【人気】折り目加工でスーツがシャキッ!その差は一目瞭然

UPDATE:2021.07.30
【人気】折り目加工でスーツがシャキッ!その差は一目瞭然

クリーニング店のメニューにある「折り目加工」ってご存じですか?
スーツや制服のスカートなどには最初から折り目がついていますよね。
その折り目をよりしっかりつけてくれるサービスです。

折り目加工を施した衣類とそうでない衣類は一目瞭然!
パリッとした仕上がりに清潔感やスマートさなど、着る人にプラスの印象を与えてくれます。

この記事では折り目加工の種類とやり方、さらに折り目加工を長持ちさせるためのお手入れ方法などをご紹介します!

1.折り目加工とは?

折り目加工とは?

「折り目加工」とは、スーツやスカートなどに強い折り目をつける加工方法のこと。
くっきりと折り目をつければ、清潔感にあふれシャキッとした見た目に仕上がります。
たかが折り目で?と思うかもしれませんが、折り目がついたスーツと、丸くヨレヨレになったスーツとでは、見栄えがだいぶ異なります!

身に着けるものに気を配るのは、外に出る際の大切なエチケット。
また、きちんとお手入れした衣服は、着ると自分自身にとっても気持ちがいいものです。

折り目加工のメリットは?

「折り目加工は、見た目に清潔感を与える!」とご紹介しましたが、その他にもクリーニング店で施す「折り目加工」には嬉しいメリットがたくさんあります。

  • 自分でプレスするより効果が長持ちする
  • シャツやスーツがシャキッとした見た目になる
  • デスクワークでも型崩れしにくい
  • ウール素材でも加工が可能

自宅でプレスして折り目をつけることもできますが、「自分でアイロンをかけて折り目をつけてもすぐにあまくなる…クリーニング店のような仕上げにならない…」といった経験はありませんか?
アイロンプレスの技術はもちろんですが、その理由の一つにはアイロンをかける前に与える水分量が影響しています。

繊維には「公定水分率」という、ある一定の環境下で繊維が吸湿する水分量の値があり、この水分率以上の水分を与えることで繊維が弱くなり、加工しやすい状態になります。
そこで、折り目をつけ、熱を加えて乾燥させることで、今度は繊維が硬く結びつき、折り目が記憶されるというメカニズムがあります。

クリーニングのプロが持つ知識と技術で施すからこそ、崩れにくい折り目がつくというわけです。

折り目加工の作業手順

では実際のクリーニング店で、どのように折り目加工が行われているのか見ていきましょう。
宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」での作業工程をご紹介します。

1.ドライクリーニングや水洗いで通常のクリーニング
ドライクリーニングや水洗いで通常のクリーニング
まずは汚れを落とすところから!
2.乾燥機で乾かす
乾燥機で乾かす
キレイに洗った後は乾燥機で乾かします!
3.折り目加工用の溶液をまんべんなく振りかける
折り目加工用の溶液をまんべんなく振りかける
もちろん衣服へのダメージはないので安心してください。
4.しばらく乾かし、折り目加工用の溶液を馴染ませる
しばらく乾かし、折り目加工用の溶液を馴染ませる
折り目加工用の溶液は熱を加えることでさらに効果を発揮!
5.アイロンでプレス
アイロンでプレス
アイロンで熱を加えつつ丁寧にプレスし折り目をつけていきます。
6.手作業で最終調整
手作業で最終調整
細かな部分を調整し形を整えます。一着ずつ丁寧に仕上がりをチェックし、作業完了です!

2.折り目加工の種類

折り目加工には3種類あり、クリーニング店では衣類の素材に最適な方法で折り目をつけます。

プレス(熱)加工

プレス加工は、最も一般的な加工方法です。
プレス加工で折り目をつけるには、先に説明したように生地に含ませる水分量がカギです。

ウールやコットン(綿)などの場合、分子構造の一種で酸素原子と水素原子で形成される「水素結合」が存在します。この「水素結合」は水に弱いという弱点があり、水中では結合が切断され繊維が伸びやすい状態になっています。

この素材の弱点を逆手に取り、洗濯して衣類を濡れた状態にし、アイロンの熱で水分を飛ばしながら折目をつけるのが、プレス加工です。

ただ、プレスにより折り目がしっかりついても、一たび雨などに濡れてしまえば水素結合は切断されてしまいます。
衣類を乾かした後に折り目がなくなってしまうのはそのためです。

シロセット加工

主に素材がウールなどの場合に「シロセット加工」が用いられます。

「シロセット加工」はいわゆる髪の毛にパーマをかけるのと原理が似ており、繊維同士の結合を弱くする「シロセット加工液」をかけ、熱で押さえつけて折り目を作ります。
折り目がついた状態で繊維同士が再び結合し、強い折り目の出来上がり。

繊維同士が結合し形状記憶しているため、雨や水に濡れて折り目が甘くなっても、霧吹きをかけてハンガーに吊るしておけば、たちまち元の折り目が出来上がります!

シロセット加工は、ドライクリーニングや、雨に濡れても折り目のキープ力が非常に優れており、効果は約3ヶ月~1年ほど持続すると言われています。

プレス(熱)加工と折り目の付け方は似ていますが、異なるのは繊維同士の結合の強さにあるんですね。

リントラク加工

ウール以外の素材ならほとんど「リントラク加工」です。

専用の樹脂を衣類の裏地に塗って折り目をつける方法で、ほとんどの素材に使用でき、シロセット加工と同様にドライクリーニングなどの耐久性に優れています。
折り目の効果は約3ヶ月~1年ほどと言われています。

初めに、折り目をつけるよう特殊なアイロンでプレスし、プレスした折り目に沿って生地の裏地に樹脂を塗ります。
生地を表に返し、自然乾燥させると樹脂が固まり、生地を固定することで折り目の形状を保つ加工方法です。

濡れたり、シワがよっても樹脂で固定されているため、乾かせば折り目は元の形に戻ります。
ただし、ストレッチ性の効いた素材モヘア等の繊維が固いもの、薄地のもの等は、樹脂が表面に出てくるため、加工ができないので注意しましょう。

3.折り目加工の効果時間の目安

クリーニング店で施した折り目加工はどれくらい効果が続くのでしょう?
実は永久的に続くのではなく、着用やクリーニングした頻度にもよりますが1度の折り目加工で約3ヵ月~1年程もちます!

少なくとも年に4回加工をすれば、日々の面倒なプレスから解放され、ビジネスシーンやプライベートでも相手に良い印象を与えられますよね。
もし雨や雪で衣類が濡れてしまっても、すぐに乾かせば折り目が元に戻り、再び持続しますよ。

4.折り目加工ならリクリにお任せ

アイロンをかける

折り目加工は、あくまでも「生地の加工」であって「生地の復活」ではありません。
衣類は、着用するだけでも、汗や皮脂などで傷み続けるもの。
そこで大事なのは、日々の衣類のメンテナスです。
生地を傷めず、かつ長持ちさせる「折り加工」ならクリーニングのプロにお任せするのが一番!

宅配クリーニングリクリなら、注文時に「折り目加工」を選択すると独自の技術で丁寧に施してくれます。
さらに自宅にいながらスマホで注文し、集荷に来たスタッフへ衣類をお渡すだけ。
仕上がった衣類を自宅で受け取るだけなので、家事の時短にもつながり、とっても便利!

【宅配クリーニングリクリのサービス】
  • 折り目加工(オプション)の料金:1点につき+330円
  • 素材に合わせて最適な方法で加工
  • クリーニング3点6,270円(税込)より、ご注文いただけます ※保管ありコースの場合
  • 料金には、送料・再仕上げ・簡易シミ抜き・ボタン付けが含まれています ※一部地域は送料が別途必要な場合あり

この機会に、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

洋服パックが超おトク

5.折り目加工後のお手入れ方法

せっかく施した折り目加工はできるだけ長持ちさせたいですよね。
そのためには衣類をどのように扱えばいいしょうか?

基本的に着終わったらハンガーへ正しくかけるのが重要!
例えばスーツのズボンの場合、通常ならハンガーのクリップで両サイドを挟んでかけます。
しかし、折り目を長持ちさせたいならズボンを折り目の部分で折り逆さまにして吊るすのが正解。
そうすることで、重力で折り目に力が加わり翌日もくっきりと折り目が残っています!

もし、雨で衣類が濡れてしまったら、ハンガーにかけて自然乾燥させます。
衣類乾燥機など速乾できる道具があるなら使用して早めに乾かした方が良いでしょう。

折り目が薄くなってきたなと感じたら、衣類をハンガーにかけた状態で水霧を全体によく吹きかけて自然乾燥させましょう。
効果が続いていれば、折り目が戻ることがあります。
それだけでなく、着用した際についた余分なシワを消す効果もあるので、ぜひ試してみてください。

それでも戻らなかったら、クリーニング店でもう一度折り目加工を施しましょう。

6.まとめ

スーツなどの衣類をシャキッとした見た目にしてくれる「折り目加工」
アイロンを用いて自宅で施すこともできますが、効果は短く思い通りの仕上がりにならないことも・・・。
特に、しわのあるプリーツスカートのひだをアイロンしていくのは大変です。

「家事を少しでも減らしたい!」
「清潔感のあるピシッとしたスーツを、長持ちさせたい!」
そんな方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

洋服パックが超おトク
\ SNSでリクリをシェアしよう! /