部屋干しのコツ!すぐに実践できるプロ視点の対策と便利アイテム

UPDATE:2022.05.09
部屋干しのコツ!すぐに実践できるプロ視点の対策と便利アイテム

雨が多い梅雨の時期や、寒い冬は洗濯物が乾きづらいですよね。
そんなとき、やむなく「部屋干し」を選ぶ方も多いのではないでしょうか。

ニオイが残る、ただしい干し方がわからないなどのトラブルも起きやすい部屋干しですが、キレイに仕上げる方法があるんです。

この記事では、クリーニングのプロの視点から部屋干しのコツや室内の洗濯ものに使える便利グッズをご紹介します。
部屋干しでもさっぱりキレイに洗濯を仕上げたい方、必見です。

1. 外干しより部屋干しがおすすめな理由

部屋干しといえば、生乾きなどのデメリットが先に思いつく方もいらっしゃるかもしれませんが、実はメリットがたくさんあります。
まずは、外干しよりも部屋干しがおすすめな理由とメリットを解説します。

天気の影響を受けないから

部屋干しなら、急な雨や風の影響を受けません。
天候を気にせず洗濯できるのは、部屋干しならではのメリット。

にわか雨や夜遅い時間の洗濯も、部屋干しなら問題ありません。
仕事などで長時間外出する機会が多い人も安心です。

小さい花粉やゴミがつかないから

外干しすると、目に見えない花粉やゴミが洗濯物に付着します。
せっかく洗濯した衣服などにアレルゲンやゴミが付くのでは、洗濯した意味が半減してしまいます。

部屋干しなら、花粉などのアレルゲンが付く心配がありません。
花粉症をお持ちの方や外の空気の汚れが気になる方には、部屋干しがおすすめです。

紫外線による変色を防げるから

衣類の生地や使用している染料によっては、紫外線や排気ガスに含まれる化学物質と反応を起こす場合があります。
それが、衣類の日焼けや退色・変色といったトラブルにつながるのです。
部屋干しは、実は衣類を長持ちさせるのに適した干し方といえるでしょう。

2. 部屋干しのコツ【洗濯のやり方編】

メリットがたくさんある部屋干しですが、嫌なニオイなどをつけないようにするにはコツがあります。
洗濯するときに注意すべきポイントから解説します。

一度に洗濯する量を減らす

部屋干しをする場合は、一度の洗濯量を少なめにしましょう。
洗濯する衣類の量が多いと、汚れや洗剤が十分に落ちず、干すスペースも確保しにくくなります。
その結果、衣類に残っている汚れや洗剤から雑菌が繁殖したり、十分に乾燥できず、部屋干し特有の嫌なニオイが発生したりするのです。

部屋干しする場合は、回数を分ける・こまめに洗うなどの調整をしましょう。
衣類を干すときに十分スペースを取れる量が、一回分の洗濯の目安です。

お湯につけ置きしてから洗濯する

部屋干しにより発生するニオイは、洗濯で落としきれなかった皮脂やたんぱく質、それらを栄養にして繁殖する雑菌が原因です。
こうした皮脂などの脂溶性の汚れや雑菌には、お湯で洗うのが最適。
部屋干しするときは、お湯を使って洗濯するようにしましょう。

洗濯前に衣類を熱めのお湯につける、洗濯機の温水モードを利用するなど汚れや菌を落ちやすくする工夫をすれば、部屋干しでもニオイが気にならなくなります。

洗剤や柔軟剤はニオイや菌に強いものを使う

部屋干しする際、洗剤や柔軟剤はニオイや菌の繁殖を抑えるタイプのものを使いましょう。
除菌・抗菌作用のあるタイプや、部屋干し用の洗剤や柔軟剤が有効です。

部屋干しに適した洗剤や柔軟剤がない場合は、酸素系漂白剤や重曹で代用できます。
酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤とは違い漂白力がおだやかなので、色柄物でも安心して洗えます。
重曹はニオイを取る効果があるため、おすすめです。

洗剤・柔軟剤・酸素系漂白剤や重曹は、必ず衣類等の洗濯表示を確認してから使用してくださいね。

関連記事:部屋干しの臭いの原因は?臭わない洗濯方法や干し方のコツを解説!

厚手のものは乾いたタオルで包んで脱水する

厚手の衣類は乾くのに時間がかかります。
長時間水分を含んだ状態では衣類にカビや雑菌が繁殖するため、厚手のものは脱水時に乾いたタオルで包みましょう。

脱水時に乾いたタオルを洗濯槽に入れると、ほかの衣類の水分も吸い取ってくれます。
こうすることで、脱水効果が高まり、乾燥にかかる時間が短縮できるので、部屋干しによるニオイの発生を防げるというわけです。

3. 部屋干しのコツ【干し方編】

トールハンガーに室内干しする

部屋干しを成功させるには、洗濯物を干す際のコツを知っておくことも大切です。
ここからは、衣類を干す際のコツをご紹介します。

風通しのよい場所で間隔をあけて干す

衣類は風通しのよい場所で、間隔をあけて干しましょう。
空気が通りやすいと、衣類に含まれた水分は早く蒸発します。

濡れた衣類同士が密着した状態や、ハンガーに衣類をふたつ折りにして干した状態では、乾くのが遅くなりニオイの原因になります。

干すときは、衣類の間隔を10㎝ほど空けて干すようにし、衣類が空気に接する面積を広めにとるようにしてください。

窓や壁の近くは避ける

窓や壁の近くは空気の循環が悪いため、乾きが遅くなります。
衣類を干す際は、窓や壁の近くは避けましょう。

カーテンレールや壁掛けのフックを利用して衣類を干すとカーテンや壁にカビが生えることもあるため、あまりおすすめできません。
室内用の物干しスタンドなどを部屋の中心に置いて利用すると、衣類が早く乾きますよ。

扇風機や除湿機を使う

部屋干しした衣類を早く乾かすのに有効なのが、扇風機や除湿器。
扇風機で室内に風の流れを作ると、衣類の水分が蒸発しやすくなります。

除湿器やエアコンの除湿機能で湿度を下げるのも効果的です。

扇風機やサーキュレーター・除湿器やエアコンをうまく活用して乾かしましょう。

浴室で部屋干しする際はしっかり換気する

浴室の乾燥機や換気扇も部屋干しの強い味方です。
乾燥機や換気扇で風の流れを作れば、部屋干しでも衣類が早く乾きます。

浴室に衣類を干すと、部屋の景観を損ねないなどのメリットも。
浴室に室内用物干しスタンドを置くスペースがあれば、洗濯物の量が多い場合でも効率よく干せます。

4. 部屋干しに便利なアイテム

室内干しスタンドと除湿器

部屋干しを失敗させないためは、便利グッズの活用も効果的です。
役立つアイテムをご紹介します。

部屋干し用洗剤

部屋干しの嫌なニオイは、衣類に発生する雑菌が原因。
部屋干しの際は、雑菌の繁殖を防ぐ部屋干し用洗剤を使用しましょう。
除菌・抗菌効果の高い洗剤には、粉末・液体などさまざまなタイプがあり、それぞれ特徴が異なるため、洗濯する衣類に合わせて選んでくださいね。

部屋干し用洗剤と併せて、防臭効果や抗菌効果の高い柔軟剤の活用もおすすめです。

物干しスタンド

室内用の物干しスタンドがあると、場所を選ばず衣類が干せます。
シンプルなタイプから連結パイプで干す場所を増やせるタイプなど、その種類は様々。
大型であれば、ふとんなどの寝具を干すことも可能です。
使わないときはたたんでしまっておけるため、収納スペースも気にせず、使いやすい便利グッズといえます。

洗濯ハンガー

洗濯ハンガーは洗った衣類を等間隔、または広げて干せる仕組みのハンガーです。
複数持っておくと効率よく衣類が干せます。

丸形・角型・パラソル型などがあり、衣類に合わせて選び活用しましょう。
浴室乾燥機用など、干す場所にあわせたタイプもあります。

除湿器

除湿器があると部屋干しでも衣類が早く乾きます。
特におすすめなのがコードレスタイプや充電式タイプです。
これらのタイプはコンセントがないため、スペースに合わせて乾きやすい位置に設置できます。

物干しスタンドの下に除湿器を置くと、衣類の水分を上手に吸い取ってくれますよ。

干す場所の広さに適した製品を選び、かしこく衣類を乾かしましょう。

エアコンハンガー

エアコンハンガーは、エアコンに引っかけるハンガーです。
エアコンの風が衣類に直接あたるため、乾燥時間を短縮できます。

物干しスタンドを室内に置けない場合でもエアコンがあれば利用できるので、部屋干しのスペースが取れない方におすすめのアイテムです。

5. 部屋干しのコツをつかんで衣類を長持ちさせよう

室内干しする

干し方のコツさえつかめば、部屋干しによるトラブルを回避できます。

また、部屋干しには、日光による衣類の劣化を防いだり花粉や空気中の汚れの付着を防いだりするなど、メリットがたくさんあります。

部屋干しを失敗しないためにも、部屋干し用洗剤や室内用物干しスタンド、洗濯ハンガーなどの便利グッズを一緒に使いましょう。

もし部屋干しに失敗して衣類にニオイがついてしまうと、雑菌を完全に取り除かないといけないため、簡単には落ちません。
そこで、利用したいのがプロのクリーニングです。
クリーニング店は家庭用よりは洗浄力が高い洗剤や、洗濯機・乾燥機を取り揃えているので、部屋干しに失敗したときのニオイもキレイに落とせます。

クリーニング店をお探しの方へおすすめしたいのが、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」。
リクリは、創業50年以上・約200店舗を運営するクリーニング店です。
その実績から、衣類は1着ずつ検品し、衣類の状態に合わせて洗濯方法を変えるなど、一着一着丁寧にクリーニングするというこだわりよう。
プロの知識と技術を駆使してお客様の衣類を洗うため、ご家庭では解消が難しい部屋干しのニオイも安心して任せられます。
気になる方は、一度リクリをチェックしてみてください。

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