スノボウェアを自宅でクリーニング!洗濯方法や注意点などをご紹介

UPDATE:2022.05.20
スノボウェアを自宅でクリーニング!洗濯方法や注意点などをご紹介

スノボウェアを着た後、自宅で乾かしてそのままクローゼットなどにしまっていませんか?

「それほど汚れていないから大丈夫!」と思うかもしれませんが、スノボウェアには汗や目に見えない汚れがたくさん付着しています。そのまま放置すると、汚れが蓄積して雑菌が増えたり、スノボウェアの寿命を縮めたりすることに繋がる恐れも。

そこでこの記事では、自宅でスノボウェアをクリーニングする際のポイントや、正しい洗濯方法、保管の仕方などについてご紹介します。

着用するたびにきちんとお手入れすることがスノボウェアを長持ちさせるポイントです。大切なスノボウェアを長持ちさせたい方は、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

1. スノボウェアは自宅でクリーニングできる?

スノボウェアを自宅で洗えるかどうかは、ウェアについている「洗濯表示」タグを確認すると分かります。
「手洗いマーク」または「洗濯機で洗える」という洗濯表示があれば、自宅で洗うことが可能です。「家庭での洗濯禁止」の洗濯表示がある場合は自宅では洗えないため、クリーニング店へお願いしましょう。

「水洗い」に関する洗濯表示には、以下のようにものがあります。

洗濯(水洗い)の洗濯表示

ただし、自宅で洗えるスノボウェアの中には、洗濯によって色落ちする物もあるので気をつけてください。スノボウェアを丸ごと洗う前に、目立ちにくい部分でテストすることをおすすめします。

もし、スノボウェアの裏側に白い粉のような物が付着している場合は、洗濯は避けてください。
この白い粉は、寿命でスノボウェアからはがれ落ちた「防水素材」。ほとんどのスノボウェアは、生地の裏に「ポリウレタン樹脂」などを張りつけて防水処理がされており、3年ほど経過すると防水素材が劣化して剥がれ落ちてしまうのです。
残念ながら、この防水素材の劣化は防ぐことができません。洗うことで防水素材をさらに傷めてしまうため、洗濯しないことをおすすめします。

2. 着用したスノボウェアを放置してはいけない理由と洗濯頻度

一度でも着用したスノボウェアをそのまま保管するのは避けましょう。

スノボウェアを着ているとウェアの内側では汗をかきます。汗を吸い取ってくれるインナーを着込んでいる場合でも、気化した汗はスノボウェアまで到達します。すると、汗や皮脂汚れがスノボウェアにたまっていき、雑菌が増える原因に…。

また、スノボウェアには「撥水性」と呼ばれる、水や汚れをはじく性質の加工がされています。汚れは、この撥水性を低下させる原因にもなるため、着用後にはきちんとお手入れをすることが大切です。

ただ、ゲレンデへ行くたびに洗濯やクリーニングをするのは大変ですよね。ひどく汚れたり、汗をたくさんかいてしまって臭いが気になったりしなければ、シーズン終了後に1回洗うだけでも問題はありません。

3. スノボウェアを自宅でクリーニングする前に確認するポイント

スノボウェア

ここでは、スノボウェアを自宅でクリーニングする前に確認しておきたいポイントについて説明します。
お気に入りのスノボウェアを洗濯でダメにしてしまわないためにも、必ず事前にチェックしておきましょう。

洗濯表示のタグを確認する

撥水加工のスノボウェアを家で洗うときに失敗をしたくないという方は、最初に必ずウェアについている「洗濯表示」タグを確認しましょう。

洗濯表示には、洗い方などが以下のようなマークで書かれています。

洗濯表示洗濯機30度
洗濯表示洗濯機30度最弱水流

桶の絵の中に数字が書かれているマークは「洗濯機で洗える」ことを示しています。
マークの中に書かれている数字は「洗える限度の液温」です。この場合は「液温30度を限界として洗濯機で洗える」という意味になります。
マークの下に書かれている線は「洗濯の強度」を表しています。
線がないものは「普通の強度でOK」、線が1本あると「普通より弱い洗濯推奨」、線が2本あると「非常に弱い洗濯推奨」となります。そのため、桶の下に線が入っている洗濯表示の場合は、洗濯機で洗えるものの「手洗いモード」など、弱めの洗濯で洗うようにしましょう。

洗濯機ではなく「手洗いを推奨」する、下記のような洗濯表示もあります。

手洗い表示40度

桶の中に手を入れているこのマークは、「液温は40度を限度とし手洗いができる」という洗濯表示です。マーク内に液温が表示されていないため、40度という数字を覚えておく必要があります。

「家庭での洗濯禁止」を意味する下記のような洗濯表示もあります。

洗濯表示家庭での洗濯禁止

バツ印が書かれた洗濯表示が記載されているウェアは、自宅で洗濯機でも手洗いでも洗えません。この場合は無理をして自宅で洗わず、クリーニング店に相談しましょう。

色落ちしないか確認する

スノボウェアを自宅で洗濯するときに注意したいのが、「色落ちしないか」という点です。
洗濯する前には、目立たない場所を選んで色落ちしないかをテストしましょう。準備する物は、普段使用している洗剤とティッシュです。

〈色落ちテストの手順〉
  • 目立たない場所に洗剤を付けて10分ほど待つ
  • 洗剤を付けた場所にティッシュを当てて、色落ちした色がついていないか確認する

色落ちテストでティッシュに色がつかなかった場合は、スノボウェアを洗っても問題はありません。

4. スノボウェアを自宅で上手にクリーニングする方法

ダウンのクリーニングならプロによる専門コースへ

それでは、実際にスノボウェアを自宅でクリーニングする方法について説明していきます。少し手間がかかる場合もありますが、手順を守ってスノボウェアを長持ちさせましょう。

スノボウェアを手洗いでクリーニングする方法

スノボウェアを自宅で「手洗い」する際は、以下の手順で行います。

  • 洗面器にぬるま湯を入れ、「衣料用中性洗剤」を混ぜる
  • スノボウェアのボタンやファスナーを閉め、軽く畳んでから洗面器に入れる
  • 上から20回ほど押し洗いした後、ウェアを裏返して、同様に20回ほど押し洗いする
  • 水の中の泡や黒い汚れがなくなるまで、洗面器の水を取り替えながらすすぐ
  • すすぎが終わったら、スノボウェアを大きなタオルで包み、上からやさしく押さえて水気を切る

スノボウェアのなかには、漂白剤不可の製品もあるため「酸素系漂白剤」を使用する際は洗濯表示を必ず確認しましょう。また、脱水する際はシワになるので、絞らないように注意してください。

スノボウェアを洗濯機でクリーニングする方法

続いては、スノボウェアを「洗濯機」を使って洗う方法についてご紹介します。
以下のような手順で行います。

  • 中性洗剤と洗濯ネットを準備する
  • スノボウェアのボタンやチャックをしっかり閉めた後、洗濯ネットに入れる
  • 洗濯機に洗剤を入れ、「ドライコース」「オシャレ着コース」「手洗いコース」などを選択して洗う
  • 脱水する

洗濯機で洗うときのポイントは、脱水時です。先にご紹介したとおりスノボウェアには防水加工や撥水加工が施されていて、水や汚れをはじきやすくなっています。そのため、洗濯機での脱水がうまくできず洗濯槽がガタガタと動くなど洗濯機の故障につながることも。

できれば、脱水時には洗濯機の様子を見るようにして、危険な兆候があれば脱水を停止するようにするか、心配な方は手で水を切ることをおすすめします。

洗濯後のスノボウェアを乾燥させる方法

洗濯をして水気を切ったら、スノボウェアをしっかり乾燥させます。水分を好む雑菌を繁殖させないために、すぐに乾燥の手順に進むようにしましょう。

スノボウェアを乾燥させるときには、まず「洗濯表示」タグを確認します。洗濯表示に書かれている方法で干すことが大切です。

「自然乾燥」の洗濯表示の一例
洗濯表示吊り干し 洗濯表示日陰吊り干し 洗濯表示平干し
吊り干しが良い 日陰の吊り干しが良い 平干しが良い

上記の洗濯表示のような干し方の記載がない場合は、直射日光が当たって色落ちしないように、風通しの良い場所で陰干しします。

ジャケットを干すときは、ファスナーを全て開けて全体的に風通しを良くします。表側が乾いたら裏返しにして干しましょう。

ズボンは、物干しハンガーの洗濯バサミで腰部分をグルっと挟んで筒状にして干すと、内側まで風が通り乾きやすくなります。

スノボウェアに撥水スプレーをかける

スノボウェアを完全に乾かしたら、ホームセンターやアウトドアショップなどで売っている「撥水スプレー」を吹きかけましょう。このひと手間を加えることで、撥水性が長持ちし、スノボウェアの表面に雪や汚れがつきにくくなります。

ただし、ぬれた状態のスノボウェアに撥水スプレーをかけても効果が薄くなってしまうため、完全に乾いた状態でかけるのがポイントです。
また、汚れが付着したまま撥水スプレーをかけると、汚れごと固めてしまうので、必ずスノボウェアを洗濯した後にかけてください。

撥水スプレーの効果は、洗濯するたびに落ちてしまいます。スノボウェアを洗濯した後は、再度スプレーをかけましょう。
撥水スプレーでもあまり撥水効果がないと感じる場合は、クリーニング店で「撥水加工」をしてもらうのもおすすめです。

5. スノボウェアの収納・保管のポイント

スノボ女性

スノボウェアを自宅で洗濯した後やクリーニングした後は、適切な場所に保管しましょう。
衣類をしまうクローゼットは湿気がこもりやすいため、長期間保管するなら通気性を良くすることが大切です。

保管するときは、不織布などの通気性が良い衣類カバーをスノボウェアに掛けて、ハンガーに吊るします。ポイントは、できるだけ他の衣類との間にスペースを空けること。

また、クローゼットなど密閉された空間に保管する場合には、クローゼットなどに「防湿剤」を一緒に入れると湿気対策になるのでおすすめです。

なお、ハンガーに吊るしておくスペースがないため、圧縮袋に入れたり、折り畳んで衣装ケースなどに保管したりする方法は避けましょう。
スノボウェアを畳んで収納すると、シワができるほか、通気性が悪いため湿気がこもり雑菌が増える原因になります。「久しぶりにスノボウェアを出したら、カビが生えていた…」ということになりかねないため、必ずハンガーなどで吊るして保管しましょう。

6. スノボウェアの普段のお手入れ・メンテナンス方法

最後に、スノボウェアの普段のお手入れ・メンテナンス方法について説明していきます。
スノボウェアの買い替え時期の目安についてもご紹介しますので、長く使っているスノボウェアがある方はぜひ参考にしてください。

シミが発生した場合は部分洗いでキレイにする

スノボウェアにシミが発生した場合、シミができてからそれほど時間が経過していなければ、つまみ洗いをすることで汚れが落ちる場合も多いです。
洗い方は、洗浄液にシミで汚れた部分をひたして、シミの部分だけを両手の指でつまみ、こすってみましょう。最後にキレイな水ですすいで完了です。

ただし、時間が経過したシミは落ちにくくなってしまいます。つまみ洗いでもシミの汚れが落ちないときは「液体酸素系漂白剤」「シミ用部分洗い剤」につけておきます。

それでも落ちない場合は、クリーニング店に「シミ抜き」をお願いするのもおすすめです。

スノボウェアから「白い粉」が落ちてきたら買い替えのサイン

スノボウェアを長年使用していると「白い粉」が出てくることがあります。この「白い粉」は、防水素材がスノボウェアから剥がれ落ちて白い粉になったもの。
スノボウェアが劣化しているサインですので、そろそろ新しいスノボウェアと交換する必要があります。

しばらく撥水スプレーをかけて持たせるという方法もありますが、あまりおすすめできません。
白い粉が出てくる場合は、早めに新しいスノボウェアに買い替えをしましょう。

7. 大切なスノボウェアを長持ちさせるクリーニング方法

「お気に入りのスノボウェアだから、長持ちさせたい」「クリーニングに出しているけど、撥水効果が落ちてきている…」。
そんなお悩みをお持ちの方は、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」がおすすめです。

宅配クリーニングの「RE:KURI(リクリ)」は、スノボウェアの洗濯も可能!

スノボウェアについた汚れをスッキリ落とすには、高い洗浄力が必要です。リクリなら、最新設備と熟練職人の手仕事により、気になる汚れもスッキリとキレイに落としてもらえます。

さらにオプションメニューの「撥水加工」を施せば、市販のスプレーよりも撥水性が持続し、効果もアップ。
大切なスノボウェアを、清潔かつ機能的に仕上げてもらえます。

ただし、裏側に白い粉が付着してしまっている劣化したウェアは、クリーニングを受け付けられない場合があります。ご自分のウェアがクリーニング可能かどうか、心配な方は確認してから利用するようにしましょう。

「洋服パック」とオプションメニューでスノボウェアが長持ち

リクリでスノボウェアのクリーニングを依頼するなら、「洋服パック」がおすすめです。

「洋服パック」とは、衣類の種類に関わらずどんな衣類でもクリーニング料金が同じパック制のクリーニングメニューのこと。リクリでは5・10・15・20点パックがあり、スッキリ洗い上げてくれます。
また、衣類が傷まないよう、洗剤は毎回ろ過し、クリーンで無臭な洗剤を使用しているのも特徴の一つ。
「クリーニングした後の石油のニオイが苦手…」と悩んでいた方も、リクリなら安心して利用できます。

クリーニングした後、すぐに着ない衣類の保管場所に困っているときは、洋服パックの「保管あり」コースもおすすめです。
※洋服パック・保管ありコースは、9/1~2/28までは受付期間外です。

保管ありコースなら、リクリの自社工場内にある倉庫で、オフシーズン中保管してもらえます。
衣類にとって最適な環境で保管してもらえるため、「自宅の湿気がこもる場所にしまったら、カビが生えてしまった!」などのトラブルを防げます。

【「洋服パック」衣類の点数と料金案内】

※9/1~2/28は「保管あり」コースを受け付けておりません。

※すべて税込価格です。

スノボウェアの洗濯と併せて注文すると便利なのが、リクリのオプションメニューです。
オプションメニューは、スノボウェアの機能性を高めるのに効果的!

特におすすめなのは、「撥水加工」「プレミアム仕上げ」。

「撥水加工」を施すと自宅で行うよりムラになりにくい上、市販の撥水スプレーよりも撥水性が持続します。
撥水加工については以下の記事で詳しくご紹介しているので、併せて読んでみてください。
クリーニングの撥水加工って?防水加工との違いやその効果について

「プレミアム仕上げ」は、手作業で1着ずつ丁寧に仕上げるオプションメニューで、スノボウェアの表と裏にハリとツヤを出したい方に最適。
不織布カバーと型崩れしないハンガーに掛けて返却されるため、受け取ってすぐにクローゼットへ収納できて便利です。

洋服パックが超おトク

ダウン素材のスノボウェアなら「ダウンマイスター」で完璧な仕上がりに!

ゴアテックスダウンジャケットなど、ダウン素材のスノボウェアの場合は、リクリの「ダウンマイスター」がおすすめです。

「ダウンマイスター」は、1人の熟練職人(マイスター)が、洗い・色補正・シミ抜き・撥水加工・乾燥などの全工程を担当し、保管まで含まれているトータルコースです。
※3/1~8/31の間のみ注文を受け付けています。

料金は1着16,500円(税込)で、1着分の料金の中に以下のサービスが含まれています。

  • ※1 但し、北海道、一部離島は別途2,090円(税込)、沖縄は別途6,050円(税込)かかります。
  • ※2 お品物到着後1週間以内に限ります。

リクリの「ダウンマイスター」については、以下の記事で詳しくご紹介しているので、併せて読んでみてください。
高級ダウンは任せて安心!専門の「ダウンマイスター」へ

高級スノボウェアや、お気に入りのダウン素材のスノボウェアを長持ちさせるために、年に1回、リクリの「ダウンマイスター」でメンテナンスするのはいかがでしょうか?

8. スノボウェアを自宅で上手に洗って長持ちさせよう!

スノボウェアは、長時間お手入れをしない状態で使っていると、臭いがするようになったり性能が落ちたりしてしまいます。大切なスノボウェアを清潔な状態で長く使いたい方は、上手に洗濯することをおすすめします。

お気に入りのスノボウェアを自宅で洗うのは心配…という方は、プロのクリーニングにお任せしましょう!

クリーニング店に行く時間がないという方には、宅配クリーニングをおすすめします。店舗へ出向くことなくクリーニングの依頼から集荷、受け取りまでできます。
また、「撥水加工」や「保管サービス」を活用することで、スノボウェアを最適な状態に保つこともできるのでおすすめです。

洋服パックが超おトク
\ SNSでリクリをシェアしよう! /