
洗濯、食器洗い、に使う石鹸や洗剤ですが、いったいいつ頃から使われていたのでしょうか?
 
石鹸の歴史は実はとても古く、メソポタミア文明の頃には使われていたようです。
 
メソポタミアで発掘された粘土版に石鹸の製造方法が記されているんですね。
 
灰を水に加えた灰汁を洗濯に使っていたようです。
 
灰汁はアルカリ性ですから、汚れ落ちはいいはずです。
 
大昔の人もそのことに気付いていたというのはすごいですね。
 
古代ローマ時代にサポーという場所で洗濯をしていた人が、汚れ落ちがいいことに気付きました。
 
なぜ汚れ落ちが良かったかというと、その川には、羊を焼いた脂肪が熱で溶けて、灰と混ざったものが流れていたんです。
 
つまりは脂肪酸と灰のアルカリでできた天然石鹸です。
 
このときの地名にちなんで、石鹸のことをソープというようになったみたいです。
 
また、灰汁だけでなく、尿を発酵させて作ったアンモニアも洗濯に使われていたようです。
 
アンモニアは主に、動物繊維でできた衣類の洗濯に使っていたようですが、確かにアンモニアのアルカリは灰汁に比べて弱いですから、動物繊維がアルカリに弱いということも知っていたということですね。
 
古代の人の生活の知恵というのもすごいものです。
 
		
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何年か前に、オゾンすすぎができるということで大々的に売り出された洗濯機がありましたね。
 
今ではもう販売されていないようですが、やっぱりダメだったのでしょうか?
 
しかもエアウォッシュとかいう機能があって、
 
家庭では水洗いできないモノを、空気(オゾン)のチカラで手軽に清潔に。
 
今までクリーニングに出していた衣類も家庭で手軽にお手入れできるので、とっても経済的です。
 
なんて説明がされていたのですが。
 
そもそもオゾンというのは何なのでしょうか?
 
オゾンとは3つの酸素原子からなる酸素の同素体で、フッ素に次ぐ強力な酸化作用があり、オゾン水は殺菌力の高さと殺菌できる微生物の幅広さ、強力な脱臭力が特徴です。
 
オゾンには確かに脱臭作用はあるんですね。
 
だけど、オゾンに汚れを落とす力があるかというと、かなりギモンですね。
 
オゾン水自体がアルカリ性なのであれば、汚れを分解する力もあるのかなと思いますが、オゾン水は中性に近いですからね。
 
脱臭機としては使えると思うのですが、すでに販売中止になっているところを見ると、効果もイマイチだったのでしょうか。
 
		
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部分汚れやシミ汚れなどをすぐに洗うことができるという触れ込みで発売されたハンディ洗濯機「コトン」。
 
約200gのコンパクトなサイズが魅力で、プリーツスカートなど家庭では洗濯が難しい衣類の汚れも手軽に落とすことができるそうです。
 
水を噴射しながら、たたいて汚れを落とすあらたな技術「押し出し洗い」を採用しているそう。
 
汚れた部分に液体洗剤を少量塗布したあとにコトンで洗うと、洗剤成分と一緒に汚れが繊維から押し出されるそうです。
 
下に布やキッチンペーパーを敷いて、その上でコトンコトンします。
 
こんな感じです。
 
確かにキレイになっていますが、かなり大変そう。。。
 
そもそも、スティックタイプの部分洗い洗剤を塗って、普通に洗濯しても落ちそうですが・・・
 
なにより面倒ですね。
 
これくらいの汚れで約3分かかっています。
 
洗濯機というよりは、簡易染み抜き機ですね。
 
これが発売されると発表されたときは、クリーニング店へのしみ抜き依頼が減るのかな?なんて考えたりもしましたが、やっぱりプロのしみ抜き技術とは雲泥の差がありますね。
 
		
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帽子はもともと太陽の日差しや雨風から頭を防ぐために生まれました。
 
帽子の起源は古代ギリシアにまでさかのぼるということです。
 
それ以前にも人は太陽が強く照ったり、雨が降ったりしたら、手に持っている布や大きな葉っぱなどを頭にかぶったりしたのではないでしょうか。
 
帽子が誕生してからというもの、帽子は国柄をよく表すようになりました。
 
アメリカのカウボーイたちがかぶっていた「テンガロンハット」。
 
ホリの深い西洋人には似合う人が多いですね。
 
ツバの広い大型の帽子は、水が10ガロンも入るという意味で名づけられたようです。
 
アメリカの荒野で強烈な太陽の日差しを防ぐには、あれくらい大きなツバの帽子が必要だったということですね。
 
日差しの弱い地域では生まれなかった帽子です。
 
第二次世界大戦以降は、物資が不足していたため、男性の服装も簡略化され、帽子も使われなくなりました。
 
その後、また帽子が流行しだすのですが、そのキッカケとなったのがベースボールキャップなんです。
 
この帽子は、安くて誰でも合わせやすいという特徴から、年代、性別に関係なくかぶられるようになりました。
 
		
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フォーマルでもカジュアルでも使えるシーンの多いブレザーですが、そのルーツはイギリスにあります。
 
1877年、イギリスで恒例になっていたオックスフォード大学とケンブリッジ大学の対抗ボートレースが行なわれました。
 
このボートレースのときにケンブリッジの選手が着ていた真紅の上着が川面に映えて、まるで炎のように見えたので、観客が「Oh!blazer(炎だ!)」と叫んだのです。
 
ユニフォームの上にケンブリッジのカレッジカラーである赤のブレザーを着ていたんですね。
 
このとき以来、ブレザーは若い男のマストアイテムになっていきます。
 
アメリカでは学校関係の催事のときには、学生もOBもカレッジカラーのブレザーを着ます。
 
名門大学で学んだ誇りなんでしょうね。
 
このブレザーも男性の服装のカジュアル化に伴い、ビジネスウエアとしても広まっていきました。
 
		
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