一般的にクリーニングは、検品・洗い・乾燥・アイロン・仕上げまでを数日かけて行われます。
しかし、急ぎでクリーニングしてもらいたいときは、「間に合うのかな…」と不安になってしまうもの。
そんなとき、クリーニング店に午前中までに依頼すると、当日中に仕上げてくれることご存知ですか?
この記事では、当日仕上げのポイントについて詳しくご紹介します。
困ったときに備えて、ぜひ参考にしてみてください。

1. クリーニングの当日仕上げ(即日仕上げ)とは?

クリーニングの当日仕上げ(即日仕上げ)とは、持ち込んだその日に仕上げてくれるサービスのことです。
例えば、午前9時に衣類を出したとしたら夕方以降には受け取ることができるのです。
メリットはなんといってもそのスピードですね!
急に出張が決まったけどワイシャツの襟がよれていたり、明日着ていこうと思っていた服が汚れていたりするケースは珍しくないことでしょう。こんなときに、当日仕上げは強い味方です。

ただ、本来クリーニングは数日かけて行うところを半日で行うので、生地を傷めるリスクがあり、シミ抜きなどのオプション対応は当日仕上げの対象外となります。また、当日仕上げは追加料金が発生する場合も。
そのため、当日仕上げはあくまでも緊急用の手段として利用して、急ぎでないときは通常のクリーニングを利用しましょう。

2. 当日仕上げはどこのお店でもできるの?

当日仕上げは、どこのクリーニング店でもできるわけではありません。これは、通常のクリーニングとは使用する機械が違うからです。

クリーニングで最も時間がかかる工程は「乾燥」の作業なんです。乾きにくいダウンやコートなどは1日以上かけてしっかり乾かします。
しかし、当日仕上げの場合、この乾燥の工程を大幅に時間短縮する必要があるため、通常のクリーニングより高温の乾燥機を使用します。
そのため、高温乾燥機を設置していないクリーニング店では当日仕上げの対応ができません。

また、当日仕上げに対応しているお店でも、受付時間が決められている場合がほとんど。当日仕上げの作業は最速でも5時間 ほどとも言われており、当日中に仕上げるには早い時間からクリーニング作業を行う必要があるためです。

引き取り時間も17時以降の場合が多く、クリーニング店の閉店時間と合わせて把握しておく必要があります。利用したい店のサービス内容をあらかじめ確認しておきましょう。

3. 当日仕上げは何時ごろまでに出せばいい?

午前中までにクリーニング店に持ち込みをすれば当日仕上げが可能というところが多いです。
中には、朝9時半までと設定しているクリーニング店も。お店によって作業時間や作業するスタッフの数が異なるため、受付時間は、公式サイトや店前の看板・店頭のスタッフの方に確認しておきましょう。

また、引き取り時間は、早いお店では17時以降、遅いお店でも18時以降がほとんど。
「17時以降だから、まだ大丈夫」と悠長にしていると、店の閉店時間になっていたなんてことのないように、閉店時間にも注意が必要です。
当日仕上げを利用したい方は、利用するクリーニング店のサービス内容をしっかりと確認しておきましょう。

4. 当日仕上げを依頼する時の注意点

クリーニング店

当日仕上げを依頼する時は、いくつか注意点があります。
1つずつ、見ていきましょう。

決められた時間までに依頼して営業時間中に取りにいく

当日仕上げを依頼する時の注意点の1つ目は、決まった時間までに依頼し、営業時間中に取りにいくことです。クリーニングの当日仕上げは、受付時間が決まっていることが多いです。
これはクリーニングには一定時間がかかるので、当日中に仕上がりを間に合わせるためです。
受付時間はクリーニング店によって異なりますが、早いお店で9時半まで、遅いお店でも12時までとなっており、おおよそ午前中であることがほとんどです。
当日仕上げの受付時間と自身のライフスタイルに合わせてクリーニング店を選びましょう。

当日仕上げの希望を伝える

当日仕上げを依頼する時の注意点の2つ目は、当日仕上げの希望をきちんと伝えることです。
クリーニングは仕上がりまで本来数日かかります。それは、素材に合わせて洗い方を変更したり、シミ抜きや撥水加工などのオプションメニューの対応をしたりと思った以上に手数がかかるためです。
そのため、希望を伝えないと基本的には通常クリーニングとして処理されます。
一部のクリーニング店では受付の際に、当日仕上げの有無を確認してくれることもあるようですが、こちらからしっかりと希望を伝えるようにしましょう。

追加料金がかかる場合もある

当日仕上げを依頼する時の注意点の3つ目は、追加料金がかかる場合もあることです。 クリーニングはさまざまなオプションを用意しています。当日仕上げもその一つで、料金相場は500~1,500円(税込)前後です。
そのため、利用する際は当日仕上げが有料なのか無料なのか、有料であればいくらかかるのかをあらかじめ確認しておきましょう。

通常のクリーニングよりも生地が傷みやすい

当日仕上げを依頼する時の注意点の4つ目は、通常のクリーニングよりも生地が傷みやすいことです。
即日仕上げはスピードを追求するため、通常のクリーニングよりも衣服に強い負荷がかかります。
とくに、乾燥の工程は高温乾燥機で一気に乾かすため、衣服が傷みやすくなります。
また、スピードを追求するため、どうしても手の届かない部分が発生してしまうことがあるため、汚れやシワについても残る可能性があります。
当日仕上げを依頼する方の多くは急用である場合がほとんどですが、時間に余裕のある方は通常のクリーニングを利用するようにしましょう。

5. 当日仕上げは最終手段として使おう!

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当日仕上げは、決まった時間内にクリーニング店へ持ち込めば当日にクリーニングが完了するサービスです。本来、数日かけて行うクリーニングが即日で完了するのは、急ぎの方には嬉しいサービスです。

当日仕上げは、夕方以降に仕上がるため、お店の閉店時間を確認しておかないと受け取りが間に合わなかったということもあるので、あらかじめ閉店時間も確認しておきましょう。

一方で、当日仕上げはスピードを追求する性質上、生地が痛むなどのデメリットもあります。
そのため、当日仕上げを利用する場合は、最終手段として利用するようにしましょう。

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クリーニングが仕上がる日数はどのくらいか、目安が分からない方も多いでしょう。
とくに急ぎで受け取りたいときは、あらかじめ確認しておきたいことの一つです。
実際、衣類や布団など、その種類によってクリーニングが完了するまでの日数は異なります。

そこで今回は、クリーニングの仕上がりにかかる日数の目安について解説します。
「衣類ごとのクリーニング期間の目安を知りたい」、「最短のクリーニング期間はどのくらいか」といった悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてください。

1. クリーニングの期間は決まっている?

衣服

クリーニングの期間は、お店や依頼した衣類や布団などの種類によって異なります。
とある会社での衣類のクリーニング期間は以下となっています。

衣類の種類目安の日数
スーツやワイシャツ1日から2日
コートやセーター5日から7日
ダウンジャケット7日から14日

表で記載されている日数は、あくまでも一例です。
衣類や布団に使用されている素材やクリーニングメニューによって、仕上がり日数は前後します。
そのため、余裕をもってクリーニングに出すことをおすすめします。

2. 種類別!クリーニングの仕上がり期間の目安

仕上がり期間の目安は、クリーニングしたい衣類や寝具の種類によって異なります。
スーツ、コート、布団などの種類別に、クリーニングにかかる日数についてご紹介します。

スーツやワイシャツにかかる日数

スーツやワイシャツは、1日~2日が仕上がりの目安とされています。
たとえば、土曜日にクリーニングに出せば日曜日か月曜日には仕上がります。
スーツやワイシャツは依頼の頻度が高いため、クリーニング店で洗い方が統一されています。
そのため、他の衣類よりも早く仕上がることが多いです。
短い時間でキレイにできるので、就職活動や営業などでスーツを多く着る方も安心して利用できます。

コート・ダウン・ニットにかかる日数

コート・ダウン・ニットにかかる日数は、5日~7日が目安です。
スーツやワイシャツよりも時間がかかるため、着用するシーズンが近づいたときやシーズンを過ぎて着用しなくなったときにクリーニングに出すのが良いでしょう。
特にダウンジャケットは、仕上がり日数を10日としているクリーニング店もあります。
着用したい日に間に合うように、余裕を持ってクリーニングに出しましょう。

学生服にかかる日数

学生服

学生服をクリーニングに出すと、クリーニング店によっては即日で出来上がるところもありますが、一般的に2日~4日で仕上がります。自宅まで届けてくれる宅配クリーニングに出すと、10日ほどかかる場合も。
いずれにしても、夏休みや衣替えした後など、余裕があるときにクリ―ニングを依頼するとよいです。
制服が1着しかないという方で、すぐにクリーニングが必要である場合は、即日や1日で仕上げてくれるクリーニング店に依頼しましょう。

布団・羽毛布団・毛布にかかる日数

布団、羽毛布団、毛布にかかる日数の目安は下記のとおりです。

種類目安の日数
布団7日
羽毛布団10日から14日
毛布10日から14日

気をつけておきたいのが、クリーニングを依頼する時期によっては、通常の仕上がり日数よりも遅れる可能性があることです。

例えば、布団などの使い始めの時期にあたる10月は、「保管中にホコリや汚れを落として清潔な状態で使い始めたい」という方が多く依頼が集中する傾向にあります。また、布団・羽根布団・毛布を使い終わる4月・5月は、「清潔な状態にしてから保管したい」という方の依頼が多くなり依頼が増える時期です。

こうした繁忙期を避けて依頼することをおすすめします。

浴衣・着物・振袖・ドレスにかかる日数

着物や振袖など、イベントで着用するようなデリケートな衣類に関しては、クリーニングの仕上がりまで時間がかかります。

洋服の種類目安の日数
着物1ヶ月
振袖1ヶ月
浴衣7日程度
ドレス5日程度

着物や振袖は普段着と違い、金箔や銀箔といった加工がされていることもあり、通常のクリーニングでは対応できないことが多いのです。
手間と時間をかけてクリーニングされるので、仕上がりまで1ヶ月ほどかかる場合も。
「着用する日まで時間がない!」ということがないように、1度着用したらすぐにクリーニングに出すなど余裕を持っておくと安心です。

仕上がり期間の目安一覧表

衣類の種類別「仕上がり期間の目安一覧」は下記です。

洋服の種類目安の日数
ワイシャツ1日から2日
スーツ1日から2日
コート5日から7日
ダウン5日から7日
ニット5日から7日
布団7日程度
羽毛布団約10日から14日
毛布約10日から14日
着物1カ月
振袖1カ月
浴衣7日程度
ドレス5日程度

ただし、汚れや衣類の状態がひどかったり、特殊な素材の場合は、上記より日数がかかるので、注意してください。

3. クリーニングの最短日数は?少しでも早く仕上げる方法

カレンダー

クリーニングの最短日数は、衣類の種類によって異なりますが、ワイシャツやスーツなら1日で仕上げてくれます。衣類の種類の他にも、クリーニングを出す時期でも最短日数は変わります。
衣替えのシーズンなどはクリーニングの繁忙期になるため、閑散期より時間がかかってしまう可能性があります。
また、シミ抜きや汗抜き加工などのオプションを追加することで、クリーニング工程が増えて最短日数で仕上げられなくなってしまうことも。

クリーニングを最短で仕上げてほしいときは「即日(当日)仕上げ」や「スピード仕上げ」を利用するのがおすすめです。即日仕上げの特徴について、見ていきましょう。

当日受取ができる即日(当日)仕上げやスピード仕上げ

多くのクリーニング店には、即日(当日)仕上げやスピード仕上げメニューがあります。
このメニューを利用することで、その日のうちに、クリーニングを仕上げてくれます。

ただし、気をつけておきたい注意点もあります。

  • 午前中の受付が必須
  • クリーニング費用が割高になる場合もある
  • シミ抜きや撥水加工などのオプションメニューは利用できない

基本的には、クリーニング店へ午前中に衣類の持ち込みができると、その日の夕方に受け取ることができます。また、当日(即日)仕上げの多くは、シミ抜きや撥水加工などのオプションメニューは利用できないので、あくまでも基本的なクリーニングを即日で対応してくれると覚えておきましょう。

スピード仕上げは対応していないお店もあるため、近くのクリーニング店が対応しているのか調べてから利用するようにしてください。

関連記事:スピードが早い【即日仕上げ】クリーニングの意外なデメリットと注意点

4. クリーニングは衣類や出す時期で最短日数が変化する

クリーニングの仕上がり日数の目安についてご紹介しました。
今回お伝えしたクリーニング期間は、あくまでも目安です。日数に余裕を持ってクリーニングに出すことをおすすめします。
できるだけ早く仕上げて欲しい場合は、近くにあるクリーニング店に問い合わせて計画的に利用しましょう。

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クリーニングの依頼をすると、衣類の受け渡しと同時に仕上がり時間を伝えられます。
しかし、クリーニングに出した衣類を着用する日が迫っているときや、仕上がり日に時間の都合が合わないときは、仕上がり時間より前に衣類を受け取りたいと思う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、仕上がり時間より早いタイミングで受け取れるのか、急いでいる場合の適切な対処法についてご紹介します。
急ぎでクリーニングをしたい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

1. 少しの時間であれば仕上がり時間前にも受け取れることがある

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結論から言うと、少しの時間であれば事前に知らされている仕上がり時間前に受け取れる場合があります。
クリーニング店では預かった衣類を一度工場などに送り、そこでクリーニング作業を行った後にお店に衣類が届き、お客様に返します。
そのため事前に知らされる仕上がり時間は、クリーニングに遅れが出た場合や、配送に想定以上の時間がかかった場合も考慮された設定になっています。

ほとんどの場合、クリーニング作業に遅れが出ることはなく、円滑にクリーニング作業が進むため、仕上がり時間前にはお客様に衣類を返せる状態であることが多いです。
そのため、30分~1時間程度であれば、仕上がり時間より早く受け取れる場合があります。

もしクリーニングに出した衣類が急遽必要になった時は、クリーニング店へ事前に受け取れるかどうかの確認の連絡をした方が安心です。
連絡があれば、クリーニング店のスタッフも可能な範囲で準備をしてくれるので、スムーズに衣類を受け取ることができます。

仕上がり時間より早めにクリーニング店へ足を運んで、実際は受け取れなかった、かえって受け取りに時間がかかったということがないようにきちんと連絡しましょう。

2. 仕上がり時間以降に受け取りに行くのが基本

仕上がり時間よりも前に衣類を受け取れる場合はあるものの、基本的には仕上がり時間よりも後に受け取りに行かなければなりません。
クリーニング店には、日々多くの衣類が集まるので、他の方の衣類と取り違いなどがないよう、配送や受け渡しの準備時間なども考慮した上で、お客様に対して仕上がり時間を指定しているためです。

そういった背景を考慮すると、衣類を着用したい日の3日以上前にクリーニング店から衣類を受け取れている状態が理想的です。引き取りを急ぐことのないように、時間に余裕を持ってクリーニングの依頼をしましょう。

どうしても急ぎでクリーニングする必要がある場合は、即日仕上げを利用するのも一つの手です。
即日仕上げを対応しているかどうか、事前にクリーニング店に確認しておきましょう。

3. 時間前に受け取るためのテクニックは?スタッフに聞くのが確実!

ここからは、仕上がり時間よりも前に衣類を受け取る方法をご紹介します。

依頼時に確認してみる

まずは、クリーニングを依頼するときに、お店の方に最短でどれくらいで仕上がるかを確認しましょう。
その上で急ぎであることを伝えれば、可能な範囲内で仕上がりを早めるなど、柔軟に対応してくれることもあります。
「当日仕上げ」があるかどうかも、あわせて確認しましょう。

お店に電話して聞いてみる

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日中忙しいと、お店に足を運んで、仕上がり時間を聞きに行くのが難しい場合もあります。
そんな時は、まずはお店に電話をしてみて、クリーニング完了までにどれくらいの時間が必要なのかを事前に聞いておきましょう。

また、クリーニングに出すときは、下記の内容を事前に伝えておくとよいでしょう。

  • どのような衣類で、どのプランを利用するか
  • いつにその衣類が必要になるか
  • いつ頃に衣類を店舗に預けにいけるか

上記の3つを先に伝えておくことでクリーニング店も準備ができるため、受付からクリーニング開始までがスムーズになります。
また、お店で衣類を出すときにも、いつまでにクリーニングが完了するか、いつ頃に取りに来れるかを確認しておきましょう。

4. クリーニングを早く終わらせるためには?

ここまで、クリーニングに出した後、仕上がり時間前に衣類を受け取る方法についてご紹介しました。
クリーニングに出す前でも、依頼時のちょっとした工夫で、クリーニング自体が早く終わり、その分受け取りが早くなる場合もあります。
ここからは、クリーニング自体を早く終わらせる方法について見ていきましょう。

シミ抜きなどのオプションを頼まない

シミ抜きなどのオプションを追加することで、通常のクリーニングより仕上がりまでの時間が長くなります。
例えば、シミ抜きのオプションを追加すると、通常より1〜3日程度の時間が必要になります。
撥水加工などの他のオプションも同様です。

オプションを頼む場合は、事前にかかる日数を確認しましょう。
そのうえで、衣類を着用する日までにクリーニングが仕上がるのかをシミュレーションし、場合によってはオプションをつけずに依頼することをおすすめします。
お店の方とコミュニケーションをとり、最善策を選ぶようにしましょう。

当日(即日)仕上げを依頼する

多くのクリーニング店には、当日(即日)仕上げのメニューがあります。
このメニューを利用することで、その日のうちに、クリーニングを仕上げてくれます。
急ぎで衣類が必要となり、クリーニング店に当日(即日)仕上げがある場合は、積極的に利用しましょう。
ただし、当日(即日)仕上げには受付時間の制限やクリーニング費用が割高になる場合もあります。
基本的には午前中に衣類の受け渡しができなければ、当日(即日)仕上げをしてもらうことはできないと覚えておいてください。
また、当日(即日)仕上げの多くは、シミ抜きや撥水加工などのオプションメニューは利用できません。
あくまで、基本的なクリーニングを即日で対応してくれるという認識で利用しましょう。

関連記事:クリーニングの当日仕上げは何時までに依頼すれば良い?

スピード重視なら宅配より店舗のクリーニングがおすすめ

クリーニング店

クリーニングを依頼する際に、スピードを最優先する場合は「店舗クリーニング」がおすすめです。
宅配クリーニングでは衣類の配送に一定の時間がかかるため、どうしても時間がかかります。
また、早めに衣類が仕上がっても、受け取り時に不在にしていると衣類を受け取れないことも。
そのため、スピード重視のときに宅配クリーニングはおすすめできません。

一方で、店舗クリーニングでは実際にお店の方と衣類の状態を見たうえで、どれくらいの期間で仕上げられるかを直接相談できます。
その場で受け取り時間を聞いたり、そもそもクリーニングに出すかどうかを対面で相談できるため、急ぎの仕上がりを希望しているときは、すぐに判断できるのでスムーズでしょう。

5. スピード重視なら店舗クリーニングを利用して、スタッフに確認しましょう

本記事では、仕上がり時間前に受け取れるテクニックや、急いでいるときの対処法についてご紹介しました。
スピードを重視するときは、店舗クリーニングの利用がおすすめです。
確実に受け取るには、当日(即日)仕上げを利用するのもよいでしょう。
まずはクリーニング店の方に、急いでいることを伝え、仕上がり日について調整できるかを確認してみましょう。
いくつか近くのクリーニング店に問い合わせして、最も希望に近い対応ができるお店を利用してみてはいかがでしょうか。

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「クリーニングをなるべく早く仕上げてほしい!」
そんなときに便利なのがクリーニングのスピード仕上げ。

最も早いものでは、出したその日にできる「即日仕上げサービス」があります。
ただし、こういったスピード仕上げには注意点がつきもの。

そこでこの記事では、即日仕上げやスピード仕上げを利用する際の注意点やデメリットをご紹介します。
急ぎでクリーニングを出そうとされている方は、ぜひ参考にしてください。

1. クリーニング店の即日仕上げサービスとは?

クリーニングタグ

クリーニング店の「即日仕上げサービス」は、午前中に出すとその日の夕方には受け取れるサービスです。
クリーニングに出しそびれていて、次の日すぐに着たい場合などにうれしいサービスですよね。

通常は、クリーニングに出してから最低でも2~3日はかかるため、ある程度計画的にクリーニングを依頼しなくてはなりません。
その点、即日仕上げサービスは午前中に出せばよいので、実際に利用したことがある方も多いでしょう。

2. スーツの通常仕上げと即日仕上げの違い

便利な即日仕上げサービスですが、通常仕上げとどんな違いがあるのでしょうか?
スーツを例にして、通常仕上げと即日仕上げの違いをご紹介します。

スーツを通常仕上げする場合

【スーツを通常仕上げする場合】
利用方法 クリーニング店の営業時間内に持っていく
仕上げにかかる日数 2~3日
クリーニング料金 1,000~2,000円前後

※すべて税込価格です。

通常仕上げの場合、仕上がりまでには2~3日の日数が必要です。
クリーニング料金や日数は、店舗によりばらつきがあるのでご注意を。

スーツを即日仕上げする場合

【スーツを即日仕上げする場合】
利用方法 午前中(多くの場合11時まで)に持っていく
仕上げにかかる日数 その日の夕方
クリーニング料金 通常価格と同じ場合が多いが、中には料金の10%分を上乗せするお店もある

即日仕上げの場合、利用できる時間が限られている点に注意してください。
即日仕上げやスピード仕上げの受付時間を過ぎると利用できません。

また、価格もほとんどのお店が通常料金と同じ金額で対応してくれますが、まれに上乗せ料金が必要なクリーニング店も。
即日仕上げやスピード仕上げを依頼する際は、時間だけでなく料金にも注意しましょう。

3. クリーニング店の即日仕上げ・スピード仕上げのデメリット

洗濯物を見る

便利なスピード仕上げ・即日仕上げですが、デメリットもあります。
衣類の状態やクリーニングの目的によっては、通常仕上げを選んだほうがよい場合も。
間違った方法を選ばないためにも、サービスのデメリットを正しく理解しましょう。

衣類の生地に負担がかかってしまう

即日仕上げやスピード仕上げの大きなデメリットに、生地への負担が大きいことがあげられます。
通常仕上げのクリーニングでは、衣類の生地を傷めない温度に設定された乾燥機で乾かすのが一般的。
時間は多少かかりますが、生地へのダメージは最小限に抑えられます。

一方で即日仕上げの場合は、乾燥時間を短縮するため衣類を高温の乾燥機に入れて乾かします。
乾燥時間は短くなりますが、高温による乾燥は生地に負担がかかるため傷みやすくなるんです。
長く大切に着たい衣類の場合は、スピード仕上げや即日仕上げを避けた方がよいでしょう。

シミ抜きは受け付けていない場合も

シミや頑固な汚れは、洗濯とは別にシミ抜き作業が必要になるため、どうしても時間がかかります。
スピード仕上げや即日仕上げは、早く仕上げることを重視したサービスであり、頑固な汚れを落とすための時間がかけられません。
その結果、スピード仕上げや即日仕上げでは、「シミ抜き」対応は受け付けていない場合も多いです。

また、シミ抜きを受け付けている場合でも、シミや汚れが取れない可能性があると店頭で説明を受けることも。

シミや汚れを落とす目的でクリーニングを依頼する場合、即日仕上げやスピード仕上げはあまり向きません。
シミや汚れをきれいにしたい場合は、通常仕上げで依頼しましょう。

追加料金がかかることがある

即日仕上げやスピード仕上げは、追加料金が発生する場合があります。
通常仕上げよりも料金がかかるため、「思ったよりも高くついてしまった」なんてことも。

シミ抜きを対応してもらえない可能性などを考えると、もったいない気もしますね。
即日仕上げやスピード仕上げを依頼する場合は、料金を確認したうえで依頼しましょう。

納期に間に合わないことがある

実はお店でスピード仕上げを依頼した場合でも、予定した時間までに受け取れない場合があります。
クリーニングは機械と手作業で行うため、シミや汚れがあまりにも落ちなかった場合や、作業量が多くて間に合わなかった場合は、どうしても納期内に終わらせるのが難しくなります。

稀ではありますが、即日仕上げやスピード仕上げで依頼しても、その日のうちに受け取れない場合があることを覚えておきましょう。
特にシミや汚れが目立つ衣類はその分処理に時間がかかるため、遅れる可能性が高いです。

即日仕上げやスピード仕上げを利用する場合は、シミや汚れがひどい衣類は避けましょう。

4. できれば余裕を持って通常仕上げしてもらうのがおすすめ

女性店員とクリーニング店

早く仕上がるのがメリットのスピード仕上げ・即日仕上げのサービス。
しかし、その分デメリットがあることを正しく理解するようにしましょう。
手早く仕上げてもらっても、「汚れが落ちていない」「生地が傷む」のでは、クリーニングに出した意味がありませんよね。

大切な衣類へのダメージをおさえつつ、シミや汚れを落とすためにも衣類をクリーニングする際は、前もって計画を立てておくなど準備をし、できれば通常仕上げを利用することをおすすめします。

5. スピード仕上げは最後の手段として利用しよう!

即日仕上げ・スピード仕上げはクリーニングがその日のうちに仕上がるため、とても便利なサービスです。
しかし、衣類の生地に負担がかかる・汚れが落ちにくいなど、クリーニングのメリットを半減させるサービスでもあります。

即日仕上げやスピード仕上げを利用する際は、デメリットや注意点を考えたうえで利用しましょう。
クリーニングは通常仕上げの方がきれいに仕上がるため、普段から計画的な利用を心がけてくださいね。

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