なぜ安い?低料金のクリーニング店や宅配クリーニングが安くできる理由
クリーニング店は、お店ごとにクリーニング料金が異なります。
いくつかのクリーニング店を比較すると、その料金の差に驚く方もいるかもしれません。
「できれば安いところにお願いしたいけど、品質に問題はないのだろうか?」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、料金が安いクリーニング店の安さの理由や、安いお店を利用する際の注意点をご紹介します。
1. クリーニング店によって料金が異なる理由
まずはじめに、クリーニング店によって料金が違うのはどういった理由があるのかをご紹介します。
料金が違うポイントはかかるコストと作業内容にあるんです。
サービスにかかる経費が異なる
クリーニング料金は経費込みで計算されるため、かかる経費が違えば料金も変わってきます。
クリーニング店には、受付からクリーニングまで店内で行う店舗と、受付だけを店内で行いクリーニングは別工場で一括して行う店舗があります。工場で一括して行う場合、スタッフの数とスペースの広さを最小限で済ませることができるため、経費削減が可能に。
クリーニング方法が異なる
クリーニング店の料金が異なるのは、サービスにかかる経費だけではありません。
お店でできるクリーニング技法や種類によっても、料金に違いが生まれます。
クリーニングは、有機溶剤を利用したドライクリーニングや、高い技術力を要求されるウェットクリーニング、毛皮や革製品など扱いが難しい生地のクリーニングなど、さまざまな技術や知識が求められ、その分、技術料もかかります。
また、衣類ごとにクリーニング用薬剤を使い分けていたり、クリーニング後にかけるビニール袋に防虫効果があるものを使用したりするなど、細部にごだわったクリーニング手法をとっている場合は、その分の費用がかかります。
クリーニング方法によって料金が変わるのは、各クリーニング店でできることの違いも影響しているのです。
2. 宅配クリーニングなのに料金が安い店の理由
クリーニングは店舗型だけではありません。
衣類を宅配でやり取りする宅配型もあります。
宅配型の場合、送料がかかる分料金が高いイメージがありますが、実際は店舗型よりも安いお店も多いです。
なぜ、料金の安い宅配クリーニングがあるのかについて解説します。
実店舗は作らずコストを抑えている
宅配クリーニングは、スマホアプリや公式サイトで受付を行うため、実店舗がありません。
店舗を用意する場合、土地やお店の賃料・内装を作る費用がかかりますが、実店舗がなければその費用が不要になります。
そのため店舗型よりも維持するコストがかからず、リーズナブルな価格設定でも利益が出せるのです。
宅配クリーニング会社の中には、割引や羽毛布団の預かりサービスなどを行うところがあり、これもコストが最小限で済むからこそできるサービスといえます。
受付スタッフの人件費が必要ない
実店舗がないと、本来そこに配置する受付スタッフも必要ありません。
スタッフがいなければ人件費が抑えられるため、その分料金を安く設定できます。
料金の安い宅配クリーニングは、管理費用を必要最小限に抑えることで安価を実現しているといえるでしょう。
大型の自社工場を持っている
宅配クリーニング会社の多くは、大型の自社工場でクリーニングを行います。
業務をすべて自社で行い、大型の洗濯槽や乾燥機・プレス機などを導入して作業を自動化すれば、人件費の削減も可能です。
また、店舗型の場合はお客様が利用しやすい立地に店舗を構える必要があり、物件料が高くなる場合も。
一方で宅配型はお客様の自宅で衣類の受け渡しを行うため、店舗や工場の立地を気にする必要がありません。
そのため、地価の安い場所に工場を建てることで、経費を削減することができるのです。
宅配クリーニングは、店舗の設置費用だけでなく、工場やクリーニングにかかる費用を削減することで、安価な料金と高い品質を提供しているというわけですね。
クリーニングの総注文数が多い
また、宅配クリーニングは、実店舗を持たないため、全国から依頼を大量に受注することができ、総注文数が多いのも特徴です。
総注文数が多ければ、1枚あたりの料金を抑えても十分に利益を出せるため、料金を安くしているわけです。
枚数が多いほど料金や送料が安くなる、または無料になるサービスも同じ理由で行われています。
3. 宅配クリーニングの料金システム
次に、宅配クリーニングの料金システムについて解説します。
宅配クリーニングの料金システムは主に2つあります。
それぞれ料金の計算方法が違うため、利用の際には注意が必要です。
2つのシステムの料金相場とメリット・デメリット・おすすめの使い方をご紹介します。
個別料金制
「個別料金制」は「単品料金制」とも呼ばれ、少ない枚数の衣類をクリーニングに出したい場合に便利な料金体系です。
「ワイシャツ500円」「コート3,000円」など、衣類1点ごとに料金が決められています。
【個別料金制の相場価格】
衣類 | 相場価格(1枚当たり) |
---|---|
スーツ | 1,600~3,000円前後 |
ワイシャツ | 300~500円前後 |
コート | 1,900~2,500円前後 |
ダウン | 2,200~2,500円前後 |
※すべて税込価格です。
個別料金制の場合、1枚から依頼できるため少ない枚数でも宅配クリーニングを利用できるのがメリットです。
少ない枚数で依頼できるうえに、一定量以上の利用で送料無料サービスを設けているクリーニング店が多いため、うまく利用すればパック料金よりもお得に利用できます。
ただ、衣類1枚ごとに料金が発生するため、クリーニングしたい衣類が多い場合、料金が高くなるので注意してください。
特にコートやダウンなど、かさばる衣類や扱いが難しい衣類は、金額が高くなる傾向にあります。
パック料金制
「パック料金」は、決められた点数の料金が設定されている体系です。
衣類を分類せず、1枚1点または2点と数えて、「5点(5枚)1,000円」「10点3,000円」のように料金が設定されています。
【パック料金制の相場価格】
点数(枚数) | 相場価格 |
---|---|
3点 | 5,000円前後 |
5点 | 6,000~8,000円前後 |
10点 | 8,000~13,000円前後 |
15点 | 13,000~18,000円前後 |
20点 | 15,000~20,000円前後 |
※すべて税込価格です。
パック料金の場合、衣類の種類ではなく枚数で設定されるため、大量の衣類をまとめてクリーニングに出したい場合に便利です。
コートやダウンなど、個別料金制では高めに料金が設定されているものでも、パック料金なら「○点▲円」で計算されるため、衣類ごとに料金が変動しません。
通常であれば高い料金を支払う衣類を、ひとまとめの価格で依頼できるのはかなりおトクです。
注意点としては、パックの点数ルールがクリーニング店ごとに異なることです。
例えば、あるお店では取り外しできるフード付きコートを「1点」で数えますが、別の店では「2点」として数える場合があります。
この場合、点数計算を間違えてしまうと、別の料金が適応されてしまうため、注意してください。
また、衣類を点数で数えるため、価格が安く設定されることが多いワイシャツなどでも、パック料金で支払います。
パックにする衣類の相場を考えずにまとめてしまうと、かえって割高になる場合があるため気をつけてください。
4. 安いクリーニングはなぜ安いかに注目しよう!
クリーニング店の料金が安くなる仕組みをご紹介しました。
中でも、宅配クリーニング店が安くなる理由は、以下の4つがポイントです。
- 実店舗は作らずコストを抑えている
- 受付スタッフの人件費が必要ない
- 大型の自社工場を持っている
- 一度に受けるクリーニングの注文量が多い
クリーニングサービスそのものに問題はありません。
単純に安く提供できる仕組みを導入しているからこそ実現できる価格といえます。
宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」もこれらの内容を導入しており、おトクにクリーニングができます。
費用を抑えたい方やクリーニング店に行く時間がない方でも、「リクリ」なら気軽に利用できるのがポイントです。
おトクなクリーニングをお探しの方は、ぜひ「リクリ」を検討してみてはいかがでしょうか。