衣類のシミ抜き方法は?自宅で簡単・シミの種類別に対処法を伝授

UPDATE:2022.09.27
衣類のシミ抜き方法は?自宅で簡単・シミの種類別に対処法を伝授

大切な衣類にシミが付いてしまい、何とかしてシミを落とせないかと、自宅でいろいろ試したことがある方も多いのではないでしょうか。

シミには「落としやすいシミ」と「落としにくいシミ」があり、シミの種類と性質によって対処法も異なります。

そこでこの記事では、シミの種類の見分け方から、自宅でシミ抜きをする際のポイント、種類別のシミ抜き方法まで詳しく解説します。大切な衣類にシミが付いてしまったときは、ぜひ参考にしてください。

1. まずはシミの種類と性質を見分けよう

シミありポロシャツ

シミは大きく分けて3つの種類があります。種類ごとに落とし方が違うため、どのような性質のシミなのかを知っておくことが大切です。
まずは、シミの種類と性質の見分け方について見ていきましょう。

水溶性のシミの特徴

水溶性のシミとして、以下のようなものが挙げられます。

■水溶性のシミ
  • お茶
  • コーヒー
  • ジュース
  • しょうゆ
  • 血液 など

水溶性のシミは水に溶けやすいため、自宅の洗濯でも落としやすいというメリットがあります。

食べこぼしや飲みこぼしによるシミのうち、水溶性のシミであれば、洗濯用の中性洗剤だけではなく、食器用洗剤でも落とせることがあります。

油溶性のシミの特徴

油溶性のシミには、以下のようなものがあります。

■油溶性のシミ
  • ミートソース
  • カレー
  • マヨネーズ
  • ドレッシング
  • バター
  • リキッドファンデーション など

油溶性のシミは、油に溶ける性質を持っていて、油を使った料理や調味料など油分を多く含む汚れです。

油に溶けやすい一方で水に溶けにくいため、自宅でシミ抜きをしてもなかなか落ちないという特徴があります。外出中にシミが付いてしまったら、その場で落とすのが難しいタイプのシミです。

不溶性のシミの特徴

不溶性のシミとして、以下のようなものが挙げられます。

■不溶性のシミ
  • 泥汚れ
  • サビ
  • 墨汁
  • ボールペンのインク
  • 鉛筆
  • チューイングガム など

水にも油にも溶けないシミが、不溶性のシミです。シミの中で最も落ちにくく、固形の粒子が繊維に入り込むこともある厄介なシミになります。
自宅で落とすことが難しいため、クリーニングなどシミ抜きのプロに頼むのがおすすめです。

2. 自宅でシミ抜きをする場合に大切なポイント

自宅でシミ抜きをする場合は、いくつか事前に知っておきたいポイントがあります。お気に入りの衣類のシミ抜きを失敗しないためにも、しっかりと確認しておきましょう。

衣類の素材と洗濯表示を確認する

洗濯表示を確認する

自宅でシミ抜きをするときには、必ず衣類の素材と洗濯表示を確認しましょう。素材によっては、洗剤や洗濯の仕方、水の温度などに気をつけなければならないためです。
特に、洗濯桶に×印が付いた洗濯表示がある場合は、家庭での洗濯がNGの衣類です。

家庭での洗濯禁止
洗濯機の使用はできません。

シミを見つけたらできるだけ早く落とす

シミは、時間が経てば経つほど布に色素が定着してしまい、自宅でシミ抜きをするどころか、プロの手にかかっても落とすのが難しくなってしまいます。

シミを見つけたら、面倒だからと放置せずにできるだけ早く落とすようにしましょう。大切な衣類ほど、早くシミ抜きをする必要があります。

シミの種類別にアイテムを使い分ける

シミの種類別にシミ抜きのアイテムを使い分けるというのも、大切なポイントです。

水溶性や油溶性など、全てのシミに対して同じ洗い方でいいというわけではありません。例えば、血液の汚れを熱いお湯で洗ってしまうと、血液が固まってしまい、かえって汚れが落ちにくくなってしまいます。

この後、具体的に「シミの種類別のシミ抜き方法」をご紹介するので、ここではシミの種類に合わせて、シミ抜きの方法やアイテムを変える必要があることを覚えておきましょう。

無理やりシミ抜きをしない

「無理やりシミ抜きをしない」というのも大切なポイントです。

「力強くこすれば落ちるかもしれない」と考える方もいるかもしれませんが、無理にこすると衣類を傷めるほか、生地本来の色落ちの原因にもなります。乱暴にこすらないことはもちろん、事前に目立たないところで色落ちがしないか、チェックをするようにしましょう。

3. シミの種類別のシミ抜き方法を紹介

染み抜き

ここからは、シミの種類別に、具体的なシミ抜き方法をご紹介します。

水溶性のシミ抜き方法

水溶性のシミは、自宅でも簡単にケアしやすいのが特徴です。
水溶性のシミのシミ抜きをするときには、以下のようなアイテムを用意してください。

  • 乾いた白いタオル
  • 歯ブラシ、またはしっかり絞った布
  • 台所洗剤(中性洗剤)や衣類用漂白剤

タオルはシミの汚れを移すために使用するので、汚れてもかまわない使い古したタオルを使うのがおすすめです。

〈シミ抜き手順〉
  • 白いタオルを敷き、その上に、衣類のシミがある面を下側にして置く
  • 歯ブラシ、またはしっかり絞った布で、上(シミの裏側)からトントンと軽く叩く
  • シミがタオルに移ったら、水で軽くすすぎ、洗濯機で洗う

シミが付いてすぐのときは、衣類の表面に汚れがとどまっています。下に敷いたタオルに汚れを移し、布地から汚れをはがすようなイメージで行うとよいでしょう。

軽く叩いてもまだシミが残っている場合は、薄めた中性洗剤をつけて叩くと汚れが落ちやすくなります。ただし、ワインや血液、インクといった色素を含む水溶性のシミは落ちにくいため、衣類用漂白剤を使いましょう。

油溶性のシミ抜き方法

油溶性のシミは、洗濯用洗剤の原液や、汚れの性質と同じ油を使って落とすのがポイントです。
油溶性のシミ抜きの場合は、以下のようなアイテムを用意してください。

  • 乾いた白いタオル
  • 液体タイプの洗濯用洗剤やクレンジングオイル
  • 歯ブラシや綿棒

クレンジングオイルは、ファンデーションや口紅などの汚れを落とすときに使います。

〈シミ抜き手順〉
  • 白いタオルを敷き、その上に、衣類のシミがある面を下側にして置く
  • 液体タイプの洗濯用洗剤の原液をシミに少量垂らす
  • 歯ブラシや綿棒で、上(シミの裏側)からトントンと軽く叩く
  • シミがタオルに移ったら、水で軽くすすぎ、洗濯機で洗う

ファンデーションや口紅などのシミが付いた場合は、綿棒にクレンジングオイルをつけて叩くとシミが落ちやすくなります。

不溶性のシミ抜き方法

不溶性のシミは、なかなか取れない頑固な汚れが特徴です。
不溶性のシミの場合は、以下のようなアイテムを用意しましょう。

  • 中性洗剤
  • 固形石けん
  • 歯ブラシ

固形石けんは、泡が繊維の中に入り込み、泥汚れなどを繊維の外に出やすくしてくれるので、ぜひ準備しておきましょう。

〈シミ抜き手順〉

※不溶性のシミとして、ここでは泥汚れを例にご紹介します。

  • シミ抜きをする前に、できるだけ砂などの固形物を抜き除き、衣類を乾かしておく
  • 衣類に直接中性洗剤をかけて、さらに上から固形石けんをつけてこすり洗いをする
  • 歯ブラシなどを使い、衣類にこびり付いた泥が浮き出てくるまでこすり洗いをする
  • 泥汚れが浮き出てきたら、水で洗い流し、また中性洗剤と固形石けんをつけてこすり洗いをする
  • 何回か2~4を繰り返す
  • シミが取れたら、洗濯機で洗う

4. 大切な衣類のシミは早急にクリーニングへ持っていこう

衣類などにシミが付いてしまったときは、できるだけ早く、適切な方法で汚れを落とすことが最も有効な対処法です。対処が早ければ、自宅でもシミをキレイにできる可能性はあります。

ただ、「自宅でいろいろ試してみたけれど、シミが落ちなかったのでクリーニングに頼んでみよう」という考え方は避けましょう。
シミは、時間が経過してしまうと、クリーニングのプロでも汚れを落とせなくなってしまう可能性が高まり、「どのような汚れで、いつ付着したか、どの洗剤を自宅で使って試したか」により、プロの対処法も全く異なるからです。

大切な衣類のシミは自宅で安易に対処しないで、クリーニング店にすぐに持ち込んで相談するのが最善策といえます。

5. シミの種類に合わせてシミ抜きをしよう

洗濯物のシミをチェックする

一言でシミといってもシミには種類があるため、それぞれのシミに合ったシミ抜きを行うことが大切です。

シミができてすぐの場合や、シミの種類によっては、自宅でもシミ抜きができる場合があります。ただし、自宅での対処がかえって悪い影響を及ぼすこともあるため、お気に入りの衣類などは、無理に自宅で対処しないでクリーニング店になるべく早いタイミングで相談しましょう。

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