浴衣の宅配クリーニングの出し方【時期・頻度・料金相場】
浴衣を着た後は、汗や裾の泥汚れなどが気になるものの、浴衣を宅配クリーニングに出しても大丈夫なのか、迷う方もいるのではないでしょうか?
この記事では、浴衣を宅配クリーニングに依頼する方法や料金相場についてご紹介します。
また、浴衣をクリーニングに出す際のポイントや、クリーニングから戻ってきた浴衣の管理方法も併せてご紹介します。
1. 浴衣も出せる宅配クリーニングとは?
浴衣も他の衣類と同様に、宅配クリーニングに依頼すればキレイに洗濯してもらえます。 まず、宅配クリーニングの特徴や、メリットとデメリットについて見ていきましょう。
宅配クリーニングの特徴
宅配クリーニングは、自宅にいながら浴衣をクリーニングに出すことができるクリーニングサービスです。
PC・スマートフォンから24時間365日いつでも申し込めます。専用の集荷バッグなどに浴衣を入れ、宅配業者に自宅まで集荷に来てもらい、クリーニングが終わった後は自宅に届けてもらえます。
また、店舗型のクリーニング店と同様に「シミ抜き」「汗抜き」などのオプションサービスにも対応しています。
日中は仕事が忙しくてクリーニング店へ行く時間がない方や、小さなお子さんがいて外出がしにくい方、「浴衣をクリーニング店に持ち運ぶのが面倒…」という方にも利用しやすいというのが最大の特徴といえるでしょう。
浴衣を宅配クリーニングに出すメリット
浴衣を宅配クリーニングに出すメリットは、以下の5つです。
- 家から出ずに洗濯を完了できる
- クリーニング店のスタッフと直接会ってやり取りをする必要がない
- 発送・受け渡しの方法や、決済方法が多種多様
- 24時間365日インターネットで依頼が可能
- 衣類を預かる保管サービスを提供しているクリーニング会社もある
いつでもどこでもクリーニングの依頼ができる、そんな気軽さが宅配クリーニングの強みです。「クリーニング店に行く時間がない」「クリーニング店に持って行くのが手間」という方にはおすすめのサービスです。
また、直接クリーニング店のスタッフと話をすることがなく洗濯に関する要望などは「オーダーシート」や注文フォームを使って伝えるので、「お店で上手く伝えられる自信がない」という方にもピッタリです。
他にも、クリーニング後の保管サービスを提供しているクリーニング会社もあります。シーズンオフの衣類や布団などの大きなものを次のシーズンまで預けると、空いた収納スペースを有効活用することもできます。
浴衣を宅配クリーニングに出すデメリット
浴衣を宅配クリーニングに出すとたくさんのメリットがありますが、注意しておきたいデメリットもあります。
浴衣の宅配クリーニングは店舗型クリーニングと違い、仕上がりの細かい要望は依頼時にオーダーシートや注文フォームなどに記入する必要があります。
シミ抜きしたい箇所などの細かい要望を、文章にして指示しなければなりません。「話して伝える方が楽ちん」という方にとっては、デメリットになるといえるでしょう。
また、宅配クリーニングは集荷と配達の工程が発生するため、店舗型クリーニングより仕上がりまでの時間がかかります。即日仕上げに宅配クリーニングは対応していないので、浴衣をすぐに着たい方は注意が必要です。
2. 浴衣の宅配クリーニングの料金相場や仕上がり日数
では、実際に宅配クリーニングに浴衣を出した際にかかる料金や、仕上がりにかかる日数はどのくらいなのでしょうか。
ここからは、浴衣の宅配クリーニングの料金相場や仕上がり日数についてご紹介します。
浴衣の宅配クリーニングの料金相場
浴衣を宅配クリーニングに出す料金の相場は、1点から依頼できる宅配クリーニング店の場合、2,000~4,000円(税込)前後とクリーニング会社によって差があります。料金が高い場合は、手作業で浴衣をクリーニングしている可能性もあるので、事前にクリーニング店に洗い方を確認しましょう。
「5点で〇〇〇円」といったパック料金を採用している宅配クリーニング店の料金場合は下記です。
パック料金(税込) | 1点当たりの料金(税込) | |
---|---|---|
宅配クリーニング A社 |
5点パック:7,678円 10点パック:9,878円 |
5点パック:1,535円 10点パック:987円 |
宅配クリーニング B社 |
5点パック:9,405円 10点パック:12,870円 |
5点パック:1,881円 10点パック:1,287円 |
※すべて税込価格です。
パック料金の場合、点数が多い方が1点あたりの料金がおさえられ、おトクになりますね。
ただし、パック料金の場合、浴衣は取扱い対象外の場合もあるので、気をつけてください。
浴衣は、生地の風合いが落ちたり、縮みが発生したりすることもある繊細な衣類です。
よりキレイに仕上げたいなら、多少値段は高くてもていねいに洗ってくれる会社を選ぶのがおすすめです。
浴衣の宅配クリーニングの仕上がり日数
浴衣を宅配クリーニングに出した場合、通常の衣類よりも洗濯に時間がかかることが多いため、ある程度の余裕をもって依頼する必要があります。
浴衣の宅配クリーニングの仕上がり日数の目安は2、3週間前後です。
店舗型クリーニングの仕上がり平均日数は1週間前後なので、宅配クリーニングの方が、時間がかかることが分かります。
「イベントやお出かけで浴衣を着たい」という場合は、着用する日からさかのぼって3週間程前に宅配クリーニングを依頼するようにしましょう。
浴衣の宅配クリーニングでおすすめのオプション
浴衣の宅配クリーニングでおすすめのオプションは「撥水加工」や「汗抜き加工」です。
浴衣は生地がデリケートなため汚れが付くと落ちにくく、オプション加工をしてもらうことで浴衣のダメージを軽減できます。
また、大切な浴衣の場合は、手作業でよりていねいな仕上げをしてもらえるワンランク上のクリーニングメニューを利用するのもおすすめです。通常よりも料金が高く、仕上げ日数はかかるものの、生地の傷みや縮みを考えると安心して依頼ができるでしょう。
3. 浴衣を宅配クリーニングに出すときのポイントや注意点
浴衣を宅配クリーニングに出す際には、どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか?
ここでは、浴衣を宅配クリーニングに出すときのポイントや注意点について見ていきましょう。
浴衣をクリーニングに出すタイミングは季節の変わり目が良い
浴衣を宅配クリーニングに出すおすすめの季節は夏の終わりです。
着用後、どのタイミングでクリーニングに出すかは、浴衣を着る予定回数や浴衣の汚れ具合により異なりますが、下記を目安にするとよいでしょう。
浴衣の状態や着用頻度 | クリーニングに出すタイミング |
---|---|
着用回数が1~3回で特に汚れていない | 最後の着用後 |
自宅で浴衣を洗濯している場合 | シーズン終了後 |
浴衣の汚れが目立つ場合 | 1回の着用ごと |
※すべて税込価格です。
浴衣を取り扱っているか確認する
全ての宅配クリーニング会社が浴衣を取り扱いできるとは限りません。浴衣は繊細な素材なため、クリーニング会社によっては取り扱いをしていないケースも珍しくないのです。
浴衣の取り扱いがあるかどうかは、宅配クリーニング会社のホームページなどで確認できます。
ただし、洗濯可能な浴衣の細かい仕様や種類などは書いていないことも多いため、気になることがある場合は、電話や問い合わせフォームから連絡するのがおすすめです。
作り帯も取り扱っているか確認する
浴衣の帯や帯締め、作り帯は必ずしもクリーニングを必要としない衣類です。
しかし、汚れやニオイが気になる場合にはクリーニングに出しておくと安心でしょう。
浴衣同様、宅配クリーニング会社によっては、帯のクリーニングは取り扱っていないこともあります。
また、一般的な帯には対応していても、作り帯は対応不可という場合も。
帯や作り帯の汚れが気になる方は、依頼したいクリーニング会社が対象の帯を取り扱っているか、事前に確認する必要があります。
配送時に色移りしないように雨対策をする
浴衣は染料によっては色落ちしやすい衣類です。そのため、雨に濡れただけでも他の衣類に色移りする恐れがあります。他の衣類も浴衣と一緒に宅配クリーニングに出す場合には、衣類への色移り対策をしっかり行いましょう。
ビニール袋などに浴衣を入れてから集荷バッグに入れておくと、配送時に他の衣類に色移りする危険性を減らせます。また、集荷の際に「水濡れ厳禁」の指定を行うのも、色移り対策としておすすめです。
4. 宅配クリーニングから戻ってきた浴衣の確認ポイントと家庭での保管方法
宅配クリーニングから戻ってきた浴衣の適切な保管方法が分からず、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
続いては、宅配クリーニングから戻ってきた浴衣の確認ポイントと、家庭での保管方法をご紹介します。
ビニールのクリーニングカバーを外す
宅配クリーニングから戻ってきたときについているビニールカバーは、すぐに外しましょう。
密閉性が高いビニール袋に入れたまま浴衣を保管すると、湿気でカビが発生する恐れがあります。
「汚れをつけずに浴衣を保存しておきたいから」とビニール袋を外さない方も多いですが、カビが発生してしまっては本末転倒。大切な浴衣を保管する際には、ビニール袋から取り出すようにしましょう。
仕上がりの状態を確認する
宅配クリーニングから浴衣が戻ってきた後には、必ず浴衣の仕上がりの状態を確認しましょう。クリーニング後のチェックポイントは、主に以下の3つです。
- シミがしっかり落ちているか
- 穴やほつれがないか
- 色落ちはないか
チェックするタイミングでは、まだクリーニングタグを外さないように気をつけてください。タグを外すと損害賠償の対象外となるケースもあり得ます。
浴衣の仕上げがキレイなことを確認してから、ついているタグを外すようにしましょう。
陰干しをして、風通しの良い場所に畳んで保管する
チェックを終えた浴衣は一旦、陰干しをして湿気を取り除きましょう。水分を極力少なくすることで、カビが発生するのを防ぐことができます。
1日程度しっかり陰干しをした浴衣は、縫い目に沿ってキレイに畳み、乾燥材や防虫剤と一緒に風通しの良い場所に保管してください。この時、着物・浴衣用の包み紙で浴衣を包むと、さらに湿気をしっかりと防止できるのでおすすめです。
浴衣を定期的に虫干しする
保管中の浴衣は定期的に虫干しをするのがおすすめです。
虫干しを怠ると、浴衣に虫食いが発生することがあります。
ヒメカツオブシムシなどの衣類を食べる虫を防ぐためにも、虫干しは、以下の手順で1年に数回行うのがおすすめです。
- 浴衣を広げて、衣類ブラシでブラッシングする
- 裾が床につかないようにしながら、ハンガーに浴衣を掛ける
- 湿度が低く風通しの良い場所で、浴衣を数時間~数日干す
浴衣の虫干しは、湿度が低く乾燥した日に、直射日光を避けながら行いましょう。
5. 浴衣は宅配クリーニングでキレイにしてから保管しよう!
浴衣を着た後、「わざわざクリーニング店に持っていくのが面倒…」という方でも、宅配クリーニングなら自宅にいながら注文や受け取りができるので、忙しくてクリーニング店に行く暇がない方にもおすすめです。
浴衣を宅配クリーニングに出す際は、仕上がりまでに時間がかかる場合が多いため、早めに依頼するのがポイント。
宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」なら、24時間365日いつでもどこからでも注文することができます。
また、創業50年以上、約200店舗を運営してきたノウハウを活かし、大切な衣類を一着ずつていねいにクリーニングし、大切な浴衣が色落ちや型崩れを起こさないように洗い上げてくれます。
リクリはパック制の料金体系のため、浴衣以外の衣類とまとめてクリーニングに出すのがおすすめ。
まとめて出しても、オプションメニューは1点ずつ選べるので、使いやすいですね。
夏の前後などシーズンの変わり目に、宅配クリーニングリクリを活用して浴衣をキレイにクリーニングしてみませんか?