カーペットの宅配クリーニングの出し方【時期・頻度・料金相場】
サイズが大きく持ち運びが大変なため、クリーニングに出しにくいカーペット。
店舗に持っていくだけでも一苦労ですよね。
宅配クリーニングを使えば、手間なくクリーニングに出すことができます。
カーペットのクリーニングもプロにおまかせすれば、カーペットの奥に潜んだダニや菌を退治して清潔にしてくれるため、小さなお子様がいる方も安心です。
この記事では、宅配クリーニングでカーペットを出す方法をご紹介します。
注意点や料金相場なども解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
1. 宅配クリーニングにカーペットを出すことはできるの?
宅配クリーニングでも、カーペットの取り扱いをしているお店があります。
宅配クリーニングだと注文から受け取りまですべて自宅で完結するため、重くてかさばるカーペットのクリーニングに最適です。
洗濯のプロにまかせれば、しっかり検品を行いつつ肌にやさしい洗剤でていねいに洗ってくれます。
ダニや菌、ニオイなどが取れたカーペットは清潔で気持ちがよく、お手入れを行うことで、カーペットも長持ちします。
ただし、注文してから仕上がるまでの日数は早くて10日、素材によっては1カ月ほどかかる場合もあるため、早めの注文がおすすめです。
2. 宅配クリーニングにカーペットを出す方法
カーペットを宅配クリーニングに出し、自宅で受け取るまでの流れをご紹介します。
- 宅配クリーニングの公式サイトからクリーニングの注文
- 届いた集荷キットにカーペットを入れる
・カーペット専用の集荷キットが届くため、大きな段ボールを用意する必要はありません(宅配クリーニングによっては、集荷キットがない場合もあります) - 指定した日に集荷
・注文時に、あらかじめ指定した日にスタッフが集荷を行います - カーペットが工場へ到着・じっくりと「検品」
・カーペットについた汚れの場所や傷み具合などを確認します - 専用の洗剤を用いて、ていねいにクリーニング
・洗剤を塗布して拭き取るだけの場合がありますが、できればカーペット全体を水と洗剤で丸洗いする店舗がおすすめ - 大量の水でカーペットの洗剤を十分に洗い流す
- シミなどの濃い汚れが染みついたところは、職人の手作業で洗いおとす
・汚れに直接洗剤を塗り、ブラシでやさしくこすって汚れを落とします - 乾燥室で低温乾燥
・きちんと管理された乾燥室で、カーペットにダメージを与えないように低温で乾かします。 - 職人による手仕上げ
・カーペットの形を整え、付着した糸くずや毛玉を除去
・ていねいに梱包し完成 - お客様の自宅へ発送・受け取り
・自宅に届いた際は、カーペットに破損や不備がないか確認しましょう
3. カーペットを出すときの注意点
カーペットを宅配クリーニングに出すときに、注意してほしい点が4つあります。
カーペットのクリーニングを検討する場合は、お店の公式サイトなどで、これからご紹介する注意点について確認しておきましょう。
裏地や素材によって料金が変わることがある
カーペットは、裏地や素材によって料金が変わることがあります。
カーペットにはさまざまな種類があり、素材によって洗い方や使用する洗剤が異なります。
そのため、カーペットのクリーニング料金は一律でない場合があり、注意が必要です。
特にペルシャ絨毯やシルク生地のカーペットは、前もって料金を確認しておきましょう。
素材や状態によっては受け付けていない物もある
カーペットの素材や状態によっては、クリーニングを受け付けていない場合も。
例えば以下のような物は、お店によっては断られることがあります。
- 通電しないホットカーペット
- ペットの毛やおしっこが付着している物
- 吐瀉物や血液が付着している物
自分が出そうとしているカーペットがクリーニングの対象かどうか、洗濯表示や状態を見て確認しましょう。
もし不安なら、クリーニング店へ直接問い合わせて確認すると安心です。
目立った汚れや落としたい汚れを把握してお願いする
特に落としたいカーペットの汚れは、あらかじめクリーニング店に伝えると、きちんと落としてもらえます。
多くの宅配クリーニングは、集荷指定日よりも前に集荷キットを送ってくれます。
その集荷キットの中に入っているのが「要望書」。クリーニングを依頼する上でのリクエストや疑問点などを自由に記載できる用紙です。
この要望書に、落としてほしい汚れや気になる箇所を記載しておけば、スタッフが確認し対応してくれます。
クリーニングへ出す前に、落として欲しい汚れがないか確認しましょう。
子供がいる方は要チェック!洗い方や使用する洗剤を確認する
カーペットの洗い方は、クリーニング店により異なります。
なかには、汚れた部分のみ洗剤と水で洗うところもあれば、肌にやさしい洗剤で丸洗いしてくれるところもあります。
小さなお子様が座ったり手をついたりするカーペット。工場でどのように扱われているのか気になる方は、公式サイトなどで確認することをおすすめします。
できれば、肌にやさしい洗剤でカーペット全体を丸洗いしてくれるところを選びましょう。
というのも、カーペットにはダニや菌が繁殖している可能性があるため、部分洗いでは足りない可能性が高いからです。
身体に直接触れる物のため、肌にやさしい洗剤を使用しているかも大切なポイントです。
4. 宅配クリーニングでのカーペットの料金相場
カーペットの宅配クリーニングの料金相場を素材別にご紹介します。
宅配クリーニングのなかには、どんなカーペットでも実物を見て料金を見積もってからクリーニングを行うお店があります。
そのため、カーペットによっては下記の料金相場と大きくかけ離れた料金になる場合があります。
※1平方メートルあたりの料金相場です
素材 | 料金相場 |
---|---|
平織り | 1,800円~ |
ウィルトン | 2,100円~ |
シャギー | 2,300円~ |
段通 | 4,000円~ |
タフテッド(フェルト) | 1,800円~ |
シルク | 5,000円~ |
ペルシャ絨毯 | お見積もり |
※すべて税込価格です。
5. カーペットのクリーニング頻度はどのくらい?
カーペットをクリーニングするタイミングは、カビが繁殖しやすい6月と暖房などで乾燥しダニが繁殖しやすい12月がおすすめ。
この時期以外にも、食べ物や飲み物、汗や髪の毛などダニや菌が繁殖する原因となる汚れがついたときは、カーペットをクリーニングに出したほうがよいでしょう。
6. サイズが大きいカーペットは丸洗いしてくれる宅配クリーニングへ!
サイズが大きいカーペットは、宅配クリーニングに出すことで持ち運びの手間がなくなってとても便利です。
ただし、宅配クリーニングによっては取り扱っていない種類もあるため、クリーニングしたいカーペットが取り扱いの対象であるかの確認は必須。カーペットの洗い方も確認し、納得できる宅配クリーニング店を選びましょう。
肌に直接触れる機会が多いカーペットですから、清潔に保つと気持ちよく過ごせますよ。