「収納スペースが狭くて衣類がしまいきれない!」「収納スペースを空けるのに服を捨てるのはもったいない!」という経験をしたことはありませんか?
特に冬物のアウターやニットなどは収納スペースを圧迫しますよね。
冬物の服を捨てるわけにもいかず、お悩みの方も多いと思います。
そんな方におすすめしたいのが、宅配クリーニングの保管サービス。自宅で保管する代わりにクリーニング後のキレイな状態のまま保管してくれる便利なサービスです。
本記事では、この宅配クリーニングの保管サービスについてメリットや使い方などをご紹介します。衣類の収納スペースにお悩みの方は、ぜひご参考にしてみてください。
1. 宅配クリーニングの保管サービスとは?
「宅配クリーニング」は店舗に直接行くことなく、クリーニングの依頼を宅配で完結できるサービスです。自宅にいながらクリーニングの依頼~受取までできるのが、宅配クリーニング最大のメリット。こうした気軽さから、2015年頃から利用者が増加傾向にあります。
宅配クリーニング会社が提供する「保管サービス」は、主にクリーニングが終わった後すぐに返送せず一定期間衣類を保管してくれるサービスのことをいいます。多くの宅配クリーニング会社がクリーニングメニューに追加するオプションとして提供しており、自宅の収納スペースの確保などの目的で利用が増えています。
宅配クリーニングの保管サービスには、預かってくれる期間に限りがあります。一般的な預かり期間は、7〜12カ月ほどです。
通常のクリーニング店での保管期間は1カ月ほどで、保管期間を過ぎると延長料金を支払う必要があり、場合によっては破棄されてしまうこともあります。
それに比べ宅配クリーニングの保管サービスの場合、保管期間も長く、指定した日に返送されるのも嬉しいポイント。ただし、利用するサービスによっては一度決めた保管期間を変えられないこともあるので、利用する際には事前にWebサイトなどで確認しておくと安心です。
2. 保管サービスのメリット

ここからは、宅配クリーニングの保管サービスを利用するメリットについて、詳しくご紹介します。
衣類の収納スペースに空きができる
保管サービスを利用するメリットはいくつかありますが、一番わかりやすいのがご自宅の収納スペースに空きができることです。
たとえば、夏には着用しないダウンジャケットやコートといった冬物衣料のように季節によって使わない衣類を次シーズンまで保管してもらうことで、収納スペースが生まれます。収納スペースに空きができることで夏物の衣類を増やしたり、衣類以外の別のものを収納できるようになります。
季節によって使わない衣類以外にも、結婚式やパーティで使用するためのドレスなど着用する機会が少ない衣類を保管するのもおすすめです。
衣類にとってベストな保管環境が整っている
宅配クリーニングの保管庫は、衣類を保管する上で適切な温度と湿度を保ち、遮光や防虫対策がされています。自宅で収納するよりも手間をかけずに衣類にダニやカビが付くことを防げます。
衣類にとって最適な環境が整っていることも保管サービスの大きなメリットです。
3. 保管できるもの、できないもの

次は、宅配クリーニングの保管サービスで保管してくれる衣類の種類を紹介します。一般的にクリーニングができる衣類であれば保管してもらえます。保管できる衣類とできない衣類について詳しく見ていきましょう。
保管できるもの
保管サービスで保管できるものには、以下のようなものがあります。
- シャツ ・ジャケット ・セーター ・カットソー
- ズボン ・学生服 ・スキーウェア・スノボウェア ・スーツ ・コート類
- ダウンジャケット、コート ・浴衣(利用するサービスによっては保管不可)
- 羽毛布団(利用するサービスによっては保管不可) など
宅配クリーニングの保管サービスは、クリーニング後の衣類をそのまま預かってくれるので、基本的にはクリーニングできる衣類は保管できると思ってよいでしょう。
保管できないもの
保管サービスで保管できないものには、以下のようなものがあります。
- 振袖や着物などの和服 ・ウエディングドレス ・ファーコートなどの毛皮
- 革製品(ジャケットなど) ・水着 ・下着 ・鞄などの小物
- 布団や毛布・枕などの寝具 ・絨毯
- 洗濯表示がないもの・水洗い不可やクリーニング不可と表示されているもの
- その他、サービス提供側で保管不可と判断したもの
宅配クリーニングでクリーニングできない衣類は、保管もできません。
着物やウエディングドレスは、生地や作りが繊細でありシワやカビができないように保管するには保管スペースも一定の広さが必要です。
また、年に数回は広げて風を通さないといけないこともあり、取り扱いが難しいのも、保管サービスに含まれていない理由の一つでもあります。
保管できるもの・できないものは、利用するサービスによって異なるため、利用する前に宅配クリーニング会社のWebサイトなどで必ず確認しましょう。
4. 保管サービスの使い方
ここまで保管サービスのメリットや保管ができる衣類・できない衣類についてご紹介してきました。次は、実際に保管サービスを使うときはどうすればよいのかをご紹介します。
基本的には、Webサイトから宅配クリーニングを申し込むときに一緒に「保管サービス」の申し込みも行います。申し込み方法は宅配クリーニング会社によって異なりますが、オプションなどで「保管サービス」を選ぶことで申し込みできることがほとんどです。
宅配クリーニングの申し込み方法は下記の通りです。
- インターネットで利用するプランを選択する。
- お届け希望日を選択する。
- 住所等の必要な情報を入力する。
- 宅配クリーニング会社から衣類を送るための集荷キットが送られてくる。
- 集荷キットに衣類を詰め込む。
- 添付の書類に必要事項を記入する。
- 集荷依頼をする。
- 衣類が集荷される。
あとは宅配クリーニング会社に衣類が届いたらクリーニングをし、終わったら必要な期間、衣類を保管してくれます。保管期間が過ぎると、最初に依頼したお届け希望日に衣類が届き、サービス終了となります。
空調設備が整った専用の環境で保管が安心な宅配クリーニングRE:KURIはこちら保管サービスの注意点!あくまでクリーニングの付随サービス
最後に宅配クリーニングの保管サービスの注意点をご紹介します。
宅配クリーニングの保管サービスでは、クリーニングを利用しないで、衣類の保管だけを依頼することはできません。また、衣類が返却された後に改めて保管を依頼することもできないので注意しましょう。
利用する宅配クリーニングの保管サービスによっては、一度決めた保管期間を変更することができない場合もあります。宅配クリーニングの保管サービスはあくまでクリーニングに付帯するサービスであるということを念頭に置いておきましょう。
また、冬物の保管サービスについて詳しくご紹介している記事もあります。あわせてご覧ください。
関連記事:冬物クリーニングには保管サービスが便利?理由と注意点を解説
5. 宅配クリーニングの保管サービスを使って収納問題を解決!

ここまで宅配クリーニングの保管サービスについてご紹介してきました。収納スペースの確保や衣類にとって最適な環境で保管してくれるなどメリットがたくさんの保管サービス。あらためて、ポイントをまとめておきましょう。
- 自宅から発送して、自宅で受け取れる
- 自宅の収納スペースに空きができる
- 長期間、綺麗な状態で衣類を保管してくれる
- 衣類の中でも和服や毛皮、服以外の小物などは保管できない
- クリーニングを利用しないで保管のみはできない
宅配クリーニングの保管サービスを利用したいけど、どのお店を選べばよいのかわからない。そんな方におすすめしたいのが、宅配クリーニングの「RE:KURI(リクリ)」です。
リクリでは、お客様からお預かりした衣類をすぐにクリーニングし、その後、空調設備の整った衣類にとって最適な環境できちんと保管。温度・湿度管理といった細かな空調管理まで徹底しているため安心して衣類を預けることができます。
本記事を読んで、宅配クリーニングの保管サービスを使ってみようとお考えになった方は、ぜひ一度「リクリ」に相談してみてはいかがでしょうか。
時短にもなる便利な「宅配クリーニング」。気になって利用を検討しているものの、依頼の流れが分からず足踏みしている方もいるのではないでしょうか。
とくに衣類の配送や、注文方法などに不安を感じている方も多いはず。そんな方もご安心ください。この記事では宅配クリーニングを利用する流れや利用する際の注意点についてご紹介します。
事前に依頼の流れや注意点を知っておくことで、宅配クリーニングが初めてでもスムーズに依頼することが可能です。依頼の流れは宅配クリーニング会社によって多少異なるものの、本記事で解説する内容から大きく外れることはありません。
宅配クリーニングの利用を検討している方は、記事の内容を参考に宅配クリーニングを利用してみてください。
1. 宅配クリーニングの利用方法の一般的な流れを解説!
まずは、宅配クリーニングを利用する方法と流れを解説します。
一般的な流れは下記の通りです。
- 宅配クリーニングのWebサイトから注文をする
- 専用キットに衣類を詰める
- 衣類を詰めて集配担当者に渡す
- 料金の見積もりを確認し、クリーニング開始
- 届いた衣類を受け取る
それぞれ順番に解説します。
1. 宅配クリーニングのWebサイトから注文をする
宅配クリーニングを依頼する場合は、はじめにWebサイトから注文します。
ほとんどの場合、宅配クリーニングでは複数の衣類をまとめて依頼する「パックプラン」を取り扱っています。パックプランは、衣類の種類に関わらず点数で価格が決まる定額制によって価格設定がされています。クリーニングしたい衣類の点数に合わせて、どのパックを利用するかを選択し注文しましょう。
注文の際は、クリーニング料金にどのようなメニューが含まれているのかを確認しておきましょう。特に、送料やシミ抜きは、基本料金に含まれている場合とそうでない場合があるので注意が必要です。
必要に応じて、追加要望がある場合は、オプションメニューを選択します。たとえば、汗汚れが気になる場合は汗を取り除くオプションを選ぶなど、衣類の状態にあわせて最適なオプションを選びましょう。
また、問い合わせの時間は限られるものの、Webサイトだけではなく電話で依頼できるクリーニング会社もあります。複雑な依頼をしたい場合や、注意して欲しいことがある場合は、電話で直接要望を伝えましょう。
2. 専用キットに衣類を詰める
宅配クリーニングの依頼が完了すると、数日後に集荷キットが届きます。
集荷キットに衣類を入れましょう。宅配クリーニング会社によっては、集荷キットにクリーニングの要望を記載する「オーダーシート」が同封されている場合もあります。
オーダーシートにどの衣類のどんな点が気になるのか、なるべく具体的に記入しましょう。
また、集荷キットがない宅配クリーニング会社の場合は、自分で衣類を入れる箱や袋を用意する必要があります。
クリーニング前に衣服を過度に崩さないためにも、少し大きめの段ボールを選ぶのがおすすめです。
依頼した宅配クリーニング会社がどういった対応をしているのか、公式サイトで事前に確認しておきましょう。
3. 衣類を詰めてから指定の集荷事業者に渡す
衣類の梱包が終わったら、宅配業者に集荷を依頼します。
集荷業者への受け渡し日時は、「クリーニング依頼時に日時を指定する」、「衣類を詰め終えてから改めて日時を指定する」という2つのパターンがあります。どちらであっても、確実に家にいて、衣類の受け渡しができる時間を指定しましょう。
また、仕事が不規則で家にいる時間が短かったり、予め決まった予定を組みにくい場合は、コンビニ集配がおすすめ。コンビニ集配では、荷物を預かったコンビニが集配業者に受け渡してくれるため、在宅時間が不規則な方も安心です。
送料については、離島や沖縄を除いて基本料金に含まれていることがほとんどです。
離島などにお住まいの方は、Webサイトで送料を確認しておくと良いでしょう。
4. 検品後、クリーニング開始
集荷された荷物は、各社のクリーニング工場に運ばれます。運ばれた衣類は工場内で「検品」が行われ、衣類の洗濯表示や状態を見極めて、クリーニング料金の変更がないかチェックされます。衣類の素材に適さないオプションメニューを注文されている場合は、この時点で宅配クリーニング会社より連絡があるので、メールなど見落としがないように気をつけましょう。
料金が確定すると、クリーニングが始まります。完了までの期間は、通常の衣類であれば1週間程度、毛皮などの大物は2週間程度が目安です。
また、宅配クリーニングの支払い手段は、クレジットカード決済や代引き決済がほとんど。なかには、後払いやケイタイ払いなどの対応が可能な宅配クリーニング会社もあるので、支払い方法を事前に確認しておくと安心です。
5. クリーニング済の衣類を受け取る
クリーニングが完了すると、段ボールや専用のキットに詰められた衣類が自宅に届きます。
届いた衣類を受け取ることで、クリーニング完了です。支払い方法を代引きにしている場合は、衣類が届いた際に支払いが必要なので準備しておきましょう。
また、家にいる時間が短い場合は、時間帯指定や宅配ボックスを利用することで、確実に衣類を受け取れます。
衣類が届いたら、中身を確認するのをお忘れなく。紛失などのトラブルにいち早く気付くためにも到着後すぐに確認するようにしましょう。
チェックすべき点は下記の通りです。
- 依頼した衣類すべてが入っているか
- 衣類に破れや汚れはないか
- その他、衣類に異変がないか
万が一、不備が見つかった場合は速やかに宅配クリーニング会社と連絡を取ることが大切です。トラブルが発生したときの対処法は下記記事で解説しているので、あわせてご覧ください。
関連記事:宅配クリーニングで紛失トラブルに遭ってしまった場合の対処方法
2. 宅配クリーニングを依頼する時の注意点!

ここまで、宅配クリーニングを依頼する流れについて解説しました。事前に流れを把握しておけば、初めてであっても安心して利用できますね。
ここから先は、依頼するときの注意点を解説します。せっかく宅配クリーニングを利用したのに、トラブルが起きてしまったり、思っていた仕上がりと違ったといったことがないよう注意点についても事前に確認しておきましょう。
依頼前に納期の目安を確認しておく
まず確認しておくべきことは、仕上がりまでの時間です。宅配クリーニングは集配の時間がかかるため、店舗クリーニングよりも時間がかかります。
また、集配の都合によって日程が前後するため、依頼時には納期が確定しないことがほとんど。仕上がり商品が届く日数の目安は、依頼してから8~14日前後です。
クリーニング工場に衣類が届き検品時にクリーニング料金・納期は大よそ確定しますが、クリーニングをしても汚れが落ちない場合やクリーニング後にトラブルが生じる場合もあるので、厳密にはクリーニングが行われた後に最終料金・納期が確定します。
そのため、クリーニング後すぐに着用したい衣類などは、宅配クリーニングを避けるのがよいでしょう。
必ず依頼前に納期の目安を確認し、時間的なゆとりをもって依頼をすることをおすすめします。
集荷キットのサイズを確認しておく
クリーニングに出す衣類の量やサイズが集荷キットに収まるか、集荷キットのサイズを予め確認しておきましょう。
せっかく依頼したのに、衣類が収まらないと、そこから宅配クリーニング会社へのやり取りを行うなど、納期が延びてしまいます。
自分で衣類を入れる段ボールを用意する場合は、段ボールに破れがないか、底が破れそうでないかを確認し、不安な部分はテープで補強しておきましょう。
また、必ず段ボールのふたはガムテーム等で、しっかり留めましょう。
オプションの依頼を忘れないこと
宅配クリーニングでは、基本料金に含まれているクリーニングメニューが明記されています。
その中で、よりキレイな仕上げをしたい場合は、オプションメニューを依頼することを忘れないように。
例えば、カシミアニットなど高価な衣類には「防虫加工」をし、虫食い対策をしたり、汗汚れが気になる衣類には「汗抜き加工」をするのがおすすめです。
宅配クリーニングでは一度衣類が返ってきて、もう一度依頼するには時間や手間だけではなく、送料もかかります。依頼忘れがないように、必ず基本料金の範囲を確認し、オプションの依頼を行いましょう。
3. 宅配クリーニングの流れを踏まえて利用しましょう

本記事では、宅配クリーニングを利用するときの流れや注意点についてご紹介しました。
宅配クリーニングは、店舗に衣類を持っていく必要がないものの、自分で衣類を詰めて、宅配業者に受け渡す必要があります。
特に、はじめて利用する場合は、依頼の流れを掴んでおかないと、クリーニングの完了まで余計な時間がかかってしまうことも少なくありません。
宅配クリーニングの流れを理解し、それぞれの段階の注意点を押さえて依頼することで、仕上がり品の受け取りまでスムーズに利用できるでしょう。
また、不明な点がある場合は、宅配クリーニング会社に問い合わせをして、疑問点がない状態で依頼することも重要です。
ぜひ本記事を参考に、宅配クリーニングを有効活用してみてはいかがでしょうか。
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宅配クリーニングは衣類を店舗まで持ち運ぶ必要がない上に、24時間依頼ができることからも非常に人気を集めています。
多くの方に利用されている一方で、宅配クリーニングを利用したことによる紛失トラブルの相談があることも事実です。
クリーニングを行う人と顔を合わせられないため、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、宅配クリーニングにおける紛失トラブルの実情や対策法についてご紹介します。
宅配クリーニングを検討している方は、本記事を参考にぜひ効果的な対処法を知っておいてください。
1. 宅配クリーニングは紛失トラブルが多いのか?
冒頭でご紹介したとおり、宅配クリーニングで紛失トラブルがあることは事実です。しかし、宅配クリーニングと店舗クリーニングとで、紛失等のトラブル発生率に大きな差はありません。
つまり、どちらのクリーニングにおいても、同等のトラブルのリスクを抱えているということになります。
また、宅配クリーニングにおける紛失トラブルの発生率は年々減少傾向にあるとされています。これは、宅配クリーニングの普及によって、トラブルが増加した際に行われた企業努力によるものです。
現在も、トラブルを減らすべく、各宅配クリーニング会社で取り組まれており、今後はさらに宅配クリーニングにおけるトラブルの件数は小さくなると考えられます。
そのため、宅配クリーニングを利用する際に、大きく警戒する必要はないといえます。
ただし、万が一トラブルが発生した際の適切な対応策を知っておくことで、被害を最小限に抑えられるため、クリーニングの依頼時にはきちんと確認しておきましょう。
2. 宅配クリーニングで紛失トラブルが起きるとどうなる?
宅配クリーニングで紛失トラブルが起きた場合は、宅配クリーニング会社によって定められた賠償基準にのっとって賠償を請求することができます。
ただし、賠償内容についてはそれぞれの企業で異なります。万が一トラブルが起きたときに備えて、事前に依頼先の賠償基準を確認しておくことをおすすめします。
賠償基準の中でも必ず確認しておきたい点は、賠償が適用される期間です。
賠償が適用される期間は、賠償基準に定められており、その期間が過ぎると賠償されなくなるので注意しましょう。
賠償基準とは何か?どこで確認できる?
賠償基準とは、トラブルを公平に解決するために事前に定められた基準のことです。
クリーニング業界における賠償基準には、下記の2種類があります。
- クリーニング賠償問題協議会が定める基準
- クリーニング会社独自の基準
各社の賠償基準はWEBサイトで確認することができます。多くの宅配クリーニング会社では、サイト上に「賠償基準」というページを設けているため、そこから賠償基準を確認しましょう。賠償基準の単体のページが無い場合は、利用規約ページに含まれていることもあるので、利用規約を確認しましょう。
3. 宅配クリーニングの紛失トラブルの対策方法

賠償基準が定められているとはいえ、紛失トラブルは避けたいものです。
ここからは、宅配クリーニングにおける紛失トラブルの対策方法について解説します。
信用できる企業かを確認した上でクリーニングを依頼する
宅配クリーニング会社を選ぶ際に、その会社が信用できる宅配クリーニング会社かを事前に確認しましょう。
信用できるかどうか判断するポイントは、その会社のWEBサイトです。明らかに古いものである場合や、ホームページが無い場合は要注意です。
賠償基準と利用規約を事前に確認する
先にお伝えしたとおり、万が一トラブルに巻き込まれたときを考慮して、賠償基準と利用規約を事前に確認しておきましょう。
また、賠償基準を確認する場合は、下記の内容を入念に確認することが大切です。
- どのような場合に賠償を受けられるのか
- 賠償を受けられる期間は受け取りから何日以内なのか
特に、2つ目の賠償を受けられる期間に関しては注意が必要です。
この期間を超えてしまうと、実際に請求できる賠償ができなくなるので紛失などにいち早く気づくことが大切です。
絶対に紛失したくないものはクリーニングに出さない
絶対に紛失したくないものは、クリーニングに出さないことが得策です。
クリーニングに出す以上、一時的に衣類の管理を他者に委ねることになり、自分ではコントロールできなくなるからです。
宅配クリーニングでは、クリーニング会社とは別に宅配業者も関わるため責任の所在が曖昧になります。どうしてもクリーニングが必要な際は、直接クリーニング会社と取引ができ、かつ信頼できる宅配クリーニング店に任せましょう。
4. 宅配クリーニングで紛失トラブルに遭ってしまった時の対処方法

では、実際に紛失トラブルに遭ってしまったときはどうすればよいのでしょうか。
ここからは、トラブルが起きてしまったときの具体的な対処法について解説します。
賠償には期限がある!衣類を受け取ったらすぐに中身を確認する
賠償を受けられる期間には期限があります。紛失などのトラブルに気付いても、賠償期間を過ぎた後ではどうすることもできません。
そのため、衣類を受け取ったらすぐに中身を確認しましょう。すぐに中身を確認することで、衣類の不足などをいち早く気付き、お店に知らせることができます。
また、確認する際には、衣類そのものの紛失の有無の他にも、ボタンが外れていないかなども確認することも大切です。ボタンなどの衣類の付属品は、クリーニング時の紛失トラブルが起きやすいので注意しましょう。
こちらの要望をまとめてお店に伝える
実際にトラブルが発生したとき、大切なのは宅配クリーニング社にはっきりと要望を伝えることです。受動的でいると泣き寝入りになる可能性もあります。
では、具体的に何を伝えればよいのでしょうか。
まずは紛失トラブルに対する要望をまとめて、お店に電話をしましょう。お店に電話する際は、下記の2点を明確にして伝えます。
- トラブルの内容
- 再クリーニングを要求するのか、金銭による賠償を要求するのか
賠償基準内の要望であれば、要望に応えてくれる宅配クリーニング会社がほとんどです。
そのため、臆せず積極的に要望は伝えましょう。
お店が対応してくれない時は消費者センターか国民生活センターへ問い合わせる
万が一、紛失トラブルが起きたことをお店に言っても対応してもらえなかったり、連絡すらつかなかったりする場合は、消費者センターや国民生活センターに問い合わせましょう。
消費者センターでは、トラブル解決のアドバイスがもらえたり、宅配クリーニング会社への勧告を行ったりしてくれます。また、国民生活センターには、ADR機関と呼ばれる紛争解決のための機関があるため、それを利用するのも手段の一つです。
まずは、市区町村に設置されている消費者センターに問い合わせてみましょう。
5. どのくらい賠償してもらえる?
実際にトラブルが起きた場合、どのくらいの賠償をしてもらえるのか気になるのではないでしょうか。賠償基準にもよるものの、標準的な賠償は下記の2パターンです。
- 衣類等の再取得価格
- (クリーニング料金)×(20倍~40倍)
衣類の再取得価格を要求する場合、全額を要求できるわけではないので注意が必要です。
購入日時や、衣類の価値から取得価格の一部が返還されます。
トラブルに遭ったからと言って、大きな賠償を求められるわけではなく、さらなるトラブルのもとになるので注意しましょう。
6. 紛失トラブル時の対応法を踏まえて宅配クリーニングを利用しよう

本記事では、宅配クリーニングを利用した時の紛失トラブルについて解説しました。
それぞれの宅配クリーニング会社で企業努力をしており、実際に紛失が起こることは少ないですが、人が介在する以上は一定のリスクはあります。
そのため、万が一に備えて紛失トラブルの対策を行い、トラブルに遭ったときの対処法を知っておくことが大切です。
トラブルに遭った場合は、速やかに宅配クリーニング会社に連絡を取り、解決に向けて動きましょう。その際には、本記事で解説した賠償基準などをもとに、企業とコミュニケーションをとるのがポイントです。
なお、「宅配クリーニングを試してみたいけど、どこが安心なんだろう?」とお悩みの方におすすめしたいのが、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」です。
創業50年以上・約200店舗のクリーニング店の運営実績があり「顧客満足度93.75%」と多くの方から評価を得ている宅配クリーニングです。賠償基準も明確に定められているのでご安心ください。この機会に、宅配クリーニングを利用してみてはいかがでしょうか。
クリーニングを依頼したいものの、店舗までの衣類の持ち運びや、受け取りが面倒に感じる方も多いのではないでしょうか。
近年、自宅で衣類の受け渡しや受け取りを行える宅配クリーニングが急速に普及しています。宅配クリーニングについて、存在は知っていても、サービス内容やメリットまで詳しくは知らないという方へ、この記事では、宅配クリーニングのメリット・デメリット、宅配クリーニングが向いている方の特徴までご紹介します。
本記事を参考に、宅配クリーニングを検討してみてはいかがでしょうか。
1. 宅配クリーニングとは?
宅配クリーニングとは、自宅から衣類のクリーニング依頼~受取まで完結できるサービスのこと。宅配クリーニング会社から届いた集荷キットに衣類を入れ、配送業者が自宅まで集荷に来てくれます。宅配クリーニング会社に衣類が届くと専門工場でクリーニングを行い、仕上がった衣類は再び配送業者が自宅まで届けてくれます。
つまり、店舗クリーニングとは異なり、衣類を店舗まで持っていく必要がないことが最大の特徴です。
宅配クリーニングは、ネットから24時間いつでも申し込みでき、自宅で衣類の受け渡し・受け取りができるので、クリーニング店へ行く時間がない方にとって便利なサービスです。
また、宅配クリーニング会社の中には「パックプラン」と呼ばれる料金体系をとっているところもあります。パックプランの特徴は、どんな衣類でもクリーニング料金が一律になっているところ。そのため、衣類の種類を気にせずまとめて出すことができますし、まとめてクリーニングに出すことで、1点当たりの料金が安くなります。
家族分まとめてクリーニングを出したい場合や、スーツやコートなどの大物をクリーニングに出す場合は、おトクに依頼できるメリットがあります。
2. 宅配クリーニングの料金はクリーニング店とあまり変わらない
宅配クリーニングには、衣類の集配の際に送料がかかる分、費用が高くなるイメージを持つ方も多いはず。
しかし実際のクリーニング費用は、店舗クリーニングと大きく変わりません。
むしろ、大物の衣類や、たくさんの衣類をまとめてクリーニングに出すことで、店舗クリーニングよりも料金がおトクになるケースもあります。
また、パック料金制のほかにも、定期便やリピート割など、独自のおトクな割引プランを用意している宅配クリーニング会社もあります。
関連記事:クリーニングは宅配と店舗のどっちが安い?料金相場や特徴を比較
3. 宅配クリーニングを利用するメリット

ここでは、宅配クリーニングを利用するメリットについてご紹介します。
衣類を持ち運ばずにクリーニングができる
宅配クリーニングでは、衣類の集配は配送業者が自宅まで来てくれます。そのため、クリーニングを依頼するために、衣類を持ち運ぶ必要がありません。
※コンビニ持込の集配サービスを導入しているクリーニング店もあります。
宅配クリーニングを利用することで、お店へ持ち込んだり、仕上がり商品を取に行く手間が省けるため、ライフスタイルに合わせてストレスなくクリーニングが利用できるでしょう。
24時間申し込み可能!時間を気にせずにクリーニングができる
宅配クリーニングはインターネットでの受付がメイン。そのため、24時間365日申し込みが可能です。お仕事などで日中忙しい方でも、いつでも気軽にクリーニングを依頼できます。
店舗クリーニングでは、衣類の受け渡し・受け取りのため、クリーニング店の営業時間内に来店する必要があるので、営業時間とお仕事や予定が被っていると利用しづらいことがあります。しかし、宅配クリーニングでは、時間指定便などで届けてもらうことも可能なので、自分の予定に合わせてクリーニングを依頼できとても便利です。
長期間保管サービスを使えば収納スペースを広げられる
宅配クリーニング会社の多くが、「長期間保管サービス」を提供しています。
長期間保管サービスとは、クリーニング後の衣類をキレイなまま長期にわたって保管してくれるサービスです。
季節物の服を翌シーズンまで保管できたり、なかには1年以上保管してくれるところも。このサービスを上手に利用すれば、自宅のクローゼットがスッキリします。
衣類をぎゅうぎゅうにクローゼットへ詰め込むと、シワやカビの原因にも。衣類を良い状態で長持ちさせられるというメリットもあるんです。
パックプランを使うことで割安になることも
宅配クリーニング会社では、複数の衣類をまとめてクリーニングできるパックプランを提供しているところもあります。
パックプランの魅力は、衣類の種類に関わらず点数で価格が決まる定額制によって料金設定がされていること。そのため、コートなどの店舗クリーニングでは高額になるものも、パックプランを使うことで1点あたりの料金を抑えてクリーニングすることが可能です。
一度に多くの衣類をクリーニングする方にとっては、おトクにクリーニングができるうえ料金も定額制で分かりやすく、安心して依頼できるのが嬉しいですね。
シミ抜きやボタン付けの仕上げが無料でできることも
宅配クリーニング会社によっては、無料でシミ抜きやボタン付けなどのサービスを行ってくれるところもあります。
店舗クリーニングでは、シミ抜きやボタン付けは別料金となることがほとんど。
依頼すると思ったより価格が高額になったという経験をされた方もいるかもしれません。
また、大事な衣類を長く着続けるためにもシミ抜きなどのケアは必要不可欠。
追加料金がかからず、安心して依頼できるのも嬉しいポイントです。
※無料シミ抜きで取れないシミ汚れもあります。汚れがとれるかどうかは、クリーニング会社に相談しましょう。
「だけど、実際どこの宅配クリーニング会社を選べばよいの?」「安いけど品質は大丈夫?」とお悩みの方には、高品質で定評のある宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」がおすすめです!
リクリでは、一つひとつの衣類の状態にあわせてクリーニングを行うのが最大の特徴。もちろん、シミ抜きやボタン付けといったサービスは無料で実施しています。ていねいなクリーニングと充実のサービスで、大切な衣類も安心して預けられますね。
4. 宅配クリーニングのデメリット

ここまで、宅配クリーニングのメリットについて紹介しました。
ここからは、宅配クリーニングのデメリットについてです。
単品や点数が少ない場合は店舗より割高になることも
パック制の宅配クリーニング会社の場合、複数の衣類をまとめて依頼することで、クリーニング料金が抑えられるケースが多いです。しかし、逆にパック制ではなく1点ずつクリーニング料金が決まっている宅配クリーニング会社や、パック制でも点数が少ない場合は割高となることがほとんど。
その理由は、店舗型のクリーニングと違い、クリーニングの料金に加えて送料が必要となるから。宅配クリーニング会社の多くは、クリーニング料金の中に送料が含められており、単品や少数での注文の場合は、1点あたりの料金がどうしても高くなってしまいます。
中には、5点以上など複数の衣類を一度に依頼することで、送料無料となる場合もあるようですが、宅配クリーニングを利用するときは、複数の衣類をまとめて依頼するのがおすすめ。家族の分や季節のものをまとめて依頼するなど工夫するのがよいでしょう。
集配があるのでやや時間がかかる
宅配クリーニングでは、配送業者による集配があるため、仕上がった衣類を受け取るまでに、少し時間がかかります。
依頼してから仕上がった衣類が届くまで、約10~14日ほどかかるケースが多く、急ぎのクリーニングには適しません。
宅配クリーニングを依頼する際は、着用まで1週間以上空いている衣類を依頼すると覚えておくとトラブルにならないでしょう。
衣替えの時期に、季節物の衣類をまとめて依頼するなどもおすすめです。
クリーニングを受け取る必要がある
宅配クリーニング会社のなかには、コンビニ・宅配ボックスでの受け取りサービスを展開している会社もあります。
クリーニングが終わった衣類を受け取りたいけど、予定が合わず自宅で受け取れないという方は、コンビニや宅配ロッカーで受け取ることになるケースもあります。
多くの衣類をクリーニングに出した場合、持ち運びには荷物になるので注意が必要です。
プロに対面で相談できない
宅配クリーニングを利用した場合、対面で接するのは集荷に来てくれる配送業者のみ。実際にクリーニングをしてくれるスタッフとは直接話すことは、ほとんどありません。
そのため、店舗型クリーニングのように気になる汚れやシミなどを対面で話し、店頭で一緒にクリーニングオプション等を相談するといった対応ができません。
そのため、衣類の仕上がりに要望がある際、クリーニングスタッフに見つけてもらえるか、不安が残ります。
ただ宅配クリーニング会社の中には、「オーダーシート」といわれる要望書を宅配キットに同封し、気になる点があればあらかじめ記載し、クリーニングスタッフに伝えるといったサービスを実施しているところもあります。
心配な方は、オーダーシートのようにユーザーとクリーニングスタッフのやり取りを工夫している宅配クリーニング会社を選ぶようにしましょう。
5. 宅配クリーニングはどんな人におすすめ?

ここまで、宅配クリーニングのメリットとデメリットについて解説しました。宅配クリーニングがおすすめな人の特徴は下記の通りです。
- 時間にゆとりを持たせたい方
- 衣替え時の洗濯や衣類収納が面倒な方
- まとめてクリーニングに出したい方
- 衣類を店舗まで持っていくことや、受け取りに行くことが面倒に感じる方
- お仕事などで、クリーニング店の営業時間内に来店することが難しい方
「宅配クリーニングを試してみたいけど、どこが安心なんだろう?」とお悩みの方には、創業50年以上・約200店舗のクリーニング店の運営実績がある宅配クリーニングリクリがおすすめです!
リクリでは、オーダーシートもあり、非対面のサービスでも安心して依頼できますね。
お得なキャンペーンやサービスも実施しています。
6. 宅配クリーニングのメリットを理解しておトクに利用しよう
本記事では、宅配クリーニングの概要やメリット・デメリットについてご紹介しました。
宅配クリーニングは、24時間対応や配送業者による集配など、忙しい方にとって魅力的なサービスがあることが強みです。
店舗クリーニングが利用しづらい方にもとても利用しやすいサービスです。
ただし、宅配クリーニングを利用する際は、デメリットや注意点も押さえておくことが大切です。たくさんの宅配クリーニング会社があるため、それぞれを比較して、自分に合った宅配クリーニングを選びましょう。
宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」では、商品ラインナップも豊富!
「洋服パック」は5・10・15・20点の料金プランから選ぶことができます。20点パックでまとめてクリーニングに出すと、1点あたりの料金が最もおトクに。
その他、羽毛布団や毛布専用のプランもご用意しています。この機会に、ぜひ宅配クリーニングをご利用ください。
「クリーニング店が自宅から遠い」「店舗の営業時間中は仕事をしているからいけない」などの理由で、クリーニングを利用しづらい一人暮らしの方は多いと思います。クリーニング店でしかお手入れができない衣類の汚れやシミを落としたいときに、どこに持って行こうか困りますよね。
そんな忙しい一人暮らしの方におすすめなのが、自宅にいながら完結できる宅配クリーニングです。
この記事は、宅配クリーニングの概要や一人暮らしの方が利用するメリットやデメリットについて解説します。一人暮らしの方が宅配クリーニングで失敗しないためのお店の選び方についても併せてご紹介するので、一人暮らしでクリーニングが利用できず悩んでいる方や、洗濯が面倒に感じる方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. 宅配クリーニングとは?
宅配クリーニングとは、ネットや電話などで注文をし、自宅で衣類の受け渡しができるクリーニングサービスのことです。
宅配業者が自宅まで衣類を集荷に来てくれ、工場でクリーニングが行われたのちに、宅配業者が自宅まで届けてくれます。
そのため、店舗型のクリーニングとは異なり、家から出ることなくクリーニングの依頼~受取までできます。
ネット申し込みは24時間対応している宅配クリーニング店も多いため、仕事で忙しい方にとって非常に便利ですね。
また、宅配クリーニングも店舗型クリーニング同様に、それぞれのクリーニング工程ごとに専門スタッフが作業します。 仕上がりも店舗型と変わらないので安心です。
2. 一人暮らしに宅配クリーニングがおすすめな理由・メリット

近年、一人暮らしの方に宅配クリーニングが多く利用されています。
ここからは、一人暮らしの方に宅配クリーニングがおすすめな理由やメリットについて解説します。
自宅に居たままクリーニングができる
先にお伝えしたとおり、宅配クリーニングでは店舗に出向く必要がありません。
そのため、一人暮らしで忙しく、自宅で洗濯したりクリーニング店舗に衣類を出しに行ったりする時間がない方にとって、非常に便利なサービスです。
宅配クリーニングを利用することで、洗濯にかかる時間がカットされ、浮いた時間を有効に使うことができ、より充実した毎日を過ごせます。
営業時間と仕事の時間が重なっていても宅配クリーニングなら大丈夫!
一人暮らしで働いている多くの方にとって、店舗クリーニングの営業時間は勤務時間と重なり、大切な衣類やスーツをクリーニングに出したくても店舗に行く時間が無いというお悩みの方が多いようです。
その点、宅配クリーニングなら、24時間依頼できる上に宅配の時間指定もできます。
クリーニング店舗では利用しづらかった方でも、手軽にクリーニングが依頼できます。
長期間保管サービスを使えば自宅の収納スペースに空きができる
宅配クリーニングのサービスに「長期間保管サービス」があります。
長期間保管サービスとは、クリーニングを終えた衣類を長期間、クリーニング会社で預かってくれるサービスのことです。
コートやダウンジャケットなどの冬物の衣類は冬以外に着ることがないうえに、自宅のクローゼットに収納するにも大きなスペースが必要。そこで役立つのが長期間保管サービスです。オフシーズンの間、冬物の衣料を預けることができるので、収納スペースがスッキリします。
収納スペースに余裕ができれば、ゆとりをもって他の衣類をしまうことができますよね。
ぎゅうぎゅう詰めにして衣類をしまっていると、シワやカビの原因にも。
収納スペースをスッキリさせておくと、大切な衣類に無理な負担を与えずに済み、衣類が長持ちしますよ。
パックプランを使うとアウターなどの大物が安く洗えることも
宅配クリーニングでは、衣類を一度にまとめて依頼ができるパックプランが用意されています。
パックプランは、衣類の点数や重さなどを基準にした定額制のプランのこと。
店舗型のクリーニングは衣類の種類ごとに1点あたりの料金が異なりますが、パックプランだと、どんな衣類でも料金が一律です。
そのため、店舗型のクリーニングでは料金が高いコートなどの大物も安くクリーニングできるのが嬉しいポイント。
パックプランの内容は、宅配クリーニング店によって少しずつ異なります。宅配クリーニングでコートなどを依頼することを検討している場合は、各店のパックプランを比較することで、料金をおさえてクリーニングできるので、チェックしてみましょう。
「実際どこの宅配クリーニング店を選べばいいの?」「品質は大丈夫?」とお悩みの方には、高品質で定評のある宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」がおすすめです。創業50年以上・約200店舗を運営しているので経験も豊富。
簡易シミ抜きやボタンつけの仕上げを無料でしてくれる店が多い
宅配クリーニングを検討中で、仕上がりの品質に対して心配している方もいるのではないでしょうか。
宅配クリーニングでは、通常のクリーニングのほかに簡易シミ抜きやボタンつけなどの仕上げも無料で対応してくれるお店もあります。
汚れが繊維の奥まで染み込んでいない場合は簡易シミ抜きで落ちる場合が多いです。
落ちるかどうか不安な場合は、あらかじめクリーニング店に相談してみましょう。
無料サービスがある宅配クリーニング店だと、追加料金などを気にする方にとって気軽に依頼できるのでおすすめです。
3. 一人暮らしで宅配クリーニングを使うときの注意点・デメリット

一人暮らしの方にとって宅配クリーニングはメリットが非常に多い一方で、知っておきたいデメリットもあります。
ここからは、一人暮らしで宅配クリーニングを使うときの注意点やデメリットについて解説します。
単品のクリーニングでは店舗より割高になることも
宅配クリーニングは、20点パックなどの点数が多いパックプランを利用すると1点あたりのクリーニング料金が安くおさえられる一方で、3点パックなどの点数が少ないパックの場合は、1点あたりの料金設定は店舗型クリーニングより高くなります。
宅配クリーニング料金の中に送料が含まれており、単品のクリーニングでは代金の中の送料の比率が高くなるため、割高になる傾向にあります。
そのため、点数が少ない場合は、店舗型のクリーニングを選ぶ方がよいでしょう。
集配があるので受け取りまでに日数がかかる
宅配クリーニングでは、衣類の集荷と受け取りは宅配業者が自宅まで来てくれます。
そのため、クリーニングを依頼してから仕上がり商品が手元にとどくまで、日数がかかります。
店舗型のクリーニングは即日仕上げなどがありますが、宅配クリーニングは配送の日数も含めると即日受け取りが難しく、デメリットと言えるでしょう。
一方で、多くの宅配クリーニングでは、集配の時間帯指定ができたり、コンビニ集配もあるので、好きなタイミングで受け渡しができます。効率良く時間を使えるので、あまりデメリットと感じない方もいるかもしれません。
送料がかかる!無料になることもあるので確認必須
宅配クリーニングの送料は、クリーニング料金の中に含まれていることが多いのですが、一部の宅配クリーニングでは別途送料がかかることがあります。
ただ、通常は送料がかかる場合でも、キャンペーンなどによって送料が無料になる場合も。特にクリーニングの繁忙期である3~4月には、多くの宅配クリーニング店がおトクなキャンペーンを実施しています。
宅配クリーニングを依頼する前に、キャンペーン情報などをチェックし、いくつかのお店を比較するのがおすすめです。
4. 一人暮らし向けにおすすめする宅配クリーニングの選び方
宅配クリーニングの利用を検討しているものの、宅配クリーニング店の選び方に悩む方は多いでしょう。
ここからは、一人暮らし向けにおすすめの宅配クリーニングの選び方について解説します。
配送エリアと送料を確認する
宅配クリーニング店を選ぶ際には、まず最初に配送エリアと送料を確認します。多くの宅配クリーニングでは、クロネコヤマトや佐川急便などの配達サービスを使って衣類を集配します。
そのため、基本的に全国対応していますが、一部で地域限定の宅配クリーニングもあるので注意が必要です。
また、離島や沖縄などの一部地域では、送料が通常よりも高くなることも。エリア別の送料も確認した上で、予算に合っているかを見極めて宅配クリーニング店を選びましょう。
利用したいサービスが対応しているか確認する
宅配クリーニング店によって、対応しているクリーニングサービスが異なります。そのため、必ず利用したいサービスに対応しているかを確認した上で選びましょう。
特に布団や着物などは、対応していない宅配クリーニング店もあるため注意が必要です。
その他にも、シミ抜き・撥水加工・折り目加工などの通常クリーニングに追加して仕上がりをキレイにするオプションサービスの内容も、各店でさまざまです。
クリーニングの悩みを解決できるサービスがあるか、しっかり確認したうえで、宅配クリーニング店を選びましょう。
5. 忙しい一人暮らしの方には宅配クリーニングがおすすめ
今回は、一人暮らしの方が宅配クリーニングを利用するメリットやデメリット、宅配クリーニング店の選び方について解説いたしました。
一人暮らしで仕事をされている方にとって、洗濯は面倒に感じることの多い家事の1つです。また、クリーニングを依頼したくても、日中は仕事で忙しく店舗クリーニングの利用はなかなか難しい場合も。
宅配クリーニングを利用すれば、時間の制約なしにクリーニングを依頼でき、プロの技術によりキレイな仕上がりで戻ってきます。
なかでも、おすすめしたいのが宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」。
リクリは、創業50年以上・約200店舗のクリーニング店の運営実績があるので、安心して依頼できますね。リクリの衣類クリーニングは、5・10・15・20点パックから選べ、まとめてクリーニングを依頼すれば1点あたりの料金も安くなります。衣類以外にも、羽毛布団や毛布も取り扱っているので、この機会に、ぜひ宅配クリーニングの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
近年では、自宅で便利に衣類の受け渡しを行う宅配クリーニングが急速に普及しています。
宅配クリーニングを使ってみたい、でもサービス内容や価格が分からず、足踏みをしている方は多いのではないでしょうか。
今回は、宅配クリーニングと店舗クリーニングのサービス内容や具体的な料金についてご紹介します。どちらを利用した方がおトクにクリーニングの依頼ができるのか、ぜひ参考にしてみてください。
1. 宅配と店舗クリーニングの特徴を紹介

まずは、宅配と店舗クリーニングそれぞれの特徴について、見ていきましょう。
宅配クリーニングの特徴
宅配クリーニングとは、クリーニングの依頼から衣類の集荷・受け渡しまで全て自宅で対応できるクリーニングサービスのことです。大量の衣類がある場合や雨天時でも、煩わしい手間を省いてクリーニングをしてもらえることが魅力の一つです。
宅配クリーニングの依頼は、電話・FAX・インターネットのいずれかで対応しているケースがほとんど。
特にインターネットでの依頼は、24時間対応のクリーニング店がほとんどであるため、多忙なビジネスパーソンでも、非常に利用しやすいでしょう。
店舗クリーニングの場合は、自宅までクリーニング済みの衣類を届けてもらうには手数料がかかることがほとんどです。しかし、宅配クリーニングの場合は、送料も基本料金に含まれていて、配送に追加費用がかからないのが一般的です。
もちろん、店舗クリーニングと同様に、シミ抜きや撥水加工といったメニューも充実しており、満足のいく仕上がりが期待できます。具体的にどこをシミ抜きしてほしいといった指示はオーダーシートやメールを活用して行われるケースが多いです。
店舗クリーニングの特徴
一方、店舗クリーニングは、クリーニングの依頼や衣類の受け渡しを店頭で行うサービスのことです。店舗では、衣類1点単位で計算が行われるため、1着だけでも気軽に利用できることが特徴です。
また、店頭のスタッフに細かい要望や悩みの相談を対面で伝えることができるので、食い違いが起きにくく、スムーズにクリーニングの依頼ができます。紙やメールで自分の要望を伝えるのが苦手という方には直接伝えられる方が安心できますね。
また、衣類だけではなく、布団やカーペットなどの大きなものもクリーニングできる店舗も多いです。店舗クリーニングでは、店舗の営業時間中であれば、いつでも衣類の受け渡しが可能。お客様先への配達が不要のため料金設定は比較的低価格です。
2. 宅配と店舗クリーニングのメリットとデメリット
クリーニングを利用する際、宅配か店舗かどちらを利用するか悩む方が多いのではないでしょうか。
ここからはそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
宅配クリーニングのメリットとデメリット
宅配クリーニングの最大のメリットは、衣類を持ち運ぶ手間と時間がかからないことです。つまり、楽して時短が叶います。
また、24時間インターネットで依頼ができるため、日中忙しい方や衣類を持っていくのが面倒な方にとっても非常に便利なサービスです。
さらに、宅配クリーニングは衣類の種類ではなく、点数ごとに金額が決まっているパック制が多いため、コート類などをまとめて依頼することで、店舗クリーニング以上におトクに利用できます。
一方で、宅配クリーニングのデメリットは、仕上がるまで時間がかかることです。店舗クリーニングでは、最短即日仕上げが可能な一方で、宅配クリーニングの場合はほとんどできません。
急ぎのクリーニングが必要な場合は、店舗クリーニングを利用することをおすすめします。
店舗クリーニングのメリットとデメリット
店舗クリーニングのメリットは、仕上がりまでの時間が早いことです。店舗によっては、即日仕上げなどのサービスを行っているので、急にクリーニングが必要になった際も安心です。
また、店頭のスタッフに要望を直接伝えることができるので、より自分の理想とする仕上がりになりやすいでしょう。
一方で、店舗クリーニングのデメリットは時間的な制約が多いことです。もちろん、営業時間外では受け渡しができず、日中忙しい方にとって利用しにくくなっています。
3. 宅配と店舗クリーニングの料金相場を比較
ここまで、宅配クリーニングと店舗クリーニングのそれぞれの特徴について解説しました。
どちらのクリーニングを選ぶかを検討する際に、料金を検討材料にする方も多いのではないでしょうか。
それぞれのクリーニングにおける、代表的な衣類をクリーニングした際の料金相場は、下記の表の通りです。
宅配クリーニング | 店舗クリーニング | |
---|---|---|
Yシャツ | 300円~350円 | 350円~400円 |
スーツ上下 | 1,500円~2,000円 | 2,000円~2,500円 |
ワンピース | 1,000円~1,500円 | 1,000円~1,300円 |
※すべて税込価格です。
宅配クリーニングは多くの場合、数着をまとめて依頼することで、配送料が無料になる特典が設けられています。多くの衣類を依頼する場合は、1着あたりの費用は安く抑えられるでしょう。しかし、依頼する衣類が少ない場合は、1着あたりの費用が割高になります。
1~2着の衣類をクリーニングに出す場合は、店舗クリーニングの方が費用を安く抑えられるケースが多いです。
4. 宅配と店舗クリーニングはどっちが安い?
結論からお伝えすると、1~2着の衣類をクリーニングに出す際は店舗、それよりも多く依頼する場合は宅配の方が安くなることが多いです。
なぜなら、宅配クリーニング店では、複数の衣類を種類問わずに、定額でクリーニングを行うパック料金などが設けられているからです。
パック料金を用いることで、多くの衣類を低価格でクリーニングできます。
宅配クリーニングでは、パック料金のほかにも、定期クリーニングなどのおトクに利用できるサービスが豊富です。自分が最もおトクに使えるサービスを探し、利用することをおすすめします。
5. クリーニング代を安く抑えるコツ

本記事をここまで読んだ方の中には、クリーニング代をなるべく抑えたいと思っている方は、多いのではないでしょうか。
ここからはクリーニング代を安く抑えるための、2つのコツについて解説します。
金額が高い衣類をパック制でお願いする
多くの宅配クリーニング店では、おトクにクリーニングができるパック制を用意しています。パック制は「5点で〇円」のように、衣類の種類を問わず、衣類の点数に応じた定額制を設けている料金体系です。
そのため、パック制の中に、本来クリーニング代が高くなるコートやジャケットなどを入れることで、クリーニング代を抑えられることができます。
パック制の中には、衣類の点数によって1着あたりの料金が安くなることもあるので、クリーニングに出したい衣類が衣替えなどで多い場合は、これらのパック制を上手に活用しましょう。
クーポンやキャンペーンを活用する
宅配・店舗に関わらず、クーポンやキャンペーンを打ち出しているクリーニング店は非常に多いです。
特に、新規に利用される場合や同じサービスを継続して利用することで、おトクなクーポンが発行されることがあります。
クリーニング代を安く抑えたい場合は、クーポンやキャンペーンが豊富なサービスやクリーニング店を選ぶとよいでしょう。
「だけど実際どこの宅配クリーニング事クリーニング店を選べばよいの?」「安いけど品質は大丈夫?」とお悩みの方には、高品質で定評のある宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」がおすすめです!
6. 多くの衣類をクリーニングするなら宅配クリーニングがおすすめ

店舗クリーニングと宅配クリーニングのそれぞれの特徴や料金相場について解説しました。
まとめてクリーニングに出したい衣類が多い場合、宅配クリーニングの方が料金をおさえられるケースが多いようです。
その上、衣類の受け渡しの移動が不要であり、24時間対応で依頼できるため、家事の時短にもなるので、忙しい方には嬉しいサービスです。
クリーニング店によって、サービス内容や価格は異なるので、自分の依頼内容に適した店舗を選んでみてはいかがでしょうか。
宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」は、創業50年以上・約200店舗のクリーニング店の運営実績があるので、はじめての方でも安心して預けられます。
「洋服パック」は5点からご注文可能です。ぜひご利用ください。
服を着るとき、静電気のバチッとした痛みに驚いたことはありませんか?
特に静電気が起こりやすい冬場は、つらい思いをされている方も多いでしょう。
そもそも、なぜ服に静電気が発生するのでしょうか。
もし防ぐワザがあれば、実践したいですよね。
この記事では、静電気が発生する原因やそのメカニズム、日々のお手入れでできる対策についてご紹介します。
1. 服に静電気が発生する原因
はじめに、なぜ服に静電気が発生するのか?その原因について見ていきましょう。
原因がわかれば、正しい静電気対策ができますよ。
異なる素材の服がこすれることで発生
静電気が発生する原因は摩擦です。2つの異なる物質や素材がこすれ合うことで発生します。
服を脱ぎ着する際に起こる静電気は、服と体、または服同士がこすれ合うことが原因です。
生き物の体を含め、多くの物質は電気を持っています。
プラスとマイナスの電気量がうまく釣り合っていると、静電気は発生しません。
しかし、2つの物質、または素材の間で摩擦が起きると、互いが持っているプラスとマイナスの電気が移動し、片方にプラスの電気が、もう片方にマイナスの電気が偏ります。
もともとは電気量のバランスが良い状態だったものが、バランスが崩れてしまい、この状態を「静電気」といいます。
静電気を帯びていることを「帯電」といい、プラスに帯電したものとマイナスに帯電したものは引き合う性質があり、反対に同じ極性に帯電したもの同士は反発し合う性質があります。
帯電したものが引き合うと、「スカートのペチコートがストッキングにピタッと引っつき離れない」といった現象が起きます。
帯電したものが反発し合うと、「セーターを脱ぐときに「バチッ」と痛みが生じる」といった現象が起きるのです。

プラスに帯電しやすい素材とマイナスに帯電しやすい素材がある
服の中にも、以下のようにプラスとマイナスそれぞれに帯電しやすい素材があります。

ナイロンとアクリルがこすれるとき、最も帯電が起きやすいといわれています。
ただし、プラス・マイナスそれぞれで同じ電気を帯電しやすい素材同士が摩擦を起こしても、静電気は起こりにくいです。
例えば、アクリルとポリエステルは互いにマイナスの電気を帯電しやすい素材です。
この素材同士で摩擦を起こしても、マイナスの電気移動しか発生しないため、静電気は起こりにくいのです。
冬場に静電気が発生しやすいのは空気が乾燥しているから
冬場は夏場と比べ空気が乾燥しているため、静電気が起こりやすい時期です。
寒い日の電車のなかで手すりにつかまった途端、バチっと静電気が起きた経験をしたことがある方も多いでしょう。
空気が乾燥しておらず、湿度が高い場所では静電気は起こりにくいです。
それは、物質の表面に付着した水分が電気を逃がしてくれるから。
このとき、物質同士が触れ合うので電気は移動しますが、表面に付着している水分により中和され、電気の蓄積を防ぐのです。
冬場の静電気対策は、とにかく乾燥を防ぐことが大切です。
2. 服に静電気が発生しやすい時

静電気が発生する仕組みが分かれば、どのように服を組み合わせれば静電気が発生しにくいかも分かります。
静電気が起きやすい服の組み合わせについて見ていきましょう。
反対の性質を持つ素材との組み合わせ
先にご紹介したように、服の素材にはプラスとマイナスそれぞれに帯電しやすいものがあります。
片方がプラスに、もう片方がマイナスに帯電しやすい状態になると静電気が起きやすく、以下の組み合わせは静電気が発生しやすい組み合わせといわれています。
- ナイロンのマフラー + アクリルのセーター
- アクリルのセーター + ウールのコート
- ポリエステルのシャツ + ナイロンのリュック
- ポリエステルのシャツ + ウールのコート
コーディネートを選ぶときには注意するようにしましょう。
化学繊維は水分を保持していないため静電気が発生しやすい
帯電しやすい素材に注目すると、ポリエステルなどの化学繊維は水分を含んでいないため、乾燥しやすく静電気が起こりやすい素材です。
もともと、汗をかいてもすぐに蒸発しベタつかないようにするために作られたのが化学繊維。
そのため、化学繊維に含まれる水分量はほぼ0に等しく、乾燥しやすい素材なのです。
一方で綿などの天然素材は吸水性が高いため、乾燥しにくく静電気が起こりにくい素材といえます。
3. 洗濯やお手入れで解決!服の静電気の対策方法
服を脱ぎ着するたびに、静電気が起きるのは避けたいですよね。
しかし、静電気が発生しやすい組み合わせであっても、対策をしておけば、安心してオシャレを楽しむことができます。
ここからは、静電気を防止する方法についてご紹介します。
柔軟剤を使って洗濯する
柔軟剤は服の繊維を滑らかにする効果があるため、繊維同士の摩擦を防ぐ効果があります。
服の洗濯表示を確認し、水洗いできる場合は洗濯時に柔軟剤を使いましょう。
ただし、使いすぎると服の素材を傷める場合があるため、3回に1回くらいの頻度にとどめましょう。
ウールやレーヨンなど、水洗いできない衣類はクリーニングに出すようにしてくださいね。
新しい服は一度洗濯してから着る
買ったばかりの服は、着る前に一度洗濯しましょう。
というのも、例え同じ電子が帯電しやすい素材同士でも、微量な静電気が起きる可能性があるためです。
その静電気で、細かな繊維やホコリなどの小さなゴミが付着することも。
先述の通り、柔軟剤を入れて一度洗っておくと繊維の摩擦も抑えられるので、買ったばかりの服は洗ってから着用しましょう。
クリーニング店で静電気防止加工をしてもらう
クリーニング店には、静電気防止加工を施してくれるメニューがあります。
柔軟剤にも静電気を抑える効果がありますが、プロにお願いするとムラなくきちんと施してくれるので、安心です。
お気に入りの服で、脱ぎ着するたびに静電気が気になる場合はぜひお願いしましょう。
効果が永久的に続くわけではありませんが、静電気が起きやすい秋や冬の初めに施してもらえば、1シーズン嫌な思いをせずにオシャレを楽しめますね。
静電気除去機能がついた洋服ブラシを使う
市販されている静電気除去機能がついた洋服ブラシを活用するのも効果的です。
ブラシに静電気除去繊維を混毛しているので、ブラッシングするだけで手軽に静電気対策ができます。
クリーニングに出し静電気防止加工を施してもらったうえで、着用前に洋服ブラシを使えば、静電気防止効果がさらに期待できます。
静電気除去機能がついた洋服ブラシは、約1,000円~3,000円程で購入できます。
静電気防止(除去)スプレーを使う
市販の静電気防止(除去)スプレーを使うのもおすすめです。
スプレーに含まれた界面活性剤が空気中に含まれている水分となじみ静電気を起こしにくくします。
100円ショップでも購入でき、着る前に静電気が気になるところへ吹きかけるだけなので、取り入れやすいですね。
4. 静電気が発生しづらいコーディネートのポイント

最後に、静電気が起こりにくいコーディネートをご紹介します。
服を購入する際、静電気が起こりにくい組み合わせを考えつつ購入するの一つの手です。
同じ素材の服を組み合わせる
既にお伝えしているとおり、静電気はプラスとマイナスの電気が揃い帯電することで生じます。
そのため、プラスに帯電しやすい素材のみ、またはマイナスに帯電しやすい素材のみといったように、同じ素材の服を組み合わせれば静電気が生じにくくなります。
アクリルのセーターを着るならアクリルのブランケットを、ナイロンのスポーツウェアを着たらナイロンのコートを身につけましょう。
化学繊維の服には綿を組み合わせる
アクリルやナイロンなどの化学繊維には、プラスにもマイナスにも帯電しにくい綿素材の服を組み合わせるのもおすすめです。
ポリエステルのフリースの下に綿のシャツを着たり、ナイロンのタイツを履くなら綿のスカートを、インナーにはコットンを選ぶと静電気が起きにくいので覚えておきましょう。
小物との組み合わせにも気をつける
意外にも見落としがちなのが、服の上に身につける小物たち。
マフラーや帽子、リュックも静電気が起きる原因になります。
小物を身につけるときは素材を意識して選ぶと静電気が起きにくくなりますよ。
また、ウールのコートを着るなら、マフラーもウール素材のものを身につければ静電気が起きにくいです。
ウールやアクリルの帽子をかぶったときは、コンクリートの壁やドアの面など電気が通りにくい箇所を触ってから脱ぐと、静電気が起きるのを緩和できます。
5. 帯電しやすい素材を知れば適切な静電気対策ができる!
服に静電気が発生するのは、プラス・マイナスそれぞれの電気を帯電しやすい素材が摩擦を起こしたときだということが分かりました。
また、空気が乾燥した冬場も静電気が発生しやすいです。
服のコーディネートは帯電しやすい素材の組み合わせを避ける、洗濯するときには柔軟剤を使用するなど、一工夫するだけで静電気の発生を抑えられます。
また、クリーニング店での静電気防止加工や静電気除去グッズを活用することも効果的。
帯電しやすい素材や防止法を知り、おしゃれを楽しみましょう。
スノボウェアを着た後、自宅で乾かしてそのままクローゼットなどにしまっていませんか?
「それほど汚れていないから大丈夫!」と思うかもしれませんが、スノボウェアには汗や目に見えない汚れがたくさん付着しています。そのまま放置すると、汚れが蓄積して雑菌が増えたり、スノボウェアの寿命を縮めたりすることに繋がる恐れも。
そこでこの記事では、自宅でスノボウェアをクリーニングする際のポイントや、正しい洗濯方法、保管の仕方などについてご紹介します。
着用するたびにきちんとお手入れすることがスノボウェアを長持ちさせるポイントです。大切なスノボウェアを長持ちさせたい方は、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
1. スノボウェアは自宅でクリーニングできる?
スノボウェアを自宅で洗えるかどうかは、ウェアについている「洗濯表示」タグを確認すると分かります。
「手洗いマーク」または「洗濯機で洗える」という洗濯表示があれば、自宅で洗うことが可能です。「家庭での洗濯禁止」の洗濯表示がある場合は自宅では洗えないため、クリーニング店へお願いしましょう。
「水洗い」に関する洗濯表示には、以下のようにものがあります。

ただし、自宅で洗えるスノボウェアの中には、洗濯によって色落ちする物もあるので気をつけてください。スノボウェアを丸ごと洗う前に、目立ちにくい部分でテストすることをおすすめします。
もし、スノボウェアの裏側に白い粉のような物が付着している場合は、洗濯は避けてください。
この白い粉は、寿命でスノボウェアからはがれ落ちた「防水素材」。ほとんどのスノボウェアは、生地の裏に「ポリウレタン樹脂」などを張りつけて防水処理がされており、3年ほど経過すると防水素材が劣化して剥がれ落ちてしまうのです。
残念ながら、この防水素材の劣化は防ぐことができません。洗うことで防水素材をさらに傷めてしまうため、洗濯しないことをおすすめします。
2. 着用したスノボウェアを放置してはいけない理由と洗濯頻度
一度でも着用したスノボウェアをそのまま保管するのは避けましょう。
スノボウェアを着ているとウェアの内側では汗をかきます。汗を吸い取ってくれるインナーを着込んでいる場合でも、気化した汗はスノボウェアまで到達します。すると、汗や皮脂汚れがスノボウェアにたまっていき、雑菌が増える原因に…。
また、スノボウェアには「撥水性」と呼ばれる、水や汚れをはじく性質の加工がされています。汚れは、この撥水性を低下させる原因にもなるため、着用後にはきちんとお手入れをすることが大切です。
ただ、ゲレンデへ行くたびに洗濯やクリーニングをするのは大変ですよね。ひどく汚れたり、汗をたくさんかいてしまって臭いが気になったりしなければ、シーズン終了後に1回洗うだけでも問題はありません。
3. スノボウェアを自宅でクリーニングする前に確認するポイント

ここでは、スノボウェアを自宅でクリーニングする前に確認しておきたいポイントについて説明します。
お気に入りのスノボウェアを洗濯でダメにしてしまわないためにも、必ず事前にチェックしておきましょう。
洗濯表示のタグを確認する
撥水加工のスノボウェアを家で洗うときに失敗をしたくないという方は、最初に必ずウェアについている「洗濯表示」タグを確認しましょう。
洗濯表示には、洗い方などが以下のようなマークで書かれています。


桶の絵の中に数字が書かれているマークは「洗濯機で洗える」ことを示しています。
マークの中に書かれている数字は「洗える限度の液温」です。この場合は「液温30度を限界として洗濯機で洗える」という意味になります。
マークの下に書かれている線は「洗濯の強度」を表しています。
線がないものは「普通の強度でOK」、線が1本あると「普通より弱い洗濯推奨」、線が2本あると「非常に弱い洗濯推奨」となります。そのため、桶の下に線が入っている洗濯表示の場合は、洗濯機で洗えるものの「手洗いモード」など、弱めの洗濯で洗うようにしましょう。
洗濯機ではなく「手洗いを推奨」する、下記のような洗濯表示もあります。

桶の中に手を入れているこのマークは、「液温は40度を限度とし手洗いができる」という洗濯表示です。マーク内に液温が表示されていないため、40度という数字を覚えておく必要があります。
「家庭での洗濯禁止」を意味する下記のような洗濯表示もあります。

バツ印が書かれた洗濯表示が記載されているウェアは、自宅で洗濯機でも手洗いでも洗えません。この場合は無理をして自宅で洗わず、クリーニング店に相談しましょう。
色落ちしないか確認する
スノボウェアを自宅で洗濯するときに注意したいのが、「色落ちしないか」という点です。
洗濯する前には、目立たない場所を選んで色落ちしないかをテストしましょう。準備する物は、普段使用している洗剤とティッシュです。
〈色落ちテストの手順〉
- 目立たない場所に洗剤を付けて10分ほど待つ
- 洗剤を付けた場所にティッシュを当てて、色落ちした色がついていないか確認する
色落ちテストでティッシュに色がつかなかった場合は、スノボウェアを洗っても問題はありません。
4. スノボウェアを自宅で上手にクリーニングする方法

それでは、実際にスノボウェアを自宅でクリーニングする方法について説明していきます。少し手間がかかる場合もありますが、手順を守ってスノボウェアを長持ちさせましょう。
スノボウェアを手洗いでクリーニングする方法
スノボウェアを自宅で「手洗い」する際は、以下の手順で行います。
- 洗面器にぬるま湯を入れ、「衣料用中性洗剤」を混ぜる
- スノボウェアのボタンやファスナーを閉め、軽く畳んでから洗面器に入れる
- 上から20回ほど押し洗いした後、ウェアを裏返して、同様に20回ほど押し洗いする
- 水の中の泡や黒い汚れがなくなるまで、洗面器の水を取り替えながらすすぐ
- すすぎが終わったら、スノボウェアを大きなタオルで包み、上からやさしく押さえて水気を切る
スノボウェアのなかには、漂白剤不可の製品もあるため「酸素系漂白剤」を使用する際は洗濯表示を必ず確認しましょう。また、脱水する際はシワになるので、絞らないように注意してください。
スノボウェアを洗濯機でクリーニングする方法
続いては、スノボウェアを「洗濯機」を使って洗う方法についてご紹介します。
以下のような手順で行います。
- 中性洗剤と洗濯ネットを準備する
- スノボウェアのボタンやチャックをしっかり閉めた後、洗濯ネットに入れる
- 洗濯機に洗剤を入れ、「ドライコース」「オシャレ着コース」「手洗いコース」などを選択して洗う
- 脱水する
洗濯機で洗うときのポイントは、脱水時です。先にご紹介したとおりスノボウェアには防水加工や撥水加工が施されていて、水や汚れをはじきやすくなっています。そのため、洗濯機での脱水がうまくできず洗濯槽がガタガタと動くなど洗濯機の故障につながることも。
できれば、脱水時には洗濯機の様子を見るようにして、危険な兆候があれば脱水を停止するようにするか、心配な方は手で水を切ることをおすすめします。
洗濯後のスノボウェアを乾燥させる方法
洗濯をして水気を切ったら、スノボウェアをしっかり乾燥させます。水分を好む雑菌を繁殖させないために、すぐに乾燥の手順に進むようにしましょう。
スノボウェアを乾燥させるときには、まず「洗濯表示」タグを確認します。洗濯表示に書かれている方法で干すことが大切です。
「自然乾燥」の洗濯表示の一例
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吊り干しが良い | 日陰の吊り干しが良い | 平干しが良い |
上記の洗濯表示のような干し方の記載がない場合は、直射日光が当たって色落ちしないように、風通しの良い場所で陰干しします。
ジャケットを干すときは、ファスナーを全て開けて全体的に風通しを良くします。表側が乾いたら裏返しにして干しましょう。
ズボンは、物干しハンガーの洗濯バサミで腰部分をグルっと挟んで筒状にして干すと、内側まで風が通り乾きやすくなります。
スノボウェアに撥水スプレーをかける
スノボウェアを完全に乾かしたら、ホームセンターやアウトドアショップなどで売っている「撥水スプレー」を吹きかけましょう。このひと手間を加えることで、撥水性が長持ちし、スノボウェアの表面に雪や汚れがつきにくくなります。
ただし、ぬれた状態のスノボウェアに撥水スプレーをかけても効果が薄くなってしまうため、完全に乾いた状態でかけるのがポイントです。
また、汚れが付着したまま撥水スプレーをかけると、汚れごと固めてしまうので、必ずスノボウェアを洗濯した後にかけてください。
撥水スプレーの効果は、洗濯するたびに落ちてしまいます。スノボウェアを洗濯した後は、再度スプレーをかけましょう。
撥水スプレーでもあまり撥水効果がないと感じる場合は、クリーニング店で「撥水加工」をしてもらうのもおすすめです。
5. スノボウェアの収納・保管のポイント

スノボウェアを自宅で洗濯した後やクリーニングした後は、適切な場所に保管しましょう。
衣類をしまうクローゼットは湿気がこもりやすいため、長期間保管するなら通気性を良くすることが大切です。
保管するときは、不織布などの通気性が良い衣類カバーをスノボウェアに掛けて、ハンガーに吊るします。ポイントは、できるだけ他の衣類との間にスペースを空けること。
また、クローゼットなど密閉された空間に保管する場合には、クローゼットなどに「防湿剤」を一緒に入れると湿気対策になるのでおすすめです。
なお、ハンガーに吊るしておくスペースがないため、圧縮袋に入れたり、折り畳んで衣装ケースなどに保管したりする方法は避けましょう。
スノボウェアを畳んで収納すると、シワができるほか、通気性が悪いため湿気がこもり雑菌が増える原因になります。「久しぶりにスノボウェアを出したら、カビが生えていた…」ということになりかねないため、必ずハンガーなどで吊るして保管しましょう。
6. スノボウェアの普段のお手入れ・メンテナンス方法
最後に、スノボウェアの普段のお手入れ・メンテナンス方法について説明していきます。
スノボウェアの買い替え時期の目安についてもご紹介しますので、長く使っているスノボウェアがある方はぜひ参考にしてください。
シミが発生した場合は部分洗いでキレイにする
スノボウェアにシミが発生した場合、シミができてからそれほど時間が経過していなければ、つまみ洗いをすることで汚れが落ちる場合も多いです。
洗い方は、洗浄液にシミで汚れた部分をひたして、シミの部分だけを両手の指でつまみ、こすってみましょう。最後にキレイな水ですすいで完了です。
ただし、時間が経過したシミは落ちにくくなってしまいます。つまみ洗いでもシミの汚れが落ちないときは「液体酸素系漂白剤」や「シミ用部分洗い剤」につけておきます。
それでも落ちない場合は、クリーニング店に「シミ抜き」をお願いするのもおすすめです。
スノボウェアから「白い粉」が落ちてきたら買い替えのサイン
スノボウェアを長年使用していると「白い粉」が出てくることがあります。この「白い粉」は、防水素材がスノボウェアから剥がれ落ちて白い粉になったもの。
スノボウェアが劣化しているサインですので、そろそろ新しいスノボウェアと交換する必要があります。
しばらく撥水スプレーをかけて持たせるという方法もありますが、あまりおすすめできません。
白い粉が出てくる場合は、早めに新しいスノボウェアに買い替えをしましょう。
7. 大切なスノボウェアを長持ちさせるクリーニング方法
「お気に入りのスノボウェアだから、長持ちさせたい」「クリーニングに出しているけど、撥水効果が落ちてきている…」。
そんなお悩みをお持ちの方は、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」がおすすめです。
宅配クリーニングの「RE:KURI(リクリ)」は、スノボウェアの洗濯も可能!
スノボウェアについた汚れをスッキリ落とすには、高い洗浄力が必要です。リクリなら、最新設備と熟練職人の手仕事により、気になる汚れもスッキリとキレイに落としてもらえます。
さらにオプションメニューの「撥水加工」を施せば、市販のスプレーよりも撥水性が持続し、効果もアップ。
大切なスノボウェアを、清潔かつ機能的に仕上げてもらえます。
ただし、裏側に白い粉が付着してしまっている劣化したウェアは、クリーニングを受け付けられない場合があります。ご自分のウェアがクリーニング可能かどうか、心配な方は確認してから利用するようにしましょう。
「洋服パック」とオプションメニューでスノボウェアが長持ち
リクリでスノボウェアのクリーニングを依頼するなら、「洋服パック」がおすすめです。
「洋服パック」とは、衣類の種類に関わらずどんな衣類でもクリーニング料金が同じパック制のクリーニングメニューのこと。リクリでは5・10・15・20点パックがあり、スッキリ洗い上げてくれます。
また、衣類が傷まないよう、洗剤は毎回ろ過し、クリーンで無臭な洗剤を使用しているのも特徴の一つ。
「クリーニングした後の石油のニオイが苦手…」と悩んでいた方も、リクリなら安心して利用できます。
クリーニングした後、すぐに着ない衣類の保管場所に困っているときは、洋服パックの「保管あり」コースもおすすめです。
※洋服パック・保管ありコースは、9/1~2/28までは受付期間外です。
保管ありコースなら、リクリの自社工場内にある倉庫で、オフシーズン中保管してもらえます。
衣類にとって最適な環境で保管してもらえるため、「自宅の湿気がこもる場所にしまったら、カビが生えてしまった!」などのトラブルを防げます。
【「洋服パック」衣類の点数と料金案内】
衣類の点数 | 「保管なし」コース | 「保管あり」コース |
---|---|---|
5点 | 8,525円(1点あたり1,705円) |
10,340円(1点あたり2,068円) |
10点 | 11,550円(1点あたり1,155円) |
15,180円(1点あたり1,518円) |
15点 | 15,015円(1点あたり1,001円) |
20,460円(1点あたり1,364円) |
20点 | 17,600円(1点あたり880円) |
24,860円(1点あたり1,243円) |
「保管なし」コース |
---|
5点 7,150円(1点あたり1,430円) |
10点 9,900円(1点あたり990円) |
15点 13,200円(1点あたり880円) |
20点 15,400円(1点あたり770円) |
「保管あり」コース |
---|
5点 8,800円(1点あたり1,760円) |
10点 13,200円(1点あたり1,320円) |
15点 18,150円(1点あたり1,210円) |
20点 22,000円(1点あたり1,100円) |
※9/1~2/28は「保管あり」コースを受け付けておりません。
※すべて税込価格です。
スノボウェアの洗濯と併せて注文すると便利なのが、リクリのオプションメニューです。
オプションメニューは、スノボウェアの機能性を高めるのに効果的!





特におすすめなのは、「撥水加工」と「プレミアム仕上げ」。
「撥水加工」を施すと自宅で行うよりムラになりにくい上、市販の撥水スプレーよりも撥水性が持続します。
撥水加工については以下の記事で詳しくご紹介しているので、併せて読んでみてください。
クリーニングの撥水加工って?防水加工との違いやその効果について
「プレミアム仕上げ」は、手作業で1着ずつ丁寧に仕上げるオプションメニューで、スノボウェアの表と裏にハリとツヤを出したい方に最適。
不織布カバーと型崩れしないハンガーに掛けて返却されるため、受け取ってすぐにクローゼットへ収納できて便利です。
ダウン素材のスノボウェアなら「ダウンマイスター」で完璧な仕上がりに!
ゴアテックスダウンジャケットなど、ダウン素材のスノボウェアの場合は、リクリの「ダウンマイスター」がおすすめです。
「ダウンマイスター」は、1人の熟練職人(マイスター)が、洗い・色補正・シミ抜き・撥水加工・乾燥などの全工程を担当し、保管まで含まれているトータルコースです。
※3/1~8/31の間のみ注文を受け付けています。
料金は1着16,500円(税込)で、1着分の料金の中に以下のサービスが含まれています。








- ※1 但し、北海道、一部離島は別途2,090円(税込)、沖縄は別途6,050円(税込)かかります。
- ※2 お品物到着後1週間以内に限ります。
リクリの「ダウンマイスター」については、以下の記事で詳しくご紹介しているので、併せて読んでみてください。
高級ダウンは任せて安心!専門の「ダウンマイスター」へ
高級スノボウェアや、お気に入りのダウン素材のスノボウェアを長持ちさせるために、年に1回、リクリの「ダウンマイスター」でメンテナンスするのはいかがでしょうか?
8. スノボウェアを自宅で上手に洗って長持ちさせよう!
スノボウェアは、長時間お手入れをしない状態で使っていると、臭いがするようになったり性能が落ちたりしてしまいます。大切なスノボウェアを清潔な状態で長く使いたい方は、上手に洗濯することをおすすめします。
お気に入りのスノボウェアを自宅で洗うのは心配…という方は、プロのクリーニングにお任せしましょう!
クリーニング店に行く時間がないという方には、宅配クリーニングをおすすめします。店舗へ出向くことなくクリーニングの依頼から集荷、受け取りまでできます。
また、「撥水加工」や「保管サービス」を活用することで、スノボウェアを最適な状態に保つこともできるのでおすすめです。
学生服など毎日着ることが多い制服は、汗や皮脂汚れ、食べこぼし、ホコリなどの汚れがたくさん付着しています。
日々の汚れが蓄積すると、カビやダニが発生しやすく不衛生な状態になりやすいです。そのため、清潔さを保つためにも定期的な洗濯がおすすめ。
そこで、この記事では自宅でもできる学生服の洗濯方法を、汚れの種類別にご紹介します。
洗濯する前に確認するポイントや、生地が傷まない干し方、アイロンがけでピシッと仕上げる方法も併せて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 学生服は自宅で洗えるの?洗う頻度はどれくらい?
自宅でも学生服を洗うことができるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
学生服は、「洗濯表示」タグを確認して「手洗いマーク」や「洗濯機マーク」が記載されていれば自宅でも洗うことができます。「水洗い不可」と記載されていたら水洗いができないため、クリーニング店へ依頼しましょう。
また、学生服を洗う頻度は月1回程度が望ましいです。
頻繁に学生服を洗ってしまうと「テカリ」の原因になるので、汚れがひどい場合を除いては控えましょう。どうしても汚れが気になる場合、部分洗いで対応してください。
ただし、夏場は気温が高くなり、汗がたくさん付着したままだと雑菌が繁殖しやすくなります。そのため、ワイシャツ以外の夏場の学生服は、1週間に2、3回洗濯して清潔さを保ちましょう。
2. 学生服を自宅でクリーニングする前に確認するポイント

ここでは、学生服を自宅でクリーニングする前に確認すべきポイントについて見ていきましょう。
洗濯表示のタグの見方などもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
洗濯表示のタグを確認する
まず最初に確認する「洗濯表示タグ」。この洗濯表示を見ることで、自宅で洗えるのか、洗濯機で洗えるのか、アイロンが使えるのか、ドライクリーニングに出せるのかなどが分かります。
中でも、制服を自宅で洗濯をする前に確認すべきなのは「自宅で洗えるかどうか」というマークです。洗濯表示の中に以下のマークがある制服は、自宅で洗濯することができません。

「洗濯禁止」の表示がある制服は無理をして自宅で洗わず、クリーニング店に任せましょう。
洗濯機で洗えるか確認する
洗濯表示を確認し「家庭での洗濯禁止」のマークがなければ、次に「洗濯機で洗えるかどうか」を確認しましょう。
洗濯表示に以下のような表示があれば、自宅で洗濯機を使って洗濯ができます。




桶のような形の中に書かれている数字は、洗濯機で洗える液温の限界です。例えば、「70」であれば洗濯機の液温70度を限界として洗えるという意味になります。
また、桶の下に線があるかないかで、どのような強さで洗濯をすればよいかが分かります。
- 桶の下に線がない…通常の強さ
- 桶の下に1本線がある…「線なし」よりも弱い
- 桶の下に2本線がある…「線なし」よりも非常に弱い
桶の下の線が増えるほど、やさしく洗う必要があるという意味です。桶の下に2本線がある場合は、洗濯機の手洗いコースなどで洗うことをおすすめします。
手洗いで洗えるか確認する
洗濯機で洗えるというマークがあれば洗濯機で洗えるので手軽ですが、中には以下のようなマークがついている場合もあります。

上記は、洗濯機よりも手洗いを推奨するマークですので、できるだけ手洗いで洗うようにしましょう。
ボタンのほつれやポケットの中身を確認する
最後の事前確認として、制服の「ボタンのほつれ」や「ポケットの中身」も忘れずに行いましょう。
ボタンがほつれたまま洗濯機で洗濯した場合、洗濯中に外れてしまいボタンを紛失する可能性があります。
また、ポケットの中にティッシュが入ったまま洗濯機で洗ってしまうと、制服や他の洗濯物の全体にティッシュが細かくこびりついてしまい、再度洗濯しなければならないことに。
ボタンやポケットの中身は確認を忘れることが多いので、毎回必ずチェックする習慣をつけましょう。
3. 自宅でできる!学生服を上手にクリーニングする方法

実際に学生服を自宅で上手にクリーニングする方法について詳しく説明していきます。
汗や皮脂汚れを落とす方法
まずは、学生服に付いた汗や皮脂汚れを落とす方法を、「洗濯機」の場合と「手洗い」の場合に分けてご紹介します。
汗や皮脂汚れを落とす手順(洗濯機の場合)
まず、「洗濯機」で学生服を洗濯する手順からご紹介します。
手洗いより手間はかかりませんが、ていねいに扱わないと型崩れや生地を傷める原因になるので注意してください。
- ボタンやファスナーを閉めて裏返しにし、洗濯ネットへ入れる
- 学生服の生地を傷めないよう水温は30度くらいで、「ドライコース」や「手洗いコース」で洗う
- 洗濯機の脱水時間を30~60秒間に設定し、脱水する
洗濯ネットへ入れるときには、襟のカフスは外しておきましょう。また、肌に近い学生服の裏側は汗が付きやすいので、必ず裏返すようにしてください。
注意しなければいけないのは、学生服は色落ちする場合があるので他の衣類とまとめ洗いはせず、単独で洗う必要があるということ。また、長時間の脱水は学生服のシワの原因になるので、脱水時間は1分以内を目安に設定しましょう。
もし部分的に気になる汚れがある場合は、事前に手洗いで部分洗いをしておくことをおすすめします。
汗や皮脂汚れを落とす手順(手洗いの場合)
次に、「手洗い」で学生服を洗濯する手順をご紹介します。
やさしく洗うことができるので、型崩れや生地の傷みが気になる方は手洗いでの洗濯がおすすめです。
- ボタンやファスナーを閉めて襟のカフスを外した後に裏返しにし、形を整える
- 洗面器に30~40度くらいのぬるま湯を入れて中性洗剤を混ぜる
- 学生服を入れて1着ずつゆっくり押し洗いする
- 水の中の泡や黒っぽい汚れがなくなるまで、洗面器の水を入れ替えてすすぐ
- 上から押して脱水する
手洗いするときには、もみ洗いやこすり洗いは厳禁。生地を傷めたりシワができたりするので避けましょう。また、脱水を行うときは、シワになるので絞らないように。
汗や皮脂汚れといえば、学生服の下に着るワイシャツにも付着しやすいです。
ワイシャツの汚れの落とし方について、以下の記事で詳しくご紹介していますので、併せて読んでみてください。
【汚れの種類別】自宅でできるワイシャツのクリーニング方法
つかみ洗い(セーターの袖、シャツの襟元に最適)
汗や皮脂汚れの中でも、特に汚れが激しい部分が「袖」や「裾」「襟元」です。
特に、制服の襟元は皮脂汚れが激しく、肌とこすれることでさらに汚れが繊維の奥に入り込んでしまい、通常の洗濯ではなかなか取れなくなってしまいます。
このように汚れやすい箇所の洗濯に向いている手洗い方法が「つかみ洗い」です。
つかみ洗いは以下の手順で行います。
- ぬるま湯が入った洗面器に中性洗剤(おしゃれ着用洗剤)を溶かして混ぜる
- 汚れが付いた部分を洗面器の中にひたし、衣類をつかんで離すという動きを汚れが落ちるまで繰り返す
- 汚れが落ちたら、ぬるま湯にさらして洗剤をしっかり洗い落とす
部分的な汚れが気になる場合は、つかみ洗いを試してみてください。
つけ置き(付着して時間が経った汚れに最適)
学生服は色が濃い場合が多いので、汚れが付着したことに気づきにくいことも。時間が経った汚れは固まり、普段は取れやすい汚れでも落ちにくくなってしまいます。
そんな時は、つけ置きをすることで固まっていた汚れがやわらかくなり、汚れが落ちやすくなります。以下の手順で落としましょう。
- 洗面器に30~40度くらいのぬるま湯を張り、中性洗剤を入れて混ぜる
- 30分ほどつけ置きをし、洗濯機や手洗いで洗う
洗濯機によっては「つけ置き」コースがあるので、洗濯機内でつけ置きをしてもよいです。
ただし、長くつけ置きした方が良いと思われがちですが、色落ちの原因になってしまうこともあるので長時間は避けましょう。
水溶性(飲食物・血)のシミ/砂・ホコリ・泥汚れを落とす方法
学生服には汗や皮脂汚れ以外にも、多くの汚れが付着しています。
例えば、ジュースやコーヒー、カレーやソースなどの飲食物による汚れや、砂、ホコリ、泥汚れ、さらに軽いこすり傷などによって血が付着することも。付着してすぐなら汚れは落ちやすいですが、時間が経つと水と洗剤だけでは落ちにくいこともあります。
ここでは、水に溶けやすい「水溶性」の汚れや、砂・泥汚れの落とし方をご紹介します。
- 学生服の汚れが気になる部分に30~40度のお湯をかける
- 汚れが気になる部分にあて布をし、「粉せっけん(中性洗剤)」を歯ブラシで叩いて付ける
- 叩いて付けながら、当て布に汚れを染み込ませる
- 制服を洗濯ネットに入れ、「ドライコース」や「手洗いコース」で洗う
- 洗濯機の脱水時間を30~60秒間に設定し、脱水する
最初にお湯をかけるのは、熱で汚れを溶かすためです。30~40度より高温のお湯をかけると学生服の生地が傷んでしまうので注意しましょう。
また、手洗いで洗う場合と同様に、他の衣類とまとめ洗いすると学生服が色落ちする場合があるので単独で洗ってください。シワが気になる場合はこのタイミングで「柔軟剤」も一緒に入れましょう。
脱水は学生服のシワの原因になるので長い時間行うのは避けましょう。1分以内が目安です。
ボールペン・マジックなど油溶性のシミを落とす方法
学生服には、ボールペン、マジックペン、ファンデーション、牛乳、口紅なども付着することがあります。
これらは水に溶けにくい「油溶性」の性質を持つ汚れなので、水と洗剤で軽く洗っただけでは簡単には落ちません。以下の手順で落としましょう。
- 学生服の汚れが気になる部分に30~40度のお湯をかける
- 汚れが気になる部分にあて布をして「粉せっけん(中性洗剤)」と「酸素系漂白剤」を歯ブラシで叩いて付ける
- 歯ブラシで叩き、当て布に汚れを染み込ませて約5分放置する
- 水で洗い流し、まだシミが残っていたら「2」「3」の手順を繰り返す
- 制服を洗濯ネットに入れ「ドライコース」や「手洗いコース」で洗う
- 洗い終わったら、洗濯機の脱水時間を30~60秒に設定し、脱水する
基本的な洗い方は、水溶性の汚れと同じです。ポイントは水で洗う前に「酸素系漂白剤」を叩いてつけること。このときに忘れてはいけないのが「洗濯表示」の確認です。「漂白剤不可」の場合は、繊維を傷めにくく油分をよく溶かす「ベンジン」がおすすめ。ドラッグストアなどで購入できるので覚えておくと便利ですよ。
また、洗濯機で洗うときには手洗いなどと同じように、色落ちの心配があるので単独で洗うようにしましょう。特に油溶性の汚れを落とす場合は漂白剤を使うので、「漂白剤不可」の衣類と一緒に洗うことで脱色してしまう可能性も。十分気をつけてくださいね。
ひじやお尻に発生する「テカリ」を落とす方法
学生服のひじやお尻部分に「テカリ」が出ることがあります。
この「テカリ」の原因は、学生服の繊維に起こる摩擦です。座ったりひじをついたりすると、摩擦で繊維が寝た状態になり、光を反射させやすくなってしまいます。
テカリを落とすには、生地の表面の毛をふんわりと立ち上げるお手入れが必要です。以下の手順で、お手入れをしましょう。
- スチームアイロンで、蒸気をたくさんかけながらアイロンがけをする
- 歯ブラシなどで毛を起こすようにやさしくブラッシングする
- まだテカリが気になる場合は、水で薄めた酢を歯ブラシなどで付けて、低温のアイロンをかける
テカリ落としは、洗濯後の服でなくてもできます。学生服の日々のメンテナンスの一つとしてとり入れてみてください。
ただし、学生服の汚れが気になる場合は、まずは洗濯で汚れを落としてからテカリのお手入れをするようにしましょう。
4. 学生服を干すときのポイント
自宅で学生服をクリーニングする際、干し方にも気をつけてください。
ここでは、学生服を干すときのポイントについてご紹介します。
学生服の上着を干すポイント
学生服の上着を干す際、ただハンガーに掛けるだけではシワや型崩れの原因になります。シワや型崩れを防ぐためにも、以下のポイントを押さえて干してみてください。
- 素早く形を整える
- ハンガーはスーツなどでよく使用される厚みのあるハンガーを使用する
- ハンガーの中心に上着を掛ける
- 袖のシワ伸ばしはグルグル巻きにしたタオルを詰める
厚みのあるハンガーは幅があるので、形が崩れることなくキープできます。厚みのあるハンガーがない場合には、タオルをハンガーに巻き付けボリュームを出せば代用できます。
また、風通しの良い日陰に干してください
学生服のスカートを干すポイント
学生服のスカートは生地が厚かったり重なり合ったりすると、乾きにくくなります。
そのため、スカートの中に空気の通り道を作ってあげることで乾かす時間を短縮できるので、洗濯バサミを使いウエスト部分が筒状になるように空間を作りましょう。
また、プリーツのあるスカートはプリーツ部分がなくならないように干す必要があります。
キレイなプリーツになるよう、ウエストの部分と裾の部分を持ち、やさしくピンピンと引っ張り形を整えて吊りましょう。後は風通しの良い日陰に干してください。
学生服のズボンを干すポイント
学生服のズボンもスカート同様に、生地が厚い場合や重なり合うと乾きにくいです。
こちらもズボンの中に空気の通り道を作ることで早く乾かすことができるので、洗濯バサミを使い筒状に干して空間を作りましょう。ズボンも裏返して干すことで、より早く乾かすことができます。
また、ズボンはグルグル巻きにしたタオルを詰めておくだけで、シワを防ぐことができます。
こちらも風通しの良い日陰に干しておきましょう。
5. 学生服をアイロンで仕上げる方法

制服の形を整えて干してもシワが残っていることがあります。制服にシワがあるとだらしなく見えてしまうので、できればシワなく仕上げたいもの。
制服をシワなくピシッと仕上げるためには、スチームアイロンを使う方法がおすすめです。スチームの力でシワを伸ばしてキレイに仕上げることができます。プリーツタイプのスカートやタックの入ったズボンも、この方法でキレイに仕上げることができます。
ただし、アイロンをかける前に「洗濯表示」タグを確認し、アイロンをかけてもOKなのか、また適切な設定温度がどれくらいかを必ず確認しましょう。
また、アイロンを当てる際、必ずあて布をして低温でかけてください。高温で直接アイロンを当ててしまうと、熱で生地が傷んでテカリの原因になります。
プリーツタイプのスカートの場合は、プリーツの裾を洗濯バサミで挟んで固定してからスチームアイロンをかけることで、プリーツがキレイに復活します。
6. 学生服のメンテナンスなら宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」
学生服を自宅で洗濯し仕上げるまでの手順をご紹介しましたが、つけ置きをしたりアイロンがけをしたりと、意外と手間がかかります。
そんなときには、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」がおすすめです。
「洋服パック」+「プレミアム仕上げ」で学生服が清潔のまま長持ち!
リクリの特徴の一つが、洗濯における工程は、全て自社工場で行い、1点1点の衣類を徹底管理していること。
毎回ろ過された、クリーンで無臭な溶剤を用いて洗濯しているため、家庭洗濯より洗浄力が高く、清潔な状態で衣類が返ってきます。
リクリは、どんな衣類でもクリーニング料金が一律のパック制の宅配クリーニングです。
依頼する衣類の点数は以下から選べます。
【「洋服パック保管なし」コースの料金】
衣類の点数 | 「保管なし」コース |
---|---|
5点 |
8,525円(1点あたり1,705円) |
10点 |
11,550円(1点あたり1,155円) |
15点 |
15,015円(1点あたり1,001円) |
20点 |
17,600円(1点あたり880円) |
「保管なし」コース |
---|
5点 8,525円(1点あたり1,705円) |
10点 11,550円(1点あたり1,155円) |
15点 15,015円(1点あたり1,001円) |
20点 17,600円(1点あたり880円) |
※すべて税込価格です。
「洋服パック」には以下のサービスが含まれているのも嬉しいポイント。




- ※1 ただし、北海道、一部離島は別途2,090円(税込)、沖縄は別途6,050円(税込)かかります。
- ※2 お品物到着後1週間以内に限ります。
また、「洋服パック」には、充実したオプションサービスがそろっており、「しっかり汗抜きをしてほしい」「汚れがつきにくいように撥水加工をしてほしい」など、通常のクリーニングにプラスして加工サービスが選べます。
■リクリのオプションサービス





例えば、「水洗い可」の学生服には、仕上げの段階で1着ずつアイロンがけをして整えてくれる「プレミアム仕上げ」がおすすめ。
「水洗い不可」の学生服には、特殊な溶剤を用いてシミをしっかり落とす「汗抜き加工」と「プレミアム仕上げ」のオプションがおすすめです。
学生服は洗うと色合いが変わる可能性があるので、クリーニングに出す際は、必ず上下一緒に出しましょう。
7. 学生服を定期的に洗濯して、清潔さと着心地良さをキープしよう!
制服は洗濯表示で「家庭洗い禁止」でなければ、洗濯機や手洗いなどで自宅でも洗うことができます。
皮脂や食べ物などの汚れが気になる場合は、手洗いで落としてから洗濯するのがおすすめ。また、洗った後は素早く形を整えて干すことでシワや型崩れを防ぐことができます。
しかし「学生服を自宅で洗うのは心配…」「皮脂汚れがなかなか取れない…」という場合は、プロのクリーニングにお任せしてみるのもおすすめです。
自宅にいながらクリーニングが出せる宅配クリーニングなら、なかなかクリーニング店に行けないという忙しい方にも便利なサービスです。この機会に活用を検討してみてはいかがでしょうか。
自宅で衣類を洗濯するとき、「洗濯表示」タグを確認せず、そのまま洗濯機で洗っていませんか?
お気に入りの衣類を長持ちさせるためには、「洗濯表示」タグを確認して、正しい方法で洗濯することが大切です。
特に、ブラウスやワンピースなどデリケートな素材は、手洗いでの洗濯が推奨されている場合があります。これを守らずに洗濯機で洗ってしまうと、型崩れや縮みなど、衣類の寿命を縮めてしまうことに…。
そこでこの記事では、正しい手洗い方法や、手洗いにすべき衣類の見分け方などについて解説していきます。大切な衣類が長持ちするように、「手洗い」と「洗濯機」を使い分けて、お手入れ上手を目指しましょう!
1. 手洗いとはどんな洗濯方法?
衣類を洗うときの「手洗い」の方法には、「自分の手を使って洗う方法」と「洗濯機の『手洗いコース』を利用する方法」の2種類があります。
まずは、文字通り「自分の手を使って洗う方法」を見ていきましょう。
自分の手でやさしくていねいに洗えるため、洋服にケチャップやカレーなどをうっかりつけてしまい、ピンポイントで汚れを落としたいときや、色落ちが心配な衣類を洗濯したいときなどにおすすめです。
もう一つは、「洗濯機の『手洗いコース』を利用する方法」です。
「手洗いコース」は、弱い水流と軽い脱水で衣服の型崩れを防ぎ、素材へ負担をかけないように洗うことができます。
ただし、洗濯機を使うと、きめ細かな力加減の調節ができません。長く愛用したい大切な衣類は、自分の手でやさしく手洗いするようにしましょう。
2. 手洗いで洗濯すべき衣類は?手洗いを判断するポイント
大切な衣類を洗う場合、洗濯機で洗ってもよいのか、手洗いの方がよいのか迷ってしまうこともあります。
ここからは、手洗いにすべき衣類を見分ける方法について詳しく解説していきます。
洗濯表示に手洗いのマークが付いている衣類
衣類に必ずついている「洗濯表示」タグには、衣類の素材や洗濯に関する取り扱い方法や注意点などが記載されています。
実は、洗濯表示は2016年12月に海外の表示と統一されました。洗濯表示の「手洗い」に関する表示を、いくつか確認していきましょう。

また、洗濯機で洗えるものの、弱い洗濯方法が推奨されている洗濯表示もあります。


上記のような「弱い」洗濯が推奨されている洗濯表示がある衣類は、洗濯機の「手洗いモード」などで洗うようにしましょう。
ここで注意したいのが、台形の桶の柄に罰点マークがある場合です。

上記の洗濯表示がある衣類は自宅で洗わず、クリーニング店に依頼するようにしましょう。
装飾付きの服やおしゃれ着などお気に入りの衣類
装飾がついた衣類やおしゃれ着など、自分がお気に入りの衣類にも、手洗いがおすすめです。
装飾がついた衣類を洗濯機で洗うと装飾が取れてしまう可能性があり、お気に入りの衣類を何度も洗濯機で洗っていると、どうしても縮みやヨレなど傷みが出てしまいます。
お気に入りの衣類を長持ちさせるためにも、できるだけ手洗いをおすすめします。
ピンポイントな汚れを落としたい衣類
頑固な汚れやピンポイントでついた汚れは、洗濯機で洗ってもなかなか落ちないことが多いです。部分的に付着した汚れを取るときにも、手洗いが効果的。
例えば、子供の食べこぼしや泥汚れには汚れた場所を集中的にもみこんで洗う「もみ洗い」がよいでしょう。
また、小さなシミには「叩き洗い」がおすすめです。衣類をぬらした後、スポンジや歯ブラシなどに洗剤をつけて、汚れている部分をトントンと叩いて汚れを落としていく方法です。
ただし、どちらもデリケートな素材には使えませんので、大切な衣類の場合は慎重に行いましょう。
色落ちが心配な衣類
衣類には、素材によって洗い方に関係なく色落ちしやすいアイテムがあります。
特に、購入したばかりの衣類は、洗濯前に必ず色落ちテストを行いましょう。
色落ちテストのやり方は、白い布に洗剤を染み込ませ、洗う衣服の目立たない部分を叩いてみてください。何度か叩いた後に、白い布に色が移ってしまったら色落ちしやすいということになります。
色落ちの可能性がある場合は、無理に自宅でのお手入れはしないでクリーニング店に依頼しましょう。
3. 衣類を手洗いで洗濯する方法

ここからは、衣類を手洗いする際の具体的な洗い方をご紹介します。
衣類一つ一つの素材やデザインなどに合わせて洗い方を替えることが、お気に入りのアイテムを長く愛用するコツです。
手洗いのさまざまな洗濯方法
手洗いにはいくつかの洗濯方法があり、衣類の素材や汚れ具合により洗い方が異なります。
まず、全ての手洗い方法に共通するポイントとして、以下を守って手洗いをしましょう。
- 型崩れを防ぐために洗濯物を畳んでから洗濯液につける
- 汚れている面が表にくるように洗濯物を畳む
- 洗濯液の量はパッケージに記載された量を守る
次に、4つの手洗い方法についてご紹介します。
押し洗い(セーターやカーディガンなど、厚手の衣類に最適)
ウールのセーターやカーディガンなど、少し厚手の衣類には押し洗いがおすすめです。
押し洗いの手順を確認していきましょう。
- 40度ほどのぬるま湯が入った洗面器に、おしゃれ着用洗剤を溶かして混ぜる
- 衣類の汚れた部分が外側になるように畳み、洗面器の中で20~30回軽く押すように洗う
ニットを手洗いする場合は、特に汚れやすい袖や襟、裾が表に出るように畳んで洗うようにしましょう。
アコーディオン洗い(ストールやブラウスなどの薄手の衣類に最適)
次に、ストールやブラウスなど、薄手の衣類を手洗いするときにおすすめのアコーディオン洗いをご紹介します。
- 40度以下の水と洗剤を洗面器に入れ、衣類を洗剤液にひたす
- 畳んだ衣類を入れ、洗濯液の中で端をつかみ、アコーディオンを弾くようにやさしく広げて縮めてを20回ほど繰り返す
やさしく、ふわっと洗うのがアコーディオン洗いのコツです。
つかみ洗い(セーターの袖、シャツの襟元に最適)
続いて、セーターの袖やシャツの襟元を洗うときにおすすめの「つかみ洗い」の手順をご紹介します。
- 30度ほどのぬるま湯が入った洗面器におしゃれ着用洗剤を溶かして混ぜる
- 汚れが付いた部分を洗面器の中にひたし、衣類を優しくつかんで離すをくり返して汚れを押し出すように洗う
- 汚れが落ちたら、ぬるま湯にさらして洗剤を落とす
つかみ洗いは、部分的な汚れが気になるときにおすすめの洗い方です。
つけ置き(付着して時間が経った汚れに最適)
最後に、汚れがついてから時間が経った汚れに向いている「つけ置き洗い」の手順を見ていきましょう。
- 汚れ部分の下にタオルを敷く
- 汚れ部分を水でぬらし、中性洗剤を付ける
- 手でやさしくもみ洗いする
- 軽く水ですすぎ、まだ汚れが残っていたら「酸素系漂白剤」を汚れ部分に直接塗る
※「塩素系漂白剤」は色柄物に使用すると色落ちする可能性があるのでご注意ください。 - 漂白剤に記載された時間通り、しばらく放置する
- 再び30度くらいのぬるま湯が入った洗面器に中性洗剤を適量入れて溶かす
- さらに適量の漂白剤を入れ、衣類を30分程度つけ込む(色落ちしていないか時々確認する)
漂白剤の種類や正しい使い方については、以下の記事で詳しくご紹介しているので、併せて読んでみてください。
漂白剤の使い方は?基礎知識と正しい使い方を目的別に徹底解説
衣類の正しいすすぎと脱水の仕方

ここまでご紹介してきた方法での手洗いが完了したら、洗濯物をすすぎ、脱水をしましょう。すすぎまでは手洗いを行い、最後に洗濯機で軽く脱水するのもおすすめです。
すすぎと脱水の手順は以下の通りです。
- 手洗いした衣類を洗濯ネットに入れた後、洗濯機に投入して脱水を選択する
- 30秒~1分ほどで止める
- 洗面器に水をためて衣類を入れる(柔軟剤を使う場合はこのときに入れて1~2分ほど浸す)
- 泡やにごりがなくなるまで、洗面器の水を変えながら2~3回すすぐ
- すすぎの終わりの段階で柔軟剤を投入し、最後のすすぎをする
- しっかりすすいだら、再び洗濯機で30秒~1分ほど脱水する
洗濯機では衣類が傷むので脱水したくないという方は、大きなタオルで包んで乾かす「タオルドライ」の方法がおすすめです。時間はかかってしまいますが、やさしく脱水ができるので、傷めたくない衣類の場合は試してみましょう。
衣類の正しい干し方
衣類をしっかりすすいで脱水したら、早めに干して乾かしましょう。干し方は、基本的には衣類に記載された「洗濯表示」タグに従うようにしてください。
ただし、特に洗濯表示の記載がない場合や、カシミア、シルク、リネンなどデリケートな素材でできた衣類の場合は、直射日光に当てると色落ちする可能性があるので、必ず陰干しにしてください。
また、色あせが気になる場合は、衣類を裏返して干すのがおすすめです。
ニットや毛糸のセーターなど、ハンガーに掛けると重みで伸びそうな衣類は平干しで干しましょう。衣類を広げて、地面と平行な形で干すことを平干しといいます。袖が垂れないように地面に平行に広げて干すようにしてください。
4. 忙しくて「手洗い」できない方へ

デリケートな素材を使用したブラウスなどは手洗いがおすすめですが、仕事や家事、育児などで忙しい方にとっては、時間をかけて手洗いをするのはとても大変です。
そこで、忙しい方でもストレスなく、大切な衣類のお手入れをできる方法をご紹介します。
洗濯機の「ドライコース」など弱水流モードがおすすめ
忙しくてどうしても洗濯機で洗いたい場合は「ドライコース」で洗いましょう。「ドライコース」は、洗濯槽をほとんど動かさず弱水流でゆするように洗い上げるため、衣類へのダメージが少ないのが特徴です。
洗濯機によっては、「手洗いコース」「おしゃれ着コース」「弱水流コース」などと別の名前で同様の洗い方ができることもあります。洗濯機の取扱説明書などで確認してください。
大切な衣類を洗濯機のドライコースなどで洗う手順については、以下の通りです。
- 汚れが気になる部分が表にくるように軽く畳み、洗濯ネットに入れる
- おしゃれ着用洗剤を入れ、「ドライコース」「手洗いコース」「おしゃれ着コース」「弱水流コース」などで洗う
- 脱水は15~30秒と短時間で済ませる
- 洗濯物を素早く取り出し干す
複数の衣類をまとめて洗う場合は、柔軟剤や漂白剤が使用できない衣類も混ざっている可能性があるため、「洗濯表示」タグを1着ずつ確認してから使用してください。
また、「脱水」は衣類に負荷がかかるため、必ず30秒以内には取り出すようにしましょう。
宅配クリーニングに全てお任せ
以下に当てはまる方は、洗濯のプロ「宅配クリーニング」がおすすめです。
- 手洗いが必要と分かっていても家事や仕事で忙しく、洗濯に時間を割けない方
- 洗濯に失敗したくない衣類をお持ちの方
- 衣類の数が多く、洗濯表示の確認が大変な方
- クリーニング店の受付の人に汚れを見られたくない方
宅配クリーニングは、クリーニングの依頼から受け取りまで、全て自宅で完結する便利なクリーニングサービス。
プロにお願いすると、自宅で洗濯するよりも衣類がキレイに仕上がり、洗濯時の衣類へのダメージも抑えることができるので、衣類が長持ちします。
洗濯する手間だけでなく、お店へ行く手間もなくなるため、家事の大幅時短になりますね。
5. 宅配クリーニングは「RE:KURI(リクリ)」がおすすめ

初めての宅配クリーニングなら「RE:KURI(リクリ)」がおすすめ!
初めての方は、「通常のクリーニング店のように細かい要望が伝えられるのか」と、不安に感じますよね。
リクリは、クリーニングの依頼時に届く宅配キットの中に「オーダーシート」が入っており、要望を細かく記載できるので安心です。
さらに、洗濯における全ての工程を自社工場で行っているので、衣類はすぐにクリーニングしてくれます。
洗濯後も空調設備の整った環境できちんと保管されるので、衣類にとっても優しいですね。
「家庭洗濯」と使い分ける!?「洋服パック」のお得な使い方
「全ての衣類を丁寧に洗う時間がない!でも宅配クリーニングはお金がかかる…」。
そんなときは、衣類によって家庭洗濯と宅配クリーニングを使い分けて利用するのがおすすめ!
例えば、以下のような使い分け方はいかがでしょうか?
- Tシャツや下着など、洗濯機でまとめて洗える衣類は自宅の洗濯機で洗う
- 薄手のアウターやスカートなど、比較的、手洗いする範囲が狭い衣類は自宅で手洗いする
- 失敗したくない衣類や手洗いが大変な衣類、「水洗い不可」の衣類はまとめて「洋服パック」へ依頼する
リクリは、まとめて出した方が1点あたりの料金が安くなるので、家庭洗濯が難しい衣類を1シーズンごとにまとめて出すだけでも家事の大幅時短になります!
また、自宅での洗濯で失敗し、衣類がダメになったり寿命を縮めてしまったりすることを考えたら、クリーニング店できちんと洗濯をしてもらう方が洋服も長持ちし、結果的にコストパフォーマンスが良いかもしれませんね。
その他にも、オフシーズンの間は保管してくれるコースもあり、大切なコートやスーツは「洋服パック(保管あり)」がおすすめ。
空調設備の整った安全な場所で保管してくれるので、虫食いやカビを防ぐだけでなく、オフシーズン中は自宅の収納スペースもスッキリします!
【「洋服パック」衣類の点数と料金案内】
衣類の点数 | 「保管なし」コース | 「保管あり」コース |
---|---|---|
5点 | 8,525円(1点あたり1,705円) |
10,340円(1点あたり2,068円) |
10点 | 11,550円(1点あたり1,155円) |
15,180円(1点あたり1,518円) |
15点 | 15,015円(1点あたり1,001円) |
20,460円(1点あたり1,364円) |
20点 | 17,600円(1点あたり880円) |
24,860円(1点あたり1,243円) |
「保管なし」コース |
---|
5点 7,150円(1点あたり1,430円) |
10点 9,900円(1点あたり990円) |
15点 13,200円(1点あたり880円) |
20点 15,400円(1点あたり770円) |
「保管あり」コース |
---|
5点 8,800円(1点あたり1,760円) |
10点 13,200円(1点あたり1,320円) |
15点 18,150円(1点あたり1,210円) |
20点 22,000円(1点あたり1,100円) |
※9/1~2/28は「保管あり」コースを受け付けておりません。
※すべて税込価格です。
「RE:KURI(リクリ)」のオプションメニュー
「洋服パック」は、衣類にうれしいオプションメニューも豊富!

スーツなど通常水洗いできない洋服も専用の洗剤・機械を使い、水洗いをして汗もニオイもスッキリ!

生地表面にコーティングをすることで雨や食べこぼしなどの汚れから守ってくれます。

衣類を食べる害虫を寄せ付けにくくする防虫加工です。

折り目のラインをしっかりキープ。雨にぬれても折り目が長持ち!

裏地までアイロンがけを行うなど、一点一点手仕上げで行います。そのまましまえるように不織布カバー付き。
ご依頼の際は、ぜひオプションメニューも追加してみましょう。
6. 大切な衣類は丁寧に手洗いをして長持ちさせよう!
おしゃれ着をはじめとするデリケートな素材を使用したアイテムは、洗濯機ではなくていねいに手洗いをすることで長持ちさせることができます。手洗いには「押し洗い」「アコーディオン洗い」「つかみ洗い」などの方法があるので、衣類に適した手洗い方法を選択しましょう。
ただ、お気に入りの衣類を全て手洗いしていると手間も時間もかかってしまいます。そんなときにおすすめなのが「宅配クリーニング」です。洗濯のプロに任せると、自分で洗濯するより衣類がキレイに仕上がるだけでなく、洗濯にかかる時間を有意義にすごすことができます。
また、宅配クリーニングなら、自宅にいながら依頼から集荷、受け取りまでできるので、忙しくてクリーニングを依頼する暇がないという方におすすめです。大切な衣類を、手間をかけずにキレイにしたい方は、ぜひ宅配クリーニングを利用してみてはいかがでしょうか。
自宅で洗濯する際に「漂白剤」を使っていますか?
色落ちする可能性や「混ぜるな危険!」といった表記から、「失敗したら怖い…」と思い、あまり使っていない方もいるかもしれません。
しかし、衣類の汚れによっては、洗剤と漂白剤を一緒に使うことでキレイに仕上げることができる場合もあります。
「漂白剤」は使い方を守って使えばとても便利で、汚れを落とすのはもちろん、除菌やウイルス除去の効果が期待できる物もあるので、衣類を清潔に保つために欠かせないアイテムなのです!
この記事では、衣類用「漂白剤」の基礎知識から、種類と特徴、正しい使用方法、漂白剤を使用した方がいい汚れの見分け方まで詳しく解説します。
汗から生じる臭いや雑菌、ウイルスが気になるときに「漂白剤」が大活躍すること間違いなしです!
1. 漂白剤とは?基礎知識を知ろう
洗濯物の汚れには、汗や油、泥などさまざまな汚れがありますが、汚れの程度がひどくなければ、普通の洗濯洗剤でも十分汚れが落ちる場合がほとんどです。
しかし、汚れの中にはカレーやケチャップなどの「色素」が含まれる場合があります。一般的な洗濯洗剤は、汗や油などは落ちやすいものの「色素」を落とすのが苦手なため、洗濯をした後に「カレーの色が残っていた…」という経験をした方も多いのではないでしょうか。
その点、漂白剤は一般の洗濯洗剤が苦手とする「色素」を落とすことを得意としており、化学反応によってシミや汚れを分解し、色を消失させるという特徴があるのです。
漂白剤は、大きく「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」の2種類に分かれます。
どちらも汚れを分解して落とすものですが、酸素系よりも塩素系の方が汚れを落とす力が強いため、柄物や色物の衣類に使うと、色落ちしてしまうので注意が必要です。
2. 衣類用の漂白剤の種類と選び方

漂白剤には「塩素系」と「酸素系」に加えて、「還元型」という種類もあります。
ここからは、塩素系、酸素系、還元型漂白剤それぞれの特徴と選び方について見ていきましょう。
塩素系漂白剤の特徴と、洗濯に向いている衣類や汚れ
「塩素系漂白剤」は液体タイプの漂白剤です。
主に綿や麻、ポリエステルやアクリルなどの衣類に使用でき、白物をキレイにしたいときに向いています。また、強い殺菌作用や除菌効果も期待できます。
使用上の注意点として、体にとって有害なガスが発生する可能性があるため、他の漂白剤と混ぜないこと、そして使用時には必ず換気をするようにしましょう。
また、塩素系漂白剤には強力な漂白効果があるため、色や柄のある衣類だと色落ちしてしまったり傷ついたりしてしまう可能性があります。
そのため、塩素系漂白剤は、白い衣類のシミ抜きや黄ばみのあるタオルなどにはおすすめですが、柄物や色物の衣類には使用しないようにしましょう。
他にも、金属製のボタンや装飾が付いている衣類は、変形する恐れがあるため使用できません。
酸素系漂白剤の特徴と、洗濯に向いている衣類や汚れ
酸素系漂白剤には「液体タイプ(酸性または弱酸性)」と「粉末タイプ(弱アルカリ性)」があります。「洗濯表示」タグに「漂白剤不可」の記載がない場合、ほぼ全ての衣類に使用可能です。
汗ジミやキッチンの油汚れなどは「酸性」の性質を持つため、汚れ落としを重視するなら粉末タイプ(弱アルカリ性)がおすすめ。
ただし、「タンパク質」は弱アルカリ性に弱いため、タンパク質を含むウールやシルク(絹)などの動物繊維には「液体」タイプを用いましょう。
液体の場合は、ウールやシルク製品に使えると同時に、汚れた部分に直接つけることができます。粉末を溶かしたりつけ置きしたりする手間が省けるのでとても便利です。
また、子供の食べこぼしやワイシャツの黄ばみといった部分的に汚れた箇所をすっきり落とすのにもおすすめです。
還元型漂白剤の特徴と、洗濯に向いている衣類や汚れ
還元型漂白剤は「粉末タイプ(弱アルカリ性)」の漂白剤です。強い漂白力や殺菌効果は期待できませんが、「塩素系漂白剤」で落ちなかった汚れや、汗による黄ばみを落とすときにおすすめです。
特に、鉄サビによる汚れには強く、キレイに落とすことができます。仕事や日曜大工などで鉄サビがついてしまった作業着や、子供が鉄棒で遊んで汚してしまったときなどには還元型漂白剤を使ってみてください。
ただし、ウールやシルクなどの動物繊維の衣類は、粉末が繊維の奥に入り込んで落ちにくくなるため使用しない方が良いでしょう。
また、「還元型漂白剤」の弱アルカリ性には、色そのものを変化させる性質があるため色柄物にも使用できません。
3. 汚れの種類と汚れを見分けるポイント

一言で汚れといっても、汚れの種類は食べこぼしや血液、汗による黄ばみなどさまざま。洗剤だけでいいのかそれとも漂白剤を使った方がいいのか、迷うことも多いでしょう。
ここでは、衣類などの汚れの種類や見分け方、洗い方のポイントについて解説していきます。
洗剤だけでも落ちやすい汚れ
水に溶けやすい水溶性の汚れである、コーヒーやしょうゆ、ソースなどは洗剤だけでも落ちやすいです。
一見、色の濃い汚れなので、白いシャツなどについてしまうと「落としにくいシミになるのでは?」と思う方も多いかもしれません。しかし、汚れがついてから時間が経っていないときや、小さいシミのときは洗剤で十分キレイにできます。
洗い方のポイントは、調味料などをこぼしてしまった部分に、直接洗剤をつけてもみ込んだらいつも通り洗濯しましょう。もみ込むときは、シミが広がらないように注意してください。
洗剤と漂白剤どちらも使用すると落ちやすい汚れ
赤ワインや紅茶、カレーやミートソースなどの汚れは、洗剤だけではキレイに落とすことが難しい汚れです。
赤ワインや紅茶にはタンニンが含まれていて、いつも通りの洗濯では落ちにくくシミの原因になってしまいます。
また、カレーやミートソースの汚れが落ちにくいのは、水と油の両方の成分が混ざっているから。しょうゆのように水に溶ける汚れと、サラダ油や口紅などの油に溶ける汚れの2種類が混合することで、洗剤だけではキレイに落ちない汚れになってしまいます。
そのため、これらの汚れがついてしまったときは、洗濯機で洗う前に漂白剤で少しつけ置きしておくと、キレイに落ちやすいです。
洗剤や漂白剤を使っても落とすのが難しい汚れ
衣類についた汚れの中には、漂白剤を使用しても取れないタイプの汚れもあります。代表的なのが、ガムのような粘着力の高い汚れ。洗剤や漂白剤でも落としにくく大変厄介です。
もし、ガムが衣類についてしまったら、まず洗濯をする前に冷やして固めましょう。付着してすぐなら、冷やすだけでポロっと取れることがあります。固めた後にガムテープを貼って取ると、さらに剥がれやすくなります。
それでも取れない場合は、サラダ油やクレンジングオイルを使ってガムの成分を溶かすのもおすすめです。
ガム以外にも、液体中にタンパク質が含まれている血液や牛乳などは、時間が経つと固まってしまい漂白剤でも落ちなくなります。また、赤ワインやインクなども時間が経過すると衣類自体が染まってしまい、なかなか漂白剤では取れません。
このように、汚れてから時間が経過してしまい、漂白剤でも落ちなくなってしまったシミは、プロのクリーニングにお任せすることをおすすめします。
4. 【目的別】漂白剤を使った洗濯方法と注意点

ここからは、漂白剤を使用した具体的な洗濯方法について解説していきます。
漂白剤は使い方を間違えると衣類にダメージを与えてしまう可能性があるので、漂白剤を使用する場合の注意点についても併せてご紹介します。
最初に、漂白剤を使用する際に必ず下記の注意点を確認しておきましょう。
- 含まれる成分が異なるため「食器用漂白剤」は使用しない
- 洗濯表示を確認し「漂白剤不可」と記載された衣類には使用しない
- 色柄物は色落ちしないか事前に確認する
- 体にあまりよくないガスが発生するため、使用時は換気しゴム手袋をはめる
- 複数の「漂白剤」を増せない
「衣類全体の汚れ」を漂白する使い方
「衣類全体の汚れ」を漂白する場合は、「漂白剤」を使用します。最初から衣類全体に使うのではなく、まずは目立つシミに使ってから衣類全体に。詳しい手順は、以下を確認してください。
- 衣類に目立つシミが付着していたら、シミ部分の下にタオルを敷く
- シミ部分を水でぬらし、「漂白剤」を付ける
- シミの部分だけ手でやさしくもみ洗いする
- 軽く水ですすぐ
- この時点でまだシミが残っていたら、40度くらいのぬるま湯が入った洗面器に中性洗剤を適量入れて溶かす
- さらに適量の「漂白剤」を入れ、衣類を30分程度つけ込む(色落ちしていないか時々確認する)
- 水で軽くすすぐ
- シミが落ちたら、通常の水洗いで洗濯する
衣類全体を漂白すると、目立つシミを落とすだけでなく、衣類の除菌や消臭にも役立ちます。また、漂白剤を使って洗濯すると、部屋干しの嫌な臭いにも効果的です。
特に、梅雨時や台風シーズン、雨や曇りの日が多い時期は湿度が高くなり洗濯物の生乾き臭が気になりますよね。そんなときにも衣類の全体を漂白すると、臭いの原因となる雑菌の増殖が抑えられます。部屋干しの臭いが気になる方もぜひ一度試してみてください。
「部分汚れ」を漂白する使い方
衣類全体ではなく「部分汚れ」だけを漂白したい場合は、以下の手順で洗濯してください。
- シミ部分の下にタオルを敷く
- シミ部分を水でぬらし、「漂白剤」をシミの部分に直接塗る
- 綿棒でやさしく上から叩く
- 「漂白剤」は高い温度の方が効果を発揮しやすいため、ドライヤーを1分程度当てた方が効果的(ドライヤーはシミから10~15cmほど離しましょう)
- 「漂白剤」に記載された指定の時間通り、しばらく放置する
- 水で軽くすすぐ
- シミが落ちたら、通常の水洗いで洗濯する
「洗濯表示」タグに「アイロン不可」と記載されている場合、素材によっては熱に弱く変形する恐れがあるので、ドライヤーなどで乾かすのは避けましょう。
また、デリケートな素材など、酸素系漂白剤では洗えない衣類については無理に自分でシミ抜きをせず、プロのクリーニングに依頼することをおすすめします。
「通常の水洗いで落ちなかった汚れ」を漂白する使い方

「通常の水洗いで落ちなかった汚れ」は、いつもより長く「漂白剤」につけておくと落ちる場合があります。洗い方は以下の手順です。
- 40度くらいのぬるま湯に中性洗剤と粉末、または液体の「漂白剤」を入れて混ぜる
- 衣類を入れて30分~2時間ほどつけ置きする(生地を傷める可能性があるので、2時間以上の放置はNG)
- つけ置き液ごと洗濯機に入れて洗濯する(漂白剤が使用できない衣類と一緒に洗濯しないよう注意)
酸素系の漂白剤やつけ置きでも落ちなかった場合は、還元型漂白剤を使ってみることで落とせる汚れがあるかもしれません。
先にお伝えしたとおり、還元型漂白剤は鉄分や赤土などの汚れを落とすのが得意な漂白剤なので、汚れの種類によっては効果を発揮する場合があります。あきらめる前に一度試してみましょう。
もし、いろいろ試した結果、どうしても汚れが落ちないという場合は、何度も「漂白剤」を使うと衣類が傷む可能性があるので、無理をせずクリーニング店へお任せしましょう。
「細菌やウイルスを除菌・殺菌」する使い方
「漂白剤」はシミを落とすためだけの洗剤と思われがちですが、細菌やウイルスの除菌・殺菌にも役立ちます。漂白剤を使って洗濯物を除菌・殺菌する手順は以下のようになります。
- 40度くらいのぬるま湯に中性洗剤と「塩素系漂白剤」を入れて混ぜる
- 除菌・殺菌したい衣類を入れて30分~2時間ほどつけ置きする(生地を傷める可能性があるので、2時間以上の放置はNG)
- つけ置き液ごと洗濯機に入れて洗濯する(漂白剤が使用できない衣類と一緒に洗濯しないよう注意)
塩素系漂白剤は、消毒用アルコールよりも効果があるいわれています。厚生労働省が公表している資料によれば、濃度を0.05%に薄めて使うことで、ドアノブや食器などの消毒にも使用できます。
※出典元:厚生労働省「感染防止対策」
「水洗い不可」の場合

「洗濯表示」タグに「水洗い不可」と記載された衣類は、「漂白剤」はもちろん水が使えません。無理に漂白剤や水を使用して洗濯しようとすると、衣類が以下のような状態になる恐れがあります。
- 色落ちする
- 縮む
- シワや型崩れを起こす
- 毛羽立ちが目立つ
「水洗い不可」かつ「ドライクリーニング可」と記載された衣類は、クリーニング店のドライクリーニングにお任せしましょう。
5. 1着ずつ適切な洗濯をするのは手間!そんなときは「RE:KURI(リクリ)」の「汗抜き加工」
自宅で漂白剤を使用するとき、衣類をまとめてつけ置きしたいですが、中には「漂白剤使用不可」の衣類もあるため、1着ずつ判別して使用するのは結構手間がかかります。
さらに、1着ずつ丁寧に洗ったとしても、やり方を間違えて失敗する可能性も…。
そこでおすすめしたいのが、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」の「汗抜き加工」!
「汗抜き加工」とは、リクリの洋服パックのオプションメニューの一つで、特殊な溶剤を用いて汚れを落とす洗濯方法です。「水洗い不可」の衣類でもダメージを最小限にして汚れを落とすことができます。
「水洗い不可」で汚れが気になってきている衣類や、漂白剤が使えない衣類、漂白剤を使用すると傷む可能性があるデリケートな衣類は、洗濯のプロに任せるのが一番です!
「汗抜き加工」については、下記の記事で詳しくご紹介しているので併せて読んでみてください。
関連記事:汗抜き加工で衣類が長持ち?クリーニング店の汗抜き加工とは
「水洗い不可」の衣類のみをクリーニングに出し、その他の衣類は自宅で洗う、というように「自宅洗い」と「クリーニング店」を上手に使い分けることで、衣類が長持ちするだけでなく、家事の時短にもなりますよ。
■「汗抜き加工」の料金 |
---|
1点 770円 |
2点 1,540円 |
3点 2,310円 |
4点 3,080円 |
※料金は全て税込価格です。
クリーニングに出す衣類のうち、汚れが気になってきている衣類は「汗抜き加工」をつけてはいかがでしょうか?
また、リクリの簡易シミ抜き(無料)で落とせないシミの場合、「有料シミ抜き」サービスをご用意しています。
もし頑固なシミ汚れができてしまっても、諦めずにぜひリクリのシミ抜きをご利用してみてください。
6. 漂白剤を正しく使って衣類をキレイに保とう!
漂白剤は普段の洗濯にプラスすることで、衣類の汚れを落とし、殺菌・除菌効果で清潔に保つことができる優れものです。強い力で漂白できる塩素系、色柄物にも使える酸素系、汚れから酸素を奪って漂白する還元型漂白剤と種類があるので用途に合わせて選びましょう。
漂白剤を使うのが不安な場合や手間だと感じるときは、宅配クリーニングがおすすめです。
自宅にいながらインターネットで依頼ができて、集荷・受け取りに店舗まで出向く必要もありません。毎日仕事で忙しい方や、育児や家事で忙しいという方には特におすすめです。
漂白剤の正しい使い方を知り、自宅でできない物は宅配クリーニングを利用しながら清潔な衣類を維持しましょう!
なめらかな肌触りで、美しい光沢を放つシルク(絹)は、軽くて柔らかく、着心地の良い素材です。特別な日に着ていくおしゃれ着やドレスとして人気があります。
そんなシルクは、とてもデリケートな生地のため、洗濯方法を誤ってしまうと、糸がほつれたり色落ちしたりすることも。
この記事では、シルクの素材の特徴や、正しい洗濯方法を解説します。併せて、洗濯に失敗してしまったときの対処法や、シルクを正しく取り扱うコツもご紹介。大切なシルク製品を正しくケアして、長く愛用しましょう。
1. シルク(絹)とは?素材の特徴を知ろう

シルク(絹)は、カイコのまゆから取れる繊維です。光沢のある保温性に優れた素材で、シワになりにくいという特徴があります。
化学繊維に比べて虫食いなどの被害に遭いやすく、正しくケアをしないと、シミや色落ちの原因になってしまいます。
シルクの主成分は人間の皮膚と同じタンパク質で、肌への親和性が高い反面、水に弱く、洗濯機でそのまま洗ってしまうと品質が台無しになってしまうことも。
そのため、正しい洗濯方法でケアすることが大切です。
2. シルクのメリットとデメリットについて
シルク素材の衣類は高級なイメージがありますが、シルクのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
シルクのメリット
シルクには、以下のようなメリットがあります。
- 破れにくく頑丈
- 吸湿性、通気性、保温性が抜群
- 静電気が起こりにくい
- 独特の美しい光沢感がある
- なめらかな肌触り
シルクの繊維はカイコのまゆから取るため、繊細で弱くもろいと思われがちです。しかし、伸縮性は繊維の中でも強く、綿や羊毛よりもしなやかで強いという特徴があります。
また、吸湿性や通気性はもちろん、保温性に優れた素材で、暑さや寒さの影響を受けにくいので、シルク素材の衣類は1年を通して快適に心地良く着られます。
シルクのデメリット
一方、シルクには以下のようなデメリットがあります。
- 紫外線に弱い
- シミができやすい
- 摩擦に弱い
- 傷跡が目立ちやすい
シルクの主成分はタンパク質なので、製品によっては長い時間紫外線を浴びると変色してしまうことがあります。
また、他の衣類や物と摩擦が生じると、生地に毛玉ができたり傷むことも。そのため、洗濯するときは基本的に「手洗いでやさしく」洗う必要があります。
3. シルクを自宅で洗濯する前に確認するポイント

シルクの品質を保つためには、正しくケアすることが大切です。
ここでは、シルクを自宅で洗濯するときに事前に確認しておきたいポイントを見ていきましょう。
洗濯表示の確認をする
シルクを洗濯する場合には、「洗濯表示」タグを確認しておきましょう。
洗濯表示のマーク例をご紹介します。



シルクはデリケートなので、基本的には手洗いがおすすめです。
洗濯機で洗濯する場合は「手洗いコース」や「ドライコース」を選択して、おしゃれ着用の洗剤を使用してください。
色落ちしないか確認する
洗濯機での水洗いができる場合でも、生地をぬらすことによって色落ちや縮んでしまう場合があるため注意が必要です。
「洗濯表示」タグを見て水洗いができることを確認したら、衣類用洗剤で色落ちしないか、事前に確認しておきましょう。
〈用意する物〉
- 衣類用の中性洗剤
- ティッシュや白い布
〈色落ちの確認方法〉
- 中性洗剤を「シルク」の目立たないところに少量だけ付ける
- 5分ほど放置する
- ティッシュや白い布で、ポンポンとやさしく叩き、色が移らなければ大丈夫
この方法で、もしタオルに色などが移っていた場合は、洗濯をすると色落ちする可能性があります。その際は、無理に洗濯せず、クリーニング店などに依頼することをおすすめします。
4. 知っておきたい!自宅でシルクを洗濯する方法

ここからは、自宅でシルクを洗濯する方法について確認していきましょう。
シルクを手洗いで洗う手順
シルクは、衣類や物同士の摩擦に弱いため、基本的には手洗いをおすすめします。
手洗いで洗う場合は、以下の手順を参考にして丁寧に扱いましょう。
- 20度位のぬるま湯が入った洗面器に中性洗剤を混ぜる
- 衣類を入れてやさしく押し洗いする(力を入れてこすったり、もんだりしないこと)
- 洗面器の泡が完全に消えるまで、手早く水を変えながらすすぐ
- 軽く畳んで水を切り、タオルで挟んで水気を吸い取る(ギュッとひねって絞ったりしないこと)
注意点としては、柔軟剤や漂白剤は絶対に使用しないこと。シルクが傷む原因になるため、必ず中性洗剤で洗うようにしてください。
シルクを洗濯機で洗う手順

シルクは手洗いがおすすめですが、「洗濯表示」タグに「洗濯機マーク」が記載されている場合は、自宅の洗濯機でも洗濯できます。ただし、他の衣類と摩擦を起こさないよう、シルク製の衣類のみで洗濯しましょう。
洗濯機で洗う手順は以下の通りです。
- 汚れが気になる部分が表にくるよう軽く畳み、洗濯ネットに入れる
- 中性洗剤を入れ、「ドライコース」「おしゃれ着コース」「弱水流コース」のいずれかで洗う
- 脱水は15〜30秒と短めにする
手洗いと同様、柔軟剤や漂白剤は使用しないようにしましょう。また、繊維が傷まないように脱水は必ず30秒以内にして取り出してください。
5. シルクの干し方とアイロンのかけ方
シルクの品質を保つためには、干し方とアイロンのかけ方にも注意が必要です。干し方とアイロンのかけ方のポイントを見ていきましょう。
シルクの干し方のコツ
洗濯後、水にぬれた状態のシルクは、シワが付きやすく変形しやすいので、なるべく早めに干して乾かしましょう。
干すときは「洗濯表示」タグを確認し、干し方に関する記載があれば、表示通りに干してください。特に記載がないときは、型くずれを防ぎながら乾かすことができる「平干し」がおすすめ。
また、直射日光に当てると変色する可能性があるため、風通しの良い日陰に干すのがポイントです。
その他の注意点としては、乾燥機を使用しないこと。シルクは、熱によって変色や変形する可能性があるので使用しないようにしましょう。
また、ハンガーに掛けたり、洗濯ばさみで留めたりするのは型崩れの原因になるので避けてください。
シルクのアイロンのかけ方のコツ
アイロンがけをする前に、「アイロン不可」のマークが付いていないか、「洗濯表示」タグを必ず確認してください。 マーク例は以下のようなものです。

〈シルクへのアイロンのかけ方〉
- 「洗濯表示」タグにアイロンに関するマークがあれば記載に従う
- アイロンを低温(110~130度)に設定する
- 衣類が乾いている場合は、霧吹きで少し湿らせる
- 当て布をしながら短時間でアイロンをかける
シルクは熱に弱いため、完全に乾いた状態で直にアイロンをかけるのは避け、半乾きの状態、または霧吹きで湿らせてからアイロンがけするようにしましょう。このひと手間を怠ると、色落ちしたり変形したりする可能性があるので、必ず行うようにしてください。
なお、シミの原因となるスチームの使用は避けてください。
6. シルクの洗濯に失敗した場合の対処方法

シルクはとてもデリケートな素材です。「誤って他の洗濯物と一緒に洗濯してしまった」という場合、生地が傷んでしまうこともあります。
そんなときのために、シルクの洗濯に失敗した場合の対処法をご紹介します。
シャンプーとコンディショナーを用いた対処方法
シルクは丈夫な繊維でできていますが、直射日光や摩擦に弱いデリケートな一面も。そのため、自宅で洗濯した場合、失敗して光沢感を失ったり生地が傷んだりする恐れもあります。
万が一、シルクの洗濯に失敗したときは、シャンプーとコンディショナーを使用した対処法が効果的です。
以下の方法を試してみましょう。
【シャンプーとコンディショナーを用いた対処法】
※シャンプーとコンディショナーを本来の用途とは異なる目的で使用するため、衣類に想定外の影響が出る可能性があります。そのため、どうしても元に戻したい場合にのみ自己責任で行いましょう。
- ぬるま湯が入った洗面器にシャンプーを1プッシュ入れて混ぜる
- 洗面器の中へシルクを30分つけ置きする
- 洗面器の水を入れ替えて軽くすすぐ
- ぬるま湯が入った洗面器にコンディショナーを1プッシュ入れて混ぜる
- 洗面器の中へシルクを10分つけ置きする
- 洗面器の水を2、3回取り替えながら泡がなくなるまで軽くすすぐ
- タオルで挟んで水気を吸い取る
- 直射日光に当たらない風通しの良い場所で、平干しする
シルク素材には、人間の髪の毛と同じタンパク質が含まれているので、髪の毛にやさしいシャンプーやコンディショナーで洗えば、再び光沢感が戻る場合があります。
ただし、この方法でも完全に元の状態に戻るとは限りません。
自宅での洗濯に失敗すると、シルク製品を取り扱うプロでも元に戻すのは難しいので、洗濯に失敗したくない大切な衣類は、クリーニング店にお任せした方が安心です。
7. 大切な「シルク」なら「RE:KURI(リクリ)」の「プレミアム仕上げ」
洗濯に失敗したくない大切なシルクなら、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」の「プレミアム仕上げ」がおすすめ。
「プレミアム仕上げ」とは、リクリの洋服パックのオプションメニューの一つで、洗濯後の仕上げを1点1点機械と手作業で行い、肌触りと立体感を再現するメニューです。
素材に合わせて縫い目や生地の変形を細かく調整していくので、より良い着心地を実現できます。
さらに、クリーニング後の衣類には「不織物カバー」が付いており、「自宅で受け取ったらそのまましまえる」というのもポイント!デリケートな素材の衣類に特におすすめのメニューです。
とはいえ、シルク1着だけで宅配クリーニングに出すのはもったいない気もしますよね。
そんなときは、シーズン終わりに「しまい洗い」する他の衣類とまとめて一緒に出すのがおすすめ!
まとめて出した方が1点あたりの料金が安くなり、必要な衣類にだけ「プレミアム仕上げ」のオプションを付けることも可能です。通常洗いもデリケート洗いもまとめてお任せできます。
■「プレミアム仕上げ」の料金 |
---|
1点 770円 |
2点 1,540円 |
3点 2,310円 |
4点 3,080円 |
※料金は全て税込価格です。
クリーニングに出す衣類のうち、大切な衣類の1点や2点だけでも「プレミアム仕上げ」をつけてはいかがでしょうか?
8. シルク素材は正しい洗濯方法でケアをして、繊細なシルクの品質を長く保とう!
光沢が美しいシルクの素材は、「肌触りがなめらかで破れにくく、静電気が起こりにくい」というメリットがある反面、「紫外線や摩擦に弱く、シミができやすい」というデメリットもあります。
「シルクを自分で洗濯するのは失敗しそうで不安…」「忙しくて手間をかけて洗濯する時間がない」という方には、宅配クリーニングがおすすめです。プロが素材に合わせた洗濯を行うので安心してお任せできるのはもちろん、宅配クリーニングなら利便性が良くて手軽に依頼ができます。
お気に入りのシルクの着心地の良さを保つために、宅配クリーニングを一度利用してみてはいかがでしょうか?
外で思いっきり遊んだお子さんが着ていた服や部活のユニフォームなど、泥汚れが付くとなかなか落ちません。
とはいえ、衣類は肌に直接触れるので、肌荒れやかゆみの原因になるような刺激の強い洗剤は使いたくないという方も多いのではないでしょうか。
実は肌にやさしい無添加の洗濯せっけんでも、泥汚れを十分キレイに落とせるんです。
この記事では、洗濯せっけんを使って泥汚れを落とす方法や、泥汚れを洗濯する場合の注意点についてご紹介します。
1. 泥汚れとはどんな汚れ?特徴を知ろう
そもそも「泥汚れ」とはどのような汚れなのか、まずはその特徴について確認していきましょう。
衣類などの「汚れ」には、大きく分けて以下の3つのタイプがあります。
- 水溶性の汚れ…汗・ジュースなど
- 油溶性の汚れ…皮脂・食用油・口紅など
- 不溶性の汚れ…泥・ほこりなど
この中でも、泥汚れは不溶性に分類されます。
不溶性の中でも、泥汚れは特に水になじみにくいため、水でゴシゴシ洗ってもなかなか落ちないという特徴があります。
2. 泥汚れを落としにくい原因とは?
それでは、泥汚れが「なかなか落ちない」のは具体的に何が原因なのでしょうか?
ここでは泥汚れが「落ちにくい」原因について見ていきましょう。
まず、汗やジュースなどの「水溶性の汚れ」であれば、通常の洗濯でも水や洗剤の力で汚れが落ちやすいです。
しかし、泥汚れには水にも油にも溶け出しにくい「不溶性」の性質があります。特に、泥汚れは一般的な洗濯洗剤では落ちにくいといわれているため、「そのまま洗濯機で洗ったら泥汚れだけ落ちてない!」という経験がある方も多いのではないでしょうか。
さらに、泥汚れは繊維の奥にまで砂や石などが入り込んでしまうため、表面の汚れは落ちても、繊維の中にまで入り込んだ泥汚れは、いつものように洗濯機で洗ったり水につけ置きしたりしてもなかなか落ちません。
このように、泥汚れはジュースなどの汚れとは違い、そのまま洗濯機で洗濯洗剤を使って洗っても、なかなか簡単には落ちにくいということを覚えておきましょう。
3. 泥汚れを洗濯する前の注意点
具体的な泥汚れを落とす方法を確認する前に、まずは泥汚れの付いた衣類を洗濯する前の注意点についてご紹介します。
泥汚れをいきなり水洗いするのは逆効果
衣類が汚れたらすぐに洗いたくなりますが、泥汚れをいきなり水洗いするのは逆効果です。
泥汚れは水にも油にも溶け出さないため、水で洗っても取り除くことができません。それどころか、水洗いすることで細かい汚れを繊維の奥まで入り込ませてしまうことになります。
泥汚れが生地の奥深くまで入ってしまうと、かき出すのも難しくなり、洗剤を使ってもなかなか落ちなくなるのです。
そのため、泥汚れはいきなり水洗いするのではなく、汚れた部分を乾燥させてから、からもみやブラッシングなどをして、繊維の奥に入り込んだ泥をできるだけかき出しておくのがポイントです。
洗濯表示と素材を確認する
頑固な泥汚れを落とすためには、洗濯せっけんなどでゴシゴシと洗わなければならない場合があります。
しかし、汚れを落とそうと生地に強い刺激を与え過ぎてしまうと、衣類を傷めてしまうかもしれません。
特に、ウールなどのデリケートな衣類は洗濯せっけんには向かない場合もあるため、衣類に付いている「品質表示」タグや「洗濯表示」タグで洗濯方法と素材をチェックし、傷みが心配な場合は無理に自宅で洗わないようにしましょう。
新しくなった「洗濯表示」全41種の見方を徹底解説!
4. 泥汚れの落とし方(洗濯の前処理)

ここからは、泥汚れの落とし方について確認していきましょう。ただし、洗濯機で洗う前に、泥汚れを奥に入り込ませないようにする「前処理」が必要です。
洗濯機で洗う前に、洗濯せっけんで泥汚れを落とす前処理の方法や、おすすめの洗濯せっけんについても併せてご紹介します。
洗濯の前処理に必要な物
泥汚れの前処理は、以下のような普段使用しているアイテムで簡単にできます。
- 固形せっけん
- 衣類用ブラシ(柔らかめの歯ブラシでも可)
- ドライヤー
せっけんには、水にも油にもなじんで汚れを包み水中へ引きずり込む「界面活性作用」と、引きずり込んだ汚れを水中に分散させる「乳化作用」があります。
泥が「不溶性」の性質を持っていても、洗濯せっけんの「界面活性作用」と「乳化作用」が泥汚れを分解して落とすので、肌にやさしい洗濯せっけんでも泥汚れが落ちます。
肌にやさしいおすすめの洗濯せっけんを以下の表でご紹介します。ロングセラー商品もあり、お近くのドラッグストアでも購入できるためおすすめですよ。
商品名 | メーカー名 | 商品の特徴 |
---|---|---|
ウタマロ | 株式会社 東邦 | ・通常の洗濯では落ちにくい泥汚れや食べこぼし汚れを落とせる ・生地を傷めにくい |
シャボン玉石けん | 株式会社 シャボン玉本舗 | ・酸化防止剤、着色料、香料、合成界面活性剤を使用していない ・肌に優しいのでお子様のいるご家庭でも安心して使用できる |
arau.baby (洗濯用部分洗い石けん) | SARAYA | ・植物生まれ、無添加で肌に優しい ・赤ちゃん用衣類にも安心して使用できる |
ウタマロ |
---|
株式会社 東邦 |
・通常の洗濯では落ちにくい泥汚れや食べこぼし汚れを落とせる ・生地を傷めにくい |
シャボン玉石けん |
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株式会社 シャボン玉本舗 |
・酸化防止剤、着色料、香料、合成界面活性剤を使用していない ・肌に優しいのでお子様のいるご家庭でも安心して使用できる |
arau.baby(洗濯用部分洗い石けん) |
---|
SARAYA |
・植物生まれ、無添加で肌に優しい ・赤ちゃん用衣類にも安心して使用できる |
「食器用洗剤」を使った方法が紹介されていることがありますが、食器用洗剤には「界面活性剤」の割合が多く肌荒れを起こしやすいため、用途以外で使用するのはおすすめしません。
きちんと衣類用の洗剤やせっけんを使いましょう。
洗濯の前処理の方法

では実際に、洗濯せっけんで泥汚れを落とす手順を見ていきましょう。
ただし、いきなり水につけるのではなく、乾いた状態から始めるのがコツです!
- 泥汚れが付いた衣類を完全に乾かす(急ぎのときはドライヤーで乾かす)
- 乾いた状態の衣類に付いた泥汚れを手で叩いたり、からもみをしたり、ブラシを使ったりして泥をある程度落とす
- 40度程度のぬるま湯を泥汚れ部分にかける
- 固形せっけんを泥汚れの部分にたっぷり塗りこんでいく
- 洗面器などにぬるま湯をため、汚れが浮き出すようにしっかりもみ洗いをする
- 汚れがひどい箇所には部分的にブラシなどでこすり洗いをする
- 泥汚れがある程度落ちたらしっかりとすすぐ
前処理には少し手間がかかりますが、前処理を行うのと行わないのとでは泥汚れの落ち方が大きく変わります。面倒と感じるかもしれませんが、前処理をしてから洗濯機で洗う方がキレイに仕上がります。
5. 自宅でできる泥汚れの落とし方(水洗いできる衣類の場合)

続いては、前処理が終わった後の、洗濯機での洗い方を見ていきましょう。
なお、ここでは「自宅で水洗いができる衣類」を対象に説明しますので、水洗いができない衣類は無理に自宅で洗わず、プロのクリーニングにお任せすることをおすすめします。
泥汚れが部分的・広範囲に付いている場合の落とし方
泥汚れが付いてからあまり時間が経っておらず、泥汚れが一部分または広範囲に付いている場合は、しっかりと洗濯せっけんで前処理をしておけば、その後は洗濯機で洗うだけでも泥汚れは落とせます。
前処理をした後の衣類は、洗濯機の「普通コース」で洗いましょう。
また、汚れている衣類は洗濯槽の底の方に入れるようにしてください。その方が、近くにある重い衣類や大きい衣類と摩擦し、洗浄作用が強くなるので、汚れが落ちやすくなります。
ある程度時間が経った泥汚れは「重曹」で
なかなか泥汚れが落ちない、または、時間が経過した頑固な泥汚れの場合には、「重曹」の出番です。
重曹の粒は柔らかく、力を加えると変形する性質があるため、繊維の奥まで入っていきやすく、油を吸着する作用によって汚れを落としてくれます。
以下のような手順で洗濯すると、汚れが落ちやすいです。
- 「重曹」と「衣類用の中性洗剤」を同じ体積ほど用意する
- 双方を汚れ部分に塗りよくもみ込む
- 15分ほどおいた後に洗濯機で洗濯する
※重曹を含んだお湯で煮洗いする方法もありますが、素材により変質したり色落ちしたりする可能性があるため、おすすめしません。
自宅で洗えない衣類の泥汚れはクリーニング店へ
そもそも水洗いできない衣類や、デリケートな衣類の泥汚れを落とすには、クリーニング店に洗濯をお願いするのがベストです。
毛皮のコートやウール100%の上着にセーター、レーヨンでできたトップスなど、水洗いできない衣類でも、ふとしたときに、泥汚れが付いてしまうことも。
水洗いできない衣類を無理やり自宅で洗濯すると、汚れが繊維に入り込んでしまったり、変形してしまったりする可能性があります。そんなときは、クリーニング店で「ドライクリーニング」をお願いしましょう。
「ドライクリーニング」は、水の代わりに特殊な「有機溶剤」を使って汚れを落とす洗い方です。そのため、水洗いできない衣類にはおすすめのクリーニング方法。
また、自宅で洗えない衣類だけでなく、以下に該当する方にも、クリーニング店の利用がおすすめです。
- お子さんには常に清潔な衣類を着せたい
- 1着ずつ泥汚れを落とすのが手間だと感じる
- 園芸や登山など土に触れる機会が多い
- 家事や育児で忙しく、衣類の洗濯に時間がかけられない
- 家族全員分の洗濯物が多い
クリーニング店へお任せするメリットは、家事の時短や衣類を清潔にするだけではなく、プロにお願いするので、自宅で洗うよりも衣類がキレイになって戻ってくるという点もあります。
ただし、クリーニング店へ持ち込むときは、泥汚れが付いたままだと断られる可能性があるため、前処理を行ってから持ち込みましょう。
また、「クリーニング店へ行く時間がない…」というときは、宅配クリーニングの活用が便利です。インターネットからいつでも依頼ができ、集荷から受け取りまで自宅にいながらクリーニングの依頼ができます。
6. 洗濯の時短なら宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」

普段忙しい方へ、便利な宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」をご紹介します。
リクリは注文から受け取りまで自宅で完結できるため、衣類をお店へ持ち込む必要がありません。
さらに以下のように安心、安全なポイントが!
- 依頼時に気になる点や要望があれば、「オーダーシート」でお願いできる
- 自社工場にて洗濯
- 洗剤の使い回しをしないため独特な石油系のニオイが付かない
- 洗濯後は衣類にとって最適な梱包サイズの箱でお届けするためシワが付く心配がない
ただし、近くのクリーニング店同様、「水洗い不可」、かつ泥汚れがひどい衣類の場合、対応できない可能性もあるので、不安な場合は事前にお問い合わせください。
送った衣類が検品のうえ対応不可となった場合は、自宅に返却となるので返送料がかかる点は注意しておきましょう。
泥汚れが付いた衣類をまとめて出すなら「洋服パック」がおすすめ

泥汚れが付いた衣類を出すなら、複数の衣類をまとめて出せるリクリの「洋服パック」を利用すると、1枚当たりの費用がおトクになります。
料金は以下の通りです。
【「洋服パック保管なし」コースの料金】
衣類の点数 | 「保管なし」コース |
---|---|
5点 |
8,525円(1点あたり1,705円) |
10点 |
11,550円(1点あたり1,155円) |
15点 |
15,015円(1点あたり1,001円) |
20点 |
17,600円(1点あたり880円) |
「保管なし」コース |
---|
5点 8,525円(1点あたり1,705円) |
10点 11,550円(1点あたり1,155円) |
15点 15,015円(1点あたり1,001円) |
20点 17,600円(1点あたり880円) |
※すべて税込価格です。
たくさん出すほど1点あたりの料金が安くなり、頼みやすいですね。
洗濯物が多く出るご家庭だと、月に一度まとめて出して家事の時短に役立てたり、衣替えのシーズンにまとめて利用したりするなど、自宅洗いと使い分けると家計にもやさしく効率的かもしれません。
7. 頑固な泥汚れは前処理を忘れずに!工夫して洗濯しよう
衣類に付いた頑固な泥汚れは、通常の洗濯方法ではなかなか落ちません。ここでご紹介したような「前処理」をしてから洗うことで、驚くほど泥汚れが落ちやすくなります。
ただし、なかなか落ちない頑固な泥汚れや、デリケートな素材の衣類、手間をかけて洗濯する時間がない方は、洗濯のプロのクリーニング店に任せるのも一つの方法です。
特に、毎日忙しい方は自宅にいながら依頼ができる宅配クリーニングがおすすめ。自分の都合に合わせてクリーニングの依頼をし、集荷から受け取りまで自宅にいながら完結できます。
店舗のクリーニングと同様に「シミ抜き加工」などのオプションも利用できるので、ぜひ宅配クリーニングを利用してみてください!
ゴアテックスウェアとは、防水性・防風性・透湿性に優れた「ゴアテックス」素材で作られた衣類のことです。
この素材を使った衣類を提供している有名メーカーには「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」や「mont-bell(モンベル)」などがあり、アウトドアを趣味とした方には馴染みがあるでしょう。
そんなゴアテックスウェアの機能を長持ちさせるには、洗濯や熱処理などの手入れを定期的に行うのがポイントです。
この記事では、自宅でできる正しいゴアテックスウェアの洗濯方法や洗濯時の注意点についてご紹介します。お気に入りのゴアテックスウェアを少しでも長持ちさせたいという方は、参考にしながらお手入れしてみてくださいね!
1. ゴアテックスウェア(GORE-TEX アウターウェア)とは?
まずは、ゴアテックスウェア(GORE-TEX アウターウェア)の特徴を見ていきましょう。
ゴアテックス素材が撥水する仕組み
ゴアテックスは「ゴアテックスメンブレン」という網目状の生地を表地と裏地で挟んでおり、単に1枚物の素材ではなく複数枚の素材からできています。
この構造のおかげで、水の粒にとっては狭く、体から発せられる湿気や水蒸気であれば通る穴ができあがります。
ウェアの表面には撥水加工を施し、「撥水基」と呼ばれる目に見えないほど小さな突起物をつけます。この撥水基によって、水を玉状にコロコロはじくのです。
さらに、汚れを防止する加工が表面にコーティングされており、防風性にも優れています。
これって劣化のせい!?ゴアテックス素材なのに濡れる理由
撥水性に優れたゴアテックス素材の服を着ていたのに、水が浸入し濡れてしまったときは、以下の原因が考えられます。
- ファスナーや紐などをきちんと閉めていないため雨が浸入した
- 汗をかいたため
- 冷たい部分に触れたため
- 座っているときなどに、衣類の中で冷えた汗などが水蒸気にならず水分になったため
- 衣類に小さな穴が開いているため(小さな穴でも水が入ってくる)
ゴアテックスの特性をうまく生かすには、適切な衣類と一緒に着るのがポイントです。汗を吸収してくれる「吸湿速乾性のアンダーウェア」などを下に着るとよいでしょう。
2. ゴアテックスウェアにはお手入れ・メンテナンスが必要

機能性に優れたゴアテックスウェアですが、メンテナンスをしないと劣化していきます。ここでは、ゴアテックスウェアには、お手入れ・メンテナンスが必要な理由について説明していきます。
ゴアテックスウェアは洗濯しないと劣化が早まる
ゴアテックスウェアは、洗濯しないと劣化が早まってしまいます。
ゴアテックスウェアの生地の縫い目は、防水加工された「シームテープ」で覆われており、皮脂や汗がたまると、このシームテープは徐々に剥がれていき防水加工が失われてしまうのです。
また、汚れで生地の表面の撥水基が倒れてしまうと撥水効果も低下してしまいます。
いずれの劣化も洗濯をすることで防ぐことができるため、ゴアテックスウェアを長く使うためには、定期的な洗濯が欠かせません。
汚れたゴアテックスウェアを放置するとどうなる?
アウトドアウェアだから生地は傷まないと思い、着用したゴアテックスウェアを汚れたまま車の中や湿気のある物置などに放置していませんか?
何もお手入れせずに放置していると、皮脂・泥汚れ・湿気が「ゴアテックスメンブレン」の穴をふさぎ、透湿性と撥水性を大きく低下させてしまいます。
また、表地の汚れや着用での生地のこすれは、表地がポコポコとふくれてしまい、型崩れを起こす原因にもなります。
ゴアテックスウェアの洗濯頻度と買い替え時期は?
ゴアテックスウェアにとって汚れは大敵なので、できる限り着用のたびに洗濯するように心がけましょう。
特に、汗をたくさんかいたとき、泥汚れがついたとき、野外料理などで油がついたときなどは、帰宅後すぐに洗濯をするようにしてください。
しかし、ゴアテックスウェアも消耗品なので、どんなに大切にしていても買い替え時期はやってきます。
買い替え時期の目安としては、縫い目を覆っているテープが剥がれたときです。テープが剥がれると、そこから水が侵入し防水性が損なわれ、快適に着ることができなくなってしまいます。
3. 【自宅で洗う】ゴアテックスウェアの洗濯方法や干し方のコツ
ゴアテックスウェアは、基本的に自宅で洗濯することもできます。
ここからは、自宅でのゴアテックスウェアの洗濯方法や干し方のコツについて解説していきます。
ゴアテックスウェアを洗濯するときの注意点
ゴアテックスを洗うときの主な注意点は、以下の3点です。
- ひどい汚れがある場合は、液体洗剤を入れたぬるま湯につけてやさしく手洗いする
- シミ抜き剤、柔軟剤、漂白剤、粉末洗剤は使用しない
- 使用する洗剤の用法用量を守る
ゴアテックスウェア専用洗剤もありますが、一般的に家庭で使っている衣類用の液体剤でも問題ありません。
ただし、ウェアなどについている「洗濯表示」タグを見て、対応可能な洗濯方法などを事前に必ず確認するように注意しましょう。
自宅で水洗いする方法
自宅の洗濯機でゴアテックスウェアを洗う場合には、以下の手順で水洗いします。
〈洗濯機で洗う手順〉
- ウェアのファスナーを全て閉めて洗濯ネットに入れる
- 中性洗剤を入れ、40度以下のぬるま湯で洗濯する
- すすぎは2回以上行う
- 脱水は短時間で軽く行うか、手で軽く絞って水を切る
- 陰干しでしっかりと乾かす
洗濯機で洗う場合は、生地が傷まないように必ず洗濯ネットに入れて洗濯しましょう。
また、すすぎ残しがあると生地を傷めてしまう可能性があるため、すすぎはしっかりするのがポイントです。
ゴアテックスは基本的に水を通さないので、脱水は短時間で軽く行うか、手で軽く絞って水を切るようにしてください。
次に手洗い方法の手順を紹介します。
〈手洗いをする手順〉
- 40度以下のぬるま湯に中性洗剤を入れる
- 軽く押し洗いし、15分ほど浸ける
- 洗剤成分が残らないようによくすすぐ
- 手で軽く絞って水を切る
- 陰干しでしっかりと乾かす
手洗いをする場合、乱暴にもみ洗いをすると生地を傷めてしまうので、やさしくゆっくりと押し洗いをしましょう。
洗濯機の場合と同様に、すすぎをしっかりとしてから干すようにしましょう。
自宅での干し方やアイロンがけのコツ

ゴアテックスウェアは必ず日陰の風通しの良いところに干すようにしましょう。乾燥機を使う場合には高温を避け、「洗濯表示」タグで対応温度などを確認してからにしてください。
完全に乾いたことを確認したら、次に、当て布をしながらアイロンをかけます。アイロンがけで熱処理することで、撥水性を復活させることができるのです。アイロンの温度は低温以下に設定しましょう。
撥水性が落ちてきた場合は、防水スプレーをするか、撥水加工のできる撥水剤配合の洗剤を使うのもおすすめです。
4. ゴアテックスウェアの洗濯時によくある質問
ゴアテックスウェアの洗濯時によくある質問をご紹介します。
シワ対策のポイントは?
自宅の洗濯機で洗う場合、洗濯機の水流をできるだけ弱くするとシワが付いてしまうのを最小限に抑えられます。「手洗いコース」「おしゃれ着コース」などで洗濯槽の回転数を抑えたコースで洗うのがポイントです。
粉末洗剤と液体洗剤のどちらを使えばいい?
ゴアテックスウェアを洗濯する際は、液体洗剤を使うようにしましょう。粉末洗剤を使うと、衣類に洗剤成分が残ってしまいやすいからです。
洗剤がウェアに残ってしまった場合、洗剤成分が湿気を引き寄せてウェアの撥水性を落としてしまう可能性があります。
1回の洗濯にどれくらいの量の洗剤を使えばいい?
1回の洗濯に必要な洗剤量は、ゴアテックスウェアの重さや洗濯に使う水の水質によっても異なりますが、ゴア社では「1回当たり1オンス(oz)/30ml」を推奨しています。「オンス」はアメリカで使用されている単位の1種で、1オンスは約28gになります。
一般的には、通常の衣類を洗うときよりも少なめや、半分ほどにすることが多いようです。これは、水になじみやすい親水性を持った洗剤の成分を、できるだけ残さないためです。
シミ抜き剤は使用可能?
仮に、ゴアテックスウェアに油などの頑固なシミがついてしまったとしても、シミ抜き剤は使わないように注意してください。
シミがついてしまったときは、液体洗剤にぬるま湯を入れて汚れが気になる部分をしばらく浸けておきましょう。その後、やさしく手洗いをしてから洗濯機で洗うとよいでしょう。
漂白剤は使用可能?
ゴアテックスウェアの洗濯には、漂白剤の使用は避けるようにしましょう。漂白剤によって、ウェアの色や機能にダメージを与えてしまうからです。
液体洗剤の中には漂白剤の成分が含まれているものもあるので、商品パッケージなどで中身を確認するように注意しましょう。
乾燥方法のポイントは?
ゴアテックスウェアは、紫外線を避けるために、日陰の風通しが良い場所にハンガーなどに吊るして干すようにしましょう。
普段の洗濯物は、日当たりの良いところに干す場合が多いので、ウェアを干す際はうっかりしないように注意が必要です。
5. ゴアテックスウェアを長持ちさせるなら宅配クリーニングの「RE:KURI(リクリ)」

ゴアテックスウェアを自分で洗濯するのに不安な場合には、クリーニング店へ依頼するのも一つの方法です。
自宅で洗濯する場合、洗剤のすすぎ残しがあれば生地が傷む原因になります。さらに、アイロンがけや乾燥機を使用した熱処理は時間がかかるなど手間も多いです。
その点、クリーニング店へ依頼すると、そのゴアテックスウェアに合った正しい洗濯をしてくれるので、機能性の回復も期待できるほか、ウェアも長持ちします。
クリーニング店の中でも宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」なら、注文から受け取りまで自宅で完結!
お店へ洗濯物を持っていく時間までも短縮できるのでおすすめです。
リクリにはゴアテックスウェアを長持ちさせるためのメニューが豊富なので、具体的にどのようなメニューがあるのか、詳しく見ていきましょう。
まとめて洗濯物を出すなら「洋服パック」がおトク
アウトドアウェアは汚れる機会も多く、部分的な汚れを毎回手洗いで落としてから洗濯機で洗濯して…となると、1着ずつ丁寧に洗うのは結構手間に感じますよね。
そんなときは、リクリの「洋服パック」にまとめてお任せしましょう!
特に登山される方は、アウターやズボンを複数枚所持している方も多いと思いますので、普段は自宅で洗濯し、年に1、2回はメンテナンスとしてクリーニングにまとめて出すなど使い分けると、効率的です。
また、まとめて出した方が1点当たりのクリーニング料金が安くなるので、ゴアテックスウェアのメンテナンスと一緒に、おしゃれ着やスーツ、制服など、自宅では洗いにくい衣類と組み合わせて出すのもよいですね!
「洋服パック」の料金は以下の通りです。
【「洋服パック」衣類の点数と料金案内】
衣類の点数 | 「保管なし」コース | 「保管あり」コース |
---|---|---|
5点 | 8,525円(1点あたり1,705円) |
10,340円(1点あたり2,068円) |
10点 | 11,550円(1点あたり1,155円) |
15,180円(1点あたり1,518円) |
15点 | 15,015円(1点あたり1,001円) |
20,460円(1点あたり1,364円) |
20点 | 17,600円(1点あたり880円) |
24,860円(1点あたり1,243円) |
「保管なし」コース |
---|
5点 7,150円(1点あたり1,430円) |
10点 9,900円(1点あたり990円) |
15点 13,200円(1点あたり880円) |
20点 15,400円(1点あたり770円) |
「保管あり」コース |
---|
5点 8,800円(1点あたり1,760円) |
10点 13,200円(1点あたり1,320円) |
15点 18,150円(1点あたり1,210円) |
20点 22,000円(1点あたり1,100円) |
※9/1~2/28は「保管あり」コースを受け付けておりません。
※すべて税込価格です。
オプションメニュー「撥水加工」で撥水機能を回復させる

ゴアテックスといえば、撥水性の高さが特徴ですが、長く愛用していると次第にその効果も薄れてきます。
最初のうちは、乾燥機やアイロンで熱処理することによって撥水性が回復しますが、回復処理を行っても水の弾きが悪くなったと感じた場合は、「撥水加工」をもう一度施し、撥水性を回復させることができます。
リクリでは、オプションメニューで「撥水加工」が選べます!
市販の「撥水スプレー」よりも、クリーニング店の「撥水加工」の方が撥水力や効果の持続時間が優れているのはもちろん、自宅で行うとムラができてしまう可能性が高いので、プロに任せた方が安心です。
以下の記事では、撥水加工について詳しく解説しているので併せて読んでみてください。
クリーニングの撥水加工って?防水加工との違いやその効果について
高級ダウンなら「ダウンマイスター」へ!
GORE-TEX SHAKEDRY™ アウターウェアや、ゴアテックス素材が使用された水沢DOWNなどの高級ダウンは、高い耐水性や保温性を兼ね備えているため、特殊な縫製・接着技術で作られており、通常のクリーニングよりもていねいな処理が必要となります。
そんなときは、1着ずつ専門職人が手作業で仕上げるリクリの「ダウンマイスター」コースがおすすめです。

「ダウンマイスターコース」は、高級ダウンのプロの職人による最高峰の特別なコース!
初めに1着ずつ検品を行い、ダウンの状態や寸法を細かく記載したカルテを作成。ダウンの素材や状態に最も適切な方法で洗濯し、シミ抜き・撥水加工・色補正も行ってくれます。
洗濯が終わったら、圧縮などせずに、温度・湿度管理がされた最適な環境下で保管。自宅で保管するよりも長持ちする上、収納スペースをとりません!
ダウンマイスターコースのこだわりポイントについて、以下の記事でもご紹介しているので、併せてご覧ください。
高級ダウンは任せて安心!専門の「ダウンマイスター」へ
■ゴアテックスをご依頼いただく前に
- 接着が剥がれても製品としての仕様(寿命)ですのでご了承ください。
(お客様から了解をいただいてからクリーニングに着手しています) - 了解がいただけない場合は、返品となりますので事前にご相談ください。
※返品になると実費送料がかかります。
6. ゴアテックスウェアは定期的な洗濯で長持ちさせよう!
ゴアテックスウェアは、泥などがついた状態で放置すると機能の劣化につながります。「洗濯表示」タグを確認して洗える場合は、できるだけ洗濯をした方が長持ちします。
自宅での洗濯が不安な場合や、大切なゴアテックスウェアの洗濯で失敗したくない場合には、洗濯のプロであるクリーニング店の利用をおすすめします。中でも、宅配クリーニングであれば、依頼から集荷、仕上がりの受け取りまで自宅で手軽に行えるので、便利です。
普段は忙しくてクリーニング店に行けないという方は、この機会に宅配クリーニングの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
ニュースや日常会話の中で、「衣替え」という言葉を一度は耳にしたことがあるでしょう。普段はあまり気にしていない方でも、季節の変わり目にはよく見聞きすると思います。
でも、そもそも「衣替えって何をすればいいの?」「最適な衣替えの時期はいつ?」といったことを詳しく知らないという方もいらっしゃるかもしれません。
そこでこの記事では、衣替えに最適な時期、衣類などの収納のポイントなどについて解説します。
1. 衣替えとは?意味を知ろう
衣替えは「季節に合わせて身に着ける衣類を変える慣習」のことをいいます。学校などの制服は、一般的に6月と10月頃に夏服と冬服を入れ替えることが多く、制服の衣替えならなじみがあるという方もいるでしょう。
また、身に着ける衣類を変えることを意味する「衣替え」ですが、季節に合わせてクローゼットやタンスの中の衣類を入れ替えて収納し直すことも、広く「衣替え」と呼ばれています。
近年では、冷暖房が完備された建物が多くなったり、地球温暖化の影響で気候が不安定になったりと、昔のように決まった時期に衣替えをするケースは減っているかもしれません。
しかし、ある調査では約8割の人が毎年必ず衣替えをすると回答していて、まだ多くの人が季節や気候に合わせて衣類を入れ替えているということがわかります。衣替えのタイミングで、洗濯やクリーニングをはじめ、不要な衣類の処分、収納ケースへの分類などの整理を併せて行っている人が多いようです。
2. 衣替えをするのにおすすめな時期はいつ?

ここからは、衣替えをするのにおすすめな時期はいつなのか、衣替えの目安となる気温に着目して解説していきましょう。
衣替えを行うタイミングの判断は「最高気温」に合わせて行うのがベスト。これは北海道から沖縄まで、どの地域に住んでいる方にも当てはまるため、ぜひ参考にしてみてください。
春の衣替えの目安は最高気温15~20度
まず、春の衣替えにおすすめの気温の目安について見ていきましょう。
週間天気予報を確認し、最高気温が15~20度の日が続くようであれば春物の出番です。
春物が活躍する頃には、ニットのセーターやダウンジャケットが暑くなってくるので、春物を出すと同時に真冬の衣類をしまい始めましょう。
ゴールデンウィークに入るとお出かけする機会が増えるので、遅くとも5月上旬までには冬物をしまっておくのが良いですね。
冬物をしまうタイミングが遅くなると、衣類が大好物の虫たちが卵を産みつけ、秋や冬には衣類が虫食いだらけ…ということになりかねません。「もう今年は着ないかな?」と思う衣類から、早めにしまう準備をしておくことが大切です。
夏の衣替えの目安は最高気温20度以上
次に、夏の衣替えの目安の気温について確認していきます。
週間天気予報で最高気温が20度以上の日が続くようであれば、夏物を出しましょう。
春から夏にかけては、日によって気温の高低差がある時期です。最高気温が高い日があったと思えば次の日は肌寒くなる…など、なかなか快適な服装が読みにくいもの。
そこで、この時期は春物と夏物を一気に入れ替えず、少しずつ行うのがポイントです。
一般的に、気温が20度以下なら長袖が快適といわれているので、肌寒くなる日や朝晩の冷え込む時間帯に備えて、ある程度の春物はとっておき、気温が20度を下回らなくなったら完全に夏物と入れ替えるといいでしょう。
秋の衣替えの目安は最高気温15~20度
夏の終わり頃は、秋に向かって次第に気温が下がっていきます。最高気温が20度以下の日が増えてきたら、そろそろ秋の衣替えを始めましょう。
この時期は、夜との気温差が大きく寒くなる日もあるため、セーターを何枚か準備しておくと安心です。
とはいえ、まだこの時期は厚いガウンやコートなどは必要ない日がほとんどです。少しずつ厚手の衣類を出せるように、前シーズンの衣替え時にひと工夫してみましょう。
例えば、来年の秋に着始める物の順番を考えて、使い始めが早そうな衣類を衣装ケースの上のほうに収納したり、衣装ケース自体を取り出しやすい場所に並べたりすると、スムーズに衣替えができます。
冬の衣替えの目安は最高気温15度以下
最後に、冬の衣替えの気温の目安について確認していきます。
週間天気予報で最高気温が15度を下回り始めたら冬物を出すことを考えましょう。特に体の冷たい部分を温められるマフラーや手袋などは早めに出しておくのがおすすめ。
また、近年では、10月でも最高気温が20度を超える日があり、暑い日が長く続く傾向にありますが、急に寒くなったと感じる前に、サッと羽織れるジャケットやコートを早めに出しておいてもよいでしょう。
3. 衣替えのやり方と注意したいポイント

続いては、具体的な衣替えのやり方と注意したいポイントについて見ていきます。
単に、着なくなる衣類などを入れ替えるだけでなく、次シーズンのことや収納のことを考えて整理しながら行うとよいでしょう。
必要な衣類と不要な衣類に分ける
衣替えは、衣類の整理整頓をする「棚卸し」でもあります。
そこで、今シーズンの役目を終えて収納する衣類を「必要な物」と「不要な物」に分けます。
シーズン中に1回も着なかった服や、着てみたらサイズが合わなくなった服などありませんか?
不要な衣類は、フリマサイトで売ったり、誰かに譲ったりして整理しましょう。まだ使えるものは使い、他人に譲れない物であれば、思い切って処分しましょう。
分類する際は、靴下や下着も忘れないようにしてください。靴下や下着は衣類の中でも特に消耗しやすいため、「穴が空いていないか?」「汚れていないか?」をよく確認して、傷んでいる場合は処分しましょう。
このように、衣替えのタイミングで収納する衣類を整理しておくことで、次のシーズンの衣替えが楽になります。
衣類の種類に合わせてしまえるように収納場所を決めておく

衣替えをするときは、前もって衣類の種類に合わせて収納場所を決めておきましょう。
毎年、同じ場所や同じ衣装ケースにどの衣類をしまうか決めておけば、「あの洋服をどこにしまったか分からなくなった…」といったことを防げます。
また、衣類の種類は、畳んだ方がスペースを取らないもの、シワができるため畳んではいけないもの、圧縮しても大丈夫なものなどさまざまです。種類によって収納場所をそろえておけば、自ずと収納方法も統一されてくるため、効率的に収納できます。
洗濯やクリーニングをしてから衣類をしまう
衣替えでオフシーズンの衣類をしまう際は、クローゼットや衣装ケースなどに収納する前に必ずしっかり洗濯してからしまいましょう。
というのも、一度着ただけでも衣類には汗やホコリが付着しており、そのまま収納すると、たちまちカビや虫の餌食になる恐れがあるからです。
「衣替えで去年の服を取り出してみたら、シミ汚れで着られなかった…」ということにならないように、必ず洗ってキレイにしてからしまいましょう。
衣替えの際に「この服はクリーニング店へ持ち込んだ方が良いのか?自宅で洗えるのか?」と迷った際は、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
クリーニングに出すべき衣類と洗濯頻度とは?スーツはいつ出すの?
ちなみに、自宅で洗濯した場合はできるだけ2、3日かけて乾かしてからしまうようにしましょう。湿気が残って虫が発生する原因となってしまうことがあるためです。防虫剤や防カビ剤を衣装ケースなどに一緒に入れておくのも効果的です。
4. 知っておきたい衣替えの手順と収納のコツ

ここからは、手際よく衣替えを行うために、知っておきたい衣替えの手順と収納のコツをご紹介していきます。
衣替えの基本的な手順
すでにご紹介した内容もありますが、衣替えの基本的な手順をおさらいしておきましょう。
〈衣替えの基本的な手順〉
- 必要な衣類と不要な衣類に分けて、必要な衣類は種類ごとに分ける
- しまう前に洗濯を必ず行う(乾燥はしっかりと!)
- 収納場所をキレイにする
- 気温差が激しい時期に着る服を数着選んでおく
- 衣類の特徴に合わせて収納する(ハンガーに掛ける、収納ケースに入れるなど)
- 収納場所を工夫する(気温の変化に応じてすぐに取り出したい衣類は上段に置くなど)
必ずしもこの手順でやらなければならない、というわけではありませんが、ぜひ参考にしてみてください。
衣替えは天気が良い日に行う
衣替えはカラッと晴れた天気が良い日に行いましょう。これから着る服には問題ありませんが、収納する衣類にとって湿気は天敵。
雨の日のような湿度の高い日に衣替えをすると、収納した衣類がその湿気を帯びたまま収納されることになり、カビや臭いの原因になってしまいます。
衣装ケースから出した衣類が何だかカビ臭いなんて経験はありませんか?
その臭いは収納されていた間にカビが繁殖したことが原因なんです。大切な衣類を清潔な状態で保管するためにも、晴れた日の衣替えをおすすめします。
オフシーズン衣類の収納方法
衣替えのポイントの一つは、衣類の種類や素材によって収納方法を変えることです。間違った収納方法で収納してしまうと、衣類が型崩れしたりシワがつくといったトラブルの原因にもなりかねません。
衣類の種類別に、最適な収納方法をご紹介します。
カットソーの収納方法
カットソーは衣類の中でもシワがつきやすい素材です。そのため、畳むときはシワができないように注意しましょう。特に、襟や袖の部分はシワができやすいので、丁寧に畳むようにしてください。
また、シワを少なくするために、折り目をできるだけ少なく畳むという工夫も大切です。カットソーは素材自体が薄いので、収納スペースの場所を取るということは少ないでしょう。
セーターの収納方法
セーターは衣類の中でも比較的、収納スペースを取ります。できるだけコンパクトに収納したい場合には圧縮袋がおすすめ。圧縮袋を使うことでスペースを1.5~2倍ほど増やすことができるはずです。
ただし、素材によっては圧縮することに向かないセーターもあるので、圧縮しても大丈夫な素材かをあらかじめ確認しましょう。
また、衣装ケースなどに収納する際にはセーターを立てて収納すると、どの柄のセーターがどこにあるのかが一目瞭然。必要なときに取り出しやすくなります。
平置きの場合は、厚手の物を下に薄手の物を上に収納すると、下の物が取り出しやすい上、畳んだ衣類が崩れることが少なくなるのでおすすめです。
コートの収納方法
コートはハンガーに掛けて収納するのが理想的ですが、どうしてもスペースが確保できない場合は2つ折りか3つ折りにして畳みます。
畳む場合は、折り目がつくのを防ぐため、コートの上に衣類を乗せないように注意しましょう。専用の収納ケースを用意したり、クローゼットの上段に置くのがおすすめです。
また、コートをクリーニングに出した際は、仕上がり時に掛けられているビニール袋を外すようにしましょう。
クリーニング店で掛けられる袋は、あくまで汚れ防止用で保管用ではありません。そのまま保管すると、通気性が悪くなり、カビや雑菌が増殖しやすい環境を作ってしまう原因になるので、必ず外しましょう。
スーツの収納方法
スーツもコート同様にハンガーにかけて収納しましょう。特に、パンツスーツの場合、床に裾などがこすれてしまうと汚れや傷みの原因になってしまうため、十分な高さも確保してください。
スーツは摩擦に弱いため、他の服と接触しても大丈夫なように、不織布のカバーなどを掛けてしまうようにしましょう。コートと同様、クリーニング後に掛けられたビニール袋のまま保管しないように注意してください。
5. 衣替えが面倒くさい!そんな方には宅配クリーニングがおすすめ

「面倒だから衣替え時にはクリーニングに出していない…」という方は意外と多いようです。
そんな方へおすすめしたいのが「宅配クリーニング」。宅配クリーニングなら、スマホで注文して自宅で集荷・受け取りするのみ!お店に行く必要がなく、すべて自宅完結できる便利なサービスです。
オフシーズン衣類をまとめて洗うなら、リクリの「洋服パック」がお得!
オフシーズン衣類など、衣替え時には洗いたくても家庭で洗えないものがたくさんありますよね?
そんな時は、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」の「洋服パック」でまとめ洗いがおトクです。まとめて出した衣類は、一度にクリーニングが完了しそのまま収納可能です。
【「洋服パック保管なし」コースの料金】
衣類の点数 | 「保管なし」コース |
---|---|
5点 |
8,525円(1点あたり1,705円) |
10点 |
11,550円(1点あたり1,155円) |
15点 |
15,015円(1点あたり1,001円) |
20点 |
17,600円(1点あたり880円) |
「保管なし」コース |
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5点 8,525円(1点あたり1,705円) |
10点 11,550円(1点あたり1,155円) |
15点 15,015円(1点あたり1,001円) |
20点 17,600円(1点あたり880円) |
※すべて税込価格です。
注文する衣類の点数が多ければ多いほど、1点あたりの料金が安くなり、まとめて出した方が断然おトクです。例えば、シーズンの終わりに衣料をまとめて依頼することでお財布にも優しく、自宅で洗うよりキレイに仕上がりますよ。
自宅でのオフシーズン衣類の収納不要!「保管ありコース」

「洋服パック」の「保管あり」コースを選べば、衣類を保管してもらえます。
空調設備の整った環境下でオフシーズン中はずっと預けられるので、自宅の収納スペースがスッキリすること間違いなし!
「保管あり」コースが選べる期間は3/1~8/31までで、最大10月末まで保管できます。
※9/1~2/28の間の「保管あり」コースの受付は行っておりませんのでご注意ください。
「洋服パック」の「保管あり」コース 衣類の点数と料金」※料金は全て税込価格です。
【「洋服パック保管あり」コースの料金】
衣類の点数 | 「保管あり」コース |
---|---|
5点 |
10,340円(1点あたり2,068円) |
10点 |
15,180円(1点あたり1,518円) |
15点 |
20,460円(1点あたり1,364円) |
20点 |
24,860円(1点あたり1,243円) |
「保管あり」コース |
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5点 10,340円(1点あたり2,068円) |
10点 15,180円(1点あたり1,518円) |
15点 20,460円(1点あたり1,364円) |
20点 24,860円(1点あたり1,243円) |
※すべて税込価格です。
リクリの「防虫加工」がおすすめ!
さらに、衣類を長持ちさせたいなら、リクリのオプションメニュー「防虫加工」がおすすめ。
「防虫加工」とは、高い防虫効果がある特殊な溶剤を衣類に塗布し、衣類の繊維自体に防虫効果を施す加工のこと。
リクリの防虫加工は、きつい臭いがせず、衣類の繊維自体にしっかりと防虫加工を施すため、約6か月間、長くしっかりと効果を発揮してくれるのが特徴です。
この「防虫加工」は「洋服パック」のオプションメニューとして選択できます。
「防虫加工」の点数と料金※料金は全て税込価格です。
■「防虫加工」料金 |
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1点 330円 |
2点 660円 |
3点 990円 |
4点 1,320円 |
「防虫加工」に関する詳しい説明は下記の記事でご紹介していますので、こちらも合わせてご覧ください。
クリーニングの「防虫加工」は肌に優しい、臭くない
6. タイミングを見逃さず、効率良く衣替えをしよう!
今回は、衣替えをするのにおすすめな時期をはじめ、衣替えの手順や収納のコツについてご紹介しました。
衣替えをする際は、大切な衣類を守るための工夫や、収納スペースの整理整頓に目を向けるのが大切です。ぜひここでご紹介した内容を参考にして、衣替えを試してみてください。
でも、毎年の衣替えは意外と大変なもの。家事や子育てで忙しい方や、仕事で身の回りのことに手が回らない方などは、宅配クリーニングの活用を検討してみるのもいいでしょう。
宅配クリーニングなら、自宅にいながらクリーニングの依頼から、集荷や受け取りまでできる上、キレイに仕上がります。また、オフシーズンの衣類をそのまま保管してくれるサービスもあり、空いた収納スペースを有効活用できます。ぜひこの機会に試してみてください。
「部屋干しで洗濯物に嫌な臭いがついてしまった!」という経験ありませんか?
梅雨時期や雪など天候の影響をはじめ、ホコリや花粉が気になってどうしても部屋干しをしないといけないとき、せっかくキレイに洗濯をしたのに部屋干しで洗濯物が臭くなってしまうとガッカリしますよね。
そこでこの記事では、部屋干しの臭いの原因や、嫌な臭いを予防する干し方のコツ、部屋干しで嫌な臭いがついてしまった場合の対処法についてご紹介します。
1. 部屋干しの洗濯物が臭う原因は?
なぜ部屋干しにすると嫌な臭いがしてしまうのでしょうか?
まずは、部屋干しをすると嫌な臭いが発生する原因について解説していきます。
部屋干し臭の原因は、汚れと雑菌
近年の研究で、洗濯物が臭う原因には「モラクセラ菌」という雑菌が関係していることが分かりました。モラクセラ菌は、水分や皮脂を養分として増殖しますがこの菌が出すフンのような排出物が臭いの原因といわれています。
雑菌は湿気のある場所を好みます。しかし、部屋干しの場合、洗濯物に水分が残ったまま、乾くまでに時間がかかるので、その間に雑菌が増殖し臭いが発生してしまうのです。
また、臭いの原因は洗濯物の水分だけに限りません。洗濯機の洗濯槽にこびりついたカビが原因になることもあります。洗濯槽は、一見、表側は乾いているように見えても、裏側に湿気がこもっている場合があり、カビが繁殖しやすい環境になっているのです。
洗い直しても臭うのはなぜ?
部屋干しをした洗濯物の臭いが気になる場合、「洗い直せば大丈夫!」と考える方も多いかもしれません。
しかし、一度、部屋干しで増えてしまった洗濯物の雑菌(モラクセラ菌)は、洗い直しをしてもなかなか消えません。雑菌は増殖すると積み重なりバリアを作るという性質を持っているので、部屋干しで増殖してしまった菌は、洗い直しをしてもなかなか落ちにくくなってしまうのです。
洗濯直後は臭わないかもしれませんが、時間が経過するとまた嫌な臭いがしてしまうこともあるので注意が必要です。
天日干しだと臭いが気にならない理由
晴れている日の朝に天日干しをすると、気持ち良く洗濯物を乾燥させることができ、嫌な臭いがしないですよね。
これは、太陽光に含まれている紫外線に殺菌効果があり、洗濯物の表面についた雑菌を減らしてくれるからです。また、天気の良い日は洗濯物が乾くのも早く、雑菌が好む「湿気」をため込みにくいというのも理由の一つです。
2. 部屋干しの嫌な臭いを予防する方法
部屋干しの嫌な臭いの原因が分かったところで、ここからは部屋干しの嫌な臭いを予防する方法について見ていきましょう。
具体的な対処法を知って、部屋干しの嫌な臭いから解放されましょう!
酸素系漂白剤を使って雑菌の繁殖を防ぐ
通常の洗剤よりも漂白力や殺菌力が強い「酸素系漂白剤」を活用すると、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
酸素系漂白剤には粉末タイプと液体タイプがありますが、臭いの予防には、漂白力が高い粉末タイプの方が効果的です。
ただし、粉末タイプは、水洗いできない衣類には使用できません。また、ウールやシルク、ボタン、ファスナー、色落ちする衣類などにも使用できないため、これらの衣類を洗う場合は液体タイプの酸素系漂白剤がおすすめです。
重曹を使って消臭力をアップする
重曹は掃除などによく使われるアイテムですが、洗濯でも役立ちます。
重曹には消臭効果に加え、皮脂などの汚れを落としやすくする効果があり、部屋干しの洗濯物の嫌な臭いも抑えてくれます。
また、洗剤と比べて手肌にもやさしいのもうれしいポイントです。
3. 部屋干しのコツ

いくら洗い方に気をつけていたとしても、干し方を間違えば、雑菌が繁殖して嫌な臭いの原因になってしまいます。
ここからは、洗濯物の部屋干しのコツについて見ていきましょう。
1回の洗濯量を少なめにして、間隔を空けて干す
洗濯物を干すときは、洗濯物の量を少なめにし、洗濯物同士の間隔を空けて干しましょう。衣類同士の距離が近いと、せっかく風通しを良くしても洗濯物の表面に風が当たらず乾きにくくなります。
洗濯物が長時間乾かない状態は、雑菌が繁殖しやすくなり、臭いの原因に。臭いを防ぐためには、できるだけ洗濯物が乾きやすい環境を整えることが大切です。
部屋干しをするときは、同じ室内であっても風通しの良い部屋に干すのがポイントです。室内の窓を2箇所開けておくと、空気の流れができるので効果的です。
窓を大きく開けるのが難しい場合には、換気扇を回すことで空気の流れができる場合があるので試してみてください。扇風機やサーキュレーター、エアコンで室内の空気を循環させるのもおすすめです。
室内の湿度を下げる除湿機を使う

梅雨時など通常よりも湿度が高い時期には、いくら風通しを良くしても限界があります。なかなか洗濯物が乾かない季節には、除湿機を使うのがおすすめです。部屋の中の湿度を効果的に下げることができ、湿気が部屋にこもって雑菌やカビが繁殖するのを抑えてくれます。
除湿機は、機種によって除湿できる部屋の大きさが異なります。メーカーや家電量販店などのサイトに、「木造一戸建て住宅の和室で14畳」や「コンクリート集合住宅の洋室で28畳」といった除湿可能な面積の目安が説明されているので、参考にしてください。
除湿機を使って部屋干しする場所は、リビングルームのような広い場所ではなく、狭い部屋に除湿機を置いて干すと効果的です。小型の除湿機ならクローゼットや押し入れなどで使うこともできます。
また、夏場であれば、エアコンの除湿モードを使って部屋の湿度を抑えるのもおすすめ。部屋の気温も下がり、洗濯物も乾きやすくなるので一石二鳥です。
除湿機能を活用して浴室で乾燥する
浴室で洗濯物を乾かす方法もあります。「湿気が多い浴室に干して乾くの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、実は浴室で干すのはとても効果的です。
浴室はもともと湿気の多い場所なので、一般的に浴室内の除湿をするための機能が備わっており、便利なタイマー機能があることも。例えば、外出前などにタイマーを設定して洗濯物を干しておけば、浴室内の湿気だけでなく洗濯物の湿気を飛ばして素早く乾かすことができます。
また、乾燥機能がない浴室の場合には、浴室内の換気扇を回し、扇風機を当てて乾燥すれば、他の部屋まで湿気が広がりません。この方法ならしっかりと洗濯物を乾かすことができるので、普通に部屋干しするよりも時間をかけず洗濯物を乾かすことができるでしょう。
もちろん、浴室内がぬれたままの、湿度が高い状態で干すのはNGです。湯船のお湯を抜いて湿気をできるだけ少なくし、朝方や昼間など、浴室が十分に乾燥している状態のときに洗濯物を干すようにしてください。
自然乾燥が難しい場合は乾燥機を使う
梅雨時や湿気が多くて自然乾燥が難しい天候の場合は乾燥機を使いましょう。少しの時間でも良いので、部屋干しした後、1回に乾かす洗濯物の量を少なめにして乾燥機に入れると効果的です。
どうしても1回の洗濯物の量が多く、同時に全ての洗濯物を早めに乾かしたい場合は、乾いたバスタオルを1枚、洗濯物と混ぜて乾燥機に入れてください。乾いたバスタオルが他の洗濯物の湿気を吸収して、通常よりも早く乾く効果が期待できます。
ただし、洗濯物を乾燥機に入れる前には洗濯物の「洗濯表示」タグを見て、乾燥機の使用が可能かどうかを必ず確認しましょう。乾燥機を使えないデリケートな素材もあるので注意が必要です。
部屋干しに向いている乾きやすい素材を選ぶ
乾きにくい素材は、洗濯後の水分が長時間残ってしまい、干している間に雑菌が繁殖してしまい嫌な臭いの原因になります。衣類などを購入する際に洗濯するときのことも考えて、乾きやすい素材を選んでおくのもポイントです。
速乾性に優れているのがポリエステル。ポリエステルは水にぬれても乾きやすく、部屋干しをしても比較的臭いにくい素材とされています。ただし、汗を吸収しにくいというデメリットもあるので、着心地を重視する方は注意が必要です。
乾きやすく、汗などを吸収しやすい “吸放湿性”に優れているのが綿です。
綿であれば、着心地だけでなく部屋干しでも乾きやすくなるでしょう。
ポリエステルと綿の2つが混合されている素材を選ぶことも、洗濯物がより乾きやすくなるのでおすすめです。
4. 部屋干しの嫌な臭いがついてしまったときの対処法

ここまで、部屋干しの嫌な臭いを抑える洗い方や干し方のコツについてご紹介しましたが、すでに部屋干しで嫌な臭いがついてしまった洗濯物は、どうすればいいのかも知っておきたいところです。
ここからは、部屋干しで嫌な臭いがついてしまった場合の対処法について解説していきます。
熱湯で煮洗いをする
洗濯では取れない洗濯物の臭いを消す「煮洗い」という方法があります。高温のお湯で衣類などを洗うことで雑菌が死滅し、臭いの原因を元から絶つことができる洗い方です。
煮沸消毒は感染予防でも用いられる方法で、80度以上の熱湯で10~15分以上煮沸することで、ほとんどの菌がいなくなります。お湯の温度が高いほど煮沸時間は短くてOKです。
ただし、素材によっては色落ちしたり生地を傷めてしまったりする場合があるので気をつけましょう。ポリエステルなどの化学繊維をはじめ、シルク、ウールなどは熱に弱い素材のため煮洗いは避けてください。
スプレー式消臭剤を使う
除菌成分や消臭成分が配合された「スプレー式消臭剤」を衣類などに吹きかけると、嫌な臭いを消すことができます。薬局やスーパーなどで購入でき、手軽にできる臭い対策といえます。
スプレー式消臭剤を使うときは、衣類から少し距離を保ってかけるようにしましょう。距離が近すぎるとシミの原因になってしまう場合があるためです。
このような使用時の注意点は、商品のパッケージなどにある取り扱い説明に記載されています。
スプレー式消臭剤が適していない素材などもあるため、必ず読んでから使ってください。
ペットを飼っていたり、ご家族にアレルギー体質の方がいる場合も注意が必要です。
アイロンのスチームを当てる
アイロンのスチームも洗濯物の消臭に効果的です。ただし、熱に強い生地の場合に限ります。必ず「洗濯表示」タグでスチームがけが可能かどうかを確認しましょう。
スチームアイロンはとても高温になるため、熱に弱い衣類などにかけてしまうと生地を傷めてしまうこともあります。また、衣類のボタンがプラスチックでできていることに気づかずに、溶かしてしまったり傷つけてしまったりすることがあるので、その点も注意しましょう。
5. どうしても臭いが気になる場合はクリーニングがおすすめ

いろいろ対策をしてもどうしても嫌な臭いが取れない場合は、洗濯槽の奥まで汚れているかもしれません。
大切な衣類を傷つけないためにも、そんな場合は、クリーニングのプロに任せしましょう。
クリーニング店は、洗濯に関する豊富な知識と技術を持つ「洗濯のプロ」なので、大切な服を傷つけることなく、しっかり嫌な臭いを除去してくれます。
そんなクリーニング店の中でも、特におすすめなのが「宅配クリーニング」です。
雨の日は、クリーニングに出す衣類を持ってお店までわざわざ行くのも大変ですよね。
「宅配クリーニング」なら、自宅にいるだけでクリーニングを出すことも、受け取ることもできるので、とても便利です。
「汗抜き加工」で臭いをすっきり!
宅配クリーニングにもさまざまなサービスがありますが、その中でもおすすめなのが「RE:KURI(リクリ)」です。創業50年以上、クリーニング店約200店舗を運営してきたノウハウを活かした技術力の高さがリクリの特徴のひとつ。大切な衣類も安心してまかせることができます。
リクリには、オプションメニューで「汗抜き加工」が選べます。汗の臭いが気になる以下のような衣類におすすめです。
■汗抜き加工がおすすめな衣類
- スーツ
- スカート
- コート
(ドライマーク表示のものが対象です)
落ちない臭いにお悩みの方は、リクリに相談してみてはいかがでしょうか?
宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」 はじめての方へ
6. 洗い方や干し方のコツを覚えて、部屋干しの嫌な臭いから解放されよう!
洗濯物の部屋干しの嫌な臭いは、その原因をきちんと理解し、洗い方や干し方を工夫することで改善できます。
洗うときに酸素系漂白剤や重曹を使用したり、洗濯物を干すときには風通しを良くするなど、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。
また、「部屋干しは意外と手間がかかる…」「衣類に染みた汗が抜けない…」とお悩みの方は、宅配クリーニングの活用もおすすめです。通常のクリーニングをはじめ「汗抜き加工」などで、洗濯のプロがしっかりと仕上げてくれるでしょう。
ベッドや布団のシーツは、睡眠環境にとって大切な物です。常に清潔にしておきたいところですが、毎日洗うのはさすがに大変です。
また、「シーツをどれくらいの頻度で洗濯すればいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、シーツが汚れる原因をはじめ、具体的なシーツの洗い方や干し方のポイント、おすすめなシーツの洗濯頻度を解説します。
「シーツの上手な洗い方について改めて知っておきたい!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. なぜベッドや布団のシーツを頻繁に洗濯する必要があるの?
ベッドや布団のシーツは毎日使う物なので、できるだけ清潔に保ちたいものです。
まずは、シーツを頻繁に洗う必要がある理由と、知らないうちにシーツが汚れる原因について解説していきます。
シーツを頻繁に洗う必要がある理由
人は寝ている間にたくさんの汗をかいており、その量は1日約300mlといわれています。それほど多くの汗を毎晩シーツが吸収していると、湿気を好む雑菌が増殖し、嫌な臭いのもとにもなるのです。雑菌だけでなく、寝ている間に体から出るアカ、皮脂、フケなども、臭いの原因の一つになります。
さらに、汗、アカ、フケなどはダニの栄養分となり、ダニを引き寄せることも。
ダニは、人をかむタイプもおり、ダニの死骸やフンはアレルギーの原因になるといわれているので要注意です。
また、シーツを不衛生な状態のまま放置しておくと、肌荒れなどの悪影響を引き起こす可能性もあります。
シーツは肌に直接触れる部分が多いため、「最近、肌の不調が気になる…」という方は、シーツが不衛生な状態になっていないか確認しましょう。
シーツの汚れの原因

シーツの汚れで目に見えて分かりやすいのが「黄ばみ」です。この黄ばみの原因の一つとして考えられるのは汗。汗は少量であってもシーツに吸収されやすく、汚れが蓄積してしまい、結果的に汗じみや黄ばみになるのです。
また、湿気が多い状態が続くと、シーツにカビや雑菌などが繁殖してしまい、汚れの原因となってしまいます。そこに汗や皮脂汚れが付着すると、黒ずんでしまうことも。
シーツは、乾いているように見えても、寝ている間に汗を吸っていることがあるため、部屋の換気をしたり布団乾燥機を使ったりするのもおすすめです。
2. ベッドや布団のシーツの洗濯頻度
続いては、ベッドや布団のシーツを洗濯する頻度について、夏と冬それぞれ季節別の目安を見ていきましょう。
夏は1週間に1度を目安に洗う
夏はたくさんの汗をかきやすいため、1週間に1度を目安にシーツを洗濯するのがおすすめ。
「忙しくてシーツを洗う時間がなかなかとれない!」というときは、替えのシーツを2、3枚用意しておき、順番に使うようにしましょう。
市販されている「抗菌・防臭加工」が施されたシーツを活用するのも一つの方法です。通常のシーツを使うよりも清潔さを保つことができ、洗濯する頻度が少なく済みます。
ただし、夏場の熱帯夜で大量に汗をかいてしまった日などは、1週間より短い間隔でシーツを交換しましょう。大量に汗をかいたままのシーツをそのままにしておくと不衛生ですし、放置している間に雑菌が繁殖してしまう可能性もあるためです。
また、夏場は晴れて気温が高い日も多く、こまめに洗濯をしても、干したシーツがすぐに乾きやすいので、できるだけ短い間隔で洗うようにしてください。
冬は2週間に1度を目安に洗う
冬は、夏場ほどたくさんの汗をかかないため、2週間に1回の頻度を目安にシーツを洗濯するとよいでしょう。
ただし、汗をかく量には個人差があるので、シーツの臭いが気になる場合は、夏場と同じ1週間に1回の頻度がおすすめ。
シーツは一見キレイに見えても、実は汚れているといったことがあります。夏場よりは洗濯回数を少なくしてもよいかもしれませんが、不衛生と感じたらすぐに洗濯をしましょう。
また、冬場は、シーツを干すときになかなか乾燥しないこともあるので、替えのシーツを数枚用意したり、乾燥機対応のシーツであればコインランドリーの乾燥機を使うのもよいかもしれません。
3. 自宅の洗濯機でシーツを洗う方法

ここからは、自宅の洗濯機でシーツを洗う手順について解説していきます。
洗濯機でシーツを洗うときのポイントや、用意しておくとよい物についても併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
洗濯表示をチェックする
まずシーツについている「洗濯表示」タグをチェックして、洗濯機で水洗いができるかを確認します。
洗濯表示は、シーツのような寝具や衣類に付いていて、「水洗いできるかどうか」「洗濯方法は手洗いか洗濯機か」「洗濯時の水の上限温度」など、洗濯に関する取り扱いについての情報が分かる表示のことです。
シーツが水洗いできない素材でできている場合は、洗濯機で洗うと生地を傷めてしまうので、洗濯の前に必ず確認しましょう。
洗濯表示のマーク例には以下のようなものがあります。


もし、「家庭での洗濯禁止」マークがある場合は自宅の洗濯機で洗うのは避けて、クリーニング店へ依頼するのがおすすめです。無理をして自宅で洗うよりもキレイに仕上がり、生地を傷める心配もありません。
大切なシーツをダメにしてしまわないためにも、洗濯表示を必ず確認しましょう。
さまざまな洗濯表示の種類や見方について知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。
関連記事:新しくなった「洗濯表示」全41種の見方を徹底解説!
洗濯前に用意する物
シーツが自宅の洗濯機で水洗いできるかを確認したら、以下のアイテムを準備します。
- 中性洗剤
- 洗濯ネット
- 漂白剤(シーツにシミが付いている場合に使う)
- ガムテープや粘着クリーナー(ホコリやゴミを取るのに使う)
シーツを洗う際に必要なアイテムはこの4点で、他に特別な物を用意する必要はありません。
シーツについたホコリやゴミを取る
シーツには、ホコリやゴミがたまっている場合も多いので、洗濯機に入れる前に、ガムテープや粘着クリーナーでホコリやゴミを取っておくのがポイントです。
ホコリだけでなく髪の毛もシーツに付きやすいので、念入りに取っておきましょう。
この作業をしないままシーツを洗濯機に入れてしまうと、洗濯槽にホコリやゴミも一緒に入った状態で洗うことになります。洗濯機についている糸くずフィルターがある程度はキャッチしてくれますが、シーツの繊維と絡んだ細かなホコリやゴミは、そのまま残ってしまう可能性も。
また、掛け布団の場合は、足元などにもホコリやゴミがたまっていることも多いので、入念にチェックして取っておきましょう。布団やマットレスに被せるタイプのボックスシーツは、四隅にホコリやゴミがたまりやすいので、重点的に確認が必要です。
シーツを洗濯ネットに入れる

ホコリやゴミを取ったら、シーツを洗濯ネットに入れましょう。洗濯ネットは、洗濯時にシーツにシワが付くのを防いでくれるほか、シーツが洗濯機の中でこすれて傷んでしまうのを防いでくれます。
シーツはサイズが大きくて洗濯ネットには入れにくいですが、キレイに収めるにはコツがあります。ポイントは、シーツを縦に3つ折りにしてから「じゃばら折り」にすること。
こうすることで、シーツにシワが付きにくくなり、洗剤と水がしっかり生地の奥まで浸透するので、よりキレイな仕上がりになります。
シーツに適した洗濯コースや洗剤を選択する

洗濯機によっては、シーツに適した洗い方の「コース選択」ができます。シーツの場合は「大物洗いコース」や「毛布コース」などを選びましょう。
また、洗剤は衣類のおしゃれ着用として市販されている「中性洗剤」を使用するのがおすすめ。中性洗剤は一般的なアルカリ性の洗剤よりもやさしく洗えるので、シーツの生地が傷むのを防いでくれます。
シーツにシミがある場合は、シミの部分に漂白剤をつけてから洗濯すると、キレイな仕上がりが期待できるので試してみましょう。
なお、色物のシーツは色落ちしてしまう不安もありますが、酸素系漂白剤を使うと安心です。
自宅でシーツを洗う際におすすめの中性洗剤を以下にご紹介しておきます。
【シーツの洗濯におすすめ!中性洗剤】
商品名 | メーカー名 | 特徴 |
---|---|---|
洗濯用洗剤 海へ…Step | がんこ本舗 | ・肌に優しい中性洗剤でふんわり仕上がるため柔軟剤が不要 ・しっかり汚れを落とすにもかかわらず、すすぎが入らないため水道代の節約になります |
タオル・シーツ・肌着専用洗剤 | NSファーファ・ジャパン株式会社 | ・病院や介護施設でも使用されているリネン類の専用洗剤です ・抗菌、消臭機能はもちろん、洗濯物をより白くするための「蛍光増白剤」が含まれていないため肌にも優しく安心です |
シャボン玉スノールボトル 1000mL | シャボン玉石けん | ・赤ちゃん用の衣類にも安心して使用できると評判の「シャボン玉石けん」シリーズ ・長年愛されただけあり、その安心感は今でも健在 ・蛍光増白剤や合成界面活性剤などの化学物質が一切含まれていない ・肌が直接触れるシーツにも安心して使用できます ・ふんわりとした仕上がりになるため柔軟剤が不要です。 |
商品名 |
---|
洗濯用洗剤 海へ…Step |
メーカー名 |
がんこ本舗 |
特徴 |
・肌に優しい中性洗剤でふんわり仕上がるため柔軟剤が不要 ・しっかり汚れを落とすにもかかわらず、すすぎが入らないため水道代の節約になります |
商品名 |
---|
タオル・シーツ・肌着専用洗剤 |
メーカー名 |
NSファーファ・ジャパン株式会社 |
特徴 |
・病院や介護施設でも使用されているリネン類の専用洗剤です ・抗菌、消臭機能はもちろん、洗濯物をより白くするための「蛍光増白剤」が含まれていないため肌にも優しく安心です |
脱水したら素早く取り出して干す
脱水が終わったら、できるだけ早めにシーツを洗濯機から取り出して、干すようにしましょう。
シーツをぬれたまま放置すると、シーツがシワだらけになるだけでなく、雑菌が繁殖しやすくなり嫌な臭いの原因にもなってしまいます。
シーツをキレイな状態に保つために、脱水が終わったらすぐに干すようにしましょう。
もし洗った後、ぬれたまま長時間放置してしまったときは、面倒でももう一度洗濯するのがおすすめです。
4. シーツの干し方のコツ
続いては、シーツの干し方のコツをご紹介します。外で干す場合と室内で干す場合に分けて、それぞれ見ていきましょう。
外で干す場合
シーツを外で干す場合は、よく晴れた日を選びましょう。
また、干す場所は「風通しの良い日陰」がおすすめ。一般的にシーツの生地は紫外線に弱いため、直射日光が当たる場所で干すと繊維を傷める恐れがあるためです。
反対に、風通しが悪い場所だと、湿気が多く、シーツを長時間湿った状態で置いておくことになります。なかなか乾かない上、湿気によって雑菌が増殖する原因にもなるため注意が必要です。
シーツを物干し竿などで干すときにも、ちょっとしたコツがあります。
物干し竿が2本用意できる場合は、シーツを横から見てM字型になる状態で干すことがポイント。物干し竿1本で干す場合でも、物干し竿にいくつかハンガーをかけた上からシーツをかぶせるようにして、横から見てA字型になるように干しましょう。
そうすることで、風が当たる面積が増え、より早く乾かすことができるのです。
室内で干す場合

シーツを室内で干すのは、以下のようなケースが考えられるでしょう。
- 庭やベランダなど風通しの良い日陰がない
- 雨や雪の日などで天気が悪く、洗濯物を干すのに適していない
- 干す時点の天気は良くても、外出予定の時間帯に天気が悪くなる予報が出ている
- 外のホコリや花粉などがシーツに付着するのが気になる
室内でシーツを干す場合のポイントは、扇風機やエアコン、サーキュレーターなどを活用して室内の風の流れを良くしておくこと。外で干す場合と同様に、できればシーツを横から見てM字型・A字型に干し、風が当たる面積を大きくするといいでしょう。
また、湿気が多い状態で干すとなかなか乾きにくいだけでなく、シーツに雑菌が発生して嫌な臭いの原因にもなってしまいます。
室内干しの場合は、室内の湿気を極力取り除くことが大切。湿気を取り除くための除湿器や、夏場であればエアコンの除湿モードを使うのも効果的です。
乾燥機を使う場合
洗濯機と同様に乾燥機を使う場合も、まず最初にシーツの洗濯表示タグを確認しましょう。「乾燥機使用OK」の表示があれば乾燥機が使用できます。
シーツによってはタグが付いていない物や、乾燥方法に関する表記がない物もありますが、その場合は念のため乾燥機の使用は控えてください。
綿や麻の生地、洗濯表示のアイロンの温度が「低」と表記されているシーツは、一部の対応乾燥機であれば使用できます。乾燥機の取り扱い説明にも従って、低温で乾かしましょう。
5. コインランドリーを利用して洗う方法も

シーツを自宅の洗濯機で洗うのが大変な場合は、近所のコインランドリーを利用するのもよいでしょう。
持ち運ぶのは大変ですが、コインランドリーの洗濯機は家庭用よりも洗濯可能な容量が大きいので、大きいサイズのシーツや複数のシーツを一度に洗いたい場合にもおすすめです。
コインランドリーでシーツを洗う手順
コインランドリーの洗濯機は、洗剤が自動投入されるタイプと、自分で洗剤を持ち込んで投入するタイプの2種類があります。後者の場合は、中性洗剤を持っていきましょう。
洗い方の手順は基本的に自宅で洗濯する場合と同じで、シーツを洗濯ネットに入れて洗います。乾燥機に入れるときは、シーツを洗濯ネットから取り出してください。洗濯ネットに入れたまま乾燥機にかけると、乾きムラが出てきてしまったり、乾燥機の中で熱くなったネットが傷んでしまったりします。
洗濯・乾燥時間は?温度設定の注意点も
コインランドリーで洗濯・乾燥にかかる所要時間は、洗濯が約30分、乾燥が約40分です。ただし、コインランドリーごとに設置してある洗濯機や乾燥機の機種が違うため、あくまでも目安と考えておきましょう。
温度設定ができる乾燥機の場合で、シーツの洗濯表示タグにアイロンを低温でする指示があれば、乾燥機の設定も低温で行いましょう。もし高温で行ってしまうとシーツが縮んだり、生地が傷んだりすることがあるため注意が必要です。
また、シーツを乾燥機に入れる際は、乾いたバスタオルを一緒に入れておくとシーツが乾きやすくなります。乾いたバスタオルがシーツの水分を吸ってくれるのです。
6. シーツはこまめに洗って清潔に保つことが大切!

シーツには、気づかないうちに皮脂やホコリなどの汚れが付着しています。また、汗を吸ったシーツを洗濯しないまま放置すると、雑菌が繁殖する原因にもなりかねません。
毎日の快適な睡眠環境に欠かせない物だからこそ、シーツは常に清潔にしておきたいものですよね。
今回ご紹介したようにシーツは自宅でも洗えますが、干す場所がなかったり、乾かすのが大変な場合もあります。そんなときには宅配クリーニングを活用するのもおすすめです。
宅配クリーニングなら、自宅にいながら集荷も受け取りもできるので、大きなシーツをお店やコインランドリーまで持ち運ぶ必要もありません。ぜひこの機会に宅配クリーニングの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
細かい部分が多いワイシャツのアイロンがけは、面倒で大変な作業ですよね。
アイロンがけは「嫌いな家事ランキング」で常に上位にランクインしているほどで、苦手意識がある方も多いかもしれません。
実は、ワイシャツをアイロンがけする前の下準備や、ちょっとしたひと工夫を知っておくだけで、各段に作業の効率を上げることができます。
この記事では、ワイシャツのアイロンがけの手順やコツについて、分かりやすく解説していきます。ワイシャツのアイロンがけに苦戦している方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. ワイシャツのアイロンがけをするための下準備

アイロンをかけるときに、事前に用意する物や確認ポイントを知っておけば、アイロンがけを効率的に行えます。
まずは、ワイシャツのアイロンがけをするための下準備について見ていきましょう。
ワイシャツのアイロンがけで使うアイテムを用意する
ワイシャツをアイロンがけするために必要な以下のアイテムを用意しましょう。
- アイロン
- アイロン台
- アイロン用シワ取り剤
- アイロン用のり
- 当て布
中でもキレイに仕上げるために必ず用意したほうがいいのが、シワ取り剤とのりです。
水の入った霧吹きでも代用できますが、ワイシャツを着たときに型崩れしないようにするには、専用のシワ取り剤やのりを用意した方が、仕上がりが良くなります。
洗濯表示と生地の素材をチェックする
アイロンをかける前に、ワイシャツに付いている「洗濯表示」タグを必ずチェックしましょう。
「洗濯表示」には、アイロンの上限温度など取り扱いに関するマークが表示されています。
例えば、以下のようなものです。


これら以外にもさまざまな洗濯表示があります。詳細は「新しくなった洗濯表示 全41種の見方を徹底解説!」コラムでもご紹介しているので、併せてチェックしてみてください。
洗濯表示を無視してアイロンがけをすると、ワイシャツの生地を傷めてしまう恐れがあるので、必ず確認しておきましょう。
ワイシャツのアイロンがけの温度設定を確認する
ワイシャツの素材によってアイロンがけに適した温度が違います。
一般的に、綿100%のワイシャツは140~180度の高温、混合生地は140~160度の中温が適しているといわれています。
ちなみにワイシャツではほぼありませんが、アクリルやポリウレタンのような生地であれば、120度程度の低温でアイロンがけを行うのがおすすめです。
ただし、これはあくまで一般的な温度設定。洗濯表示に記載されたアイロンの温度の指定に従ってアイロンがけを行いましょう。
2. ワイシャツをアイロンがけする順番
ワイシャツにアイロンがけする場合は、どの場所からアイロンをかけるのか、順番を決めて行う方が効率よくかけられます。
ここでは、おすすめの順番に沿って、アイロンがけの手順を見ていきましょう。
襟(えり)

まず、襟(えり)をしっかり開きます。襟の左右いずれかの端から中心に向かって、半分の位置までアイロンをかけます。終わったらアイロンを持ち替えて、反対の端側からも同様にアイロンをかけます。
このとき、裏側を先にアイロンがけすると、人目に付く表側がシワになる可能性があるので、必ず表側からかけるようにしましょう。
また、アイロンをかけるときは反対側の襟を軽く引っ張ると、シワが付きにくくキレイに伸ばせます。
肩(ヨーク)

次は、肩(ヨーク)です。
ワイシャツをアイロン台の端にかけて、肩(ヨーク)を平らな状態に広げてから、アイロンをかけるとやりやすくなります。
このとき、先にアイロンがけをした襟が型崩れしないようにするために、襟を立てるのがポイントです。
また、襟の付け根と肩(ヨーク)との境界部分は、アイロンの先を使うとキレイにアイロンがけができます。ボタン周りなど他の場所にも応用できるテクニックです。
袖口(カフス)

続いては、袖口(カフス)です。
袖口(カフス)を広げ、左右いずれかの端から中央に向かってアイロンをかけます。
裏側から表側の順にかけるとシワが寄らずキレイにできるほか、アイロンの先を使うとやりやすくなります。
袖口(カフス)のアキ(空いた部分)はきちんとそろえ、タックは上から押さえながら、やさしくかけるのがコツです。
袖(そで)

次は、袖(そで)をアイロンがけしましょう。
袖の下の縫い目に沿って袖山を作り平らにして、袖口(カフス)から脇に向かってアイロンをかけていきます。
「袖口(カフス)→袖山→肩側」の順にかけてください。
このとき、袖口(カフス)を軽く引っ張りながらアイロンがけすると、シワが付きにくく、アイロン自体も滑らせやすくなります。
終わったら、袖をひっくり返して、同じ作業を繰り返します。
身ごろ

最後は、ワイシャツの身ごろです。
身ごろは、襟側を左にして「右前→後ろ(背中)→左前」の順で行うと、すでにアイロンをかけた部分が手前に残らないため、シワができません。
ボタン周りの箇所は、アイロンの先の方を当てるのがコツです。
また、スペースに余裕がある場合は、しっかりとワイシャツを広げてからアイロンをかけると、生地をずらしたりせずに済むためスムーズに作業できるでしょう。
3. 【保存版】上手にアイロンがけをする5つのコツ
続いては、上手にアイロンがけをする5つのコツをご紹介します。覚えておくだけで、ワイシャツをシワのないキレイな状態で着用することができますよ。
関連記事:上手なアイロンのかけ方!8つのポイント【クリーニングのプロ直伝】
アイロンがけは両手を使う
アイロンをかけるときは、両手を使うのがコツです。
例えば、アイロンがけの前に、両手でワイシャツの細かいシワを伸ばしておくと、生地がゆるんでシワが入るのを防ぐことができます。
また、ワイシャツを持っていない方の手で、生地を引っ張りながらアイロンをかけるのもポイントです。変な場所にシワが入ったままアイロンをかけてしまい、余計にシワが取りづらくなるのを抑えられます。
このとき、生地を引っ張る方の手は、アイロンからできるだけ遠い位置に置いてください。こうすることでやけどを防ぎ、生地全体のシワを伸ばすことができます。
ワイシャツを湿らせる

アイロンがけの際には、ワイシャツを少し湿らせておくとシワが伸びやすくなります。
湿らせるには、「スチーム」や「霧吹き」を使います。スチーム機能が付いているアイロンを使うのもおすすめです。
また、ワイシャツの素材に応じて、「スチーム」と「霧吹き」を使い分けるのがポイントです。
ウールなど目が細かい繊維の場合は「スチーム」を、綿や麻など目が粗い繊維の場合は「霧吹き」を使います。特に、目が粗い繊維の場合、「スチーム」では水滴が小さ過ぎて生地を素通りしてしまうため注意しましょう。
アイロンは一方向にかける

アイロンのかけ方の基本は、直線で一方向に動かすこと。いろいろな方向へジグザグに動かしたり、曲線で動かしたりするのは、かえってシワを作りやすくなるのでNGです。
じゅうたんなどの毛流れと同じく一方向に伸ばしてあげることで、生地の毛羽立ちを防いだり、繊維を整えたりすることができます。
また、アイロンの後ろ側へ力を入れて押すようにすると、滑りが良くなって、スムーズにアイロンがけができるでしょう。
生地が厚い部分は両面から
ワイシャツの襟や袖口(カフス)部分は、生地が厚く、片面だけのアイロンがけではシワがしっかり伸びません。アイロンの先を使って、細かく両面にアイロンをかけましょう。
生地が厚いとアイロンの熱がなかなか通りません。そのため、表裏両面からアイロンをかけることでキレイに仕上がります。
ジャケットなどを着る場合は、ワイシャツの襟や袖口(カフス)部分は最も人に見られやすい箇所なので、しっかりとシワを伸ばしておきましょう。
ささいな部分ではありますが、こういった細かいところに気を配れると、ワンランク上の仕上がりになります。
細かい部分からアイロンをかける
ワイシャツの細かい部分から、アイロンがけをするようにしましょう。
広い部分から始めると、後で細かい部分にアイロンがけするときに、せっかくアイロンをかけた場所にシワが入る恐れがあるからです。
基本的に、アイロンがけは細かい部分から広い部分へ、また、上から下へという順番にするとキレイに仕上がります。
順番を決めてアイロンがけをすれば、何度も同じ場所にアイロンをかけてしまうことを防ぎ、かつ余計なシワを作らずに済むでしょう。
4. アイロンがけを時短する方法
家事や仕事で忙しい方は、きめ細やかにアイロンがけするのは難しいものです。
そこで、毎日の仕事や育児などで忙しい方のために、アイロンがけを時短する方法をご紹介します。
洗濯ネットに入れて短めに脱水する
アイロンがけをする前の段階から、シワをできにくくするのもポイントです。
ワイシャツを洗濯する際には、ワイシャツを畳んで「洗濯ネット」に入れて洗うと、シワの発生や型崩れを防げます。
また、生地には、乾くときにぬれているときの跡が残る性質があります。そのため、脱水時間を短めにして、ある程度乾いてしまう前に洗濯機から取り出すと、余計なシワができにくくなるでしょう。
しっかりシワを伸ばしてから干す

脱水が終わったら、ワイシャツを洗濯機から素早く取り出し、しっかりシワを伸ばしてから干しましょう。
シワを伸ばしながら干す手順は、以下の通りです。
- ワイシャツの肩の部分を持って、上下に振りさばき、大きなシワを伸ばす
- ワイシャツを軽く畳んでから叩き、小さなシワを伸ばす
- 縫い目を伸ばしてから、ハンガーにかけて形を整える(第1ボタンまでとめる)
衣類に合ったハンガーを使う
ワイシャツを少し厚めのハンガーにかけて干すと、ずれにくく型崩れも防ぐことができます。
細いハンガーに干すと、衣類がハンガーに触れている部分に力が集中してしまいますが、厚めのハンガーを使うことで重さが分散でき、シワができにくくなります。
ハンガーの形とワイシャツの縫い目がずれないように、ていねいに干すのもポイントです。
また、前ボタンや襟・袖のボタンは全てとめて干すことで、型崩れやシワの防止になります。
5. ポイントを押さえて、手際よくワイシャツをアイロンがけしよう!
今回は、ワイシャツのアイロンがけを、効率的に、キレイに仕上げるコツについてご紹介しました。
アイロンをかける前の下準備をはじめ、かける順番、干し方などのポイントを押さえてワイシャツのアイロンがけをしてみてください。
また、「やっぱりワイシャツのアイロンがけは手間がかかる…」「キレイに仕上げる時間がない…」という方には、宅配クリーニングへお願いするのも一つの手です。
宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」では、「ビジネスパック」があり、スーツ・ワイシャツ・ネクタイなどビジネスアイテムのクリーニングに特化したサービスです。
中でもワイシャツは抗菌・防臭加工がついているので、ビシっとしたアイロンがけはもちろん、白さが持続する仕上がりも嬉しいポイント。
自分のライフスタイルに合わせて自宅と宅配クリーニングを上手に使い分けましょう!
デニムジーンズはファッションとしても人気が高く、愛用されている方も多いアイテムの一つです。よく着るデニムジーンズだからこそ、どのタイミングでどのように洗濯すると良いのか、迷うことはありませんか?
「洗濯すると、色落ちしそうで心配…」「デニムジーンズは洗わない方がいいって聞いたけど、本当のところはどうなの?」「デニムジーンズの正しい洗い方があるなら知りたい!」
そんな方のために、この記事ではデニムジーンズの洗い方のポイントについて、分かりやすく解説していきます。ぜひ、参考にしてくださいね。
1. デニムジーンズは自宅で洗濯してもいいの?

デニムジーンズは色落ちや型崩れが心配なので、自宅で洗濯してもいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
まずは、デニムジーンズを洗濯した方がいい理由と洗濯頻度について解説していきます。
衛生面のためにデニムジーンズは洗濯した方が良い
よく、「デニムジーンズは洗うと色落ちする」、「洗うとデニムジーンズならではの色味や風合いが消えてしまう」といわれます。
確かに、洗濯するとどうしても生地に刺激を与えてしまうので、色が落ちたり生地を傷めたりしてしまう可能性はあります。
ですが、デニムジーンズを洗わずに放置しておくと、汗の臭いや皮脂汚れなどがどんどんたまり不衛生になってしまいます。
取れるはずの汚れが取れなくなったり、生地の老化にもつながるので、デニムジーンズもきちんと洗濯をした方がよいです。
デニムジーンズの洗濯の頻度は半月~1カ月に1回がおすすめ
デニムジーンズを自宅で洗濯する場合、頻度としては半月~1カ月に1回ほどがおすすめ。いくら正しい洗い方をしていても、あまり頻度が多いと風合いを損ねやすくなってしまうからです。
また、普段から着用後に衣類用消臭スプレーをかけたり、ホコリなどを払ったりしておくといったお手入れも日頃より行っておくとデニムジーンズが長持ちします。
2. デニムジーンズを洗濯する前にやっておくこと

続いては、自宅でデニムジーンズを洗濯する前にしておくべきポイントを見ていきましょう。
そもそも洗うことが可能かどうかの確認方法や、キレイに洗うためのコツをご紹介します。
デニムジーンズの洗濯表示を確認する
まず、洗濯をする前にデニムジーンズに付いている「洗濯表示」タグを必ず確認しましょう。これはデニムジーンズに限らず、どの衣類でも重要なポイントです。
洗濯表示には、洗濯機の使用の可否やドライクリーニングの可否など、生地の特性に合わせた適切な洗い方についての情報が記載されています。
■洗濯表示例

デニムジーンズの中には、洗濯機の使用が不可な物や特定の洗い方が指定されている物があります。デニムジーンズの質を落とさないためにも、きちんと記載の方法を守って洗濯しましょう。
ロールアップしている場合は伸ばしておく
デニムジーンズの人気な着用方法の一つとして「ロールアップ」があります。このロールアップですが、洗濯をする際は必ず元の状態に戻しておきましょう。
ロールアップ部分は、汚れをはじめ汗や湿気がたまりやすい部分で、雑菌が繁殖して臭いのもとになる可能性が高いです。
また、ロールアップしたまま洗濯すると、巻かれている部分の生地にしっかりと洗剤が浸透せず、十分に汚れが落とせないことがあります。
干す際にも、ロールアップしたまま乾かしてしまうと、変な折り目や跡が残る原因にもなるため、必ず洗濯前には元に戻しましょう。
デニムジーンズを裏返しておく
デニムジーンズを洗うときは裏返してから洗いましょう。裏返すことで生地同士の摩擦を軽減し色落ちを防ぎ、素材本来の風合いを極力残すことができます。
また、色落ちを避けるためにも、他の衣類とは一緒に洗わず、デニムジーンズだけで洗うことも大切です。
裏返して洗うのはデニムジーンズ以外の衣類でも応用できるため、色落ちが気になる方はぜひ試してみてください。
ボタンやジップは閉めて形を整えておく
ボタンやジップを開けたまま洗濯すると、ボタン周りの生地が弱ってしまったり、金具がこすれて部分的に色落ちしてしまいます。そのため、洗濯前に必ずボタンやジップを閉じて形を整えておきましょう。
また、デニムジーンズは一度水に濡れて乾くとその形に固まりやすくなるため、型崩れの対策にもなります。
「いちいち閉めるのは面倒…」と思われる方もいるかもしれませんが、ほんの一手間がデニムの風合いやシルエットに影響しますので注意してください。
3. 自宅でデニムジーンズを洗う方法~洗濯機編~

自宅でデニムジーンズを洗う方法には、洗濯機と手洗いがあります。
まずは、洗濯機で洗う場合のポイントについて見ていきましょう。
デニムジーンズを裏返して洗濯ネットに入れる
デニムジーンズを洗濯機で洗うときには、裏返して「洗濯ネット」に入れます。
デニムジーンズは裏返すことで色落ちを防ぐことができ、風合いを保てます。
「洗濯ネット」は、中の生地を摩擦から守るクッションの役割を果たしてくれるため、裏返すのと同じく色落ちを防ぎ、素材を保護してくれるお役立ちアイテムです。
「お急ぎコース」などで短時間で洗う
極力色落ちを抑えるために、短い時間で洗濯を終えた方が生地への負担が少ないので、洗濯機の短時間コースを選択しましょう。「お急ぎコース」など、時短のコースを選ぶようにしましょう。
「せっかく洗うなら汚れ落ちが心配だから、もう少し長めに洗いたい」という場合は、「手洗いモード」や「ドライコース」で洗うのもおすすめです。通常のコースよりもやさしく洗ってくれます。
普段はお急ぎコースで洗い、2、3回に1回は手洗いモードにするといった具合に、状況に応じてコースを変えてみるのもよいでしょう。
また、洗剤は「衣類用(おしゃれ着用)中性洗剤」を使用することで、色落ちを防ぐ効果が期待できます。「ジーンズ専用洗剤」も市販されていますので、お気に入りのジーンズを洗うときには試してみるのもおすすめです。
脱水は1分ほど行う
洗濯が終わったら、1分ほど脱水します。
脱水時間が長いと水分が抜け過ぎて、脱水したときの形の状態に固まってしまい型崩れの原因になる可能性があります。脱水は、軽く湿り気が残った状態まで行うのがベストです。
また、脱水前にデニムジーンズを洗濯槽の内側にくるりと沿わせるような状態にしてから脱水するのも、ちょっとしたコツです。こうしておけば、デニムジーンズがシワだらけになるのを回避できます。
乾燥機は使わずに陰干しをする
デニムジーンズは乾燥機の使用を控えましょう。乾燥機の熱によって、生地が縮んだり傷んだりするのを避けるためです。
脱水が終わったらできるだけ素早くデニムジーンズを取り出し、形を整えて、風通しの良い日陰に干します。また、デニムジーンズを干すときは、上下逆さまにするのもポイントです。重いウエストを下にすることで、重みでシワが伸びる効果があります。
デニムジーンズを裏返して、裾の部分を筒状に広げるように干すと、風通しが良くなりしっかり乾くでしょう。
4. 自宅でデニムジーンズを洗う方法~手洗い編~

続いては、デニムジーンズを手洗いで洗う場合のポイントをご紹介します。
お気に入りのデニムジーンズを慎重に洗いたい方は、手洗いがおすすめです。
「衣類用(おしゃれ着用)中性洗剤」を薄めて準備する
まず、洗面器などの容器に水を注ぎ、「衣類用(おしゃれ着用)中性洗剤」を入れて洗浄液を作ります。「衣類用(おしゃれ着用)中性洗剤」は、デリケートな衣類用のやさしい洗剤なので、色落ちや縮みを抑えられて安心です。
おしゃれ着の洗濯では一般的に、水4Lに対して洗剤10mlほどが目安ですが、デニムジーンズの場合は色落ちを防ぐために、それよりさらに薄めて使いましょう。
洗浄液にひたして10分ほどつけ置きする
デニムジーンズを洗浄液にひたして、10分ほどつけ置きします。つけ置きしただけでも、ある程度まで汚れを落とすことができます。
逆に、ギュッギュッとこすり洗いをすると、摩擦が大きくなって色落ちや生地を傷める原因になってしまうことがあるため注意が必要です。
つけ置きだけでは心配という方は、全体をこすり洗いするのではなく、裾、膝裏、ベルト部分、股下など、汚れが付きやすい部分をピンポイントで洗いましょう。洗う際はできるだけやさしく、押し洗いかもみ洗いをしてください。
水を3回ほど替えてすすぐ
10分経過したら、新しいキレイな水を容器に入れて、すすぎを行います。こすったり強い力で絞ったりせず、ゆっくりと押し洗いするのがポイント。洗剤の泡が出なくなるまで水を入れ替えながらすすぎを繰り返します。
デニム生地は繊維同士の密が濃いため洗剤が残りやすいので、念入りに3回ほどキレイな水でしっかりとすすぎましょう。
脱水は洗濯機で1分ほどする
すすぎが終わったら、手で絞らずに洗濯機で1分ほど脱水します。デニムジーンズを手で絞ると、絞った形に跡が残りやすくなるからです。
デニムジーンズを洗濯槽の内側にくるりと沿わせて貼り付けるようにしてから脱水すると、シワになるのを防げます。
乾燥機は使わずに陰干しをする
ポイントは洗濯機で洗う場合と同様です。
乾燥機の使用を控えること、上下を逆さまに干すこと、裏返して裾の部分を筒状に広げて干すようにしましょう。
5. 色落ちが気になるときはプロに依頼しよう!

ここまで、色落ちや縮みを極力抑えながら、自宅でできるデニムジーンズの洗濯方法を解説してきました。
しかし、中には、大切な1本やビンテージ物、ホワイトデニムなど自宅で洗うのは抵抗がある衣類もありますよね。
そんな場合、デニムの洗濯はクリーニングに出すのがおすすめ。なかなかクリーニング店に行けない方におすすめなのが「宅配クリーニング」です。
「宅配クリーニング」は街のクリーニング店とは違い、わざわざ店舗まで洗濯物を持って行く必要がなく、電話やメール1本で集荷・配達まで行ってくれるので、とても便利です。
クリーニングのプロが最適な洗い方をしてくれるので、色落ちや型崩れ、他の衣類への色移りといった家庭で起きやすいトラブルも防ぐことができます。
デニムを自宅で洗うのが不安な方は、「宅配クリーニング」に出してみませんか?
数ある「宅配クリーニング」のなかでも特におすすめなのが、「RE:KURI(リクリ)」です。
創業50年以上・約200店舗を運営してきたノウハウを活かし、衣類一つひとつにあわせた洗い方で熟練の職人たちが仕上げてくれます。
お気に入りのデニムジーンズも、色落ちや型崩れといったトラブルの心配なくキレイに洗い上げてくれるでしょう。料金体系も5点で8,525円(税込)(1点あたり1,705円(税込))、10点で11,550円(税込)(1点あたり1,155円(税込))といったパック料金なので分かりやすいです。まとめて出した方が1点あたりの料金がやすくなるので、デニムジーンズを数本まとめるのがおすすめです。
6. 洗い方のポイントを知ってデニムジーンズの風合いを保とう!
今回は自宅でも実践できるデニムジーンズを洗うときのポイントについてご紹介しました。
デニム生地は、洗濯で色落ちしやすく風合いを損ねやすいため、洗う際にはご紹介したポイントに注意して洗うようにしましょう。
お気に入りのデニムジーンズやブランド物であれば、最初から洗濯のプロに任せるという方法もあります。仕事や家事で忙しくてクリーニング店に持って行く時間がない方でも、手軽に依頼ができる宅配クリーニングはおすすめです。
大切なのは、上手な洗濯を繰り返して長く着続けられること。お気に入りのデニムジーンズを自分好みの一着に育てて楽しみましょう!
軽くて暖かいダウンジャケットは、冬の必須アイテムです。次のシーズンにも気持ち良く着られるように、シーズン終わりにはキレイに洗っておきたいですよね。
でも、気になるのが、「ダウンジャケットの洗い方を知らない…」「そもそも、ダウンジャケットって自宅で洗えるの?」といった洗濯方法ではないでしょうか?
そこでこの記事では、ダウンジャケットの正しい洗濯方法や、洗濯時の注意点について解説します。併せて、ダウンジャケットの洗濯に失敗してしまった場合の対処法についてもご紹介します。
1. 自宅でもダウンジャケットは洗える?事前にチェックしよう
「ダウンジャケットは自宅で洗えるのか?」と心配な方もいると思いますが、いくつかのポイントを押さえれば、自宅でもダウンジャケットを洗うことは可能です。
ダウンジャケットを自宅で洗う際のチェックポイントを見ていきましょう。
洗濯表示をチェックする
洗濯前にはダウンジャケットに付いている「洗濯表示」タグをチェックし、自宅で洗えるかを必ず確認しましょう。水洗いの洗濯表示があれば、自宅でもダウンジャケットを洗えます。
洗濯表示は、衣類を取り扱う際の注意事項について指示するマークです。ダウンジャケットの洗濯に失敗しないためにも、洗濯表示の指示をしっかり守りましょう。
- 衣類が水洗いできるかどうか
- 洗濯時の水温の上限
- 適切な乾燥の仕方
水洗いできない衣類を洗うと、衣類の風合いや仕上がりが変わってしまうこともあるので気をつけてください。
■洗濯表示のマーク例



なお、水洗いのほかにも衣類にはたくさんの洗濯表示があります。以下のコラムで詳しく解説していますので参考にしてみてください。
新しくなった「洗濯表示」全41種の見方を徹底解説!
生地の素材をチェックする
ダウンジャケットの生地の素材によっては自宅では洗濯できないケースもあります。
ナイロンやポリエステル素材のダウンジャケットの場合には、自宅での洗濯が可能です。しかし、以下のような繊細な素材のダウンジャケットは、自宅での洗濯には適しません。
- レザー
- フェイクレザー
- ウール
- シルク
- シームレス型異素材ミックス品
これらの素材のダウンジャケットを洗濯すると、生地が傷んだり縮んだりしてしまう原因になります。「お気に入りのダウンジャケットをダメにしてしまった…」という事態を避けるため、このような素材の生地の場合は自宅での洗濯はしないで、プロのクリーニング店に任せましょう。
汚れが気になる箇所は前処理をする
洗濯表示を見て、水洗いできることを確認したら汚れが気になる箇所を「前処理」をします。前処理は、以下の手順で行います。
- ダウンジャケットの全体を見渡して、ひどく汚れている部分がないかチェックする
- 洗面器などの容器にぬるま湯と適量の「おしゃれ着用中性洗剤」を入れて洗浄液を作る
- 作った洗浄液をスポンジに染み込ませる(ひどい汚れには原液を直接塗布する)
- 汚れが気になる箇所を軽く叩き、洗浄する
襟、袖口、ポケット口、裾(表と裏)、肘、前身ごろなどは、シミが付きやすいのでしっかり汚れをチェックしましょう。食べ物などのシミが付いている場合は、「シミの部分洗い用洗剤」や「液体酸素系漂白剤」を使うと効果的です。
スポンジを使う際は、生地を傷めないようにスポンジの柔らかい部分を使うことと、こすらないように注意してください。
2. 自宅でダウンジャケットの洗う方法~手洗い編~

自宅でダウンジャケットを洗う方法には、手洗いと洗濯機洗いの2つがあります。
まずは手洗い洗濯のポイントを見ていきましょう。
ダウンジャケットのファスナーなどを閉じて形を整える
ファスナー、フック、ボタンなどは、洗濯中に引っ掛かり生地を傷めてしまう恐れがあるので、洗濯の前にあらかじめ閉じておきましょう。
フードにファーが付いている場合は外しておき、水洗いが可能な状態にします。
専用洗剤でやさしく洗う
ダウンはデリケートな素材のため、洗う際には「おしゃれ着用中性洗剤」か「ダウンジャケット用の専用洗剤」を使いましょう。
洗い方の手順は以下の通りです。
- 30度以下の温度のぬるま湯を、ダウンジャケットが十分漬かるくらい用意する
- ぬるま湯に、適量の衣類用(おしゃれ着用)中性洗剤を混ぜて、洗浄液を作る
- ダウンジャケットをぬるま湯にひたし、上下に40回ほどやさしく押し洗いする
押し洗いする際は両手を使い、ダウンジャケットをやさしく沈めたり浮かせたり繰り返し洗浄液を生地に浸透させるのがポイントです。また、生地を傷めてしまうので、もみ洗いは避けてください。
すすぎと脱水もやさしくする
押し洗いが終わったら、すすぎと脱水をします。押し洗いと同様に生地を傷めないようにやさしく行うのがポイントです。
手順は以下の通りです。
- 洗濯機で30秒ほど脱水する
- 再び洗いの工程と同じやり方でやさしく押し洗いをして、すすぎを2回行う
- すすぎが終わったら、再び30秒ほど脱水する。長くやり過ぎると生地が傷むので、脱水は必ず30秒ほどにとどめる
洗濯機で脱水を行うときに、洗濯槽が大きく揺れて洗濯機が止まることがありますが、この場合は洗濯機での脱水は止めましょう。代わりに、洗面器などの容器の中でダウンジャケットを丸めて絞った後、タオルで水分を拭き取って脱水します。
風通しの良い所で陰干しする
すすぎと脱水が終わったらダウンジャケットを干します。
手順は以下の通りです。
- 洗濯機からダウンジャケットを素早く取り出し、形を整える
- 風通しの良い日陰に干す
- 表面が乾いてきたら、ダウンジャケットを軽く叩きながら羽毛をほぐす
軽く叩くのは、羽毛の位置が偏ったり羽毛が固まったりするのを防ぐためです。この工程を行うことでダウンジャケットが元の形を維持して、羽毛のボリュームが復元しやすくなります。
3. 自宅でダウンジャケットの洗う方法~洗濯機編~

次に、自宅の洗濯機でダウンジャケットを洗う際のポイントをご紹介します。通常の衣類の洗濯方法とは違う注意点をしっかり押さえておきましょう。
ダウンジャケットを折り畳んで洗濯ネットに入れる
ダウンジャケットを洗濯機で洗うときは、洗濯ネットを活用します。
手順は以下の通りです。
- ダウンジャケットをキレイに折り畳んで洗濯ネットに入れる
- 洗濯機の中にダウンジャケット全体がつかる量の水を張り、適量の衣類用(おしゃれ着用)中性洗剤を入れて洗浄液を作る
- ダウンジャケット全体を数回押すようにして、洗浄液が生地の中に入るようにひたす
2、3回しっかりと水に沈め、ダウンジャケットが浮かないようにするのがポイントです。それでも浮いてくる場合は、大きめのバスタオルをかぶせると水に沈みやすくなります。
モードは「手洗い」や「ドライ」にして洗う
洗濯機の「手洗い」や「ドライ」モードを選択し、洗いとすすぎを行います。
この時、標準モードで洗ってしまうと洗濯の力が強過ぎて、ダウンジャケットが傷んでしまう原因になってしまいます。必ずできるだけやさしく洗えるモードで洗濯しましょう。
洗濯機の機種によっては「丁寧洗い」「ソフト洗い」などの別の名前がつけられている場合もありますので、自宅の洗濯機の取扱説明書などで確認してください。
脱水は1分以内にする
脱水は長くかけ過ぎず、1分以内にとどめておきましょう。長時間脱水してしまうと、ダウンジャケットの羽毛が大きく偏ってしまいます。
長時間の脱水しかできない場合は、手洗いと同じように洗面器などの中で絞った後、タオルで水分を拭き取る方法で脱水してください。
陰干しした後に乾燥機で仕上げる
脱水後は陰干しをします。
干し方の手順は以下の通りです。
- 羽毛が偏らないように、ダウンジャケットをよくほぐして形を整える
- しっかり形を整えたら、風通しの良い日陰に干す
- 干す時間は2、3日を目安にする
自宅でダウンジャケットを干す際は時間がかかります。その日のうちに乾燥まで終えたい場合にはコインランドリーを利用するといいでしょう。ダウンは傷みやすい素材のため、乾燥の際には低温を選ぶのがポイントです。
4. ダウンジャケットの洗濯で失敗してしまったときの対処法
自宅でダウンジャケットを洗ってみたものの、洗濯に失敗してしまったらどうすればいいのでしょうか?
最後に、万が一ダウンジャケットの洗濯に失敗してしまったときにできる対処法をご紹介します。
ダウンジャケットがつぶれて、ぺちゃんこになった場合
ダウンジャケットは洗濯後に羽毛の偏りをしっかりほぐさないと、羽毛同士が固まり薄くぺちゃんこになってしまう場合があります。これは、羽毛が絡みあったり湿気を含んでしぼんだりしていることが原因です。
ぺちゃんこになったダウンジャケットを復活させるには、羽毛同士の絡まりを解消し湿気を飛ばす必要があります。まずは、ダウンジャケットを乾燥機に入れて低温乾燥。ほとんどの場合、乾燥機を使うことで、ダウンの中綿に空気がしっかり入り、ふんわりとした状態に戻ります。
しかし乾燥機を使っても、ぺちゃんこの状態から復活しない場合は、中綿に汚れが溜まり羽毛同士がくっついてしまっている状態なので水洗いが必要です。水洗いかウェットクリーニングが可能なクリーニング店に依頼しましょう。
ダウンジャケットにシミができてしまった場合
ダウンのキルティング部分の縫い目には汚れがたまりやすく、洗濯の際に汚れをしっかり落とさないとシミになってしまうケースも多いです。もしダウンジャケットにシミができてしまったら、汚れをしっかり落とすために洗い直しをしましょう。
シミの種類にもよりますが、皮脂汚れなどにはダウン専用の洗剤を使うのも効果的です。ドラッグストアやホームセンターなどで入手できます。ダウンの洗浄に適した成分が配合されていて、羽毛へのダメージをできるだけ抑えて洗い上げることができるでしょう。
5. 安心&キレイに仕上げたいならクリーニング店へ

ここまで、自宅でタウンジャケットを洗う正しい洗濯方法をご紹介しました。
でも、中には「大事にしているダウンジャケットを自分で洗うのはやっぱり不安…」と思われる方もいるでしょう。
自宅で洗うのは自己責任なので、失敗のリスクがあるのはどうしても否めません。
そんな場合は、クリーニング会社に頼むのがおすすめです。
特におすすめなのは、自宅にいながらクリーニングが出せる「宅配クリーニング」です。
「宅配クリーニング」は、店舗までダウンジャケットを持ち込む必要がなく、WEBや電話で申し込みができて、集配・配達も行ってくれてとても便利です。
また、カナダグースやモンクレールなどの高級ブランドのダウンジャケット専用のコースもあります。
宅配クリーニング 「RE:KURI(リクリ)」の「ダウンマイスター」コースは、高級ブランドのダウンジャケット専用のコースで、洗い・シミ抜き・色補正・撥水加工・乾燥・保管まで全て対応しています。
全行程、マイスターと呼ばれる熟練職人が行う質の高いクリーニングがポイントです。
リクリは、創業50年以上、約200店舗のクリーニング店を運営しているので、クリーニングの実績も多く、あなたの大切なダウンジャケットを傷めることなく、豊富な知識と技術でしっかりと洗濯してくれますよ。
ダウンジャケットをご自宅で洗うのが、どうしても面倒だったり不安だったり、キレイに仕上げたい方は、「宅配クリーニング」に頼んでみてはいかがでしょうか。
6. ダウンジャケットは失敗しないように正しく洗濯しよう!
ここでご紹介したように、ダウンジャケットは自宅でも洗濯可能です。ただし、必ず「洗濯表示」タグを見て、水洗い可能の表示があるかどうかを確認してください。
また、洗い方には手洗いや洗濯機洗いの2つの方法があり、それぞれの洗い方のポイントに注意して失敗しないようにしましょう。
ダウンジャケットは繊細な衣類なため、無理に自宅で洗濯をしないで、プロのクリーニングに任せるのも一つの方法です。「汗抜き加工」「シミ抜き」「撥水加工」などのオプションや、ダウン専用コースを活用すれば、プロの技でしっかりと仕上げてもらえます。