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プロに聞く洋服のお手入法

衣替えをして出した衣類に防虫剤の臭いがついて取れない!という経験ありませんか?

 

今日は頑固な防虫剤の臭いを取る方法をお伝えします。

 

防虫剤はいくつか種類がありますが、ほとんどは揮発性ですので、風を通すと臭いは取れます。

 

ハンガーにかけて、風通しの良い場所に2、3日吊るしておいてみてください。

 

このとき日差しが強すぎると、日焼けして色落ちすることがありますので、陰干ししたほうがいいでしょう。

 

陰干しだけでは臭いが取れないというときは、スチームアイロンを使ってみてください。

 

アイロンを衣類に直接あてず、2~3cmはなして蒸気を当てます。

 

その後、数時間干してみてください。

 

スチームが繊維の中に入り込んだ臭いを浮き上がらせてくれるので臭いが落ちやすくなります。

 

また、冷蔵庫に使う脱臭剤を使う手もあります。

 

冷蔵庫の脱臭剤と、消臭したい衣類を一緒にビニール袋に入れて密封して1日置くと、ほぼ臭いは取れると思いますよ。

 

それでも取れないとか、そんなの面倒くさい!という人はぜひクリーニングに出してくださいね。

 

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防虫剤の正しい使い方

衣替えで冬物衣料を仕舞う季節になりました。

 

冬物のセーターやコートなど、お気に入りの一着は収納している間の虫食いが心配ですよね。

 

市販の防虫剤を使っている人が多いと思いますが、今日は防虫剤を使うときのポイントをお伝えします。

 

まず一番重要なポイントは、市販の防虫剤を使うときは1種類のみで使うということです。

 

中にはたくさんの種類の防虫剤を使ったほうが効果がある!と思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

市販の防虫剤は、気化して、収納ケースやクローゼットに充満して防虫効果を発揮します。

 

複数の種類の防虫剤を使ったり、また50℃以上の高温になったりすると、気化せず液体となって防虫効果を発揮しません。

 

さらに液体になって衣類にシミをつける危険性もあります。

 

もうひとつの注意点は、保管する衣類より上に置くことです。

 

ハンガーレールにかけるタイプの防虫剤は大丈夫ですが、衣装ケースなどにたたんで仕舞うときには、衣類の下に置いたりしていませんか?

 

気化した防虫剤のガスは空気より重いので、下に落ちていきます。

 

ですから、保管する衣類より上に置かないと十分効果を発揮しません。

 

以上、市販の防虫剤を使うときの注意点でした。

 

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市販の防虫剤を使っているけど、臭いがイヤ・・・という人は多いのではないでしょうか?

 

そんな方はハーブを使った天然防虫剤を手作りしてみてはいかがでしょうか。

 

手作りといっても全然難しいことはありません。

 

「サシェ」と言われる香り袋にハーブを入れるだけです。

 

虫よけに効くハーブはいろいろあるのですが、例えばペパーミント

 

ミントには「メントール」が含まれています。

 

スーッとするあの成分ですね。

 

メントールは虫よけの効果があります。

 

ペパーミントは数あるミントの中でも特にメントールの含有量が多いです。

 

ペパーミントは育てやすいので、家庭での栽培もカンタンです。放置状態でも育ちます。

 

ペパーミントを使った虫よけスプレーを作ることもできますよ。

 

ミントスプレーの作り方

 

①フタのできるガラス容器にミントの葉と茎を詰めます。

 

②容器いっぱいまで焼酎などのアルコールを入れます。

 

③毎日容器を振って冷暗所で2週間以上おきます。

 

④ガーゼなどでこしてからスプレー容器に入れて使います。

 
ミントのほかには、ローズマリーやカモミールも虫よけ効果のあるハーブとして有名ですね。

 

市販の防虫剤の臭いが気になる!という人は一度試してみてください。

 

ハーブを使った防虫剤の作り方はこちらに詳しく紹介されています。

 

重曹とエッセンシャルオイルで防虫剤作成

 

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衣類の害虫は、人間に直接害があるわけではないのですが、お気に入りの一着を食べられたりするとムカッときますよね。

 

大切な衣類を守るために、防虫剤を使っている人は多いと思いますが、防虫剤に使われている成分をご存知でしょうか?

 

衣類用殺虫剤は固型パック入り、錠剤型シートなどいくつかのタイプあがあります。

 

防虫剤の有効成分は大きく分けて3つあります。

 

◆ナフタリン

 

◆パラジクロルベンゼン

 

◆ピレスロイド化合物系

 

代表的な衣類の殺虫剤はナフタリンです。

 

直接手でさわると皮膚が赤く腫れたり、炎症を起こすこともあります。

 

パラジクロルベンゼンは頭痛、めまい、全身のだるさ、眼・鼻・のど・の刺激、腎炎などを引き起こす可能性があります。

 

白内障の危険がある上、発ガン性があるという話も。

 

人間の体への危険性だけでなく、パラジクロルベンゼン系防虫剤を使うと、衣類の金糸、銀糸、ラメなどが、光沢を失ったり黒く変質することがあります。

 

ピレスロイド化合物系は無臭のエンペントリン(ピレスロイド化合物)を主成分とするものが多いです。

 

ピレスロイド化合物系は昆虫類・両生類・爬虫類に対しては非常に強い効果を示す『神経毒』となり、人などの哺乳類と鳥類には基本的に無害だとされています。

 

・・・でも本当なのでしょうか?

 

⇒ 日本中毒情報センター

こちらには「量にかかわらず気管へ誤嚥した場合、石油系溶剤により科学性肺炎を発症する可能性あり」ともあります。

 

毒なので、無害ということはないですね。

 

大切な洋服を虫食いの被害から守りたい、でも市販の防虫剤は怖い・・・という人は手作りしてみるのもいいのでは?

 

⇒ カラダに優しい防虫剤!ハーブを使った防虫剤を手作りする方法

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