スーツにできたシワが取れず困った経験はないですか?
シワができたスーツを着用していると、清潔感がなく、だらしない印象を与えてしまいます。

この記事では、スーツにシワができる仕組みから、スーツの素材別のシワの特徴、予防方法まで詳しく解説します。

スーツにできるシワを防ぎたい方、できたシワを取る方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

1. シワができる仕組みとは?

ワイシャツ

衣類にできるシワの種類は、大きく分けて「着用時のシワ」と「洗濯時のシワ」の2つに分けられます。
それぞれのシワができる仕組みを見ていきましょう。

【着用時のシワ】

着用時のシワは、肘や膝などのよく動かす部分にできるシワのことです。シワのできやすさは衣類の素材によっても異なり、合成繊維や羊毛などの動物繊維はシワができにくく、綿や麻などの植物由来の繊維はシワができやすいという特徴があります。

運動したり、日常生活で動いたりすることによって、繊維の位置が縦や横にずれ、その状態で固まってしまい元に戻らなくなることでシワができてしまいます。どんなにパリッとした服でも、動いているうちに付いてしまうシワは回避できません。

【洗濯時のシワ】

洗濯時のシワは、洗濯機の中で洗濯物同士が絡み合ったりこすれ合ったりしてしまうことが原因でできるシワのこと。なかでも、ブラウスやワイシャツはシワができやすい素材です。

繊維は分子でできており、その分子同士が弱い結合で結び付き、繊維の形を作っています。しかし、綿などの繊維は洗濯で水分を吸うと、繊維自体がふくらんでいき、分子の結び付きがほどけてバラバラになってしまいます。

洗濯後、くしゃくしゃになった状態で乾かすと、バラバラになったまま分子が結び付いて固定されてしまい、シワとなって残るのです。これが洗濯でシワができてしまう仕組みです。

2. スーツの素材の特徴

生地見本

スーツの素材によってシワのできやすさは変わってきます。
素材の特徴をおさえておくと、シワになりにくいスーツを選ぶことができ、アイロンがけのストレスからも解放されます。スーツの素材別に特徴を見てみましょう。

ウールやポリエステル素材の特徴

「動物繊維」の羊毛(ウール)や、「合成繊維」のポリエステルやナイロン、アクリルなどは比較的シワになりにくい素材です。
羊毛(ウール)は、保温性や保湿性に優れ、シワになりにくいだけでなく型崩れもしにくい素材ですが、虫がつきやすく毛玉ができやすいのが注意点です。
動物繊維の中には絹(シルク)もありますが、シルクは非常にデリケートで、シワができやすい素材です。動物繊維すべてがシワになりにくいというわけではないので、注意しましょう。

ポリエステルは、糸に反発性があり、弾力性や伸縮性に優れています。そのため、ウールよりもさらにシワに強く、強度がある素材です。
特にウールとポリエステルをミックスした混紡の生地はシワや型崩れに強く、近年では高級スーツにも用いられることが増えました。
また、強撚糸(きょうねんし)と呼ばれる通常より強度の高い糸を用いることにより、ウール100%でもシワになりにくく、シワからの回復が早い生地も開発されています。

このように「シワになりにくい素材」でできたスーツだと、美しい状態を長くキープできますね。

綿や麻の素材の特徴

綿や麻のような「植物繊維」の素材は通気性に優れていますが、シワができやすい素材です。

綿は、吸水性に優れていて熱に強く丈夫というメリットがありますが、シワになりやすく、毛玉ができやすいというのがデメリットでしょう。

麻は、シャリ感があり、吸水性や発散性に優れていて水に濡れても乾きやすいという特徴がありますが、弾力性が乏しいため、シワになりやすい素材です。

3. 自宅で「手軽に」スーツのシワを伸ばす方法

ここからは自宅で手軽にできる、シワ伸ばしの方法を2つご紹介します。

霧吹きで軽く濡らして干す

自宅でスーツのシワを取るときは、霧吹きで軽く水を吹きかける方法が効果的で簡単です。

やり方は、シワが気になる場所に霧吹きで軽く濡らす程度の水を吹きかけて、シワを手で伸ばし、ハンガーにかけて乾かすだけでOK。

このとき、水をたくさんかけ過ぎてしまうと、スーツの色落ちや傷んでしまう原因になるので、少量ずつ湿らせるようにしてください。また、スーツを干すときには、スーツが色焼けしてしまわないように直射日光のあたる場所を避け、風通しの良い日陰に干すようにしましょう。陰干しをすることで、スーツの中にこもった水分が飛び、カビや虫の発生を防ぐことができます。

入浴後の風呂場で干す

入浴後の湿度が高い風呂場でシワを取る方法もあります。

やり方は、風呂場でスーツを15分~30分ほど干し、その後は、風通しの良い日陰に干して、湿り気が取れて乾いたら完了です。

ウールの素材の場合、水分を吸収させた後、風にさらす事で匂いのもととなる汗や雑菌も一緒に発散してくれます。

ただし、風呂場が十分に湿っている状態でないとシワが伸びないので、入浴後すぐに干すようにしましょう。この方法は自宅だけでなく、出張先のホテルなどでも手軽にできる方法なので、ぜひ試してみてください。

4. 自宅で「本格的に」スーツのシワを伸ばす方法

次は、自宅でできる本格的なスーツのシワ伸ばしの方法をご紹介します。頑固なシワや、細かいシワにも効果的な方法なので、ぜひ参考にしてください。

衣類スチーマーを使用する

スーツに頑固なシワができてしまったときは、衣類スチーマーを使用することで、本格的にシワを伸ばすことができます。

やり方は、ハンガーにジャケットやズボンをかけた状態で、衣類スチーマーをゆっくり当てるだけです。スチームの力でしっかりとシワが伸びるうえに、消臭効果も期待できます。

ただし、スチームを使用する場合は、素材に合わせて設定温度を変えるようにしましょう。なかには熱に弱い素材もあり、間違えて高温であてると生地が溶けてテカリや伸びの原因にも。綿や麻は高温、ウールは中温、ナイロン・アクリルは低温がおすすめです。

スチームアイロンを使用する

衣類スチーマーがなくても、アイロンにスチーム機能が付いていれば、アイロンのスチームをスーツにかけるだけで、しっかりとシワが伸びて美しい状態を保てます。

自宅のアイロンにスチーム機能が付いていない場合は、霧吹きで代用することも可能です。アイロンをかける前に霧吹きで水をかけておけば、スチームアイロンと同様に、簡単に本格的なシワ伸ばしができます。

アイロンをかけるときは、スーツのテカリ防止のために当て布をしておきましょう。当て布は、綿100%のタオルやハンカチの使用がおすすめです。
また、衣類スチーマーと同様、衣類の素材に合わせて設定温度を変更しましょう。

ズボンプレッサーを使用する

ズボンプレッサーを使用すると、ズボンのシワがキレイに伸びて一直線の折り目をつけられます。

ズボンプレッサーのプレスにかかる時間はメーカーや機種によって違いがあるので、朝の忙しい時間帯に使用する機会が多い場合は、プレス時間が短くて済むものを選ぶのがポイントです。

ただし、短時間でプレスできるズボンプレッサーは、高温で生地を傷めてしまう恐れがあります。高級スーツや大切にしているスーツへの使用は避けた方がよいでしょう。

5. スーツのシワ伸ばしなら宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」におまかせ!

自宅でシワ伸ばしを試してみたものの、なかなかうまくいかなかったという場合や、自分でシワ伸ばしするのが心配な方は、プロのクリーニング店へ依頼するのがおすすめです。

宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」には、スーツやワイシャツ、ネクタイなどをまとめてクリーニングできる「ビジネスパック」プランがあり、ネットから簡単に申し込みができます。

宅配クリーニングは、自宅にいながらクリーニングの依頼から受け取りまで完結できるので、何と言ってもその手軽さと便利さが特徴で、近年利用が増えているクリーニングサービスです。

リクリのビジネスパックでは、スーツやワイシャツ、ネクタイなどの計7点の衣類を5,280円(税込)(1点あたり754円)でまとめてクリーニング可能です。送料無料(一部地域を除く)のほか、簡易シミ抜き、ボタン付け、ワイシャツの抗菌・防臭加工の無料サービス付きなのもうれしいポイント。

リクリは、創業50年以上・約200店舗運営しているクリーニング店の運営実績があり経験が豊富!宅配クリーニングの利用が初めての方でも安心して依頼ができます。

自宅でのスーツのケアが難しい方はもちろん、お店まで持っていくのが面倒な方や忙しくて時間がない方は、ぜひ一度試してみてください。

6. 普段からスーツのシワを予防するテクニック

スーツの女性

ここまで、自宅でできるシワ伸ばしの方法や宅配クリーニングの活用方法をご紹介しましたが、普段からシワができないように工夫することも大切です。

最後にスーツのシワを予防するポイントを5つご紹介します。

スーツを2着以上用意しておく

スーツを着る機会が多い方は、着回しできるスーツを2着以上用意して連続して同じスーツを着ないようにしましょう。スーツを1日着用したら、ハンガーにかけて休ませておくことで自然とシワが伸び、スーツの傷みも防げます。

2着以上用意しておけば、自宅では取りにくいシワや汚れが付着した場合でも、すぐにクリーニングに出せるので安心です。

シワになりにくい生地のスーツを選ぶ

最近では、シワになりにくいポリエステルなどの合成繊維でできている生地を使用したスーツが販売されています。自宅でのシワ伸ばしが苦手な方や、忙しくてスーツのメンテナンスができない方は、シワになりにくい生地のスーツを選ぶとよいでしょう。

ただし、シワになりにくい生地とはいえ多少のシワや傷みは発生します。どのような生地のスーツでも、最低限の定期的なメンテナンスは必要です。

スーツの上下を別にしてハンガーにかける

スーツの上下を別にしてハンガーにかける

スーツの上下(ジャケットとパンツ)を1本のハンガーに重ねてかけている方もいらっしゃるかもしれませんが、上下を同じハンガーにかけてしまうと、互いに触れ合って余計なシワができる原因になってしまったり、風通しが悪くなってしまったりします。

スーツを美しく保つためには、上下別々のハンガーにかけるようにするのがおすすめです。特にパンツは、クリップ付きなどスーツパンツ専用のハンガーに裾を上にしてかけておくことで、重力によるシワ伸ばし効果が期待できます。

持ち歩く際はしっかり畳む

出張などでスーツを持ち歩くときには、キレイに畳んで持ち歩きましょう。

シワになりにくい畳み方は、ジャケットの背中を内側に両肩部分が合わさるように半分に畳みます。つぎに、片側の前身頃を開き、裏地が表側に出るようにひっくり返しながら、反対側に被せて整えます。

バッグに入れて持ち運ぶ場合は、先ほどの方法で畳んだジャケットをさらに2つ折りにすると、シワができにくく収納しやすくもなります。収納する衣類とスーツの間にタオルや靴下などの柔らかい物を挟むと、クッション材になって圧迫を防ぎ、シワができにくくなります。

出張先など緊急時はシワ取りスプレーで応急処置を

出張先などで緊急時にスーツにシワができてしまったときには、シワ取りスプレーを使うのが手軽で便利です。

やり方は、スーツにできたシワの部分にスプレーを吹きかけて、シワを優しく手で伸ばし、風通しのいい日陰で乾燥させるだけ。シワが取れるだけでなく、防臭効果もあるので、出張の際は携帯用のシワ取りスプレーを持っていくといいでしょう。

着ているときの姿勢を正す

スーツを着るときには、姿勢を正すように意識することで余計なシワを防ぐことができます。特に、着用時のシワができやすいのがスーツパンツ。

イスに座るときにはなるべく足を組むのを避けて、長時間不自然な姿勢をキープしないようにするとよいでしょう。まっすぐ美しい姿勢でいることを心がけると、スーツのシワ予防にもなります。

7. 状況と素材に合わせてスーツのシワ伸ばしをしよう

スーツを着る男性

シワのないキレイなスーツを着用していると、周りからも良い印象を持たれるもの。
今回ご紹介した、自宅でできるスーツのシワ伸ばし方法や日ごろの着用方法などを参考に、いつもシワのないキレイなスーツを着られるように試してみましょう。

自宅でのケアがうまくいかない場合や、忙しくて自宅でのメンテナンスが難しいときには、スマホやパソコンから手軽に注文できる宅配クリーニングを活用するのもおすすめです。この機会にぜひ宅配クリーニングの利用を検討してはいかがでしょうか?

目に見えないスーツの汚れが気になっているものの、クリーニングにはどの程度の頻度で出すべきか分からないという方も多いのではないでしょうか?
また、クリーニングに出したもののスーツを着たいときに「クリーニング店からまだ戻ってこない!」といった経験をしたことがある方もいるでしょう。

この記事では、クリーニング店へのスーツの出し方や料金相場、仕上がり日数などについて詳しく解説します。さらに、スーツをクリーニングに依頼するときの注意点や、クリーニング後の保管方法についても併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1. 2種類あるクリーニング方法

スーツをクリーニングする場合の方法には、ドライクリーニングとウェットクリーニングの2種類があります。

スーツのクリーニングは通常、ドライクリーニングで行う場合が多いですが、汚れや生地の状態を判断してウェットクリーニングで洗うこともあります。クリーニング方法は店舗ごとに異なるため、店舗によって料金や仕上がり日数も変わります。

ドライクリーニングとウェットクリーニングの特徴は下記です。

ドライクリーニングの特徴

ドライクリーニングは、水の代わりに「有機溶剤」を用いて洗濯をします。食べこぼしや皮脂汚れなどの油汚れに強いのが特徴です。その半面、汗などの水溶性の汚れは落ちにくいというデメリットもあります。

ウェットクリーニングの特徴

ウェットクリーニングは、本来水洗いできない衣類の、汗などの水溶性の汚れを落とすために行われる洗濯方法です。一般的に、ぬるま湯と洗剤を使い、縮みや型崩れ、色移りなどを起こさないように洗濯します。
ウェットクリーニングは高い技術力が必要なため、ドライクリーニングよりも料金が高めに設定されていることがほとんどです。

クリーニング店に出す前には、ご自身のスーツが水洗いできるのかどうか、どういった汚れが付いているのかを確認しておきましょう。

2. スーツをクリーニングに出すのにおすすめの頻度

クリーニング店ワイシャツ

スーツをいつも清潔に着るためには、定期的にクリーニングに依頼するのがおすすめです。まずは、スーツをクリーニングに依頼する頻度について確認していきましょう。

夏は2週間に1回・冬はシーズンに1回を目安にする

オールシーズン着用する機会があるスーツですが、夏場と冬場では汗をかく量が違うため、必然的に夏場の方がクリーニングの頻度が多くなります。
夏場は2週間に1回、冬場は1シーズンに1回程度のクリーニングを目安にしましょう。

ただし、食べこぼしや飲みこぼしなどで汚してしまったときは、すぐにクリーニングに出しましょう。時間が経過してしまうと、汚れがシミとなり落ちにくくなってしまいます。うっかり汚してしまったときは、いかに早く対処できるかどうかが衣類をキレイに長持ちさせるコツです。

クリーニングの頻度と一緒におさえておいていただきたいのが、必要以上に頻繁にクリーニングに出すとスーツの生地にダメージを与えてしまう恐れがあるということ。クリーニングの出し過ぎには注意しましょう。

特に、1着のスーツを着回していると、クリーニングに出す頻度がどうしても高くなり、風合いや着用感を損ねてしまいます。できれば2着以上用意して、ローテーションで着るようにしましょう。

3. スーツのクリーニングの料金相場と仕上がり日数

続いては、スーツをクリーニングに出すときの料金相場や仕上がり日数について見ていきましょう。

店舗型クリーニングの料金相場と仕上がり日数

一般的な店舗型クリーニングの料金相場は、スーツのジャケットが700~1,200円(税込)前後、ズボンが500~800円(税込)前後となっています。

仕上がり日数は、店舗型の場合は即日~3日程度です。

宅配クリーニングの料金相場と仕上がり日数

宅配クリーニングの料金形態には「衣類ごとに料金がことなる単品料金」か「衣類の種類に関わらず料金が一律の定額パック」の2つのタイプがあります。

単品料金の場合では、ジャケットが900~1,100円(税込)前後、ズボンが660~750円(税込)前後です。

定額パックの場合は、出す点数により金額が大きく変わります。

ここでは参考として宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」の料金例をもとにご紹介します。

【「洋服パック」衣類の点数と料金案内】

※9/1~2/28は「保管あり」コースを受け付けておりません。

※すべて税込価格です。

リクリでは、1点あたり700~2,000円(税込)前後が目安です。
パック料金の場合は、依頼する点数が多くなるほど1点あたりの料金が安くなるのが分かりますね。スーツと一緒にワイシャツやネクタイなどもまとめてクリーニングに出すとおトクに利用できます。

宅配クリーニングでは、店舗型クリーニングと違い、クリーニングの日数だけでなく往復の配送にも時間がかかるため、仕上がり日数は1~2週間程度です。余裕をもって依頼しましょう。

オプションでウェットクリーニング対応している場合

クリーニング店のなかには、ウェットクリーニングはオプションとして対応しているお店もあります。その場合、クリーニング料金とは別で追加料金が発生することがほとんどです。追加料金の相場は、1点あたり900~1,300円(税込)程度です。

また、ウェットクリーニングに特化したお店や、技術に強くこだわっているクリーニング店の場合は、スーツ上下で9,000円(税込)程度といった料金設定のお店もあります。

仕上がりまでの日数は、1~2週間程度かかるケースが多いです。

4. スーツをクリーニングに出すときのポイントや注意点

スーツを持つ女性

スーツをクリーニングに出すときには、いくつか注意点もあります。事前にチェックすべきポイントや注意点をおさえておくと、クリーニングトラブルの防止にもつながります。ひとつずつ見ていきましょう。

洗濯表示タグで洗濯方法を確認する

クリーニング店でも必ず確認してくれますが、スーツのジャケットやズボンに洗濯表示タグが付いているか事前に確認しましょう。あらかじめ自分でチェックしておくことで、せっかくクリーニングを利用したのにトラブルが起きてしまったり、思っていた仕上がりと違ったといったことが防げます。

洗濯表示タグには、その衣類に適した洗濯方法や取り扱い方法などの重要な情報が書かれています。

例えば、クリーニング店は一般的に120~130℃でアイロンをかけますが、洗濯表示タグに書かれているアイロン仕上げの温度がそれよりも低い場合は、スーツの生地にテカリが出たり、焦げてしまうことも。

■アイロン仕上げの洗濯表示例
底面温度110°Cスチームなしアイロン
底面温度110℃を限度としてアイロン仕上げができる
底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げができる
底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げができる
底面温度 200°Cアイロン仕上げ
底面温度200℃を限度としてアイロン仕上げができる

特に大切なスーツの場合などには、自分でも洗濯表示タグを確認したうえでクリーニング店に出すと安心ですね。

ジャケットとズボンの上下セットで出す

ジャケットとズボンを別々にクリーニングに出すと、スーツの風合いが変わる場合があります。これは、衣類は直接生地にふれる水・洗剤や、その洗い方によって影響を受けやすいためです。
特に、夏場などジャケットを着ない季節にズボンだけをクリーニングに繰り返し出してしまうと、秋口にジャケットを着用したときに、ちぐはぐな色合いや風合いになってしまうことも。
セットアップは必ずセットでクリーニングに出すようにしましょう。

糸のほつれや破れがないか確認する

スーツに糸のほつれや破れなどがある状態でクリーニングすると、糸がからまったりボタンや金具などと触れたりして、穴が広がってしまう可能性があります。「せっかくクリーニングに出してキレイになるはずが破れてしまった…」ということがないよう、出す前には糸のほつれや破れた箇所がないか確認しておきましょう。

また、スーツに糸のほつれや破れを発見した場合は、オプションで「お直し」を依頼できるクリーニング店もあります。日数は余分にかかってしまいますが、クリーニングと一緒に対応してくれるのでおすすめです。

シミや汚れを確認する

スーツに目立ったシミや汚れがある場合は、位置を把握して、「いつ何によってできたシミ汚れなのか」をクリーニング店の方にしっかり伝えるようにしましょう。

汚れがある場合、シミ抜きなどのオプション加工を施さないと落とせない場合があります。
簡易シミ抜きであれば無料で対応してくれるお店もありますが、シミや汚れの種類、状態によっては別途費用がかかる場合もあるので、汚れの有無は必ず確認するようにしましょう。

5. 忙しい方には宅配クリーニングがおすすめ

スーツ笑顔女性

スーツをクリーニングに出したくても、忙しくて時間がないという方も多いのではないでしょうか?

そんな方におすすめなのが、24時間いつでも手軽にクリーニングを依頼できる「宅配クリーニング」です。
宅配クリーニングは自宅にいながら、クリーニングの注文~受け取りまで完結できるので、近年注目を集めているクリーニングサービスです。

なかでも、宅配クリーニングの「RE:KURI(リクリ)」は、嬉しい4つの無料サービスがあり、初めての方でも注文しやすいのが特徴です。

■リクリの無料サービス
  • ※1 但し、北海道、一部離島は別途2,090円(税込)、沖縄は別途6,050円(税込)かかります。
  • ※2 お品物到着後1週間以内に限ります。

リクリには、スーツやワイシャツといったビジネスシーンに欠かせない衣類に特化した「ビジネスパック」があります。
このビジネスパックは、ワイシャツを含む衣類7点をまとめて出すことができ、1点あたり754円(税込)~の料金設定なので、スーツやワイシャツをクリーニングするなら通常の洋服パックを利用するよりおトクです!

ビジネスパックの特徴をまとめると下記です。

ワイシャツ・スーツ上下・ベスト・ネクタイ7点が5280円 ※洋服パック3点、保管なしの費用
急ぎのアナタにうれしい!発送から4日でお届け!
抗菌・防臭加工付! 真っ白・着心地を追求したワイシャツクリーニング
シワになりにくい!ハンガー掛けタイプの段ボールでご返送!
まとめて出しても安心!8点以上もOK!※別途、商品追加費用がかかります。

ワイシャツには「抗菌・防臭加工」が含まれているため、汗をかきやすい人にもおすすめです。
また、リクリは創業50年以上・約200店舗のクリーニング店の運営実績があり、スーツの状態に合わせてドライクリーニングかウェットクリーニングかを適切に選んでクリーニングしてくれます。

スーツは、人前で着る機会が多いからこそ、衣類に合わせて適切なクリーニング方法で、丁寧に仕上げてくれるクリーニング店を選ぶようにしましょう。

6. クリーニングから戻ってきたスーツの確認・保管方法

クリーニングから戻ってきたスーツをそのままにしておくと、カビや汚れの原因につながります。
最後に、クリーニング後のスーツの取り扱い方や保管方法のポイントについてご紹介します。

ビニールカバーを外す

スーツにかかっているビニールカバーは、クリーニング後のキレイな状態を一時的に守るためのものです。
自宅に帰ってクローゼットにしまう前に、ビニールを外してから保管しましょう。
ビニールをかけたまま保管してしまうと、内部に湿気がたまりやすくなりカビや変色の原因につながります。

保管するときは、汚れを防ぎ通気性も備えている不織布カバーを使用するのが最適です。

クリーニングの仕上がりを確認する

クリーニング後は、きちんとキレイになっているか確認を行いましょう。クリーニング前にスーツにシミや汚れがあった場合は、汚れが取れているかを確認してください。汚れがあった箇所はもちろん、他の部分に汚れがないかもチェックしましょう。
気になる箇所がある場合は、クリーニング店へ再仕上げをお願いすれば、もう一度クリーニングしてくれます。
再仕上げには、手元に衣類が戻ってきてから1週間など期間が決まっており、クリーニング直後に汚れが残っていた場合でも、気づくのが遅れて期間が経ってしまっていると、再仕上げの対象外となることもあります。できるだけ早めにクリーニング店に確認することをおすすめします。

スーツ用のハンガーにかける

クリーニング店のハンガーはあくまでも自宅まで持ち帰る間の簡易的なものが多いです。ジャケットのように肩に厚みがある衣類の場合は、シルエットにぴったり合っていないことが多いため、肩回りのシワや型崩れの原因になることがあります。
スーツの場合、後ろ身頃の左右の肩先を直線で結んだ長さから2~4cmくらいのものが、ハンガーの肩幅サイズの目安です。スーツは肩の丸みに沿って仕立てられているので、ハンガーの肩先に厚みがあるタイプがおすすめです。
クリーニング後は、すぐにスーツ用のハンガーにかけ直すことがジャケットをキレイに保つポイントです。

着用後はブラッシングをする

スーツとブラシ

スーツを長持ちさせるためには、着用後のブラッシングは欠かせません。日ごろからブラッシングをすることで、スーツについたホコリや花粉などを取り除き、汚れの蓄積を防ぐことができます。

また、ブラッシングには、つぶれてしまった繊維が立ち上がる効果もあり、スーツの表面の光沢感がよみがえるというメリットも。繊維の状態を整えると、毛玉ができにくくなり、スーツを長持ちさせられます。

ただし、ブラッシングする際に静電気が起こると、ホコリや花粉が余計についてしまうため、天然毛100%のブラシを使うのがおすすめです。

クローゼットでの保管は間隔をあける

スーツを着用した後は、生地や芯材に意外と汗が染みこんでいます。そのため、風通しの良い場所で半日程度の陰干しをした後に、クローゼットに収納しましょう。

スーツと他の衣類の間は約2cm以上あけるのが理想的です。それよりも近過ぎると湿気が溜まったり、衣類同士が擦れて傷んでしまったりすることがあります。長期間保管する場合は、防虫剤なども忘れずに設置しておくと安心です。

7. 気持ち良くスーツを着るために定期的なクリーニングがおすすめ

清潔感のあるスーツで過ごすためには、夏場は2週間に1度、冬場は1シーズンに1度の定期的なクリーニングがおすすめです。また、シミや汚れがついた場合は、その都度早めにクリーニングに依頼しましょう。

ただし、仕事が忙しくてクリーニングに出すタイミングが難しいという場合は、24時間注文でき、受け取りまで自宅で完結する「宅配クリーニング」が便利です。特に、ワイシャツの洗濯やアイロンが面倒という方は、スーツと一緒にまとめてクリーニングに出すと1点あたりの料金がおさえられるのでおすすめ。
忙しい方こそ宅配クリーニングを利用し、スーツを清潔に着こなしましょう!

スーツを乾かすのに乾燥機を使ってもよいのかどうか、洗濯をするときに悩まれる方もいらっしゃるでしょう。
最近では、家庭でも洗えるウォッシャブルスーツも販売されており、乾燥機までかけられると思う方もいるかもしれません。

スーツはデリケートな素材で作られているものが多く、乾燥機の熱で縮むことも。そのため乾燥機にかけるのは基本的にはNGだといえます。
ただし、乾燥機にかけてもよいスーツもあります。

この記事では、スーツに乾燥機を使わないほうがよい理由と、使っても良い場合について解説していきます。乾燥後のアイロンがけについてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 基本的にスーツを乾燥機にかけるのはNG!

スーツを乾燥機にかけることは基本的にはNGです。
もしスーツを乾燥機にかけてしまった場合、生地が縮んでしまったり、型崩れする可能性があります。

また、スーツの中には、家庭で洗えるウォッシャブルスーツもありますが家庭で洗えるからといって、乾燥機にかけてもOKということではありません。
スーツに比べウォッシャブルスーツは縮みにくい素材でできていますが、洗濯表示をしっかりと確認しておかないと、乾燥機にかけたことが原因でシワや縮みが起きてしまう可能性があります。
あくまでウォッシャブルスーツは型崩れしにくい、縮みにくい素材を使っているのであって、乾燥機にかけてもトラブルが絶対に起きないことを保証しているわけではありません。

一度ダメージを受けてしまったスーツはもとに戻すことは非常に難しいので、乾燥機にかけることは基本的にはNGと覚えておきましょう。

2. なぜスーツに乾燥機をかけてはいけないのか

背広

乾燥機は60~80℃前後の熱風をあてて衣類を乾かします。そのため、熱に弱い素材の場合、繊維が熱によって収縮してしまうのです。
また、乾燥機の内部では、洗濯物を激しく回転させているため、繊維が押し潰されてしまい、衣類が縮みやすくなります。

熱に弱く縮みやすい素材は下記です。

  • 綿や麻・ウール・絹などの天然素材
    綿や麻・ウール ・絹などの天然素材は、乾燥機にかけると縮みやすいです。
  • ナイロンやポリウレタン
    化学繊維であるナイロンやポリウレタンも、熱に弱いため乾燥機で縮む恐れがあります。
  • 強燃糸を使用した生地など
    乾燥機にかけると形崩れを起こす可能性があります。

家庭で洗えるスーツであってもウールが入っているものが多く、シルクなども摩擦や熱に弱いため乾燥機にはかけられません。

3. 乾燥機をかけても良いスーツは専用のスーツだけ

スーツは家庭で洗えるウォッシャブルスーツであっても、乾燥機にかけることは基本的にNGです。
ただし、洗濯表示に乾燥機を使用してもよいマークがあるスーツは、乾燥機を使用できます。

乾燥機を使用してもよいかどうかは、以下の「タンブル乾燥」のマークに注目しましょう。

タンブル乾燥可能(80℃まで)
四角・丸の中に●点が2つある場合は、80度までの排気温度で乾燥機にかけられます。
タンブル乾燥可能(60℃まで)
四角・丸の中に●点が1つの場合は、60度までの排気温度であれば乾燥機にかけられます。
タンブル乾燥不可
乾燥機の使用はできません。

仮に乾燥機がかけられるスーツをお持ちの場合は、乾燥機に入れる前に弱脱水をし、手の平でやさしく叩いてしわを伸ばすようにしましょう。
その後、なるべく低温の設定で5分以内の乾燥にとどめておくと、シワ・型崩れの防止になります。

4. スーツを乾かすにはどうするのがベスト?

では、スーツを乾燥させたいとき、どのように乾燥させれば良いのでしょうか。

まず、スーツを乾かす際は陰干しにすることが大切です。直射日光で乾かしてしまうと生地を傷める可能性があります。
ジャケットの干し方では、肩に厚みのあるハンガーに上着をかけてシワを軽く伸ばすようにすることが最大のポイントです。
針金ハンガーの場合は重さに耐えられなかったり肩回りの型崩れにもつながったりするのであまりおすすめできません。型崩れ防止のためにも、必ず肩幅に合ったハンガーを用意するようにしましょう。

パンツは洗濯バサミつきのハンガーを用意して、筒状に干すことで乾きやすくなります。
生乾きの嫌なにおいがしないように、風通しの良い場所で干すようにしましょう。

5. スーツを乾かしたら必ずアイロンをかけること

スチームアイロンをかける女性

スーツがしっかり乾燥できたら、シワを伸ばすためにも必ずアイロンをかけましょう。
アイロンがけの注意点としては、下記の3点です。

  • 完全に乾く少し前にアイロンがけをする
  • スーツの素材別に温度を調節する
  • 当て布を使用してスーツの生地を守る

1点目は、ある程度水分を含ませた状態の方がシワが伸び脱臭効果も期待できるため、完全にスーツが乾く前にアイロンをかけるか、スチーム機能でアイロンをかけるようにしましょう。
ただし、ウール素材の場合は水分が多すぎると縮みにつながる場合があるので注意しましょう。

2点目は、スーツの素材によってアイロンの温度を調節するようにしましょう。

素材 適切なアイロンの温度
綿・麻 高(180~200℃)
ウール 中(140~160℃)
ナイロン・アクリル 低(110~130℃)

上記に合わせて生地が傷まないようにしてください。

3点目は、アイロンを直にスーツにかけてしまうと生地が傷み、テカリの原因にもなりますので、当て布が必須です。
当て布はできれば綿100%のものを用意するとよいでしょう。

6. スーツの洗濯はクリーニングがおすすめ

スーツを持つクリーニング店員

スーツはシルエットが命といっても過言ではありません。
シルエットを崩さないように、家庭で洗濯・乾燥・アイロンを完璧にこなすのは難しく手間がかかるものです。
スーツの取り扱いを一歩間違えると縮んでしまったり、シワが取れなかったりといったトラブルが起きてしまい、それこそスーツを買いなおすなどの余計なコストがかさんでしまうため、クリーニングを活用することをおすすめします。

スーツクリーニングの場合、料金の相場は1,000~2,000円(税込)程度、仕上がりまでの期間は2日〜3日程度です。自宅ではできないクリーニング会社の「ドライクリーニング」は、油性の汚れを落とすことに長けており、食べ物のシミなどをキレイにすることができます。
クリーニング店への持ち運びが面倒な場合は、自宅にいながらクリーニングが出せる宅配クリーニングが便利です。
関連記事:スーツの洗濯に利用したい宅配クリーニング 【出し方・頻度・料金相場・注意点】を解説!

7. お気に入りのスーツをキレイに長く着るために

スーツは一般的に自宅で洗えるスーツであっても、型崩れや縮みの原因になるので、乾燥機にかけることはNGです。
ただし、スーツの洗濯表示に「タンブル乾燥」のマークがある場合は、乾燥機にかけることができます。その場合、低温の設定で5分以内にしておくなど、なるべく生地が傷まないようにしましょう。

自宅での洗濯が難しいスーツは、プロのクリーニングに任せることをおすすめします。
定期的にクリーニングに出すことで、キレイなシルエットを保ったまま長くスーツを着ることができます。クリーニングの中でも、宅配クリーニングを利用すれば、忙しい方でもお店に行かなくてもクリーニングが頼めるので、とても便利です。

宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」では、スーツのクリーニングに適した「ビジネスパック 」プランがあり、スーツをはじめワイシャツやネクタイなどをまとめてクリーニングできます。
ビジネスに必須のアイテムが1点754円(税込)~注文でき、ワイシャツには抗菌・防臭加工付きなのも嬉しいポイント。
また、リクリは創業50年以上・約200店舗のクリーニング店を運営しており、クリーニング実績が豊富。簡易シミ抜きやボタン付けなど、無料のサービスも行ってるので、この機会に、スーツとあわせてワイシャツなどまとめてクリーニングしてみてはいかがでしょうか。

仕事着のひとつであるスーツは、毎日着るため汗やほこり・食べ物のシミなどの汚れがつきやすいです。
スーツについた汚れをそのままにしたり、自分で洗濯をした結果スーツが縮んでしまったりという経験を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな時は、クリーニング店に依頼をすれば、スーツをキレイな状態で使い続けることができます。
この記事では、スーツをクリーニングに出したほうがよい理由・料金相場・クリーニング後の保管方法をご紹介します。

ぜひ、参考にしてみてください。

1. スーツクリーニングの料金相場や仕上がり日数

クリーニング済のスーツ

スーツのクリーニングは、お店ごとに料金の相場や仕上がり日数が違います。
そこで、お店の特徴ごとに料金相場や仕上がり日数の目安をご紹介します。

一般的なクリーニング店の場合

【料金相場と仕上がり日数】
料金相場 900~2,000円前後
仕上がり日数 3~7日程度

※すべて税込価格です。

ドライクリーニングでスーツをキレイにする場合、高くて2,000円前後の価格が相場で、仕上がり日数は大体3~7日程度です。遅くとも、1週間後には仕上がると考えておきましょう。

高級クリーニング店の場合

【料金相場と仕上がり日数】
料金相場 5,000~10,000円前後
仕上がり日数 3~7日程度

※すべて税込価格です。

ブランドもののスーツや、高価な生地でできているスーツをクリーニングしたい場合、高級クリーニング店がおすすめ。
仕上がり日数はほとんど変わりませんが、スーツの状態により日数も変わるので気をつけてください。
高級クリーニング店にスーツを持っていく場合は、費用や日数に余裕を持った状態で持ちこみましょう。

宅配クリーニング店の場合

【料金相場と仕上がり日数】
料金相場 1,400~1,800円前後
仕上がり日数 7~14日程度

※すべて税込価格です。

自宅にいながらクリーニングの依頼から受け取りまで完結できる宅配クリーニングでは、衣類ごとに料金が設定されている場合と、衣類の数で料金が設定されている場合があります。
この料金相場では、衣類ごとの料金が設定されている場合を記載しています。

仕上がり日数は、衣類を運送する日数が含まれているため、ほかのクリーニング店よりかかります。

2. スーツのクリーニング料金が店舗ごとに違う理由

クリーニング店ごとに料金が違うのは、複数の理由が関係しています。
次は、スーツのクリーニング料金が店舗ごとに違う理由をご紹介します。

クリーニングの方法が違うから

スーツのクリーニング料金が店舗ごとに違う理由のひとつに、クリーニング方法の違いがあります。
主にスーツのクリーニングは、以下のクリーニング方法で行われることが多いです。

【スーツで利用される主なクリーニング技法】
ドライクリーニング 水を使わずに有機溶剤を使用し汚れを落とすクリーニング方法。化粧品や食べ物などの油分を含んだ汚れを落とすのに適している。
ウェットクリーニング 水を使用し汚れを落とすクリーニング方法。汗汚れやコーヒー・果汁などの水溶性の汚れを落とすのに適している。

基本的に、スーツのクリーニングは型崩れを防ぐためにドライクリーニングがほとんど。
しかし、汚れや生地の状態から、ウェットクリーニングが適していると判断された場合は、ウェットクリーニングでクリーニングします。

ウェットクリーニングは水洗いと聞くと、自宅での洗濯と同じでは?と思う方もいるかもしれません。
日本の様々な工業製品の規格を定めた「JIS(ジス)」では以下のようにウェットクリーニングを定義付けしています。

・特殊な技術を用いた業者(クリーニング屋さん等)による繊維製品の水洗い処理

ウェットクリーニングは、クリーニング店による水洗い処理を指すため、家庭用の水洗いはウェットクリーニングとは言えないのです。

水洗いをすることで縮んでしまったり、型崩れを起こしたり、シワがついて戻らなくなってしまうリスクがあり、ウェットクリーニングは、ドライクリーニングよりも難易度が高いのが特徴。

そのため、ウェットクリーニングは料金設定がドライクリーニングよりも高く設定されています。

処理の工程が違うから

一般的には、複数の店舗を運営しているチェーン店は料金が安く、個人店や小規模の店舗の場合、料金が割高になります。

チェーン店では、クリーニング工場も複数あり、機械によりクリーニングの流れがシステム化されているため、一度に多くのクリーニングを行うことができます。そのため、料金を抑えることができます。

一方、個人店の場合、衣類の状態を一つひとつ見極めてクリーニングを行います。
丁寧な仕事をしてもらえる分、料金は高めに設定しているお店が多いです。

このように、クリーニング店の規模により処理の工程が違えばかかるコストも違うことを覚えておきましょう。

出店している地域の相場が違うから

クリーニング店が出店している地域でも価格に差が出ます。
都心や人の多い場所に出店しているお店は、当然家賃などが高くなります。
都心は人件費も高くなる傾向にあるため、これも価格に影響を与える要素といえるでしょう。

その為、チェーン展開しているクリーニング店でも、地域により価格が違う場合も。

クリーニングにかかる料金を安くしたい場合は、お店の立地にも注意してください。

3. スーツをクリーニングに出すときのポイントや注意点

スーツをキレイな状態で長持ちさせるには、クリーニングに出す際のポイントや注意点をおさえておく必要があります。
スーツをクリーニングに出す前に、以下の内容を参考にチェックしましょう。

クリーニングに出す頻度は季節によって変える

スーツをクリーニングに出す頻度は、季節にあわせて変えましょう。
スーツは着る機会の多い衣料のため、気温が高い夏場などは汗や皮脂で汚れやすくなります。
夏場はこまめにクリーニングに出すようにしましょう。

■スーツをクリーニングに出す頻度
  • 汗をかかない季節 … 1シーズンに1回
  • 夏場など汗をかく季節 … 2週間に1回

このほか、スーツを長期間しまう前にもクリーニングに出してください。
スーツについた見えない汚れを落とすことで、保管中のシミや虫食いなどを予防できます。

ジャケットとズボンの上下セットで出す

スーツのように上下セットの衣類をクリーニングに出す際、ジャケットまたはズボンのみ出して、出さなかったどちらか一方の衣類を家で洗濯する方がいます。
これはスーツの風合いが変わるため、避けましょう。

クリーニング店と家庭での洗濯では、技法はもちろん、洗濯に使う薬剤も違います。
衣類は、直接生地にふれる水・洗剤や、その洗い方による影響を受けやすいため、スーツ上下で異なる洗い方をしていると風合いが変わる可能性があります。

スーツをクリーニングに出す際は、必ず上下セットで出しましょう。

ポケットの中身を確認する

スーツのポケットを確認する男性

スーツはビジネスで着用するシーンが多く、ポケットの中にペンやメモなどが入っていることが多いです。
クリーニングに出す際は、ポケットの中を確認してから出しましょう。

ポケットの中にボールペンなどが入っている状態でクリーニングに出してしまうと、インク染みなどのトラブルにつながります。
クリーニングにスーツを出すときは、必ずポケットの中を確認してください。

汚れやほつれなどがないかチェックする

これは衣類全般にいえることですが、スーツをクリーニングに出すときは汚れやほつれがないかチェックしましょう。
汚れがある場合、シミ抜きなどのオプション加工を施さないと落とせない場合があります。
基本のクリーニング料金に加え、オプションにかかる料金が必要なため、汚れの有無は必ず確認してください。

ほつれは小さいものであれば、原状回復として修理してもらえます。
しかし、ほつれが大きかったり範囲が広かったりする場合は、クリーニングによる破損リスクを避けるため受付の時点で断られる可能性があるのです。
汚れだけでなく、ほつれも発生していないかしっかり確認しましょう。

関連記事:スーツの洗濯に利用したい宅配クリーニング 【出し方・頻度・料金相場・注意点】を解説!

4. クリーニング後のスーツの保管方法やホームケア

クリーニング後のスーツをキレイな状態で保つには、正しい保管やホームケアが必要です。
次に、スーツの保管方法やホームケアの方法をご紹介します。

色落ちなどがないか仕上がりを確認する

クリーニング後のスーツは、必ず色落ちや汚れの残りがないかを確認しましょう。
クリーニング店では、細心の注意を払って衣類を扱いますが、まれに色落ちや落とし残しがある場合も。

こういった際、クリーニング店では無料の再仕上げサービスを行っています。
再仕上げサービスの期間は、衣類を受け取ってから1週間から1カ月程が目安ですが、お店ごとに期間が違うため注意が必要です。
できるだけ早く対応してもらうためにも、スーツを返してもらったら、すぐに仕上がりを確認しましょう。

ビニールを外して半日くらい部屋干しする

クリーニング店から返却されたスーツは、ビニール袋に包まれた状態です。
このビニール袋は、家に着いた時点で外しましょう。
ビニールをつけたままにしておくと、中に湿気がこもってカビやにおいの原因になります。

ビニールを外したあとのスーツは、半日ほど部屋干しすると、衣類についた湿気を落とせます。
クリーニングから返ってきた衣類は、すぐにしまわず部屋干しし、完全に湿気やにおいが取れた状態にしてから、クローゼットにしまいましょう。

ハンガーをスーツ用のものに付け替える

クリーニングから返却されたとき、ハンガーにかけた状態で渡されますが、クローゼットにしまう際は、スーツ用のハンガーに付け替えてからしまいましょう。

洋服には、肩幅などにあわせて適切なハンガーの厚みが決まっています。
洋服に合わないハンガーを使用していると、型崩れやシワの原因にも。

スーツの場合、後ろ身頃の左右の肩先を直線で結んだ長さから2~4cmくらいのものが、ハンガーの肩幅サイズの目安です。
スーツは肩の丸みに沿って仕立てられているので、ハンガーの肩先に厚みがあるタイプがおすすめです。

スーツを保管するときは、専用のハンガーを利用しましょう。

スーツを着たあとはブラッシングする

キレイな状態でスーツを長持ちさせたいなら、衣類用ブラシでのブラッシングがおすすめ。
衣類用ブラシには、衣類に付いた汚れを落とし、繊維の流れを整える効果が期待できます。
また、繊維の流れを整え毛玉も抑えられますよ。

ハンガーにかけた状態のスーツをブラシで優しくなでるだけでよいので、手軽にスーツのお手入れができます。

5. スーツはお店ごとに料金や仕上がりに違いがあることを覚えておこう

スーツのクリーニングは、お店ごとに料金が違います。
価格はクリーニングの仕方や処理工程などによっても変わるため、単純に「費用の安いクリーニング店に依頼をすればおトク」というわけではありません。

特にスーツは、人前で着る機会が多いからこそ、衣類に合わせて適切なクリーニング方法で、丁寧に仕上げてくれるクリーニング店へ出すのがよいでしょう。

宅配クリーニング店「 RE:KURI(リクリ)」は、創業50年以上、約200店舗のクリーニング店を運営している実績があり、品質第一をモットーとしている宅配クリーニング店です。
リクリでは、顔が見えないからこそ安心して依頼いただけるよう、お客様に「衣類の状態・着用頻度・汚れがついた時期・どんな風に仕上げたいか」など、オーダーシートに記入してもらうようになっています。
オーダーシートに基づいて一着一着丁寧に対応してくれるので、安心できますね。

「クリーニング店に行く時間がない」とお悩みをお持ちの方も、一度「リクリ」をご利用ください。

在宅勤務が増えたとはいえ、スーツを仕事で着る機会が多い方もまだまだ多いはず。日常的に着るスーツを清潔に保つためにも、頻繁にクリーニングに出したいとお考えの方も多いでしょう。

しかし、仕事が忙しくクリーニング店の営業時間に間に合わない方や、取りに行くのが手間だと感じる方もいるかと思います。

そんなときは、いつでもどこでもクリーニングの注文ができ、自宅で受け取れる宅配クリーニングがおすすめ。
宅配クリーニングなら、忙しい方でも時間を気にせずスーツをクリーニングへ出せますよ。

この記事では、宅配クリーニングにスーツを出す方法や注意点、料金相場についてご紹介します。

1. 24時間対応している宅配クリーニングは時間を気にしなくてOK

宅配クリーニングはネット注文のため、24時間いつでもクリーニングを依頼することができます。
忙しくてなかなか店舗まで行けない方にもおすすめです。

さらに、宅配ボックスやコンビニから発送できる宅配クリーニング会社も。
集荷に来てもらえる時間に自宅にいない場合、宅配ボックスやコンビニから発送できるのがうれしいポイントです。
出勤やお出かけのついでに、衣類が発送できるため便利でかんたんですね。

また、コンビニでの受け取りや宅配ボックスへの発送に対応している宅配クリーニングなら、24時間いつでもクリーニングを注文でき、好きな時間に受け取れます。

2. 宅配クリーニングにスーツを出す方法

宅配クリーニングでスーツのクリーニングを注文するときの、注文から受け取りまでの流れをご紹介します。

  • ネットでクリーニングを申し込み
    ・スマホやパソコンから、宅配クリーニングの公式サイトで24時間いつでも注文できます
  • 自宅に集荷キットが届く
    ・注文後、集荷日または発送日の前に、自宅へ集荷キットが届きます
  • 集荷キットにスーツを入れ、集荷スタッフに渡す
    ・あらかじめ指定した日に配達スタッフが集荷を行うため、キットごとスタッフに渡します
  • 自宅で受け取り
    ・スーツのクリーニングが終わり次第、自宅まで届けてくれます
    ・宅配クリーニングによっては、お届け日時を指定できる場合とできない場合があります
    ・衣類の受け取りは基本的に自宅ですが、お店によっては宅配ボックスやコンビニを選べる場合もあります

3. スーツを出すときの注意点

スーツを持つ男性

スーツをクリーニングへ出すときに、3つの注意点があります。
これら3点を確認しておけば、トラブルが回避しやすくなるので、おさえておきましょう。

事前に汚れやほつれがある箇所を確認しておく

スーツに、ほつれや穴がないかを確認しましょう。
多くの宅配クリーニングでは、「要望書」という用紙が集荷キットと一緒に送られてきます。
要望書には、クリーニングを担当するスタッフに落としてほしい汚れや気をつけてほしい箇所など、リクエストを自由に書き込めます。

ほつれや穴など、気になるところがあれば要望書に書いて、クリーニング工場へ気をつけるように伝えましょう。

また、ほとんどの宅配クリーニングでは、ほつれや外れかけのボタンがある場合、無料で修理してくれるサービスがあります。
修復してほしい箇所があれば、こちらも要望書に記載して修理をお願いしましょう。

なるべくまとめて出すとお得になるケースが多い

ワイシャツハンガー

多くの宅配クリーニング会社ではパックプランを採用しており、衣類を出せば出すほど1着にかかる料金が安くなります。
料金を確認し、衣類を多く出したほうがお得な場合は、できるだけ一度にたくさんの衣類を出しましょう。

スーツのクリーニングを依頼するついでに、ワイシャツやコート、自宅で水洗いできない衣類をまとめて出してはいかがでしょうか?

ポケットの中身を確認しておく

よくあるのが、ポケットに物を入れたままクリーニングに出してしまうこと。

クリーニング店のスタッフは、クリーニングする前にあらかじめポケットや衣類の中に物が入っていないか確認します。
しかし、ポケットの数が多かったり、わかりにくいところにポケットがある場合は見落としてしまう可能性もあります。

そのため自分自身でも、ポケットの中に物が入っていないか予め確認しておきましょう。

特に多いのが、ハンカチやレシート類です。
鍵や定期券などの貴重品が入ったまま、クリーニングに出されていることも!

ポケットに物を入れる習慣がある方は要注意です。

4. スーツは仕上がりまでどのくらいかかる?

宅配クリーニングを利用する際、注文から仕上がった衣類の受け取りまでにかかる期間は約7日間が目安です。
衣類の集荷や配送に時間がかかるので、店舗型のクリーニング店よりどうしても時間がかかります。
急ぎの場合は、近くにある即日対応のクリーニング店への依頼がおすすめです。

5. 宅配クリーニングでのスーツの料金相場

店舗型のクリーニング店では、衣類の種類ごとに料金が決められていますが、多くの宅配クリーニングでは衣類の種類問わず、「〇点まで一律〇〇円!」という形式がほとんど。

そのため、点数ごとの料金相場は下記のとおりです。

5点
パック
10点
パック
20点
パック
通常のクリーニング 約8,200円 約11,000円 約18,000円
個別洗い 約10,000円 約14,000円 約24,000円

※すべて税込価格です。

6. スーツのクリーニング頻度はどのくらい?

スーツ女性

スーツは、あまり着ていない場合でも、必ず1シーズンに1回はクリーニングに出すようにしましょう。
夏場はより汗をかくため、頻繁に着るスーツは2週間に1回のクリーニングがおすすめです。

スーツをクリーニングに出すときは、必ずジャケットとズボン・スカートをセットで出しましょう。
というのも別々に出すと、スーツの上下でクリーニングする回数が異なり、色合いが変わってしまう可能性があるためです。

7. スーツのクリーニングなら24時間いつでも注文できる宅配クリーニングへ

時間がなくて、なかなかスーツをクリーニングに出せない方も、宅配クリーニングならいつでも注文ができ、自宅で受け取れます。
また、ワイシャツなどとまとめて出せば、1着につきかかる料金がお得になることも!

宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」では、スーツ・ワイシャツに特化した「ビジネスパック」があります。
7点の衣類が1点754円(税込)~の価格で利用できるので、おトクです!
ワイシャツは、クリーニング料金の中に「抗菌・防臭加工」も付いているので、仕上がりも安心できますね。
その他、料金には、送料・再仕上げ・簡易シミ抜き・ボタン付けが含まれており、追加料金はかかりません。
※一部送料が別途必要な場合あり

宅配クリーニングでスーツを依頼するなら、全工程を自社工場で行うリクリがおすすめです!

仕事で忙しい方は、時間を気にせず注文できる宅配クリーニングを利用し、いつも清潔にビシッとキマッたスーツを着ましょう。

「水洗い不可」と表示された衣類は家庭で洗濯できないので、そんな時は、クリーニング店を利用する方がほとんどだと思います。
プロのクリーニングにお任せすれば、衣類の手触りや汚れの落ち具合など、仕上がりは一目瞭然!
家庭の洗濯とクリーニング店をうまく組み合わせて活用すれば、大幅な家事の時短にもなりますよね。

今回はクリーニング店へ出したほうがいい衣類の種類と、出すタイミングについてご紹介します。
毎日の洗濯物が多い方や衣類をできるだけ長く大切に着たい方、この記事を読んで参考にしてみてくださいね。

1.クリーニングにはどんな衣類を出すべき?

クリーニング店には、主に家庭で洗濯できない衣類を出すのが上手な使い方。
最も代表的な例が「水洗い不可」の衣類。
水洗いが不可かどうかは衣類に付いている洗濯表示で判断しましょう。

衣類に付いている「洗濯表示」は非常に大切な情報源です。
というのも、水洗い不可のため家庭で洗濯できない衣類は意外と多く、水洗いしてしまうと繊維がほつれたり、ダメージを受けて着られなくなった!なんてことも。
それを教えてくれるのが洗濯表示なので、新しく衣類を購入したら必ず洗濯表示を確認しましょう。

また、食べ物のシミやファンデーション・汗のシミなど、家庭やコインランドリーの洗濯機をもってしても、なかなか落ちない汚れってありますよね?
そんなときもクリーニング店へお任せしましょう!
お任せする際には、「ここの汚れが気になっている」と具体的に伝えてくださいね。

洗濯不可や汚れ以外の場合でも、数万円以上する高価な服や特別な服は、家庭洗濯で失敗したら嫌ですよね。
たとえ水洗いができるとしても、万が一、他の衣類に引っかかったり、洗濯後の乾燥が不完全なため傷むなどの失敗も考えられるので、クリーニング店へお任せするのが安心です。

水洗い不可の衣類

そもそも「水洗い不可」の衣類とはどのようなものがあるのでしょうか?理由と併せてご紹介します。

「水洗い不可」の衣類「水洗い不可」の理由
アセテート・テンセル・レーヨン素材の衣類水に浸すと縮むため
毛足の長い柔らかいウール素材の上着(カシミヤ・アンゴラ100%)水に浸すと縮む、すぐに乾かしてもゴワゴワした手触りになるため
絹100%のネクタイ生地が伸びたり、ネクタイの膨らみがなくなったりする可能性があり、「毛羽立ち」が起こりやすいため
絹・ウールの着物色落ちしやすく他の衣類に色が移る可能性があるため
洗濯タグがついていない衣類(輸入品など)水洗い不可かどうか判断できないため、念のため水洗いは避けた方がいい
「水洗い不可」の衣類
アセテート・テンセル・レーヨン素材の衣類
「水洗い不可」の理由
水に浸すと縮むため
「水洗い不可」の衣類
毛足の長い柔らかいウール素材の上着(カシミヤ・アンゴラ100%)
「水洗い不可」の理由
水に浸すと縮む、すぐに乾かしてもゴワゴワした手触りになるため

この他にも「これってクリーニングに出した方がいいの?」と思ったら、迷わずクリーニング店へ相談してみてくださいね。

家庭での洗濯で汚れが落ちない衣類

「水洗い可」でも家庭やコインランドリーの洗濯機ではなかなか落ちない汚れがあります。
その汚れの種類は「水溶性」と「油溶性」の大きく2種類です。

クリーニング店なら皮脂やファンデーションなど油溶性の汚れを「ドライクリーニング」でキレイに落とし、それでも落ちない汗ジミなどの「水溶性」の汚れを「ウェットクリーニング」でさらに洗濯するため、家庭洗濯で落ちなかった汚れもすっきりキレイに!

例えば、ほぼ毎日着て水洗いができる「ワイシャツ」は襟の部分が汗で黄ばんできます。
クリーニング店へ出せば、黄ばみがなくなるだけでなく、購入した時と同様にパリッとした仕上がりになるのでおすすめです。
※時間が経過しているシミ・汚れなど、汚れの種類によっては完全に落ち切らないものもあります。

クリーニングにはどんな衣類を出すべき?

2.クリーニングへ出すタイミング

では、クリーニングに出す衣類は、どのタイミングで持ち込めばいいでしょうか?
クリーニング店を賢く使うために、衣類を出すタイミングについてご紹介します。

気になる汚れが付いたとき

気になる汚れが付いたとき

目立つ箇所や気になる汚れを発見したときは、できるだけ早めにクリーニング店へ持ち込みましょう。
というのも、汚れは落とすのが遅くなればなるほど取れにくくなるため、時間との勝負です!

時間が経つと取れにくくなる汚れには、汗ジミ・醤油・子供服の油溶性の汚れ(油性ペン・ボールペン・絵具)などがあります。

スーツは夏なら2週間に1回冬なら1シーズンに1回

スーツは夏なら2週間に1回冬なら1シーズンに1回

「スーツはクリーニング店によく出している」という方は多いかと思います。
注意したいのは、同じスーツを頻繁にクリーニングに出すなど、過剰な回数のクリーニングは、生地の風合いや劣化を早めてしまいます。なので、1着だけを何度も着続けるのではなく、2~3着を着回すようにしましょう。

クリーニングに出す頻度ですが、一度着るたびに皮脂汚れが付くため、特に汗をかきやすい夏は2週間に1回はクリーニング店へ持っていき、冬は1シーズンに1回を目安にクリーニングへ出すのがおすすめです。

クリーニング店へ出せば、汚れはもちろんスッキリと清潔感のある仕上がりになるので、適度にクリーニングへ出しましょう。

夏の終わりの衣替え

夏は大量に汗をかくため、頻繁に洗濯が必要です。
また、冬にかけての衣替えで夏物を衣装ケースやクローゼットへしまうときは、必ず全て洗濯してからしまいましょう。
皮脂汚れがついたまましまうと、来年夏物を出すときに衣類にカビが生えて着られなくなってしまうことも。

秋物や冬物の衣類を出すタイミングで、夏物衣類をまとめてクリーニングへ出すのがおすすめです。

冬の終わりの衣替え

夏物と同様に、衣替えで冬物をしまう際もコートを含め一度でも着た衣類は必ずクリーニングへ出しましょう。
冬は夏と比較するとそれほど汗をかきませんが、それでも一度着ただけで衣類には皮脂汚れがたくさん付きます。

カビや虫食いの被害に遭わず来年も安心して着るために、春物を出すと同時に冬物をまとめてクリーニングへ出すのがおすすめです。

洋服パックが超おトク

3.宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」なら注文から受け取りまで自宅で完結!

宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」なら注文から受け取りまで自宅で完結

多くの衣類をクリーニング店へもって行くのは大変!
さらに、ビニールカバーによってかさばった衣類を引き取って持ち帰るのは面倒ですよね。

宅配クリーニングリクリなら、自宅にいながらスマホで注文&衣類の集荷依頼ができるので、「めんどくさい…」を解決してくれます!
宅配クリーニングリクリの賢い使い方をご紹介します。

まとめてクリーニングなら「洋服パック」がお得

溜まった洗濯物やこれからクリーニングへ出そうと考えている衣類があったら、リクリの「洋服パック」がおすすめ!

「洋服パック」は衣類を20点までまとめて出せる上、衣類の数が多いほど1点にかかる料金が安くなります。
お得な使い方として、例えば「ワイシャツ」を10点ほどまとめて出してみるのもオススメです。

また、リクリの「ワイシャツ」クリーニングの特徴は、「シルクタッチ仕上げ」を施しているところ。

「シルクタッチ仕上げ」とは、柔らかさとのりの固さの手触りをバランスよく残して、しなやかに仕上げるクリーニング技術です。
クリーニング職人が、1着ずつ襟からカフスまでピシッと仕上げ、見た目が綺麗になるだけでなく防臭・抗菌効果も付けて返してくれます。

また、「保管あり」コースを選べば、空調設備の整った環境下で最大10月末まで保管できます。
※「保管あり」コースを選べる期間は3/1~8/31まで。

【「洋服パック」衣類の点数と料金案内】

※9/1~2/28は「保管あり」コースを受け付けておりません。

※すべて税込価格です。

4.まとめ

クリーニング店へ依頼したほうが良い衣類と、持って行くタイミングについてご紹介しました。

大切な衣類を長く着続けるには、クリーニング店を上手く活用すること!
だけど毎回クリーニング店へ衣類を持って行くのは大変…。
そんなときは、宅配クリーニングならクリーニングの注文から受け取りまで全部自宅で完結できるので、とっても楽チン!
特に、まとめて出せば出すほどお得な「洋服パック」や、次シーズンまで預けられる「保管ありコース」がおすすめです!

この機会に一度検討してみませんか?

洋服パックが超おトク

「衣替えで出した服が、濃く黄ばんでいて着られない…」なんて経験はありませんか?
それは収納前に放置していた汗ジミが原因かも。

汗ジミを放置すると、汚れが繊維の奥まで入り洗濯機では落とせないこともあるので、そんなときにはクリーニング店で「汗抜き加工」をお願いするのがオススメです。
汗抜き加工は、クリーニング店のオプションメニューの一つで、通常水洗いできない衣類を特殊な方法で洗濯して汗ジミをキレイさっぱり取り除いてくれます!
今回は、汗抜き加工のメリットやクリーニング店へ依頼する頻度について、詳しくご紹介します。

ワイシャツやお子様の体操服など、汗汚れが付きやすい首や脇周りが気になるからと、買い換えるのはまだ早いかも…。
ぜひ「汗抜き加工」を検討してみてくださいね。

1.クリーニングの「汗抜き加工」とは?

クリーニングの「汗抜き加工」とは?

クリーニング店のオプションメニュー「汗抜き加工」とは、「ドライクリーニング」だけでは落とせない「水溶性」の汚れを特殊な洗剤を使って落とすクリーニング方法です。

汗汚れは、初めは透明なので気付きにくく、水洗いしないと落ちません。
しかし、ダウンコートや礼服など、水洗いできない衣類もありますよね?
そういった衣類は「ドライクリーニング」で洗うのですが、汗汚れは「水溶性」の汚れのため、ドライクリーニングではなかなか落とすことができないのです。

ではどうやって落とすのでしょうか?
そんなとき、おすすめなのが「汗抜き加工」です!
汗抜き加工は特別な洗剤を使い、水洗いができない衣類の汗汚れを落とします。

さらに、汗抜き加工を施せば、汚れの蓄積を防げるのも良いところ!
また、持続期間は約1シーズン、費用相場は1点700円ほどで、衣類によっては買い換えるよりずっとお得ですね。

2.「汗抜き加工」ができる衣類とできない衣類

「汗抜き加工」ができる衣類とできない衣類

基本的に、「ドライクリーニング可」の衣類であれば、汗抜き加工が施せます。
汗ジミは水溶性の汚れのため、本来は水洗いしないと汚れをキレイに落とすことができないのですが、クリーニング店では特殊な洗剤を使用することで、ドライクリーニングでしか対応できないものでも水溶性の汚れを落とすことができます。
「水洗い可」の衣類は、オプションメニューとして汗抜き加工を注文しなくても、通常のクリーニング工程で汗汚れが落ちます。

ただ注意しておきたいのが、ウールでできたコートやレーヨン生地のワンピースなど、元々水に非常に弱い素材に汗抜き加工を施す場合です。
水洗いのダメージを完全に防げるわけではないため、頻繁には施せないということと、風合いの変化や縮みが起きる可能性も0ではないということ。
自分の衣類が汗抜き加工に対応しているのか、心配な場合は先にクリーニング店へ確認しておくと安心です。

その他に、「合成皮革」や「スパンコール」など、特殊な素材が使われた衣類では、「汗抜き加工」が施せないので、要注意です。

3.汗ジミを放置するとどうなる?

汗ジミを放置するとどうなる?

汗ジミを長く放置すると、以下のような症状が出てしまうことも…。

  • 黄ばみや変色が起こる
  • カビだらけになる
  • 嫌な臭いが発生する
  • 虫食いによる穴あき

「汗抜き加工」を施すと、こういった汗汚れによるダメージをなくし、衣類を長持ちさせることができます!
大切な衣類を着ようと思ったときに黄ばみやカビだらけになっていたら、かなりショックですよね…。

そうならないためにも、定期的なお手入れ方法の一つとして、「汗抜き加工」をご検討してみてはいかがでしょうか。

4.クリーニングの「汗抜き加工」のメリット

クリーニング店の「汗抜き加工」は、水洗いしなければなかなか落とせない「水溶性」の汚れを落とすほか、汗ジミの嫌な匂いの解消や、清潔感を保って長持ちさせてくれる効果もあります。
※長く放置されていた汗汚れ、汗以外のシミ汚れなどは落とせません。

色が付いていてわかりやすい汚れならまだいいのですが、汗の汚れはわかりにくいのが難点。
そのため、スーツの上下セットなど家庭で洗えないけど頻繁に着る衣類は定期的に「汗抜き加工」を施すことをおすすめします。

クリーニングの「汗抜き加工」のメリット

5.クリーニング店で汗抜き加工をやってもらう頻度は?

「汗抜き加工」をあまりにも頻繁に施すと、かえって衣類の素材を傷めてしまうことも!

クリーニング店で「汗抜き加工」をお願いする頻度は、通常なら1シーズンに一度で十分でしょう。
ただ、汗を大量にかく真夏の時期は汗汚れがたまりやすいので、2週間~1ヶ月に1回程度が望ましいです。

洋服パックが超おトク

6.汗抜き加工なら「RE:KURI(リクリ)」にお任せ!

宅配クリーニングリクリには、もちろん「汗抜き加工」がオプションメニューとして選択可能!
専門の洗濯プログラムにより、型崩れを極力抑えつつ、汗汚れをしっかり落とすことが可能です。

また、リクリのクリーニングは全て自社工場で行っており、職人の手で1着ずつ丁寧に仕上げてくれます。
リクリの「汗抜き加工」が施されている実際の作業風景を、ご紹介します。

■汗抜き加工の作業工程

1.ドライクリーニング
ドライクリーニングや水洗いで通常のクリーニング
通常の「ドライクリーニング」で油溶性の汚れを落とします。
2.洗濯ネットに入れる
ネットに入れて必要以上に衣類が洗濯槽内で踊らないようにします
衣類へのダメージを最小限に抑えるため、ネットに入れて必要以上に衣類が洗濯槽内で踊らないようにします。
3.ウェットクリーニング
ドライクリーニングや水洗いで通常のクリーニング
汗抜き加工専用の洗剤と専門の洗濯プログラムにより水洗い不可の衣類に「ウェットクリーニング」処理を施します。
4.整形
立体プレス機
立体プレス機を使用して形を整えます。
5.乾燥
立体乾燥機で乾かす
立体乾燥機で乾燥させます。
6.アイロンがけ
アイロンをかける
アイロンがけで、細部まで形を整えていき仕上げていきます。
7.クリーニングカバーをかける
クリーニングカバーをかける
背面が不織布になっているクリーニングカバーに入れてお客様へお届け。

「汗抜き加工」の料金は「洋服パック」をご依頼いただいた方へオプションとして付けられます。
施したい洋服の点数とオプション料金は以下の通り。

■「汗抜き加工」の料金
1点 770円
2点 1,540円
3点 2,310円
4点 3,080円

「クリーニングにも出したし、衣類もキレイになったけど、いつもクローゼットがパンパン!」
せっかくキレイに仕上がった衣類を押し込んだままにしていませんか?

夏物や冬物、特にダウンコートなどのオフシーズンの衣類は、自宅で保管するとかさばって収納スペースの確保が大変ですよね?
そんな方のためにリクリでは、空調設備の整った環境下でオフシーズン中ずっと衣類を保管できる「保管あり」コースもあります。

クリーニング店で保管してくれるので、自宅の収納スペースがスッキリしますね。
※9/1~2/28の間の「保管あり」コースの受付は行っておりませんのでご注意ください。

リクリの保管サービス

7.まとめ

汗ジミは放置したまま収納すると、黄ばみや変色がひどくなり最悪の場合は着られず処分、なんてことも!
大切な衣類や高価な衣類はできるだけ長く着ていたいものです。

そこで役に立つのがクリーニング店の「汗抜き加工」。
特殊な洗濯方法で水洗いができない衣類の汚れも落とし、清潔に新品同様の仕上がりになります。

ただ、水洗いに弱いウールでできたコートやレーヨン生地のワンピースは風合いが変わってしまう可能性もあるので、ご利用前にクリーニング店の方に相談してみてくださいね。

洋服パックが超おトク

クリーニング店のメニューにある「折り目加工」ってご存じですか?
スーツや制服のスカートなどには最初から折り目がついていますよね。
その折り目をよりしっかりつけてくれるサービスです。

折り目加工を施した衣類とそうでない衣類は一目瞭然!
パリッとした仕上がりに清潔感やスマートさなど、着る人にプラスの印象を与えてくれます。

この記事では折り目加工の種類とやり方、さらに折り目加工を長持ちさせるためのお手入れ方法などをご紹介します!

1.折り目加工とは?

折り目加工とは?

「折り目加工」とは、スーツやスカートなどに強い折り目をつける加工方法のこと。
くっきりと折り目をつければ、清潔感にあふれシャキッとした見た目に仕上がります。
たかが折り目で?と思うかもしれませんが、折り目がついたスーツと、丸くヨレヨレになったスーツとでは、見栄えがだいぶ異なります!

身に着けるものに気を配るのは、外に出る際の大切なエチケット。
また、きちんとお手入れした衣服は、着ると自分自身にとっても気持ちがいいものです。

折り目加工のメリットは?

「折り目加工は、見た目に清潔感を与える!」とご紹介しましたが、その他にもクリーニング店で施す「折り目加工」には嬉しいメリットがたくさんあります。

  • 自分でプレスするより効果が長持ちする
  • シャツやスーツがシャキッとした見た目になる
  • デスクワークでも型崩れしにくい
  • ウール素材でも加工が可能

自宅でプレスして折り目をつけることもできますが、「自分でアイロンをかけて折り目をつけてもすぐにあまくなる…クリーニング店のような仕上げにならない…」といった経験はありませんか?
アイロンプレスの技術はもちろんですが、その理由の一つにはアイロンをかける前に与える水分量が影響しています。

繊維には「公定水分率」という、ある一定の環境下で繊維が吸湿する水分量の値があり、この水分率以上の水分を与えることで繊維が弱くなり、加工しやすい状態になります。
そこで、折り目をつけ、熱を加えて乾燥させることで、今度は繊維が硬く結びつき、折り目が記憶されるというメカニズムがあります。

クリーニングのプロが持つ知識と技術で施すからこそ、崩れにくい折り目がつくというわけです。

折り目加工の作業手順

では実際のクリーニング店で、どのように折り目加工が行われているのか見ていきましょう。
宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」での作業工程をご紹介します。

1.ドライクリーニングや水洗いで通常のクリーニング
ドライクリーニングや水洗いで通常のクリーニング
まずは汚れを落とすところから!
2.乾燥機で乾かす
乾燥機で乾かす
キレイに洗った後は乾燥機で乾かします!
3.折り目加工用の溶液をまんべんなく振りかける
折り目加工用の溶液をまんべんなく振りかける
もちろん衣服へのダメージはないので安心してください。
4.しばらく乾かし、折り目加工用の溶液を馴染ませる
しばらく乾かし、折り目加工用の溶液を馴染ませる
折り目加工用の溶液は熱を加えることでさらに効果を発揮!
5.アイロンでプレス
アイロンでプレス
アイロンで熱を加えつつ丁寧にプレスし折り目をつけていきます。
6.手作業で最終調整
手作業で最終調整
細かな部分を調整し形を整えます。一着ずつ丁寧に仕上がりをチェックし、作業完了です!

2.折り目加工の種類

折り目加工には3種類あり、クリーニング店では衣類の素材に最適な方法で折り目をつけます。

プレス(熱)加工

プレス加工は、最も一般的な加工方法です。
プレス加工で折り目をつけるには、先に説明したように生地に含ませる水分量がカギです。

ウールやコットン(綿)などの場合、分子構造の一種で酸素原子と水素原子で形成される「水素結合」が存在します。この「水素結合」は水に弱いという弱点があり、水中では結合が切断され繊維が伸びやすい状態になっています。

この素材の弱点を逆手に取り、洗濯して衣類を濡れた状態にし、アイロンの熱で水分を飛ばしながら折目をつけるのが、プレス加工です。

ただ、プレスにより折り目がしっかりついても、一たび雨などに濡れてしまえば水素結合は切断されてしまいます。
衣類を乾かした後に折り目がなくなってしまうのはそのためです。

シロセット加工

主に素材がウールなどの場合に「シロセット加工」が用いられます。

「シロセット加工」はいわゆる髪の毛にパーマをかけるのと原理が似ており、繊維同士の結合を弱くする「シロセット加工液」をかけ、熱で押さえつけて折り目を作ります。
折り目がついた状態で繊維同士が再び結合し、強い折り目の出来上がり。

繊維同士が結合し形状記憶しているため、雨や水に濡れて折り目が甘くなっても、霧吹きをかけてハンガーに吊るしておけば、たちまち元の折り目が出来上がります!

シロセット加工は、ドライクリーニングや、雨に濡れても折り目のキープ力が非常に優れており、効果は約3ヶ月~1年ほど持続すると言われています。

プレス(熱)加工と折り目の付け方は似ていますが、異なるのは繊維同士の結合の強さにあるんですね。

リントラク加工

ウール以外の素材ならほとんど「リントラク加工」です。

専用の樹脂を衣類の裏地に塗って折り目をつける方法で、ほとんどの素材に使用でき、シロセット加工と同様にドライクリーニングなどの耐久性に優れています。
折り目の効果は約3ヶ月~1年ほどと言われています。

初めに、折り目をつけるよう特殊なアイロンでプレスし、プレスした折り目に沿って生地の裏地に樹脂を塗ります。
生地を表に返し、自然乾燥させると樹脂が固まり、生地を固定することで折り目の形状を保つ加工方法です。

濡れたり、シワがよっても樹脂で固定されているため、乾かせば折り目は元の形に戻ります。
ただし、ストレッチ性の効いた素材モヘア等の繊維が固いもの、薄地のもの等は、樹脂が表面に出てくるため、加工ができないので注意しましょう。

3.折り目加工の効果時間の目安

クリーニング店で施した折り目加工はどれくらい効果が続くのでしょう?
実は永久的に続くのではなく、着用やクリーニングした頻度にもよりますが1度の折り目加工で約3ヵ月~1年程もちます!

少なくとも年に4回加工をすれば、日々の面倒なプレスから解放され、ビジネスシーンやプライベートでも相手に良い印象を与えられますよね。
もし雨や雪で衣類が濡れてしまっても、すぐに乾かせば折り目が元に戻り、再び持続しますよ。

4.折り目加工ならリクリにお任せ

アイロンをかける

折り目加工は、あくまでも「生地の加工」であって「生地の復活」ではありません。
衣類は、着用するだけでも、汗や皮脂などで傷み続けるもの。
そこで大事なのは、日々の衣類のメンテナスです。
生地を傷めず、かつ長持ちさせる「折り加工」ならクリーニングのプロにお任せするのが一番!

宅配クリーニングリクリなら、注文時に「折り目加工」を選択すると独自の技術で丁寧に施してくれます。
さらに自宅にいながらスマホで注文し、集荷に来たスタッフへ衣類をお渡すだけ。
仕上がった衣類を自宅で受け取るだけなので、家事の時短にもつながり、とっても便利!

【宅配クリーニングリクリのサービス】
  • 折り目加工(オプション)の料金:1点につき+330円
  • 素材に合わせて最適な方法で加工
  • クリーニング3点6,270円(税込)より、ご注文いただけます ※保管ありコースの場合
  • 料金には、送料・再仕上げ・簡易シミ抜き・ボタン付けが含まれています ※一部地域は送料が別途必要な場合あり

この機会に、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

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5.折り目加工後のお手入れ方法

せっかく施した折り目加工はできるだけ長持ちさせたいですよね。
そのためには衣類をどのように扱えばいいしょうか?

基本的に着終わったらハンガーへ正しくかけるのが重要!
例えばスーツのズボンの場合、通常ならハンガーのクリップで両サイドを挟んでかけます。
しかし、折り目を長持ちさせたいならズボンを折り目の部分で折り逆さまにして吊るすのが正解。
そうすることで、重力で折り目に力が加わり翌日もくっきりと折り目が残っています!

もし、雨で衣類が濡れてしまったら、ハンガーにかけて自然乾燥させます。
衣類乾燥機など速乾できる道具があるなら使用して早めに乾かした方が良いでしょう。

折り目が薄くなってきたなと感じたら、衣類をハンガーにかけた状態で水霧を全体によく吹きかけて自然乾燥させましょう。
効果が続いていれば、折り目が戻ることがあります。
それだけでなく、着用した際についた余分なシワを消す効果もあるので、ぜひ試してみてください。

それでも戻らなかったら、クリーニング店でもう一度折り目加工を施しましょう。

6.まとめ

スーツなどの衣類をシャキッとした見た目にしてくれる「折り目加工」
アイロンを用いて自宅で施すこともできますが、効果は短く思い通りの仕上がりにならないことも・・・。
特に、しわのあるプリーツスカートのひだをアイロンしていくのは大変です。

「家事を少しでも減らしたい!」
「清潔感のあるピシッとしたスーツを、長持ちさせたい!」
そんな方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

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クリーニング店に行くと目にする「撥水(はっすい)加工」。
撥水加工は水や油汚れをはじき、服の中まで水が浸透するのを防いでくれるクリーニングの加工メニューです。

防水加工とよく似ていますが、どのように違うのでしょうか?
この記事では、それぞれの加工方法のメリットとデメリットについてご紹介します。

お気に入りの衣類に撥水加工を施せば、雨の中でもお出かけが楽しくなること間違いなしですよ!

1.撥水加工とは?

撥水加工とは?

クリーニング店の撥水加工は、洗濯後の衣類の表面に、水をはじく成分を付着させる加工のことです。
シリコンやフッ素を含んだ液体を衣類の表面にかけ、熱乾燥をし、細かくなった成分がトゲ状に衣類に付着することで、衣類に水分を浸透しにくくさせます。

撥水加工は、繊維同士の隙間を塞がないため、空気や蒸気は通り抜けられ、蒸れにくいのが特徴。
ただし、繊維に隙間がある状態なので、完全に水が入ってこないわけではなく、大量の水をかけたり、水没させると水が内部まで入ってきてしまうので、注意が必要です!

撥水加工のメリット

撥水加工のメリットを見ていきましょう。

  • 水を弾いて衣類を濡れにくくする
  • 食べこぼしや泥はねなどの汚れを防ぐ
  • 汚れがつきにくく衣類へのダメージが防げるので、衣類が長持ちする
  • 水や湿気によるカビ・縮みを防ぐ

撥水加工のポイントは、水だけでなく油汚れも弾くところ!
サッと拭き取るだけで落ちるので、シミ抜きが不要になるのもメリットですね。

撥水加工のデメリット

一方でデメリットもあります。

  • 水を完全に防ぐわけではない
  • 永久的に効果が持続するわけでは無い
  • ドライクリーニングすると効果が薄くなる
  • 必要以上に撥水加工を施すと地が傷みやすくなる

気をつけたいのは、撥水加工は、あくまでも付着した水を弾くようにする加工なので「完全防水」ではないこと。
また、撥水加工は永久に持続するわけではなく、効果が続くのは一般的にワンシーズン程です。
頻繁に着るスーツなどはワンシーズンに2~3回程度、撥水加工を行うのが良いでしょう。

撥水加工をした方が良い衣類とは?

撥水加工をした方が良い衣類とは?

撥水加工はどんな素材や衣類に向いているのでしょうか?
「撥水」といえばスキーウェアのイメージですが、実は加工できる衣類はたくさんあります。

  • スーツ
  • ネクタイ
  • Yシャツ
  • 学生服
  • スキーウェア
  • ダウンジャケット

これらの衣類は、購入してすぐに撥水加工をするのがオススメ!
スキーウェアやダウンジャケットは使用する直前に撥水加工をすると、シーズン中ずっと効果が続きます。

また、スーツやネクタイ・学生服など、頻繁に着る衣類でも、なかなかクリーニングに出せない場合は1?2ヶ月に1回ほど撥水加工をすると衣類が長持ちしますよ。

撥水効果が落ちてきたかどうかを確認するには、少量の水を垂らして衣類の表面にできる水玉の形を見てみてください。
撥水効果が高いときにはきれいな立体的な丸ができるのですが、効果が低いときは丸の形がやや潰れています。
潰れてきたな?と思ったら撥水加工をするタイミングです!

2.撥水加工と防水加工の違い

撥水加工と防水加工の違い

「撥水加工と防水加工って似ているけどどう違うの?」

「撥水加工」は衣類の表面上で、付着した水を弾く加工です。
水がついた時点では弾きますが、水が浸透するのは防げないので、時間が経つと生地に染み込んでいきます。

一方で「防水加工」は、水を一切通さない成分で衣類全体を覆い、生地の隙間をなくします。
撥水加工と違い、水だけでなく空気や蒸気も通しません。
その分、蒸れやすいというデメリットもありますが、防水加工は素材そのものを防水仕様にしたり、生地の隙間を防水素材で埋めるので、効果が落ちにくいのも特徴です。

3.市販の撥水加工スプレー

クリーニング店ではなく、自宅で手軽に撥水加工をする場合は、衣類用の撥水加工スプレーを使用する方法があります。
手ごろな価格で販売されているので、試しやすいのですが、市販の撥水スプレーに含まれるフッ素分子はとても小さいため効果があまり感じられないのがネックです。

また、均等に噴射できず、スプレーの溶剤が一か所にたまると、シミになってしまうことも・・・。

クリーニング店では、ムラなく噴霧を行い、乾燥によって撥水剤を馴染ませることで、より水を弾きやすくなるように加工されています。効果や持ちの良さを重視するなら、クリーニング店の撥水加工を利用するのがオススメです。

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4.クリーニング店の撥水加工方法

実際、プロのクリーニング店ではどんな手順で撥水加工がおこなわれているのでしょうか?
今回は、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」での作業工程をご紹介します。

1.ドライクリーニングや水洗いで通常のクリーニング
ドライクリーニングや水洗いで通常のクリーニング
まずは汚れを落とすところから!
2.乾燥機で乾かす
乾燥機で乾かす
キレイに洗った後は乾燥機で乾かします!
3.アイロンをかける
アイロンをかける
一着一着丁寧にアイロンをかけます!
4.撥水加工を施す
撥水加工を施す
特殊な撥水剤を噴射します!
ここがプロの技の見せ所!ムラなく仕上げられるのがクリーニング店に頼むメリットですね◎
5.立体乾燥機で乾かす
立体乾燥機で乾かす
撥水剤を馴染ませるために再び乾燥機で乾かします。
6.撥水が効いているか水をかけてテスト
撥水が効いているか水をかけてテスト
撥水剤が完全に効いているか1着ずつ水をかけてテスト。
しっかり撥水できているかを確認したら、再び乾かして仕上げます!

一つひとつ丁寧に撥水加工いたしますので、大事な衣類も安心してお任せください!

5.宅配クリーニングリクリ撥水加工の料金

クリーニング店の撥水加工の料金形態は店舗によって様々。
衣類の種類に関わらず均一料金としているお店や、衣類の種類ごとに料金を設定しているお店などがあります。

宅配クリーニングリクリでは、オプション加工メニューで1点440円(税込)です!
どんな衣類でも同じ価格なので、料金体系が明確なのも嬉しいですね。

効果と持ちが良いクリーニング店の撥水加工を、ワンシーズン1着当たり440円で出来るので、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか?

6.まとめ

クリーニングに出すときは、撥水加工を

「撥水(はっすい)加工」は防水加工と違い、水を衣類に浸透させにくくした上で、通気性も保ってくれるクリーニングの加工方法!
買ったばかりのスーツや、ダウンジャケット・コートなどを長く大切に着たい方は、着る前に撥水加工を行うと雨や湿気にも強くなり、汚れや汗もつきにくくなるので、衣類が長持ちします。
ただし、撥水効果は半永久的なものではないため、定期的に加工してもらうことで、効果が高まります。

クリーニングに出すときは、撥水加工をつけることも検討してみてくださいね。

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梅雨に入り衣替えの季節。
スーツを出そうとクローゼットを開けたら、スーツにカビが…!
こんなとき、どう対処すればいいかご存知ですか?

実は、身の回りにある物でカビが目立たないよう、応急処置をしてクリーニングに出すと、スーツをダメにしなくて済むことも。
身近な方法からちょっとしたテクニックまでご紹介しますので、試してみてください。
さらに、そもそもカビを生やさないよう大切に着る方法や、しまい方についても併せてご紹介します。

1.スーツにカビが生える原因

スーツにカビが生える原因

カビが発生する原因は、主に湿気と汗や汚れです。

カビは湿気のある空間を好み、服に染み付いた汗や汚れ、繊維自体を栄養分に、どんどん増殖していきます。

梅雨の時期など、季節により湿度が高くなる場合だけでなく、クローゼットに服を詰め込みすぎて通気が悪くなることで、クローゼットの中が高湿度となりカビが生えやすい状態にもなります。

2.【緊急!】スーツのカビを落とす6つの方法

スーツがカビだらけ!でも、クリーニングに出す時間はないし…。

そんな時、スーツのカビは、身の回りにある物で目立たなくすることができます。
効果が高く、簡単な順番にご紹介していきます。

※カビが生えていたところは、すでにカビの菌によって繊維が傷んでいる状態です。
強くこすったり揉んだりすると穴が開きますので、心配な方は無理をせずクリーニング店にご相談ください。

作業時にカビが舞う可能性がありますので、安全のため以下を守ってくださいね。

・湿度が低く、風通しの良い場所で行う
・マスク、ゴム手袋をして作業する

では見ていきましょう!

布巾で叩く

布巾で叩く

1つ目は、布巾とお湯だけでカビを落とす方法です。

①柔らかい布巾をぬるま湯で濡らし、固く絞る
②カビが気になる部分を、軽く叩く

こすると、より染み付いたり広がる場合があるので、カビの部分は軽く叩いて落としてくださいね。

スーツをお湯につける

1つ目の方法で落ちなかった場合は、スーツをお湯に浸してみます。
※型崩れや縮む可能性がありますので、丁寧に行ってください。

①スーツのカビが気になる部分を、40℃くらいのお湯にしばらく浸す
②同じく40℃くらいのお湯につけて、固く絞った布巾で軽く叩く
③日陰干しで、完全に乾かす

スーツの素材がウール(羊毛)の場合は、お湯に長時間つけると傷みやすいので、できるだけ短時間で終えてくださいね。

また、スーツは日当たりのいい場所で干すと、色落ちする場合があります。
必ず、日陰干しにしてください。

無水エタノール

2つ目の方法でも取れなかった場合は、無水エタノール(アルコール)を用いてカビを落とします。

①スーツを柔らかいブラシで軽くブラッシングし、表面のカビを落とす
②歯ブラシに毛先が湿る程度の、無水エタノール(アルコール)をつける
③カビの部分を、軽く叩くようにして落とす
④カビが目立たなくなったら、当て布をしてアイロンかドライヤーで乾かす

スーツによっては、無水エタノールを付けると色落ちする場合があります。
先に裏地に付けて、試しておくと安心です。

ハッカ油

3つ目の方法でも取れなかった場合は、より殺菌作用のあるハッカ油を用いてカビを落とします。
ハッカ油は濃度が高い液体なので、薄めて使います。

①水とアルコール(無水エタノール)を9:1の割合で、空のスプレー容器に入れる
②スプレー容器に、ハッカ油を10滴ほど混ぜる
③直接カビの部分に吹きかけて、歯ブラシで叩いて落とす
④アイロンかドライヤーで、完全に乾かす

重曹と漂白剤

重曹と漂白剤を混ぜた液体でカビを落とす

4つ目の方法でも取れなかった場合は、重曹と漂白剤を混ぜた液体でカビを落とします。
※漂白剤を使用するため、「どうしても」といった場合にしかおすすめしません。
濯ぎが甘いと繊維を傷めてしまうので、心配な方は無理をせずクリーニング店にご相談ください。

「漂白剤不可」のマークが表示されたスーツには、絶対に使用しないでください!

漂白剤は、「酸素系漂白剤」を使用します。
「塩素系漂白剤」は肌を傷める可能性が高いため、おすすめしません。

①重曹と漂白剤を、1:1の割合で混ぜる
②スプレー容器に入れる
③カビが目立つところにスプレーして、歯ブラシで叩いて落とす
④漂白剤が付いた箇所はしっかり濯ぐ
※濯ぎがしっかりできていないと、漂白剤の影響で繊維がボロボロになるので要注意
⑤アイロンかドライヤーで、完全に乾かす

「漂白剤不可」のマークが表示されてなくても、スーツが色落ちしないか、先に裏地で試してくださいね。

着終わったらクリーニングへ

6つめの方法は、クリーニング店に任せる!

上記でご紹介したのはあくまで応急処置であるということ。
自宅での処理だけでは、スーツについたカビを根絶することは難しいんです。

また、素材によっては色落ち・型崩れ・縮みなどが起こる可能性があるため、特に大事なスーツは極力クリーニングに出すようにしましょう。

3.【重要①】カビ予防!スーツのしまい方と便利グッズ

もう大切なスーツに、カビを発生させたくありませんよね?
そのためには、日頃のお手入れや適切な保管が欠かせません。
普段から出来るスーツを長持ちさせる扱い方を、ご紹介します。

スーツのしまい方

カビは湿気が大好きです!
スーツをクローゼットにしまう際には、湿気を出さないよう、以下を心がけましょう。

  • こまめに通気性をよくする
  • 通気性のいい不織布カバーをかける
  • 除湿剤を置く
  • 他の衣服とは隙間を開け、余裕を持って収納する
  • (収納ケースに入れる場合)防虫剤を入れる

これらに気をつけるだけで、カビのリスクを軽減させることができます。
湿気が溜まりやすい部屋にクローゼットを置く際は、「除湿剤」は必須ですし、部屋全体の換気もこまめに行いましょう。

便利グッズ4選

カビを防いでスーツを長持ちさせるために役立つ、おすすめの商品をご紹介します。
迷ったときには、とりあえずこちらを使ってくださいね!

製品名メーカー名特徴
ドライペット
クローゼット用
エステー ・クローゼット用の除湿剤
・フック付きで2枚入っているため、クローゼット内で服と服の間にかけて使える
・消臭効果もあり、1~2ヶ月も効果が続く
ムシューダ防虫カバー スーツ・ジャケット用エステー ・スーツ用の防虫カバー
・防カビ剤が含まれた特殊な素材でできたカバーで、防虫・防カビ・色褪せも防いでくれる
・約1年間も効果が続き、ウールやカシミヤ素材でも使える
カビホワイト 衣類のカビ取り剤ビーワンショップ ・衣類用カビ取りスプレー ・カビが生えた場所に吹きかけ、15分放置し軽く拭くだけで、カビが落ちる優れもの!さらに匂いまで取ってくれる
・効果が大きく売り切れ続出なので、見かけたら購入をおすすめ
ファブリーズ
布用除菌消臭スプレー
P&G ・衣類用の除菌スプレー・消臭&除菌といえば、ファブリーズ!
・カビを落としたものの、匂いが残る場合に吹きかける
・複数の人に会う可能性があるときは、無香料がおすすめ
製品名
ドライペット
クローゼット用
メーカー名
エステー
特徴
・クローゼット用の除湿剤
・フック付きで2枚入っているため、クローゼット内で服と服の間にかけて使える
・消臭効果もあり、1~2ヶ月も効果が続く
製品名
ムシューダ
防虫カバースーツ・ジャケット用
メーカー名
エステー
特徴
・スーツ用の防虫カバー
・防カビ剤が含まれた特殊な素材でできたカバーで、防虫・防カビ・色褪せも防いでくれる
・約1年間も効果が続き、ウールやカシミヤ素材でも使える

4.【重要②】キレイで長持ちするスーツの着方

スーツを長く着るには、帰ったあとのお手入れ方法も重要です。
スーツを長持ちさせるための着方や、取扱い方についてご紹介します。

3着以上

スーツは、3着以上持つことをおすすめします。

というのも、1回着たスーツには汗や汚れが付いているので、2日以上寝かせるのが望ましいからです。
特に夏場は、3着以上のスーツをローテーションで着ると、長持ちしますよ。

ブラッシング

外から帰ってきたスーツは、汚れや汗がいっぱいです。
すぐにクローゼットの中へは入れず、専用のブラシで軽くはたき、半日ほど陰干ししましょう。

スチームアイロン

汗や汚れは、カビが好む養分です。
うっすら見える汚れには、スチームアイロンが効果的。
そのあと、半日ほど陰干ししてください。

自然乾燥

撥水加工が施されたスーツならともかく、基本スーツは水に弱いんです。
雨などで濡れた場合は、以下の手入れをしてください。

  • かなり濡れている場合は、タオルでよく水気を取る
  • 完全に乾くまで、自然乾燥する
  • すぐにクローゼットにしまわない

湿気が籠らないよう、スーツが完全に乾いてから、クローゼットへしまいましょう。

クリーニングに出す頻度

スーツは着ても着ていなくても、必ず1シーズンに1回はクリーニングに出してください。
夏は汗が染み付くので、頻繁に着ているスーツは、できれば2週間に1回が望ましいです。
そんなにたくさんクリーニングに出せない場合は、洗える場合に限り、自宅の洗濯機で洗ってください。

洗濯機で洗う際は、強力な液体が入った洗剤より純石けん分が多く含まれた洗剤の方が、服にも肌にも優しくておすすめですよ。

  • シャボン玉スノール(メーカー名:シャボン玉石けん)
  • 洗濯用粉せっけん(メーカー名:ヱスケー石鹸)
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5.【重要③】宅配クリーニングの保管サービス

リクリの保管サービス

スーツを長く大切に使うには、適切なお手入れと保管が必須です。
でも、面倒だったり、きちんと保管できるか心配な方は、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」の保管サービスがおすすめ。

クリーニングをして、そのまま衣類を預かってくれるサービスです。
自宅のクローゼットと違い、空調設備が整った環境でシワにならないようにきちんと保管してくれるので、カビが生えたり、虫に食われる心配もないです。

注文方法は、オンラインショップから簡単に注文ができ、集荷バッグに詰めて配送スタッフに渡すだけ!

  • 3点6,270円(税込)より、注文可能 ※保管ありコースの場合
  • 料金には、送料・再仕上げ・簡易シミ抜き・ボタン付け・保管料金が含まれています ※一部送料が別途必要な場合あり

衣替え時に、オフシーズンの衣類を預けることで、面倒なお手入れも楽になりますね。
また、クローゼットの中がスッキリするので、収納スペースが少ない方にもおすすめです。

6.まとめ

スーツにカビが発生した際の、応急処置の方法についてご紹介しました。

自宅での処理は、あくまでも応急処置であり、カビの根っこが残った状態なので、着終わったら必ずクリーニングに出しましょう。
そして、カビを発生させないよう、日頃からのお手入れが重要です。

徹底的に除湿と乾燥対策をして、スーツを長く大切に使いましょう。

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