【汚れの種類別】自宅でできるワイシャツのクリーニング方法
毎日のように着る「ワイシャツ」は、汗による黄ばみ・皮脂汚れによる黒ずみ・コーヒー・ボールペンのインクなどで汚れやすいもの。
ワイシャツについた汚れやシミは、時間が経つほど落ちにくくなります!
汚れがついたらその日に洗濯出来ない場合、本当はクリーニング店へ持っていくのがおすすめです。
「でも、毎日着るものだから、クリーニングに出さずに洗濯で落としたい・・・」
そんな方へ、今回は、ワイシャツの汚れを自宅で落とす方法をご紹介します。
さらに、クリーニングに出したかのような仕上がりになる「アイロンがけ」についてもお伝えします。
ワイシャツを新品同様のまま長持ちさせる方法を、ぜひ実践してみてください。
1. ワイシャツを自宅でクリーニングする前に確認すること
自宅でワイシャツを洗濯する前に、必ず以下について確認しましょう。
- 洗濯表示
- ポケットの中身
- 外れかけのボタンがないか?
「洗濯表示」には、どの洗濯方法が適しているのかが記載されています。
「ワイシャツはすべて洗濯機で洗っていいのでは?」と思うかもしれませんが、稀に「手洗い推奨」と記載されたワイシャツがあります。
その場合は手洗いをした方が、ワイシャツが長持ちします。
胸ポケットなど、ワイシャツのポケットの中身はすべて確認しましょう。
レシートやメモ帳、文房具などが入ったままになっていませんか?
入ったまま洗濯機で洗うと、洗濯機の中で分解されてワイシャツや他の衣類も汚してしまいます。
外れかけのボタンがあったら外しておきましょう。
そのまま洗濯してしまうと、ボタンが欠けていたり破損してしまったり、外れたボタンが見当たらないなんてことも。
洗濯前に外しておき洗濯後にボタンを縫いつけるようにしてください。
2. 【汚れの種類別】自宅でできるワイシャツのクリーニング方法
汚れには、水に溶けやすいものと、溶けにくいものがあり、汚れの種類によって適切なワイシャツの洗濯方法が異なります。
ここでは、ワイシャツにつきやすい汚れの落とし方を汚れの種類別にご紹介していきます。
汗による黄ばみ編
ワイシャツは肌に直接触れる部分もあるので、特に汗が付着しやすいです。
たまった汗の汚れは「黄ばみ」の原因になるため、以下の方法で早めに対処しましょう。
【ワイシャツに付着した汗を落とす手順】
①襟や袖口を広げて高温(40~70℃の範囲内)のお湯をかける。
※高温のお湯は汚れを溶かしやすくするほか、除菌効果もあります。
※40~70℃の範囲内で、高温なほどシミが取れやすくなります。
※高温のお湯をかけるときは、ワイシャツのプリントや飾りにダメージを与えないよう注意してください。
②襟や袖口に「部分洗い用洗剤」または「粉せっけん」を「洗濯ブラシ」で叩いてつける。
※ワイシャツや、一緒に洗う他の衣類に「漂白剤不可」の記載がなければ「酸素系漂白剤」もつける
③ワイシャツの前側のボタンを、上から2個ずつくらい間隔をあけてとめる。
※ボタンをとめずに洗うと絡まりやすくなり、型崩れの原因になります。
④汗や皮脂汚れは裏側につきやすいため、ワイシャツの裏側が表になるようひっくり返し「洗濯ネット」へ軽く畳んで入れる。
※「ワイシャツ用」洗濯ネットなら型崩れを防げるので、おすすめです。
⑤洗濯表示に指定がなければ、洗濯機の「標準コース」で洗う。シワが気になる場合は「柔軟剤」をあわせて入れましょう。
※「酸素系漂白剤」を使用した場合、「漂白剤不可」の衣類と一緒に洗わないよう注意!
⑥15~30秒間脱水する。これ以上長く脱水するとシワになりやすいので要注意!
⑦脱水後はシワにならないよう、すぐに洗濯機から取り出し陰干しする。
皮脂汚れによる黒ずみ編
ワイシャツに付着した皮脂汚れがたまってくると、黒ずみになります!黒ずみは、放置すればするほど繊維の奥へ入り込み取れにくくなるため、以下の手順で落としましょう。
【ワイシャツに付着した黒ずみを落とす手順】
①ワイシャツを広げて、汚れが気になる部分に高温(40~70℃の範囲内)のお湯をかける。
※高温のお湯は汚れを溶かしやすくするほか、除菌効果もあります。
※40~70℃の範囲内で、高温なほどシミが取れやすくなります。
※高温のお湯をかけるときは、ワイシャツのプリントや飾りにダメージを与えないよう注意してください。
②汚れが気になる部分に「粉せっけん」と「酸素系漂白剤」を洗濯ブラシで叩いてつける。
※「酸素系漂白剤」は、ワイシャツが「漂白剤不可」でない場合のみ使用する。
③洗面器に、ぬるま湯と粉せっけん約10gと「酸素系漂白剤」約20gを入れて混ぜる。
④ワイシャツを洗面器の中へ入れて1~2時間つけ置きする。
⑤洗濯表示に指定がなければ、ワイシャツを取り出し洗濯機の「標準コース」で洗濯する。シワが気になる場合は「柔軟剤」をあわせて入れましょう。
※「酸素系漂白剤」を使用した場合、「漂白剤不可」の衣類と一緒に洗わないよう注意!
⑥15~30秒間脱水する。これ以上長く脱水するとシワになりやすいです。
⑦脱水後はシワにならないよう、すぐに洗濯機から取り出し陰干しする。
目立つ水溶性の汚れ編(コーヒー・ケチャップ・しょうゆなど)
食事の最中に、うっかりワイシャツに汚れをつけてしまったときは、汚れが繊維に奥深く入り込んだり、シミが広がったりするため、あわててティッシュやおしぼりなどで擦らないように!
コーヒーやケチャップや醤油など、「水に溶けやすい汚れ(水溶性)」は水洗いが最適です。
以下の手順で落としましょう。
【ワイシャツに付着した水溶性の汚れを落とす手順】
①ワイシャツを広げて汚れが気になる部分に高温(40~70℃の範囲内)のお湯をかける。
※高温のお湯は汚れを溶かしやすくするほか、除菌効果もあります。
※40~70℃の範囲内で、高温なほどシミが取れやすくなります。
※高温のお湯をかけるときは、ワイシャツのプリントや飾りにダメージを与えないよう注意してください。
②汚れが気になる部分に「粉せっけん」と「酸素系漂白剤」を洗濯ブラシで叩いてつける。
※「酸素系漂白剤」は、ワイシャツが「漂白剤不可」でない場合のみ使用する。
③ブラシを汚れ部分に乗せたまま上からバスタオルを置いて1時間ほど保温する。
④洗濯表示に指定がなければ、ワイシャツを取り出し洗濯機の「標準コース」で洗濯する。シワが気になる場合は「柔軟剤」をあわせて入れましょう。
※「酸素系漂白剤」を使用した場合、「漂白剤不可」の衣類と一緒に洗わないよう注意!
⑤15~30秒間脱水する。これ以上長く脱水するとシワになりやすいです。
⑥脱水後はシワにならないよう、すぐに洗濯機から取り出し陰干しする。
目立つ油溶性の汚れ編(ファンデーション・朱肉・ボールペンなど)
印鑑の朱肉やボールペンのインクが、気づかないうちにワイシャツについていることがありますよね。
女性なら、襟の部分にファンデーションが付くことも!
これらの汚れは「水に溶けにくい汚れ(油溶性)」で、ちょっと手強いです。
以下の手順で根気よく落としましょう。
【ワイシャツに付着した油溶性の汚れを落とす手順】
①ワイシャツを広げて汚れが気になる部分に高温(40~70℃)のお湯をかける。
※高温のお湯は汚れを溶かしやすくするほか、除菌効果もあります。
※40~70℃の範囲内で、高温なほどシミが取れやすくなります。
※高温のお湯をかけるときは、ワイシャツのプリントや飾りにダメージを与えないよう注意してください。
②汚れが気になる部分に「粉せっけん」と「酸素系漂白剤」を洗濯ブラシで叩いてつける。
※「酸素系漂白剤」は、ワイシャツが「漂白剤不可」でない場合のみ使用する。
③ブラシを置いたまま汚れが内側になるよう軽く畳んで5分間放置する。
④水で洗い流し、まだシミが残っていたら②と③を繰り返す。
3. 自宅でできちゃう!?ワイシャツの「のり付け」方法
新品のワイシャツは、パリッとした肌触りがありますよね。これはワイシャツに「のり付け」が施されているから。
実はご自宅の「コーンスターチ」で、この「パリッ」を再現できるんです!
クリーニング店によっては、ワイシャツに「のり付け」を行う際、「コーンスターチ」を原料とした天然のりが使用されることも。
さらに「コーンスターチ」は肌に優しく、市販の「化学のり」よりも肌触りがよくなるので、おすすめです。
【「コーンスターチ」でワイシャツへ「のり付け」する手順】
①コップ2杯分の水とコーンスターチ小さじ2杯ほどを混ぜる。
②混ぜたコーンスターチ液を鍋に入れて火にかけ一煮立ちさせる。
③洗面器に3分の1ほど水を入れてコーンスターチ液を入れて混ぜる。
④洗濯したワイシャツを洗面器の中に入れて1分間つけ置きする。
⑤洗濯機で脱水する。
※のりの効果が薄れるため、乾燥機はおすすめしません。
⑥脱水後はシワにならないよう、すぐに洗濯機から取り出し陰干しする。
4. 洗濯後のワイシャツの干し方&アイロンのかけ方
仕上がりをワンランク上げる「ワイシャツの干し方」と「アイロンのかけ方」をご紹介します。
ワイシャツを干す際には以下のポイントをおさえましょう。
- 雑菌が繁殖しシワがつくため、早めにワイシャツを洗濯機から取り出す。
- 型崩れを防ぐため、ハンガーにかけるときは肩の部分が厚めのタイプがおすすめ。
- 縫い目に合わせてハンガーにかけた後、軽く叩いてシワを伸ばす。
- 「洗濯表示」に記載された方法で干す。特に記載がなければ直射日光が当たらない場所で陰干しする。
ハンガーによる型崩れが気になる方は、生地にシワがつかないよう加工された「形態安定シャツ」がおすすめです。
ワイシャツにアイロンをかける際は、「洗濯表示」に記載がある内容を守るようにしてください。特に記載がなければ、中温~高温に設定してアイロンをかけましょう。
身頃などの面積が広い部分はシワがつきやすいため、下記の順番を参考に、狭い部分から広い部分へとアイロンをかけるとキレイに仕上げられますよ。
①襟と肩 ②カフスと袖口 ③袖全体 ④その他全身(身頃) ⑤ポケット
アイロンがけまで終わったら、「パリッ」とした清潔なワイシャツの出来上がりです!
5. 洗濯に時間がかけられないときは、宅配クリーニングにお任せ
ワイシャツを清潔に保つには、これまでご紹介した通り、一枚ずつ丁寧な洗濯がポイントです。
とは言っても、洗濯にそれほど時間を避けないときや、洗濯したにも関わらず、しっかり汚れが落ちないときもあります。
そんなときにおすすめしたいのが、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」。
ここまでやってくれるの!? リクリにワイシャツを出すメリット
宅配クリーニングは、自宅で注文し、配送キットに衣類を詰めて送るだけ。
仕上がった衣類は、丁寧に梱包して自宅まで届けてくれるので、とても便利です。
「ワイシャツ1着のためにクリーニングに出すのはちょっと・・・」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなときは、他の衣類と一緒にまとめてクリーニングに出すのがおすすめ!
リクリは、出す衣類が多いほど1着分の料金が安くなります。
そのため衣替えの時期に、家族分の衣類をできるだけまとめて出した方がおトクですね。
また、クリーニング代がおトクになるだけではありません!
リクリへワイシャツを依頼すると、以下のようなメリットも。
- 自宅で注文し自宅で受け取れるため、家事の大幅時短になる。
- プロが仕上げるので、襟元やポケットの汚れがスッキリし、袖やワイシャツ全体の肌触りがよくなる。
- 自宅洗いよりしっかりとした防臭・抗菌効果が期待できる。
- 取れたボタンや取れそうなボタンを無料で取り付けてくれる。
- 天然のりを使用し、パリッと仕上げてくれる。
なぜワイシャツといえばリクリなのか?
リクリは、創業50年以上、約200店舗を展開するクリーニング店が運営しています。
長年培ってきたクリーニング技術で、一着一着丁寧にクリーニングするのが特徴であり、
特に、ワイシャツ一枚一枚に施す「シルクタッチ仕上げ」は、まるで新品のワイシャツのようにパリッと仕上がると人気のようです。
「シルクタッチ仕上げ」とは、高級シリコン剤を用いて「絹のような滑らかな着心地」に仕上げること。
リクリでは自社工場で、専門の職人がカフスの先まで丁寧に仕上げてくれます。
「天然のりだけだとパリパリになるから少し苦手」という方にも、高級シリコン剤の滑らかさと天然のりによる仕上げを組み合わせ、パリッとした仕上がりのバランスを保ってくれる「シルクタッチ仕上げ」はおすすめです。
そして、この「シルクタッチ仕上げ」は、リクリのメニュー「洋服パック」の標準サービスなんです。
追加費用を払わずとも、既に費用に含まれているのも嬉しいポイントですね。
衣類5点からご注文できるので、はじめての方はまず5点パックから利用してみてはいかがでしょうか。
6. まとめ
汚れの種類別に、自宅でできる「ワイシャツ」の洗濯方法をご紹介しました。
ワイシャツは肌に触れるうえほぼ毎日着るので、汚れが付きやすいです。
汚れの種類にあわせて正しく洗濯すると、自宅でも清潔さを保つことができますが、部分洗いやつけ置き洗いが必要なので、手間と時間がかかるのがネックです。
そこで家事の時短に一役買う「宅配クリーニング」の出番!
リクリなら、「シルクタッチ仕上げ」でていねいに仕上げ、滑らかな肌触りと新品のような清潔感を再現してくれます。
自宅洗いと宅配クリーニングを上手く使い分けながら、衣類を長持ちさせてくださいね。