こたつ布団をクリーニングに出す場合の料金相場
寒い季節に活躍するこたつ。こたつ布団のクリーニングはどのようにしていますか?
こたつ布団を1シーズン使うと、食べこぼしや飲みこぼしなどの汚れが気になるものです。
大きくてかさばるこたつ布団は、自宅で洗うのも大変。かといって、こたつ布団の汚れを放置していたらシミや臭い、カビの原因にもなるので、しっかり洗うことが必要です。
そこでおすすめなのがクリーニングです。
クリーニングに出せば、プロの技術でこたつ布団の生地を傷めることなく確実に汚れを落としてくれます。また、クリーニング後のキレイなままで保管してくれるクリーニング店も。
今回は、こたつ布団をクリーニングに出すのがおすすめな理由や注意点、保管方法などをご紹介します。
毎年コタツのシーズンが終わったときに、こたつ布団をクリーニングに出してキレイにしましょう。
そうすれば、来年もキレイなコタツ布団で快適なコタツ生活を過ごせますよ!
1. こたつ布団をクリーニングに出すのがおすすめな理由
こたつ布団は、自宅で洗うこともできますが、浴槽で洗ったり、中までしっかり乾燥させるには手間がかかります。また、間違った洗濯をすると嫌な臭いや傷みの原因にもなりかねません。
まずは、こたつ布団をクリーニングする方がおすすめな理由を見ていきましょう。
クリーニングに出せば手間がかからず楽
こたつ布団はその大きさから、ほとんどの家庭用洗濯機では容量不足で洗うことができません。自宅の浴槽で足踏みをして洗うという方法もありますが、時間もかかり、かなりの重労働になります。
その点、クリーニング店であれば、持ち込むだけで、あとはお任せできます。さらに、宅配クリーニングであれば、自宅までコタツ布団を取にきてくれるので、クリーニング店までもっていくのが面倒という場合は、よりカンタンに依頼ができます。
自宅で洗濯すると乾燥に時間がかかる
こたつ布団を自宅で洗ったあと、乾燥するには天日干しが理想的です。
ただ、中までしっかり乾くように何度も表裏をひっくり返したり、天候や時間によっては十分に乾かないこともあります。布団が生乾きだと臭いやカビの原因にも。
その点、クリーニングに出した場合は布団に適した乾燥方法で、生地を傷めずにしっかり乾かすことができます。
家庭用の洗濯機で洗うと故障の原因になることもある
家庭用の洗濯機でこたつ布団を洗うと、洗濯機のサイズに対してこたつ布団が大きすぎ、洗濯機の故障の原因になることがあります。
一般的に、洗濯機に入れる衣類の量は、容量に対して8割程度が最適だといわれています。
かさばるこたつ布団を、家庭用の洗濯機に入れようとすると、容量を気にせず、押し込んでしまうことも。それにより、洗濯機に大きな負荷をかけてしまい故障につながるケースがあるのです。
無理して洗濯機に詰め込まず、クリーニング店へ出すのがよいでしょう。
自宅での水洗いだと汚れがしっかり落ちない
こたつ布団には、汗や皮脂、食べ物や血液、ホコリなどの汚れがつきます。これらの汚れの中には、水洗いするだけでは落ちない油溶性・不溶性の汚れもあり、水洗いでは十分に汚れが落とせません。
汚れをしっかり落とせずに時間が経つと、シミや黄ばみの原因にも。
様々な汚れに対応できるクリーニングに出して、来シーズンまでキレイな状態を保ちましょう。
コインランドリーに適さない素材の場合がある
コインランドリーで大型の洗濯機や乾燥機を使えば、こたつ布団を洗うこともできますが、注意すべき点があります。
こたつ布団の洗濯表示に洗濯マーク、手洗い表示がついていれば洗うことができますが、真綿やキルティング加工がされていないこたつ布団は、コインランドリーで洗えません。
これらの素材のこたつ布団をコインランドリーで洗濯すると、綿が固まったり、変形してしまう可能性があります。
お持ちのこたつ布団がコインランドリーで洗濯してよい素材かどうか不安な方は、プロのクリーニングにおまかせすることをおすすめします。
2. 【店舗・宅配別】コタツ布団クリーニングの料金相場や仕上がり日数
クリーニング店には、店舗型・宅配型の大きく2種類あります。
宅配型のクリーニングは、自宅で注文からクリーニング品受け取りまでを完結できるので、最近利用が増えているサービスです。
店舗型と宅配型クリーニングでの料金相場や仕上がり日数をご紹介します。
クリーニング店舗に持ち込む場合
店舗型クリーニングに持ち込む場合は、宅配クリーニングよりも料金が安めで、仕上がり日数も短い傾向です。
料金と仕上がり日数の相場は下記のとおりです。
料金の相場 | かけ布団: 3,000円〜4,000円程度 しき布団: 3,000円程度 |
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仕上がり日数の相場 | 7〜10日程度 |
※すべて税込価格です。
ただ、クリーニング店の営業時間内で持ち込みも引き取りもしなければならないので、予定が合わず面倒だと感じる方もいるかもしれません。
宅配クリーニングの場合
宅配型クリーニングでは、自宅までこたつ布団を引き取りに来てくれる上に、クリーニングが完了したこたつ布団を自宅まで届けてくれます。大荷物を持ち運びしなくてよいので、非常に便利なサービスです。
宅配型クリーニングの料金と仕上がり日数の相場は以下のとおりです。
料金の相場 | 3,500円〜6,000円程度 |
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仕上がり日数の相場 | 10〜14日程度 |
※すべて税込価格です。
小さなお子さまがいるなど、外出が難しい方にはおすすめですが、配送の時間を含めると仕上がり日数が店舗型よりかかってしまいます。急いで仕上げたい方は、店舗型クリーニングの方が向いているでしょう。
3. コタツ布団をクリーニングに出すときの注意点
こたつクリーニングに出すときには注意点もあります。
キレイに仕上げるためにも、クリーニングに出す前にチェックしましょう。
洗濯表示と素材をチェックしておく
こたつ布団の洗濯表示と素材は必ずチェックしましょう。
クリーニング店では洗濯表示や素材に合わせて、洗濯方法を選定しています。
水洗い可のマークがついていれば水洗いできますが、ドライクリーニングのマークがついていると、水洗いではなくドライクリーニングになる場合があります。
洗濯表示がドライ、もしくは水洗い不可になっている場合は、お店にクリーニング可能か確認することをおすすめします。
クリーニングが難しい素材の一例は下記です。
- 真綿、シルク素材のもの
- キルティングがないもの
- 特殊素材を使用したもの(炭、磁力素材など)
クリーニング店によって取扱いできない素材は異なるので、事前にお店に確認しましょう。
関連記事:新しくなった「洗濯表示」全41種の見方を徹底解説!
布団カバーやシーツを外しておく
こたつ布団から、布団カバーやシーツは事前に外しておきましょう。
クリーニング店によっては、カバーやシーツはクリーニング対象としていないことがあります。
また、シーツ類がクリーニング対象であってもこたつ布団とは別料金となる場合も。
そのため、クリーニングに出す前には、こたつ布団から必ず布団カバーやシーツを外しておくようにしましょう。
穴やほつれなどがないかチェックしておく
こたつ布団に穴やほつれなどがないか、事前にチェックしておきましょう。
穴やほつれなどがあると、クリーニングする過程で穴が広がり中綿が飛び出す可能性があります。
こたつ布団に穴やほつれなどがあったら、クリーニングに出す前に補修しておきましょう。
4. クリーニング後のこたつ布団の収納・保管方法
せっかくこたつ布団をクリーニングに出しても、正しく収納・保管しないとカビが発生してしまいます。
ここでは、クリーニング後のコタツ布団の収納・保管方法をご紹介します。
ビニールから出して陰干しする
クリーニング後は、こたつ布団をビニールから出して陰干ししましょう。
こたつ布団のクリーニングでは、余熱が残った状態で返却されることがあります。余熱には湿気が含まれているため、そのまま保管するとカビの原因となることも。
多少手間に感じるかもしれませんが、カビを防止するためにも、クリーニング後すぐにビニールから出して陰干しをしましょう。
専用ケースや布製の袋に入れる
こたつ布団を専用ケースや布製の袋に入れることで、カビの原因となるホコリや湿気を防ぐことができます。専用ケースには、プラスチックやダンボールなどさまざまな材質のものがあります。害虫対策として防虫剤も一緒に入れておきましょう。
圧縮袋を使う
こたつ布団の収納スペースを取りたくない方は、圧縮袋を使いましょう。
そのままだとこたつ布団はかなりの大きさですが、圧縮すれば省スペースで収納できます。
しかし、長期間圧縮したまま保管しておくと、こたつ布団のふんわり感が失われてしまうので、ご注意を。
保管サービスを使う
自宅の収納スペースに余裕がない方におすすめなのが、クリーニング店の保管サービス。
クリーニング後、キレイな状態のままで、温度・湿度管理がされた保管庫でこたつ布団を保管してくれるので、安心して次のシーズンまでこたつ布団を保管できます。
自宅の収納スペースもスッキリするだけでなく、布団にとってもよい環境で預けられるので、一石二鳥ですね。
5. こたつ布団の汚れが気になってきたらクリーニングに出しましょう!
今回は、こたつ布団をクリーニングに出すのがおすすめな理由や注意点、保管方法などをご紹介しました。
自宅でコタツ布団を洗うこともできますが、手間をかけずに確実にこたつ布団をキレイにしたい場合は、やはりクリーニングを利用することをおすすめします。
クリーニングには店舗型と宅配型があります。
料金や時間は店舗型の方が利用しやすいですが、かさばるこたつ布団をクリーニング店に持って行くのが大変と感じている方は、宅配型のクリーニングがおすすめです。
それぞれメリットとデメリットがあるので、予算とライフスタイルに合わせてより良い方法を選択しましょう。
さらに、クリーニングに出すときの注意点や収納・保管方法も覚えておくと、次シーズンも気持ちよく使用することができます。キレイなコタツ布団で、快適な冬をお過ごしくださいね。