羽毛布団の洗濯 | 6つのポイントと手順をわかりやすく解説!

UPDATE:2021.05.11
羽毛布団の洗濯 | 6つのポイントと手順をわかりやすく解説!

今や冬場だけでなく、夏用にダウン率が少ない羽毛肌掛け用を使用するなど、1年を通して羽毛布団を愛用している方も多いのではないでしょうか。

「羽毛布団って自宅で洗濯できるの?」
「羽毛布団の洗濯方法が知りたい!」
「羽毛布団の洗濯の注意点ってなに?」」
今回は、羽毛布団の洗濯方法について分かりやすく解説していきます。

羽毛布団の正しい洗い方について、ぜひ、ご参考にしてくださいね!

1.羽毛布団の洗濯前にチェックすること

まずはじめに、羽毛布団を洗濯する前にすべきことをご紹介します。
洗濯前チェックをしておかないと、羽毛布団を傷めてしまうことにもなりかねないので、必ずしてくださいね!

洗濯表示

羽毛布団に付いている、「洗濯表示」をチェックしましょう。
「洗濯表示」とは、布団や衣類が洗濯可能かどうかや、水洗いする場合の水温の上限などの表示です。
例えば、次のようなものがあります。

洗濯表示30度
この表示は、「上限30度の水を使って、洗濯機で洗える」の意味です。
手洗い表示40度
こちらは、「40度を限度として、手洗いによる洗濯ができる」の意味です。

羽毛布団には洗えるものと洗えないものがあるので、洗濯表示を見て、水洗いできるかどうかをしっかり確認しておきましょう。

この他にもたくさんの洗濯表示があるので、「新しくなった洗濯表示 全41種の見方を徹底解説!」コラムも参考にしてみてください。

洗濯機の容量

洗濯機

洗濯機の容量が、布団を洗える大きさかどうかを確認しましょう。

一般的には洗濯機の容量が8kg以上なら、シングルサイズの羽毛布団を洗濯することが可能ですが、メーカーや機種によって異なる可能性があるので、故障させないためにも取扱説明書をチェックしてみてください。
洗濯機にある、「大物洗いコース」「毛布コース」で洗うのがおすすめです。

キルティング加工

羽毛布団の陰干し

羽毛布団に、「キルティング加工」が施されているかも確認してみてください。

「キルティング加工」とは、羽毛布団の裏表を、ミシンで格子状に刺し縫いした加工のことです。
羽毛布団にキルティング加工がされていないと、中の羽毛が偏ってしまい、上手く洗濯できないので要注意です。

生地の状態をしっかり確認する

縫い目のほつれ、引きつれがないかしっかり確認しましょう。
万が一生地が破れると、羽毛が飛び出し目詰まりなどで洗濯機が故障する可能性があるため、無理な洗濯は禁物。

前処理

羽毛布団の洗濯前に、前処理をしましょう。

まずは、羽毛布団をベランダの手すりや物干し竿などにかけてから、軽くはたきホコリを落とします。
次に、羽毛布団の全体を見渡して、汚れが目立つ箇所が無いかをチェックします。
汗や皮脂汚れが付きやすい首回りの所が、要チェックポイントです。

特にひどい汚れが見つかったら、「衣類用(おしゃれ着用)中性洗剤」を薄めた洗浄液(量の目安は、水4Lに対し洗剤10ml)をスポンジに含ませ、汚れが目立つ箇所になじませます。
こうした前処理をしておくことで、汚れが落ちやすくなります。

2.羽毛布団を洗濯するときの6つのポイント

では次に、羽毛布団を洗濯する際の6つのポイントについてご紹介します。
しっかりと、ポイントを押さえておいてくださいね!

洗剤の種類

羽毛布団はとてもデリケートなので、極力ダメージを避けるために、「衣類用(おしゃれ着用)中性洗剤」を使ってください。

家庭用洗濯用洗剤によくある「弱アルカリ性洗剤」を使うと、羽毛同士が乾燥時に束のように固まり、羽毛が潰れてしまいます。
ふわっふわな布団がぺたんこになってしまうので、使用する洗剤は気をつけてくださいね。

道具

洗濯ネット

洗濯中に生地を傷めないようにするため、羽毛布団を折りたたみ、「大きい洗濯ネット」に入れましょう。
「洗濯ネット」はサイズが十分大きくて、素材がしっかりしたものを選んでくださいね。

また、羽毛布団は大きな洗濯物なので、「洗濯キャップ」を使うのもおすすめです。
「洗濯キャップ」を使用することで、洗濯物が浮いたり(タテ型洗濯機の場合)、飛び出したり(ドラム型洗濯機の場合)するのを防ぐことができます。

天気

羽毛布団を乾かすには、夏だと1日半~2日・春だと丸2日ほどかかるので、天気予報をチェックして、晴れの日が2日以上続く日を選びましょう。
干す際の乾燥が足りないと、中の羽毛を傷めたりカビの原因にもなります。
また、日光に直接当てると布団が傷む恐れがあるので、風通しの良い場所で陰干しするようにしてください。

干し方

晴れた日に布団を干す。洗濯バサミで布団を挟む。

羽毛布団は面積が大きく乾きにくいので、物干し竿を2本使ってM字状にして干すと、風通しが良くなり比較的早く乾きますよ。
濡れた状態の羽毛は切れやすくなっているので、乾くまでは極力触らないようにしてくださいね。

洗濯の頻度

羽毛布団の洗濯の頻度は、1年に一度が目安です。
洗濯回数があまり多くない分、布団が汚れないように布団カバーを使用してください。
また、布団は思っている以上に汗を吸っているため、月に2~3回は干すか布団乾燥機にかけ、しっかり乾燥させると長持ちしますよ。

3.羽毛布団の洗濯方法【洗濯機編】

では、いよいよ羽毛布団の洗濯の手順をご紹介します!

まずは、【洗濯機編】です。

  • 羽毛布団の汚れている部分が外側になるように三つ折りにして、端からくるくる巻き洗濯機へ入れてください。
    布団の生地の間から空気を抜いて、小さく丸め洗濯ネットに入れてくださいね。
  • 洗濯機に、「衣類用(おしゃれ着用)中性洗剤」を入れ、洗濯機の「大物洗いコース」や「毛布コース」を選び、洗濯開始。
  • 洗濯機に水が溜まったら一度停止し、羽毛布団を5~6回程押して水に沈めてください。
  • 洗濯が完了したら、洗濯機から羽毛布団を取り出し、四隅を持って軽く振るなどして、羽毛が偏らないように形を整えます。
  • 形を整えたら、直射日光を避け、風通しの良い日陰に干します。物干し竿を2本使い、布団がM字になるように干すのがポイント。こうすることで風通しが良くなり、乾きやすくなります。
  • 乾いたら、最後の仕上げとして羽毛が偏らないように、全体をほぐしましょう。

これで、洗濯機での羽毛布団の洗濯は完了です!

4.羽毛布団の洗濯方法【手洗い編】

次は、羽毛布団の洗濯方法【手洗い編】をご紹介します!

ご自宅の洗濯機で羽毛布団を洗えない場合は、浴槽などでも洗濯できます。
但し、水を吸った布団は本当に重いので、体力に自信がある方は試してみて下さい。

  • 浴槽など、布団が入る大きさの容器に布団が浸かるくらいの水をはり、「衣類用(おしゃれ着用)中性洗剤」を溶かします。
  • 手洗いの場合は洗濯ネットは使わずに浴槽全体に布団を広げます。
  • 布団を手か足で優しく押し洗いします。
  • 洗い終わったら水を抜き、水を入れ替えてすすぎます。3〜5回ほど、泡が出なくなるまですすぎを繰り返します。
  • 浴槽から水を抜き、布団を丸めるようにして脱水します。
  • 畳んだ布団をバスタブにかけて1時間くらい放置します。ある程度水が切れたら洗濯機で3分ほど脱水するのがおすすめです。
  • あとは洗濯機編同様、羽毛が偏らないよう整形し、風通しが良い日陰で干します。

以上で、手洗いでの羽毛布団の洗濯は完了です!

5.安心してフワフワに仕上げたいなら「宅配クリーニング」がおすすめ!

ここまで羽毛布団の洗濯方法をご紹介してきましたが、洗濯機の種類や羽毛布団の大きさによっては、脱水時の回転バランスでエラーが出て進まなかったりすることも。

「生地の状態が自分で判断できない…」
「こんなに大きい羽毛布団を、自分で洗うのはしんどい…」
「せっかくのフカフカの羽毛が、傷んだらどうしよう…」
など、ご自身で羽毛布団を洗うのは、やっぱり不安な方もいらっしゃると思います。

そんな方は、クリーニング店に頼むのがおすすめです。

ダイヤクリーニング羽毛布団クリーニング

クリーニング店は「洗濯のプロフェッショナル」なので、自分で羽毛布団を洗うよりはるかにリスクが少ないですよ。
中でも、特におすすめなのが「宅配クリーニング」です。

「宅配クリーニング」は街のクリーニング店とは違い、わざわざ店舗まで持っていく必要が無く、電話やメール一本で羽毛布団の集荷・配達まで行ってくれるので、とても便利なんです。
もちろん、「宅配クリーニング」は他のクリーニング店と同様に、豊富な知識・技術・経験を持つ「洗濯のプロ」なので、クリーニングの腕自体も全く見劣りしません。

「宅配クリーニング」で羽毛布団の洗濯を頼めば、フッカフカの仕上がりにしてくれますよ!
自宅では出来ない「防ダニ加工」や、羽毛布団をそのまま保管してくれるサービスもあります。
ご自身で羽毛布団を洗濯するのが不安な場合は、「宅配クリーニング」に頼まれてみてはいかがでしょうか。

布団のように大きなものを手洗いするのは本当に大変。洗濯機で洗うよりもダメージを与えてしまう可能性もあります。羽毛布団に関しては、手洗い可能のマークがあっても、できればクリーニングに出してプロに任せるのがおすすめです。

6.まとめ

ベッドルーム

しっかりとポイントを押さえて正しい洗濯方法で洗うと、自宅で羽毛布団を洗うことは可能です。

でも、羽毛はデリケートな素材なので、失敗のリスクもあるのは事実…。
「自分では洗うのは不安…」という方は、「宅配クリーニング」に依頼しましょう。
「宅配クリーニング」は確かな知識・技術・経験を持つ「洗濯のプロ」なので、羽毛布団を傷めることなく、フカフカの仕上がりにしてくれます。

衣替えの季節、ぜひご家庭の羽毛布団をチェックしてみてください。

羽毛布団が超おトク
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