衣替えにおすすめな時期はいつ?衣替えの手順や収納のコツを徹底解説
ニュースや日常会話の中で、「衣替え」という言葉を一度は耳にしたことがあるでしょう。普段はあまり気にしていない方でも、季節の変わり目にはよく見聞きすると思います。
でも、そもそも「衣替えって何をすればいいの?」「最適な衣替えの時期はいつ?」といったことを詳しく知らないという方もいらっしゃるかもしれません。
そこでこの記事では、衣替えに最適な時期、衣類などの収納のポイントなどについて解説します。
1. 衣替えとは?意味を知ろう
衣替えは「季節に合わせて身に着ける衣類を変える慣習」のことをいいます。学校などの制服は、一般的に6月と10月頃に夏服と冬服を入れ替えることが多く、制服の衣替えならなじみがあるという方もいるでしょう。
また、身に着ける衣類を変えることを意味する「衣替え」ですが、季節に合わせてクローゼットやタンスの中の衣類を入れ替えて収納し直すことも、広く「衣替え」と呼ばれています。
近年では、冷暖房が完備された建物が多くなったり、地球温暖化の影響で気候が不安定になったりと、昔のように決まった時期に衣替えをするケースは減っているかもしれません。
しかし、ある調査では約8割の人が毎年必ず衣替えをすると回答していて、まだ多くの人が季節や気候に合わせて衣類を入れ替えているということがわかります。衣替えのタイミングで、洗濯やクリーニングをはじめ、不要な衣類の処分、収納ケースへの分類などの整理を併せて行っている人が多いようです。
2. 衣替えをするのにおすすめな時期はいつ?
ここからは、衣替えをするのにおすすめな時期はいつなのか、衣替えの目安となる気温に着目して解説していきましょう。
衣替えを行うタイミングの判断は「最高気温」に合わせて行うのがベスト。これは北海道から沖縄まで、どの地域に住んでいる方にも当てはまるため、ぜひ参考にしてみてください。
春の衣替えの目安は最高気温15~20度
まず、春の衣替えにおすすめの気温の目安について見ていきましょう。
週間天気予報を確認し、最高気温が15~20度の日が続くようであれば春物の出番です。
春物が活躍する頃には、ニットのセーターやダウンジャケットが暑くなってくるので、春物を出すと同時に真冬の衣類をしまい始めましょう。
ゴールデンウィークに入るとお出かけする機会が増えるので、遅くとも5月上旬までには冬物をしまっておくのが良いですね。
冬物をしまうタイミングが遅くなると、衣類が大好物の虫たちが卵を産みつけ、秋や冬には衣類が虫食いだらけ…ということになりかねません。「もう今年は着ないかな?」と思う衣類から、早めにしまう準備をしておくことが大切です。
夏の衣替えの目安は最高気温20度以上
次に、夏の衣替えの目安の気温について確認していきます。
週間天気予報で最高気温が20度以上の日が続くようであれば、夏物を出しましょう。
春から夏にかけては、日によって気温の高低差がある時期です。最高気温が高い日があったと思えば次の日は肌寒くなる…など、なかなか快適な服装が読みにくいもの。
そこで、この時期は春物と夏物を一気に入れ替えず、少しずつ行うのがポイントです。
一般的に、気温が20度以下なら長袖が快適といわれているので、肌寒くなる日や朝晩の冷え込む時間帯に備えて、ある程度の春物はとっておき、気温が20度を下回らなくなったら完全に夏物と入れ替えるといいでしょう。
秋の衣替えの目安は最高気温15~20度
夏の終わり頃は、秋に向かって次第に気温が下がっていきます。最高気温が20度以下の日が増えてきたら、そろそろ秋の衣替えを始めましょう。
この時期は、夜との気温差が大きく寒くなる日もあるため、セーターを何枚か準備しておくと安心です。
とはいえ、まだこの時期は厚いガウンやコートなどは必要ない日がほとんどです。少しずつ厚手の衣類を出せるように、前シーズンの衣替え時にひと工夫してみましょう。
例えば、来年の秋に着始める物の順番を考えて、使い始めが早そうな衣類を衣装ケースの上のほうに収納したり、衣装ケース自体を取り出しやすい場所に並べたりすると、スムーズに衣替えができます。
冬の衣替えの目安は最高気温15度以下
最後に、冬の衣替えの気温の目安について確認していきます。
週間天気予報で最高気温が15度を下回り始めたら冬物を出すことを考えましょう。特に体の冷たい部分を温められるマフラーや手袋などは早めに出しておくのがおすすめ。
また、近年では、10月でも最高気温が20度を超える日があり、暑い日が長く続く傾向にありますが、急に寒くなったと感じる前に、サッと羽織れるジャケットやコートを早めに出しておいてもよいでしょう。
3. 衣替えのやり方と注意したいポイント
続いては、具体的な衣替えのやり方と注意したいポイントについて見ていきます。
単に、着なくなる衣類などを入れ替えるだけでなく、次シーズンのことや収納のことを考えて整理しながら行うとよいでしょう。
必要な衣類と不要な衣類に分ける
衣替えは、衣類の整理整頓をする「棚卸し」でもあります。
そこで、今シーズンの役目を終えて収納する衣類を「必要な物」と「不要な物」に分けます。
シーズン中に1回も着なかった服や、着てみたらサイズが合わなくなった服などありませんか?
不要な衣類は、フリマサイトで売ったり、誰かに譲ったりして整理しましょう。まだ使えるものは使い、他人に譲れない物であれば、思い切って処分しましょう。
分類する際は、靴下や下着も忘れないようにしてください。靴下や下着は衣類の中でも特に消耗しやすいため、「穴が空いていないか?」「汚れていないか?」をよく確認して、傷んでいる場合は処分しましょう。
このように、衣替えのタイミングで収納する衣類を整理しておくことで、次のシーズンの衣替えが楽になります。
衣類の種類に合わせてしまえるように収納場所を決めておく
衣替えをするときは、前もって衣類の種類に合わせて収納場所を決めておきましょう。
毎年、同じ場所や同じ衣装ケースにどの衣類をしまうか決めておけば、「あの洋服をどこにしまったか分からなくなった…」といったことを防げます。
また、衣類の種類は、畳んだ方がスペースを取らないもの、シワができるため畳んではいけないもの、圧縮しても大丈夫なものなどさまざまです。種類によって収納場所をそろえておけば、自ずと収納方法も統一されてくるため、効率的に収納できます。
洗濯やクリーニングをしてから衣類をしまう
衣替えでオフシーズンの衣類をしまう際は、クローゼットや衣装ケースなどに収納する前に必ずしっかり洗濯してからしまいましょう。
というのも、一度着ただけでも衣類には汗やホコリが付着しており、そのまま収納すると、たちまちカビや虫の餌食になる恐れがあるからです。
「衣替えで去年の服を取り出してみたら、シミ汚れで着られなかった…」ということにならないように、必ず洗ってキレイにしてからしまいましょう。
衣替えの際に「この服はクリーニング店へ持ち込んだ方が良いのか?自宅で洗えるのか?」と迷った際は、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
クリーニングに出すべき衣類と洗濯頻度とは?スーツはいつ出すの?
ちなみに、自宅で洗濯した場合はできるだけ2、3日かけて乾かしてからしまうようにしましょう。湿気が残って虫が発生する原因となってしまうことがあるためです。防虫剤や防カビ剤を衣装ケースなどに一緒に入れておくのも効果的です。
4. 知っておきたい衣替えの手順と収納のコツ
ここからは、手際よく衣替えを行うために、知っておきたい衣替えの手順と収納のコツをご紹介していきます。
衣替えの基本的な手順
すでにご紹介した内容もありますが、衣替えの基本的な手順をおさらいしておきましょう。
〈衣替えの基本的な手順〉
- 必要な衣類と不要な衣類に分けて、必要な衣類は種類ごとに分ける
- しまう前に洗濯を必ず行う(乾燥はしっかりと!)
- 収納場所をキレイにする
- 気温差が激しい時期に着る服を数着選んでおく
- 衣類の特徴に合わせて収納する(ハンガーに掛ける、収納ケースに入れるなど)
- 収納場所を工夫する(気温の変化に応じてすぐに取り出したい衣類は上段に置くなど)
必ずしもこの手順でやらなければならない、というわけではありませんが、ぜひ参考にしてみてください。
衣替えは天気が良い日に行う
衣替えはカラッと晴れた天気が良い日に行いましょう。これから着る服には問題ありませんが、収納する衣類にとって湿気は天敵。
雨の日のような湿度の高い日に衣替えをすると、収納した衣類がその湿気を帯びたまま収納されることになり、カビや臭いの原因になってしまいます。
衣装ケースから出した衣類が何だかカビ臭いなんて経験はありませんか?
その臭いは収納されていた間にカビが繁殖したことが原因なんです。大切な衣類を清潔な状態で保管するためにも、晴れた日の衣替えをおすすめします。
オフシーズン衣類の収納方法
衣替えのポイントの一つは、衣類の種類や素材によって収納方法を変えることです。間違った収納方法で収納してしまうと、衣類が型崩れしたりシワがつくといったトラブルの原因にもなりかねません。
衣類の種類別に、最適な収納方法をご紹介します。
カットソーの収納方法
カットソーは衣類の中でもシワがつきやすい素材です。そのため、畳むときはシワができないように注意しましょう。特に、襟や袖の部分はシワができやすいので、丁寧に畳むようにしてください。
また、シワを少なくするために、折り目をできるだけ少なく畳むという工夫も大切です。カットソーは素材自体が薄いので、収納スペースの場所を取るということは少ないでしょう。
セーターの収納方法
セーターは衣類の中でも比較的、収納スペースを取ります。できるだけコンパクトに収納したい場合には圧縮袋がおすすめ。圧縮袋を使うことでスペースを1.5~2倍ほど増やすことができるはずです。
ただし、素材によっては圧縮することに向かないセーターもあるので、圧縮しても大丈夫な素材かをあらかじめ確認しましょう。
また、衣装ケースなどに収納する際にはセーターを立てて収納すると、どの柄のセーターがどこにあるのかが一目瞭然。必要なときに取り出しやすくなります。
平置きの場合は、厚手の物を下に薄手の物を上に収納すると、下の物が取り出しやすい上、畳んだ衣類が崩れることが少なくなるのでおすすめです。
コートの収納方法
コートはハンガーに掛けて収納するのが理想的ですが、どうしてもスペースが確保できない場合は2つ折りか3つ折りにして畳みます。
畳む場合は、折り目がつくのを防ぐため、コートの上に衣類を乗せないように注意しましょう。専用の収納ケースを用意したり、クローゼットの上段に置くのがおすすめです。
また、コートをクリーニングに出した際は、仕上がり時に掛けられているビニール袋を外すようにしましょう。
クリーニング店で掛けられる袋は、あくまで汚れ防止用で保管用ではありません。そのまま保管すると、通気性が悪くなり、カビや雑菌が増殖しやすい環境を作ってしまう原因になるので、必ず外しましょう。
スーツの収納方法
スーツもコート同様にハンガーにかけて収納しましょう。特に、パンツスーツの場合、床に裾などがこすれてしまうと汚れや傷みの原因になってしまうため、十分な高さも確保してください。
スーツは摩擦に弱いため、他の服と接触しても大丈夫なように、不織布のカバーなどを掛けてしまうようにしましょう。コートと同様、クリーニング後に掛けられたビニール袋のまま保管しないように注意してください。
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11,550円(1点あたり1,155円) |
15点 |
15,015円(1点あたり1,001円) |
20点 |
17,600円(1点あたり880円) |
「保管なし」コース |
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5点 8,525円(1点あたり1,705円) |
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【「洋服パック保管あり」コースの料金】
衣類の点数 | 「保管あり」コース |
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5点 |
10,340円(1点あたり2,068円) |
10点 |
15,180円(1点あたり1,518円) |
15点 |
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20点 |
24,860円(1点あたり1,243円) |
「保管あり」コース |
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5点 10,340円(1点あたり2,068円) |
10点 15,180円(1点あたり1,518円) |
15点 20,460円(1点あたり1,364円) |
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2点 660円 |
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「防虫加工」に関する詳しい説明は下記の記事でご紹介していますので、こちらも合わせてご覧ください。
クリーニングの「防虫加工」は肌に優しい、臭くない
6. タイミングを見逃さず、効率良く衣替えをしよう!
今回は、衣替えをするのにおすすめな時期をはじめ、衣替えの手順や収納のコツについてご紹介しました。
衣替えをする際は、大切な衣類を守るための工夫や、収納スペースの整理整頓に目を向けるのが大切です。ぜひここでご紹介した内容を参考にして、衣替えを試してみてください。
でも、毎年の衣替えは意外と大変なもの。家事や子育てで忙しい方や、仕事で身の回りのことに手が回らない方などは、宅配クリーニングの活用を検討してみるのもいいでしょう。
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