ジーンズといえば何色を思い浮かべますか?
ジーンズといえばやっぱりインディゴブルーですよね。
最近ではジーンズのカラーバリエーションも増えていますが、やっぱりブルー!
でも、どうしてジーンズの色はブルーが多いのでしょうか?
ジーンズが生まれたのは1850年代のアメリカ。
1847年、リーバイ・ストラウスというユダヤ系ドイツ人が移民としてニューヨークにたどり着きました。
当時のリーバイさんは18歳。英語も話せず、何かの技術を持っているわけでもありませんでした。
その後、ニューヨークから、当時ゴールドラッシュで沸いていたサンフランシスコに移動しました。
リーバイは金鉱でひとやまあててやろうと思っていたわけではないようで、ゴールドラッシュによる人口増加が著しいサンフランシスコで商人として成功したいと思ったようです。
織物や男物のシャツなどを扱っていました。
そのころ、一攫千金を夢見て、金鉱を掘っていた抗夫たちですが、ズボンが作業に耐え切れず、すぐに破れてしまうという悩みを抱えていました。
そこでリーバイは、商売用にもっていたテント用のキャンパス地を使って、膝が破れない丈夫なパンツを作りました。
そのパンツは抗夫たちにとても喜ばれて、「リーバイスのパンツ」と呼ばれるようになりました。
これがジーンズのはじまりです。
リーバイ自身が金鉱を掘り当てるために作ったという人もいますが、実際のところは、抗夫のために作ったというのが事実のようです。
その当時、抗夫たちの恐怖になっていたものがあります。
それは蛇。
ジーンズを染めているインディゴブルーとは、インド産の青い染料で、虫除けの効果があると言われています。
日本でも、昔の農家では作業着に藍染が使われていましたが、これも虫除けの効果があったからです。
そのインディゴブルーですが、当時のサンフランシスコの抗夫たちには蛇よけの効果があると信じられていたみたいです。
ホントに蛇よけの効果があったかどうかはわかりませんが、このブルージーンズは瞬く間に人気となりました。
リーバイは金鉱を掘り当てる以上の金脈を掘り当てたわけですね。