防虫剤の成分と注意点
衣類の害虫は、人間に直接害があるわけではないのですが、お気に入りの一着を食べられたりするとムカッときますよね。
大切な衣類を守るために、防虫剤を使っている人は多いと思いますが、防虫剤に使われている成分をご存知でしょうか?
衣類用殺虫剤は固型パック入り、錠剤型シートなどいくつかのタイプあがあります。
防虫剤の有効成分は大きく分けて3つあります。
◆ナフタリン
◆パラジクロルベンゼン
◆ピレスロイド化合物系
代表的な衣類の殺虫剤はナフタリンです。
直接手でさわると皮膚が赤く腫れたり、炎症を起こすこともあります。
パラジクロルベンゼンは頭痛、めまい、全身のだるさ、眼・鼻・のど・の刺激、腎炎などを引き起こす可能性があります。
白内障の危険がある上、発ガン性があるという話も。
人間の体への危険性だけでなく、パラジクロルベンゼン系防虫剤を使うと、衣類の金糸、銀糸、ラメなどが、光沢を失ったり黒く変質することがあります。
ピレスロイド化合物系は無臭のエンペントリン(ピレスロイド化合物)を主成分とするものが多いです。
ピレスロイド化合物系は昆虫類・両生類・爬虫類に対しては非常に強い効果を示す『神経毒』となり、人などの哺乳類と鳥類には基本的に無害だとされています。
・・・でも本当なのでしょうか?
こちらには「量にかかわらず気管へ誤嚥した場合、石油系溶剤により科学性肺炎を発症する可能性あり」ともあります。
毒なので、無害ということはないですね。
大切な洋服を虫食いの被害から守りたい、でも市販の防虫剤は怖い・・・という人は手作りしてみるのもいいのでは?
⇒ カラダに優しい防虫剤!ハーブを使った防虫剤を手作りする方法