汗抜き加工で衣類が長持ち?クリーニング店の汗抜き加工とは

UPDATE:2021.08.31
汗抜き加工で衣類が長持ち?クリーニング店の汗抜き加工とは

「衣替えで出した服が、濃く黄ばんでいて着られない…」なんて経験はありませんか?
それは収納前に放置していた汗ジミが原因かも。

汗ジミを放置すると、汚れが繊維の奥まで入り洗濯機では落とせないこともあるので、そんなときにはクリーニング店で「汗抜き加工」をお願いするのがオススメです。
汗抜き加工は、クリーニング店のオプションメニューの一つで、通常水洗いできない衣類を特殊な方法で洗濯して汗ジミをキレイさっぱり取り除いてくれます!
今回は、汗抜き加工のメリットやクリーニング店へ依頼する頻度について、詳しくご紹介します。

ワイシャツやお子様の体操服など、汗汚れが付きやすい首や脇周りが気になるからと、買い換えるのはまだ早いかも…。
ぜひ「汗抜き加工」を検討してみてくださいね。

1.クリーニングの「汗抜き加工」とは?

クリーニングの「汗抜き加工」とは?

クリーニング店のオプションメニュー「汗抜き加工」とは、「ドライクリーニング」だけでは落とせない「水溶性」の汚れを特殊な洗剤を使って落とすクリーニング方法です。

汗汚れは、初めは透明なので気付きにくく、水洗いしないと落ちません。
しかし、ダウンコートや礼服など、水洗いできない衣類もありますよね?
そういった衣類は「ドライクリーニング」で洗うのですが、汗汚れは「水溶性」の汚れのため、ドライクリーニングではなかなか落とすことができないのです。

ではどうやって落とすのでしょうか?
そんなとき、おすすめなのが「汗抜き加工」です!
汗抜き加工は特別な洗剤を使い、水洗いができない衣類の汗汚れを落とします。

さらに、汗抜き加工を施せば、汚れの蓄積を防げるのも良いところ!
また、持続期間は約1シーズン、費用相場は1点700円ほどで、衣類によっては買い換えるよりずっとお得ですね。

2.「汗抜き加工」ができる衣類とできない衣類

「汗抜き加工」ができる衣類とできない衣類

基本的に、「ドライクリーニング可」の衣類であれば、汗抜き加工が施せます。
汗ジミは水溶性の汚れのため、本来は水洗いしないと汚れをキレイに落とすことができないのですが、クリーニング店では特殊な洗剤を使用することで、ドライクリーニングでしか対応できないものでも水溶性の汚れを落とすことができます。
「水洗い可」の衣類は、オプションメニューとして汗抜き加工を注文しなくても、通常のクリーニング工程で汗汚れが落ちます。

ただ注意しておきたいのが、ウールでできたコートやレーヨン生地のワンピースなど、元々水に非常に弱い素材に汗抜き加工を施す場合です。
水洗いのダメージを完全に防げるわけではないため、頻繁には施せないということと、風合いの変化や縮みが起きる可能性も0ではないということ。
自分の衣類が汗抜き加工に対応しているのか、心配な場合は先にクリーニング店へ確認しておくと安心です。

その他に、「合成皮革」や「スパンコール」など、特殊な素材が使われた衣類では、「汗抜き加工」が施せないので、要注意です。

3.汗ジミを放置するとどうなる?

汗ジミを放置するとどうなる?

汗ジミを長く放置すると、以下のような症状が出てしまうことも…。

  • 黄ばみや変色が起こる
  • カビだらけになる
  • 嫌な臭いが発生する
  • 虫食いによる穴あき

「汗抜き加工」を施すと、こういった汗汚れによるダメージをなくし、衣類を長持ちさせることができます!
大切な衣類を着ようと思ったときに黄ばみやカビだらけになっていたら、かなりショックですよね…。

そうならないためにも、定期的なお手入れ方法の一つとして、「汗抜き加工」をご検討してみてはいかがでしょうか。

4.クリーニングの「汗抜き加工」のメリット

クリーニング店の「汗抜き加工」は、水洗いしなければなかなか落とせない「水溶性」の汚れを落とすほか、汗ジミの嫌な匂いの解消や、清潔感を保って長持ちさせてくれる効果もあります。
※長く放置されていた汗汚れ、汗以外のシミ汚れなどは落とせません。

色が付いていてわかりやすい汚れならまだいいのですが、汗の汚れはわかりにくいのが難点。
そのため、スーツの上下セットなど家庭で洗えないけど頻繁に着る衣類は定期的に「汗抜き加工」を施すことをおすすめします。

クリーニングの「汗抜き加工」のメリット

5.クリーニング店で汗抜き加工をやってもらう頻度は?

「汗抜き加工」をあまりにも頻繁に施すと、かえって衣類の素材を傷めてしまうことも!

クリーニング店で「汗抜き加工」をお願いする頻度は、通常なら1シーズンに一度で十分でしょう。
ただ、汗を大量にかく真夏の時期は汗汚れがたまりやすいので、2週間~1ヶ月に1回程度が望ましいです。

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6.汗抜き加工なら「RE:KURI(リクリ)」にお任せ!

宅配クリーニングリクリには、もちろん「汗抜き加工」がオプションメニューとして選択可能!
専門の洗濯プログラムにより、型崩れを極力抑えつつ、汗汚れをしっかり落とすことが可能です。

また、リクリのクリーニングは全て自社工場で行っており、職人の手で1着ずつ丁寧に仕上げてくれます。
リクリの「汗抜き加工」が施されている実際の作業風景を、ご紹介します。

■汗抜き加工の作業工程

1.ドライクリーニング
ドライクリーニングや水洗いで通常のクリーニング
通常の「ドライクリーニング」で油溶性の汚れを落とします。
2.洗濯ネットに入れる
ネットに入れて必要以上に衣類が洗濯槽内で踊らないようにします
衣類へのダメージを最小限に抑えるため、ネットに入れて必要以上に衣類が洗濯槽内で踊らないようにします。
3.ウェットクリーニング
ドライクリーニングや水洗いで通常のクリーニング
汗抜き加工専用の洗剤と専門の洗濯プログラムにより水洗い不可の衣類に「ウェットクリーニング」処理を施します。
4.整形
立体プレス機
立体プレス機を使用して形を整えます。
5.乾燥
立体乾燥機で乾かす
立体乾燥機で乾燥させます。
6.アイロンがけ
アイロンをかける
アイロンがけで、細部まで形を整えていき仕上げていきます。
7.クリーニングカバーをかける
クリーニングカバーをかける
背面が不織布になっているクリーニングカバーに入れてお客様へお届け。

「汗抜き加工」の料金は「洋服パック」をご依頼いただいた方へオプションとして付けられます。
施したい洋服の点数とオプション料金は以下の通り。

■「汗抜き加工」の料金
1点 770円
2点 1,540円
3点 2,310円
4点 3,080円

「クリーニングにも出したし、衣類もキレイになったけど、いつもクローゼットがパンパン!」
せっかくキレイに仕上がった衣類を押し込んだままにしていませんか?

夏物や冬物、特にダウンコートなどのオフシーズンの衣類は、自宅で保管するとかさばって収納スペースの確保が大変ですよね?
そんな方のためにリクリでは、空調設備の整った環境下でオフシーズン中ずっと衣類を保管できる「保管あり」コースもあります。

クリーニング店で保管してくれるので、自宅の収納スペースがスッキリしますね。
※9/1~2/28の間の「保管あり」コースの受付は行っておりませんのでご注意ください。

リクリの保管サービス

7.まとめ

汗ジミは放置したまま収納すると、黄ばみや変色がひどくなり最悪の場合は着られず処分、なんてことも!
大切な衣類や高価な衣類はできるだけ長く着ていたいものです。

そこで役に立つのがクリーニング店の「汗抜き加工」。
特殊な洗濯方法で水洗いができない衣類の汚れも落とし、清潔に新品同様の仕上がりになります。

ただ、水洗いに弱いウールでできたコートやレーヨン生地のワンピースは風合いが変わってしまう可能性もあるので、ご利用前にクリーニング店の方に相談してみてくださいね。

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