モンクレールのダウンは自宅で洗濯できる?手順や注意点を解説

モンクレールのダウンジャケットに汚れが付着した場合、自宅で洗って落とすか、クリーニング店へ持ち込んだほうがいいのか悩みますよね。
高価な衣類でもあるので、無理に洗濯してダウンジャケットの寿命を縮めることは避けたいところ。
モンクレールのダウンジャケットは、非常に質が高いダウンや生地が使われているため、きちんとお手入れして正しく洗濯すれば長く着用できます。
この記事では、モンクレールのダウンジャケットを自宅で洗う方法を注意点とあわせてご紹介します。
また、クリーニング店に出したほうがよいかどうかについてもお伝えしますので、モンクレールのダウンジャケットを愛用している方は、ぜひご参考ください。
1. モンクレールのダウンは自宅でも洗濯できるが注意が必要!
モンクレールのダウンジャケットは特殊なダウンを使用しているため、基本的に「水洗い不可」の製品が多く自宅では洗えません。
しかし、なかには「水洗い可」の製品があり、水洗いできる場合は自宅でも洗えます。
ただし自宅で洗う場合には、いくつか知っておきたい注意点があります。
あくまで自己責任で洗濯する

自宅で洗濯する場合、型崩れや、ダウンが傷つきボリュームがなくなっても自己責任。
モンクレールのダウンジャケットを購入した場合、1年間の「無償修理サービス」がついてくることがありますが、クリーニングによる破損は無償修理の対象外となる可能性も。
自分で洗濯する場合は、そのリスクを踏まえたうえで行いましょう。
洗濯機の全自動で洗うのはNG
モンクレールのダウンジャケットは、洗濯機を使って全自動で洗ってはいけません。
というのも、洗濯機にすべてを任せると、ダウンジャケットの表面の汚れだけでなく油分まで落としてしまうから。
ダウンの油分が落ちるとボリューム感がなくなってしまいます。
また、ダウンが偏ったり生地が傷んだりするため、全自動の洗濯はおすすめしません。
ダウンの内側にある水鳥のイラストは洗濯表示とは異なる
モンクレールのダウンジャケットには、洗濯について書かれた「洗濯表示」とは別に水鳥のイラストが描かれたラベルが縫い付けてあります。
ダウンジャケットの洗い方を確認するときは、必ず「洗濯表示」を確認しましょう。
商品によってはイラストに「水洗いをすればダウンジャケットがキレイになる!」と描かれている場合があります。
しかし、洗濯表示をよく見てみると「水洗い不可」の記載があるということも。
モンクレールのダウンジャケットに限りませんが、ご自宅で洗濯をする際は必ず洗濯表示を確認するようにしましょう。
手間や時間がかかる
ダウンジャケットを自宅で洗濯しようとすると、通常の衣類よりも多くの手間と時間がかかります。
なかでも乾燥には約4日もかかるんです。
〈洗濯の目安時間〉
- 洗濯してすすぐ:約45分
- 脱水:約1分
- 平干し:約4日
ダウンジャケットはとにかく乾燥がポイント。
完璧に乾かさないと、カビが発生したりボリュームがなくなったり、ダウンジャケットの寿命が短くなります。
しかも、手間と時間をかけて洗濯したにもかかわらず、変色やへたりなど、失敗する可能性も。
そのため、大切なダウンジャケットは専門のプロにお願いした方が安心といえるでしょう。
2. モンクレールのダウンを自宅で洗濯する手順
品質が良く、高価なモンクレールのダウン。
クリーニング店にお願いするのがおすすめとはいえ、タイプによっては自宅で洗濯が可能なものもあります。
ここからは、自宅で洗えるタイプのダウンジャケットの洗い方をご紹介します。
ただし、洗濯はあくまで自己責任なので、その点には十分注意してくださいね。
洗濯液を用意する

まずは、洗濯液を作りましょう。
ぬるま湯に、おしゃれ着用洗剤を混ぜます。
汚れた箇所に洗濯液をつけてこする
汚れが気になる箇所に先ほど作った洗濯液をつけて、毛の柔らかい歯ブラシで軽く叩きます。
シンクなどに水を用意して洗濯洗剤を溶かす
ダウンジャケットが浸かるくらいの大きさの洗面器や洗面台にぬるま湯をためて、おしゃれ着用洗剤を溶かします。
洗濯液に押し込み浸透させる
ダウンジャケットを洗面器または洗面台へ入れ、上から優しく押しながら洗いましょう。
中のダウンまで洗剤が染み込むよう、空気を抜きながら押し洗いします。
洗濯機で洗う
ダウンジャケットの中にしっかりと洗剤が染み込んだら、大きなバスタオルで包んで軽く水気をとり、洗濯ネットに入れ、洗濯機の「手洗モード」などの優しく洗えるモードで洗います。
洗った後は一番弱い力で約1分間脱水します。
必ず50度以下の乾燥機にかける
ダウンジャケットの生地を痛めないように裏返にし、50度以下に設定した乾燥機で、2時間くらいかけます。
ダウンジャケットの生地は熱に弱いため、温度が高いと傷んでしまうため注意が必要です。
シワがあればスチームアイロンを当てる
ダウンジャケットの生地にシワができていたら、スチームアイロンがおすすめ。
洗濯表示を確認し「アイロン不可」の記載がなければ、スチームアイロンが使用できます。
低温に設定し、シワの部分に必ず当て布をしてシワを伸ばすようにアイロンをかけましょう。
陰干しをする
乾燥機で乾かした後も、念の為さらに1日陰干しして乾かします。
色褪せしてしまう可能性があるため、直射日光を避けて干しましょう。
3. モンクレールのダウンはクリーニングに出すのがおすすめ
モンクレールのダウンジャケットを長持ちさせるためには、手洗いができるものであってもダウン専門のクリーニングに出しましょう。
クリーニングに持って行くのが手間な場合は、注文から受け取りまで自宅で完結する「宅配クリーニング」がおすすめ。
また、通常のクリーニング店よりも高級ダウンジャケットの洗濯実績が豊富なダウン専門のクリーニング店であれば、安心して依頼できるでしょう。
関連記事:モンクレールなど高級ダウンのクリーニング方法は?料金相場など
クリーニング料金の相場
ダウンジャケットのクリーニングは、通常コースと高級ダウンジャケット専用コースに分かれているケースがあります。
今回は、宅配クリーニングを利用した場合の料金相場をご紹介します。
一般のダウンジャケット の宅配クリーニング料金 |
約3,000〜6,000円 |
---|---|
高級ダウンジャケット の宅配クリーニング料金 |
約7,000〜10,000円 |
※すべて税込価格です。
料金相場からわかるように、一般のダウンジャケット料金の方が安価に設定されています。
しかし、モンクレールのような高級ダウンジャケットは素材や製法に特徴がある分、洗濯には非常に高度な技術が必要です。
一般のダウンジャケットと同様に洗濯すると、ボリュームが大きく減ったり、ダウンが偏ったり、残念な状態で戻ってくる可能性も。
料金はかかりますが、できるだけ高級ダウン専門コースへ依頼するほうが安心でしょう。
クリーニングに出す頻度
高級ダウンジャケットは頻繁にクリーニングに出すと、生地にダメージを与えボリュームがなくなってしまいます。
クリーニング頻度の目安としては、年に1回、シーズンオフに出すのがよいでしょう。
どうしても汚れが目立つ場合は、都度クリーニング店に依頼しましょう。
クリーニング店の選び方
モンクレールのダウンジャケットは取扱いが難しいため、クリーニングをお願いするお店選びはとても重要です。
クリーニング店の中には、洗濯事故が起きたときのリスクを考慮し、高級ダウンジャケットをお断りしているところもあるほど。
通常のクリーニング店ではなく、モンクレールのダウンジャケットなど高級ダウンの洗濯実績が豊富なお店を探しましょう。
また、「ウェットクリーニング」を施してくれる店なら、より安心です。
ダウンジャケットを長持ちさせるには、皮脂・ダニ・カビを取り除き、清潔に保つ必要があります。
そのためには、通常水洗いできない衣類に施すドライクリーニングだけではなく、油溶性の汚れを落としてくれるウェットクリーニングも併せて施すのがおすすめ。
モンクレールのダウンジャケットをクリーニングに出すなら、ウェットクリーニングを施してくれる経験豊富なお店を選びましょう。
クリーニングに出す時に注意するポイント
クリーニングへ出すときは、必ずダウンジャケットの状態や損傷がないか先に確認しておきましょう。
というのも、クリーニングから返ってきたあとに損傷を発見した場合、クリーニングによるものかどうかがわかるためです。
トラブルを回避するためにも、クリーニング前後におけるダウンジャケットの状態確認は大切です。
4. モンクレールの洗濯は家庭よりも専門店へお任せ!

モンクレールのダウンジャケットは生地もダウンも非常に質が高いため、きちんと洗濯しお手入れをすれば長く愛用することができます。
「水洗い可」のダウンジャケットは自宅でも洗えないことはないですが、失敗するリスクを考えると専門のプロにお任せした方が安心です。
そこでおすすめなのが、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」が提供している高級ダウンジャケット専用コース「ダウンマイスター」です。
ダウンマイスターでは、モンクレールを含む全12種類の高級ダウンジャケットの洗濯を受け付けています。












ダウンマイスターコースでは、自社工場に届いた高級ジャケットを1着ずつ手作業で検品し、ダウンの状態をカルテに記載します。シミ抜き・洗い・色補正・乾燥まで職人が担当してくれるので、安心ですね。
さらに、オフシーズンの間は空調設備の整った自社倉庫で保管してくれるため、かさばるダウンの保管場所に困らないのも嬉しいポイントです。
モンクレールのダウンジャケットを長持ちさせるには、洗濯も保管も専門のプロにお任せするのが一番です。
1シーズンに1回は洗濯し、清潔でボリューム感のある状態で毎年着用しましょう。