敷き布団をクリーニングに出す最適な頻度や料金相場は?

UPDATE:2022.04.26
敷き布団をクリーニングに出す最適な頻度や料金相場は?

みなさんは、敷布団のクリーニングをしていますか?
毎日肌に触れる敷布団には思っている以上に汚れが溜まっています。
清潔な状態に保つためにも、敷布団は定期的にクリーニングする必要があります。

この記事では、敷布団をクリーニングに出すべき理由やクリーニングの頻度、タイミング、料金相場などを解説します。
ご自宅やコインランドリーでクリーニングする方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1. 敷布団をクリーニングしたほうがよい理由とは?

布団で眠る

敷布団は、毎日のように私たちの体から出る汗や汚れを受けとめています。
シーツを敷かずに直接敷布団の上で寝ている場合は、なおさら多くの汚れが敷布団に染み渡っています。
特に夏場はたくさん汗をかくため、敷布団が汗をより吸収し、清潔な状態とはいえません。

敷布団のお手入れ方法として、定期的に敷布団を天日干し、日光による消毒をしている方もいらっしゃるはず。
しかし、表面上のダニや菌はなくせても、奥まで浸透した汚れは落とせません。
このような蓄積された汚れを放置すると、汚れを好むダニや菌が増殖しアレルギー症状が出るなど、体にも悪影響を与えてしまいます。

そのため、敷布団をクリーニングで丸洗いし、汚れを一掃することで、長く清潔な状態で使えるようになるのです。

2. クリーニングに出せる敷布団は?

敷布団のクリーニングは、敷き布団の洗濯を取り扱っているクリーニング店、または宅配クリーニング店へ依頼しましょう。

敷布団のクリーニングは、その大きさや素材によって受け付けてもらえない場合があります。
クリーニングを依頼する前に、自分が持っている敷布団をクリーニングしてもらえるかどうか、クリーニング店や宅配クリーニング店に確認してから依頼するようにしましょう。

例えば、以下のような大きさや素材の敷布団は、受け付けてもらえない場合が多いようです。

  • クイーンサイズ以上の敷布団
  • シルク
  • ポリエチレン
  • 皮革
  • マットレス
  • 低反発、高反発
  • ノンキルト加工
  • 洗濯表示がすべて不可と記載されているもの

これらは、クリーニング店の洗濯機に入らなかったり、洗濯するとより大きなダメージを与えてしまうことから、受け付けていない場合があります。
さらに、洗える敷布団でも、穴やほつれ、おしっこや嘔吐した跡がある場合も受け付けてもらえないことがあるので、注意しましょう。

3. 敷布団をクリーニングに出す頻度とタイミング

敷布団にはクリーニングが必要ということがわかりましたが、具体的にはどれくらいの頻度でクリーニングへ出せばよいのでしょうか。
ここからは、敷布団をクリーニングに出す頻度とタイミングについて解説します。

敷布団のクリーニング頻度

敷布団のクリーニングは、年に2回程度、クリーニングするのがおすすめです。
2回以上は素材が傷みボリュームがなくなってしまったり、寿命が短くなってしまったりする場合があります。

また、可能であれば、起きてからすぐに敷布団を畳んでしまうのではなく、立てたり広げたりして敷布団の湿気を取り除きましょう。
敷布団用の除湿シートを使うのもおすすめです。

そして、天気がよい日は、週に1回ほど外で天日干ししましょう。
日光には殺菌効果があるため、約2〜3時間ほど干せばダニや菌の繁殖を抑えられます。

敷布団をクリーニングに出すタイミング

敷布団をクリーニングへ出すのは、衣替えのタイミングで季節布団を入れ替える前に出すのがおすすめです。
シーズン終わりにクリーニングへ出し、清潔な状態のままクローゼットや圧縮袋へ入れて保管します。

クリーニング店によっては敷布団の「保管サービス」を行っているお店があり、布団に適した環境下で洗濯のプロの監視のもと保管してくれます。
ダニやカビを防げるうえ、自宅の収納スペースがすっきりするためおすすめです。

4. 敷布団のクリーニング料金相場は?

敷布団は持ち込みが大変なので、自宅まで集荷に来てくれる宅配クリーニングがおすすめです。
ここでは、敷布団を取り扱っている宅配クリーニングの料金相場をご紹介します。

シングル 約5,000円
ダブル・セミダブル 約7,000円

※すべて税込価格です。

また、宅配クリーニングのなかには、複数出した方が1点あたりの料金がお得になる場合があります。
敷布団を複数出したいとお考えの方は、個別に出すよりもセットで出すタイプのプランを利用しましょう。

5. 敷布団のクリーニングにかかる日数

敷布団のクリーニングは、宅配クリーニングの場合は14〜19日ほどかかります。(※集荷キットが届く日数を含める)
繁忙期にあたる6〜8月に依頼すると、より日数がかかるので注意しましょう。

ただし、なかには即日対応をしてくれるお店もあるので、急ぎで仕上げて欲しい場合は、即日対応をしてくれるクリーニング店へ依頼しましょう。

6. 自宅やコインランドリーで敷布団をクリーニングする方法

敷布団は、自宅でもお手入れができます。
洗い・乾燥までしっかり行ってくれる洗濯のプロにおまかせするのが一番ですが、素材が丈夫で薄く洗いやすい敷布団であれば、自宅で洗うこともできます。
ここからは、自宅でできる敷布団の洗濯方法について解説します。

自宅でクリーニングする方法

近所に大型のコインランドリーがない場合は、自宅のお風呂場で洗いましょう。
以下の手順に沿って洗うのがおすすめです。

〈手順〉

  • 水洗いできるかどうか、洗濯表示を見て確認する
  • 敷布団をロール状に丸め、2〜3か所を細いヒモで縛って形が崩れないようにする
  • お風呂場の浴槽に、ぬるま湯を半分ほど入れて、布団用の中性洗剤を混ぜる
  • 浴槽の中に敷布団を入れ、全体に洗剤を染み込ませる
  • 敷布団を足で踏んで押し洗いする(ひっくり返しながら全体的にまんべんなく踏み洗う)
  • 敷布団から汚れが混じったお湯が出るようになったら、浴槽のお湯を抜く
  • 泡が出なくなるまで、シャワーでよくすすぐ
  • 敷布団を浴槽のふちにかけて、しっかりと換気しながら自然に水を切る
  • 洗濯表示に記載されている干し方、または日の当たるところで、敷布団から完全に水気がなくなるまで両面とも干す

少しでも水分を含んでいる場合、せっかく洗ったにも関わらずダニや菌が増殖してしまいます。
長時間かけて、完璧に乾かしましょう。

コインランドリーでクリーニングする方法

コインランドリーで洗う方法も

近所に大型のコインランドリーがある場合は、綿素材などの丈夫な敷布団が洗えます。
以下の手順で洗ってみましょう。

〈手順〉

  • 水洗いできるかどうか洗濯表示を見て確認する
  • 洗濯機に入るよう敷布団を丸めて洗濯機に入れる
  • 脱水までクリーニングが終わったら大型乾燥機で約40分間乾燥させる
  • 乾燥後、火傷しないようゆっくり触って乾いているか確認する

生乾きだったり少しでも濡れていたりすると、ダニや菌が繁殖してしまいます。
40分間乾燥させても濡れている場合は、完璧に乾くまでさらに10分程、乾燥させましょう。

コインランドリーなら洗濯で約500円(税込)、乾燥機で約500円(税込)なので、とてもリーズナブルな料金でクリーニングできます。

7. 敷布団は半年に1回クリーニングして寝心地をアップさせよう!

敷布団などの寝具は、使用時間が長く、かつ毎日使うアイテムです。
敷き布団は、シーツを使用していても、肌に近く、寝ているときにかいた汗が染み込み、思っている以上に汚れています。
汚れを放置してしまうと、ダニや菌が繁殖し、体に悪影響を及ぼす可能性も。

そのため、半年に1回はクリーニングに出して丸洗いしてもらいましょう。
丸洗いすると、敷布団が清潔になるだけでなく寝心地がグッとよくなりますよ!
寝具をキレイな状態に保つことで、睡眠の質も上がり一石二鳥ですね。

ぜひこの記事を参考に、敷布団をクリーニングし、キレイにしてください。

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