カビは移る!?洗濯や収納で気をつけたい衣類のカビ対策

UPDATE:2022.05.09
カビは移る!?洗濯や収納で気をつけたい衣類のカビ対策

久しぶりにクローゼットから衣類を取り出したら、「カビが生えている!?」
こんな経験はありませんか。

衣類にカビが発生すると、他の衣類にもカビが移っている可能性もあります。

カビは放置すると、非常に取れにくくなるため大変厄介です!
そのため、カビを発見したら早めの対処が必要です。

この記事では、衣類に付着するカビの原因と対処法、予防方法についてご紹介します。
カビを見つけたらどんな風に対処すればよいか、ぜひ参考にしてくださいね。

1. カビが生えた服から他の衣類にもカビは移る?

残念ながらカビは他の衣類にも移ります。
というのも、カビは衣服に付着し、そこで根を張り発芽します。そして、放った胞子が別の衣類に付着し増殖するのです。

そのため、一箇所でもカビが発生すると、他の衣類にもカビが発生している可能性が高いでしょう。
まずは、カビが発生しやすい条件についてご紹介します。

クローゼットや洗濯機の中でカビが移る可能性がある

カビは、気温20℃以上、湿度70%以上、ホコリなどの栄養源がたくさんある場所を好み、繁殖します。

湿気が多いクローゼットの中はもちろん、実は洗濯機の中でもカビが発生する場合があります。

クローゼットの中は常に換気や除湿をしているのに、なぜかカビが発生した!
そんな場合も洗濯機が原因ということも。

洗濯槽の裏側は思った以上に汚れており、カビが繁殖しやすい環境です。
気付かずにそのまま衣類を洗濯すると、カビの菌が衣類に付着し、クローゼットやタンスの中へしまわれるのです。
その結果、クローゼットやタンスのなかで、知らない間にカビが増殖します。

カビが発生しやすい条件は気温・水分・汚れ

カビは、気温・水分・汚れの3つの条件がそろうと、発生しやすいです。
具体的には、以下の状況がカビにとって居心地がよい環境といわれています。

  • 気温または室温が15〜30℃
  • 空気中に含まれている水分が多い(湿度が70%以上)
  • 髪の毛や皮脂汚れが溜まっている

冬は外気の温度が上がらないため、3つの要素が揃わず、洗濯物が乾きにくくなるのです。

気温と湿度が高い梅雨や秋は要注意

カビが発生しやすいのは、梅雨または秋の時期です。

これらの時期は特に、洗濯槽やクローゼットのメンテナンスを徹底しましょう。
洗濯槽は、梅雨や秋の時期に入る前に丸洗いします。
クローゼットの中には市販の除湿剤または除湿機を置いて、湿気を逃がして温度を下げ、空気が循環できるようにしましょう。

2. カビの生えた衣類の対処方法

カビが生えた衣類を、もう一度着るにはどのように対処すればよいでしょうか?
実は、衣類に付着するカビには「白カビ」と「黒カビ」の2種類があり、それぞれ対処方法が異なります。
白カビと黒カビの特徴と対処法についてご紹介します。

白カビの場合

白カビは、生地表面に発生することが多く、見た目も白いカビです。

叩くだけで比較的簡単に落とせますが、胞子をまき散らさないよう外で叩きましょう。
また、生地表面を叩くだけでは、白カビが完全に取り除けていない可能性もあるため、再びカビが生えないようにクリーニング店で洗ってもらうか、自宅で水洗いしてカビをしっかり除去してください。

黒カビの場合

黒カビは、衣類に付着したときに深く根を張るため落とすのが大変です。
自宅洗いでは、完全に取り除くことが難しいため、クリーニング店へお願いするのがおすすめ。

自宅での応急処置として、酸素系漂白剤で落とすのが効果的ですが、洗濯表示に漂白剤不可と記載されている場合や、色落ちが心配なためあまり使用したくないときには、早めにクリーニング店へ依頼しましょう。

また、依頼するときは、クリーニング店の方にカビが生えた箇所をきちんと伝えることも忘れずに。

カビの生えていない衣類と一緒に洗濯しないよう!

衣類についたカビは、胞子を空気中に放ち、また別の衣類に付着し、どんどん増えていきます。
なので、クローゼットの中でカビをみつけると、他の衣類にもカビが移り、増えていきます。

また、カビが生えた衣類と生えていない衣類を一緒に洗濯すると、衣類全体にカビが移ってしまうので要注意。

カビを見つけたら、まず手洗いや染み抜きでカビ自体をできるだけ除去します。
その後に、他の衣類と分けて洗うようにしてくださいね。

3. カビの発生を防ぐ!洗濯・収納の7つの対策

衣類にカビが生えると、取り除くのに手間がかかるうえ、他の衣類にも移ります。
カビの発生を防ぐためにも、日頃から気をつけたい7つの対策をご紹介します。

洗濯機の洗濯槽を定期的に掃除する

洗濯機

洗濯機の洗濯槽にカビが繁殖していると、洗った衣類にもカビが付着する恐れがあります。
そのため、できれば1か月に1回 洗濯槽の掃除をしましょう。
忙しい場合でも、少なくとも2か月に1回は掃除したほうがよいです。
特に、カビが発生しやすい梅雨や秋の時期には、こまめに掃除するようにしてくださいね。

一度着た服は必ず洗濯する

衣類は、一度着ただけでも汗や皮脂汚れがつきます。
汗や皮脂汚れはカビの好物。洗わず放置すると、カビが汚れを栄養分として食べ、どんどん増殖します。

夏場だけでなく冬場でも、一度着た衣類はできるだけ洗濯してからクローゼットにしまいましょう。

オシャレ着やニット素材など、デリケートな素材の衣類は。着るたびに洗うとダメージが蓄積され、型崩れを起こしたり繊維が傷つき、長持ちしなくなります。
長く着れるように、5回着たら1回洗うなど、洗濯頻度を決めておくのも手です。
また、自宅で洗濯できない場合は、月に1回クリーニングへ出すか、着るたびに洗濯ブラシでお手入れしましょう。

関連記事:カビがついた衣類などをクリーニングに持ち込む時の注意点とカビ対策

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クリーニングに出した場合はすぐにビニールを外す

クリーニングに出した衣類が返ってきたとき、ビニールのカバーがついてきます。
このカバーは、ホコリ除けに被せているもので、通気性が悪く、長時間つけているとなかの湿度が上昇します。
湿度が上昇すると、カビが発生する環境が整ってしまうため、クリーニングから返ってきた衣類のビニールは早めに外しましょう。

クローゼットを清潔に保つ

衣類をしまうクローゼットのなかは、常に清潔にしておきましょう。

クローゼットは閉めていることが多いので、ホコリが溜まりやすく、湿度も高いです。
カビは、汗や皮脂汚れの他にもホコリも栄養分として食べるので、クローゼットの中はこまめに掃除し、クローゼットの中の空気を入れ替えるなど、清潔にしておくこともポイントです。

クローゼットは衣類を詰め込まずに風通しをよくする

クローゼットのなかは、衣類をぎゅうぎゅう詰めにして保管するのではなく、できるだけ隙間を開けて保管するようにしましょう。
というのも、隙間がないと湿気がこもりやすくなり、カビが発生しやすい環境になってしまいます。

もし、収納スペースに余裕がない場合は、クリーニング店の「保管サービス」を利用するのもおすすめ。
保管サービスは、かさばる衣類を温度・湿度管理された環境下で、オフシーズンの間保管してくれるため、自宅の収納スペースがすっきりするうえに、カビや虫食いの心配がなく安心です。

また、戸建の住宅の方は、衣類はできるだけ1階よりも2階で、かつ南側に面した部屋で保管するようにしてください。
2階の方が部屋の窓を開けたときに風通しがよくなり、日当たりもよいので、カビが増殖しにくい環境となるためです。

除湿剤、除湿器などを使用する

クローゼットのなかやクローゼットがある部屋に市販の除湿剤や除湿機を置いて、除湿するのも効果的。
カビは、湿気のある環境を好みます。
湿度が70%以上の環境だとカビが繁殖しやすくなるので、除湿剤や除湿機を活用しましょう。

衣替えの際に掃除や換気をする

日々のお手入れが手間だという方は、衣替えのタイミングを上手く使うのも手です。

年に2回クローゼットをリセットし、家で洗える衣類は除菌して洗濯。家で洗えない衣類や大切に着たい服はクリーニングに出します。
そうすることで、カビの発生を防ぐことができますよ。

4. カビは除湿を中心に対策を!発見次第すぐに対処を!

除湿器

服についたカビはそこで根を張り、そのまま放置すると衣類の色が薄くなったり、穴があくなど、衣類自体を傷めてしまいます。
カビを見つけたら、早急に対処しましょう。

できればクリーニング店へ依頼して、プロにシミ抜きをしてもらった方が安心です。
そのときにスタッフへ、カビが付着していることや、カビが生えた場所を伝えましょう。

「対面だとカビについてうまく説明できない」
「カビが付着しているか不安だから他の衣類もまとめて洗って欲しい」
そんな方は、ぜひ複数の衣類をまとめて送れる宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」の「洋服パック」がおすすめです。

リクリでは、注文すると「集荷キット」と一緒に「オーダーシート」を送ってくれます。
このオーダーシートに衣類に付着したカビについて記載すれば、自社工場にてていねいに落としてくれますよ。

また、洋服パックは5・10・15・20点の中から、出したい衣類の点数を選びクリーニングに出せるので、まとめて洗いたい方にはピッタリです。衣類の点数が多いほど、1点あたりの費用が安くなるのも嬉しいポイントですね。

カビは、長期間放っておくと生地の奥深くまで根を張ります。そうなるとプロでも落とすのが難しくなってきます。
そのため、カビは早期発見とともに早めの対処を心がけましょう。

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