部分汚れやシミ汚れなどをすぐに洗うことができるという触れ込みで発売されたハンディ洗濯機「コトン」。
約200gのコンパクトなサイズが魅力で、プリーツスカートなど家庭では洗濯が難しい衣類の汚れも手軽に落とすことができるそうです。
水を噴射しながら、たたいて汚れを落とすあらたな技術「押し出し洗い」を採用しているそう。
汚れた部分に液体洗剤を少量塗布したあとにコトンで洗うと、洗剤成分と一緒に汚れが繊維から押し出されるそうです。
下に布やキッチンペーパーを敷いて、その上でコトンコトンします。
こんな感じです。
確かにキレイになっていますが、かなり大変そう。。。
そもそも、スティックタイプの部分洗い洗剤を塗って、普通に洗濯しても落ちそうですが・・・
なにより面倒ですね。
これくらいの汚れで約3分かかっています。
洗濯機というよりは、簡易染み抜き機ですね。
これが発売されると発表されたときは、クリーニング店へのしみ抜き依頼が減るのかな?なんて考えたりもしましたが、やっぱりプロのしみ抜き技術とは雲泥の差がありますね。
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汚れがひどいものを洗濯するときって、つい洗剤を多めに入れたくなりませんか?
でも、洗剤を多く入れれば、汚れがよく落ちるというわけではありません。
というのも、洗剤は水の量に対して溶ける量が決まっているのです。
溶けきらない量を入れると、すすぎが不十分になってしまい逆効果。
洗剤が残った部分がシミになってしまう可能性もあります。
もちろん、洗剤が少なすぎれば汚れが落ちきらなかったり、一度落ちた汚れが洗濯機の中で再び洗濯物についてしまうこともあります。
洗剤は汚れを落とすだけでなく、水に溶けた汚れを他の洗濯物につけないようにする働きもあるのです。
洗剤を開発しているメーカーは、その洗剤がもっとも効果的に汚れを落とす寮を実験した上で適量を表示しています。
洗剤のパッケージに表示された使用量を守ることが、一番効果的な使い方なのです。
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何年か前に、オゾンすすぎができるということで大々的に売り出された洗濯機がありましたね。
今ではもう販売されていないようですが、やっぱりダメだったのでしょうか?
しかもエアウォッシュとかいう機能があって、
家庭では水洗いできないモノを、空気(オゾン)のチカラで手軽に清潔に。
今までクリーニングに出していた衣類も家庭で手軽にお手入れできるので、とっても経済的です。
なんて説明がされていたのですが。
そもそもオゾンというのは何なのでしょうか?
オゾンとは3つの酸素原子からなる酸素の同素体で、フッ素に次ぐ強力な酸化作用があり、オゾン水は殺菌力の高さと殺菌できる微生物の幅広さ、強力な脱臭力が特徴です。
オゾンには確かに脱臭作用はあるんですね。
だけど、オゾンに汚れを落とす力があるかというと、かなりギモンですね。
オゾン水自体がアルカリ性なのであれば、汚れを分解する力もあるのかなと思いますが、オゾン水は中性に近いですからね。
脱臭機としては使えると思うのですが、すでに販売中止になっているところを見ると、効果もイマイチだったのでしょうか。
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白いシャツの脇の部分が黄色に変色したりすることありませんか?
それは「汗ジミ」です。
衣類にしみこんだ汗の成分が変質したものです。
特に脇の下の汗は皮脂を含んでいるため、黄ばみが強く出ます。
白いシャツは脱いだら早めに洗濯するのが黄ばみを防ぐコツです。
すぐに洗濯できないときには、気になる部分だけでも軽く水道で水洗いしておくだけでも違います。
黄ばんでしまった衣類は、40℃くらいのぬるま湯に洗濯用洗剤と漂白剤を溶かして衣類をつけ置きします。
洗剤と漂白剤は同じ割合で入れます。
あまり長くつけておくと、生地が傷むので30分~2時間くらいまでにしておきましょう。
それでも黄ばみが落ちない場合は、お湯の温度を上げるしかありません。
しかし温度を上げれば、それだけ生地にはダメージを与えてしまいます。
様子を見ながら温度は調節しましょう。
黄ばみが落ちたらすすいで、軽く脱水して干します。
あと、脇の黄ばみは制汗剤が原因の場合があります。
夏場は制汗剤を使われる人も多いですが、上記の方法でも黄ばみが落ちない場合は、制汗剤の使用を止めてみてください。
ジャケットなど家庭で洗濯できない衣類をクリーニングに出したときに、黄ばんで返ってきたという経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
汗は水汚れですので、ドライクリーニングの溶剤には溶けません。
つまりドライクリーニングでは汗汚れは落ちないのです。
汗汚れは水洗いをしなければ落とせません。
水洗いできない衣類だけど汗汚れを落としたい!というときは、クリーニングにお持ちくださいね。
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洗濯、食器洗い、に使う石鹸や洗剤ですが、いったいいつ頃から使われていたのでしょうか?
石鹸の歴史は実はとても古く、メソポタミア文明の頃には使われていたようです。
メソポタミアで発掘された粘土版に石鹸の製造方法が記されているんですね。
灰を水に加えた灰汁を洗濯に使っていたようです。
灰汁はアルカリ性ですから、汚れ落ちはいいはずです。
大昔の人もそのことに気付いていたというのはすごいですね。
古代ローマ時代にサポーという場所で洗濯をしていた人が、汚れ落ちがいいことに気付きました。
なぜ汚れ落ちが良かったかというと、その川には、羊を焼いた脂肪が熱で溶けて、灰と混ざったものが流れていたんです。
つまりは脂肪酸と灰のアルカリでできた天然石鹸です。
このときの地名にちなんで、石鹸のことをソープというようになったみたいです。
また、灰汁だけでなく、尿を発酵させて作ったアンモニアも洗濯に使われていたようです。
アンモニアは主に、動物繊維でできた衣類の洗濯に使っていたようですが、確かにアンモニアのアルカリは灰汁に比べて弱いですから、動物繊維がアルカリに弱いということも知っていたということですね。
古代の人の生活の知恵というのもすごいものです。
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