コートのクリーニング料金は安い?料金相場や保管方法などを紹介

UPDATE:2022.05.02
コートのクリーニング料金は安い?料金相場や保管方法などを紹介

寒い季節を迎え、いざコートを羽織ろうとしたとき、「ほこりや汗染みができていた!」なんてことはありませんか?
コートは裏地もついており、生地がしっかりしてる分、どうやってキレイにすれば良いか分からないという人も多いはず。

そんなとき、コートの洗濯には、プロのクリーニング店がおすすめです!
この記事では、クリーニング店に任せた方がよい理由や料金相場・注意点についてご紹介します。
クリーニング後のキレイな状態を保つための保管方法も併せてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. コートはクリーニングに出すべき?

コート

コートはクリーニングに出した方がよい衣類のひとつです。これには、コートが持つ特徴や洗濯における扱いにくさが関係しています。
コートをクリーニング店に任せた方がよい理由を解説します。

自分で洗濯するのは難しい

コートは自宅でも洗濯できますが、コートの素材によっては、家庭で洗濯すると型崩れやシワ・色落ちするものもあります。

洗濯表示を見て「洗濯機」「手洗い」マークがあると自宅での洗濯もできますが、コートには、外出の際のチリやホコリの他、アレルギーの原因となる花粉などの汚れも付着しています。
また、首回りには汗や皮脂汚れも。
思った以上に汚れがついており、コートの汚れを自宅でキレイに落とすのはなかなか難しいです。

コートの洗濯には、プロの知識と技術が必要なため、大切にしているコート、高価なコートはクリーニングに出すほうが安心です。

虫食い・カビ・シミを防ぐことができる

コートにつくのは目に見える汚れだけではありません。
繊維の奥に染みこむ汗や皮脂などの汚れは目に見えず、数種類の汚れがついているため、自宅用の洗剤では完全に落としきれないものです。

目に見えないから汚れていないと思い、そのままクローゼットにしまうと虫食い・カビ・シミの原因になります。
そのため、衣替えなどでコートをしまう前にプロのクリーニングでしっかり汚れを落としておくと、次のシーズンも気持ちよく袖を通せますよ。

撥水加工などコートを長持ちさせるオプションがある

クリーニング店では、ほつれ直しやシミ抜きなどの原状回復作業を無料で行ってくれるところが多いです。
また、クリーニングのオプションには、コートを水分や汚れから守るメニューもあり、とても便利です。

■コートを長持ちさせるオプション
  • 撥水加工
  • 汚れ防止加工
  • 消臭加工
  • 防虫・防カビ加工

撥水加工や汚れ防止加工、防虫・防カビ加工には、コートを汚れから守る効果が期待できます。
においが気になる場合は、消臭加工がおすすめです。
自宅ではできない加工を施せるので、コートの持ちの良さも変わってきます。

オプションはクリーニング店ごとで内容が異なるため、クリーニングを依頼する際に確認しておきましょう。

シーズンオフ時に保管してもらえる

クリーニング店の中には、クリーニングでキレイにしたまま、衣類の保管を行ってくれるところがあります。
コートの場合、クリーニング後に次のシーズンまで保管してくれるタイプのサービスが多いです。

保管サービスを利用すれば、シーズンオフの間コートが占めていた収納スペースを別のものに活用できます。
また、クリーニング店では、衣類にとって適切な湿度と温度を保って管理してくれるので、家庭よりもよい環境下で保管できるでしょう。
クリーニングと管理を一緒に請け負ってくれる保管サービスは、衣類を大切にしたい方の強い味方です。

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2. コートのクリーニングの料金相場や仕上がり日数

コートのクリーニング料金や仕上がり日数は、コートの生地により異なります。
そこで、クリーニング料金の相場や仕上がり日数の目安を生地ごとにまとめました。
コートをクリーニングに出す際の参考としてお役立てください。

ウール・カシミヤ・アンゴラのコートの場合

【料金相場と仕上がり日数】
料金相場 ・ウール:700~1,300円前後
・カシミヤ:1,000~2,000円前後
・アンゴラ:2,400円前後
仕上がり日数 5~7日

※すべて税込価格です。

ウール・カシミヤ・アンゴラはそれぞれ料金が違います。
仕上がり日数は同じですが、料金は異なる点に注意してください。

また、カシミヤコートに分類されるかどうかは、カシミヤが生地の中にどれだけ含まれているかで判断されます。
一般的に、30%以上カシミヤが含まれたコートはカシミヤとして扱われる傾向にあるようです。
コートをクリーニングに出す際は、生地の素材や組成にご注意ください。

ダウンジャケット・コートの場合

【料金相場と仕上がり日数】
料金相場 1,800~10,000円以上
仕上がり日数 7~14日

※すべて税込価格です。

ダウンジャケットは素材や構造が特殊なため、他のコートよりも価格が高くなりがちです。
ロングやハーフなどの着丈の長さによっても料金が異なります。

高級羽毛が使われていたり、高級ブランドのダウンジャケットやコートだと、特殊な仕上げを施すため仕上がりに1~2週間かかるものも。
他のコートよりも仕上がりに日数がかかるため、クリーニングに出す際はスケジュール管理にご注意ください。

毛皮・レザー・スエードのコートの場合

【料金相場と仕上がり日数】
料金相場 ・毛皮:10,000~15,000円前後
・レザー:5,000~8,000円前後
・スエード:13,000円前後
仕上がり日数 2~4週間

※すべて税込価格です。

毛皮・レザー・スエードのコートは、水洗いができない素材で、取り扱いが難しいため、クリーニング料金が高い傾向にあります。
そのため、格安の店にお願いするとトラブルになる可能性もあるので、毛皮や革製のコートのクリーニングを依頼する際は、相場内の料金を提示しているクリーニング店に依頼しましょう。

また、料金だけでなく仕上がり日数にも注意が必要です。
ダウンコート同様、計画的にクリーニングに出すことをおすすめします。

関連記事:コートのクリーニング料金相場と安い時期について紹介

3. コートをクリーニングに出す時のポイントや注意点

コートをキレイな状態で長持ちさせるには、ポイントや注意点を押さえてクリーニングに出す必要があります。
以下の内容をしっかり押さえたうえで、クリーニングをご利用くださいね。

クリーニングに出す頻度は1シーズンごとを目安にする

コートは1シーズンに1回はクリーニングに出しましょう。
コートは1シーズン着続けると、目に見えなくてもかなりの汚れが付着しています。
放置するとシミや黄ばみ・虫食いやカビによるトラブルの原因になるため、コートはクリーニングしてからしまいましょう。

コートに装飾・付属品があるか確認する

コートには、ファーやベルト、留め具のトグルなどがついている場合があります。
装飾・付属品がついている場合、クリーニングの工程が変わるため料金の区分が変わる可能性があります。
クリーニング店によっては、装飾・付属品とコートを別物と考えて、それぞれに費用がかかる場合もあります。

装飾・付属品があるコートは、1,000~3,000円と料金相場に幅があります。
コートをクリーニングに出す際は、装飾・付属品のカウント方法、料金がどれくらいになるかを必ず確認してください。

皮革・合皮は受け付けてもらえないことがある

レザージャケット

コートの中には皮革や合皮素材のものもあります。
これらの革製のコートをクリーニングする際、油分を落としてしまうと、品質が低下するため、高い技術力が要求されます。
クリーニング店に革専門の資格者がいない場合、クリーニングを受け付けてもらえない可能性がある点に注意してください。

毛皮や革製のコートのクリーニングを依頼する場合は、その店で扱える生地かどうかかの確認をするとよいでしょう。

料金設定をしっかり確認する

コートは生地の素材・コートの丈・装飾/付属品の有無で料金が変わります。
料金設定はクリーニング店ごとに異なるため、必ず事前に料金設定を確認してください。

店舗であればコートを持ち込んだ際、実際にいくらになるか判断してもらうとよいでしょう。
宅配クリーニングでは公式ホームページに記載されていることが多いです。
料金設定をしっかり確認したうえで、クリーニングを依頼しましょう。

汚れやほつれなどがないかチェックする

コートに限ったことではありませんが、クリーニングに出す前に汚れやほつれがないか確認してください。
汚れがある場合、そのまま放置するとシミになったり黄ばんでしまうため、シミ抜きなどのオプション料金が発生する可能性があります。

また、小さいほつれであれば原状回復の作業を行ってもらえますが、あまりに大きいまたは範囲が広いほつれがあると、クリーニング作業中にほつれがさらに広がり、衣服の破損につながる可能性があるため、クリーニングを断られるかもしれません。

汚れやほつれはあらかじめ確認しておき、クリーニング店に渡す時点で伝えるようにしましょう。

4. クリーニング後のコートの確認・保管方法

コートをハンガーにかける

クリーニング後のコートをキレイな状態で保つには、受け取ったあとの確認や保管も重要です。
受け取り後の確認や保管におけるポイントを解説します。

色落ちなどがないか仕上がりを確認する

クリーニング店では預かった衣類は細心の注意を払い取扱いますが、まれに色落ちや汚れが落としきれていない場合があります。
そのため、コートがクリーニングから返ってきたときは、必ず仕上がりを確認しましょう。

クリーニング店の多くは、仕上がりに問題があったときの対応として、無料の再仕上げサービスを行っています。
期間は1週間~1カ月以内とクリーニング店ごとに異なりますが、この期間中であれば、再度クリーニングをすることが可能です。
クリーニングからコートが返ってきたら、必ず仕上がりを確認し、何か気になる点があれば、すぐにクリーニング店へ連絡しましょう。

ビニールを外して半日くらい部屋干しする

クリーニングから衣類が返ってきたとき、ビニールがかかった状態で渡されますが、これはお客様が衣類を持ち帰るまでの間に汚れないようにするためのものです。
家に持ち帰った後もビニールをつけっぱなしにしておくと、湿気がこもりカビやにおいの原因になります。

コートが返ってきたら、すぐにビニールを外し半日ほど部屋干ししましょう。
部屋干しすることで、コートに残った湿気が取れるので、部屋干しした後に収納するようにしてくださいね。

ハンガーをコート用のものに付け替える

クリーニング店では、ハンガーにかけた状態で衣類が返却されます。
このハンガーをかけた状態での収納は避けましょう。

ハンガーにはコート専用のものがあり、コートの型崩れを防ぐ効果があります。コート専用ハンガーの特徴は、肩先に厚みがあり、肩に沿って湾曲した形をしています。コートの重みに耐えられる耐久性と肩を支える厚みのあるものがおすすめです。

コートを収納する際は、コート専用ハンガーを使用しましょう。

カバーをかけてクローゼットに収納する

コートを収納する際、コート専用ハンガーだけでなくコート用の衣類カバーを使い保管すると、衣類が傷まず長持ちします。
収納の際は、不織布でできたコート用衣類カバーを使用しましょう。

コートカバーをかけることで、収納スペース内のほこりの影響を最小限に抑えられます。
中には防虫効果付きのものもあり、虫食いの予防にもなります。

5. コートのメンテナンスはクリーニングにおまかせ!

コートは家庭で洗うのが難しい衣類だからこそ、なるべく料金を抑え、対応してくれるクリーニング店を探している方も少なくないはず。クリーニングの料金は、お店ごとに異なり、コートに付属しているファーやベルトなどのカウント方法もさまざまです。
コートの種類によっては受け付けてもらえなかったり、取り扱いが難しい場合は、価格が高くなります。

また、お気に入りのコートを長持ちさせるためにも、自宅洗いではできない加工メニューも、検討してみてください。
クリーニング後は、コートの色落ちの状態などを確認したり、完了後の取り扱いに注意したりすることも重要です!

コートのクリーニング店をお探しの方へおすすめしたいのが、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」。
リクリは創業50年以上、約200店舗を運営しているクリーニング店です。
その実績から、衣類は1着ずつ検品し、衣類の状態に合わせて洗濯方法を変えるなど、一着一着丁寧にクリーニングするというこだわりよう。
1着あたりの値段が高価なコートだからこそ、安心して任せられるお店にお願いしたいですよね。
気になる方は、一度、リクリに相談してみてはいかがでしょうか?

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