雨が多い梅雨の時期や、寒い冬は洗濯物が乾きづらいですよね。
そんなとき、やむなく「部屋干し」を選ぶ方も多いのではないでしょうか。

ニオイが残る、ただしい干し方がわからないなどのトラブルも起きやすい部屋干しですが、キレイに仕上げる方法があるんです。

この記事では、クリーニングのプロの視点から部屋干しのコツや室内の洗濯ものに使える便利グッズをご紹介します。
部屋干しでもさっぱりキレイに洗濯を仕上げたい方、必見です。

1. 外干しより部屋干しがおすすめな理由

部屋干しといえば、生乾きなどのデメリットが先に思いつく方もいらっしゃるかもしれませんが、実はメリットがたくさんあります。
まずは、外干しよりも部屋干しがおすすめな理由とメリットを解説します。

天気の影響を受けないから

部屋干しなら、急な雨や風の影響を受けません。
天候を気にせず洗濯できるのは、部屋干しならではのメリット。

にわか雨や夜遅い時間の洗濯も、部屋干しなら問題ありません。
仕事などで長時間外出する機会が多い人も安心です。

小さい花粉やゴミがつかないから

外干しすると、目に見えない花粉やゴミが洗濯物に付着します。
せっかく洗濯した衣服などにアレルゲンやゴミが付くのでは、洗濯した意味が半減してしまいます。

部屋干しなら、花粉などのアレルゲンが付く心配がありません。
花粉症をお持ちの方や外の空気の汚れが気になる方には、部屋干しがおすすめです。

紫外線による変色を防げるから

衣類の生地や使用している染料によっては、紫外線や排気ガスに含まれる化学物質と反応を起こす場合があります。
それが、衣類の日焼けや退色・変色といったトラブルにつながるのです。
部屋干しは、実は衣類を長持ちさせるのに適した干し方といえるでしょう。

2. 部屋干しのコツ【洗濯のやり方編】

メリットがたくさんある部屋干しですが、嫌なニオイなどをつけないようにするにはコツがあります。
洗濯するときに注意すべきポイントから解説します。

一度に洗濯する量を減らす

部屋干しをする場合は、一度の洗濯量を少なめにしましょう。
洗濯する衣類の量が多いと、汚れや洗剤が十分に落ちず、干すスペースも確保しにくくなります。
その結果、衣類に残っている汚れや洗剤から雑菌が繁殖したり、十分に乾燥できず、部屋干し特有の嫌なニオイが発生したりするのです。

部屋干しする場合は、回数を分ける・こまめに洗うなどの調整をしましょう。
衣類を干すときに十分スペースを取れる量が、一回分の洗濯の目安です。

お湯につけ置きしてから洗濯する

部屋干しにより発生するニオイは、洗濯で落としきれなかった皮脂やたんぱく質、それらを栄養にして繁殖する雑菌が原因です。
こうした皮脂などの脂溶性の汚れや雑菌には、お湯で洗うのが最適。
部屋干しするときは、お湯を使って洗濯するようにしましょう。

洗濯前に衣類を熱めのお湯につける、洗濯機の温水モードを利用するなど汚れや菌を落ちやすくする工夫をすれば、部屋干しでもニオイが気にならなくなります。

洗剤や柔軟剤はニオイや菌に強いものを使う

部屋干しする際、洗剤や柔軟剤はニオイや菌の繁殖を抑えるタイプのものを使いましょう。
除菌・抗菌作用のあるタイプや、部屋干し用の洗剤や柔軟剤が有効です。

部屋干しに適した洗剤や柔軟剤がない場合は、酸素系漂白剤や重曹で代用できます。
酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤とは違い漂白力がおだやかなので、色柄物でも安心して洗えます。
重曹はニオイを取る効果があるため、おすすめです。

洗剤・柔軟剤・酸素系漂白剤や重曹は、必ず衣類等の洗濯表示を確認してから使用してくださいね。

関連記事:部屋干しの臭いの原因は?臭わない洗濯方法や干し方のコツを解説!

厚手のものは乾いたタオルで包んで脱水する

厚手の衣類は乾くのに時間がかかります。
長時間水分を含んだ状態では衣類にカビや雑菌が繁殖するため、厚手のものは脱水時に乾いたタオルで包みましょう。

脱水時に乾いたタオルを洗濯槽に入れると、ほかの衣類の水分も吸い取ってくれます。
こうすることで、脱水効果が高まり、乾燥にかかる時間が短縮できるので、部屋干しによるニオイの発生を防げるというわけです。

3. 部屋干しのコツ【干し方編】

トールハンガーに室内干しする

部屋干しを成功させるには、洗濯物を干す際のコツを知っておくことも大切です。
ここからは、衣類を干す際のコツをご紹介します。

風通しのよい場所で間隔をあけて干す

衣類は風通しのよい場所で、間隔をあけて干しましょう。
空気が通りやすいと、衣類に含まれた水分は早く蒸発します。

濡れた衣類同士が密着した状態や、ハンガーに衣類をふたつ折りにして干した状態では、乾くのが遅くなりニオイの原因になります。

干すときは、衣類の間隔を10㎝ほど空けて干すようにし、衣類が空気に接する面積を広めにとるようにしてください。

窓や壁の近くは避ける

窓や壁の近くは空気の循環が悪いため、乾きが遅くなります。
衣類を干す際は、窓や壁の近くは避けましょう。

カーテンレールや壁掛けのフックを利用して衣類を干すとカーテンや壁にカビが生えることもあるため、あまりおすすめできません。
室内用の物干しスタンドなどを部屋の中心に置いて利用すると、衣類が早く乾きますよ。

扇風機や除湿機を使う

部屋干しした衣類を早く乾かすのに有効なのが、扇風機や除湿器。
扇風機で室内に風の流れを作ると、衣類の水分が蒸発しやすくなります。

除湿器やエアコンの除湿機能で湿度を下げるのも効果的です。

扇風機やサーキュレーター・除湿器やエアコンをうまく活用して乾かしましょう。

浴室で部屋干しする際はしっかり換気する

浴室の乾燥機や換気扇も部屋干しの強い味方です。
乾燥機や換気扇で風の流れを作れば、部屋干しでも衣類が早く乾きます。

浴室に衣類を干すと、部屋の景観を損ねないなどのメリットも。
浴室に室内用物干しスタンドを置くスペースがあれば、洗濯物の量が多い場合でも効率よく干せます。

4. 部屋干しに便利なアイテム

室内干しスタンドと除湿器

部屋干しを失敗させないためは、便利グッズの活用も効果的です。
役立つアイテムをご紹介します。

部屋干し用洗剤

部屋干しの嫌なニオイは、衣類に発生する雑菌が原因。
部屋干しの際は、雑菌の繁殖を防ぐ部屋干し用洗剤を使用しましょう。
除菌・抗菌効果の高い洗剤には、粉末・液体などさまざまなタイプがあり、それぞれ特徴が異なるため、洗濯する衣類に合わせて選んでくださいね。

部屋干し用洗剤と併せて、防臭効果や抗菌効果の高い柔軟剤の活用もおすすめです。

物干しスタンド

室内用の物干しスタンドがあると、場所を選ばず衣類が干せます。
シンプルなタイプから連結パイプで干す場所を増やせるタイプなど、その種類は様々。
大型であれば、ふとんなどの寝具を干すことも可能です。
使わないときはたたんでしまっておけるため、収納スペースも気にせず、使いやすい便利グッズといえます。

洗濯ハンガー

洗濯ハンガーは洗った衣類を等間隔、または広げて干せる仕組みのハンガーです。
複数持っておくと効率よく衣類が干せます。

丸形・角型・パラソル型などがあり、衣類に合わせて選び活用しましょう。
浴室乾燥機用など、干す場所にあわせたタイプもあります。

除湿器

除湿器があると部屋干しでも衣類が早く乾きます。
特におすすめなのがコードレスタイプや充電式タイプです。
これらのタイプはコンセントがないため、スペースに合わせて乾きやすい位置に設置できます。

物干しスタンドの下に除湿器を置くと、衣類の水分を上手に吸い取ってくれますよ。

干す場所の広さに適した製品を選び、かしこく衣類を乾かしましょう。

エアコンハンガー

エアコンハンガーは、エアコンに引っかけるハンガーです。
エアコンの風が衣類に直接あたるため、乾燥時間を短縮できます。

物干しスタンドを室内に置けない場合でもエアコンがあれば利用できるので、部屋干しのスペースが取れない方におすすめのアイテムです。

5. 部屋干しのコツをつかんで衣類を長持ちさせよう

室内干しする

干し方のコツさえつかめば、部屋干しによるトラブルを回避できます。

また、部屋干しには、日光による衣類の劣化を防いだり花粉や空気中の汚れの付着を防いだりするなど、メリットがたくさんあります。

部屋干しを失敗しないためにも、部屋干し用洗剤や室内用物干しスタンド、洗濯ハンガーなどの便利グッズを一緒に使いましょう。

もし部屋干しに失敗して衣類にニオイがついてしまうと、雑菌を完全に取り除かないといけないため、簡単には落ちません。
そこで、利用したいのがプロのクリーニングです。
クリーニング店は家庭用よりは洗浄力が高い洗剤や、洗濯機・乾燥機を取り揃えているので、部屋干しに失敗したときのニオイもキレイに落とせます。

クリーニング店をお探しの方へおすすめしたいのが、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」。
リクリは、創業50年以上・約200店舗を運営するクリーニング店です。
その実績から、衣類は1着ずつ検品し、衣類の状態に合わせて洗濯方法を変えるなど、一着一着丁寧にクリーニングするというこだわりよう。
プロの知識と技術を駆使してお客様の衣類を洗うため、ご家庭では解消が難しい部屋干しのニオイも安心して任せられます。
気になる方は、一度リクリをチェックしてみてください。

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暖かくなってくると大変なのが、羽毛布団の保管です。
「羽毛布団って洗濯できるのかな?」「押し入れの中の羽毛布団、カビや虫の被害が心配……」なんて困りごとを抱える方は、多いのではないでしょうか?

そんな方におすすめなのが、クリーニング店の「ふとん丸洗いサービス」。
丸洗いしてキレイになった羽毛布団をただしく保管すれば、汚れやカビの心配は無用です。

この記事では、ふとんのクリーニング料金やクリーニングの頻度をご紹介します。
クリーニング後の管理やケアに関する知識もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

1. 「ふとん丸洗いクリーニング」とは?

羽毛

「ふとん丸洗いクリーニング」は、文字通りふとんを丸洗いしてキレイにするサービスです。
ふとんを衣類のように水や温水でしっかり洗濯することで、中綿に入りこんだ汚れやダニを洗い流します。

ふとんのメンテナンスには「打ち直し」「ドライクリーニング」などがありますが、「ふとん丸洗い」はまた別のサービスです。
「ふとん丸洗い」と「打ち直し」「ドライクリーニング」の違いをご紹介します。

「ふとん丸洗い」と「打ち直し」の違い

日本では、「打ち直し」と呼ばれる布団のメンテナンス方法があります。
このメンテナンス方法は、布団の種類により異なります。

■綿布団の場合

硬くなった綿を機械でほぐし、ダニやホコリを取り除きます。必要であれば新しい綿を足し、ふとんを均一にします。
その後、ふとんの外側の生地を新しくし、中綿を入れて完成です。

■羽毛布団の場合

中の羽を取り出し、羽根自体を洗い、ダニ・ホコリを取り除きます。
その後、羽根をしっかり乾燥させ、必要があれば新しい羽根を足します。ふとんの外側の生地を新しく、羽根を入れて完成です。

それに対し「ふとん丸洗い」は、中綿を取り出さず、ふとん全体にしっかり水を浸透させ、中に染み込んだ水溶性の汚れを取り除くクリーニング方法です。
リフォームとは違い、あくまでも「ふとん丸ごとをクリーニングする」方法となります。

打ち直しとふとん丸洗いは、ふとんをきれいにするという点では同じですが、その内容はまったく違う種類のメンテナンスといえます。

「ふとん丸洗い」と「ドライクリーニング」の違い

羽毛布団についている洗濯表示は「ドライクリーニング」と表示されている場合がほとんどです。
ドライクリーニングは、水を使わず有機溶剤を使用し汚れを落とすクリーニング方法で、表面の油汚れは落とせますが、染み込んだ汗やニオイはドライクリーニングでは落ちにくいです。

また、ドライクリーニングで油汚れを落としてしまうと、羽毛自体が持っている油脂分を落としてしまい羽毛を劣化させる可能性も。

ふとん丸洗いは、水洗いでふとんの奥までキレイにし、乾燥させるので、ふっくら仕上がりますよ。

2. 羽毛布団をふとん丸洗いクリーニングするメリット・デメリット

丸洗いクリーニングについて、デメリットやリスクがあるのでは?と気になる方もいらっしゃるはず。
クリーニングに出してから後悔することがないように、あらかじめデメリットを知っておくことも重要です。
ふとん丸洗いクリーニングのメリットとデメリットをご紹介します。

ふとん丸洗いクリーニングのメリット

ふとん丸洗いクリーニングにはメリットがたくさんあります。

■ふとん丸洗いクリーニングのメリット
  • 皮脂汚れや汗のほか、ダニなどを除去できる
  • 保温力が回復する
  • 防ダニ加工をプラスすることで、ふとんを清潔に保つことができる
  • ふとんの保管サービスも同時に頼める場合もある

ふとんには汗や皮脂の汚れ・ダニなどのアレルゲンがつきますが、ふとんを丸洗いすればこういった汚れを洗い落とせます。
汚れが蓄積した中綿や羽毛は膨らみにくく、保温力が低下するため、ふとん丸洗いクリーニングを利用することでふとんの機能低下を防止する効果も期待できるのです。

ふとんは毎日使うものだからこそ、どうしてもダニは増えてしまいます。
ふとん丸洗いクリーニングサービスと一緒に「防ダニ加工」を利用すれば、クリーニング後もダニを寄せつけず、きれいな状態を長く保つことができます。

また、ふとん丸洗いクリーニングを行っているお店では、オフシーズン中、ふとんを預かるサービスを行っているところもあり、収納の問題も同時に解決できますよ。

ふとん丸洗いクリーニングのデメリット

ふとん丸洗いクリーニングは、メリットだけでなくデメリットもあります。

■ふとん丸洗いクリーニングのデメリット
  • 生地や羽毛を傷める可能性がある
  • 費用が高く、日数もかかる

水で洗うと生地がダメージを受けますが、これはふとんも例外ではありません。
ふとんの生地や中の羽毛がダメージを受けると、生地の密度や保温力の低下につながることも。
丸洗いする以上避けられないリスクではありますが、ふとんの扱いに慣れているクリーニング店では、ダメージを最小限に抑えることが可能です。

また、クリーニングにかかる費用と日数もデメリットといえるでしょう。
コインランドリーで洗うよりも費用や日数がかかるため、すぐに使いたい場合には難しいかもしれません。

デメリットはありますが、洗濯失敗によるトラブルを回避するには、クリーニング店を利用したほうが安心です。

3. 羽毛布団のふとん丸洗いクリーニングの料金相場や仕上がり日数

羽毛布団のふとん丸洗いクリーニングには、店舗型と宅配型、両方のクリーニング店で受け付けてくれます。
料金相場や仕上がり日数の目安をご紹介します。

クリーニング店に持ち込む場合

【料金相場や仕上がり日数】
料金相場 3,000~6,000円以上
仕上がり日数 1~2週間

※すべて税込価格です。

店舗型の場合、お店ごとに料金設定が違うため相場に差が生まれます。
仕上がり日数は通常の衣類より長くかかるため、計画的に依頼しましょう。

宅配クリーニングに依頼する場合

【料金相場や仕上がり日数】
料金相場 4,400~8,000円前後
仕上がり日数 2~3週間

※すべて税込価格です。

宅配クリーニングの場合でも、お店ごとに料金設定が違うため相場に差が生まれます。
クリーニング代だけではなく、送料や振込手数料などもかかる点に注意してください。

仕上がり日数は、店舗型よりも長い傾向にありますが、これはふとんを送る配送にかかる期間も含まれているためです。
店舗型・宅配型のどちらにしても、日数がかかる分、計画的に依頼しましょう。

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4. 羽毛布団をふとん丸洗いクリーニングに出す頻度とタイミング

ふとん丸洗いクリーニングをいつ、どのタイミングで依頼すると良いか、目安をご紹介します。

清潔感重視の場合は年に1度くらい

羽毛布団で眠る

ふとんをできるだけ清潔に保ちたいなら、年に1度はクリーニングに出しましょう。
1シーズン使ったふとんには、1シーズン分の汗や皮脂・ダニやアレルゲンがついています。

クリーニングに出すタイミングは、ふとんをしまうタイミングがベスト。

シーズン中についた汚れを放置すると、シミや黄ばみ・ダニの繁殖源となります。

定期的なクリーニングで、ふとんをキレイな状態に保つことができますが、こまめにふとんをクリーニングに出すと、その分生地や中綿が劣化しやすくなる点には注意してくださいね。

生地の劣化防止重視の場合は2~3年に1度くらい

ふとん生地の劣化防止を重視する場合は、2~3年に1度のクリーニングが適切です。
メーカーによっては早くて2年・遅くて7年に1度を推奨しているところもあります。
クリーニングに出すタイミングとしては、シーズン後または汚れが目立つようになり始めたタイミングがよいでしょう。

クリーニングに出す間隔が空けば空くほど、汚れやアレルゲンの影響を受ける可能性があります。
クリーニングに出せない間は、ふとんをなるべく清潔な状態に保てるよう、陰干しをするなどし、湿気やダニ・ホコリ対策をしてくださいね。

羽毛布団をクリーニングに出す時の注意点

ふとんを清潔な状態で保つのにとても便利な「ふとん丸洗いクリーニング」ですが、注意点もあります。
ここでは、羽毛布団をクリーニングに出す際の注意点をご紹介します。

洗濯タグを見て、水洗いできる製品か確認する

まず、羽毛布団をクリーニングに出す前に洗濯表示を確認しましょう。
洗濯表示を見て、羽毛布団が水洗いできるかを確認します。
羽毛布団の中には、「水洗い不可」または「洗濯自体不可」のものがあり、その場合はクリーニング店でも扱えない可能性が高いので注意してください。

以下に該当する場合は、丸洗いクリーニング不可です。

  • 洗濯表示の項目全てにバツがついている
  • 洗濯表示項目全てに「洗濯不可」マークがついている
  • 「水洗い不可」のマークや表記がある

ふとん丸洗い(水洗い)をしてくれる店を選ぶ

ふとんクリーニングを行っているお店の中には、ドライクリーニングしかできないところもあります。
このようなお店の場合、ふとんクリーニングを依頼しても、丸水洗い(水洗い)は受け付けてもらえない場合も。
クリーニングができるとあっても、水洗いなのかドライクリーニングなのか、クリーニング方法を事前に確認しましょう。

中綿や羽毛までキレイにしたい場合は、ふとん丸洗いクリーニングができるところにお願いしてくださいね。

6. クリーニング後の羽毛布団の保管・ケア方法

羽毛布団

クリーニングに出したあとのキレイな羽毛布団の状態を保つには、保管やケアにも気をつけなくてはなりません。
クリーニング後の羽毛布団の保管や、ケア方法をご紹介します。

ビニールから出して陰干しする

クリーニングから返ってきたふとんには、ビニールがかけられています。
ビニールをかけっぱなしにしておくと湿気がこもり雑菌やカビが繁殖するため、すぐに外しましょう。

ビニールから取り出したら2~3時間ほど陰干しすると中にこもった湿気を取り除くことができます。
羽毛布団は天日干しすると羽毛が痛むため、陰干ししてください。

布団カバーをかけて使用する

羽根布団は汗や皮脂の汚れが直接つかないように、布団カバーをかけて使うようにしましょう。

布団カバーは汚れても洗濯機ですぐに洗えるので、日々のお手入れもカンタンです。
布団カバーは定期的に交換し、汚れが羽根布団まで浸透しないようにしましょう。

保管サービスを使う

羽毛布団の丸洗いクリーニングを行っている店の中には、保管サービスを提供しているお店もあります。

保管サービスは、羽毛布団をクリーニングした後、そのまま次シーズンまでお店で預かってくれるサービスです。

羽毛布団に適した湿度・温度環境の元で保管してくれるため、汚れやカビによるトラブルがほとんど起きません。

また、保管サービスを利用することで、自宅の保管スペースもスッキリし、ほかの収納に使用できるなどのメリットもあります。

関連記事:羽毛布団を保管できる?クリーニングで活用したい保管サービス

7. 丸洗いクリーニングならふとんを丸ごとキレイにできる

家庭の洗濯機には、ふとんが入らず自宅での洗濯はなかなか難しいです。
また、コインランドリーに持ち込むのも、布団が大きく一苦労。
そんな時は、ふとんの丸洗いクリーニングを利用すれば、表面の汚れだけでなく、中綿や羽毛までキレイにでき、皮脂・ダニも取り除けますよ!

宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」では、羽毛布団のクリーニングはもちろん、保管サービスも行っています。
リクリでは、防ダニ加工込みで羽毛布団1枚から利用できます。

洗いあがった羽毛布団は、圧縮せずに空調設備の整った環境で保管し、期間まで預かってくれるので、ふわふわの仕上がりそのまま!
クリーニングに出すのも、仕上がった布団の受け取りもご自宅で行えるため、羽毛布団をお店まで持っていく手間も省けますね。
羽毛布団のクリーニングや保管でお悩みの方は、ぜひリクリに相談してみてはいかがでしょうか。

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みなさんは、毛布をクリーニングに出していますか?
自宅で洗える毛布は、クリーニングに出すべきか迷ってしまいますよね。
毛布は直接肌に触れるものなので、できればクリーニングに出すことをおすすめします。
またクリーニングなら、毛布を清潔に保てる便利なオプションメニューもあります。

この記事では、どのような毛布をクリーニングに出すべきか、クリーニングに出す頻度や、タイミングについて解説します。
料金相場や注意点なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1. 毛布をクリーニングに出すべき?自宅で洗うこともできる?

洗濯ネット毛布

毛布は洗濯表示を確認し、水洗いできるものなら自宅でも洗えます。
しかし、水洗い不可の記載があった場合は、自宅で洗えないためクリーニングへ出しましょう。

以下の記事に、洗濯表示の見方について解説しているため、併せてご覧ください。
「新しくなった「洗濯表示」全41種の見方を徹底解説!」

水洗いできる毛布でも、以下に該当する毛布は無理をせず、クリーニングに出すことをおすすめします。

  • サイズが大きい毛布
  • 洗濯に失敗したくない大切な毛布
  • 落ちない汚れがついた毛布

サイズが大きい毛布は、洗濯機に入らない場合、手洗いするとなると手間がかかり、完全に乾かしきれなかったり、破れたりすることも。
クリーニングに依頼すれば、洗濯のプロが洗ってくれるので、なかなか落ちない汚れも落としてくれる可能性が高く安心です。

2. 毛布をクリーニングに出す頻度とタイミング

次に、毛布をクリーニングに出す頻度と出すタイミングについて解説します。

毛布のクリーニング頻度

使用する頻度によって汚れ方が異なるので一概には言えませんが、最低でも年に1〜2回、できれば1シーズンに1回は洗いましょう。
洗いすぎは、毛布を傷めてしまうのでご注意を。

また夏場は、汗をたくさんかくため1シーズンに2回の洗濯がおすすめです。
最近は洗いやすい薄手の毛布も販売されているため、洗濯表示を確認し、洗えるものは自宅で洗濯しましょう。

毛布をクリーニングに出すタイミング

クリーニングに出すタイミングは、衣替えでクローゼットや押し入れから毛布を出したときがおすすめ。

なぜなら、収納している間に、湿気によりカビやダニが発生している可能性があるからです。
出したばかりの毛布を洗わずに使うと、ダニに刺されてしまうことも。毛布を清潔かつ安全に使うためにも、必ず洗ってから使うようにしましょう。

押入れやクローゼットから出してすぐに使用したい場合は、天日干しをし、ある程度殺菌してから使用しましょう。
また、寒くなる前に毛布を出しておき、早めにクリーニングへ出す方法もおすすめです。

夏場は毛布が汗をしっかり含んでいるため、そのまま収納するとカビやダニの原因になるので注意しましょう。
収納前に、一度クリーニングに出して洗濯しておくことをおすすめします。

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3. 毛布のクリーニング料金相場

毛布を取り扱っているクリーニングは、直接お店へ持ち込んで依頼するタイプと、ネットから注文してクリーニングが完了したら自宅まで届けてくれる「宅配クリーニング」の2つのタイプがあります。

毛布をクリーニングへ出したときの、それぞれの料金相場をご紹介します。

【シングルサイズの毛布クリーニング料金相場】
一般のクリーニング店の料金相場 1,200円
宅配クリーニングの料金相場 2,000円

※すべて税込価格です。

クリーニングのなかには、電気毛布を取り扱っているお店もあります。
ただし、電気毛布のクリーニング料金は見積もりの場合がほとんどです。
電気毛布を依頼したい場合は、クリーニング店に詳細を確認しましょう。

4. 毛布のクリーニングにかかる日数

押入れやクローゼットから出してすぐにクリーニングへ出した場合、手元へ帰ってくるまでにどれくらいの日数がかかるのでしょうか?

毛布のクリーニングにかかる日数は、1~2週間が目安といわれています。
店舗への持ち込みであれば、追加料金を払うことで、より短い納期で依頼できる場合もあるので確認してみましょう。

急いでいるときは、宅配型ではなく店舗型のクリーニング店の活用がおすすめ。
ただし、毛布を取り扱っているのかを事前に確認することをおすすめします。

5. 毛布をクリーニングに出す際の注意点

毛布をクリーニングへ出すときに、押さえておきたい注意点が2つあります。
それは、追加料金とオプションメニューについてです。

「こんなはずじゃなかった!」とならないためにも、あらかじめ注意点を把握しておきましょう。

素材によっては追加料金が発生する場合も

毛布は、素材によっては追加料金が発生する可能性があります。
例えば、以下の素材が使用されている場合、通常の毛布よりも手間と時間がかかるため、追加料金が発生する場合があります。

  • シルク
  • 真綿
  • 電気毛布(料金はお見積もりで提示するお店がほとんど)

多くのクリーニング店では、毛布のクリーニング料金が「1,000円(税込)~」など、料金がはっきりしていません。
素材によっては、料金が前後する場合があることを示しており、毛布すべてがお見積もり料金になるお店もあります。

正確な料金を知りたい場合は、毛布を出す前に、お店へ直接問い合わせた方がよいでしょう。

ダニや除菌などのオプションも検討し依頼すること

毛布は、とにかくダニや菌がつきやすいアイテムです。
肌に直接触れるものなので、常に清潔にしておきましょう。

そこで、クリーニングに出すときは、同時に以下のようなオプションメニューの注文をおすすめします。

防虫加工 衣類を好む虫を寄せ付けない加工を施します。無臭の溶剤を使用するため、市販の防虫剤のニオイが苦手な方にもおすすめです。
真空パック クリーニング後に真空パックして返却してくれるメニューです。プロの手により真空パックされているため、隙間がなく自宅の収納スペースもスッキリするうえ、ダニやカビが入り込むのを防ぎます。
保管サービス クリーニング店で、毛布にとって最適な環境下で保管してくれるサービスです。ダニやカビの発生を防ぐうえ、自宅の収納スペースがスッキリします。
※多くのクリーニング店では、オフシーズンの間のみ保管してくれます。

特に、保管サービスを利用すれば毛布にダニやカビが付く心配がないため、必要時に自宅に届きそのまま使用できます。
保管サービスを利用せず自宅で保管する場合は、次にご紹介する方法を参考に、しっかり管理してください。

6. 毛布の保管方法

ふわふわ毛布

まず、毛布を自宅で保管するには以下の方法があります。

  • 畳んで収納ボックスへ入れる
  • 圧縮袋を使う
  • 通気性の良い不織布で覆って押入れやクローゼットへ入れる

最近は、毛布用の収納ボックスが販売されています。
サイズが大きく収納時の見た目がスッキリし、防虫・防カビ効果が期待できるボックスもあるためおすすめです。

さらに、圧縮袋や不織物カバーで覆って収納するときは、防虫・防カビを徹底しましょう。
市販されている防虫剤や防湿剤を、毛布と一緒に入れておくと安心です。

7. 毛布は無理して自宅で洗わずクリーニングへ!

毛布を洗うときは、洗濯表示や状態を見て自宅で洗うかクリーニングに出すか判断しましょう。

毛布はダニやカビが付着する可能性が高く、肌に直接触れるものです。
無理に自宅で洗おうとはせずクリーニングのプロにお任せして、清潔に保つことをおすすめします。

さらに、クリーニング店に出すと、防虫加工や真空パックサービスなど、毛布にとってうれしいオプションもあります。
特におすすめしたいのが「保管サービス」です。
毛布にとって最適な環境下で、洗濯のプロが管理し保管してくれます。
オフシーズンの間は自宅の収納スペースがスッキリするうえ、ダニやカビを防いでくれますよ。

毛布の正しいクリーニング知識を身につけ、次のシーズンまでキレイな状態を保ちましょう。

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衣類に穴があいているのを見つけても、虫食いかほつれか見分けるのは難しいもの。
虫食いの場合は、1か所だけでなく何か所も穴があいている場合が多いです。
さらに、長期間保管していて穴が開いている場合は、1か所しか穴があいていなくても虫食いの可能性が高いです。

この記事では、衣類の虫食い穴の特徴や見分け方、対処方法について詳しくご紹介します。

1. 服の虫食い穴の特徴と見分け方

衣類チェック

服に穴があいていた場合、衣類を好む虫によるものなのか、たまたま引っ掛けただけなのか、判断するのは難しいですよね。
もし虫食いであれば、他の衣類も被害にあっている可能性が高いため、早急に対処する必要があります。

まずは、衣類にあいた穴が虫食いによるものかどうか、見分ける方法についてご紹介します。

複数の穴があいていたら虫食いの可能性が高い

衣類に複数の穴があいていたら、虫食いの可能性が高いです。

偶然にも複数回衣類を引っ掛けることは少ないため、虫食いによってあけられた穴と考えてよいでしょう。

また、穴があいていなかったとしても生地の厚さが所々異なり、まだら模様のようになっている場合も、繊維を食べる虫によるものの可能性が高いです。

長く保管していた洋服の穴は虫食いの可能性が高い

長く保管していた衣類に穴があいていたときは、虫食いの可能性が高いです。

オフシーズンの間に一度も出さなかった衣類などが該当します。

逆に、穴を見つけたとき「つい最近着たときにはなかったのに…」という場合は、虫食いではなくどこかで引っ掛けてあいた穴の可能性が高いです。

2. 服の虫食い原因と注意点

そもそも、なぜ虫食いの被害にあうのでしょうか?

きちんと予防をしていたにも関わらず、虫食いに遭ったという方もいるはず。
虫はどのような時期に、どこからやってくるのか?衣類を好む虫について解説します。

虫食いが発生しやすい季節や時期

衣類に虫がつきやすい時期は、気温が15〜25度、かつ卵から幼虫が孵化する春から夏にかけてといわれています。
この時期、虫たちが好むウールのセーターやマフラーなどの動物の毛を使用した冬物衣類はクローゼットにしまわれています。
まさに、虫たちにとって最適な環境にあるといえるでしょう。

虫はどこから入ってくるの?

虫食いの原因となる虫は、どこから入ってくるのでしょうか。

外出中に、屋外にいた成虫が服にくっついて家に侵入し卵を産むこともあれば、干している洗濯物に卵を産みつけてその卵が孵化する場合もあります。
また、窓の隙間から成虫が入ってきて、部屋に保管していた衣類に卵を産みつけることも。

虫は湿気のある場所を好み、主にウールやカシミアなど動物の毛が使われた天然素材が栄養源。
湿気があり衣類がたくさんある場所は、こうした虫たちにとって食べ物もあり居心地のよい場所なのです。

クローゼットやタンスの虫の種類

衣類を好んで食べる虫は、主に以下4種類です。

  • イガ
  • コイガ
  • ヒメカツオブシムシ
  • ヒメマルカツオブシムシ

「イガ」「コイガ」などのイガ類は、屋外で鳥の巣を主な住処としており、年に2~4回ほど卵を産みます。
産卵期は5~10月で、一度に産む卵の数は40~100粒ほど。

一方で、「ヒメカツオブシムシ」「ヒメマルカツオブシムシ」などのカツオブシムシ類は、幼虫は暗い場所を好みます。
成虫は明るい場所を好むため、白色などの明るい衣類に引き寄せられて屋内に侵入する場合も。
産卵は年に1回4~7月に行われ、一度に30~80粒ほどの卵を産みます。

虫は同じ場所で発生しやすく他にも移る可能性がある

衣類を好む虫が活発になる環境についても知っておきましょう。

虫は、温度が15~25度かつ湿度60%以上の暗所で活発になります。
また、繊維の混ざったホコリも食べるため、ホコリが溜まる場所にも集まりやすく、締め切ったクローゼットや衣装ケースの中は虫にとって過ごしやすい環境です。

このような衣類を好む虫にとって居心地がよい環境は、きちんと対策しなければ、次々と増殖して他の衣類や部屋に移る可能性が非常に高くなります。

3. 服の虫食いを見つけたときの対処方法

エプロン女性

衣類に虫食いを見つけたときの対処法をご紹介します。

衣類に穴があいているのを発見した場合、その衣類を保管していた場所や衣類自体にまだ卵や幼虫がいる場合があります。
そのため、早急に駆除して被害を食いとめましょう!

クローゼットやタンスなど保管場所の虫を駆除する

まず、衣類を保管していたクローゼットやタンスなど、衣類の保管場所全体にいる幼虫や成虫を駆除します。

収納している衣類をすべて取り出し、部屋の窓を開けて換気をします。
換気が十分にできたら、保管場所にスプレー式の殺虫剤をまんべんなく撒きましょう。
その後、殺虫剤のニオイがなくなるまで時間を置きます。

虫食いの服と一緒に保管されていた服をすべて洗濯する

次に、虫食いにあった衣類と一緒に保管していた衣類はすべて洗濯しましょう。

他の衣類にも虫や卵がついている可能性が高いため、そのまま保管場所へしまうと虫食いの被害が広がる可能性が!
衣類の洗濯表示を確認して、水洗いできるものは水洗いし、自宅で洗えないものはクリーニング店へ依頼しましょう。

洗濯できない服も含めてアイロンをかける

水洗いした衣類には、アイロンをかけることをお忘れなく。
アイロンの熱を利用し、卵や幼虫を駆除することができます。

水洗いできない衣類で、すぐにクリーニングに出せない場合は、アイロンがけだけはしておきましょう。

アイロンをかけたら、市販の「防虫剤」と一緒に保管場所にしまいます。

穴のあいた服を補修する

大切な衣類は、できるだけ長く着たいもの。穴があいてしまっても、修復すればもう一度着ることができます。
素材や衣類の種類別に修復方法をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

Tシャツ 小さい穴であれば、Tシャツと同じ色の糸を何度も通して穴を塞ぎます。
塞いだ箇所にアイロンをかけると、修正箇所が目立ちにくくなります。
やや大きめの穴の場合は、100円ショップなどで売っている「アイロン接着布」がおすすめ。布を穴の裏から当ててアイロンをかけるだけなので簡単です。
動物の毛を利用した衣類
(セーター・マフラーなど)
穴が小さい場合は、縫い針と衣類の色によく似た糸を用いた「穴がかり」をします。穴が大きい場合は100円ショップなどで売っている「ニードルパンチ」で、原毛を穴の部分へ穴が目立たなくなるまで刺します。
スーツ ほとんどのスーツには購入時に「修復布」がついてきます。修復布を穴の後ろに当てて、アイロン接着剤をつけてアイロンをかけるだけで修復できます。

もし、自分で修復するのが難しかったり、うまく修復できるか自信がなかったりする場合は、無理をせず「かけつぎ専門店」へ依頼しましょう。
「かけつぎ専門店」とは、衣類にあいた穴を塞いで修復してくれるお店のことです。
完全に元通りにはなりませんが、修復のプロが施してくれるため、一目見て目立たないレベルに修復してくれますよ。

大切に着続けたい衣料は、自分で修復せずにできるだけプロにおまかせしましょう。

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4. 服の虫食いを予防する方法

衣類の虫食いを防ぐために、衣替えのタイミングや日頃のお手入れで気をつけたいポイントをご紹介します。
きちんと対策をしておくと、「衣類を取り出したら穴があいていた!」という事態も避けられるでしょう。

衣替えで服をしまう前に必ず洗濯をする

ドラム洗濯機取り出す

衣替えの際、シーズン中に1回以上着た衣類は必ずしまい洗いをしましょう。

というのも、冬場であっても思った以上に汗をかいているもの。
そのため、衣類には目には見えない汗のシミや皮脂汚れがついており、虫食いの原因となる幼虫が付着したり、成虫が卵を産みつけやすい環境になっています。

水洗いができない衣類は、できるだけクリーニングに出しましょう。
また、あまりお金をかけたくない場合でも、アイロンがけだけはしておきましょう。

天気が良い日に虫干しをしてしっかり乾燥させる

湿気が少なく天気がよい日は、衣類を風通しのよい日陰で干し、しっかり乾燥させましょう。
こうすることで、防虫にもなるだけでなく、カビの発生も防げます。
ただし、あまり長時間干すと紫外線が衣類にダメージを与えてしまうため、4時間ほど日陰で干すのがおすすめ。

屋外で干す場合は、せっかくキレイにした衣類に再び虫がつかないようブラッシングしてからしまうようにしましょう。

クローゼットやタンスに防虫剤と防湿剤を置き、定期的に換気する

衣類を食べる虫が好むのは、湿度の高い場所です。
そのため、衣類の保管場所には防虫剤・防湿剤を置き、定期的に換気をしましょう。

クローゼットであれば、定期的に扉を開けて換気することを忘れないように。
また、クローゼットに衣類をしまう場合は、できるだけ衣類同士の隙間を開けて風通しをよくしておくのもポイントです。

5. 衣類に虫食いを発見したら虫の駆除だけではなく対策まで!

衣類にあいた穴は、穴の数や衣類の保管期間によって虫食いかほつれかを判断できることがわかりました。

もし、虫食いだと思ったら保管場所に入れたすべての衣類を取り出し、保管場所の虫をすべて駆除しましょう。
また、一緒に保管していた衣類にも虫や卵がついている可能性があるので、すべて洗濯してください。

衣類は水洗いできる・できないに関わらず、できればクリーニング店へ依頼したほうがよいでしょう。
クリーニング店なら、衣類へのダメージを最小限におさえつつ専用の溶剤でキレイにしてくれるので安心です。
さらに、多くのクリーニング店には「防虫加工」サービスがあり、市販の防虫グッズよりも効果が期待できます。

自宅でのメンテナンスは面倒という方におすすめしたいのが、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」です。
リクリでは、自社工場で、一点ずつ検品し、衣類に合った洗濯方法でクリーニングしてくれます。
オプションメニューで「防虫加工」もあるので、カシミヤや高級ニットなどは、通常のクリーニングメニューにプラスしてお願いするのもオススメです。
また、キレイになった衣類をそのまま来シーズンまで預かってくれる「保管サービス」も行っており、自宅の収納スペースをスッキリさせたいという方も、一度リクリに相談してみてはいかがでしょうか?

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クリーニング後の衣類を見て、「どうやったらこんなにキレイにアイロンがかけられるのだろう」と思ったことはありませんか?

アイロンがけが苦手という人は多く、キレイに仕上げたくても上手くいかないという方もいらっしゃると思います。

実は、アイロンかけのポイントをしっかりおさえておけば、プロのようなキレイなアイロンがけが出来るんです。

そこでこの記事では、プロの視点からアイロンがけのポイントをくわしくご紹介します。
自分の衣類にパリッとキレイにアイロンをかけたい方は、ぜひ参考にしてください。

1. アイロンがけの前に準備すること

キレイにアイロンがけをするには、洗濯の工程で準備しておくコツがあります。
まずは、アイロンがけの前にやっておくことを押さえましょう。

脱水を短めにする

乾燥機取り出す

脱水は、衣類から水分を抜くために必要な工程ですが、余計なシワを生む原因にも。
アイロンがけが必要な衣類の脱水は、脱水時間を短めにしましょう。
また、脱水のときに柔軟剤を入れますが、これも洗濯ジワを防ぐ効果があります。

脱水後はすぐに取り出し、シワを伸ばしてから干しましょう。
脱水後にシワを伸ばすコツは、まず衣類を大きく上下に振りさばいたあと、上からポンポンと叩き縫い目を軽く伸ばすこと。

最後にハンガーにかけて終了です。

洗濯表示タグ(取り扱い絵表示)を確認する

衣類がある程度乾いたら、洗濯表示タグを確認しましょう。
アイロン可能な衣類か・アイロンをする場合の温度などが記載されています。
表示に従って、アイロンできる衣類を分類しましょう。

【アイロンマークの見分け方】
マークの
名称
アイロン不可 低温 中温 高温
マーク アイロン仕上げ禁止 底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げができる
意味 アイロン仕上げ禁止 底面温度110℃を限度としてアイロン仕上げができる
(スチームなし)
底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げができる 底面温度200℃を限度としてアイロン仕上げができる

画像引用元:洗濯表示(平成28年12月1日以降)|消費者庁

こちらのアイロンマークは、平成28年12月1日以降のものです。
これより古いマークは形や記載内容が違うので、記載されている表示に従って衣類を取扱ってください。

アイロンがけの基本アイテムを用意する

アイロンがけには道具が必要です。
基本のアイテムを用意したうえではじめましょう。

■アイロンがけの基本アイテム
  • アイロン
  • アイロン台
  • 水の入った霧吹きまたはシワ伸ばしスプレー
  • スプレーのり

シワ伸ばしスプレーは、アイロンの滑りをよくしシワを伸ばしやすくするものです。
霧吹きに入れた水でも代用できますが、シワ伸ばしスプレーの方がキレイに仕上がります。

アイロン用のりはワイシャツの襟や袖口など、パリッとさせたいところに部分的に使います。
どちらも、ドラッグストアなどで販売されているのですぐに手に入れることができますよ。

2. アイロンを上手にかける8つのポイント

アイロンがけの準備ができたら、さっそくはじめましょう。
上手にアイロンをかける8つのポイントをご紹介します。

洗濯の干し方にもこだわる

ワイシャツなどの型崩れが気になる衣類は、以下の手順で干すとアイロンがけがキレイにできます。
先ほど解説したアイロンがけの基本アイテムに加え、追加のアイテムもあるので、併せて確認してください。

〈型崩れを防ぐ洗い方と干し方〉
  • 洗濯ネット・スラックスハンガー・古電池など重りとなるもの・ビニール袋を用意する
  • ボタンがある場合は第一ボタンをとめた状態でたたみ洗濯ネットに入れて洗濯する
  • 脱水は3分程度にとどめる
  • 脱水が終わったら、襟と袖をピシッと伸ばし、ハンガーにかける
  • 袖と前後の身ごろをスラックスハンガーで挟む
  • ➄のスラックスハンガーのフック部分に、重りを入れたビニール袋をかけて干す

重りをつけたスラックスハンガーで袖と身ごろを固定すると、シャツが下に引っ張られるので、干す過程でシワが予防できます。

キレイなアイロンがけを行いたいなら、干し方にもこだわるのがポイントです。

あて布を使って衣類を守る

アイロンをかけるときは、「あて布」を使いましょう。
「あて布」は衣類とアイロンの間に入れる布で、アイロンの熱から衣類を守る効果があります。

アイロンの熱はシワを伸ばして型崩れを防ぐ効果がありますが、同時に生地へ熱ダメージを与えることがあります。
あて布を挟むことで、このダメージを軽減できるのです。

ウールやポリエステル・プリント加工など熱に弱い生地や弱い装飾がされた衣類は、アイロンが難しい衣類です。
しかし、あて布があれば、アイロンの熱による影響を最小限に抑えられるため、トラブルなくアイロンがけができます。

あて布は専用のものが販売されていますが、綿100%のハンカチやタオルでも代用が可能。
熱による色移りが起こる可能性があるため、白いものを利用するようにしましょう。

衣類が濡れている状態でアイロンをかける

衣類のシワは水分が残っている方が伸ばしやすいうえに、アイロンの熱による影響を軽減します。

アイロンがけは衣類に水分が残っている状態で行いましょう。
衣類が乾いている場合は、霧吹きやシワ伸ばしスプレーを活用してください。

生地を引っ張りながらアイロンをかける

アイロンかける

アイロンがけを行う際は、生地を引っ張りながらかけてください。
アイロンがけをすると生地が縮みやすくなるため、引っ張りながらかけて縮むのを防止しましょう。

こうすることで、シワも伸ばしやすくなり、仕上がりをキレイにできる効果も期待できますよ。
アイロンをかけつつ片方の手で引っ張るのが難しい場合は、アイロン台の端に洗濯はさみなどで留めながら行うとやりやすくなります。

襟元や袖などの細かい部分から先にかける

アイロンがけは、襟や袖などの細かい部分から先にかけるとキレイにできます。
襟や袖などは、生地が厚い分シワになりにくいですが、身ごろなどの広い部分は生地が薄く、シワになりやすいです。
シワになりやすい部分を先にかけてしまうと、細かい部分をアイロンがけしたときの動きで再びシワができてしまうので、アイロンがけは襟や袖などの細かい部分から始めましょう。

アイロンは後ろに重心をかけてまっすぐに動かす

アイロンをかけるときは、後ろに重心をかけて先端を浮かせ気味にアイロンを動かすようにしましょう。
アイロンの先端が生地に引っかからないように動かすことで、余計なシワを防止できます。

アイロンの軌道が曲がるとそれにあわせて生地にシワができるので要注意!
アイロンがけは、後ろに重心をかけつつまっすぐに動かしてください。

アイロンをかける順番は低温の衣類から高温の衣類

アイロンは、一度高温にするとなかなか冷めにくいです。
アイロンがけをする衣類が複数ある場合は、洗濯表示に記載されている温度が低い衣類から順にかけていきましょう。

アイロンの温度が上がりきる前に、衣類の洗濯表示が低温から高温の順番になるようにかけることで、時間短縮にもなりますね。
効率的にアイロンがけをするには、アイロンの性質を理解することもポイントです。

終わってもすぐに畳まないでハンガーにつるす

アイロンがけをした衣類をすぐにたたむのは避けましょう。

アイロンがけをしてすぐの衣類は、蒸気や熱がこもっています。そのまま畳んで収納すると、衣類にカビやニオイが付く原因に。
アイロンがけをした衣類は、30分ほどハンガーにつるし、アイロンの蒸気や熱が完全に抜けてから収納してくださいね。

3. アイロンをかけられない素材と注意が必要な素材

衣類にはさまざまな生地が使われており、なかには、アイロンがけができない素材や扱いに注意が必要な生地も。
次は、アイロンがけの際に注意すべき素材についてご紹介します。

ビニール素材

ビニールは熱に弱い素材のため、アイロンをかけると溶けてしまいます。
ビニール素材が含まれる衣類は、アイロンがけは厳禁です。

ビニール素材の衣類にシワができた場合は、両手でしっかり伸ばして時間を置きましょう。
シワの癖がつかないように管理してください。

ファー素材

ファーはデリケートな素材で熱に弱いため、アイロンをかけると固くチリチリになります。
風合いが損なわれるため、アイロンは避けてください。

ファーのメンテナンスをしたい場合は、アイロンではなくドライヤーを使いましょう。
髪の毛を乾かすのと同じように、低温で丁寧にケアするとキレイにできますよ。

シルク素材

シルクはとてもデリケートな素材です。
アイロンはできるだけ避けた方がよい素材ですが、どうしても必要な場合はあて布をしたうえで、低温や中温でかけてください。

シルクは扱いがかなり難しい素材のため、家で洗濯やアイロンがけをするよりもクリーニングに任せた方が賢明です。
無理をせずに、クリーニング店に相談しましょう。

アセテート素材

アセテートは摩擦に弱い素材で、洋服の裏地などによく利用されます。
アイロンは衣類の上を滑らせて利用するため、アセテートと相性が悪いです。

できれば、アイロンがけは避けたほうがよいですが、どうしてもアイロンをかける必要がある場合は、必ずあて布をし、低温でかけてください。

ナイロン素材

ナイロンはもともとシワになりにくく、熱に弱い素材であるため、アイロンがけの必要はほとんどありません。
どうしてもアイロンをかけたい場合は、低温にして様子を見ながらかけましょう。

衣類によりアイロンへの耐久度は違います。
衣類の端などに試しでアイロンがけをし、問題ないかチェックしてから全体にアイロンがけすると安心ですよ。

アクリル素材

アクリルも、ナイロン同様シワになりにくく熱に弱い素材です。
アイロンをかける必要はあまりないため、目立つシワができない限り、そのままでよいでしょう。

どうしてもアイロンをかけたい場合は、低温でかけるようにしましょう。
あて布や試しがけをすると、より安心です。

4. アイロンはちょっとの工夫で仕上がりに差が生まれる

アイロンがけの仕上がりは、下準備となる洗濯・干し方、衣類の素材に合わせたかけ方でその仕上がりが左右されます。

洗濯からアイロンがけまでを丁寧に行った衣類は、清潔で見た目もキレイな状態を保てます。
しわがない衣類は、周囲の人からの心象もよくなるので、ぜひアイロンがけにこだわった洗濯をしてくださいね。

忙しく自宅での手入れが難しい場合は、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」がおすすめです。
リクリでは、立体成型プレス機で均一にシワを伸ばし、機械では行き届かない襟・袖周りなどは手作業でアイロン仕上げを行うので、衣類本来のシルエットを再現してくれます。
生地本来のやわらかさ、肌触りをよみがえらせてくれるので、大切な衣類は、ぜひリクリにご相談ください。

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衣類にはスーツ・ワイシャツ・コートなど、その種類や素材はさまざまであり、どのタイミングでクリーニングしたら良いのかわからない方もいらっしゃると思います。

  • 服をクリーニングに出すタイミングっていつがベストなの?
  • どのくらいの頻度でクリーニングした方が良いの?

この記事では、服ごとにクリーニングに出す最適な時期や頻度を種類別にご紹介します。
クリーニング後のキレイな状態を保つ保管方法も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1. 【種類別】服(衣類)をクリーニングに出すのに最適な時期

カレンダー

衣類はクリーニングに出す最適な時期が種類によってそれぞれ違います。
そこで、衣類別にクリーニングに出す時期をまとめました。

衣類の種類 クリーニングに適している理由
1月
  • 学生服
  • 着物
  • 学生服は冬休み中にクリーニングすると、新学期にきれいな状態で通うことができます。
  • 成人式や正月三が日できた着物をそのままにすると、しみができる可能性があるためクリーニングに出しましょう。
2月
  • ダウンやコート
  • 毛皮やレザー
  • ブーツ
  • まだ寒さの残る時期ですが、厚手の防寒具をこの時期のうちにクリーニングしておけばしみや毛皮のパサつきなどのトラブルを防止できます。
3月
  • ニットなどの冬物
  • 学生服
  • この時期からセーターやカーディガンなどは着なくなるため、クリーニングに出しておきましょう。
  • 1月と同様に春休みのうちに学生服をクリーニングしておくと、新学期にきれいな制服を用意できます。
4月
  • ダウンやコート
  • お出かけ着
  • 暖かくなるとダウンやコートを収納しますが、このときにクリーニングに出しておくとしみやカビなどのトラブルを防止できます。
  • ダウンやコート同様に、冬用のお出かけ着もクリーニングに出してから収納しましょう。
  • 春物のお出かけ着を着用する前にクリーニングするのもおすすめです。
5月
  • スーツ
  • ジャケット
  • 着物(合わせ)
  • 秋冬もののスーツやジャケットは5月のうちにまとめてクリーニングしておくと、シーズンがきたらすぐに着用できるため便利です。
  • 合わせの着物も衣替えにあわせて汚れを落としておきましょう。
6月
  • 長袖もの全般
  • 梅雨明けから暑くなるこの時期に、着終わった春物のコートやジャケットなどの長袖物をクリーニングに出しておきましょう。
7月
  • スーツ
  • お出かけ着
  • スーツやお出かけ着は汗や皮脂がつきやすいため、大切な衣類は一度クリーニングで汗抜きしましょう。
8月
  • 浴衣
  • お出かけ着
  • 学生服
  • 夏祭りやレジャーで着た浴衣・お出かけ着は汗や皮脂で汚れているため、収納前にクリーニングに出しましょう。
  • 学生服は夏休みのうちにクリーニングに出せば、新学期にきれいな状態で着用できます。
9月
  • 着物
  • 夏物の着物を収納する前にクリーニングに出してからしまうと、汗や皮脂によるシミや黄ばみの発生を防げます。
10月
  • 夏もの全般
  • スーツ
  • 着物(単衣)
  • 夏物の衣類は衣替えでしまう前にクリーニングに出せば、衣類についた汗や皮脂を落とすことでシミや黄ばみを防止できます。
  • 着物も夏物の衣類と同じように、シーズン中についた汚れを落としてからしまうと、シミや黄ばみを防止できるため、キレイな状態で長く着続けられます。
11月
  • ブーツや革靴・スニーカー
  • バックや財布
  • 暖かい時期に使った革製品や靴は、目立たなくても汗や汚れが付着していることがあるため、涼しくなった時期にクリーニングしておきましょう。
12月
  • 冬もの全般
  • 学生服
  • 着物
  • ダウン・コート・ニットなどを着る前にカビや虫食いなどの影響がないか確認し、クリーニングに出せばキレイな状態の冬物を楽しめます。
  • 学生服は冬休みのうちにクリーニングし、新学期にきれいな状態で着られるようにしておきましょう。
  • 正月三が日や成人式で着物を着る場合は、12月のうちにクリーニングするときれいな状態で着用できます。

表を見ると、衣類をクリーニングに出すタイミングはそれぞれ意味があることが分かりますね。
では、クリーニングに出すタイミングは着た後がよいのか?着る前がよいのか?悩む方もいらっしゃるはず。
おすすめのタイミングをご紹介します。

衣替えで衣類をしまう前のクリーニングがおすすめ

クリーニングに出すなら「しまう前(着た後)のクリーニング」がおすすめです。

服を着ようと思ったときに「襟元が黄ばんでしまって着られない…」なんて経験ありませんか?
これは普段の洗濯で落ちなかった汚れが浮き出てしまったことが原因。
しまう前にクリーニングをしておくと、こういったトラブルが防げます。
では具体的にどんなメリットがあるのか、見ていきましょう。

保管時の黄ばみや虫食いを防ぐことができる

クローゼットに衣類をしまっていると、まれに黄ばみや虫食いができますが、これは普段の洗濯で落ちなかった汚れが浮き出てしまったり、衣類の汚れに気づかず放置したために起きるトラブルです。

■シミや虫食いの仕組み
  • 汚れが化学反応を起こして衣類の繊維に染み付く
  • 汚れをエサにする虫が湧いて衣類の繊維ごと汚れを食べる

シーズンオフの衣類は、半年以上しまったままなので、浮き出た汚れに気づかず、次シーズンに取り出したときには手遅れ・・ということも。
しまう前にクリーニングをしておくと、こうしたことが防げます。
次のシーズンも気持ちよく着られるように、衣替えのタイミングでクリーニングに出すようにしましょう。

繊細な素材の衣類も長持ちする

「高級・繊細な素材の衣類をクリーニングに出すのは抵抗がある……」と感じる方もいらっしゃいますよね。
しかし、扱いにくい衣類こそクリーニングに任せた方が安心ですし、衣類が長持ちします。

クリーニング店では、洗濯のプロが素材にあわせて洗濯方法や洗剤を選びながらクリーニングするため、家庭よりも衣類のダメージを抑えることができます。
扱いにくい素材の衣類は、汚れたままクローゼットにしまわずに、プロの手でキレイにしてもらってからしまいましょう。

2. 【種類別】服(衣類)をクリーニングに出す最適な頻度を紹介

次に、衣類の種類別にクリーニングに出す頻度をご紹介します。
クリーニングは「家庭で洗えない衣類や季節ものをお任せするお店」というイメージが強い方もいるかもしれません。
ですが、家庭では落とせない汚れを落とせるクリーニングを活用すれば、普段着も長く着用できますよ。

全ての衣類に言える最適なクリーニング頻度

どの衣類でも頻繁に着るものであれば、1カ月に1度はクリーニングに出すことをおすすめします。
普段家庭で洗濯している衣類でも、見えない汚れがついていることがあるので、プロのクリーニングでしっかりキレイにしてもらいましょう。

家庭洗濯よりも行き届いた洗いができるのがクリーニングの利点ですが、頻繁に出すには、受け取りのタイミングや経済的にもやりくりが必要です。

衣類の着用回数や、衣類の状態に合わせて計画的にクリーニングに出してくださいね。

スーツの最適なクリーニング頻度

スーツを見る女性

次に、スーツをクリーニングに出す頻度を確認しましょう。スーツはシーズンごとにクリーニングに出す頻度が異なります。

■スーツをクリーニングに出す頻度
  • シーズンごとに1回
  • 汗をかく季節は2週間に1回

スーツは、作業着などとは違い、ホコリ・汚れが多い環境で着用する衣類ではないため、1シーズンに1回クリーニングに出せばキレイな状態で管理できます。
夏場など汗をかく季節は、スーツに汗や皮脂がつき汚れやすくなるため、2週間に1回はクリーニングに出しましょう。
その他、食事の席で、タバコなどの匂いが気になった場合は、その時点でクリーニングに出すようにしてくださいね。

ネクタイなどの小物も一緒に出すようにすると、どちらもキレイな状態を保てるようになりますよ。

また、クリーニング店ではスーツのクリーニングにオプションをつけられるお店があります。
冬は静電気やほこりを防ぐ静電気防止加工が、夏場は汗汚れをきれいにできる汗抜き加工がおすすめです。

関連記事:スーツの洗濯に利用したい宅配クリーニング 【出し方・頻度・料金相場・注意点】を解説!

ワイシャツの最適なクリーニング頻度

スーツと同じタイミングで着用するワイシャツは、肌に触れる面も多いため汗や皮脂の汚れがつきやすいです。
汗や皮脂汚れを防ぐためにも、家庭での洗濯に加えて、最低でも1カ月に1度はクリーニングを利用しましょう。

ワイシャツの中には柄物や速乾効果などの機能が付随したものがありますが、これらのタイプは家庭での洗濯が原因で変色機能が低下する場合があります。

そのため、家庭よりもクリーニングにお任せした方が安心です。

関連記事:宅配クリーニングでワイシャツの出し方を解説!頻度・料金相場も紹介

コートの最適なクリーニング頻度

コートもスーツと同じく1シーズンに1回が主な頻度です。
シーズンが終わったらクローゼットにしまいますが、その前に必ずクリーニングに出してください。

コートは一見汚れが目立たなくても、一番外気と接している衣類のため、思った以上に汚れています。
また、コートの内側も冬場にかく汗や皮脂汚れがついているので、クリーニングでしっかりきれいにしてもらいましょう。
クリーニング店なら、家庭で洗濯が難しいダウンコートや毛皮のコートも取り扱えますよ。

関連記事:コートの宅配クリーニングの出し方は?選び方・料金相場・注意点を解説

ズボンの最適なクリーニング頻度

ズボンは種類や着用のタイミングでクリーニングに出す頻度が違います。
普段着用するズボンであれば、汚れの状態にあわせてクリーニングに出せば問題ありませんが、あまりはかないズボンは状態を見てクリーニングに出しましょう。
礼服のズボンは着用後すぐに出せば、返却後そのまま収納できるので、急に礼服が必要なシーンがあっても安心です。

■ズボンのクリーニング頻度
  • 礼服のズボン … 着用後すぐに
  • 普段着用のズボン … 2週間~1カ月に1回程度
  • あまりはかないズボン … 折り目が薄い・シワが目立つ場合に

クリーニング店ではズボンの折り目加工オプションや、撥水加工オプションがあります。
ズボンの見た目や機能を高めたいときに役立つため、覚えておきましょう。

ワンピースの最適なクリーニング頻度

ワンピース

ワンピースもズボンと同じく、種類や着用のタイミングでクリーニングの頻度が変わります。

■ワンピースのクリーニング頻度
  • 普段着用のワンピース … 1カ月に1回程度
  • 冠婚葬祭用やおしゃれ着 … 着用後すぐ
  • 長期間保管していたもの … 着用前にも

おしゃれ着用や冠婚葬祭用のワンピースは、繊細な生地でできているものや、装飾されているものが多いです。
そのため、家庭で洗濯すると失敗する可能性があるため、プロに任せた方が安心ですよ。

また、長い間着用していなかったワンピースは、シワやカビが発生している場合もあります。
シワはドレスの見た目を損ない、カビはアレルギーや肌トラブルの原因になるため、長い間着ていなかったワンピースは着る前にクリーニングに出しましょう。
プリーツ加工がされたタイプであれば、プリーツ加工オプションをつけるとよりきれいに仕上がります。

振袖や浴衣の最適なクリーニング頻度

振袖や浴衣は、一見わからなくても汗や皮脂、砂ほこりなどの汚れがついているので着用後すぐにクリーニングに出してください。
長期間保管していたものを着る場合は、先ほどのワンピース同様、シワやカビの影響が考えられるため、着用前にもクリーニングに出しましょう。

近年洗える着物も多数販売されていますが、キレイな状態を保ちたいならクリーニングでメンテナンスしてもらうことをおすすめします。
着物を着て汗をかいた場合は、汗取りオプションをお願いすると汗染みや生地の変色を防げるため、よりきれいに保てるようになります。

関連記事:浴衣の宅配クリーニングの出し方【時期・頻度・料金相場】

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3. クリーニング後の衣類の上手な保管方法

衣類の管理は、「クリーニングに出せば終わり!」というものではありません。
クリーニングの効果を長持ちさせるには、上手な管理方法を知っておく必要があります。
クリーニングから戻ってきた衣類の保管方法をご紹介します。

仕上がり具合の確認をする

クリーニング店では、細心の注意を払って衣類を取り扱いますが、まれに仕上がり不具合が生じる場合があります。
クリーニング店によっては、不具合があってもすぐに気が付けば無料で再度クリーニングしてもらえるお店もあります。
ただし、仕上がり品を受け取ってから7日間以内など期日が設けられている場合が多いので、衣類を受け取ったときに必ず仕上がり具合を確認するようにしましょう。

■クリーニングでの仕上がりチェック
  • ベルト・ファー・フードなどの付属品がそろっているか
  • 汚れやシミは落ちているか
  • ほつれなどはないか
  • ボタンなどがそろっているか

不具合があればすぐにお店に連絡しましょう。

すぐにビニールから外して陰干しする

クリーニング店から戻ってきた衣類は、ビニールがかかっていますが、すぐに外してください。
ビニールがかかった状態で収納すると、衣類が密閉され温度が高くなります。
ビニール内が蒸れた状態になり、カビやにおいの原因となるため、ビニールのつけっぱなしは厳禁です。

陰干しすれば衣類の湿気が逃げるため、ビニールを外したあとは風通しのよい所に置いておきましょう。

洋服の量は収納スペースの8割を保つ

ハンガーかけ衣類

クローゼットやタンスに衣類がぎゅうぎゅうに詰め込まれていると、通気性が悪くなり湿気や雑菌がこもりやすくなります。
衣類のカビやにおいの原因になるため、収納スペースの利用は全体の8割までを保つようにしましょう。

収納スペースに余裕があると、衣類の管理や取り出しが簡単にできます。
収納スペースの余裕づくりは、洋服の管理面でもおすすめです。

防虫剤は適量を使用して定期的に虫干しする

収納に防虫剤を利用する際は、適量を利用しましょう。
防虫剤のガスは重い気体のため、上から下に降りていきます。クローゼット内は吊り下げるタイプを利用し、タンスでは衣類の上におくとより効果的です。

また、衣類は定期的に陰干しを。
風を通すことで湿気が逃げるため、カビやニオイの防止に効果的です。クリーニングから返ってきてすぐに行うことで、有機溶剤のニオイも気にならなくなりますよ。

4. 洋服ごとに違うクリーニングのタイミングを押さえておこう!

クリーニングのタイミングは衣類ごとに異なります。
それぞれのタイミングを正しく押さえて、計画的にクリーニングを利用すれば、いつでもキレイな衣類に袖を通せます。
また、忙しくてクリーニング店への持ち込みが難しい方は、宅配型のクリーニングの利用がおすすめです。

宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」は、宅配型のクリーニングだけでなく、衣類の長期管理サービスも行っています。
「クリーニングを依頼したいけどお店に持ちこむ時間がない」「シーズンオフの衣類を預けたい」など、活用できるサービスが多数あるので、一度ご相談してみてはいかがでしょうか。

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「久しぶりにクローゼットから取り出した服に、カビが生えている!」なんて経験をしたことはありませんか?
カビの生えた服をどうしたらよいかわからず、そのまま放置したり処分してしまったりする方もいらっしゃるかもしれません。

もしも、カビを取り除く方法があれば、お気に入りの衣類をムダにせずに済みますよね。

カビのついた服をキレイにするためには、宅配クリーニングの利用やクリーニング店への持ち込みがおすすめです。
この記事では、カビ汚れのある衣類をクリーニング店に依頼する際の注意点やカビ予防に最適な保存方法をご紹介します。

1. 衣類のカビとは?

白カビ

衣類の繊維は、カビが発生しやすいもののひとつです。
代表的なカビには、「白カビ」と「黒カビ」の2種類があります。
まずは、衣類にカビが発生する理由と、「白カビ」「黒カビ」の特徴をご紹介します。

衣類にカビが発生する原因

カビは、以下3つの要因が揃うと発生しやすいです。
衣類の繊維も例外ではありません。

■衣類にカビが生える原因
  • 栄養源が付着している
  • 繁殖に適した温度帯である
  • 湿度が高く酸素が豊富

カビは、ほこり・皮脂・食べかすなどを栄養源にし、これらが衣類に付着していると繁殖します。

また、カビの繁殖には温度や湿度・酸素も深く関わります。
カビが最も繁殖しやすい温度は25~28℃で、湿度は80~90%です。
これらの条件がそろうと、カビは栄養と酸素をもとに繁殖します。
カビを繁殖させないためには、カビが好む条件を揃えないことが重要です。

次に衣類に発生する白カビ・黒カビの特徴を見ていきましょう。

比較的落としやすい白カビ

白カビは、名前のとおり白い菌糸をはって増殖するカビです。
見た目は白い綿のようにホワホワしているため、白や淡い色の衣類だと見分けにくいカビでもあります。
白カビは生地の表面にのみ発生するため、カビの中では比較的落としやすいのが特徴です。

とはいえ、一度発生してしまったら適切な対処が必要になります。

比較的落とすのが難しい黒カビ

一方で、黒カビは真っ黒なカビ汚れができるため、カビの中でも目立つ種類です。
衣類の繊維の深いところまで菌糸をはるため、表面的にキレイにしても根本まではなかなか落とせず、生地を傷める原因にもなります。

そのため、カビ汚れができてから時間のたった衣類や、汚れが広範囲の衣類は、クリーニングでも対処できずに断られる場合も。

かなり落としにくい汚れなので、黒カビができた場合には「漂白剤」を使い、生地の奥までの除菌漂白が必須です。

黒カビ汚れを見つけたらすぐにクリーニング店へ相談しましょう。

2. カビの生えた衣類などはクリーニングでキレイにしよう

カビ汚れにクリーニングがおすすめな理由や、クリーニング店を利用するメリットをご紹介します。

自宅での洗濯ではカビの根絶は難しい

カビ顕微鏡画像

ごくごく軽度のカビ汚れであれば、自宅洗いでもキレイにできますが、カビを根絶するのはかなり難しいです。
自宅洗いをした結果、うまくできずにカビを広げたり、衣類を傷めてしまうこともあるため、あまりおすすめしません。

一度カビがついた衣類は、表面の汚れだけ落としても、繊維の奥など見えない部分にカビの菌糸が残っている可能性が高いです。
カビは、菌糸が残っていればそこから繁殖するので、見えない菌糸も残さず取り除く必要があります。

クリーニング店なら、目に見えない汚れも専門技術でしっかり落としてくれます。
カビ汚れを見つけた際は、クリーニング店にお願いしましょう。

クリーニングに出せばニオイもキレイに落としてもらえる

クリーニング店では、脂溶性の汚れを取るドライクリーニングや、洗濯機や手洗いによる水洗い・アイロンによる熱処理など、さまざまな方法で衣類を除菌します。
除菌や殺菌を行うことでカビを取り除くだけでなく、カビ汚れ独特のニオイも処理できます。

自宅での洗濯は、できる方法が限られており、ニオイが残ってしまうことがありますが、クリーニング店ならさまざまなクリーニング方法や薬剤・洗浄力が高い機材などが使え、カビ汚れのニオイもほとんど落とせるのです。

黒カビは対応しているお店が限られる

先ほども解説しましたが、黒カビはとても落としにくい汚れです。
なかには、クリーニング店の技術力でも落とせないひどい汚れは、断られる場合も。

しかし、クリーニング店の中には、カビ取りやシミ抜きに力を入れているクリーニング店があります。
黒カビ汚れを落としたい場合は、シミ抜き技術が高いお店を選びましょう。

カビを発見したら早めにクリーニングに出すのがおすすめ

カビ汚れは時間がたつほど、カビが衣類の中で繁殖し、落としにくくなります。
そのため、発生してしまったカビは早期に発見して素早い処置が必要です。
自宅で処置をすると生地を傷めてしまう可能性もあるため、無理をせずにすぐにクリーニング店を利用しましょう。

関連記事:宅配クリーニングでカビ取りは対応してくれる?料金や予防法も紹介!

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3. カビの生えた衣類などをクリーニングに出す時の注意点

カビが生えた衣類をクリーニング店へ持ち込みする際、いくつか気をつけなくてはならないことがあります。
クリーニングに出すときの注意点をご紹介します。

カビの生えた衣類に対応しているか確認する

クリーニング店の中には、カビ汚れに対応していないお店もあります。
クリーニングに持ち込む前に、利用しようとしているお店がカビ汚れに対応しているかどうかを確認しましょう。

カビ汚れに対応している店舗は、オプションなどに記載があります。
記載がない場合でも、電話や受付で相談すれば対応できるか判断してもらえるので、不安な場合は、クリーニングをお願いする前に相談しましょう。

カビ取りにオプション料金が発生するか確認する

カビ汚れは、カビ落としやシミ抜きなどのオプション対象になる汚れです。
衣類や生地の種類・状態により、クリーニングにかかる料金が高くなる可能性があります。

クリーニング店にカビ取りをお願いするときは、対応できるかどうかだけでなく、オプションを含めた料金についても確認するようにしましょう。

落としてほしいカビをしっかり伝える

これはカビ汚れに限らないことですが、クリーニング店に衣類を持ち込む際は、落としてほしい汚れやキレイにしてほしい部分はできるだけ詳しく伝えましょう。
クリーニング店に伝える点は、特に汚れが気になる箇所(汚れを落としたいところ)やカビの種類・発生箇所などです。

プロのクリーニング店であっても、目立たない汚れや、わかりにくい位置にある汚れは見落とす可能性もあります。
クリーニングに出す前に、カビ汚れの種類や位置をあらかじめ把握しておきましょう。

4. クリーニング後の衣類などの最適な保管方法・カビ対策

クリーニング後の衣類はもちろん、手持ちの衣類をカビから守るには、適切な保管方法を知っておく必要があります。
衣類をカビから守る管理方法や、カビ対策をご紹介します。

防虫剤と除湿剤を入れて保管する

シリカゲル

コートなどシーズンで着用する衣類は、オフシーズン中はしまいっぱなしにしていることが多いです。
クローゼットの中に湿度がこもり、ダニが繁殖する環境が整っていると、湿度とダニの死骸やフンをエサにしてカビが繁殖します。

カビの繁殖を防止するためにも、クローゼットの中は、防虫剤と除湿剤を入れましょう。
カビの発生する元となる湿度を下げ、虫が発生しない状態を作れば、リスクをぐっと抑えられます。

着用後は陰干しをして湿気や熱を取る

着用後の衣類をしまう前に、陰干しをしましょう。
衣類に汗や体温が残っているとカビが繁殖するため、陰干しして湿気や熱を完全に取り除きましょう。

陰干しする時間は数時間~半日程度で十分です。
クリーニングから返ってきた衣類も、ビニールを外して同じくらい陰干しすると、カビが繁殖しにくくなりますよ。

長期保管する場合も定期的に陰干しをする

オフシーズン中のアウター類なども、定期的に陰干ししましょう。
陰干しすることで、衣類の湿気や温度を逃せます。
陰干しの過程でおのずと衣類を確認することにもなるため、衣類トラブルにいち早く気がつけるメリットもあります。

陰干しにあわせて、クローゼット内の掃除を行うとより効果的です。
クローゼット内のものを整理しつつ、ほこりなどを取り除きましょう。

掃除中はクローゼットが開いた状態になるので、空気も入れ替わり湿気も取れます。

カビは、湿気やほこりがエサになるため、定期的に陰干しをしたり、クローゼットの中を掃除しましょう。

関連記事:カビは移る!?洗濯や収納で気をつけたい衣類のカビ対策

5. 衣類にカビが発生したらすぐにクリーニングに出そう

衣類に発生するカビは、汚れや水分・温度を元に繁殖します。
見えている汚れだけでなく、生地の繊維に入りこんだ汚れもあるため、カビ汚れを取り除くにはクリーニング店にお願いするのが一番。
カビ汚れは、放置すれば放置するほど悪化するため、汚れを見つけ次第できるだけ早くクリーニング店へ出しましょう。
黒カビ汚れなども、早めに対処をすればキレイになりますよ。

宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」では、無料の「簡易シミ抜き」と有料の「シミ抜き」を行っています。
カビ汚れも、簡易シミ抜きで対応できる範囲であれば費用がかからないです。
大切な衣類で、どうしても汚れ落としたい場合は、有料のシミ抜きで相談してみてください。
電話やメールでのお問い合わせもできるため、気になる方は、事前の相談がおすすめです。

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仕事着のひとつであるスーツは、毎日着るため汗やほこり・食べ物のシミなどの汚れがつきやすいです。
スーツについた汚れをそのままにしたり、自分で洗濯をした結果スーツが縮んでしまったりという経験を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな時は、クリーニング店に依頼をすれば、スーツをキレイな状態で使い続けることができます。
この記事では、スーツをクリーニングに出したほうがよい理由・料金相場・クリーニング後の保管方法をご紹介します。

ぜひ、参考にしてみてください。

1. スーツクリーニングの料金相場や仕上がり日数

クリーニング済のスーツ

スーツのクリーニングは、お店ごとに料金の相場や仕上がり日数が違います。
そこで、お店の特徴ごとに料金相場や仕上がり日数の目安をご紹介します。

一般的なクリーニング店の場合

【料金相場と仕上がり日数】
料金相場 900~2,000円前後
仕上がり日数 3~7日程度

※すべて税込価格です。

ドライクリーニングでスーツをキレイにする場合、高くて2,000円前後の価格が相場で、仕上がり日数は大体3~7日程度です。遅くとも、1週間後には仕上がると考えておきましょう。

高級クリーニング店の場合

【料金相場と仕上がり日数】
料金相場 5,000~10,000円前後
仕上がり日数 3~7日程度

※すべて税込価格です。

ブランドもののスーツや、高価な生地でできているスーツをクリーニングしたい場合、高級クリーニング店がおすすめ。
仕上がり日数はほとんど変わりませんが、スーツの状態により日数も変わるので気をつけてください。
高級クリーニング店にスーツを持っていく場合は、費用や日数に余裕を持った状態で持ちこみましょう。

宅配クリーニング店の場合

【料金相場と仕上がり日数】
料金相場 1,400~1,800円前後
仕上がり日数 7~14日程度

※すべて税込価格です。

自宅にいながらクリーニングの依頼から受け取りまで完結できる宅配クリーニングでは、衣類ごとに料金が設定されている場合と、衣類の数で料金が設定されている場合があります。
この料金相場では、衣類ごとの料金が設定されている場合を記載しています。

仕上がり日数は、衣類を運送する日数が含まれているため、ほかのクリーニング店よりかかります。

2. スーツのクリーニング料金が店舗ごとに違う理由

クリーニング店ごとに料金が違うのは、複数の理由が関係しています。
次は、スーツのクリーニング料金が店舗ごとに違う理由をご紹介します。

クリーニングの方法が違うから

スーツのクリーニング料金が店舗ごとに違う理由のひとつに、クリーニング方法の違いがあります。
主にスーツのクリーニングは、以下のクリーニング方法で行われることが多いです。

【スーツで利用される主なクリーニング技法】
ドライクリーニング 水を使わずに有機溶剤を使用し汚れを落とすクリーニング方法。化粧品や食べ物などの油分を含んだ汚れを落とすのに適している。
ウェットクリーニング 水を使用し汚れを落とすクリーニング方法。汗汚れやコーヒー・果汁などの水溶性の汚れを落とすのに適している。

基本的に、スーツのクリーニングは型崩れを防ぐためにドライクリーニングがほとんど。
しかし、汚れや生地の状態から、ウェットクリーニングが適していると判断された場合は、ウェットクリーニングでクリーニングします。

ウェットクリーニングは水洗いと聞くと、自宅での洗濯と同じでは?と思う方もいるかもしれません。
日本の様々な工業製品の規格を定めた「JIS(ジス)」では以下のようにウェットクリーニングを定義付けしています。

・特殊な技術を用いた業者(クリーニング屋さん等)による繊維製品の水洗い処理

ウェットクリーニングは、クリーニング店による水洗い処理を指すため、家庭用の水洗いはウェットクリーニングとは言えないのです。

水洗いをすることで縮んでしまったり、型崩れを起こしたり、シワがついて戻らなくなってしまうリスクがあり、ウェットクリーニングは、ドライクリーニングよりも難易度が高いのが特徴。

そのため、ウェットクリーニングは料金設定がドライクリーニングよりも高く設定されています。

処理の工程が違うから

一般的には、複数の店舗を運営しているチェーン店は料金が安く、個人店や小規模の店舗の場合、料金が割高になります。

チェーン店では、クリーニング工場も複数あり、機械によりクリーニングの流れがシステム化されているため、一度に多くのクリーニングを行うことができます。そのため、料金を抑えることができます。

一方、個人店の場合、衣類の状態を一つひとつ見極めてクリーニングを行います。
丁寧な仕事をしてもらえる分、料金は高めに設定しているお店が多いです。

このように、クリーニング店の規模により処理の工程が違えばかかるコストも違うことを覚えておきましょう。

出店している地域の相場が違うから

クリーニング店が出店している地域でも価格に差が出ます。
都心や人の多い場所に出店しているお店は、当然家賃などが高くなります。
都心は人件費も高くなる傾向にあるため、これも価格に影響を与える要素といえるでしょう。

その為、チェーン展開しているクリーニング店でも、地域により価格が違う場合も。

クリーニングにかかる料金を安くしたい場合は、お店の立地にも注意してください。

3. スーツをクリーニングに出すときのポイントや注意点

スーツをキレイな状態で長持ちさせるには、クリーニングに出す際のポイントや注意点をおさえておく必要があります。
スーツをクリーニングに出す前に、以下の内容を参考にチェックしましょう。

クリーニングに出す頻度は季節によって変える

スーツをクリーニングに出す頻度は、季節にあわせて変えましょう。
スーツは着る機会の多い衣料のため、気温が高い夏場などは汗や皮脂で汚れやすくなります。
夏場はこまめにクリーニングに出すようにしましょう。

■スーツをクリーニングに出す頻度
  • 汗をかかない季節 … 1シーズンに1回
  • 夏場など汗をかく季節 … 2週間に1回

このほか、スーツを長期間しまう前にもクリーニングに出してください。
スーツについた見えない汚れを落とすことで、保管中のシミや虫食いなどを予防できます。

ジャケットとズボンの上下セットで出す

スーツのように上下セットの衣類をクリーニングに出す際、ジャケットまたはズボンのみ出して、出さなかったどちらか一方の衣類を家で洗濯する方がいます。
これはスーツの風合いが変わるため、避けましょう。

クリーニング店と家庭での洗濯では、技法はもちろん、洗濯に使う薬剤も違います。
衣類は、直接生地にふれる水・洗剤や、その洗い方による影響を受けやすいため、スーツ上下で異なる洗い方をしていると風合いが変わる可能性があります。

スーツをクリーニングに出す際は、必ず上下セットで出しましょう。

ポケットの中身を確認する

スーツのポケットを確認する男性

スーツはビジネスで着用するシーンが多く、ポケットの中にペンやメモなどが入っていることが多いです。
クリーニングに出す際は、ポケットの中を確認してから出しましょう。

ポケットの中にボールペンなどが入っている状態でクリーニングに出してしまうと、インク染みなどのトラブルにつながります。
クリーニングにスーツを出すときは、必ずポケットの中を確認してください。

汚れやほつれなどがないかチェックする

これは衣類全般にいえることですが、スーツをクリーニングに出すときは汚れやほつれがないかチェックしましょう。
汚れがある場合、シミ抜きなどのオプション加工を施さないと落とせない場合があります。
基本のクリーニング料金に加え、オプションにかかる料金が必要なため、汚れの有無は必ず確認してください。

ほつれは小さいものであれば、原状回復として修理してもらえます。
しかし、ほつれが大きかったり範囲が広かったりする場合は、クリーニングによる破損リスクを避けるため受付の時点で断られる可能性があるのです。
汚れだけでなく、ほつれも発生していないかしっかり確認しましょう。

関連記事:スーツの洗濯に利用したい宅配クリーニング 【出し方・頻度・料金相場・注意点】を解説!

4. クリーニング後のスーツの保管方法やホームケア

クリーニング後のスーツをキレイな状態で保つには、正しい保管やホームケアが必要です。
次に、スーツの保管方法やホームケアの方法をご紹介します。

色落ちなどがないか仕上がりを確認する

クリーニング後のスーツは、必ず色落ちや汚れの残りがないかを確認しましょう。
クリーニング店では、細心の注意を払って衣類を扱いますが、まれに色落ちや落とし残しがある場合も。

こういった際、クリーニング店では無料の再仕上げサービスを行っています。
再仕上げサービスの期間は、衣類を受け取ってから1週間から1カ月程が目安ですが、お店ごとに期間が違うため注意が必要です。
できるだけ早く対応してもらうためにも、スーツを返してもらったら、すぐに仕上がりを確認しましょう。

ビニールを外して半日くらい部屋干しする

クリーニング店から返却されたスーツは、ビニール袋に包まれた状態です。
このビニール袋は、家に着いた時点で外しましょう。
ビニールをつけたままにしておくと、中に湿気がこもってカビやにおいの原因になります。

ビニールを外したあとのスーツは、半日ほど部屋干しすると、衣類についた湿気を落とせます。
クリーニングから返ってきた衣類は、すぐにしまわず部屋干しし、完全に湿気やにおいが取れた状態にしてから、クローゼットにしまいましょう。

ハンガーをスーツ用のものに付け替える

クリーニングから返却されたとき、ハンガーにかけた状態で渡されますが、クローゼットにしまう際は、スーツ用のハンガーに付け替えてからしまいましょう。

洋服には、肩幅などにあわせて適切なハンガーの厚みが決まっています。
洋服に合わないハンガーを使用していると、型崩れやシワの原因にも。

スーツの場合、後ろ身頃の左右の肩先を直線で結んだ長さから2~4cmくらいのものが、ハンガーの肩幅サイズの目安です。
スーツは肩の丸みに沿って仕立てられているので、ハンガーの肩先に厚みがあるタイプがおすすめです。

スーツを保管するときは、専用のハンガーを利用しましょう。

スーツを着たあとはブラッシングする

キレイな状態でスーツを長持ちさせたいなら、衣類用ブラシでのブラッシングがおすすめ。
衣類用ブラシには、衣類に付いた汚れを落とし、繊維の流れを整える効果が期待できます。
また、繊維の流れを整え毛玉も抑えられますよ。

ハンガーにかけた状態のスーツをブラシで優しくなでるだけでよいので、手軽にスーツのお手入れができます。

5. スーツはお店ごとに料金や仕上がりに違いがあることを覚えておこう

スーツのクリーニングは、お店ごとに料金が違います。
価格はクリーニングの仕方や処理工程などによっても変わるため、単純に「費用の安いクリーニング店に依頼をすればおトク」というわけではありません。

特にスーツは、人前で着る機会が多いからこそ、衣類に合わせて適切なクリーニング方法で、丁寧に仕上げてくれるクリーニング店へ出すのがよいでしょう。

宅配クリーニング店「 RE:KURI(リクリ)」は、創業50年以上、約200店舗のクリーニング店を運営している実績があり、品質第一をモットーとしている宅配クリーニング店です。
リクリでは、顔が見えないからこそ安心して依頼いただけるよう、お客様に「衣類の状態・着用頻度・汚れがついた時期・どんな風に仕上げたいか」など、オーダーシートに記入してもらうようになっています。
オーダーシートに基づいて一着一着丁寧に対応してくれるので、安心できますね。

「クリーニング店に行く時間がない」とお悩みをお持ちの方も、一度「リクリ」をご利用ください。

寒い季節を迎え、いざコートを羽織ろうとしたとき、「ほこりや汗染みができていた!」なんてことはありませんか?
コートは裏地もついており、生地がしっかりしてる分、どうやってキレイにすれば良いか分からないという人も多いはず。

そんなとき、コートの洗濯には、プロのクリーニング店がおすすめです!
この記事では、クリーニング店に任せた方がよい理由や料金相場・注意点についてご紹介します。
クリーニング後のキレイな状態を保つための保管方法も併せてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. コートはクリーニングに出すべき?

コート

コートはクリーニングに出した方がよい衣類のひとつです。これには、コートが持つ特徴や洗濯における扱いにくさが関係しています。
コートをクリーニング店に任せた方がよい理由を解説します。

自分で洗濯するのは難しい

コートは自宅でも洗濯できますが、コートの素材によっては、家庭で洗濯すると型崩れやシワ・色落ちするものもあります。

洗濯表示を見て「洗濯機」「手洗い」マークがあると自宅での洗濯もできますが、コートには、外出の際のチリやホコリの他、アレルギーの原因となる花粉などの汚れも付着しています。
また、首回りには汗や皮脂汚れも。
思った以上に汚れがついており、コートの汚れを自宅でキレイに落とすのはなかなか難しいです。

コートの洗濯には、プロの知識と技術が必要なため、大切にしているコート、高価なコートはクリーニングに出すほうが安心です。

虫食い・カビ・シミを防ぐことができる

コートにつくのは目に見える汚れだけではありません。
繊維の奥に染みこむ汗や皮脂などの汚れは目に見えず、数種類の汚れがついているため、自宅用の洗剤では完全に落としきれないものです。

目に見えないから汚れていないと思い、そのままクローゼットにしまうと虫食い・カビ・シミの原因になります。
そのため、衣替えなどでコートをしまう前にプロのクリーニングでしっかり汚れを落としておくと、次のシーズンも気持ちよく袖を通せますよ。

撥水加工などコートを長持ちさせるオプションがある

クリーニング店では、ほつれ直しやシミ抜きなどの原状回復作業を無料で行ってくれるところが多いです。
また、クリーニングのオプションには、コートを水分や汚れから守るメニューもあり、とても便利です。

■コートを長持ちさせるオプション
  • 撥水加工
  • 汚れ防止加工
  • 消臭加工
  • 防虫・防カビ加工

撥水加工や汚れ防止加工、防虫・防カビ加工には、コートを汚れから守る効果が期待できます。
においが気になる場合は、消臭加工がおすすめです。
自宅ではできない加工を施せるので、コートの持ちの良さも変わってきます。

オプションはクリーニング店ごとで内容が異なるため、クリーニングを依頼する際に確認しておきましょう。

シーズンオフ時に保管してもらえる

クリーニング店の中には、クリーニングでキレイにしたまま、衣類の保管を行ってくれるところがあります。
コートの場合、クリーニング後に次のシーズンまで保管してくれるタイプのサービスが多いです。

保管サービスを利用すれば、シーズンオフの間コートが占めていた収納スペースを別のものに活用できます。
また、クリーニング店では、衣類にとって適切な湿度と温度を保って管理してくれるので、家庭よりもよい環境下で保管できるでしょう。
クリーニングと管理を一緒に請け負ってくれる保管サービスは、衣類を大切にしたい方の強い味方です。

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2. コートのクリーニングの料金相場や仕上がり日数

コートのクリーニング料金や仕上がり日数は、コートの生地により異なります。
そこで、クリーニング料金の相場や仕上がり日数の目安を生地ごとにまとめました。
コートをクリーニングに出す際の参考としてお役立てください。

ウール・カシミヤ・アンゴラのコートの場合

【料金相場と仕上がり日数】
料金相場 ・ウール:700~1,300円前後
・カシミヤ:1,000~2,000円前後
・アンゴラ:2,400円前後
仕上がり日数 5~7日

※すべて税込価格です。

ウール・カシミヤ・アンゴラはそれぞれ料金が違います。
仕上がり日数は同じですが、料金は異なる点に注意してください。

また、カシミヤコートに分類されるかどうかは、カシミヤが生地の中にどれだけ含まれているかで判断されます。
一般的に、30%以上カシミヤが含まれたコートはカシミヤとして扱われる傾向にあるようです。
コートをクリーニングに出す際は、生地の素材や組成にご注意ください。

ダウンジャケット・コートの場合

【料金相場と仕上がり日数】
料金相場 1,800~10,000円以上
仕上がり日数 7~14日

※すべて税込価格です。

ダウンジャケットは素材や構造が特殊なため、他のコートよりも価格が高くなりがちです。
ロングやハーフなどの着丈の長さによっても料金が異なります。

高級羽毛が使われていたり、高級ブランドのダウンジャケットやコートだと、特殊な仕上げを施すため仕上がりに1~2週間かかるものも。
他のコートよりも仕上がりに日数がかかるため、クリーニングに出す際はスケジュール管理にご注意ください。

毛皮・レザー・スエードのコートの場合

【料金相場と仕上がり日数】
料金相場 ・毛皮:10,000~15,000円前後
・レザー:5,000~8,000円前後
・スエード:13,000円前後
仕上がり日数 2~4週間

※すべて税込価格です。

毛皮・レザー・スエードのコートは、水洗いができない素材で、取り扱いが難しいため、クリーニング料金が高い傾向にあります。
そのため、格安の店にお願いするとトラブルになる可能性もあるので、毛皮や革製のコートのクリーニングを依頼する際は、相場内の料金を提示しているクリーニング店に依頼しましょう。

また、料金だけでなく仕上がり日数にも注意が必要です。
ダウンコート同様、計画的にクリーニングに出すことをおすすめします。

関連記事:コートのクリーニング料金相場と安い時期について紹介

3. コートをクリーニングに出す時のポイントや注意点

コートをキレイな状態で長持ちさせるには、ポイントや注意点を押さえてクリーニングに出す必要があります。
以下の内容をしっかり押さえたうえで、クリーニングをご利用くださいね。

クリーニングに出す頻度は1シーズンごとを目安にする

コートは1シーズンに1回はクリーニングに出しましょう。
コートは1シーズン着続けると、目に見えなくてもかなりの汚れが付着しています。
放置するとシミや黄ばみ・虫食いやカビによるトラブルの原因になるため、コートはクリーニングしてからしまいましょう。

コートに装飾・付属品があるか確認する

コートには、ファーやベルト、留め具のトグルなどがついている場合があります。
装飾・付属品がついている場合、クリーニングの工程が変わるため料金の区分が変わる可能性があります。
クリーニング店によっては、装飾・付属品とコートを別物と考えて、それぞれに費用がかかる場合もあります。

装飾・付属品があるコートは、1,000~3,000円と料金相場に幅があります。
コートをクリーニングに出す際は、装飾・付属品のカウント方法、料金がどれくらいになるかを必ず確認してください。

皮革・合皮は受け付けてもらえないことがある

レザージャケット

コートの中には皮革や合皮素材のものもあります。
これらの革製のコートをクリーニングする際、油分を落としてしまうと、品質が低下するため、高い技術力が要求されます。
クリーニング店に革専門の資格者がいない場合、クリーニングを受け付けてもらえない可能性がある点に注意してください。

毛皮や革製のコートのクリーニングを依頼する場合は、その店で扱える生地かどうかかの確認をするとよいでしょう。

料金設定をしっかり確認する

コートは生地の素材・コートの丈・装飾/付属品の有無で料金が変わります。
料金設定はクリーニング店ごとに異なるため、必ず事前に料金設定を確認してください。

店舗であればコートを持ち込んだ際、実際にいくらになるか判断してもらうとよいでしょう。
宅配クリーニングでは公式ホームページに記載されていることが多いです。
料金設定をしっかり確認したうえで、クリーニングを依頼しましょう。

汚れやほつれなどがないかチェックする

コートに限ったことではありませんが、クリーニングに出す前に汚れやほつれがないか確認してください。
汚れがある場合、そのまま放置するとシミになったり黄ばんでしまうため、シミ抜きなどのオプション料金が発生する可能性があります。

また、小さいほつれであれば原状回復の作業を行ってもらえますが、あまりに大きいまたは範囲が広いほつれがあると、クリーニング作業中にほつれがさらに広がり、衣服の破損につながる可能性があるため、クリーニングを断られるかもしれません。

汚れやほつれはあらかじめ確認しておき、クリーニング店に渡す時点で伝えるようにしましょう。

4. クリーニング後のコートの確認・保管方法

コートをハンガーにかける

クリーニング後のコートをキレイな状態で保つには、受け取ったあとの確認や保管も重要です。
受け取り後の確認や保管におけるポイントを解説します。

色落ちなどがないか仕上がりを確認する

クリーニング店では預かった衣類は細心の注意を払い取扱いますが、まれに色落ちや汚れが落としきれていない場合があります。
そのため、コートがクリーニングから返ってきたときは、必ず仕上がりを確認しましょう。

クリーニング店の多くは、仕上がりに問題があったときの対応として、無料の再仕上げサービスを行っています。
期間は1週間~1カ月以内とクリーニング店ごとに異なりますが、この期間中であれば、再度クリーニングをすることが可能です。
クリーニングからコートが返ってきたら、必ず仕上がりを確認し、何か気になる点があれば、すぐにクリーニング店へ連絡しましょう。

ビニールを外して半日くらい部屋干しする

クリーニングから衣類が返ってきたとき、ビニールがかかった状態で渡されますが、これはお客様が衣類を持ち帰るまでの間に汚れないようにするためのものです。
家に持ち帰った後もビニールをつけっぱなしにしておくと、湿気がこもりカビやにおいの原因になります。

コートが返ってきたら、すぐにビニールを外し半日ほど部屋干ししましょう。
部屋干しすることで、コートに残った湿気が取れるので、部屋干しした後に収納するようにしてくださいね。

ハンガーをコート用のものに付け替える

クリーニング店では、ハンガーにかけた状態で衣類が返却されます。
このハンガーをかけた状態での収納は避けましょう。

ハンガーにはコート専用のものがあり、コートの型崩れを防ぐ効果があります。コート専用ハンガーの特徴は、肩先に厚みがあり、肩に沿って湾曲した形をしています。コートの重みに耐えられる耐久性と肩を支える厚みのあるものがおすすめです。

コートを収納する際は、コート専用ハンガーを使用しましょう。

カバーをかけてクローゼットに収納する

コートを収納する際、コート専用ハンガーだけでなくコート用の衣類カバーを使い保管すると、衣類が傷まず長持ちします。
収納の際は、不織布でできたコート用衣類カバーを使用しましょう。

コートカバーをかけることで、収納スペース内のほこりの影響を最小限に抑えられます。
中には防虫効果付きのものもあり、虫食いの予防にもなります。

5. コートのメンテナンスはクリーニングにおまかせ!

コートは家庭で洗うのが難しい衣類だからこそ、なるべく料金を抑え、対応してくれるクリーニング店を探している方も少なくないはず。クリーニングの料金は、お店ごとに異なり、コートに付属しているファーやベルトなどのカウント方法もさまざまです。
コートの種類によっては受け付けてもらえなかったり、取り扱いが難しい場合は、価格が高くなります。

また、お気に入りのコートを長持ちさせるためにも、自宅洗いではできない加工メニューも、検討してみてください。
クリーニング後は、コートの色落ちの状態などを確認したり、完了後の取り扱いに注意したりすることも重要です!

コートのクリーニング店をお探しの方へおすすめしたいのが、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」。
リクリは創業50年以上、約200店舗を運営しているクリーニング店です。
その実績から、衣類は1着ずつ検品し、衣類の状態に合わせて洗濯方法を変えるなど、一着一着丁寧にクリーニングするというこだわりよう。
1着あたりの値段が高価なコートだからこそ、安心して任せられるお店にお願いしたいですよね。
気になる方は、一度、リクリに相談してみてはいかがでしょうか?

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クリーニングを利用するにあたって、支払いのタイミングや支払い方法など、よく分からない人もいるのではないでしょうか。
料金や支払い方法などお金に関する疑問や不安がある状態でクリーニングを利用するのは、抵抗がありますよね。

この記事では、クリーニングの支払いのタイミングや支払い方法について、店舗型のクリーニング店の場合と宅配クリーニングの場合にわけてご紹介します。

クリーニングを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 店舗型クリーニングの支払いタイミング

クリーニング受付

店舗型クリーニング店の場合、以下の流れで利用と支払いを行います。

■店舗型クリーニングの流れと支払いタイミング
  • お店に衣類を持っていく
  • 受付で衣類の汚れの説明やクリーニングコースを選択し、依頼する
  • 料金の支払い
  • クリーニングが完了したら店頭へ受け取りに行く

手順の前後や細かい流れはお店ごとに異なりますが、概ねこの流れでクリーニングの受付が行われます。
料金の支払いは、クリーニングの内容が決まったあとに行われることが多いです。

基本料金は前払いのことが多い

店舗型クリーニングの場合、基本料金はほとんどのお店が前払い式です。
クリーニングの基本料金やオプション料金は、お店の中にメニューとして掲示されているか、受付スタッフから説明してもらえます。
汚れの状態や生地の種類がわからない場合でも、受付スタッフに相談すれば適切な料金のサービスを紹介してくれるので安心です。
料金に関する疑問や不安がある場合は、あらかじめ相談してくださいね。

後払いにできない理由

店舗型は、ほとんどの場合後払いができません。
これは、クリーニング店の仕組みが関係しています。

後払いの場合、クリーニングした衣類を受け取るタイミングで支払います。
つまり、お客様が衣類を受け取りに来なければ、いつまでたっても料金が回収できず、売り上げが立たないということになります。

店舗型クリーニングで後払いができないのは、料金の未回収リスクを避けるためだといえます。

加工サービスの追加料金が後払いになることがある

料金の未回収リスクを回避するために、店舗型クリーニングでは先払いが多いですが、店舗型クリーニングでも料金が後払いになる場合があります。

■店舗型クリーニングで料金を後払いする場合
  • シミ抜きなど、やってみないと仕上がりが分からないオプションを利用した場合
  • 受け取り期限を過ぎた衣類を受け取った場合
  • クリーニング店が外部の特殊品専門クリーニング店に依頼した場合

シミ抜きなどの加工は、汚れが取れるかどうかの判断が非常に難しいです。
汚れが落としやすいものであれば、通常のクリーニング工程で落とせますが、汚れがひどいものの場合、シミ抜きを行っても完全に汚れを取るのが難しい可能性もあります。

そのため、オプション加工は「オプションの作業を行って衣類がきれいになったら加算する」などの形をとることが多いです。
クリーニングの結果に左右されるため、後払いとなるわけです。

クリーニングでは受け取り期限が決められており、期限を過ぎた衣類は自社倉庫などに保管されます。
このとき、保管にかかる費用は追加で請求となる場合があります。
費用は、取りに来るまでの期間で計算されるため、後払いになります。

この他、自店では扱えない皮革製品や着物・毛皮などの特殊品を専門業者に依頼した場合も、後払いになります。
この場合、実際に専門業者で仕上がった際に、支払い額が決まるため、後払いになります。

このように、店舗型クリーニングは先払いが基本ですが、まれに追加料金の後払いが発生します。

2. 店舗型クリーニングの支払い方法

店舗型クリーニングの支払い方法は、現金が基本ですが、クレジットカード、ICキャッシュレス払い・電子マネーに対応しているところもあります。

全国展開しているようなお店でも、お店ごとに可能な支払い方法が異なるため注意してください。
クレジットカードなどを利用したい場合は、事前に使える支払い方法を確認しましょう。

クリーニングの受け取り期限とは

「クリーニングの受け取り期限」とは、仕上がり日から受け取りの手続きを追加料金なしで行える期間のことです。
この受け取り期限を過ぎると、延滞料金を支払わないといけない場合があるので注意してくださいね。

例えば、クリーニング店でもらった伝票などに、「仕上がり日:3/1」「受け取り期限:3/8」と記載されていた場合、3/8までに受け取れば、延滞料金を支払わずに衣類を受け取れます。

受け取り期限はお店ごとに異なりますが、1週間~1カ月程度で設定しているお店が多いです。

3. 宅配クリーニングの支払いタイミング

スマホで注文

次に、宅配クリーニングの支払いタイミングを解説します。宅配クリーニングは、以下の流れで利用と支払いを行います。

■宅配クリーニングの流れと支払いタイミング
  • インターネットやアプリからクリーニングを注文する
  • クリーニングに出したい衣類を詰めて発送
  • クリーニングが終わった衣類が自宅に届く
  • 支払い

宅配クリーニングの流れを見ると、支払いタイミングが後払いであることがわかりますね。

宅配クリーニングは後払いできるお店が多い

宅配クリーニングは、店舗型とは違い後払いでの支払いが多いです。
後払いとは、商品到着後に支配う形式を言います。
支払い方法は、代引き・クレジット・スマホ払いなど複数から選択できるクリーニング店が多く、後払いを希望する方は、店舗型よりも宅配クリーニングがおすすめです。

しかし、クリーニング店の中には、特定のプランや特定の会員のみが後払いができるなど、条件を設けている場合があります。
どんな支払い方法が可能か、予め店舗のホームページで確認しておきましょう。

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4. 宅配クリーニングの支払い方法

宅配クリーニングの支払い方法は、以下の3つがよく利用されます。

■宅配クリーニングの支払い方法
  • クレジットカード
  • 代引き
  • 銀行振込

中でも一番多いのが、クレジットカードによる支払いです。
カード決済ならお客様自身から手数料を取らないため、おトクに利用できます。
クレジットカードの場合、衣類が業者に届いた時点で支払処理が発生するため、ほかの支払いよりも早く決済が決定します。

カードの情報を知られたくない場合や、カードを持っていない場合は、代引きを利用するとよいでしょう。
ただし、代引きは、基本料金や送料に加えて代引き手数料がかかるため、注意してください。

代引きは、仕上がった衣類の受け渡しの際に支払いを行います。
宅配スタッフの方が自宅に来る前に、事前に支払うお金を用意しておきましょう。

クレジットカードや代引きよりも対応しているクリーニング店は少ないですが、銀行振込も行っているお店もあります。
これも、代引きと同様に振込手数料が発生します。
振込用紙は、返ってきた衣類と一緒に同梱されているケースが多いです。

宅配クリーニングの支払い方法は、各店舗により異なるため、利用する際は、事前に支払い方法を確認しておくと、スムーズにクリーニングの利用ができますよ。

5. クリーニングの支払いシステムを覚えておこう

クリーニングは、店舗型と宅配型で依頼する流れや支払いのタイミングが異なります。
店舗型の場合、運営上先払いが多いですが、オプションの利用・受け取り期限を過ぎてからの引取り・特殊品のクリーニングなど、場合によっては後払いになるケースも。

宅配クリーニングはクレジットカード・代引き・銀行振込などの後払いができるところが多いので、後払いを希望する方は、宅配クリーニングの利用をおすすめします。

宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」ではクレジットカードや代引きによる後払いが可能です。
「クリーニングを後払いで利用したい」と考えている方は、ぜひリクリも検討してみてください。

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「クリーニング店に衣類を出した後、仕上がった衣類を受け取りに行くときに、何か気をつけることはあるのかな?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

この記事では、クリーニングの受け取り方法や受け取り期限と保管期間の違いなど、受け取り時に知っておくと役立つポイントをご紹介します。

トラブルなどを避けるのに便利な、受け取り後に確認したいポイントも併せてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. クリーニングの受け取り方法

受付

クリーニング店に衣類を預けると、伝票が発行され、仕上がり日を教えてくれます。
この伝票はいわゆる引換券です。いつ仕上がるのか、預かった衣類の数、受け取り期間などが記載されており、仕上がった衣類を受け取る際に伝票を受付の方に渡します。確実にお客様のもとに衣類を返すために必要不可欠な券なので、失くさずに保管しましょう。

クリーニング店では、預かる衣類の数が多いことから直接お客様へ仕上がり日の連絡を行っていないところがほとんど。
仕上がり日は伝票に記載されているので、仕上がり日からあまり時間が経たないうちに、なるべく早めに受取に行きましょう。

また、衣類を受け取りに行く際は、以下の持ち物を用意してからお店へ向かってください。

■衣類を受け取る際に必要なもの
  • 伝票
  • 衣類を入れる袋

あらかじめ大きな袋を用意しておくと、袋詰めや移動によるシワの発生を防ぎ、キレイな状態で持ち帰れます。

2. 受け取り期限と保管期間の違い

クリーニング店では、衣類を受け取る期限である「受け取り期限」と、衣類を保管する期間である「保管期間」があります。

それぞれの内容と違いをご紹介します。

クリーニングの受け取り期限とは

「クリーニングの受け取り期限」とは、仕上がり日から受け取りの手続きを追加料金なしで行える期間のことです。
この受け取り期限を過ぎると、延滞料金を支払わないといけない場合があるので注意してくださいね。

例えば、クリーニング店でもらった伝票などに、「仕上がり日:3/1」「受け取り期限:3/8」と記載されていた場合、3/8までに受け取れば、延滞料金を支払わずに衣類を受け取れます。

受け取り期限はお店ごとに異なりますが、1週間~1カ月程度で設定しているお店が多いです。

クリーニングの保管期間とは

クリーニング保管

「クリーニングの保管期間」とは、衣類の受け取り期限を経過しても保管される期間です。
クリーニング後、受け取り期限中に取りに来られなかった衣類でも、1年間(お店によっては3~6カ月)は保管しますが、期間を過ぎた衣類は処分されることが多いです。

例えば、「受け取り期限:2022/3/8」「保管期間:受け取り期限より1年間」と規定されていた場合、2022/3/9から2023/3/8までが保管期間となり、期間を過ぎると衣類は処分されてしまいます。

また、受け取り期限を過ぎて衣類を取りに行った場合、保管料として追加料金がかかるクリーニング店もあります。

保管期間や追加料金などの設定はクリーニング店ごとに異なるため、期限までに衣類を受け取れない場合は注意しましょう。

クリーニング業法に期間の規定はない

受け取り期限や保管期間は、法律で期間を明確に決められているわけではありません。
クリーニング店に配置すべき職人の数や、従業員の講習受講を定めた法律はありますが、衣類の預かりや保管に対する規定は設けられていないのです。

そのため、預かり期限や保管期間はお店ごとに決まります。
クリーニングを利用する際は、預かり期限や保管期間の日数を必ず確認しましょう。

クリーニング事故賠償基準の規定では1年間

お店の裁量で決められている受け取り期限や保管期間ですが、目安となる基準があります。
それが、「クリーニング事故賠償基準」です。

「クリーニング事故賠償基準」は、「全国クリーニング生活衛生同業組合連合会」による基準で、クリーニング業界の自主基準を超えたものとして位置づけられています。
国民生活センターなどでトラブル時の調節を行う際にも基準として使われる規定であり、クリーニング店はこの基準に則り、受け取り期限などの日数を決定しているのです。

なお、クリーニング事故賠償基準では、預かりから1年経過した衣類は賠償を免れると規定されています。
つまり、保管期間中の衣類に何らかのトラブルが起きていても、預けてから1年以上経過した衣類に関しては責任を追及できません。
このことからも、クリーニング店に預けた衣類はできるだけ早く受け取りにいった方がよいといえるでしょう。

店によって保管期間が異なる

先にご紹介したように、衣類の保管期間はクリーニング店ごとに異なります。
クリーニング事故賠償基準に沿って保管期間を1年と定めているところもあれば、独自の利用規約を設けて1年以上または数日~数カ月の保管期間を設けている店舗もあるため、注意が必要です。

保管期間はクリーニング店の受付で確認できるほか、会員カードなどにも記載されている場合があります。
預かり期限までの受け取りが難しい場合は、必ずクリーニング店へ連絡してください。

保管期間を過ぎるとどうなる?

クリーニング店が管理できる衣類の量には限りがあります。
そのため、保管期間が切れて賠償責任がなくなった衣類は、処分されることがほとんど。

一般的に、破棄されることが多いですが、ブランド品などある程度の価値があるものの場合、オークションサイトやリサイクルショップに売却されることもあります。

どちらにせよ、保管期限が切れた場合、手元に衣類は返ってきません。
仕上がり日を迎えた衣類は、できるだけ早く受け取りに行きましょう。

3. 保管してほしい場合は長期保管サービスがおすすめ

クリーニング店の中には、クリーニングした衣類を長期間預かる「長期保管サービス」を行っているところがあります。
このサービスを利用すれば、クリーニングした衣類を長期間お店に預けることが可能です。
便利なサービスですがメリットとデメリットがあるため、ただしく理解したうえで利用しましょう。

【長期保管サービスのメリットとデメリット】
メリット
  • クリーニングと衣類の長期管理を同時に依頼できる
  • 自宅で管理する衣類が少なくなり収納スペースに余裕ができる
  • 長期間預けても延長料金などが発生しない
デメリット
  • 衣類を使いたいときにすぐ取り出せない
  • サービスを利用できる衣類や量に制限がある
  • 衣類を取りに行く手間や送ってもらう送料がかかる

保管期間は1カ月~1年とお店やサービスのコースごとに異なります。
長期保管サービスは、店舗型・宅配型両方のクリーニング店で実施されているサービスです。
利用の際は、お店ごとにサービス内容が違う点に注意してくださいね。

関連記事:宅配クリーニングの保管サービスとは?メリットや利用方法を解説

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4. 衣類の受け取り後に確認したいポイント

衣類確認する女性

クリーニング後の衣類を受け取る際に気をつけたいポイントは、受け取り期限や保管期間だけではありません。
受け取りの際に確認しておきたいポイントを解説します。

クリーニングカバー(ポリ包装)を外す

クリーニング後に衣類を受け取る際、ビニールの袋に包まれた状態で渡されますが、これはすぐに外してください。
このビニールは「クリーニングカバー」と呼ばれるもので、お客様が衣類を自宅に持ち帰るまでの間、ほこりや汚れから衣類を一時的に守る目的でつけられています。

クリーニングカバーを自宅や収納でもつけたままにしていると、カバー内に湿気がこもってカビやにおいの原因になります。
衣類をキレイな状態に保つためにも、クリーニングカバーはできるだけ早く外しましょう。

汚れやほつれがないか確認する

クリーニング店で衣類を受け取ったときや、クリーニングカバーを外したときに、衣類の状態を確認しましょう。
クリーニング店では細心の注意を払って衣類を扱ってくれていますが、まれにシミや汚れの残り・ほつれやボタン外れが発生する場合があります。衣類を受け取ってすぐであれば、無料で再仕上げをしてくれます。
この再仕上げには、クリーニング店ごとに日数が決まっており、だいたい1週間が目安です。
1週間ほどを過ぎてからだと、再仕上が有料になる場合があるので、トラブルを避けるためにも、衣類の確認は、受け取ってすぐに必ず行いましょう。

衣類に合わせてハンガーを取り替える

クリーニングから返ってきた衣類は、ハンガーにかけて返されることが多いです。
このときのハンガーは、衣類にあわせて取り替えましょう。
衣類にあわないハンガーをそのまま使い続けると、型崩れを起こす原因になります。

ジャケットなどは、肩幅や厚みにあわせた形状のハンガーを利用してください。
着物ハンガーのように特定の衣類専用の製品もあるため、衣類の形状や生地にあわせた管理を心がけ、衣類をキレイに保ちましょう。

5. クリーニング店は受け取りや保管にかかる期間に注意して利用しよう

クリーニング店では、受け取り期限や保管期間があり、それぞれ管理方法が違います。
預けている状態により料金が変わる場合もあるため、注意が必要です。

長期間衣類を預けたい場合は、長期保管サービスがおすすめ。
長期保管サービスを利用すれば、必要なシーズンが来るまで衣類を温度・湿度が整った環境でしっかり保管してもらえるので、
衣類も長持ちします。自宅の収納スペースもスッキリするので、一石二鳥ですね。

宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」でも、衣類の長期保管サービスを行っています。
お客様からお預かりした衣類を、キレイな仕上がりのまま、日光があたらない、適切な温度・湿度の環境下で管理します。
衣類だけでなく、羽毛布団の保管も行っているので、衣類の長期管理サービスに興味を持たれた方は、この機会に相談してみてください。

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衣類などの代表的なクリーニング方法に「水洗い」と「ドライクリーニング」があります。
「2つの違いがいまいち分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「水洗い」と「ドライクリーニング」にはそれぞれにメリットとデメリットがあります。
そのため、2つの違いを理解し衣類や汚れの種類によって使い分ける必要があります。

この記事では、「水洗い」と「ドライクリーニング」の違いを比較しながら、それぞれの特徴やメリットとデメリットなどをまとめてご紹介します。

1. 水洗いとドライクリーニングの違いを比較

まずは、水洗いとドライクリーニングの違いをしっかり押さえましょう。
2つの大きな違いは、落とせる汚れの種類です。

水洗いとドライクリーニングそれぞれの洗い方と落とせる汚れの違いを、比較しながらご紹介します。

クリーニングの際に水を使うか使わないか

スプラッシュ水

水洗いとドライクリーニングの大きな違いは、汚れを落とす際に水を使うかどうかです。
また、水洗いとドライクリーニングのどちらを利用したらよいかは、衣類の種類によって判断しましょう。

【水洗いとドライクリーニングの洗濯方法】
水洗い ドライ
クリーニング
洗濯方法 40~60℃の温水を使って洗濯する方法で、洗剤・石鹸・漂白剤を使う 有機溶剤(ドライ溶剤と呼ばれる石油系の薬剤)で汚れを溶かし落とす
適した衣類 水洗いに耐性がある衣類 洗濯表示が「ドライ」の衣類
水洗いに耐性が低い衣類

水洗いは温水で衣類を洗う技法で、洗剤や漂白剤を使って汚れを落とします。
一方でドライクリーニングは水を使わず、有機溶剤を衣類の汚れに直接塗布して溶かし落とす技法です。

水を使って洗ったほうがよいかどうかは、衣類の種類に左右されます。
水洗いに対して耐性がある衣類なら、水洗い・ドライクリーニングの両方が使えますが、水に弱い生地や繊細な装飾が施された衣類は、ドライクリーニングのみが可能です。
「水洗い」「ドライクリーニング」はどちらもよく聞く技法ですが、洗濯方法や適している衣類は違うことを覚えておきましょう。

落とせる汚れの種類

水洗いとドライクリーニングの違いは、クリーニング方法や衣類の種類だけではありません。
落としたい汚れによっても、使い分ける必要があります。

クリーニングのプロは、汚れや生地の種類・状態から、最適なクリーニング方法を判断し作業します。
水洗いとドライクリーニング、それぞれどのような汚れを落とすのに適しているのか、ご紹介します。
クリーニングを依頼するときにどちらを選べばいいか参考にしてください。

水洗いで落とせる汚れ

水洗いは、温水を使って洗濯するため水溶性の汚れが多い場合に使われます。
しかし、洗剤などの効果により脂溶性の汚れも落とすことも可能なため、水洗いであっても水溶性・脂溶性のどちらの汚れにも効果があります。

■水洗いで落とせる汚れの例
  • 汗や皮脂の塩分による汚れ
  • 血液や尿の汚れ
  • 乳酸やたんぱく質汚れ
  • 糖分を含んだ汚れ
  • アルコールを含んだ汚れ
  • たばこのにおい

水洗いでは水溶性・脂溶性の両方の汚れを落とせますが、どんな汚れでも完璧に落とせるわけではないので、ご注意ください。

ドライクリーニングで落とせる汚れ

ドライクリーニングは油汚れを溶かす薬剤を使用するため、脂溶性の汚れを落とすには最適な方法です。
水溶性の汚れはほとんど落とせないですが、脂溶性の汚れを落とす力は水洗いより効果が高いです。

■ドライクリーニングで落とせる汚れの例
  • 皮脂の汚れやにおい
  • 口紅やファンデーションなどの油分を含んだ化粧品汚れ
  • ボールペンやマジックなどの油性ペンの汚れ
  • 食用油やチョコレートなどの油分を含んだ食べ物の汚れ

これらの汚れは油分が主な成分であるため、ドライクリーニングでキレイになります。
しかし、脂溶性と水溶性の汚れが混ざり合っている場合、ドライクリーニングだけではキレイにできません。
そのため、ドライクリーニング後、水洗いを行うこともあるということを覚えておきましょう。

2. 水洗いクリーニングのメリットとデメリット

メリットとデメリット

水溶性・脂溶性、どちらの汚れも落とせる水洗いクリーニングですが、メリットとデメリットがあります。
水洗いクリーニングのメリットとデメリットを詳しくご紹介します。

水洗いクリーニングとは?洗い方の特徴

水洗いクリーニングでは、洗剤や漂白剤などが溶けやすい40~60℃の温水を使って洗濯します。
水の温度が低いと洗剤や汚れが溶けず、逆に温度が高すぎると汚れやにおいが付着しやすいためです。

クリーニングで利用される薬剤の中には、肌に付着すると危険なものもありますが、水洗いクリーニングなら、水ですすぐと薬剤が落ちるため、肌への影響を最小限に抑えられます。
そのため、水洗いは肌着やワイシャツのような肌に直接触れる衣類に利用されることが多いです。

水洗いクリーニングのメリット

次に、水洗いクリーニングのメリットについて解説します。

■水洗いクリーニングのメリット
  • 水溶性の汚れを落とす力が強い
  • 石鹸や漂白剤などの強力な洗剤が使える
  • 汗や黄ばみの予防ができる
  • におい菌やカビ菌の除去

水洗いクリーニングは、水溶性の汚れに強いだけでなく、汚れやにおいの予防にも有効です。

また、石鹸や漂白剤などの汚れ・菌を落とす力が強い薬剤を使用したり、汚れが落ちやすい温水を使用したりするため、洗浄力や殺菌力が高いのも大きなメリットです。

汚れをしっかり落とせるので、汚れを放置することでできる汗ジミや黄ばみといった衣類のトラブルを防ぐこともできます。

水洗いクリーニングのデメリット

メリットがたくさんある水洗いクリーニングですがデメリットもあります。
衣類や汚れの状態によっては、相性が悪い場合もあることを覚えておいてくださいね。

■水洗いクリーニングのデメリット
  • 脂溶性の汚れに対する洗浄力がドライクリーニングよりも弱い
  • 型崩れやシワができる可能性がある
  • 生地が傷みやすくなる

脂溶性の汚れを目立たないレベルにまで落とすには、ドライクリーニングが適しています。
水洗いでもある程度は落とせますが、完璧に落とせるわけではありません。

また、水洗いクリーニングは洗濯機を用いるため、衣類の型崩れやシワが起こりやすいことも覚えておきましょう。
クリーニング店でも、作業時は細心の注意を払って生地を取り扱いますが、それでも型崩れやシワの発生・生地へのダメージを完全に避けることはできません。

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3. ドライクリーニングのメリットとデメリット

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水洗いクリーニング同様、ドライクリーニングにもメリットとデメリットはあります。
続いてはドライクリーニングのメリット・デメリットを詳しくご紹介しますので、しっかり把握したうえで上手に使い分けましょう。

ドライクリーニングとは?洗い方の特徴

ドライクリーニングは水を使わずに、有機溶剤で汚れを落とすため、脂溶性の汚れに有効なクリーニング方法です。
そのため、カシミヤなどのデリケートな生地でも、衣類の伸びや縮み・色あせなどの心配がいりません。

ドライクリーニングは、家庭では落とせない汚れ、扱えない衣類に特化した技法です。
油汚れやシミ・ドライ表示の衣類はクリーニング店を利用しましょう。

ドライクリーニングのメリット

ドライクリーニングには、ほかのクリーニング方法にはないメリットがたくさんあります。

■ドライクリーニングのメリット
  • 脂溶性の汚れに強い
  • デリケートな生地の衣類もキレイにできる
  • 風合いが損なわれにくい
  • シワや型崩れが起こりにくい

ドライクリーニングは、家庭の洗濯や水洗いクリーニングでは落ちにくい脂溶性の汚れをしっかり落とせます。
また、水を使わず洗濯するため、型崩れや縮み・色落ちしやすいウールやシルクなどの素材も気兼ねなくクリーニングできます。

ドライクリーニングのデメリット

ドライクリーニングはメリットばかりではありません。
デメリットもあるため、注意が必要です。

■ドライクリーニングのデメリット
  • 水溶性の汚れは落としにくい
  • 黒ずみが残る場合がある
  • 有機溶剤のにおいが残ったり、肌トラブルが起きたりする可能性がある

ドライクリーニングには水溶性の汚れを落とす力はほとんどありません。
そのため、水溶性の汚れには水洗いクリーニングを行う必要があります。

また、ドライクリーニングの溶剤は、石油系の薬剤のため、水と違って簡単に捨てることが出来ません。
そこで、フィルターなどで溶剤の汚れを吸着しながら循環させ溶剤を再利用しており、フィルターを通さずに同じ洗剤で洗い続けると、徐々に取り切れない汚れが溜まり、衣類が黒ずんだ仕上がりになる他、ドライ臭の独特な臭いが残る原因にもなります。

クリーニング店の中には、洗濯1回ごとにフィルターをかけてろ過し、常にキレイな溶剤を使用するように溶剤管理しているお店もあるので、予め利用するお店でのドライクリーニングの溶剤について確認しておくと安心です。

4. 水洗いとドライクリーニングの仕組みを理解したうえでクリーニングを利用しよう

洗濯喜ぶ女性

水洗いとドライクリーニングには、それぞれメリットとデメリットがあります。

水洗いクリーニングの特徴は、水溶性の汚れを落とすのに優れ、汗や黄ばみを落とす力があります。
一方でドライクリーニングは家庭で落とせない汚れ、扱えない衣類に特化したクリーニング方法です。
これらの特徴を理解してクリーニングを依頼する際は汚れや衣類の状態を確認し、どちらが適しているかを判断しましょう。

宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」では、衣類の状態の合わせて水洗い、またはドライクリーニングで適切に洗濯してくれます。
また、リクリは、洗濯1回ごとに、使用後の溶剤を専用のフィルターにかけてろ過し、溶剤に含まれた汚れをキレイに取り除いてから再利用しているので、安心ですね。

クリーニングをご検討中の方は、ぜひリクリまで相談してみてはいかがでしょうか。

関連記事:宅配クリーニングを選ぶなら水洗い?ドライクリーニングとの違いを解説

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夏になると着る「浴衣」は、汗や砂・泥汚れがついてしまいます。
汚れた浴衣は一度着たらクリーニングに出すべきか、「料金が高いから自宅で洗おうかな」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
浴衣のクリーニング費用の相場は、おおむね1,000~4,000円(税込)程度とされています。

この記事では、そもそも浴衣はクリーニングに出したほうがよいのか、クリーニング料金などを詳しくご紹介します。

1. 浴衣をクリーニングに出すのがおすすめな理由

浴衣女子二人

浴衣は汚れやすく、色移りや縮みなどの生地トラブルが起きやすい衣類です。
最近は家庭の洗濯機でも洗えるタイプもありますが、できればクリーニングに出すことをおすすめします。
なぜ浴衣はクリーニングに出したほうがよいのか、その理由をご紹介します。

さまざまな頑固汚れもキレイに落としてもらえる

浴衣は夏場に着るため、汗・食べ物のシミなど、ときには家庭で落としにくい頑固汚れが付くこともあります。
でも、クリーニングのプロにお願いすれば、そういった汚れもキレイに落とせます。浴衣をクリーニングに出せば、キレイな状態を長く保つことができるのです。

クリーニング店では、それぞれの汚れや生地の状態にあわせたクリーニング方法・薬剤を選択して行います。家庭よりも洗浄効果がある機材や薬剤が揃っていたり、シミ抜き職人がいるため、なかなか落ちにくい汚れもキレイにできるのです。
見えない汚れや頑固汚れも一気にキレイにできるのは、クリーニング店ならではのメリットですね。

生地に負担をかけずに洗ってもらえる

浴衣は、綿や麻などの天然素材の生地から作られているうえに、色や柄は直接布生地を染めて作られていることがほとんど。
デリケートな製法でできているため、色落ち・色移り・生地の縮みなどのトラブルが普通の衣類よりも起きやすいです。

そのため、「普段着と同じように洗濯したら、着られない状態になってしまった」なんてことも。
クリーニング店なら、衣類のプロの手で洗濯してもらえるため、このような事態を避けられます。

形を崩さずしっかりとプレスしてもらえる

浴衣の形を崩さず、しっかりとプレスをかけてもらえるので、シワのないビシッとしたキレイな状態で浴衣を着用できる。これもまたクリーニングを利用するメリットです。

天然素材でできている浴衣は、強い力がかかると型崩れやシワが発生します。これを防ぐためには、正しい順番と方法でアイロンをかける必要があります。

クリーニング店で着物や浴衣を扱うのは洗濯のプロ、当然アイロンやプレスのかけ方を熟知しているため浴衣の形が崩れるようなことはありません。

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2. 浴衣クリーニングの料金相場や仕上がり日数

浴衣のクリーニングができるお店は、一般的なクリーニング店と着物専用のクリーニング店とあります。
そこで、浴衣クリーニングの料金相場や仕上がり日数をまとめました。
クリーニング店を選ぶ際の参考として役立ててくださいね。

一般的なクリーニング店の場合

【料金相場と仕上がり日数】
料金相場 1,000~3,000円前後
仕上がり日数 3~10日

※すべて税込価格です。

クリーニング店のなかには、相場よりも安価な値段で受け付けている場合もありますが型崩れや色落ちといったトラブルにつながる場合もあるので要注意を。
浴衣のクリーニングは、料金相場の金額内を提示しているお店を利用することをおすすめします。

着物専門クリーニング店の場合

着物専門クリーニング店に依頼する場合、費用や仕上がり日数が通常のクリーニングよりも多く・長くかかる傾向にあります。

【料金相場と仕上がり日数】
料金相場 3,000~4,000円前後
仕上がり日数 1~2週間

※すべて税込価格です。

特殊な素材や染め方の浴衣や、染み抜きなどを依頼した場合、より費用や日数がかかる場合があります。
着物専門クリーニング店を利用する場合は、費用や日数に余裕を持たせて依頼したほうがよいでしょう。

3. 浴衣をクリーニングに出すときのポイントや注意点

浴衣をクリーニングに出すときにポイントや注意点を押さえておくと、よりキレイな状態で浴衣が長持ちします。これから解説するポイントをしっかり確認しておきましょう。

クリーニングに出す頻度は1シーズンごとを目安にする

浴衣はデリケートな生地でできているため、洗うと型崩れが起きやすい衣類です。
そのため、着用するたびに洗うのではなく、汚れやシミが付いたときだけ洗うようにするのがおすすめ。

例えば、夏の間に何度か着たけどシミや汚れが目立たない場合は、シーズンが終わったあと1回だけクリーニングに出すようにしましょう。

浴衣に「きせ」があるか確認する

「きせ」とは、浴衣を着たときに外側から縫い目が見えないようにする縫い方で、とても繊細なため、機械仕上げのクリーニングにかけると取れてしまう可能性があります。

きせのある浴衣をクリーニングに出したい場合は、手作業ができるお店でないと扱えません。
そのため、手作業でクリーニングを行ってもらえるかを必ず確認しましょう。
着物専門クリーニング店なら、きせに関する知識を持ったスタッフも在籍していることが多く、安心して任せられますね。

帯にも汚れがないか確認する

着物

帯は浴衣と違い汚れにくく型崩れしないため、基本洗濯やクリーニングは必要ありません。
しかし、食べこぼしなどのシミや黄ばみがある場合は、クリーニング店の力を借りる必要があります。

ここで注意してほしいのが、帯のクリーニング料金です。帯は着物と別料金になるため、同時に出す場合は浴衣単体のときよりも費用が高くなります。

帯のクリーニング代金は帯の素材やクリーニングを行うお店により異なりますが、絹などの高価な素材の場合、呉服店・着物専用クリーニングを依頼すると、3,000~6,000円(税込)が目安です。
洗える素材の場合、一般的なクリーニング店に依頼すると、1,000~1,500円(税込)前後で対応してくれるお店が多い傾向です。

色落ちに対応できる「染色補正技能士」がいるお店か確認する

浴衣の生地や色・柄の仕組みは、ほかの衣類と違うため、特殊な技術が必要になります。
これは、色落ちの場合でも例外ではありません。

浴衣の色落ちに対応できるのは、国家資格の「染色補正技能士」の資格保有者がいるクリーニング店です。
クリーニングを依頼する際は、「染色補正技能士」がいるかを確認しましょう。

汚れやほつれなどがないかチェックする

これは普通の洋服でもいえることですが、クリーニングに出す前に、汚れやほつれがないか確認しましょう。
浴衣を預ける際に汚れやほつれがあることをきちんと伝えて出すと、作業時に注意しながらクリーニングに取りかかってもらえます。

また、汚れの状態が悪いと、染み抜きなどのオプションを利用した方がよいことを教えてもらえる場合もあります。

クリーニングを利用する際は、必ず浴衣の状態を確認するようにしましょう。

関連記事:浴衣の宅配クリーニングの出し方【時期・頻度・料金相場】

4. クリーニング後の浴衣の確認・保管方法

男物浴衣

クリーニングし、キレイな状態をより長く保つには、クリーニング店で受け取ったあとの保管方法に注意が必要です。
クリーニング後の浴衣をキレイに保つポイントをご紹介します。

シミやシワなどが増えていないか仕上がり状態を確認する

浴衣は繊細な素材や染め方をしている場合もあり、クリーニング途中でシミが出来たり、シワがついてしまうことも。
そのため、浴衣を返却されたときに、汚れやシワが増えていないか必ず確認してください。

クリーニング後すぐであれば、シミやシワがあってもすぐに再度クリーニングしてもらえます。
浴衣をキレイな状態で保つためにも、返却後のチェックは忘れずに行ってくださいね。

色落ちしていないか確認する

シミやシワと同じくチェックすべきなのが、色落ちです。
浴衣は特殊な染め方で色や柄をつけているため、クリーニングで落ちてしまう場合があります。
シミやシワ同様、色落ちもないか確認してください。

クリーニングが原因で色落ちしているのがわかったら、お店にすぐに連絡を。
色落ちの修正ができる「染色補正技能士」がいるお店にお願いすれば、色落ちの心配がなく浴衣をまかせられることも覚えておくと便利です。

ビニールを外して「たとう紙」に入れて平置きする

クリーニング後の浴衣はビニールで包まれた状態で渡されますが、湿気がこもってカビや虫食い、ニオイの原因となるためすぐに外しましょう。
浴衣をしまう際は、和紙でできた着物用収納袋である「たとう紙」を利用しましょう。
たとう紙は呉服屋さんやAmazon・楽天などの通販サイトでも販売されています。

浴衣を畳んだら、たとう紙で包み、平置きの状態でタンスに入れてください。
プラスチックケースに入れる場合は、湿気や虫の影響を防ぐために、防湿剤と防虫剤を入れて管理しましょう。

定期的に虫干しする

浴衣の素材である綿や麻は、湿気や虫食いに弱い素材のため、定期的にハンガーにかけて虫干ししましょう。
浴衣に使われる染料や顔料の中には、紫外線で退色するものもあるため、陰干ししてください。

虫干しのときに、便利なのが着物用ハンガーです。
着物用ハンガーは衣類をかける部分が、肩または袖まである長いハンガーであり、浴衣の形を保ちながら虫干しできるため、キレイな状態を保ちやすくなります。

5. 浴衣を長持ちさせたいならクリーニングにお任せ!

浴衣は、ほかの衣類よりもデリケートな作りでできているため、キレイな状態を長持ちさせるにはプロの手によるクリーニングが必要です。
クリーニングでは、料金や仕上がり日数がかかる傾向にあるため、計画的に依頼しましょう。

宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」では、浴衣のクリーニングは「洋服パック」で受け付けています。
リクリの洋服パックは5・10・15・20点パックと分かれており、ご自身が頼みたい点数を選び、注文します。
浴衣で1点、帯で1点とカウントするので、依頼する際は、点数に注意して利用してくださいね。
また、リクリでは、大切な浴衣をキレイにクリーニングし、空調設備の整った環境で保管してくれます。
浴衣をキレイな状態で保ちたい、長く着たいと考えていらっしゃる方は、一度リクリに相談してみてはいかがでしょうか。

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ベッドのマットレスもクリーニングに出せること、ご存知ですか?
マットレスは、布団のように上げ下げせず敷きっぱなしになっていることが多く、汚れがたまりやすいです。
気付かないうちに裏にカビが生えたり、シーツがキレイでも嫌なニオイがすることも。

そこでおすすめしたいのが、マットレス専用のクリーニングです。

今回は、クリーニングに出すタイミングや頻度、料金相場などマットレスのクリーニングについて解説します。

1. マットレスってクリーニングに出せるの?

大きくてかさばるベッドのマットレスは、クリーニングに出せるのでしょうか?
実はマットレスを丸洗いしてくれるクリーニングサービスがあり、プロによって寝心地のよい、清潔なマットレスに仕上げてくれます。

マットレスをクリーニングしてくれるサービスには、以下2つのパターンがあります。

  • クリーニングスタッフがお客様の自宅へ出張し、その場でマットレスをクリーニング
  • お店へマットレスを預けて、工場でクリーニング

1つ目は、スタッフが自宅まで訪問し、その場でマットレスを洗ってくれるサービスです。
専用洗剤と専用機材を用いてクリーニングするので、予めベッド周辺の物を片付けたり、掃除するスペースを確保しておくとスムーズでしょう。
大きいサイズのマットレスや、足付きのマットレスをお持ちの方におすすめです。

2つ目は工場でクリーニングしてもらうサービスです。
このサービスには、自宅まで集荷に来てくれたスタッフにマットレスを預ける場合と、店舗へ持ち込む2つの方法があります。
店舗へ持ち込む方が比較的料金が安いので、料金を抑えたい場合は、持ち込みが可能な店舗へ直接マットレスを持っていきましょう。
また、自宅までマットレスの集荷に来てくれる場合は、自宅に来たスタッフへマットレスを渡せば完了です。
工場でマットレスを分解し、専用の洗濯機で丸洗いしてくれます。
クリーニングが完了すると自宅までマットレスを届けてくれるので便利。
自宅にあまり人を立ち入らせたくない場合や、サイズが小さめのマットレスをお持ちの方におすすめです。

2. マットレスはクリーニングした方が良い?

ベッドで眠る

マットレスは買い替えるまでクリーニングをしないという方も多いはず。しかし、マットレスは定期的にクリーニングをしたほうがよいです。

マットレスをクリーニングに出すと、以下のようなメリットがあります。

  • マットレス専用の溶剤で長年こびりついた汚れを落とす
  • 水で丸洗いするため、衛生面がよくなる
  • 殺菌してくれるため嫌なニオイがなくなる

マットレスは頻繁に干せないため、湿気がこもりがちになります。
また、一晩でコップ約1杯ほどの寝汗をかくと言われており、マットレスには思った以上に汗や皮脂汚れが染み込んでいるんです。
シーツや敷布団を敷いているとはいえ、そのまま汚れを放置していると、喘息や体のかゆみなどアレルギー症状を引き起こす可能性も。

不衛生なマットレスは、カビやダニが繁殖し、体にさまざまな症状を引き起こすため、清潔にしておきましょう。

3. マットレスのクリーニングをする頻度とタイミング

サイズが大きく、毎日使うものなので頻繁にクリーニングするのは難しいですよね。
マットレスをクリーニングする頻度とタイミングについて、詳しくご紹介します。

マットレスのクリーニング頻度

ベッドメイキング

マットレスは、ベッドの使い方によりクリーニング頻度が異なります。

マットレスの上で直接寝ている場合は1〜2年に1度、マットレスカバーやシーツのみ敷いて寝る場合は3〜4年に1度、シーツとパッドを敷いて寝ている場合は、汚れを発見次第クリーニングしましょう。

また、マットレスの上で直接寝るのは、衛生上あまりおすすめしません。
寝ている間は想像以上に汗をかいており、マットレスは頻繁に洗えるものではないため、できるだけマットレスが汚れないようカバーをかけたり、シーツを敷いたりしてマットレスを保護した上で寝るようにしましょう。

マットレスをクリーニングに出すタイミング

では、マットレスをクリーニングに出したいと思ったとき、どのタイミングで出せばいいでしょうか?
以下のような状態になったら、クリーニングに出す目安です。

  • ダニ、カビが発生している
  • 汚れが内部にまで達している
  • こすっても落ちないくらいにこびりついた汚れがある

自身の力でキレイにするのは難しいため、専門のクリーニングに依頼しましょう。

4. マットレスのクリーニング料金相場は?

マットレスのクリーニングにかかる料金相場は、サイズや片面か両面かにより異なります。
それぞれの料金相場は以下の通りです。

【出張型マットレスクリーニングの料金相場】

シングル(片面のみ) 10,000円
シングル(両面) 14,000円
セミダブル・ダブル(片面のみ) 12,000円
セミダブル・ダブル(両面) 17,000円
クイーン・キング(片面のみ) 13,000円
クイーン・キング(両面) 20,000円

※すべて税込価格です。

【工場へお任せする場合のマットレスクリーニングの料金相場(ウレタンマットレス)】

シングル 9,000円
セミダブル 11,000円
ダブル 13,000円

※すべて税込価格です。

【工場へお任せする場合のマットレスクリーニングの料金相場(コイルマットレス)】

シングル 35,000円
セミダブル 41,000円
ダブル 46,000円
クイーン 56,000円
キング 65,000円

※すべて税込価格です。

おしっこや水溶性の汚れが奥まで浸透している場合は、両面ともクリーニングをした方がよいでしょう。

5. マットレスのクリーニングにかかる日数

マットレスのクリーニングにかかる時間は以下の通りです。

【出張型マットレスクリーニングにかかる時間の目安】

シングル(片面のみ) 約1時間〜1時間半
シングル(両面) 約2時間〜2時間半
セミダブル・ダブル(片面のみ) 約1時間半〜2時間
セミダブル・ダブル(両面) 約2時間半〜3時間
クイーン・キング(片面のみ) 約2時間〜2時間半
クイーン・キング(両面) 約3時間半〜4時間

また、マットレスを工場で丸洗いしてもらう場合は、工場へ届いてから最短6日ほどでクリーニングが完了し、その後、自宅まで届けてくれます。配達の日数を含めても、約2週間程を見ておくとよいでしょう。

上記はあくまで目安です。
サイズや片面か両面か、汚れ具合によって、かかる時間が異なるので、予めクリーニング店に確認しましょう。

6. 寝心地が少し悪くなる可能性がある

マットレスは、非常に大きく特殊なクリーニングが必要なため、依頼時に注意したいポイントが3つあります。

場合によっては、クリーニングではなく買い替えたほうがよい場合もあるので、これから紹介するポイントを参考に、マットレスの状態をよく確認してからクリーニングへ依頼するようにしましょう。

クリーニングに出せない・できないマットレスもある

クリーニング店によっては、クリーニングを受け付けていないタイプのマットレスがあります。
特に、以下のようなマットレスは、水洗いを受け付けていないことが多いです。

  • 高後反発ウレタン
  • 低反発ウレタン
  • ラテックス
  • エアーマットレス(空気で膨らませるマットレス)

高反発・低反発マットレスには「ウレタン」が使われており、水や日光に弱いため水洗いができません。
また、ラテックス素材も水に弱く、濡れるとボロボロになりやすいという特徴があります。

ご紹介したマットレスは水洗いができないだけで、他の方法でクリーニングしてくれる可能性があるため、クリーニング店に確認しましょう。

寝心地が少し悪くなる可能性がある

マットレスはウレタンや綿、金属のコイルなどさまざまな素材で製造されています。
ウレタンのように、中には水に弱い素材もあり、クリーニングの際に一時的に濡れるリスクがあります。
短時間でも濡れるとマットレスの寿命が短くなり、寝心地が多少悪くなる場合があるということを予め知ったうえでクリーニングに出すようにしましょう。

クリーニングではなく買い替えを検討した方がよい場合も

マットレスコイル

マットレスは大きくクリーニングするのに一定時間と労力がかかるので、クリーニング料金が高めに設定されている場合が多いです。
そのため、もし同じマットレスを長年使い続けている場合は、買い替えたほうが経済的におトクな場合も。

また、先にご紹介したように、クリーニングをすると寝心地が悪くなったり、耐久年数が短くなる可能性があるので、せっかくクリーニングに出しても、効果が実感できないこともあります。

具体的には、以下のような状態になったら買い替えを検討しましょう。

  • マットレスの凹みやヘタリが大きい
  • マットレスに目立つ汚れが付着している
  • 生地が破れている
  • 広範囲にわたってカビが生えている

7. マットレスのクリーニングは専門店へ!場合によっては買い替えを

マットレスは想像以上に汚れており、放置するとアレルギー症状などで体調が悪くなる恐れがあります。
体を預けるものだからこそ、メンテナンスにはプロのクリーニングサービスを利用するのがおすすめです。

クリーニングサービスには、「スタッフが自宅まで訪問し、その場でマットレスを洗ってくれるサービス」と、「お店へマットレスを預けて、工場でクリーニングするサービス」があります。
サイズやクリーニングを施す面の数によって料金が異なるため、あらかじめ料金の見積もりを出してもらうと安心です。

また、場合によってはクリーニングではなく、マットレス自体の買い替えも検討した方がよい場合があることを覚えておきましょう。

マットレスは汚れたままだと、シーツがキレイでもニオイが気になることも。
定期的にクリーニングまたは買い換えて、キレイな状態を維持しましょう。

クリーニング店は、お店ごとにクリーニング料金が異なります。
いくつかのクリーニング店を比較すると、その料金の差に驚く方もいるかもしれません。

「できれば安いところにお願いしたいけど、品質に問題はないのだろうか?」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、料金が安いクリーニング店の安さの理由や、安いお店を利用する際の注意点をご紹介します。

1. クリーニング店によって料金が異なる理由

まずはじめに、クリーニング店によって料金が違うのはどういった理由があるのかをご紹介します。
料金が違うポイントはかかるコストと作業内容にあるんです。

サービスにかかる経費が異なる

クリーニング料金は経費込みで計算されるため、かかる経費が違えば料金も変わってきます。

クリーニング店には、受付からクリーニングまで店内で行う店舗と、受付だけを店内で行いクリーニングは別工場で一括して行う店舗があります。工場で一括して行う場合、スタッフの数とスペースの広さを最小限で済ませることができるため、経費削減が可能に。

クリーニング方法が異なる

クリーニング店の料金が異なるのは、サービスにかかる経費だけではありません。
お店でできるクリーニング技法や種類によっても、料金に違いが生まれます。

クリーニングは、有機溶剤を利用したドライクリーニングや、高い技術力を要求されるウェットクリーニング、毛皮や革製品など扱いが難しい生地のクリーニングなど、さまざまな技術や知識が求められ、その分、技術料もかかります。

また、衣類ごとにクリーニング用薬剤を使い分けていたり、クリーニング後にかけるビニール袋に防虫効果があるものを使用したりするなど、細部にごだわったクリーニング手法をとっている場合は、その分の費用がかかります。

クリーニング方法によって料金が変わるのは、各クリーニング店でできることの違いも影響しているのです。

2. 宅配クリーニングなのに料金が安い店の理由

箱に衣類を入れる女性

クリーニングは店舗型だけではありません。
衣類を宅配でやり取りする宅配型もあります。

宅配型の場合、送料がかかる分料金が高いイメージがありますが、実際は店舗型よりも安いお店も多いです。
なぜ、料金の安い宅配クリーニングがあるのかについて解説します。

実店舗は作らずコストを抑えている

宅配クリーニングは、スマホアプリや公式サイトで受付を行うため、実店舗がありません。
店舗を用意する場合、土地やお店の賃料・内装を作る費用がかかりますが、実店舗がなければその費用が不要になります。

そのため店舗型よりも維持するコストがかからず、リーズナブルな価格設定でも利益が出せるのです。
宅配クリーニング会社の中には、割引や羽毛布団の預かりサービスなどを行うところがあり、これもコストが最小限で済むからこそできるサービスといえます。

受付スタッフの人件費が必要ない

実店舗がないと、本来そこに配置する受付スタッフも必要ありません。
スタッフがいなければ人件費が抑えられるため、その分料金を安く設定できます。

料金の安い宅配クリーニングは、管理費用を必要最小限に抑えることで安価を実現しているといえるでしょう。

大型の自社工場を持っている

宅配クリーニング会社の多くは、大型の自社工場でクリーニングを行います。
業務をすべて自社で行い、大型の洗濯槽や乾燥機・プレス機などを導入して作業を自動化すれば、人件費の削減も可能です。

また、店舗型の場合はお客様が利用しやすい立地に店舗を構える必要があり、物件料が高くなる場合も。
一方で宅配型はお客様の自宅で衣類の受け渡しを行うため、店舗や工場の立地を気にする必要がありません。
そのため、地価の安い場所に工場を建てることで、経費を削減することができるのです。

宅配クリーニングは、店舗の設置費用だけでなく、工場やクリーニングにかかる費用を削減することで、安価な料金と高い品質を提供しているというわけですね。

クリーニングの総注文数が多い

また、宅配クリーニングは、実店舗を持たないため、全国から依頼を大量に受注することができ、総注文数が多いのも特徴です。

総注文数が多ければ、1枚あたりの料金を抑えても十分に利益を出せるため、料金を安くしているわけです。
枚数が多いほど料金や送料が安くなる、または無料になるサービスも同じ理由で行われています。

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3. 宅配クリーニングの料金システム

計算機女性

次に、宅配クリーニングの料金システムについて解説します。
宅配クリーニングの料金システムは主に2つあります。
それぞれ料金の計算方法が違うため、利用の際には注意が必要です。
2つのシステムの料金相場とメリット・デメリット・おすすめの使い方をご紹介します。

個別料金制

「個別料金制」は「単品料金制」とも呼ばれ、少ない枚数の衣類をクリーニングに出したい場合に便利な料金体系です。
「ワイシャツ500円」「コート3,000円」など、衣類1点ごとに料金が決められています。

【個別料金制の相場価格】
衣類 相場価格(1枚当たり)
スーツ 1,600~3,000円前後
ワイシャツ 300~500円前後
コート 1,900~2,500円前後
ダウン 2,200~2,500円前後

※すべて税込価格です。

個別料金制の場合、1枚から依頼できるため少ない枚数でも宅配クリーニングを利用できるのがメリットです。
少ない枚数で依頼できるうえに、一定量以上の利用で送料無料サービスを設けているクリーニング店が多いため、うまく利用すればパック料金よりもお得に利用できます。

ただ、衣類1枚ごとに料金が発生するため、クリーニングしたい衣類が多い場合、料金が高くなるので注意してください。
特にコートやダウンなど、かさばる衣類や扱いが難しい衣類は、金額が高くなる傾向にあります。

パック料金制

「パック料金」は、決められた点数の料金が設定されている体系です。
衣類を分類せず、1枚1点または2点と数えて、「5点(5枚)1,000円」「10点3,000円」のように料金が設定されています。

【パック料金制の相場価格】
点数(枚数) 相場価格
3点 5,000円前後
5点 6,000~8,000円前後
10点 8,000~13,000円前後
15点 13,000~18,000円前後
20点 15,000~20,000円前後

※すべて税込価格です。

パック料金の場合、衣類の種類ではなく枚数で設定されるため、大量の衣類をまとめてクリーニングに出したい場合に便利です。
コートやダウンなど、個別料金制では高めに料金が設定されているものでも、パック料金なら「○点▲円」で計算されるため、衣類ごとに料金が変動しません。
通常であれば高い料金を支払う衣類を、ひとまとめの価格で依頼できるのはかなりおトクです。

注意点としては、パックの点数ルールがクリーニング店ごとに異なることです。
例えば、あるお店では取り外しできるフード付きコートを「1点」で数えますが、別の店では「2点」として数える場合があります。
この場合、点数計算を間違えてしまうと、別の料金が適応されてしまうため、注意してください。

また、衣類を点数で数えるため、価格が安く設定されることが多いワイシャツなどでも、パック料金で支払います。
パックにする衣類の相場を考えずにまとめてしまうと、かえって割高になる場合があるため気をつけてください。

4. 安いクリーニングはなぜ安いかに注目しよう!

クリーニング店の料金が安くなる仕組みをご紹介しました。
中でも、宅配クリーニング店が安くなる理由は、以下の4つがポイントです。

  • 実店舗は作らずコストを抑えている
  • 受付スタッフの人件費が必要ない
  • 大型の自社工場を持っている
  • 一度に受けるクリーニングの注文量が多い

クリーニングサービスそのものに問題はありません。
単純に安く提供できる仕組みを導入しているからこそ実現できる価格といえます。

宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」もこれらの内容を導入しており、おトクにクリーニングができます。
費用を抑えたい方やクリーニング店に行く時間がない方でも、「リクリ」なら気軽に利用できるのがポイントです。
おトクなクリーニングをお探しの方は、ぜひ「リクリ」を検討してみてはいかがでしょうか。

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「クリーニングをなるべく早く仕上げてほしい!」
そんなときに便利なのがクリーニングのスピード仕上げ。

最も早いものでは、出したその日にできる「即日仕上げサービス」があります。
ただし、こういったスピード仕上げには注意点がつきもの。

そこでこの記事では、即日仕上げやスピード仕上げを利用する際の注意点やデメリットをご紹介します。
急ぎでクリーニングを出そうとされている方は、ぜひ参考にしてください。

1. クリーニング店の即日仕上げサービスとは?

クリーニングタグ

クリーニング店の「即日仕上げサービス」は、午前中に出すとその日の夕方には受け取れるサービスです。
クリーニングに出しそびれていて、次の日すぐに着たい場合などにうれしいサービスですよね。

通常は、クリーニングに出してから最低でも2~3日はかかるため、ある程度計画的にクリーニングを依頼しなくてはなりません。
その点、即日仕上げサービスは午前中に出せばよいので、実際に利用したことがある方も多いでしょう。

2. スーツの通常仕上げと即日仕上げの違い

便利な即日仕上げサービスですが、通常仕上げとどんな違いがあるのでしょうか?
スーツを例にして、通常仕上げと即日仕上げの違いをご紹介します。

スーツを通常仕上げする場合

【スーツを通常仕上げする場合】
利用方法 クリーニング店の営業時間内に持っていく
仕上げにかかる日数 2~3日
クリーニング料金 1,000~2,000円前後

※すべて税込価格です。

通常仕上げの場合、仕上がりまでには2~3日の日数が必要です。
クリーニング料金や日数は、店舗によりばらつきがあるのでご注意を。

スーツを即日仕上げする場合

【スーツを即日仕上げする場合】
利用方法 午前中(多くの場合11時まで)に持っていく
仕上げにかかる日数 その日の夕方
クリーニング料金 通常価格と同じ場合が多いが、中には料金の10%分を上乗せするお店もある

即日仕上げの場合、利用できる時間が限られている点に注意してください。
即日仕上げやスピード仕上げの受付時間を過ぎると利用できません。

また、価格もほとんどのお店が通常料金と同じ金額で対応してくれますが、まれに上乗せ料金が必要なクリーニング店も。
即日仕上げやスピード仕上げを依頼する際は、時間だけでなく料金にも注意しましょう。

3. クリーニング店の即日仕上げ・スピード仕上げのデメリット

洗濯物を見る

便利なスピード仕上げ・即日仕上げですが、デメリットもあります。
衣類の状態やクリーニングの目的によっては、通常仕上げを選んだほうがよい場合も。
間違った方法を選ばないためにも、サービスのデメリットを正しく理解しましょう。

衣類の生地に負担がかかってしまう

即日仕上げやスピード仕上げの大きなデメリットに、生地への負担が大きいことがあげられます。
通常仕上げのクリーニングでは、衣類の生地を傷めない温度に設定された乾燥機で乾かすのが一般的。
時間は多少かかりますが、生地へのダメージは最小限に抑えられます。

一方で即日仕上げの場合は、乾燥時間を短縮するため衣類を高温の乾燥機に入れて乾かします。
乾燥時間は短くなりますが、高温による乾燥は生地に負担がかかるため傷みやすくなるんです。
長く大切に着たい衣類の場合は、スピード仕上げや即日仕上げを避けた方がよいでしょう。

シミ抜きは受け付けていない場合も

シミや頑固な汚れは、洗濯とは別にシミ抜き作業が必要になるため、どうしても時間がかかります。
スピード仕上げや即日仕上げは、早く仕上げることを重視したサービスであり、頑固な汚れを落とすための時間がかけられません。
その結果、スピード仕上げや即日仕上げでは、「シミ抜き」対応は受け付けていない場合も多いです。

また、シミ抜きを受け付けている場合でも、シミや汚れが取れない可能性があると店頭で説明を受けることも。

シミや汚れを落とす目的でクリーニングを依頼する場合、即日仕上げやスピード仕上げはあまり向きません。
シミや汚れをきれいにしたい場合は、通常仕上げで依頼しましょう。

追加料金がかかることがある

即日仕上げやスピード仕上げは、追加料金が発生する場合があります。
通常仕上げよりも料金がかかるため、「思ったよりも高くついてしまった」なんてことも。

シミ抜きを対応してもらえない可能性などを考えると、もったいない気もしますね。
即日仕上げやスピード仕上げを依頼する場合は、料金を確認したうえで依頼しましょう。

納期に間に合わないことがある

実はお店でスピード仕上げを依頼した場合でも、予定した時間までに受け取れない場合があります。
クリーニングは機械と手作業で行うため、シミや汚れがあまりにも落ちなかった場合や、作業量が多くて間に合わなかった場合は、どうしても納期内に終わらせるのが難しくなります。

稀ではありますが、即日仕上げやスピード仕上げで依頼しても、その日のうちに受け取れない場合があることを覚えておきましょう。
特にシミや汚れが目立つ衣類はその分処理に時間がかかるため、遅れる可能性が高いです。

即日仕上げやスピード仕上げを利用する場合は、シミや汚れがひどい衣類は避けましょう。

4. できれば余裕を持って通常仕上げしてもらうのがおすすめ

女性店員とクリーニング店

早く仕上がるのがメリットのスピード仕上げ・即日仕上げのサービス。
しかし、その分デメリットがあることを正しく理解するようにしましょう。
手早く仕上げてもらっても、「汚れが落ちていない」「生地が傷む」のでは、クリーニングに出した意味がありませんよね。

大切な衣類へのダメージをおさえつつ、シミや汚れを落とすためにも衣類をクリーニングする際は、前もって計画を立てておくなど準備をし、できれば通常仕上げを利用することをおすすめします。

5. スピード仕上げは最後の手段として利用しよう!

即日仕上げ・スピード仕上げはクリーニングがその日のうちに仕上がるため、とても便利なサービスです。
しかし、衣類の生地に負担がかかる・汚れが落ちにくいなど、クリーニングのメリットを半減させるサービスでもあります。

即日仕上げやスピード仕上げを利用する際は、デメリットや注意点を考えたうえで利用しましょう。
クリーニングは通常仕上げの方がきれいに仕上がるため、普段から計画的な利用を心がけてくださいね。

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暖かくなってくると大変なのが、冬用掛布団の保管です。
梅雨や夏場はカビや虫の影響もあるため、どう保管したらよいかお困りの方も多いのではないでしょうか?
特に、管理が難しい羽毛布団をお持ちの方にとって、これは頭の痛い問題です。

そこで、羽毛布団保管のお悩みを解決するサービスの内容や、メリット・デメリットをご紹介します。
サービスを利用するときの注意点なども解説しますので、羽根布団を傷めずに最適な方法で保管したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

1. 羽毛布団の保管サービスとは?

羽毛布団保管サービスは、クリーニングした羽毛布団をそのまま保管・管理してもらえるサービスです。
自宅で保管しなくてよいため、収納スペースの圧迫やカビ・虫などの影響を気にする必要がありません。

サービスの利用の流れや保管時期は店ごとに異なりますが、大きな流れは同じです。
ここでは、サービス利用の一般的な流れと預かり期間をご紹介します。

サービスを利用する流れ

羽毛布団の保管サービスは、主に以下の流れで預かり、作業を行います。

〈保管サービスに羽毛布団を預ける流れ〉
  • スマホやパソコンから保管つきのクリーニングサービスを申し込む
  • 自宅に羽毛布団の梱包セットが届く
  • 梱包セットの説明にそって羽毛布団を梱包する
  • 宅配業者へ配送依頼する

自宅にいながらクリーニングの依頼ができる上に、羽毛布団が戻ってくる際も指定した時期に宅配業者が持ってきてくれます。
クリーニング店まで羽毛布団を持ち込むことを考えると、とても便利なサービスですね。

羽毛布団を保管してもらえる期間

保管サービスで羽毛布団が保管できる期間は決まっています。
お店ごとに多少異なりますが、5月から10月までの約6か月間が一般的です。

保管期間は、冬物寝具をしまう時期にあわせて設定されています。
布団を預ける期間はある程度調整できるため、サービス利用の際はあらかじめ店ごとの利用可能期間を調べておくと安心です。

サービスを依頼する際に注意したいポイント

羽毛布団のクリーニングや保管サービスを利用する前に、ご自身の羽毛布団の素材を調べておきましょう。
布団の素材によっては、クリーニングできない場合があります。
また、サービスを行っているクリーニング店ごとに対応できる素材が違う点にも注意してください。

クリーニング店が取り扱える羽毛布団でも、大きく破れている布団ほつれ・汚れが激しい布団は破損の可能性があるため、クリーニングや保管を断られる場合があります。
不安な点がある場合は、依頼前にクリーニング店へ相談してくださいね。

2. 羽毛布団の保管サービスがおすすめな理由やメリット

ここまでで、羽根布団の保管サービスがかなり便利であることがわかりました。
次に、サービスのおすすめポイントやメリットを解説します。

自分で洗うより仕上がりが綺麗

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最初のメリットは、自分で洗うよりキレイな状態で保管できること。
羽毛布団の保管サービスは、クリーニングもセットで提供されているケースが多く、自宅での洗濯だと、中の羽毛がきちんと洗えず、乾燥もしっかりできず、逆に羽毛布団を傷めてしまうことも。
洗濯のプロが洗い~乾燥までしっかり対応してくれるので、自宅で洗うよりきれいな仕上がりになります。

クリーニング店では専用の薬剤や洗濯機・乾燥機を使うため、ダニやアレルゲンなどの除去も可能です。
アレルギーが気になる方でも安心して利用できるのは、うれしいですね。

自宅のスペースが広くなる

羽毛布団は空気を含んでいるうえに厚みがあります。
だからこそ温かいのですが、収納スペースが必要なのは困りものです。
しかし、羽毛布団の保管サービスを利用すれば、シーズンオフはクリーニング店で保管してもらえます。

保管サービスを利用すれば、今まで羽毛布団が占拠していた場所をほかの用途で使えるようになります。
羽毛布団の収納場所がない方や、羽毛布団で収納スペースが圧迫されて困っている方にとって、このメリットはかなり大きいのではないでしょうか?

清潔に保管されるから劣化を防げる

自宅で羽毛布団を保管する場合、風通しの悪いところで保管したために、カビやほこりなどのトラブルが発生することもあります。

しかし、羽毛布団の保管サービスでは、専用の袋に入れ適切な湿度・温度で管理するため、ほこりやカビの影響がほとんどありません。

プロの手で洗濯・メンテナンス・保管してもらえるため、自宅で管理するよりも劣化を防ぎやすく、羽毛布団を長く大切に使いたい方におすすめのサービスといえます。

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3. 羽毛布団の保管サービスのデメリット

メリットの多い羽毛布団の保管サービスですが、デメリットもあります。
サービスのメリットを最大限活かすには、デメリットも知っておかなくてはなりません。
羽毛布団保管サービスが持つデメリットも覚えておきましょう。

基本的にクリーニングとセットで提供される

先にお伝えしたように、羽毛布団の保管サービスは、基本クリーニングとセットで提供されるので、羽毛布団の保管のみを依頼できるところはほとんどありません。

これは、保管サービスがもともと羽毛布団クリーニングに付属のサービスであることが関係しています。

「自分で洗った羽毛布団の保管だけをお願いしたい」という方には、ちょっと使いづらい面がありますね。
サービスを利用する際は、羽毛布団のクリーニングも一緒にお願いしたいか考えたうえで利用しましょう。

関連記事:羽毛布団の宅配クリーニングの出し方【注意点・料金相場・頻度】

自分で洗濯するよりも費用がかかる

計算する

羽毛布団は自宅の洗濯機やコインランドリーで洗った方が、費用が抑えられます。
保管サービスに依頼する場合、羽毛布団のクリーニング料と管理費がかかるためコストが割高になりがちです。

クリーニング店によっては割引が適用される場合もありますが、それでも自宅やコインランドリーよりは高いでしょう。
羽毛布団の保管サービスを依頼する際は、費用と便利さを比較検討しましょう。

羽毛布団が急に必要になっても使えない

羽毛布団の保管サービスは、預かり前に保管期間を指定します。
クリーニング店の中には、返送時期を早めるサービスを扱うところもありますが、先に保管期間を決めるため、急に必要となったときにすぐ持ってきてもらえないことが多いのはデメリットでしょう。

急に気温が下がって羽毛布団を使いたいと思っても、すぐに返却してもらえないのはちょっと不便ですね。
羽毛布団の保管サービスを依頼するクリーニング店を探す際は、返送時期を途中で変更できるサービスを行っているかを確認しておきましょう。

4. 羽毛布団の保管サービスを選ぶ時に重視したいポイント

羽毛布団の保管サービスを行っているクリーニング店は、たくさんあります。
たくさんあるサービスの中から、デメリットを抑え自分の要望に沿ったものを探すのはちょっと大変です。
そこで、サービスを選ぶ際に重視したいポイントを4つご紹介します。
羽毛布団の保管サービスを依頼する際の参考にしてくださいね。

布団クリーニングの技術力や対応力があるか

羽毛布団は、素材によって洗濯表示が異なります。
また、洗濯マークが「ドライ」「クリーニング不可」など、洗うのが難しい布団も。
寝具である以上、汚れの状態も人により違うことから、羽毛布団のクリーニングには高い技術力や対応力が必要です。

■布団クリーニングの技術力や対応力を見極めるポイント
  • 洗い方や汚れを落とすサービスが複数用意されているか
  • 扱える羽毛布団に細かい制限が設けられていないか

羽毛布団や汚れの種類にあわせて臨機応変な対応ができるお店は、クリーニングの技術力や対応力があるお店といえます。
クリーニング店を選ぶ際は、サービスの種類や対応できる羽毛布団を確認しましょう。

保管する前にクリーニングをしてくれるか

羽毛布団をクリーニングするタイミングは、クリーニング店により違います。
クリーニングするタイミングは、クリーニング工場に届いてすぐ保管前に行うか、または返却前ですが、保管前にクリーニングをするタイプのサービスがおすすめです。

布団に限らず、汚れを放置したまま保管すると落ちにくくなったり、シミや黄ばみの原因になります。
また、見えない汚れが保管中に浮き出てくる場合も。

羽根布団をキレイな状態で保つためにも、保管前にクリーニングをしてくれるサービスを選ぶことをおすすめします。
サービスを選ぶ際は、クリーニングのタイミングにも注目してくださいね。

返送時期の調整が後からでも可能か

羽毛布団の保管サービスは返却時期を先に指定するタイプがほとんどです。
しかし、中には返却期間を途中で変更できるサービスがあります。
変更サービスがあるクリーニング店を利用すると、いざという時も安心して利用できるでしょう。

羽毛布団保管サービスのスケジュールは、冬物寝具が必要な時期にあわせて設定されますが、ここ数年、季節ごとの気温変化が読みにくい状態が続いています。
気温の低い時期が短い年もあり、返却期間を途中で変更できるサービスがあれば、早く羽毛布団が利用できますね。
羽毛布団の保管サービスを利用する際は、保管期間の変更サービスがあるところを選びましょう。

布団を圧縮するかどうか

布団圧縮

羽毛布団の保管サービスでは、クリーニング後の布団をそのまま返却するところと、圧縮して返却するところがあります。
圧縮された状態で返却されると実際に使うまでの間、最小限のスペースで保管できますが、圧縮によるダメージで羽毛の痛みやへたりが起こる可能性も。
圧縮なしの場合、羽毛の痛みやへたりを気にせずにふかふかの状態をキープできますが、圧縮時と比べてかさばります。

どちらも良い点と悪い点があるため、一概にどちらがよいとはいえません。
圧縮する・しないの両方のメリットとデメリットを理解したうえで選ぶことをおすすめします。

5. 羽毛布団のクリーニングと保管サービスは賢く活用しよう!

羽毛布団のクリーニングと保管サービスは、メリットとデメリットのあるサービスです。
サービスの特徴を理解して、賢くクリーニングや保管サービスを利用しましょう。

宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」の羽毛布団クリーニングは、1点から利用でき、クリーニング料金の中に防ダニ加工が含まれています。
保管時期は9月末まで。保管場所も自社工場で空調設備の整った環境できちんと保管してくれるので、安心ですね。
また、圧縮せずに返却してくれるので、ふわふわの仕上がりがそのまま!
羽毛布団のクリーニングや保管サービスに興味を持たれた方は、一度「リクリ」を利用してみてはいかがでしょうか。

羽毛布団が超おトク

みなさんは、敷布団のクリーニングをしていますか?
毎日肌に触れる敷布団には思っている以上に汚れが溜まっています。
清潔な状態に保つためにも、敷布団は定期的にクリーニングする必要があります。

この記事では、敷布団をクリーニングに出すべき理由やクリーニングの頻度、タイミング、料金相場などを解説します。
ご自宅やコインランドリーでクリーニングする方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1. 敷布団をクリーニングしたほうがよい理由とは?

布団で眠る

敷布団は、毎日のように私たちの体から出る汗や汚れを受けとめています。
シーツを敷かずに直接敷布団の上で寝ている場合は、なおさら多くの汚れが敷布団に染み渡っています。
特に夏場はたくさん汗をかくため、敷布団が汗をより吸収し、清潔な状態とはいえません。

敷布団のお手入れ方法として、定期的に敷布団を天日干し、日光による消毒をしている方もいらっしゃるはず。
しかし、表面上のダニや菌はなくせても、奥まで浸透した汚れは落とせません。
このような蓄積された汚れを放置すると、汚れを好むダニや菌が増殖しアレルギー症状が出るなど、体にも悪影響を与えてしまいます。

そのため、敷布団をクリーニングで丸洗いし、汚れを一掃することで、長く清潔な状態で使えるようになるのです。

2. クリーニングに出せる敷布団は?

敷布団のクリーニングは、敷き布団の洗濯を取り扱っているクリーニング店、または宅配クリーニング店へ依頼しましょう。

敷布団のクリーニングは、その大きさや素材によって受け付けてもらえない場合があります。
クリーニングを依頼する前に、自分が持っている敷布団をクリーニングしてもらえるかどうか、クリーニング店や宅配クリーニング店に確認してから依頼するようにしましょう。

例えば、以下のような大きさや素材の敷布団は、受け付けてもらえない場合が多いようです。

  • クイーンサイズ以上の敷布団
  • シルク
  • ポリエチレン
  • 皮革
  • マットレス
  • 低反発、高反発
  • ノンキルト加工
  • 洗濯表示がすべて不可と記載されているもの

これらは、クリーニング店の洗濯機に入らなかったり、洗濯するとより大きなダメージを与えてしまうことから、受け付けていない場合があります。
さらに、洗える敷布団でも、穴やほつれ、おしっこや嘔吐した跡がある場合も受け付けてもらえないことがあるので、注意しましょう。

3. 敷布団をクリーニングに出す頻度とタイミング

敷布団にはクリーニングが必要ということがわかりましたが、具体的にはどれくらいの頻度でクリーニングへ出せばよいのでしょうか。
ここからは、敷布団をクリーニングに出す頻度とタイミングについて解説します。

敷布団のクリーニング頻度

敷布団のクリーニングは、年に2回程度、クリーニングするのがおすすめです。
2回以上は素材が傷みボリュームがなくなってしまったり、寿命が短くなってしまったりする場合があります。

また、可能であれば、起きてからすぐに敷布団を畳んでしまうのではなく、立てたり広げたりして敷布団の湿気を取り除きましょう。
敷布団用の除湿シートを使うのもおすすめです。

そして、天気がよい日は、週に1回ほど外で天日干ししましょう。
日光には殺菌効果があるため、約2〜3時間ほど干せばダニや菌の繁殖を抑えられます。

敷布団をクリーニングに出すタイミング

敷布団をクリーニングへ出すのは、衣替えのタイミングで季節布団を入れ替える前に出すのがおすすめです。
シーズン終わりにクリーニングへ出し、清潔な状態のままクローゼットや圧縮袋へ入れて保管します。

クリーニング店によっては敷布団の「保管サービス」を行っているお店があり、布団に適した環境下で洗濯のプロの監視のもと保管してくれます。
ダニやカビを防げるうえ、自宅の収納スペースがすっきりするためおすすめです。

4. 敷布団のクリーニング料金相場は?

敷布団は持ち込みが大変なので、自宅まで集荷に来てくれる宅配クリーニングがおすすめです。
ここでは、敷布団を取り扱っている宅配クリーニングの料金相場をご紹介します。

シングル 約5,000円
ダブル・セミダブル 約7,000円

※すべて税込価格です。

また、宅配クリーニングのなかには、複数出した方が1点あたりの料金がお得になる場合があります。
敷布団を複数出したいとお考えの方は、個別に出すよりもセットで出すタイプのプランを利用しましょう。

5. 敷布団のクリーニングにかかる日数

敷布団のクリーニングは、宅配クリーニングの場合は14〜19日ほどかかります。(※集荷キットが届く日数を含める)
繁忙期にあたる6〜8月に依頼すると、より日数がかかるので注意しましょう。

ただし、なかには即日対応をしてくれるお店もあるので、急ぎで仕上げて欲しい場合は、即日対応をしてくれるクリーニング店へ依頼しましょう。

6. 自宅やコインランドリーで敷布団をクリーニングする方法

敷布団は、自宅でもお手入れができます。
洗い・乾燥までしっかり行ってくれる洗濯のプロにおまかせするのが一番ですが、素材が丈夫で薄く洗いやすい敷布団であれば、自宅で洗うこともできます。
ここからは、自宅でできる敷布団の洗濯方法について解説します。

自宅でクリーニングする方法

近所に大型のコインランドリーがない場合は、自宅のお風呂場で洗いましょう。
以下の手順に沿って洗うのがおすすめです。

〈手順〉

  • 水洗いできるかどうか、洗濯表示を見て確認する
  • 敷布団をロール状に丸め、2〜3か所を細いヒモで縛って形が崩れないようにする
  • お風呂場の浴槽に、ぬるま湯を半分ほど入れて、布団用の中性洗剤を混ぜる
  • 浴槽の中に敷布団を入れ、全体に洗剤を染み込ませる
  • 敷布団を足で踏んで押し洗いする(ひっくり返しながら全体的にまんべんなく踏み洗う)
  • 敷布団から汚れが混じったお湯が出るようになったら、浴槽のお湯を抜く
  • 泡が出なくなるまで、シャワーでよくすすぐ
  • 敷布団を浴槽のふちにかけて、しっかりと換気しながら自然に水を切る
  • 洗濯表示に記載されている干し方、または日の当たるところで、敷布団から完全に水気がなくなるまで両面とも干す

少しでも水分を含んでいる場合、せっかく洗ったにも関わらずダニや菌が増殖してしまいます。
長時間かけて、完璧に乾かしましょう。

コインランドリーでクリーニングする方法

コインランドリーで洗う方法も

近所に大型のコインランドリーがある場合は、綿素材などの丈夫な敷布団が洗えます。
以下の手順で洗ってみましょう。

〈手順〉

  • 水洗いできるかどうか洗濯表示を見て確認する
  • 洗濯機に入るよう敷布団を丸めて洗濯機に入れる
  • 脱水までクリーニングが終わったら大型乾燥機で約40分間乾燥させる
  • 乾燥後、火傷しないようゆっくり触って乾いているか確認する

生乾きだったり少しでも濡れていたりすると、ダニや菌が繁殖してしまいます。
40分間乾燥させても濡れている場合は、完璧に乾くまでさらに10分程、乾燥させましょう。

コインランドリーなら洗濯で約500円(税込)、乾燥機で約500円(税込)なので、とてもリーズナブルな料金でクリーニングできます。

7. 敷布団は半年に1回クリーニングして寝心地をアップさせよう!

敷布団などの寝具は、使用時間が長く、かつ毎日使うアイテムです。
敷き布団は、シーツを使用していても、肌に近く、寝ているときにかいた汗が染み込み、思っている以上に汚れています。
汚れを放置してしまうと、ダニや菌が繁殖し、体に悪影響を及ぼす可能性も。

そのため、半年に1回はクリーニングに出して丸洗いしてもらいましょう。
丸洗いすると、敷布団が清潔になるだけでなく寝心地がグッとよくなりますよ!
寝具をキレイな状態に保つことで、睡眠の質も上がり一石二鳥ですね。

ぜひこの記事を参考に、敷布団をクリーニングし、キレイにしてください。

スーツや礼服を着た後、クリーニングへ出していますか?
汚れが目立たない場合は、洗濯せず、そのままクローゼットへ仕舞う方もいらっしゃるのでは?

一度着用したスーツや礼服には、目に見えない汗のシミや小さなホコリがたくさん付いています。
そのままクローゼットの中で保管すると、カビや虫食いの被害にあう可能性も!

この記事では、スーツや礼服のクリーニング頻度や適切なタイミングを解説します。
料金相場やかかる日数、注意点などもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. スーツ・礼服のクリーニングをする頻度とタイミング

礼服置き撮り

スーツや礼服は、どれくらいの頻度でクリーニングへ出せばよいのでしょうか?
たとえ目に見える汚れがなくても、実は汗やホコリで汚れているものです。
そのため一度も洗わずに収納すると、衣類の寿命を縮めてしまいます。

スーツ・礼服のクリーニング頻度

スーツのクリーニングは、汗をかきやすい夏場は2週間に1回程度必ず行いましょう。
また、着ていないスーツがあっても、お手入れのために1シーズンに1回はクリーニングをすることをおすすめします。

礼服は一度でも着用したらクリーニングしましょう。
着用するだけで汗が付着し、目に見えない汗のシミが付いているので、その状態で保管すると、落としにくいシミになったり、汚れが浮き出て目立つようになったりします。

スーツ・礼服をクリーニングに出すタイミング

スーツも礼服も、衣替えで収納する前には必ずクリーニングしましょう。
クリーニングに出している間も着られるように、スーツは複数所持しておくと安心です。

とくに礼服は、いつ入用になるか分からないため、常にキレイな状態でクローゼットにしまっておくと、いざという時に安心です。

スーツや礼服をクリーニングに出すときは、必ずジャケットとズボン・スカートをセットで出すようにしましょう。
というのも、別々で出すと、上下でクリーニングする回数が異なり、色合いが変わってしまう可能性があるためです。

クリーニング店によってはスーツ上下セットの料金を提示しているお店もあり、その場合は個別に出すよりもおトクです。

2. スーツ・礼服のクリーニング料金相場は?

スーツと礼服を、一般的なクリーニングに出したときの料金相場は以下の通りです。

【一般的なクリーニング店のスーツ・礼服
料金相場】
 ※1枚あたりの料金相場
男性用/女性用スーツのジャケット 約1,000円
男性用/女性用スーツのズボン
女性用スーツのスカート
約500円

※すべて税込価格です。

注文から受け取りまで自宅で完結する「宅配クリーニング」でも、スーツや礼服を依頼できます。
一般のクリーニング店は衣類の種類ごとに料金が決められていますが、宅配クリーニングでは「アウター・ボトムス関係なく〜点までならどんな衣類でも料金が一律」という価格体系が多いようです。
そのため、ここでは、点数ごとの料金相場を記載します。

【宅配クリーニングの場合の料金相場】
5点パック 10点パック 20点パック
通常のクリーニング 約8,200円 約11,000円 約18,000円

※すべて税込価格です。

3. スーツ・礼服のクリーニングにかかる日数

クリーニング

スーツや礼服をリーニングへ出してから手元に届くまでの日数は以下が目安です。

一般のクリーニング店に依頼した場合 1~2日
宅配クリーニングに依頼した場合
(集荷キットが到着するまでの日数含む)
10~17日

一般のクリーニング店と宅配クリーニングでは日数が異なるので、注意ください。
スーツや礼服が急ぎで必要な場合は、即日対応を受け付けているお近くのクリーニング店へ依頼しましょう。

4. スーツ・礼服のクリーニングでおすすめするオプションは?

スーツや礼服をクリーニングに出すときに、ぜひ一緒に検討してほしいのがオプションメニュー。
衣類を長持ちさせ、収納スペースのお悩みを解決したい場合、以下のオプションメニューがおすすめです。

防虫加工 衣類を好む虫を寄せ付けない加工を施します。無臭の溶剤を使用するため、市販の防虫剤のニオイが苦手な方にもおすすめです。
真空パック クリーニング後に真空パックして返却してくれるメニューです。プロの手により真空パックされているため、隙間がなく自宅の収納スペースもすっきりするうえ、ダニやカビが入り込むのを防ぎます。
保管サービス クリーニング店で衣類にとって最適な環境下で保管してくれるサービスです。ダニやカビの発生を防ぐうえ、自宅の収納スペースがすっきりします。
※多くのクリーニング店ではオフシーズンの間のみ保管してくれます。
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5. スーツ・礼服をクリーニングに出す際の注意点

スーツや礼服をクリーニングに出すとき、注意してほしいポイントが3つあります。
依頼前にしっかり確認すれば、クリーニングにおけるトラブルが回避しやすくなるので、おさえておきましょう。

礼服は礼服用のハイクラスコースで注文する

礼服をクリーニングに出すとき、できれば「礼服用のコース」で洗ってもらいましょう。
礼服はデリケートな素材が使われているため、ほかの衣類よりもていねいに洗う必要があります。
クリーニング店によっては、衣類が長持ちするよう礼服に特化したコースが用意されているところもあるので、一度確認してみてください。

もし礼服用のコースがない場合は、クリーニング店へ依頼するときに礼服であることをきちんと伝えましょう。
宅配クリーニングを使用する場合は、集荷キットに同梱されている「要望書」や「オーダーシート」に礼服が含まれていることを記載するのを忘れずに。

礼服用コースは、通常のクリーニングより料金が高めですが、それだけ手間をかけて洗ってくれるため、衣類が長持ちし安心です。

スーツ・礼服のポケットの中身を確認する

スーツや礼服をクリーニングに出すとき、ポケットに物を入れたまま出してしまったことはありませんか?
クリーニング工場では、必ず衣類を検品しポケットに物が入っていないかを確認してからクリーニングを行っています。

しかし、気づかないところにポケットがあるスーツもあるため見落とす可能性も。
そのため自分でも、クリーニングへ出す前に一度ポケットの中に物が入っていないか必ず確認しましょう。

ポケットに入っている物で特に多いのが、ハンカチやレシート。
まれに鍵や定期券などの貴重品が入ったままクリーニングに出されていることもあるようです。

ポケットに物を入れる習慣がある方は注意しましょう。

スーツ・礼服の汚れ・ほつれ・破れた箇所などを確認する

スーツや礼服に限らず、衣類をクリーニングに出すときは穴やほつれがなど状態を把握してから出すのが基本です。
というのもクリーニングから戻ってきて発見した場合、クリーニングに出す前後の、どのタイミングでついたかわからないためです。

また、あらかじめほつれや穴を見つけておくと、お店によっては無料で修復してくれるサービスがあります。

宅配クリーニングの場合は、注文時に「要望書」や「オーダーシート」という用紙が集荷キットと一緒に送ってくれるもあります。
穴やほつれなど気になることがある際は、この用紙に記入するようにし、修復が可能であれば、この機会にお願いしましょう。

6. スーツ・礼服の保管方法

礼服ハンガー

スーツや礼服は、保管時に虫食いやカビの被害にあう可能性があります。

そのため、防虫および防湿を徹底して行う必要があります。
クローゼットにしまうときには、以下を心がけるとよいでしょう。

  • 保管場所の通気性をよくする
  • 通気性のよい不織布カバーをかける
  • 除湿剤を置く
  • 防虫剤を置く
  • ほかの衣服とは隙間を開け、余裕を持って収納する

これらに気をつけるだけでも、虫食いやカビのリスクが大幅に低下します。
できれば、スーツや礼服を保管している部屋全体の換気をこまめに行いましょう。

7. スーツや礼服は適切な頻度とタイミングでクリーニングへ!

スーツや礼服のクリーニングについて解説しました。
スーツや礼服は一日中着ると、目立つ汚れだけでなく、目に見えない汚れが意外と付いているものです。
そのため、適切な頻度・タイミングでクリーニングに出す必要があります。

しかし「せっかくクリーニングへ出したのに、自宅で保管していたらカビが生えていた!」という経験をした方もいらっしゃるでしょう。

宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」には、自社工場でクリーニングしたスーツや礼服をそのまま専用の倉庫で保管してくれるサービスがあります。

衣類にとって適切な環境下で、洗濯のプロが徹底管理するため、カビや虫食いを防ぎます。
またオフシーズンの間、自宅の収納スペースがすっきりしますよ。

スーツと礼服の正しいクリーニング知識をつけ、いつでも着られるような状態を保ちましょう。

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寒い季節にとても活躍するセーターやニット。着る機会が多いため、自宅で洗濯をしたいと考えている方も多いはず。
でも、自宅で洗ったら縮んでしまった悲しい経験をされた方はいませんか?

セーターやニットの洗濯は、まず洗濯表示を確認し、水洗いが可能であれば自宅で洗えますが、「水洗い不可」なら自宅では洗えないため注意が必要です。

この記事では、セーターやニットを自宅で洗濯する方法をご紹介します。
今までクリーニングに出していた方も、正しい知識をつければ自宅で洗えますよ。

1. セーターやニットは自宅洗いできる?洗濯表示をチェック

セーターやニットのなかには、自宅で洗えるものがあります。
お持ちの衣類が自宅で洗えるかどうか、まずは洗濯表示を確認しましょう。

洗濯表示に「水洗い可」の記載がある衣類は自宅で洗えますが、「水洗い不可」の記載があった場合は自宅で洗えないためクリーニングへ依頼する必要があります。

洗濯(水洗い)の洗濯表示

洗濯表示の見方について、以下の記事で詳しくご紹介しているため併せてご覧ください。
「新しくなった「洗濯表示」全41種の見方を徹底解説!」

2. セーターやニットの洗濯に必要なもの

洗濯ネット

セーターやニットを自宅で洗濯するには、以下のアイテムが必要です。

  • 洗面器
  • おしゃれ着用洗剤
  • 畳んだセーターが入るサイズの洗濯ネット
  • ゴム手袋
  • 柔軟剤

セーターやニットは、おしゃれ着洗剤がおすすめ。
というのも、通常の衣類用洗剤は基本的に弱アルカリ性です。
弱アルカリ性だと、セーターやニットのような動物性の素材にはダメージを与えてしまいます。
そこで、おしゃれ着洗剤のような中性洗剤を使うことで、衣類に与えるダメージを少なくすることができます。

また、洗剤や洗剤を含んだお湯に手をつけるため、手が荒れないようゴム手袋をはめて洗濯しましょう。

3. セーターやニットの洗い方

次に、水洗いが可能なニットやセーターを自宅で洗濯する方法をご紹介します。
洗濯機と手洗いの2パターンをご紹介しますが、できれば優しく洗えて衣類へのダメージが少ない「手洗い」がおすすめです。

また、伸びたり色落ちしたりして失敗したくない大切なセーターは、無理をせずクリーニング店へ依頼しましょう。

洗濯機を使って洗う方法

水洗いはできるけど、どうしても手洗いをする時間がない場合は、洗濯機を使いましょう。
洗濯機を使い、できるだけ衣類にダメージを与えないで洗う方法をご紹介していきます。

汚れている部分は前処理をしておく

目立つ汚れがあるときは前処理をして、ある程度汚れを落としておくことがポイント。
とくに襟や袖口は汚れやすいので、チェックしましょう。
前処理は、以下の手順で行ってください。

  • ひどい汚れの部分に中性洗剤またはおしゃれ着洗剤を直接つける
  • つまみ洗いで汚れを押し出す
  • なかなか落ちない場合は、酸素系漂白剤を直接つけてつまみ洗いする
    ※漂白剤の使用が可能な場合のみ
たたんで洗濯ネットに入れる

ニットやセーターを洗うときは、型崩れしないように洗濯ネットを必ず使いましょう。
ネットには、裏側の汚れを落とせるように裏返して畳んでから入れます。
このときに、汚れが気になる部分を外側にして畳むとキレイに仕上がります。

弱コースやおしゃれ着コースなど優しく洗える設定で洗う

ニットやセーターのほかに、デリケートな素材が使われた衣類を洗うときにも、おしゃれ着洗剤がおすすめ。

また、洗濯機によって名称が異なる場合がありますが、弱水流コースやおしゃれ着コース、手洗いコースなど優しく洗えるコースを選択しましょう。

柔軟剤を使うと、さらに肌触りよく仕上がります。色移りする可能性があるため、他の衣類とは混ぜないように注意です。とくに、新品の場合は色移りが心配なため、セーターやニットは単独で洗うようにしましょう。

短時間の脱水をする

脱水は強い力がかかるため、一番弱い力で1分程度行いましょう。
長時間脱水すると、ニットやセーターが伸びたり傷んだりする原因になります。

手洗いでキレイにする方法

手洗い

少々手間がかかりますが、ニットやセーターはできるだけ手洗いがおすすめです。
というのも、ニットやセーターは非常にデリケートな素材でできているため、優しく洗わないとダメージを与えてしまいます。

ここからは、自宅でできる手洗いの方法をご紹介します。

汚れている部分は前処理をしておく

洗濯機で洗うときと同様、目立つ汚れがあれば前処理をして、ある程度汚れを落としておくことをおすすめします。
とくに、襟や袖口は汚れやすいので要チェックです。
前処理は、以下の手順で行いましょう。

  • ひどい汚れの部分に中性洗剤、またはおしゃれ着洗剤を直接つける
  • つまみ洗いで汚れを押し出す
  • なかなか落ちない場合は、酸素系漂白剤を直接つけてつまみ洗いする
    ※漂白剤の使用が可能な場合のみ
ぬるま湯の洗剤液に入れて押し洗いする

洗面器とおしゃれ着洗剤を使い、以下の手順で衣類を洗濯しましょう。

  • 洗面器の中に手を入れても熱くないくらいのぬるま湯を入れて、おしゃれ着洗剤を混ぜる
  • ニットやセーターをキレイに畳み、洗濯ネットに入れる
  • 洗面器のなかにニットやセーターを入れて、2〜3回ほど優しく押し洗いをする

毛玉ができるため、こすって摩擦を起こさないように要注意。
洗剤で手が荒れないように、ゴム手袋をはめることを忘れないようにしましょう。
気になる汚れがあれば、押し洗いした後に汚れの部分に直接洗剤をつけて約10分間おいておきます。

キレイな水を使って2〜3回すすぐ

洗い終わったら、洗剤がついた衣類をすすぎます。
ニットやセーターを上から優しく押し、水を捨てたら軽く絞ることを数回繰り返します。
洗面器内の水に洗剤が混ざらなくなるまで、繰り返してください。

柔軟剤を使うときは、このタイミングで投入します。
洗剤が入っていると柔軟剤の効果が薄れてしまうため、洗剤をよくすすいだ状態で投入しましょう。
その後、柔軟剤が衣類に馴染むよう2〜3回ほど押し洗いをして再びすすぎます。

洗濯機を使って短時間の脱水をする

完全にすすいだら、衣類をバスタオルで包んで軽く水気をとりましょう。
洗濯ネットに入れたまま、洗濯機で脱水。
脱水は洗濯機で洗ったときと同様に、1分程度でOKです。

4. セーターやニットの干し方

脱水が終わったセーターやニットを干します。
ここで正しく干さないと、せっかく気をつけて洗ったニットやセーターにダメージを与えてしまうので気をつけてください。

熱で傷んでしまうため、セーターやニットに乾燥機はNGです。
水を含んで伸びやすくなっているセーターやニットは、基本的に「平干し」します。
以下のうち、いずれかの方法で、平干ししてみてください。

  • 「平干し専用ネット」を使い、直射日光が当たらない場所で陰干しする
  • ハンガーを数本用意して、セーターやニットが水平になるように干す
  • ソファーの背もたれにバスタオルを敷き、その上にセーターやニットの形を整えつつ干す

伸びたり跡がついたりするため、ハンガーにかけて干すのは避けましょう。
吊ることなく、形を整えて平干しします。

5. セーターやニットの正しい保管方法

畳んだセーター

セーターやニットを保管するときに最も気をつけたいのが、虫食い・変色・カビです。

シーズン中に久しぶりに着ようとニットやセーターを取り出したら、穴やカビだらけでショックを受けた方もいるはず。
セーターやニットは、以下のポイントに気をつけて保管してください。

  • 保管場所の通気性をよくする
  • 通気性のよい不織布カバーをかける
  • 防虫剤を入れる
  • 除湿剤を入れる
  • ほかの衣服とは隙間を開け、余裕を持って収納する

もし、自宅での保管が心配な場合は、宅配クリーニングの「保管サービス」を利用するのがおすすめ。
衣類にとって最適な環境下で保管してくれるため、カビや虫食いの心配がありません。また、オフシーズンの間保管してくれるので、自宅の収納スペースがスッキリしますよ。

6. セーターやニットのお手入れは「洗濯表示」の確認から

セーターやニットの正しい洗い方をご紹介しました。
自宅で洗濯するときには、まずは、洗濯表示を見て水洗いできるか確認しましょう。
水洗いできるなら自宅でも洗えますが、その場合は、優しく洗うことで衣類へのダメージが少ない「手洗い」がおすすめです。

また、セーターやニットはデリケートな素材のため、間違った洗い方をすると縮んだり傷んだりする原因になります。
水洗いできない衣類やご自身で洗うのが心配な場合は、無理をせず洗濯のプロに任せましょう。

宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」なら、セーターやニットにダメージを与えにくいプロの技術で洗濯してくれるので安心です。
また、オプションで「防虫加工」を施してもらうことができ、6カ月ほど効果が持続します。
リクリの防虫加工は独特なニオイがなく、来シーズンまで衣類の虫食いやカビを防ぎ清潔に保たれるため、衣類が長持ちしますよ。

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