっとしたコツを知っておくと簡単にできるようになります。ぜひ、こちらの記事を参考にしてみてください。

関連記事:ワイシャツのアイロンのかけ方や上手に仕上げるコツを徹底解説

2. ワイシャツを宅配クリーニングに出す方法とお得な出し方

宅配クリーニングでワイシャツを出す方法と、おトクな出し方についてご紹介します。
はじめて宅配クリーニングを出す方は、ぜひ参考にしてくださいね。

ワイシャツを宅配クリーニングに出す方法

簡単な3つのステップでワイシャツを宅配クリーニングに出すことができます。

STEP1:Webで申し込む

インターネットでクリーニング店のWebページにアクセスします。
希望のクリーニング商品を洗濯した後、注文画面へ行き、住所や名前、ご利用コースや集荷キットのお届け希望日、衣類の受け取り希望日を入力し、申し込みます。

STEP2:集荷キットに衣類を入れて送る

申し込みの受付が完了した後、3日程度で「集荷キット」がご自宅に届きます。
集荷キットに、クリーニングしたい衣類を入れて宅配業者に集荷依頼をし引き渡したら、発送は完了です。

STEP3:洗いあがった衣類を受け取る

受取日になると、宅配業者からクリーニングされた衣類が届きます。
これにて宅配クリーニングの利用は完了です。

ワイシャツはパックプランで出すのがおすすめ

宅配クリーニングには、大きく2つの料金体系があります。
衣類の種類に関わらず何点頼んでも料金が一律の「パックプラン」と、店舗型クリーニングと同様、衣類の種類により1点ずつ料金が変わる「単品」の2つです。

パックプランタイプの宅配クリーニングでは、衣類の数で料金が決定します。
例えば、5点で7,000円、10点で10,000円といった料金設定です。パックプランの料金を衣類1点当たりで考えると990~1,300円前後ということが多いです。
一方で、ワイシャツ単品で出した場合のクリーニング代は、平均すると、1点350円前後ほどになります。

【ワイシャツ1点当たりの利用料金】
単品 パック料金
350円 990~1,300円

※2022年3月現在

※すべて税込価格です。

一見すると、ワイシャツはパックプランではなく、単品のクリーニングで出した方がおトクですが、パックプランでも、宅配クリーニング店が実施しているキャンペーンを利用することによって、単品で出したときと同じくらいの料金になる場合もあります。

どの出し方がおトクなのかは、宅配クリーニング店のホームページで料金設定やプランなどをよく見て確認しましょう。

3. ワイシャツはどのくらいの頻度で出すのが良い?

ワイシャツを宅配クリーニングに出すとき、どれくらいの頻度で出せばよいか分からないという方もいらっしゃるでしょう。
結論から言うと、1週間に1度くらいの頻度で宅配クリーニングを利用することをおすすめします。
平日に着たワイシャツ5枚程度をまとめて出す、というやり方です。

注意点として、1度着たワイシャツを1週間以上放置することは汗や皮脂のたまりによる黄ばみや臭いが発生する原因になりますので、ワイシャツを長期間放置することはおすすめできません。
また、基本的には1週間に1度のクリーニングをおすすめしますが、夏や梅雨の時期など、比較的汗をかきやすい時期は、その日ごとや週の半ばでクリーニングに出すなど、状況に応じて頻度を調節してみてくださいね。

4. 予備のワイシャツを用意!宅配クリーニングは店舗より時間がかかる

ここまで、宅配クリーニングのメリットや、宅配クリーニングでワイシャツを出すときのポイントなどをご紹介してきましたが、宅配クリーニングにはデメリットもあります。

その1つが、店舗型クリーニングに比べて仕上がりに時間がかかるということです。
Webで申し込みをして衣類を発送し、クリーニングが終わったら自宅に届くという性質上、どうしても日数がかかってしまうのです。
店舗型クリーニングの場合、朝に出したものが夕方には受け取り可能といった即日受け取りサービスを実施しているところもありますが、宅配クリーニングでは即日受け取りは基本的にできません。

1週間分のワイシャツをまとめて出すと、土日を挟み週明けに間に合わないこともあります。
そのため、宅配クリーニングでワイシャツをクリーニングに出す場合は、予備のワイシャツを用意しておくことをお勧めします。
予備のワイシャツを持っておくことで、受け取り予定日に急な事情で受け取れず、必要な時にワイシャツが手元にない、といった不測の事態にも対応することができます。

5. 宅配クリーニングでワイシャツを出して快適な生活を送ろう!

ワイシャツを干す女性

今回は、宅配クリーニングでワイシャツを出す方法やメリット、注意点などについてご紹介しました。
必要と分かっていてもなかなかワイシャツをクリーニングに出す時間を取れないといった方が多いのが現実です。
「毎日忙しくてクリーニングが面倒」という方は、自宅にいながらクリーニングが依頼できる宅配クリーニングを活用してみるとよいでしょう。
宅配クリーニングを利用することで、これまでクリーニング店に行っていた時間と手間を減らしながら、プロの技術によって、ビシっときれいになったワイシャツを毎日着ることができます。

宅配クリーニングの中でもおすすめしたいのが、「RE:KURI(リクリ)」のビジネスパック。
ビジネスパックは、ワイシャツをはじめスーツやネクタイなどをまとめてクリーニングできる、ビジネス衣類専用のパックです。ビジネスに必須のアイテムが1点754円(税込)~注文でき、ワイシャツは抗菌・防臭加工付き!
リクリは、創業50年以上、約200店舗のクリーニング店の運営実績があるので、安心してお願いすることができます。ワンランク上の仕上がりを体感してみませんか?

細かい部分が多いワイシャツのアイロンがけは、面倒で大変な作業ですよね。
アイロンがけは「嫌いな家事ランキング」で常に上位にランクインしているほどで、苦手意識がある方も多いかもしれません。

実は、ワイシャツをアイロンがけする前の下準備や、ちょっとしたひと工夫を知っておくだけで、各段に作業の効率を上げることができます。

この記事では、ワイシャツのアイロンがけの手順やコツについて、分かりやすく解説していきます。ワイシャツのアイロンがけに苦戦している方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. ワイシャツのアイロンがけをするための下準備

アイロン霧吹き

アイロンをかけるときに、事前に用意する物や確認ポイントを知っておけば、アイロンがけを効率的に行えます。
まずは、ワイシャツのアイロンがけをするための下準備について見ていきましょう。

ワイシャツのアイロンがけで使うアイテムを用意する

ワイシャツをアイロンがけするために必要な以下のアイテムを用意しましょう。

  • アイロン
  • アイロン台
  • アイロン用シワ取り剤
  • アイロン用のり
  • 当て布

中でもキレイに仕上げるために必ず用意したほうがいいのが、シワ取り剤とのりです。
水の入った霧吹きでも代用できますが、ワイシャツを着たときに型崩れしないようにするには、専用のシワ取り剤やのりを用意した方が、仕上がりが良くなります。

洗濯表示と生地の素材をチェックする

アイロンをかける前に、ワイシャツに付いている「洗濯表示」タグを必ずチェックしましょう。

「洗濯表示」には、アイロンの上限温度など取り扱いに関するマークが表示されています。
例えば、以下のようなものです。

底面温度 200°Cアイロン仕上げ
このマークは、「底面温度 200度を限度として、アイロン仕上げ処理ができる」という意味です。
底面温度110°Cスチームなしアイロン
このマークは、「底面温度110度を限度として、スチームなしでアイロン仕上げ処理ができる」という意味です。

これら以外にもさまざまな洗濯表示があります。詳細は「新しくなった洗濯表示 全41種の見方を徹底解説!」コラムでもご紹介しているので、併せてチェックしてみてください。

洗濯表示を無視してアイロンがけをすると、ワイシャツの生地を傷めてしまう恐れがあるので、必ず確認しておきましょう。

ワイシャツのアイロンがけの温度設定を確認する

ワイシャツの素材によってアイロンがけに適した温度が違います。
一般的に、綿100%のワイシャツは140~180度の高温、混合生地は140~160度の中温が適しているといわれています。

ちなみにワイシャツではほぼありませんが、アクリルやポリウレタンのような生地であれば、120度程度の低温でアイロンがけを行うのがおすすめです。

ただし、これはあくまで一般的な温度設定。洗濯表示に記載されたアイロンの温度の指定に従ってアイロンがけを行いましょう。

2. ワイシャツをアイロンがけする順番

ワイシャツにアイロンがけする場合は、どの場所からアイロンをかけるのか、順番を決めて行う方が効率よくかけられます。
ここでは、おすすめの順番に沿って、アイロンがけの手順を見ていきましょう。

襟(えり)

襟のアイロンがけ

まず、襟(えり)をしっかり開きます。襟の左右いずれかの端から中心に向かって、半分の位置までアイロンをかけます。終わったらアイロンを持ち替えて、反対の端側からも同様にアイロンをかけます。

このとき、裏側を先にアイロンがけすると、人目に付く表側がシワになる可能性があるので、必ず表側からかけるようにしましょう。
また、アイロンをかけるときは反対側の襟を軽く引っ張ると、シワが付きにくくキレイに伸ばせます。

肩(ヨーク)

肩にアイロンをかける

次は、肩(ヨーク)です。
ワイシャツをアイロン台の端にかけて、肩(ヨーク)を平らな状態に広げてから、アイロンをかけるとやりやすくなります。

このとき、先にアイロンがけをした襟が型崩れしないようにするために、襟を立てるのがポイントです。
また、襟の付け根と肩(ヨーク)との境界部分は、アイロンの先を使うとキレイにアイロンがけができます。ボタン周りなど他の場所にも応用できるテクニックです。

袖口(カフス)

袖口(カフス)部分にアイロンをかける

続いては、袖口(カフス)です。
袖口(カフス)を広げ、左右いずれかの端から中央に向かってアイロンをかけます。
裏側から表側の順にかけるとシワが寄らずキレイにできるほか、アイロンの先を使うとやりやすくなります。

袖口(カフス)のアキ(空いた部分)はきちんとそろえ、タックは上から押さえながら、やさしくかけるのがコツです。

袖(そで)

袖(そで)部分にアイロンをかける

次は、袖(そで)をアイロンがけしましょう。
袖の下の縫い目に沿って袖山を作り平らにして、袖口(カフス)から脇に向かってアイロンをかけていきます。
「袖口(カフス)→袖山→肩側」の順にかけてください。

このとき、袖口(カフス)を軽く引っ張りながらアイロンがけすると、シワが付きにくく、アイロン自体も滑らせやすくなります。

終わったら、袖をひっくり返して、同じ作業を繰り返します。

身ごろ

身ごろ部分にアイロンをかける

最後は、ワイシャツの身ごろです。

身ごろは、襟側を左にして「右前→後ろ(背中)→左前」の順で行うと、すでにアイロンをかけた部分が手前に残らないため、シワができません。
ボタン周りの箇所は、アイロンの先の方を当てるのがコツです。

また、スペースに余裕がある場合は、しっかりとワイシャツを広げてからアイロンをかけると、生地をずらしたりせずに済むためスムーズに作業できるでしょう。

3. 【保存版】上手にアイロンがけをする5つのコツ

続いては、上手にアイロンがけをする5つのコツをご紹介します。覚えておくだけで、ワイシャツをシワのないキレイな状態で着用することができますよ。

関連記事:上手なアイロンのかけ方!8つのポイント【クリーニングのプロ直伝】

アイロンがけは両手を使う

アイロンをかけるときは、両手を使うのがコツです。
例えば、アイロンがけの前に、両手でワイシャツの細かいシワを伸ばしておくと、生地がゆるんでシワが入るのを防ぐことができます。

また、ワイシャツを持っていない方の手で、生地を引っ張りながらアイロンをかけるのもポイントです。変な場所にシワが入ったままアイロンをかけてしまい、余計にシワが取りづらくなるのを抑えられます。

このとき、生地を引っ張る方の手は、アイロンからできるだけ遠い位置に置いてください。こうすることでやけどを防ぎ、生地全体のシワを伸ばすことができます。

ワイシャツを湿らせる

スチームアイロン

アイロンがけの際には、ワイシャツを少し湿らせておくとシワが伸びやすくなります。
湿らせるには、「スチーム」や「霧吹き」を使います。スチーム機能が付いているアイロンを使うのもおすすめです。

また、ワイシャツの素材に応じて、「スチーム」と「霧吹き」を使い分けるのがポイントです。

ウールなど目が細かい繊維の場合は「スチーム」を、綿や麻など目が粗い繊維の場合は「霧吹き」を使います。特に、目が粗い繊維の場合、「スチーム」では水滴が小さ過ぎて生地を素通りしてしまうため注意しましょう。

アイロンは一方向にかける

アイロンは一方向に

アイロンのかけ方の基本は、直線で一方向に動かすこと。いろいろな方向へジグザグに動かしたり、曲線で動かしたりするのは、かえってシワを作りやすくなるのでNGです。
じゅうたんなどの毛流れと同じく一方向に伸ばしてあげることで、生地の毛羽立ちを防いだり、繊維を整えたりすることができます。

また、アイロンの後ろ側へ力を入れて押すようにすると、滑りが良くなって、スムーズにアイロンがけができるでしょう。

生地が厚い部分は両面から

ワイシャツの襟や袖口(カフス)部分は、生地が厚く、片面だけのアイロンがけではシワがしっかり伸びません。アイロンの先を使って、細かく両面にアイロンをかけましょう。
生地が厚いとアイロンの熱がなかなか通りません。そのため、表裏両面からアイロンをかけることでキレイに仕上がります。

ジャケットなどを着る場合は、ワイシャツの襟や袖口(カフス)部分は最も人に見られやすい箇所なので、しっかりとシワを伸ばしておきましょう。
ささいな部分ではありますが、こういった細かいところに気を配れると、ワンランク上の仕上がりになります。

細かい部分からアイロンをかける

ワイシャツの細かい部分から、アイロンがけをするようにしましょう。
広い部分から始めると、後で細かい部分にアイロンがけするときに、せっかくアイロンをかけた場所にシワが入る恐れがあるからです。

基本的に、アイロンがけは細かい部分から広い部分へ、また、上から下へという順番にするとキレイに仕上がります。
順番を決めてアイロンがけをすれば、何度も同じ場所にアイロンをかけてしまうことを防ぎ、かつ余計なシワを作らずに済むでしょう。

4. アイロンがけを時短する方法

家事や仕事で忙しい方は、きめ細やかにアイロンがけするのは難しいものです。
そこで、毎日の仕事や育児などで忙しい方のために、アイロンがけを時短する方法をご紹介します。

洗濯ネットに入れて短めに脱水する

アイロンがけをする前の段階から、シワをできにくくするのもポイントです。
ワイシャツを洗濯する際には、ワイシャツを畳んで「洗濯ネット」に入れて洗うと、シワの発生や型崩れを防げます。

また、生地には、乾くときにぬれているときの跡が残る性質があります。そのため、脱水時間を短めにして、ある程度乾いてしまう前に洗濯機から取り出すと、余計なシワができにくくなるでしょう。

しっかりシワを伸ばしてから干す

シワを伸ばして干す

脱水が終わったら、ワイシャツを洗濯機から素早く取り出し、しっかりシワを伸ばしてから干しましょう。
シワを伸ばしながら干す手順は、以下の通りです。

  • ワイシャツの肩の部分を持って、上下に振りさばき、大きなシワを伸ばす
  • ワイシャツを軽く畳んでから叩き、小さなシワを伸ばす
  • 縫い目を伸ばしてから、ハンガーにかけて形を整える(第1ボタンまでとめる)

衣類に合ったハンガーを使う

ワイシャツを少し厚めのハンガーにかけて干すと、ずれにくく型崩れも防ぐことができます。
細いハンガーに干すと、衣類がハンガーに触れている部分に力が集中してしまいますが、厚めのハンガーを使うことで重さが分散でき、シワができにくくなります。

ハンガーの形とワイシャツの縫い目がずれないように、ていねいに干すのもポイントです。
また、前ボタンや襟・袖のボタンは全てとめて干すことで、型崩れやシワの防止になります。

5. ポイントを押さえて、手際よくワイシャツをアイロンがけしよう!

今回は、ワイシャツのアイロンがけを、効率的に、キレイに仕上げるコツについてご紹介しました。
アイロンをかける前の下準備をはじめ、かける順番、干し方などのポイントを押さえてワイシャツのアイロンがけをしてみてください。

また、「やっぱりワイシャツのアイロンがけは手間がかかる…」「キレイに仕上げる時間がない…」という方には、宅配クリーニングへお願いするのも一つの手です。

宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」では、「ビジネスパック」があり、スーツ・ワイシャツ・ネクタイなどビジネスアイテムのクリーニングに特化したサービスです。
中でもワイシャツは抗菌・防臭加工がついているので、ビシっとしたアイロンがけはもちろん、白さが持続する仕上がりも嬉しいポイント。

自分のライフスタイルに合わせて自宅と宅配クリーニングを上手に使い分けましょう!

クリーニング後の衣類を見て、「どうやったらこんなにキレイにアイロンがかけられるのだろう」と思ったことはありませんか?

アイロンがけが苦手という人は多く、キレイに仕上げたくても上手くいかないという方もいらっしゃると思います。

実は、アイロンかけのポイントをしっかりおさえておけば、プロのようなキレイなアイロンがけが出来るんです。

そこでこの記事では、プロの視点からアイロンがけのポイントをくわしくご紹介します。
自分の衣類にパリッとキレイにアイロンをかけたい方は、ぜひ参考にしてください。

1. アイロンがけの前に準備すること

キレイにアイロンがけをするには、洗濯の工程で準備しておくコツがあります。
まずは、アイロンがけの前にやっておくことを押さえましょう。

脱水を短めにする

乾燥機取り出す

脱水は、衣類から水分を抜くために必要な工程ですが、余計なシワを生む原因にも。
アイロンがけが必要な衣類の脱水は、脱水時間を短めにしましょう。
また、脱水のときに柔軟剤を入れますが、これも洗濯ジワを防ぐ効果があります。

脱水後はすぐに取り出し、シワを伸ばしてから干しましょう。
脱水後にシワを伸ばすコツは、まず衣類を大きく上下に振りさばいたあと、上からポンポンと叩き縫い目を軽く伸ばすこと。

最後にハンガーにかけて終了です。

洗濯表示タグ(取り扱い絵表示)を確認する

衣類がある程度乾いたら、洗濯表示タグを確認しましょう。
アイロン可能な衣類か・アイロンをする場合の温度などが記載されています。
表示に従って、アイロンできる衣類を分類しましょう。

【アイロンマークの見分け方】
マークの
名称
アイロン不可 低温 中温 高温
マーク アイロン仕上げ禁止 底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げができる
意味 アイロン仕上げ禁止 底面温度110℃を限度としてアイロン仕上げができる
(スチームなし)
底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げができる 底面温度200℃を限度としてアイロン仕上げができる

画像引用元:洗濯表示(平成28年12月1日以降)|消費者庁

こちらのアイロンマークは、平成28年12月1日以降のものです。
これより古いマークは形や記載内容が違うので、記載されている表示に従って衣類を取扱ってください。

アイロンがけの基本アイテムを用意する

アイロンがけには道具が必要です。
基本のアイテムを用意したうえではじめましょう。

■アイロンがけの基本アイテム
  • アイロン
  • アイロン台
  • 水の入った霧吹きまたはシワ伸ばしスプレー
  • スプレーのり

シワ伸ばしスプレーは、アイロンの滑りをよくしシワを伸ばしやすくするものです。
霧吹きに入れた水でも代用できますが、シワ伸ばしスプレーの方がキレイに仕上がります。

アイロン用のりはワイシャツの襟や袖口など、パリッとさせたいところに部分的に使います。
どちらも、ドラッグストアなどで販売されているのですぐに手に入れることができますよ。

2. アイロンを上手にかける8つのポイント

アイロンがけの準備ができたら、さっそくはじめましょう。
上手にアイロンをかける8つのポイントをご紹介します。

洗濯の干し方にもこだわる

ワイシャツなどの型崩れが気になる衣類は、以下の手順で干すとアイロンがけがキレイにできます。
先ほど解説したアイロンがけの基本アイテムに加え、追加のアイテムもあるので、併せて確認してください。

〈型崩れを防ぐ洗い方と干し方〉
  • 洗濯ネット・スラックスハンガー・古電池など重りとなるもの・ビニール袋を用意する
  • ボタンがある場合は第一ボタンをとめた状態でたたみ洗濯ネットに入れて洗濯する
  • 脱水は3分程度にとどめる
  • 脱水が終わったら、襟と袖をピシッと伸ばし、ハンガーにかける
  • 袖と前後の身ごろをスラックスハンガーで挟む
  • ➄のスラックスハンガーのフック部分に、重りを入れたビニール袋をかけて干す

重りをつけたスラックスハンガーで袖と身ごろを固定すると、シャツが下に引っ張られるので、干す過程でシワが予防できます。

キレイなアイロンがけを行いたいなら、干し方にもこだわるのがポイントです。

あて布を使って衣類を守る

アイロンをかけるときは、「あて布」を使いましょう。
「あて布」は衣類とアイロンの間に入れる布で、アイロンの熱から衣類を守る効果があります。

アイロンの熱はシワを伸ばして型崩れを防ぐ効果がありますが、同時に生地へ熱ダメージを与えることがあります。
あて布を挟むことで、このダメージを軽減できるのです。

ウールやポリエステル・プリント加工など熱に弱い生地や弱い装飾がされた衣類は、アイロンが難しい衣類です。
しかし、あて布があれば、アイロンの熱による影響を最小限に抑えられるため、トラブルなくアイロンがけができます。

あて布は専用のものが販売されていますが、綿100%のハンカチやタオルでも代用が可能。
熱による色移りが起こる可能性があるため、白いものを利用するようにしましょう。

衣類が濡れている状態でアイロンをかける

衣類のシワは水分が残っている方が伸ばしやすいうえに、アイロンの熱による影響を軽減します。

アイロンがけは衣類に水分が残っている状態で行いましょう。
衣類が乾いている場合は、霧吹きやシワ伸ばしスプレーを活用してください。

生地を引っ張りながらアイロンをかける

アイロンかける

アイロンがけを行う際は、生地を引っ張りながらかけてください。
アイロンがけをすると生地が縮みやすくなるため、引っ張りながらかけて縮むのを防止しましょう。

こうすることで、シワも伸ばしやすくなり、仕上がりをキレイにできる効果も期待できますよ。
アイロンをかけつつ片方の手で引っ張るのが難しい場合は、アイロン台の端に洗濯はさみなどで留めながら行うとやりやすくなります。

襟元や袖などの細かい部分から先にかける

アイロンがけは、襟や袖などの細かい部分から先にかけるとキレイにできます。
襟や袖などは、生地が厚い分シワになりにくいですが、身ごろなどの広い部分は生地が薄く、シワになりやすいです。
シワになりやすい部分を先にかけてしまうと、細かい部分をアイロンがけしたときの動きで再びシワができてしまうので、アイロンがけは襟や袖などの細かい部分から始めましょう。

アイロンは後ろに重心をかけてまっすぐに動かす

アイロンをかけるときは、後ろに重心をかけて先端を浮かせ気味にアイロンを動かすようにしましょう。
アイロンの先端が生地に引っかからないように動かすことで、余計なシワを防止できます。

アイロンの軌道が曲がるとそれにあわせて生地にシワができるので要注意!
アイロンがけは、後ろに重心をかけつつまっすぐに動かしてください。

アイロンをかける順番は低温の衣類から高温の衣類

アイロンは、一度高温にするとなかなか冷めにくいです。
アイロンがけをする衣類が複数ある場合は、洗濯表示に記載されている温度が低い衣類から順にかけていきましょう。

アイロンの温度が上がりきる前に、衣類の洗濯表示が低温から高温の順番になるようにかけることで、時間短縮にもなりますね。
効率的にアイロンがけをするには、アイロンの性質を理解することもポイントです。

終わってもすぐに畳まないでハンガーにつるす

アイロンがけをした衣類をすぐにたたむのは避けましょう。

アイロンがけをしてすぐの衣類は、蒸気や熱がこもっています。そのまま畳んで収納すると、衣類にカビやニオイが付く原因に。
アイロンがけをした衣類は、30分ほどハンガーにつるし、アイロンの蒸気や熱が完全に抜けてから収納してくださいね。

3. アイロンをかけられない素材と注意が必要な素材

衣類にはさまざまな生地が使われており、なかには、アイロンがけができない素材や扱いに注意が必要な生地も。
次は、アイロンがけの際に注意すべき素材についてご紹介します。

ビニール素材

ビニールは熱に弱い素材のため、アイロンをかけると溶けてしまいます。
ビニール素材が含まれる衣類は、アイロンがけは厳禁です。

ビニール素材の衣類にシワができた場合は、両手でしっかり伸ばして時間を置きましょう。
シワの癖がつかないように管理してください。

ファー素材

ファーはデリケートな素材で熱に弱いため、アイロンをかけると固くチリチリになります。
風合いが損なわれるため、アイロンは避けてください。

ファーのメンテナンスをしたい場合は、アイロンではなくドライヤーを使いましょう。
髪の毛を乾かすのと同じように、低温で丁寧にケアするとキレイにできますよ。

シルク素材

シルクはとてもデリケートな素材です。
アイロンはできるだけ避けた方がよい素材ですが、どうしても必要な場合はあて布をしたうえで、低温や中温でかけてください。

シルクは扱いがかなり難しい素材のため、家で洗濯やアイロンがけをするよりもクリーニングに任せた方が賢明です。
無理をせずに、クリーニング店に相談しましょう。

アセテート素材

アセテートは摩擦に弱い素材で、洋服の裏地などによく利用されます。
アイロンは衣類の上を滑らせて利用するため、アセテートと相性が悪いです。

できれば、アイロンがけは避けたほうがよいですが、どうしてもアイロンをかける必要がある場合は、必ずあて布をし、低温でかけてください。

ナイロン素材

ナイロンはもともとシワになりにくく、熱に弱い素材であるため、アイロンがけの必要はほとんどありません。
どうしてもアイロンをかけたい場合は、低温にして様子を見ながらかけましょう。

衣類によりアイロンへの耐久度は違います。
衣類の端などに試しでアイロンがけをし、問題ないかチェックしてから全体にアイロンがけすると安心ですよ。

アクリル素材

アクリルも、ナイロン同様シワになりにくく熱に弱い素材です。
アイロンをかける必要はあまりないため、目立つシワができない限り、そのままでよいでしょう。

どうしてもアイロンをかけたい場合は、低温でかけるようにしましょう。
あて布や試しがけをすると、より安心です。

4. アイロンはちょっとの工夫で仕上がりに差が生まれる

アイロンがけの仕上がりは、下準備となる洗濯・干し方、衣類の素材に合わせたかけ方でその仕上がりが左右されます。

洗濯からアイロンがけまでを丁寧に行った衣類は、清潔で見た目もキレイな状態を保てます。
しわがない衣類は、周囲の人からの心象もよくなるので、ぜひアイロンがけにこだわった洗濯をしてくださいね。

忙しく自宅での手入れが難しい場合は、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」がおすすめです。
リクリでは、立体成型プレス機で均一にシワを伸ばし、機械では行き届かない襟・袖周りなどは手作業でアイロン仕上げを行うので、衣類本来のシルエットを再現してくれます。
生地本来のやわらかさ、肌触りをよみがえらせてくれるので、大切な衣類は、ぜひリクリにご相談ください。

洋服パックが超おトク

毎日のように着る「ワイシャツ」は、汗による黄ばみ・皮脂汚れによる黒ずみ・コーヒー・ボールペンのインクなどで汚れやすいもの。

ワイシャツについた汚れやシミは、時間が経つほど落ちにくくなります!
汚れがついたらその日に洗濯出来ない場合、本当はクリーニング店へ持っていくのがおすすめです。

「でも、毎日着るものだから、クリーニングに出さずに洗濯で落としたい・・・」
そんな方へ、今回は、ワイシャツの汚れを自宅で落とす方法をご紹介します。
さらに、クリーニングに出したかのような仕上がりになる「アイロンがけ」についてもお伝えします。

ワイシャツを新品同様のまま長持ちさせる方法を、ぜひ実践してみてください。

1. ワイシャツを自宅でクリーニングする前に確認すること

自宅でワイシャツを洗濯する前に、必ず以下について確認しましょう。

  • 洗濯表示
  • ポケットの中身
  • 外れかけのボタンがないか?

「洗濯表示」には、どの洗濯方法が適しているのかが記載されています。
「ワイシャツはすべて洗濯機で洗っていいのでは?」と思うかもしれませんが、稀に「手洗い推奨」と記載されたワイシャツがあります。
その場合は手洗いをした方が、ワイシャツが長持ちします。

液温は40℃を限度とし、手洗いができる

胸ポケットなど、ワイシャツのポケットの中身はすべて確認しましょう。
レシートやメモ帳、文房具などが入ったままになっていませんか?
入ったまま洗濯機で洗うと、洗濯機の中で分解されてワイシャツや他の衣類も汚してしまいます。

外れかけのボタンがあったら外しておきましょう。
そのまま洗濯してしまうと、ボタンが欠けていたり破損してしまったり、外れたボタンが見当たらないなんてことも。
洗濯前に外しておき洗濯後にボタンを縫いつけるようにしてください。

2. 【汚れの種類別】自宅でできるワイシャツのクリーニング方法

自宅でできるワイシャツのクリーニング方法

汚れには、水に溶けやすいものと、溶けにくいものがあり、汚れの種類によって適切なワイシャツの洗濯方法が異なります。

ここでは、ワイシャツにつきやすい汚れの落とし方を汚れの種類別にご紹介していきます。

汗による黄ばみ編

ワイシャツは肌に直接触れる部分もあるので、特に汗が付着しやすいです。
たまった汗の汚れは「黄ばみ」の原因になるため、以下の方法で早めに対処しましょう。

【ワイシャツに付着した汗を落とす手順】

①襟や袖口を広げて高温(40~70℃の範囲内)のお湯をかける。
※高温のお湯は汚れを溶かしやすくするほか、除菌効果もあります。
※40~70℃の範囲内で、高温なほどシミが取れやすくなります。
※高温のお湯をかけるときは、ワイシャツのプリントや飾りにダメージを与えないよう注意してください。

②襟や袖口に「部分洗い用洗剤」または「粉せっけん」を「洗濯ブラシ」で叩いてつける。
※ワイシャツや、一緒に洗う他の衣類に「漂白剤不可」の記載がなければ「酸素系漂白剤」もつける

③ワイシャツの前側のボタンを、上から2個ずつくらい間隔をあけてとめる。
※ボタンをとめずに洗うと絡まりやすくなり、型崩れの原因になります。

④汗や皮脂汚れは裏側につきやすいため、ワイシャツの裏側が表になるようひっくり返し「洗濯ネット」へ軽く畳んで入れる。
※「ワイシャツ用」洗濯ネットなら型崩れを防げるので、おすすめです。

⑤洗濯表示に指定がなければ、洗濯機の「標準コース」で洗う。シワが気になる場合は「柔軟剤」をあわせて入れましょう。
※「酸素系漂白剤」を使用した場合、「漂白剤不可」の衣類と一緒に洗わないよう注意!

⑥15~30秒間脱水する。これ以上長く脱水するとシワになりやすいので要注意!

⑦脱水後はシワにならないよう、すぐに洗濯機から取り出し陰干しする。

皮脂汚れによる黒ずみ編

ワイシャツに付着した皮脂汚れがたまってくると、黒ずみになります!
黒ずみは、放置すればするほど繊維の奥へ入り込み取れにくくなるため、以下の手順で落としましょう。
【ワイシャツに付着した黒ずみを落とす手順】

①ワイシャツを広げて、汚れが気になる部分に高温(40~70℃の範囲内)のお湯をかける。
※高温のお湯は汚れを溶かしやすくするほか、除菌効果もあります。
※40~70℃の範囲内で、高温なほどシミが取れやすくなります。
※高温のお湯をかけるときは、ワイシャツのプリントや飾りにダメージを与えないよう注意してください。

②汚れが気になる部分に「粉せっけん」と「酸素系漂白剤」を洗濯ブラシで叩いてつける。
※「酸素系漂白剤」は、ワイシャツが「漂白剤不可」でない場合のみ使用する。

③洗面器に、ぬるま湯と粉せっけん約10gと「酸素系漂白剤」約20gを入れて混ぜる。

④ワイシャツを洗面器の中へ入れて1~2時間つけ置きする。

⑤洗濯表示に指定がなければ、ワイシャツを取り出し洗濯機の「標準コース」で洗濯する。シワが気になる場合は「柔軟剤」をあわせて入れましょう。
※「酸素系漂白剤」を使用した場合、「漂白剤不可」の衣類と一緒に洗わないよう注意!

⑥15~30秒間脱水する。これ以上長く脱水するとシワになりやすいです。

⑦脱水後はシワにならないよう、すぐに洗濯機から取り出し陰干しする。

目立つ水溶性の汚れ編(コーヒー・ケチャップ・しょうゆなど)

食事の最中に、うっかりワイシャツに汚れをつけてしまったときは、汚れが繊維に奥深く入り込んだり、シミが広がったりするため、あわててティッシュやおしぼりなどで擦らないように!

コーヒーやケチャップや醤油など、「水に溶けやすい汚れ(水溶性)」は水洗いが最適です。
以下の手順で落としましょう。

【ワイシャツに付着した水溶性の汚れを落とす手順】

①ワイシャツを広げて汚れが気になる部分に高温(40~70℃の範囲内)のお湯をかける。
※高温のお湯は汚れを溶かしやすくするほか、除菌効果もあります。
※40~70℃の範囲内で、高温なほどシミが取れやすくなります。
※高温のお湯をかけるときは、ワイシャツのプリントや飾りにダメージを与えないよう注意してください。

②汚れが気になる部分に「粉せっけん」と「酸素系漂白剤」を洗濯ブラシで叩いてつける。
※「酸素系漂白剤」は、ワイシャツが「漂白剤不可」でない場合のみ使用する。

③ブラシを汚れ部分に乗せたまま上からバスタオルを置いて1時間ほど保温する。

④洗濯表示に指定がなければ、ワイシャツを取り出し洗濯機の「標準コース」で洗濯する。シワが気になる場合は「柔軟剤」をあわせて入れましょう。
※「酸素系漂白剤」を使用した場合、「漂白剤不可」の衣類と一緒に洗わないよう注意!

⑤15~30秒間脱水する。これ以上長く脱水するとシワになりやすいです。

⑥脱水後はシワにならないよう、すぐに洗濯機から取り出し陰干しする。

目立つ油溶性の汚れ編(ファンデーション・朱肉・ボールペンなど)

印鑑の朱肉やボールペンのインクが、気づかないうちにワイシャツについていることがありますよね。
女性なら、襟の部分にファンデーションが付くことも!
これらの汚れは「水に溶けにくい汚れ(油溶性)」で、ちょっと手強いです。

以下の手順で根気よく落としましょう。

【ワイシャツに付着した油溶性の汚れを落とす手順】

①ワイシャツを広げて汚れが気になる部分に高温(40~70℃)のお湯をかける。
※高温のお湯は汚れを溶かしやすくするほか、除菌効果もあります。
※40~70℃の範囲内で、高温なほどシミが取れやすくなります。
※高温のお湯をかけるときは、ワイシャツのプリントや飾りにダメージを与えないよう注意してください。

②汚れが気になる部分に「粉せっけん」と「酸素系漂白剤」を洗濯ブラシで叩いてつける。
※「酸素系漂白剤」は、ワイシャツが「漂白剤不可」でない場合のみ使用する。

③ブラシを置いたまま汚れが内側になるよう軽く畳んで5分間放置する。

④水で洗い流し、まだシミが残っていたら②と③を繰り返す。

3. 自宅でできちゃう!?ワイシャツの「のり付け」方法

新品のワイシャツは、パリッとした肌触りがありますよね。これはワイシャツに「のり付け」が施されているから。
実はご自宅の「コーンスターチ」で、この「パリッ」を再現できるんです!

クリーニング店によっては、ワイシャツに「のり付け」を行う際、「コーンスターチ」を原料とした天然のりが使用されることも。
さらに「コーンスターチ」は肌に優しく、市販の「化学のり」よりも肌触りがよくなるので、おすすめです。

【「コーンスターチ」でワイシャツへ「のり付け」する手順】

①コップ2杯分の水とコーンスターチ小さじ2杯ほどを混ぜる。

②混ぜたコーンスターチ液を鍋に入れて火にかけ一煮立ちさせる。

③洗面器に3分の1ほど水を入れてコーンスターチ液を入れて混ぜる。

④洗濯したワイシャツを洗面器の中に入れて1分間つけ置きする。

⑤洗濯機で脱水する。
※のりの効果が薄れるため、乾燥機はおすすめしません。

⑥脱水後はシワにならないよう、すぐに洗濯機から取り出し陰干しする。

4. 洗濯後のワイシャツの干し方&アイロンのかけ方

アイロンは一方向に

仕上がりをワンランク上げる「ワイシャツの干し方」と「アイロンのかけ方」をご紹介します。

ワイシャツを干す際には以下のポイントをおさえましょう。

  • 雑菌が繁殖しシワがつくため、早めにワイシャツを洗濯機から取り出す。
  • 型崩れを防ぐため、ハンガーにかけるときは肩の部分が厚めのタイプがおすすめ。
  • 縫い目に合わせてハンガーにかけた後、軽く叩いてシワを伸ばす。
  • 「洗濯表示」に記載された方法で干す。特に記載がなければ直射日光が当たらない場所で陰干しする。

ハンガーによる型崩れが気になる方は、生地にシワがつかないよう加工された「形態安定シャツ」がおすすめです。

ワイシャツにアイロンをかける際は、「洗濯表示」に記載がある内容を守るようにしてください。特に記載がなければ、中温~高温に設定してアイロンをかけましょう。

身頃などの面積が広い部分はシワがつきやすいため、下記の順番を参考に、狭い部分から広い部分へとアイロンをかけるとキレイに仕上げられますよ。

①襟と肩 ②カフスと袖口 ③袖全体 ④その他全身(身頃) ⑤ポケット

アイロンがけまで終わったら、「パリッ」とした清潔なワイシャツの出来上がりです!

5. 洗濯に時間がかけられないときは、宅配クリーニングにお任せ

アイロンをかける

ワイシャツを清潔に保つには、これまでご紹介した通り、一枚ずつ丁寧な洗濯がポイントです。
とは言っても、洗濯にそれほど時間を避けないときや、洗濯したにも関わらず、しっかり汚れが落ちないときもあります。
そんなときにおすすめしたいのが、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」。

ここまでやってくれるの!? リクリにワイシャツを出すメリット

宅配クリーニングは、自宅で注文し、配送キットに衣類を詰めて送るだけ。
仕上がった衣類は、丁寧に梱包して自宅まで届けてくれるので、とても便利です。

「ワイシャツ1着のためにクリーニングに出すのはちょっと・・・」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなときは、他の衣類と一緒にまとめてクリーニングに出すのがおすすめ!

リクリは、出す衣類が多いほど1着分の料金が安くなります。
そのため衣替えの時期に、家族分の衣類をできるだけまとめて出した方がおトクですね。

また、クリーニング代がおトクになるだけではありません!
リクリへワイシャツを依頼すると、以下のようなメリットも。

  • 自宅で注文し自宅で受け取れるため、家事の大幅時短になる。
  • プロが仕上げるので、襟元やポケットの汚れがスッキリし、袖やワイシャツ全体の肌触りがよくなる。
  • 自宅洗いよりしっかりとした防臭・抗菌効果が期待できる。
  • 取れたボタンや取れそうなボタンを無料で取り付けてくれる。
  • 天然のりを使用し、パリッと仕上げてくれる。

なぜワイシャツといえばリクリなのか?

リクリは、創業50年以上、約200店舗を展開するクリーニング店が運営しています。
長年培ってきたクリーニング技術で、一着一着丁寧にクリーニングするのが特徴であり、
特に、ワイシャツ一枚一枚に施す「シルクタッチ仕上げ」は、まるで新品のワイシャツのようにパリッと仕上がると人気のようです。

「シルクタッチ仕上げ」とは、高級シリコン剤を用いて「絹のような滑らかな着心地」に仕上げること。
リクリでは自社工場で、専門の職人がカフスの先まで丁寧に仕上げてくれます。

「天然のりだけだとパリパリになるから少し苦手」という方にも、高級シリコン剤の滑らかさと天然のりによる仕上げを組み合わせ、パリッとした仕上がりのバランスを保ってくれる「シルクタッチ仕上げ」はおすすめです。

そして、この「シルクタッチ仕上げ」は、リクリのメニュー「洋服パック」の標準サービスなんです。
追加費用を払わずとも、既に費用に含まれているのも嬉しいポイントですね。

衣類5点からご注文できるので、はじめての方はまず5点パックから利用してみてはいかがでしょうか。

洋服パックが超おトク

6. まとめ

自宅でできる「ワイシャツ」の洗濯方法

汚れの種類別に、自宅でできる「ワイシャツ」の洗濯方法をご紹介しました。

ワイシャツは肌に触れるうえほぼ毎日着るので、汚れが付きやすいです。
汚れの種類にあわせて正しく洗濯すると、自宅でも清潔さを保つことができますが、部分洗いやつけ置き洗いが必要なので、手間と時間がかかるのがネックです。
そこで家事の時短に一役買う「宅配クリーニング」の出番!

リクリなら、「シルクタッチ仕上げ」でていねいに仕上げ、滑らかな肌触りと新品のような清潔感を再現してくれます。

自宅洗いと宅配クリーニングを上手く使い分けながら、衣類を長持ちさせてくださいね。

洋服パックが超おトク