必要なときにすぐ着られる!礼服のクリーニングや自宅での洗い方を解説

UPDATE:2021.12.28
必要なときにすぐ着られる!礼服のクリーニングや自宅での洗い方を解説

「少し着ただけの礼服なら、クリーニングに出さずにそのまま仕舞ってもいいかな?」
と思いがちですが、実はそれ、危険なんです!

礼服は、とてもデリケートな素材でできています。
着用後、きちんと洗濯して正しく保管しておかないと、カビや汚れが原因で生地そのものを傷めてしまうこともあります。

この記事では、礼服の正しいお手入れ・保管方法・長持ちをさせるポイントを解説。
礼服の自宅クリーニング方法、保管していた礼服に「カビ」が生えていた場合の応急処置についても、詳しくご紹介します。

礼服はいつ必要になるのか分からないので、必要なときに着られるよう、日頃からメンテナンスしておきましょう。

1. 礼服をクリーニングへ出す頻度と費用相場は?

礼服は、着用するたびにクリーニングへ出しましょう。
礼服が必要な行事が続く場合は、着用機会が全て終わってから出すのがおすすめです。

全ての衣類に共通して言える事ですが、衣類は着用するたびに汗や皮脂、食べ物や飲み物の汚れがたまっていきます。
礼服が黒色で目立たないからと放置していると、シミやカビの原因になります。

そのため、着用後はクリーニングに出すのがおすすめ。
礼服をクリーニングへ出す場合の費用相場は、上下合わせて約1,700円ほどです。
4人家族の場合、家族全員分の礼服をクリーニングに出すと、6,800円ほどかかる計算になります。

2. 礼服の自宅クリーニングの判断方法・注意点

「家族みんなの礼服をクリーニングに出すのは、家計の負担。礼服を自宅で洗えたらいいのに・・・」と思いますよね。

そんなときは、まず、礼服の洗濯表示を確認してみましょう。
洗濯表示に「手洗い」または「洗濯機」マークの記載があると、自宅でも洗えます。
「水洗い不可」のマークの記載がある場合は、自宅では洗えないため、クリーニング店へお願いしてくださいね。

【「水洗い」に関する洗濯表示】

洗濯(水洗い)の洗濯表示

礼服は洗濯で色落ちしたり、型崩れしたりすることがあります。
高価なものなので、自宅での洗濯は慎重に行いましょう。
洗濯後にしっかり乾かさないと、雑菌が繁殖したりカビが発生したりする原因にもなるので、気をつけてくださいね。

自宅での洗濯に失敗してからクリーニング店へ持っていっても、完全に元に戻すのは難しい場合があるので、注意しましょう。

洋服パックが超おトク

3. 礼服を自宅でクリーニングする方法

礼服平置き

自宅で洗える礼服でも、洗濯によって色落ちや型崩れなどが起きる可能性があります。
そんな失敗を防ぐには、洗濯前のひと手間がポイントです!

ここでは、水洗いができる礼服を自宅で洗う方法について、詳しくご紹介します。

礼服を洗う前にちょっとしたひと手間を

着用後の礼服は、ハンガーにかけ、風通しの良い場所に吊るしておきます。
着用時の摩擦によって「テカリ」が出ている場合は、寝ている繊維を起こしテカリを落とせるように、礼服にブラッシングをしておきましょう。

また、礼服に食べ物や飲み物、ファンデーションの汚れがついていることもあります。
このようなピンポイントの汚れがある場合は、礼服そのものを洗う前に、次の方法でシミ抜きをしておくのがベストです。

まずは、シミの裏側に当て布をします。
当て布は、シミが落ちたときに他の部分に染み込ませないために必要です。
次に、衣料用中性洗剤を歯ブラシにつけ、汚れの部分にトントンと叩いて染み込ませます。
ある程度染み込ませたら、水ですすぎましょう。

シミを無理に落とそうとすると、かえって生地を傷める原因になります。
シミになってから時間が経っている場合や、シミ抜きをしても落ちない場合は、クリーニング店に相談しましょう。

礼服を手洗いで洗う方法

礼服を自宅で洗う場合は、手洗いで洗いましょう。
洗濯表示に「洗濯機マーク」があっても、手洗いすることにより衣類へのダメージを最小限におさえることができます。

礼服を洗う前に、下記の点をチェックしてください。

  • 上下一式を同じタイミングで洗う(別々に洗うと色に差が出る可能性があるため)
  • ポケットに物やゴミが入っていないか確認する

礼服を自宅で手洗いする際は、下記の手順で洗います。

<洗い方>

①洗面器にぬるま湯を入れて、「洗濯せっけん(衣料用中性洗剤)」を混ぜる。

②礼服を1回だけ軽くたたみ、1着ずつ洗面器へ入れて、上から20回ほど優しく押し洗いする。

③水中の泡や黒い汚れがなくなるまで、洗面器の水を何度も入れ替えてすすぐ。

④すすいだ礼服を洗濯機に入れて、約30秒〜1分間脱水する。
※これ以上長く脱水すると、礼服へ大きなダメージを与えてしまうので気を付けましょう

洗った礼服の適切な干し方

礼服のようなデリケートな衣類は、洗濯が終わったらすぐに干すのがポイントです。
脱水後、洗濯機に入れたままにしておくと、型崩れやシワの原因になります。

洗濯機から取り出したら、すぐハンガーにかけましょう。
型崩れを防ぐため、できるだけ太めのハンガーがおすすめです。

ハンガーにかけたら、礼服の襟を正し、軽く両手で叩いてシワを伸ばしましょう。
礼服は直射日光に当てると変色する場合があるので、風通しがよい場所で陰干ししてください。

礼服にアイロンがけしてもいいの?

礼服にアイロンをかけると「テカリ」が出たり、スチームによってズボンの折り目が取れる場合もあるので、礼服は、できるだけアイロンをかけない方がよいでしょう。

アイロンによってついてしまったテカリは、クリーニング店でも直すのが難しいです。
テカリなどの光沢感はお悔やみ事ではマナー違反になるため、場合によっては、今後その礼服を着られなくなってしまう可能性も・・・。

どうしても自分でアイロンをかける必要がある場合は、必ず当て布をしながらアイロンをかけてくださいね。

4. 礼服の正しいお手入れ・保管方法

クローゼット

急に礼服が入用になったときのために、礼服はいつも清潔にして、すぐ着られるようにしておきたいところ。
そのためには、礼服を保管するときに、湿気や虫食いから守る必要があります。

クローゼットに入っている時間が長い礼服は、湿気によりカビが発生しやすくなります。
クローゼットの中に入れるときは、湿気がこもらないように他の衣類と間隔を空けて入れましょう。
「防湿剤」を入れておくと、より安心ですよ。
そして、もう一つの脅威である「虫食い」は、防虫カバーをかけると防げます。

メンテナンスとして、衣替えのタイミングで礼服をクローゼットから取り出し、陰干しするのも効果的です。

礼服にカビが!自宅ですぐにできる対処法

礼服が必要になったので、急いでクローゼットから取り出したらカビだらけ!しかも明日必要だから、クリーニングへ出している時間がない・・・。
そんなときに自宅でできるカビ取りの応急処置をご紹介します。
以下の手順に沿ってやってみましょう。

<手順>

①水90mlと「ハッカ油」を10滴入れて混ぜる。
※除菌作用や消臭作用がある「ハッカ油」は、ドラッグストアで購入できます。
※「ハッカ油」を買いに行く時間がない場合は、液体の「酸素系漂白剤」でも代用可能です。色落ちしないかを確認するため、目立たない箇所でテストをしてから応急処置をしましょう。

②①を歯ブラシにつけ、カビの部分を叩く。

③しっかり乾かす。
※ドライヤーを使うと早く乾きますが、生地を傷める可能性があるため、使用する場合は短時間にしましょう。

上記の方法で、ほとんどのカビは目立たなくなります。
しかし、これはあくまでも応急処置です。
応急処置で落とせるのは表面近くのカビだけであり、繊維の奥にあるカビの根までは落としきれません。
そのため、あとでまたカビが出てきてしまいます。

礼服を着用したら、カビの原因やエサになる汚れを落とすためにも、必ず洗濯するようにしてくださいね。

5. 必要なときに着られる!礼服のメンテナンスなら「RE:KURI(リクリ)」

宅配クリーニングのリクリ

ここまで、礼服の洗濯方法についてご紹介してきました。
中には、家事や仕事で忙しくて礼服の洗濯に手間をかけられない方や、「着たあと洗っているのに、保管しているうちにカビが出てきて困っている…」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんなときは、自宅にいながらクリーニングを出せる、宅配クリーニングリクリがおすすめです。

リクリは、洗濯だけでなく、洗いあがった衣類の保管までお願いでき、礼服を出すなら、「洋服パック」メニューを選びましょう。
「洋服パック」には、以下のような特徴があります。

  • 一度に出す衣類が多いほど、1点にかかる料金が安くなる
  • 洗濯における全工程をリクリの自社工場で行うため、仕上がりのムラがない
  • 洗濯の仕上げは、1着ずつ機械と手作業によって丁寧に行う
【「洋服パック」衣類の点数と料金案内】

※9/1~2/28は「保管あり」コースを受け付けておりません。

※すべて税込価格です。

上記のように、「洋服パック」は一度に出す衣類の数が多いほどお得なので、家族全員分の衣類を一度に出せば費用をおさえられます。
「洋服パック」の「保管あり」コースなら、衣類に最適な環境を保った倉庫内で保管してもらえるので、礼服が長持ちするだけでなく、自宅の収納スペースもスッキリしますよ。

6. まとめ

自宅でクリーニングする方法や保管方法、礼服にカビが生えたときの対処法をご紹介しました。

礼服はいつ必要になるかわからないため、日頃から湿気と虫食いを防ぎ適切に保管する必要があります。

洗濯表示を見て「水洗い可」であれば自宅で洗えますが、色落ちしたり生地にダメージを与え失敗する可能性も・・・。

礼服は高価な衣類なので、不安に感じたときはクリーニング店へお願いするのがおすすめです。

自宅でもクリーニング店でもしっかりメンテナンスをして、いつでも礼服が着られるようにしておきましょう!

洋服パックが超おトク
\ SNSでリクリをシェアしよう! /