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プロに聞く洋服のお手入法
ダイヤキャラ

クリーニングでボロボロに・・・

ネコ

「クリーニングすれば、きれいになる!」
と思って、皆さん大切な洋服を
出してくれます。

なかにはクリーニングに出せば
「新品と同じになる」と
思われている方もいらっしゃいます。

クリーニング屋の使命は、
大切にされている洋服を
一番いい状態に仕上げること。

家庭で洗濯するより
断然キレイになるし
アイロンだって家庭で
アイロンかけるより
めちゃめちゃキレイになります。

プロとしてお金いただいてますんで
当然ですね。

でも、クリーニングに出して
こんなことになることも。

元の状態の写真はありませんが、
ま、この状態で着るような人は
いないと思いますので
まともな状態だったのでしょう。

それがこんなことに
なってしまったんです!

この服の素材、ポリウレタンと言います。

フェイクレザーというほうが
わかりやすいですかね。

本革と同じような質感なのに
本革より全然安く買えます。

ここ10年くらいで増えました。

私もフェイクレザーのジャケット
何着か持っています。

ポリウレタンはソファーの
張地などにも使われています。

ポリウレタン素材のソファーって
長く使っていると
表面にヒビが入ったみたいに
ボロボロになった経験ありませんか?

ポリウレタンは、2種類の化学物質を
結合させ反応させることで
生まれた化合物です。

衣服で利用されるポリウレタンは、
服を作るときに結合させた部分が、
体から出る皮脂や空気中の水分、
大気ガス、熱、紫外線などによって
少しずつ分解されてしまうんです!

まったく着なくても分解されます。

鯛の刺身を冷蔵庫に入れておいて
触りもしないのに
そのうち腐ってしまうのと同じです。

衣類に使われているポリウレタンは
製造されてから2~3年しか持ちません。

ポリウレタン生地が製造されてから
2~3年で1度も着なかったとしても
ボロボロになってしまいます。

最初は目に見えない劣化が
クリーニングによって表面化
することがあります。

それがコレ。

プロのクリーニング店も
こればかりはどうしようもないんです(w_-; ウゥ・・

劣化のはじまりは、
買ったときではなく、
製造されたときからです。

アウトレットとかネットオークションで
洋服を買う人も増えてきましたが、
買ったとしても、すぐに着れなくなって
しまうかもしれません。

ポリウレタン素材を
使った衣類は、いつ製造されたものか
を確認してから買ったほうがいいですよ。

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