高級ダウンのお手入れ方法4選!クリーニングに出す頻度は?
高級なダウンほど、できるだけ長持ちさせて何年も着続けたいですよね。
高級ダウンは含まれているダウンや生地の質が良いため、正しくお手入れすれば10年以上長く着続けられるものもあります。
今回は、自宅でできる高級ダウンのお手入れ方法やクリーニング店へ持っていく頻度についてご紹介します。
モンクレールやカナダグースなどの高級ダウンジャケットをお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.高級ダウンと通常ダウンの違い
「カナダグース」や「モンクレール」、「水沢DOWN」といった高級ダウンジャケットは、優れた品質と保温性により1着のお値段がおよそ数万円から、中には30万円のものも!
では、高級ダウンと通常のダウンとでは具体的に何が違うのでしょうか?
まず最も大きな違いは、「ダウン」と「フェザー」の割合です。
「ダウン」は水鳥の胸の部分から取れる希少な毛で、羽軸がないため保温性に非常に優れています。
一方、「フェザー」はそれ以外の部分から取れる羽根です。
高価なダウンジャケットほど、この「ダウン」が含まれている割合が高いのです!
また、使用されている生地にも秘密があります。
通常のダウンは、主に水に強いポリエステルやナイロンが使用されていますが、高級ダウンはそれに加えて部分的にウールやカシミアなどの天然素材が使用されていることもあり、より保温性や肌ざわりが良い作りになっています。
洗濯する際は、通常のダウンなら水に強い素材でできているため自宅で洗濯できる場合もあります。
一方で、高級ダウンは水に弱いデリケートな素材を使用していることが多いため、こまめな手入れが必要な上、自宅での洗濯が非常に難しいのです。
2.モンクレールやカナダグースなどの高級ダウンの自宅でのお手入れ方法
せっかく購入した大切なダウンジャケットをできるだけ長く着続けるには、着用後や日頃のお手入れが不可欠。
ここからは、自宅で簡単にできるお手入れ方法をご紹介します。
普段から一手間加えるだけで、購入した頃のようなダウンジャケットの風合いが長く保てますよ!
高級ダウン着用後のお手入れ方法
ダウンジャケットの着用後は以下のお手入れを行いましょう。
- 専用のブラシで表面の埃を払う(静電気が除去できるタイプが望ましい)
- 毎回着用後に陰干しして湿気をとる
ダウンジャケットの天敵は湿気!
陰干しするときには他の衣類と一定間隔を空けて干すことが必要です。
高級ダウン収納時の注意点
普段ダウンジャケットをクローゼットに収納する際は、できるだけたたまずに、ハンガーにかけて保管しましょう。
たたむと中綿のふわふわ感がなくなり、撥水機能にも影響が出る可能性があります。
また、ダウンジャケットのボリュームダウンを防ぐため、収納する際は他の衣類との間隔をあけ、ぎゅうぎゅう詰めにしないでくださいね。
型崩れを防ぐために太めのハンガーにかけ、できれば不織布のカバーをかけて保管するのがおすすめ!
クリーニング店などでもらえるビニールカバーは通気性がないので、NGです。
その他にも、クローゼットの中には、防虫剤を入れ、常に換気するようにしましょう。
ダウンは湿気に弱く、虫も湧きやすいです。
週に1度くらいクローゼットを開け放し、換気すると良いでしょう。
高級ダウンジャケットの汚れの拭き取り方
外出先などでダウンジャケットの表面に汚れが!こんなときはどうすればいいのでしょうか?
汚れが付いたらなるべく早めの対処が重要なので、汚れに気づいた時点で、湿らせた布などで表面を拭いてしっかり乾かしましょう。
汚れの放置はダウンジャケットの生地を傷める原因になるので、そのまま放置せず対処してくださいね。
高級ダウンのシワはアイロンで
ダウンジャケットの生地がシワだらけになってしまった!
そんなときは、スチームアイロンの出番です。
その前に、アイロンをかけてもいいか「洗濯表示」を確認しましょう。
「アイロン仕上げ禁止」と表示されていなければ、低温で当て布をしながらシワを伸ばすようにアイロンをかけます。
このとき、長時間同じ箇所に当てないように注意してくださいね。
高熱を当て続けるとジャケットの生地が傷む可能性があるため、アイロンをかけるときは慎重に!
オフシーズンの保管方法
オフシーズン直前、着用したダウンジャケットを衣替えと同時に収納しますよね。
この際のしまい方にも注意が必要です。
まず、シーズン中に1度でも着用した場合、必ずしまい洗いをしましょう。
目には見えませんが、人が着用したダウンジャケットには皮脂汚れや雑菌がたくさん付着しています。
このまま洗濯せず収納すると、カビや虫食いが発生して着られない状態に!
洗濯したダウンジャケットをしまう際、ダウンが潰れると保温性が下がるため、圧縮袋の使用は控えましょう。
不織布のカバーで包み、ボリュームが崩れないようにふわっと保管します。
その際、防虫剤も一緒に入れてくださいね。
3.高級ダウンは自宅で洗濯できるの?
高級ダウンジャケットは自宅で洗濯できるのでしょうか?
基本的に高級ダウンジャケットに使用されている「ダウン」は、特殊でデリケートな素材のため「水洗い不可」な場合が多く、自宅での洗濯はおすすめしません。
特に、以下に当てはまるダウンジャケットは自宅で洗濯できないので注意が必要です。
- 襟や袖、ベルト部分などにレザーやフェイクレザーが使われている
- 一部でウール、カシミアなどの水に弱い素材が使われている
洗濯表示に「水洗い可」や「手洗い可」の表示がある場合は自宅で洗えないこともないですが、素材を傷めないよう洗い、中のダウンがしっかり乾燥させるとなると、以下のように時間がかかります。
- 洗濯してすすぐ:約45分
- 撥水洗剤で洗濯してすすぐ:約45分
- 脱水:1分
- 平干し:約4日
- つり干し:約3日
乾かしている間も、ダウンが偏らないように取り扱いには注意が必要です。
ここまで時間をかけて洗濯したにもかかわらず、失敗して着られなくなる可能性も。
高級なもの、長く愛用したいものは、ダウン専門のクリーニングに出した方が安心です。
モンクレールやカナダグースなどの高級ダウンは専門のクリーニング店へ!
実は高級ダウンジャケットの洗濯は衣類の中でも非常に難しく、通常のクリーニング店でも断わられる場合もあります。
受け付けてもらえても、色落ちしたり、ぺしゃんこになり保温性が失われて返ってくることも。
ダウンジャケットの洗濯が難しい理由は、主に「すすぎ・脱水・乾燥」にあります。
完璧にすすがなければ洗剤液が残って変色の原因になり、強く脱水するとダウンが傷つきます。
また、完璧に乾かさないと臭いが残ったり、ボリュームがダウンし保温性が失われるのです。
そのため、高級ダウンジャケットの洗濯は、通常のクリーニング店よりもダウンを専門に取り扱っているクリーニング店にお任せしましょう。
高級ダウンをクリーニングに出す頻度は?
高級ダウンジャケットはどれくらいの頻度でクリーニング店へ出したほうが良いのでしょうか?
まず、シーズン中に1度でも着た場合は衣替えでしまう前に1回クリーニングへ出しましょう。
それ以外では、目立つ汚れが付いてしまったときなども、すぐにクリーニングへ。
過度に洗いすぎるとダウンがしぼむ可能性があるため、これ以上はクリーニングに出さなくても大丈夫です。
4.高級ダウンなどかさばる洗濯物は「宅配クリーニング」サービスへ!
ダウンジャケットを長く愛用するには、ダウンの取扱いがあるクリーニング店に出すのが良いとは言え、かさばるダウンジャケットに加えて家族分の衣類も出すことを考えると、クリーニングへ持ち込むのって大変ですよね。
そこでおすすめなのが、注文から受け取りまで自宅で完結する「宅配クリーニング」サービス!
中でも、ダウンジャケットの保温性を損ねる「圧縮袋」を使わない宅配クリーニング店がおすすめです。
さらに、宅配クリーニングならお店への持ち運びがない上に洗濯する時間が大幅に短縮され、新品同様の仕上がりで返ってくるため、仕事や家事などで毎日忙しい方にも嬉しいサービスです。
高級ダウンなら「RE:KURI(リクリ)」の「ダウンマイスター」にお任せ!
宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」では高級ダウンジャケット専用のコースがあるんです。
その名も「ダウンマイスター」!
「ダウンマイスター」は高級ダウンジャケットを1人の職人が1着ずつ担当してくれます。
料金は1点16,500円(税込)で、料金の中には以下のオプションサービスが全て含まれています。
- ※1 但し、北海道、一部離島は別途2,090円(税込)、沖縄は別途6,050円(税込)かかります。
- ※2 お品物到着後1週間以内に限ります。
スーツなど通常水洗いできない洋服も専用の洗剤・機械を使い、水洗いをして汗もニオイもスッキリ!
生地表面にコーティングをすることで雨や食べこぼしなどの汚れから守ってくれます。
裏地までアイロンがけを行うなど、一点一点手仕上げで行います。そのまましまえるように不織布カバー付き。
自宅で注文すれば、あとはダウンジャケット洗濯の職人にお任せするだけなので、とてもカンタン!
細かいオプション選びで迷う必要もありませんね。
「ダウンマイスター」のこだわりや、どのような工程で洗濯されているのか、詳しくは以下の記事でもご紹介していますので、参考にしてみてください。
「高級ダウンは任せて安心!専門の「ダウンマイスター」へ」はこちら!
5.まとめ
「モンクレール」や「カナダグース」などの高級ダウンジャケットは、きちんとお手入れをすれば10年以上着続けられます。
抜群の保温性を維持するには、日頃の保管方法やオフシーズン時の収納が重要!
また、ダウンジャケットは1回でも着用したら、年に1回はダウン専門コースがあるクリーニング店へ出しましょう。
プロにお任せしたほうが失敗する可能性が減り、新品同様に蘇るので、高級ダウンジャケットがより長持ちしますよ。
お気に入りのダウン、今年はダウンマイスターにお願いしてみませんか?