ぬいぐるみの正しい洗い方5選!失敗しないためのコツを紹介

UPDATE:2021.03.22
ぬいぐるみの正しい洗い方5選!失敗しないためのコツを紹介

ずっとそばに居て大切にしている「ぬいぐるみ」。

でも、
「汚れが気になってきて子どもが遊ぶとき衛生面が気になる…。」
「洗濯機で洗っちゃって…大丈夫なのかな?」
なんて思ったことはありませんか?

そんな大切なぬいぐるみをキレイにするために、今回は洗濯に必要な前準備や正しい洗い方・干し方などをご紹介します。

1.洗えるぬいぐるみかを最初にチェック!

ぬいぐるみの正しい洗い方5選!失敗しないためのコツを紹介

大切なぬいぐるみを洗う前に、まずはじめにすべきことがあります。

それは、「洗えるぬいぐるみかどうかチェックすること」!
水洗いできないぬいぐるみもあるので、洗う前にしっかり確認しておきましょう。

洗えるぬいぐるみの見分け方

まずは、ぬいぐるみに洗濯表示が付いているか確認しましょう。
洗濯表示を見れば、洗えるかどうかが分かります。

例えば、次のような記号が付いていれば、丸洗いすることができます。

洗濯表示30度
「液温は30°Cを限度とし、洗濯機で弱い洗濯処理ができる。」を表す洗濯表示。

この他にもたくさんの洗濯表示があるので、新しくなった洗濯表示 全41種の見方を徹底解説!」コラムも参考にしてみてください。

洗濯NGなぬいぐるみ

洗濯表示がない場合は、ぬいぐるみの素材などを見て、自分で判断しないといけません。
洗濯できるかどうか見分けるポイントは、「洗濯NGなぬいぐるみ」をおさえておくこと。

次のようなぬいぐるみは、洗濯NGです。

●色落ちするもの

水に濡らしたタオルなどを、ぬいぐるみの目立たない箇所にポンポンと当ててみて色が移ったら、洗濯NGです。

●アンティーク系

アンティーク系のぬいぐるみは生地や糸が弱くなっており、デリケートなものが多いので、水洗いすると傷んでしまう可能性があります。

●革素材が使われているもの

全体や一部に革素材が使われている場合は、洗濯NGです。
水洗いするとシミになったり風合いを損なったりと傷んでしまいます。

●機械が入っているもの

機械が使われているぬいぐるみを水洗いすると、故障の原因になるので洗濯不可です。

●接着剤が使われているもの

顔や手足のパーツをつなげたりするのに接着剤が使われているぬいぐるみも、洗濯NGです。
ぬいぐるみに使われている接着剤の中には水性のものも多く、水で洗うと接着剤が溶けてしまい、気がついたら目や口がなくなっていた……といった事態になる可能性も。

●大きすぎるもの

サイズが大きすぎるぬいぐるみは、洗濯機に入りきらず、浴室などで洗うと、濡れたぬいぐるみは思った以上に重く洗うのも乾かすのも大変。家庭で洗うのは難しいので洗わないようにしましょう。

●中にポリエステル・ビーズ・パイプ以外のものが入っているもの

ほとんどのぬいぐるみは、中にポリエステル・ビーズ・パイプが入っています。
時々それ以外の素材が入っている場合がありますが、洗うと形が崩れてしまう可能性があるので、洗濯NGです。

大事なぬいぐるみを洗う前に、しっかり確認しておきましょう!

2.ぬいぐるみを洗う前の準備

ぬいぐるみの正しい洗い方5選!失敗しないためのコツを紹介

ぬいぐるみを洗う前に、次のような準備をしておきましょう。

●付属品を外す

ぬいぐるみが着ている洋服やラベルなど、取り外しができる付属品は、すべて外しましょう。
また取れそうなボタンがないかも確認してください。

●ぬいぐるみをブラッシングする

ぬいぐるみを優しくブラッシングして、あらかじめホコリをとっておくと、生地に負担をかけずに洗えます。

汚れがひどい部分は事前洗いを

ぬいぐるみを抱いたり、触ったりしていると、ヒトの肌に触れる部分は皮脂などで特に汚れてしまいます。
部分汚れがある時は、先に固形石鹸を付けて、もみ洗いしておきましょう。
もみ洗いで落ちない場合は、歯ブラシなどでやさしくこすってあげてください。

これで準備はOKですね。
次は、ぬいぐるみの洗い方を解説していきます。

3.ぬいぐるみの正しい洗い方5選

ぬいぐるみの正しい洗い方5選!失敗しないためのコツを紹介

ぬいぐるみは生地を痛めないように強い力を加えずに優しく洗うのが基本。
正しい洗い方をマスターすると仕上がりもふんわり、型崩れも防げるんです。

手洗い

ぬいぐるみを洗うのは、優しく丁寧な「手洗い」が一番です。

<用意するもの>
  • おしゃれ着用中性洗剤
  • バケツやオケなどの容器
  • 柔軟剤
  • タオル
  • 洗濯ネット
<洗い方>
  • 容器にぬるま湯(38度ほど)を入れて、おしゃれ着用中性洗剤を溶かします。
  • 5分くらいを目安に、優しく手洗いします。
  • 容器に綺麗な水を入れて、3回ほど丁寧にすすぎます。洗剤が残らないようにしましょう。
  • 別の容器にぬるま湯を注いでから柔軟剤を溶かしてから、ぬいぐるみを入れて30分程つけ置きします。
  • 容器からぬいぐるみを取り出して、タオルで水気を拭きます。
  • ぬいぐるみをタオルに包んでから洗濯ネットに入れて、洗濯機で10秒ほど脱水します。
  • 風通しのよい日陰で干しましょう。

部分洗い

丸洗いできない場合や、一部だけ汚れている場合、「部分洗い」がおすすめです。

<用意するもの>
  • おしゃれ着用中性洗剤
  • バケツやオケなどの容器
  • タオル
  • やわらかいブラシ
<洗い方>
  • 容器にぬるま湯(38度ほど)を注ぎ、その中におしゃれ着用中性洗剤を入れます。
  • タオルを容器に浸してから、絞ります。
  • タオルでぬいぐるみの表面の汚れを、拭き取ります。
  • きれいな水やぬるま湯で洗ったタオルで、洗剤液をきれいに拭き取ります。
  • ぬいぐるみをタオルでくるみ、水気を取ります。
  • 風通しのよい場所で乾かします。
  • 軽くブラッシングして完了!

洗濯機で洗う

ぬいぐるみの洗濯タグを見て、洗濯機で洗える表示があれば洗濯機洗いもOKです。
ただし、手洗いに比べると生地への負担が大きく、型崩れする場合もあるので、極力手洗いがおすすめです。

<用意するもの>
  • おしゃれ着用中性洗剤
  • タオル
  • 洗濯ネット
<洗い方>
  • ぬいぐるみを洗濯ネットに入れます。
  • 洗濯機に入れ、「ドライコース」「おしゃれ着コース」などの、優しく洗えるモードを選び洗濯します。
  • 脱水の前に洗濯機からぬいぐるみを取り出し、タオルで包みます。
  • タオルで包んだぬいぐるみを、洗濯ネットに入れます。
  • 10秒ほど脱水します。
  • 風通しのよい日陰などで乾かします。

重曹で洗う

水洗いせずに洗う方法もあります。
洗わずにぬいぐるみをキレイにするには、「重曹」を使うのがおすすめ。
重曹は「弱アルカリ性」のため、ぬいぐるみについた皮脂などの「酸性」の汚れを落とすにはぴったりです。
また、重曹は消臭効果もあるので、嫌な臭いもとってくれますよ。

<用意するもの>
  • 重曹
  • 大きい袋(ビニール袋やごみ袋)
  • タオル
  • 掃除機
<洗い方>
  • 大きな袋に、ぬいぐるみを入れます。
  • 重曹をぬいぐるみの全体に、まんべんなく振りかけます。
  • 袋の口を閉じて、30分程そのままにします。
  • 掃除機で重曹を吸い取ります。この時重曹が飛び散るので、新聞紙などを敷いておきましょう。
  • タオルでぬいぐるみについた重曹を拭き取り、風通しの良い日陰で干します。

コインランドリーで洗う

家の洗濯機ではなく、コインランドリーで洗う方法もあります。
特に家庭用の洗濯機には入らないような、大きいサイズのぬいぐるみを洗う場合におすすめです。

<用意するもの>
  • おしゃれ着用中性洗剤
  • ぬいぐるみを包めるサイズのタオルや毛布
  • 洗濯ネット
  • 柔軟剤
<洗い方>
  • ぬいぐるみをタオルや毛布で包んでから、洗濯ネットに入れる(コインランドリーの洗濯機の強い衝撃から、ぬいぐるみを保護するため)。
  • 洗濯コースの中から、「ドライコース」「ソフトコース」を選ぶ。
  • 洗濯が終わったらぬいぐるみを取り出して、乾いたタオルや毛布で再び包み、洗濯ネットに入れる。
  • 10秒ほど脱水する。
  • ブラッシングしてから、風通しの良い日陰に干す。

ここで、知っておきたいコインランドリーで洗う時の注意点もご紹介します。

<注意点>
  • ぬいぐるみの洗濯を禁止しているコインランドリーもあるので、事前に確認する。
  • 複数のぬいぐるみを同時に洗うと、傷んだり色移りの原因になったりするので、必ず単体で洗うこと。
  • コインランドリーの乾燥機は高温なので使わず、自然乾燥で乾かすこと。

ここまで洗い方を紹介してきました。
大切なぬいぐるみに合った洗い方でキレイにしてあげましょう。

4.ふっくら仕上げのコツ!ぬいぐるみの正しい干し方

ぬいぐるみの正しい洗い方5選!失敗しないためのコツを紹介

せっかくキレイに洗っても、干し方を間違えると台無しになってしまいます。
そうならないために、しっかりと干し方のポイントも覚えておいてくださいね。

・形を整えておく

変な形のまま乾かすと、ぬいぐるみが変形してしまうので、干す前に形を整えておきましょう。

・ブラッシングをする

干す前にブラッシングをします。
特に毛足の長いぬいぐるみの場合は、絡まった毛を整えておかないと、乾燥したときに固まってしまいます。
また、毛の流れを逆にブラッシングすると、フサフサになる効果もありますよ!

・風通しのよい日陰で干す

直射日光が当たる場所だと、変色するなどぬいぐるみが傷んでしまうので、日陰で干すようにしましょう。
風通しが悪いと湿気が多くなってしまうので、雑菌が増える原因になってしまいます。
なので、「風通しが良い+日陰」で干すのがベストです!

・平干しする

ぬいぐるみを平らな場所に寝かせて乾かす「平干し」は、型崩れを防ぎます。
ぬいぐるみは、極力「平干し」しましょう。

5.まとめ

いかがだったでしょうか?
ポイントをおさえておけば、自宅でもケアできるぬいぐるみ。
見た目をきれいにするのはもちろん、ダニなどを除去する手段としても定期的に洗濯するのをおすすめします。

ただし、洗えるものと洗えないものがあるので、それを見極めた上で、ぬいぐるみに合った方法で洗ってあげてくださいね。

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