コートの洗濯は自宅でできる?コートを長持ちさせる洗い方と注意点

UPDATE:2021.09.30
コートの洗濯は自宅でできる?コートを長持ちさせる洗い方と注意点

冬に欠かせないコートのお手入れって大変ですよね。
かさばるコートはクリーニング店へ持っていくのは大変なので、できれば自宅の洗濯機や手洗いで洗いたいところ。

今回は、自宅で洗濯できるコートの見分け方、洗濯や保管する際の注意点について詳しくご紹介します。
お気に入りのコートを長く着続けるために、正しい手入れ方法を知っておきましょう。

1.コートは自宅で洗濯できるの?

コートは自宅で洗濯できるの?

コートは素材や種類、条件によって自宅で洗えるものと洗えないものがあります。

コートはデリケートな素材でできていることが多いため、洗濯する際は、クリーニング店へ依頼したほうが洗濯トラブルが少なくて安心です。
どうしても自宅でコートを洗濯する場合は、洗濯機よりもなるべく手洗いによる洗濯を心がけましょう。

では、コートの洗い方や洗う際の注意点などについて見ていきましょう。

コートの洗濯表示を確認する

コートを洗うときは、まずそのコートが自宅で洗えるかどうか見極めましょう。
「洗濯表示」に注目し、「水洗い可」なら自宅で洗え、「水洗い不可・家庭で洗濯できない」というマークがあれば自宅で洗えないので、クリーニング店へ依頼しましょう。

洗濯表示に関しては以下の記事で詳しくお伝えしていますので、併せてご覧下さい。
「新しくなった『洗濯表示』全41種の見方を徹底解説!」はこちら!

例えば、「ポリエステル」や「綿」など水に強い素材でできたコートは自宅で洗えるマークがついているケースが多く、「レーヨン」や「ウール」の素材が使われたコート、「ダウンコート(ジャケット)」などは自宅で洗えないマークがついているケースが多いです。

自宅で洗濯できないコートを無理やり洗うと、縮んだり保温性が失われたり洗濯トラブルが起き、着られなくなってしまうのでやめておきましょう。

【種類別】コートを洗濯する際の注意点

コートを自宅で洗濯する際には、種類別に「守った方がいい注意点」があります。
洗濯トラブルを防ぐためにそれぞれご紹介します。

コートの種類 特徴 注意点
ダウンコート
(ジャケット)
「ダウン」と呼ばれる素材でできており保温性に非常に優れている。 非常にデリケートで基本的には「水洗い不可」。
さらに洗濯したとしても完璧に乾かす必要があるためダウンの洗濯を専門としているお店へ出すのがおすすめ。
ウールコート 素材に「ウール」が主に使用されており、保温性が高い。 「ウール」は濡れると縮みやすいため、基本自宅での洗濯はおすすめしません。どうしても洗う場合は手洗いで、できるだけ水に浸ける時間を短くします。
Pコート 「ウールコート」の丈が短いもの。使用される素材は「ウール」が主ですが、さまざまな素材が混合で使用されることが多い。 さまざまな素材が混合されている場合が多いので、洗濯表示の指示に従いましょう。
トレンチコート ナイロンやポリエステルなど水に強い素材が使用されることが多い。 手洗いで洗えますが、シワになりやすいため乾いた後はアイロンがけをしましょう。
ダッフルコート 「ウールコート」にフードが付いたもの。大きなボタンが付いていることが多い。 注意点は「ウールコート」と同様ですが、自宅で洗う場合は大きなボタンを傷つけないよう注意が必要です。
モッズコート 「トレンチコート」同様に水に強く耐久性が高い。ファーが付いている場合が多い。 基本的には自宅で手洗いできますが、ファーが取り外しできる場合は取り外してから洗い、できない場合はクリーニング店へ。
コートの種類
ダウンコート(ジャケット)
特徴
「ダウン」と呼ばれる素材でできており保温性に非常に優れている。
注意点
非常にデリケートで基本的には「水洗い不可」。
さらに洗濯したとしても完璧に乾かす必要があるためダウンの洗濯を専門としているお店へ出すのがおすすめ。
コートの種類
ウールコート
特徴
素材に「ウール」が主に使用されており、保温性が高い。
注意点
「ウール」は濡れると縮みやすいため基本、自宅での洗濯はおすすめしません。どうしても洗う場合は手洗いで、できるだけ水に浸ける時間を短くします。
  • コートの種類
    Pコート
    特徴
    「ウールコート」の丈が短いもの。使用される素材は「ウール」が主ですが、さまざまな素材が混合で使用されることが多い。
    コートの種類
    さまざまな素材が混合されている場合が多いので、洗濯表示の指示に従いましょう。
    コートの種類
    トレンチコート
    特徴
    ナイロンやポリエステルなど水に強い素材が使用されることが多い。
    注意点
    手洗いで洗えますが、シワになりやすいため乾いた後はアイロンがけをしましょう。
    コートの種類
    ダッフルコート
    特徴
    「ウールコート」にフードが付いたもの。大きなボタンが付いていることが多い。
    注意点
    注意点は「ウールコート」と同様ですが、自宅で洗う場合は大きなボタンを傷つけないよう注意が必要です。
    コートの種類
    モッズコート
    特徴
    モッズコート 「トレンチコート」同様に水に強く耐久性が高い。ファーが付いている場合が多い。
    注意点
    基本的には自宅で手洗いできますが、ファーが取り外しできる場合は取り外してから洗い、できない場合はクリーニング店へ。

コートの洗濯頻度は?

コートの洗濯頻度は?

コートはどれくらいの頻度で洗濯すればいいでしょうか?

頻繁に洗うと保温性が失われる可能性があるので、目立つ汚れが付いたときに1回、一度でも着たコートの場合は衣替えでしまうときに1回洗いましょう

お気に入りのコートを洗濯するならクリーニング店へ!

例え自宅で洗濯できるコートでも、お気に入りのコートならクリーニング店へ出したほうがいいですよ。
というのも、クリーニング店へ出した方がメリットは大きいからです。

  • 家事や育児の時短になる
  • 自宅で洗濯するよりもコートへのダメージが少ない
  • 綺麗に仕上げるためコートが長持ちする
  • しっかり乾燥させているためカビが生えにくい

一方で、自宅で洗うとコートの寿命が短くなったり、洗濯トラブルが起こったりすることも!
衣類のことなら衣類のプロへ任せたほうが安心ですね。

2.自宅で洗う場合のコートが長持ちする洗濯方法

できるだけ洗濯トラブルを回避できる「コートを自宅で洗う方法」をご紹介します。
自宅で洗うには「手洗い」で洗う方法と「洗濯機」で洗う方法の2種類があり、その2つの方法に共通しているのは、必ず「中性洗剤やおしゃれ着用洗剤を使う」ことと「漂白剤は酸素系漂白剤を使用する」ということ。

よくおすすめの中性洗剤として「食器洗い洗剤」が紹介されますが、基本は用途に沿った洗剤の使用が望ましいので、衣類用の洗剤や漂白剤を使用してくださいね。

コートの目立つ汚れを先に落とす

まず洗う前にコートを一通り確認し、目立つ汚れや大きな汚れがないか確認しましょう。
もし見つけたら、色落ちしないか事前に試してから酸素系漂白剤で部分漂白します。

色落ちが心配な場合や、洗濯表示で漂白剤が使用できないと分かった場合は、おしゃれ着洗剤を歯ブラシにつけて、優しくトントンと叩いて汚れを落としましょう。
※こすると色落ちする可能性があるので、丁寧に行いましょう。

コートを手洗いで洗う方法

コートを「手洗い」で洗濯するには以下の手順に沿って洗います。

①洗面器に30℃くらいのぬるま湯を入れておしゃれ着用洗剤を適量混ぜる
②コートを中に入れ両手で上から押して下から持ち上げて、を繰り返す
③洗浄液ごと洗濯機に入れて脱水する
④水ですすいで洗濯機で脱水する(脱水は長くするとシワになりやすいため30秒~1分ほどでやめましょう)

洗濯機の脱水機能を使えば、干す時間を短縮できるのでコートへのダメージが軽減しますよ。

コートを洗濯機で洗う方法

コートを「洗濯機」で洗う場合は、必ずファスナーなど前を閉めてからネットへ入れます。
このとき強くたたむとシワになるので、ふわっと軽くたたんでネットに入れてくださいね。

洗濯機の「ドライ」「手洗い」「おうちクリーニング」などの専用コースがあれば、そのモードを選びます。
ただし、「ドライ」は「ドライクリーニング可」の洗濯表示が付いている衣類のみなので、気をつけてください。

洗濯後のコートを干す

洗ったコートは、型崩れしないように、すぐに適切な方法で干すようにしましょう。
まず、コートの「洗濯表示」に注目し、干し方に関する表示がないか確認してください。

自然乾燥

表示がない場合は、直射日光があたらない風通しのいい日陰で干しましょう。
さらにニットやウールなど、変形しやすいコートは平干しがおすすめです。
部屋干しする際は、衣類同士の間隔をしっかり空けて風の通り道ができるように干してください。

コートにアイロンをかける

コートがしっかり乾いたら、シワにならないようアイロンをかけます。
ここでも「洗濯表示」を確認しましょう。
「アイロン仕上げ禁止」と記載されていれば、アイロンはかけられないので、注意してくだいね。

アイロン仕上げ

お持ちのアイロンが「ドライアイロン」の場合は、当て布をしてからアイロンをかけ、「スチームアイロン」の場合は、直接衣類にアイロンをあてずに、スチームをあてながらかけるのがコツです。

コートをブラッシングする

コートをブラッシングする

洗濯以外でも、コートの見栄えを良くするためには専用のブラシでブラッシングするといいですよ。
素材によっては毛玉ができやすく見た目の印象が悪くなってしまいます。

そんなときにブラッシングで毛玉を取り除けば、見た目が良くなるだけではなくコートを長持ちさせることにも繋がります。

3.手間がかかるコートの洗濯なら「宅配クリーニング」がおすすめ!

「自宅で洗って失敗するのは嫌だ!」
「クリーニングに出すにしても、家族分のコートを持ち込むのは大変…」
そんな方におすすめなのが、「宅配クリーニング」サービス

コートの洗濯は基本的に「手洗い」なので、手間と時間がかかります。
さらに洗濯トラブルで失敗する可能性も!

「宅配クリーニング」なら自宅にいながらクリーニングへ依頼でき、プロの手によってコートが生まれ変わります。
もちろん、「水洗い不可」のコートもドライクリーニングで対応できるので、洗えなくて困っていたコートは一度相談してみてはいかがでしょうか。

冬物・春物をまとめて洗濯するなら「RE:KURI(リクリ)」の「洋服パック」

衣替え時、コートだけでなく洗濯したい衣類がたくさんありますよね。
そんなときには「RE:KURI(リクリ)」の「洋服パック」がおすすめ!

というのも、「洋服パック」は衣類を出せば出すほど1点にかかる料金が安くなるため、洗濯物が多い方がおトクなんです!
さらに、オフシーズンならそのまま「RE:KURI(リクリ)」に預けることもできます。

冬はかさばる衣類がたくさんあるので、クリーニングしてそのまま預かってもらえば、自宅の衣類収納スペースがスッキリしますよ。

【「洋服パック」衣類の点数と料金案内】

※9/1~2/28は「保管あり」コースを受け付けておりません。

※すべて税込価格です。

ダウンの洗濯なら「RE:KURI(リクリ)」の「ダウンマイスター」

ダウンマイスター

デリケートな素材を使用しているため自宅での洗濯が難しい「ダウンコート(ジャケット)」は、「RE:KURI(リクリ)」の「ダウンマイスター」にお任せ!

「ダウンマイスター」コースはダウンの洗濯を、専門の職人によって丁寧に洗濯してもらえるプレミアムなコースです。
クリーニングだけでなく、色補正・撥水加工・しみ抜き・保管までが含まれており、1着につき1人の職人が担当。

ダウンは、洗濯時の洗い方・乾燥方法により、ダウンのボリュームが減る、臭いがつく、撥水効果が減るなど、クリーニング後の風合いが大きく左右されます。
その為、一般のクリーニングと同じコースではなく、ダウン専用コースがあるリクリなら、「モンクレール」や「カナダグース」などの高級ブランドダウンをクリーニングしたい方にはおすすめです。

「ダウンマイスター」コースの特長や詳しい内容は、以下の記事でもご紹介していますので、併せて読んでみてください。

関連記事:高級ダウンは任せて安心!専門の『ダウンマイスター』へ

ダウンマイスターが超おトク

※9/1〜2/28の間は「ダウンマイスター」コースを受け付けておりません。

4.まとめ

コートの洗濯方法についてご紹介しました。
コートの素材や種類に関わらず、まずは「洗濯表示」を確認し、記載されている内容を守るようにしましょう。

家で洗濯できるなら洗濯機よりも手洗いがおすすめ。
ただ、洗濯におけるトラブルが起きることもあるので、お気に入りのコートは、できるだけクリーニング店へ依頼しましょう。

洋服パックが超おトク
\ SNSでリクリをシェアしよう! /