宅配クリーニングでカビ取りは対応してくれる?料金や予防法も紹介!
衣替え時期に衣服を取り出してみたら「カビを見つけてしまった!」という経験はないでしょうか?
この記事では、宅配クリーニングでもカビ取りが可能なことをはじめ、カビ取りの料金相場、仕上がり日数などについてご紹介します。また、そもそも衣類にカビが生えてしまう原因や予防法についても併せてご紹介するので、参考にしてみてください。
1. 宅配クリーニングでカビ取りは対応してもらえる!
宅配クリーニングでもカビが生えてしまった衣類のカビ取りは対応可能です。
ただし、カビ取りを行う場合は別途料金が発生するなど通常のクリーニングと異なる部分があります。
まず、宅配クリーニングの特徴やカビ取り対応について見ていきましょう。
宅配クリーニングの特徴やメリット
宅配クリーニングとは、自宅にいながらクリーニングの依頼~受取までできるサービスです。
宅配クリーニングのメリットには以下のようなものがあります。
- 宅配便を利用するので、集荷も受け取りも自宅にいながらできる
- インターネットで24時間いつでも申し込みができる
- 長期保管サービスが利用できるお店もある
宅配クリーニングのカビ取り料金の相場
宅配クリーニングでカビ取りをしてもらう場合の料金相場は、通常のクリーニング代にプラスして600~800円(税込)程度かかります。
クリーニング会社によってはカビの範囲で料金が変わり、カビ1点につき〇〇円というお店もあれば、カビの範囲に関わらず衣類1点につき〇〇円という場合もあります。
また、中には「無料シミ抜き」の一部として、軽度のカビであればカビ取りを無料で行ってくれるところもあります。
ただ、あくまでも「無料シミ抜き」対応のため、カビがキレイに落ちきれない可能性があります。
カビ取りにかかる日数
通常の宅配クリーニングは1週間~10日程度で仕上がります。
カビ取りを行う場合、通常クリーニングとは別にカビ取り作業を行うため、通常の仕上がり期間よりも2、3日多くかかるのが一般的です。
カビ取り作業は、生地を傷めないように注意を払いながら慎重に行う必要があるため、通常よりも時間がかかることは避けられません。カビ取りクリーニングに出す際は、通常よりも余裕を持って依頼するようにしましょう。
カビ取りに対応していない店もあるので注意
どの宅配クリーニングでもカビ取りに対応しているわけではありません。そのため、利用前に必ずカビ取りに対応しているか確認が必要です。
まずは、宅配クリーニング会社のホームページの利用案内などを確認し、それでも分からない場合は、メールや電話で問い合わせをしてみましょう。
2. 衣類にカビができる原因は?
そもそも、なぜ衣類にカビができるのでしょうか。
ここでは、衣類にカビができる原因についてご紹介します。
カビが服に付着するため
カビは「胞子」を出しながら増殖していきます。胞子は肉眼では見えないサイズで、とても小さな浮遊物です。
このカビ本体や胞子が衣類に付着することが衣類にカビが生えてしまう原因です。
衣類に付着しているカビの数は、洗濯後よりも着用後の方が圧倒的に多くなるため、衣類を収納する際は必ず洗ってからしまうことが大切です。
一見、何もないように見えても一度着用するだけでホコリやチリ、カビが付着する可能性が高いので、お気に入りの服は必ずしっかりと洗濯してから収納しましょう。
カビが発生しやすい条件
カビは、空気中のあらゆるところに存在しています。
カビが発生しやすい条件については以下の通りです。
- 気温15~30度
- 湿度70%以上
カビが好むのは「湿度」と「水分」です。さらに「栄養源」である皮脂やフケなどの汚れ、ジュースなどの糖分があり「酸素」が豊富な場所では、どんどん増殖します。
衣類にはカビが好む栄養源が付着しやすくなっているため、汚れをしっかり落とさないままでいるとすぐにカビが生えてしまいます。カビが好む条件になりやすいのが、温度や湿度が高い締め切ったクローゼットや押し入れの中です。
3. カビを予防するポイント
続いては、衣類にカビが生えるのを予防する方法をご紹介します。
しっかり対策をとることで、衣類にカビが生えるのを防ぎましょう。
汚れをしっかり落とす
カビは衣類に付着したホコリ・チリ・汗・糖分などの汚れを好み、それらをエネルギーとして増殖していきます。
そのため、着用した衣類を洗濯せずにそのまましまってしまうと、カビにエサを与えている状態となるのです。
着用した衣類は定期的に洗い、汚れがついた状態のままにしないことが大切です。
特に、シーズンオフの衣類を長期間保管する場合は、必ず洗濯してから収納しましょう。
また、厚手のコートなどは頻繁に洗えませんが、消臭・除菌スプレーをかけたり、こまめに優しくブラッシングし、付着物を落としておくのがおすすめです。
しっかり乾かす
カビはジメっとした湿度の高い場所を好みます。衣類を生乾きのままで畳んだり収納したりすると、生地に残っていた水分がこもってしまい蒸発できません。その結果、カビにとって絶好の増殖場所となります。
カビを増殖させないために、洗濯した衣類はしっかりと乾かすようにしましょう。
乾かす際は、ていねいな取り扱いが必要な衣類は除き、部屋干しよりも外の風や日光に当てて乾かすことで、よりカラっとフワフワに乾くため、カビが増殖しにくい上に肌ざわりが良くなり、おすすめです。
クローゼットを定期的に換気する
クローゼットなど衣類の収納場所は閉ざされている空間のため、どうしても水分がこもり、湿度が高くなりやすいです。特に梅雨時期など外気の湿度が高くなる時期はなおさらです。
湿度が高い環境はカビの温床になるため、クローゼット内に湿気がこもらないように定期的に換気をしましょう。
換気の仕方は、5分程度、扉を開けたりタンスの引き出しを開けたりするだけで構いません。
もし部屋の湿度が高めであれば、窓を開けて換気したりエアコンで除湿しましょう。
また、普段からクローゼット内に除湿剤を入れておくと、カビ発生のリスクを減らせます。
クリーニングに出す
衣類にこびりついたカビや胞子は、家庭の洗濯機ではキレイに落とせない場合があります。
コートのような家庭での洗濯が難しい衣類についても同様です。
生地を傷めず、汚れをしっかり落とすためには、宅配クリーニングなど洗濯のプロに任せるのがおすすめ。
無理に自宅で洗おうとせず、高級な衣類やお気に入りの衣類だけクリーニングに出すことを検討するのも一つの手です。
自宅で洗濯して、お気に入りの衣類が着られなくなってしまうよりも、プロのクリーニング店に依頼する方が、結果的にコストパフォーマンスが良い場合もあります。
4. カビ取りには宅配クリーニングがおすすめ
ここからは、衣類のカビ取りを宅配クリーニングに依頼する場合のクリーニング会社の選び方や、おすすめのサービスについてご紹介していきます。
カビ取り対応の宅配クリーニング店を選ぶポイント
カビ取り対応の宅配クリーニングを選ぶ際には、以下のようなポイントに注意して選ぶとよいでしょう。
- 衣類などのカビ取りをしている実績が多い店を探す
- 白いカビは、まず「シミ取り」無料の店に依頼してみる
- 濃い有色カビは「カビ取り加工」のオプションがある店がおすすめ
- 黒カビ対応しているかの確認をする
一般的に衣類に付着しやすい白カビは通常のクリーニングでも落としやすいため、軽度のカビなら無料で落としてもらえるところに依頼してみるのもよいでしょう。
範囲が広いカビや黒カビなどは通常のクリーニングでは落としにくいため、カビ取り専門のオプションがある宅配クリーニングを選ぶことをおすすめします。
オフシーズンは保管サービスを使うのも便利
宅配クリーニングの中には、オフシーズンの間に衣類を預かってくれる「保管サービス」を提供しているところもあります。クリーニング店の保管庫は、カビが増殖しにくいように湿度・温度管理がされているため、衣類にとってもベストな場所といえます。
カビの心配がない上に、自宅の収納スペースに余裕ができるので、衣類をたくさん持っている方には特にうれしいサービスです。
5. 衣類にカビが生えないように対策をして、賢くクリーニングを活用しよう!
今回は衣類にカビが生える原因と予防法、カビ取りを宅配クリーニングに依頼する場合の料金相場などについてご紹介しました。
衣類のカビ対策は、水分や衣類の汚れなどに気をつける必要があり、大切な衣類はキレイに洗濯して、しっかりと乾かしてから収納するのがポイントです。
そのため、宅配クリーニングの保管サービスを利用すると、衣類にとって最適な環境で保管してくれるので、カビが増殖する心配もありません。
宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」では、便利な「保管あり」コースがあります。
空調設備が整った環境下で衣類を保管してくれるので、カビのリスクが少ないうえ、自宅でぎゅうぎゅう詰めに保管していた衣類の収納スペースがスッキリするといったメリットもあります。
万が一カビが生えてしまった場合でも、宅配クリーニングでキレイにしてくれるので、この機会に宅配クリーニングリクリに相談してみてはいかがでしょうか?