黄ばんだ汗シミを綺麗に落とす!効果的なシミ抜き方法を徹底解説!
気がついたらお気に入りのシャツやジャケットの首回りが、汗染みで黄ばんでしまってる…。
そんな経験、誰もがお持ちのはずです。
洗濯してもなかなか落ちない汗染みですが、自宅でも効果的に落とす方法があるんです。
そこで今回は、汗じみの原因やすぐにできる染み抜き方法を分かりやすく解説していきます。
1.汗染みや黄ばみの原因って?
汗染みや黄ばみは一体何が原因なのでしょうか?
汗しみや黄ばみは、落としきれなかった汗や皮脂汚れが原因です。
汗や皮脂は繊維の奥までしっかり絡みついているので、洗濯してもなかなか落ちにくいんです。
その皮脂汚れが蓄積され、やがて酸化し、シミや黄ばみへとなっていきます
こうなってしまうと普通の洗濯では落とすことが難しくなってしまいますが、きちんとした方法でお洗濯すれば、キレイにすることができます!
2.汗染みの落とし方
それでは、ここから汗染みの落とし方について解説します。
ポイントをしっかり押さえておこなえば、汗染みとサヨナラできますよ!
まずは、次のものを用意してください。
<用意するもの>
- 台所用中性洗剤(ご家庭の用のものでOK)
- 酸素系漂白剤
- バケツ
- 歯ブラシ
<洗い方>
1:台所用中性洗剤を汗染みの箇所につける
洗濯機に入れる前に、まずは、皮脂などの油性汚れに強い「台所用中性洗剤」を、汗染みや黄ばみの部分につけます。
色柄もののシャツやプリントTシャツ・ワンピースなど、白物以外の服に中性洗剤をつけすぎると、色落ちする原因になるので注意しましょう。
2:歯ブラシでこする
次に、中性洗剤をつけた服の部分を歯ブラシでこすっていきます。
歯ブラシでこすることで、繊維にまでこびりついたしつこい汗染みや黄ばみが、落ちやすくなります。
ただし、強くこすったり、揉みすぎたりてしまうと繊維を痛めてしまうので、優しくこするのがコツですよ。
3:お湯ですすぐ
歯ブラシでこすった後は、40~50℃のお湯ですすぎます。
洗剤のぬめりがきちんと取れるまで、しっかりすすぎしましょう。
4:頑固な汚れには、つけ置きでしっかり落とす!
台所用中性洗剤で洗っても黄ばみが落ちない場合はつけ置き洗いが効果的。
しつこい汚れを落とすためには、「漂白剤」を使います。
漂白剤には主に、「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」がありますが、ここでは「酸素系漂白剤」を使います。
※「塩素系漂白剤」だと強力すぎて、色落ちの危険性があります。
40~50度ほどのお湯をバケツなどに注ぎ、「酸素系漂白剤」を入れ、よく溶かしたあと、30分ほどつけ置きします。
5:洗濯機で洗う
つけ置きが終わったら、汚れが落ちているか確認しましょう。
その後、液ごと洗濯機へ入れ、いつも通り洗ってください。
3.頑固な汚れには重曹を使おう
これまでにご紹介した方法では落ちない…そんな時は、「重曹」を使うのがおすすめです。
重曹は、もともと「油」汚れを落とすのが得意なので、黄ばみの原因となる皮脂汚れにも効果を発揮するんです。
まずは、次のものを用意してください。
<用意するもの>
- 重曹
- 酸素系漂白剤
- 小さめの容器
<洗い方>
1:重曹と酸素系漂白剤を混ぜたペーストを作る
まずは小さめの容器に「重曹」と「酸素系漂白剤」を1:1の割合でしっかりと混ぜてペーストを作ります。
汗染みの部分の大きさに合わせて、量を調整してくださいね。
粉末タイプの「酸素系漂白剤」の場合は、漂白剤と「重曹」にお湯(温度は50℃ほど)を少しずつ混ぜあわせると、
上手にペーストが作れます。
この場合は、「酸素系漂白剤」と「重曹」の割合は2:1なのでご注意を!
2:汗染みの部分につける
次に、先ほど作ったペーストを、汗しみの部分にぬっていきます。
汚れの部分に、しっかりとぬりましょう。
3:ドライヤーで温める
ペーストを汗染みの部分にぬったら、ドライヤーで温めます。
こうすることによって、ペーストの温度があがり「酸素系漂白剤」の効果がUPします!
温める時間の目安は5分程度ですが、様子を見つつ調整してくださいね。
4:洗濯機で洗う
洗濯機で洗い、洗濯後は素早く干しましょう。
ちょっとしたひと手間を加えることで汗染みが取れるので、なんだか手軽にできそうですね。
4.普段から汗染みを防ぐ方法
なかなか落ちにくい汗染み、できれば普段から汗染みができないようにしたいですよね。
そこで、汗染みを事前に防ぐ方法をご紹介します!
極力早めに洗う
汚れがついてしまったら、極力早めに洗うようにしましょう。
時間が経てば経つほど汚れが落ちにくくなり、汗染みや黄ばみになってしまうからです。
「洗濯物はある程度ためてからまとめて洗いたい!」その気持ちよくわかります!
でも汚れたままや湿った状態でお洋服を放置しておくと、汗染みや黄ばみになりやすいのはもちろん、生乾きの嫌な臭いの原因にもなるので、極力早めに洗うのがベストです。
常に漂白剤を入れて洗濯する
洗濯の際に、洗剤と一緒に常に「酸素系漂白剤」を入れておくのも、汗染みを防止する一つの方法です。
※「塩素系漂白剤」は色柄物だと色落ちしてしまうのことがあるので、使わないほうがよいでしょう。
そうすることで洗浄力がUPし、しつこい汚れの防止に役立つのです。
ただし、漂白剤を入れるとお洋服が痛む場合があるので、その点は気を付けてください。
ベビーパウダーを使う
ベビーパウダーは汗や油を吸収し、あせもやかぶれなど肌荒れを防ぐアイテムです。
このベビーパウダーを、あらかじめ袖や襟などシミができやすい場所につけておくと、パウダーがクッションになって汚れから守ってくれます。
ベビーパウダーは水に溶けやすいので洗濯時に落ちやすいのもポイントです。
しまい洗いのクセをつける
季節物の衣類がクローゼットに眠っている期間は半年ほど。
1シーズン分の汚れをしっかり落とさずに収納すると、半年間汚れは衣類についたままに…。
そこで、汚れを落としてから収納する「しまい洗い」をして衣類のケアをしましょう。
5.どうしても落ちない時は…クリーニングへ!
ここまで工夫したのに、どうしても落ちない頑固なシミは、どうすればいいのでしょうか?
そんな時は、プロのクリーニング店に依頼しましょう!
クリーニング店の水洗いは水の温度や洗剤などを衣類に合わせて洗浄するので、ガンコな皮脂汚れにもダイレクトにアプローチしていきます。
家庭で準備できる水の温度や洗剤の種類は限られますよね。
プロの技だと、家庭では落とせなかった黄ばみや黒ずみも、一度で取れることがあるんです。
そんなクリーニング店の中でも特におススメなのが、「宅配クリーニング」。
「宅配クリーニング」は普通のクリーニング店とは違って、店舗まで衣類を持っていく、取りに行く必要がありません。
24時間ネットで注文も可能で、クリーニング品の集荷・配達まで行ってくれるので、忙しい方にとってはとても便利なサービスなんです。
6.まとめ
お気に入りの服は、よく着るからこそ着用回数も汚れの蓄積も多くなり、汗染みができやすいです。
どうしても落とせないと「捨てるしかないのかな…」と思ってしまいますが汗染みや黄ばみは、今回ご紹介した方法でおこなえば、しっかり落とすことができます。
でも、時間が経過してしまった頑固な汚れなど、自分ではどうしても落とせない場合は、「宅配クリーニング」に依頼するのがおすすめです。
衣類を長持ちさせ、お気に入りの服をもっと長く楽しみましょう。