結婚式、お葬式、お宮参りなどの冠婚葬祭、お茶会や同窓会などのさまざまなシーンで着物を着る機会がありますよね。
みなさんは着物を着たあとにどのようなケアをされていますか?
毎回クリーニングに出すのは、手間もかかりますし費用もかさみますよね。

実は着物は、正しい手順を踏めば自宅で洗うことも可能なんです!
今回は自宅で着物を洗う手順を紹介します。
大切な着物を長持ちさせたい方は、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

1. 洗濯できる着物かチェックする

反物

自宅で着物を洗濯する前に、洗濯できる着物かどうかを確認することが必要です。
確認方法について詳しく見ていきましょう。

洗濯できる着物の素材はどんな種類?

着物の素材は大きく5つに分かれます。

  • 木綿
  • ポリエステル
  • ウール

この中で、自宅で洗濯できる着物は麻、木綿、ポリエステル、ウールの4つです。
麻は基本的に自宅で洗濯することが可能ですが、水通しがされているか、どんな縫い糸を使っているか、アイロンは可能かなどの注意が必要です。

ポリエステルは化学繊維でできているため丈夫であり、安心して洗濯することができます。

絹は水に浸けると色落ちや変色の原因になり、縮みやすくもなってしまうため、クリーニング店へ持って行くことをおすすめします。

洗濯表示を確認する

洗濯できる着物の素材を確認したら、次は洗濯表示を確認しましょう。
まずは自宅で洗濯できるものかどうかを確認します。

自宅で洗濯できる記号は以下の「水洗い可」マークです。

強さを表す付加記号

洗濯桶の中の数字は、液温を表しているので、着物によってはこの数字が様々です。
桶と桶の下の線があるかどうかをチェックしましょう。

次に、手洗いのみ可能な場合は以下の記号です。

手洗い表示40度

着物はデリケートなので、必ず洗濯表示にしたがって洗濯してください。

2. 着物の洗濯をするためにそろえておきたい物

着物の洗濯をするために揃えておきたいアイテムをご紹介します。

  • 中性洗剤:通常の洗剤より洗浄力が弱く着物の洗濯に適しています
  • 柔軟剤:静電気が起きやすい冬などは静電気の予防になります
  • 着物ハンガー・突っ張り棒:着物を乾かす時に使います
  • 洗濯桶(手洗いの場合):すすぎ洗いや浸け置き洗いをする際に使います
  • 洗濯ネット(洗濯機で洗う場合):脱水の際に着物へのダメージを抑えます

関連記事:自宅でできる?失敗しない浴衣の洗い方・洗濯方法のコツ

3. 着物を洗濯する手順

着物を洗濯するための必要なものを揃えたら、次に着物を洗濯する手順を見ていきましょう。

シミや汚れは前処理をすると落ちやすい

まず、シミや汚れを落としやすくするため、先に前処理を行いましょう。

前処理とは洗濯する前に汚れを落ちやすくさせる処理のことです。
前処理で使うものは、汚れの種類によって分かれます。
食べこぼしや口紅などの油性の汚れに対してはクレンジングオイルで落とすことができます。
汗などの水溶性の汚れに対しては中性洗剤で落ちます。
前処理の方法は共通で、洗剤やクレンジングオイルを直接つけて、タオルやブラシなどで優しくたたきます。
この時、強くたたかないように注意しましょう。

着物を洗濯する時はたたんでから

着物たたむ

洗濯する前に着物をたたんでください。
たたむことで洗濯機の洗いや脱水の時にくしゃくしゃにならないので、洗濯ジワができにくくなります。

たたみ方は本だたみでも袖だたみでも問題ありません。
本だたみとは衽(おくみ:前身頃の襟から裾にかけた布)を中に入れて、背縫を外にして両脇の縫い目を折り重ねて外側に折り、着物を中央から折るたたみ方です。
袖だたみとは背を中心に外側に二つに折り、袖を合わせて適当な長さに折りたたむたたみ方です。

洗濯する

前処理と着物がたたみ終わったら、いよいよ洗濯です。洗濯機と手洗いで洗濯する方法をそれぞれ解説します。

洗濯機で洗う場合

まずは、洗濯機で洗う場合の手順について解説します。

まず、洗濯ネットに着物を入れます。洗剤を入れた後は、洗濯機のモードをドライコースなど水流の弱いコースを選択します。脱水に関しては1分以内など、通常より短い時間で行います。

水流の弱いコースに設定したり、脱水時間を短くすることで着物へのダメージを軽減することができ、色落ちもしにくくなります。

手洗いする場合

次に、手洗いする場合の手順について解説します。

まず、洗濯桶に水を入れます。この時の水温は洗濯表示に記載がある温度にしましょう。
次に洗濯桶に洗剤を入れて溶かし、着物を桶に入れて優しく押し洗いします。こすったり揉んだりするのはNGです。

洗い終わったら桶の水を捨てて着物をすすぎます。泡が出なくなったら終了です。最後に着物にタオルをあてて脱水します。

陰干しをして乾かす

洗った着物の脱水が終わったら陰干しをして乾かします。

干す際に着物の糸が切れない程度にシワを伸ばしておきます。日光に当てると着物の色やけの原因になってしまうので、必ず風通しの良い日陰で干しましょう。

また、干す際は着物の形を崩さないようにするために、専用のハンガーか物干し竿・突っ張り棒などを袖に通した状態で干しましょう。

アイロンがけをする

浴衣にアイロンがけ

着物が乾いたらアイロンがけをします。

アイロンがけをする際の温度は中〜高温で、必ずあて布をした状態でかけます。あて布をすることで生地の伸びやテカリを防ぐことができます。この時スチーム機能は使わないようにしましょう。

また、刺繍や金箔がある箇所にアイロンを当てると熱で取れてしまうため、アイロンは当てないようにしましょう。

もしアイロンを当ててもシワが取れない場合は、あて布の上から霧吹きをかけるとシワが取れやすくなるので、試してみてください。

4. 着物を洗濯する時の注意点

最後に着物を洗濯する時の注意点をご紹介します。

脱水のしすぎ・乾燥機の使用はNG

脱水のしすぎや乾燥機の使用は避けましょう。脱水をしすぎたり、乾燥機を使用したりするとシワの原因になるためです。

脱水をする時はある程度しっとりした状態までで大丈夫です。先にお伝えしたようにタオルでたたく程度の脱水で構いません。

洗濯をするとどうしても縮んでしまう

洗濯機・手洗い問わず、着物を洗濯するとどうしても縮んでしまいます。
これは水に濡らすと伸びていた糸が元に戻ろうと引っ張る力が働き、縮んでしまうためです。
そのため、着用時にぴったり~小さめのサイズの着物を洗濯する際は、自宅では洗わずクリーニング店にお願いしたほうがよいでしょう。

洗剤は中性洗剤を使うこと

着物を洗濯する時は、必ず中性洗剤を使いましょう。

中性洗剤は洗浄力が弱いため着物の洗濯に適していますが、他の洗剤や漂白剤は洗浄力が強くゴワつきや色落ちの原因になってしまうため、使用するのは避けましょう。

5. 着物を正しく洗濯して長持ちさせよう

着物女性2人

ここまで着物の洗濯の仕方や注意点についてご紹介してきました。
まとめると以下の通りです。

  • 自宅で洗濯できる素材は麻、木綿、ポリエステル、ウールの4つ
  • 洗濯する際は中性洗剤、洗濯ネット(洗濯機)、洗濯桶(手洗い)、着物用ハンガーか突っ張り棒を用意
  • 洗濯機を使う際は洗い方や水量・水温に気を付ける
  • 脱水時は脱水モードを短時間で使用するか、タオルでたたいて脱水する

素材をきちんとチェックして、手順を確認しながら気をつけて進めていけば、着物は自宅でも洗濯することができます。
お気に入りの着物だからこそ、愛着を持って丁寧に手入れをして長く着られるようにしたいですよね。
ただし、無理に自宅で洗濯すると着物を傷めてしまう場合もあるので、迷った時はクリーニング店に相談しましょう。

なめらかな肌触りで、美しい光沢を放つシルク(絹)は、軽くて柔らかく、着心地の良い素材です。特別な日に着ていくおしゃれ着やドレスとして人気があります。
そんなシルクは、とてもデリケートな生地のため、洗濯方法を誤ってしまうと、糸がほつれたり色落ちしたりすることも。

この記事では、シルクの素材の特徴や、正しい洗濯方法を解説します。併せて、洗濯に失敗してしまったときの対処法や、シルクを正しく取り扱うコツもご紹介。大切なシルク製品を正しくケアして、長く愛用しましょう。

1. シルク(絹)とは?素材の特徴を知ろう

「シルク」とは?

シルク(絹)は、カイコのまゆから取れる繊維です。光沢のある保温性に優れた素材で、シワになりにくいという特徴があります。
化学繊維に比べて虫食いなどの被害に遭いやすく、正しくケアをしないと、シミや色落ちの原因になってしまいます。

シルクの主成分は人間の皮膚と同じタンパク質で、肌への親和性が高い反面、水に弱く、洗濯機でそのまま洗ってしまうと品質が台無しになってしまうことも。
そのため、正しい洗濯方法でケアすることが大切です。

2. シルクのメリットとデメリットについて

シルク素材の衣類は高級なイメージがありますが、シルクのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

シルクのメリット

シルクには、以下のようなメリットがあります。

  • 破れにくく頑丈
  • 吸湿性、通気性、保温性が抜群
  • 静電気が起こりにくい
  • 独特の美しい光沢感がある
  • なめらかな肌触り

シルクの繊維はカイコのまゆから取るため、繊細で弱くもろいと思われがちです。しかし、伸縮性は繊維の中でも強く、綿や羊毛よりもしなやかで強いという特徴があります。

また、吸湿性や通気性はもちろん、保温性に優れた素材で、暑さや寒さの影響を受けにくいので、シルク素材の衣類は1年を通して快適に心地良く着られます。

シルクのデメリット

一方、シルクには以下のようなデメリットがあります。

  • 紫外線に弱い
  • シミができやすい
  • 摩擦に弱い
  • 傷跡が目立ちやすい

シルクの主成分はタンパク質なので、製品によっては長い時間紫外線を浴びると変色してしまうことがあります。
また、他の衣類や物と摩擦が生じると、生地に毛玉ができたり傷むことも。そのため、洗濯するときは基本的に「手洗いでやさしく」洗う必要があります。

3. シルクを自宅で洗濯する前に確認するポイント

自宅でできる「シルク」の正しい洗濯方法

シルクの品質を保つためには、正しくケアすることが大切です。
ここでは、シルクを自宅で洗濯するときに事前に確認しておきたいポイントを見ていきましょう。

洗濯表示の確認をする

シルクを洗濯する場合には、「洗濯表示」タグを確認しておきましょう。
洗濯表示のマーク例をご紹介します。

洗濯表示を見て、桶マークの中に手の表示がある場合は、水温40度を限度として手洗いができます。
洗濯表示洗濯機40度弱水流
桶マークの下に1本線が入っている場合は、洗濯機で水温40度までで弱い洗濯が可能です。
洗濯表示洗濯機30度最弱水流
桶マークの下に2本線が入っている場合は、洗濯機で水温30度までで非常に弱い洗濯ができます。

シルクはデリケートなので、基本的には手洗いがおすすめです。
洗濯機で洗濯する場合は「手洗いコース」「ドライコース」を選択して、おしゃれ着用の洗剤を使用してください。

色落ちしないか確認する

洗濯機での水洗いができる場合でも、生地をぬらすことによって色落ちや縮んでしまう場合があるため注意が必要です。

「洗濯表示」タグを見て水洗いができることを確認したら、衣類用洗剤で色落ちしないか、事前に確認しておきましょう。

〈用意する物〉
  • 衣類用の中性洗剤
  • ティッシュや白い布
〈色落ちの確認方法〉
  • 中性洗剤を「シルク」の目立たないところに少量だけ付ける
  • 5分ほど放置する
  • ティッシュや白い布で、ポンポンとやさしく叩き、色が移らなければ大丈夫

この方法で、もしタオルに色などが移っていた場合は、洗濯をすると色落ちする可能性があります。その際は、無理に洗濯せず、クリーニング店などに依頼することをおすすめします。

4. 知っておきたい!自宅でシルクを洗濯する方法

「シルク」製品を手洗いで洗う方法

ここからは、自宅でシルクを洗濯する方法について確認していきましょう。

シルクを手洗いで洗う手順

シルクは、衣類や物同士の摩擦に弱いため、基本的には手洗いをおすすめします。
手洗いで洗う場合は、以下の手順を参考にして丁寧に扱いましょう。

  • 20度位のぬるま湯が入った洗面器に中性洗剤を混ぜる
  • 衣類を入れてやさしく押し洗いする(力を入れてこすったり、もんだりしないこと)
  • 洗面器の泡が完全に消えるまで、手早く水を変えながらすすぐ
  • 軽く畳んで水を切り、タオルで挟んで水気を吸い取る(ギュッとひねって絞ったりしないこと)

注意点としては、柔軟剤や漂白剤は絶対に使用しないこと。シルクが傷む原因になるため、必ず中性洗剤で洗うようにしてください。

シルクを洗濯機で洗う手順

「シルク」製品を洗濯機で洗う方法

シルクは手洗いがおすすめですが、「洗濯表示」タグに「洗濯機マーク」が記載されている場合は、自宅の洗濯機でも洗濯できます。ただし、他の衣類と摩擦を起こさないよう、シルク製の衣類のみで洗濯しましょう。
洗濯機で洗う手順は以下の通りです。

  • 汚れが気になる部分が表にくるよう軽く畳み、洗濯ネットに入れる
  • 中性洗剤を入れ、「ドライコース」「おしゃれ着コース」「弱水流コース」のいずれかで洗う
  • 脱水は15〜30秒と短めにする

手洗いと同様、柔軟剤や漂白剤は使用しないようにしましょう。また、繊維が傷まないように脱水は必ず30秒以内にして取り出してください。

5. シルクの干し方とアイロンのかけ方

シルクの品質を保つためには、干し方とアイロンのかけ方にも注意が必要です。干し方とアイロンのかけ方のポイントを見ていきましょう。

シルクの干し方のコツ

洗濯後、水にぬれた状態のシルクは、シワが付きやすく変形しやすいので、なるべく早めに干して乾かしましょう。

干すときは「洗濯表示」タグを確認し、干し方に関する記載があれば、表示通りに干してください。特に記載がないときは、型くずれを防ぎながら乾かすことができる「平干し」がおすすめ。
また、直射日光に当てると変色する可能性があるため、風通しの良い日陰に干すのがポイントです。

その他の注意点としては、乾燥機を使用しないこと。シルクは、熱によって変色や変形する可能性があるので使用しないようにしましょう。
また、ハンガーに掛けたり、洗濯ばさみで留めたりするのは型崩れの原因になるので避けてください。

シルクのアイロンのかけ方のコツ

アイロンがけをする前に、「アイロン不可」のマークが付いていないか、「洗濯表示」タグを必ず確認してください。 マーク例は以下のようなものです。

アイロン仕上げ
〈シルクへのアイロンのかけ方〉
  • 「洗濯表示」タグにアイロンに関するマークがあれば記載に従う
  • アイロンを低温(110~130度)に設定する
  • 衣類が乾いている場合は、霧吹きで少し湿らせる
  • 当て布をしながら短時間でアイロンをかける

シルクは熱に弱いため、完全に乾いた状態で直にアイロンをかけるのは避け、半乾きの状態、または霧吹きで湿らせてからアイロンがけするようにしましょう。このひと手間を怠ると、色落ちしたり変形したりする可能性があるので、必ず行うようにしてください。

なお、シミの原因となるスチームの使用は避けてください。

6. シルクの洗濯に失敗した場合の対処方法

もしも「シルク」の洗濯に失敗したら?

シルクはとてもデリケートな素材です。「誤って他の洗濯物と一緒に洗濯してしまった」という場合、生地が傷んでしまうこともあります。
そんなときのために、シルクの洗濯に失敗した場合の対処法をご紹介します。

シャンプーとコンディショナーを用いた対処方法

シルクは丈夫な繊維でできていますが、直射日光や摩擦に弱いデリケートな一面も。そのため、自宅で洗濯した場合、失敗して光沢感を失ったり生地が傷んだりする恐れもあります。

万が一、シルクの洗濯に失敗したときは、シャンプーとコンディショナーを使用した対処法が効果的です。
以下の方法を試してみましょう。

【シャンプーとコンディショナーを用いた対処法】
※シャンプーとコンディショナーを本来の用途とは異なる目的で使用するため、衣類に想定外の影響が出る可能性があります。そのため、どうしても元に戻したい場合にのみ自己責任で行いましょう。

  • ぬるま湯が入った洗面器にシャンプーを1プッシュ入れて混ぜる
  • 洗面器の中へシルクを30分つけ置きする
  • 洗面器の水を入れ替えて軽くすすぐ
  • ぬるま湯が入った洗面器にコンディショナーを1プッシュ入れて混ぜる
  • 洗面器の中へシルクを10分つけ置きする
  • 洗面器の水を2、3回取り替えながら泡がなくなるまで軽くすすぐ
  • タオルで挟んで水気を吸い取る
  • 直射日光に当たらない風通しの良い場所で、平干しする

シルク素材には、人間の髪の毛と同じタンパク質が含まれているので、髪の毛にやさしいシャンプーやコンディショナーで洗えば、再び光沢感が戻る場合があります。
ただし、この方法でも完全に元の状態に戻るとは限りません。

自宅での洗濯に失敗すると、シルク製品を取り扱うプロでも元に戻すのは難しいので、洗濯に失敗したくない大切な衣類は、クリーニング店にお任せした方が安心です。

7. シルク素材は正しい洗濯方法でケアをして、繊細なシルクの品質を長く保とう!

光沢が美しいシルクの素材は、「肌触りがなめらかで破れにくく、静電気が起こりにくい」というメリットがある反面、「紫外線や摩擦に弱く、シミができやすい」というデメリットもあります。

「シルクを自分で洗濯するのは失敗しそうで不安…」「忙しくて手間をかけて洗濯する時間がない」という方には、宅配クリーニングがおすすめです。プロが素材に合わせた洗濯を行うので安心してお任せできるのはもちろん、宅配クリーニングなら利便性が良くて手軽に依頼ができます。

お気に入りのシルクの着心地の良さを保つために、宅配クリーニングを一度利用してみてはいかがでしょうか?

「ベロア」生地は、肌ざわりがなめらかで保温性も高く、毛布やパジャマ、オシャレ着など幅広い衣類に取り入れられています。
そんなベロア生地に汚れがついたとき、通常の生地とは違うため普通に洗濯してもよいのか疑問ですよね。

今回はベロア生地の特徴や、自宅でできる洗濯・お手入れ方法についてご紹介します。
洗濯から保管するまでの工程にプチテクニックがありますから、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.「ベロア」生地とは?

ベロア

「ベロア生地」とは、毛羽を持つ滑らかな光沢感のある生地を指します。
意外と知らない方も多いかと思いますが、「ベロア」という特定の素材があるわけではないのです。

そのため、「レーヨン」と「絹」が混ざったベロアもあれば、「ポリエステル」でできたベロアもあります。
生地の仕組みや特徴、ベロアの種類には他にどんなものがあるでしょうか。

ベロアの種類や生地の特徴は?

まず、ベロアの特徴は、高級感あふれる見た目や抜群の保温性があるところ。
生地によっては1年中使用できるものもあり、パジャマなど肌ざわりが重視される衣類に使用されることも多いです。

ベロア生地は、パイル(添毛)繊維を下地にV字型に絡めて作られています。
さらに、ベロアとよく比較される生地に「ベルベット」と「別珍」がありますが、これら3種類の生地は用途や構造がそれぞれ異なります。

■ベロア
  • 生地の経糸(たていと)がパイル(添毛)になっている(編物)
  • 主な素材は綿やポリエステル
  • 伸縮性があり、ドレスから少しカジュアルなものまで、幅広く使われている
■ベルベット
  • 生地の経糸(たていと)がパイル(添毛)になっている(織物)
  • 主な素材はレーヨンやアセテート
  • 毛足が長く柔らかい手ざわり感のため、フォーマルドレスやコート、その他にもアクセサリーケースの中敷として使用されることもある
■別珍
  • 生地の緯糸(よこいと)がパイル(添毛)になっている(織物)
  • 主な素材は絹やポリエステル
  • 毛足が短く硬めの手ざわり感のため、ゲタの鼻緒や足袋などに使われている

ベロアは特殊な構造をしているため、通常の衣類に比べて非常にデリケートです。
ベロアが使われた衣類はどのように洗濯すればよいのか、次の章でご紹介します。

2.ベロア生地の洗濯方法

ベロア衣類を洗濯する前に、必ず「洗濯表示」を確認しましょう。
もし「水洗い可」なら、自宅の洗濯機か手洗いで洗います。

ただし、非常にデリケートな衣類なため「水洗い不可」の場合や、洗濯の失敗が不安な場合は「クリーニング店」へ出すことをおすすめします。

ちなみに、ベロア衣類を洗濯する際は、素材への負担が少ないおしゃれ着用洗剤の使用がおすすめです。

商品名メーカー名・販売店名商品の特徴
エマール
洗たく用洗剤(おしゃれ着用洗剤)
花王
  • 洗濯用洗剤にありがちなきつい香りがしない
  • ほのかなリフレッシュグリーンとアロマティックブーケの香り
  • 洗濯後伸ばしながら干すとスチームアイロンを当てたようなシワのない仕上がり
アクロン
洗たく用洗剤(おしゃれ着用洗剤)
LION
  • お洗濯による型崩れや縮みをケアしながら洗える
  • シルキータッチ成分と繊維保護成分が毛玉の発生を防ぐ
  • ほのかなフローラルブーケとナチュラルソープの香り
ボールド
香りのおしゃれ着洗剤
P&G
  • キツすぎず華やかな香りが好きな方におすすめ。好きな香りでリピートしているとの声が多数
  • 型崩れや洗濯シワを防いでくれる
  • 下着、浴衣、レースなどにも対応
  • 洗濯後の衣類がフワフワになる「柔らか仕上げ」仕様
エマール
洗たく用洗剤(おしゃれ着用洗剤)
花王
  • 洗濯用洗剤にありがちなきつい香りがしない
  • ほのかなリフレッシュグリーンとアロマティックブーケの香り
  • 洗濯後伸ばしながら干すとスチームアイロンを当てたようなシワのない仕上がり
アクロン
洗たく用洗剤(おしゃれ着用洗剤)
LION
  • お洗濯による型崩れや縮みをケアしながら洗える
  • シルキータッチ成分と繊維保護成分が毛玉の発生を防ぐ
  • ほのかなフローラルブーケとナチュラルソープの香り
  • ボールド
    香りのおしゃれ着洗剤
    P&G
    • キツすぎず華やかな香りが好きな方におすすめ。好きな香りでリピートしているとの声が多数
    • 型崩れや洗濯シワを防いでくれる
    • 下着、浴衣、レースなどにも対応
    • 洗濯後の衣類がフワフワになる「柔らか仕上げ」仕様

ベロア衣類を手洗いで洗濯する場合

洗濯物の色移り「3つの原因」と「すぐにできる対処方法」を紹介

優しく安全に洗えるため、時間に余裕のある方はできるだけ手洗いで洗いましょう。

■必要なもの
  • ぬるま湯が入った洗面器
  • おしゃれ着用中性洗剤
  • 柔軟剤
  • 洗濯ネット

必要なものをそろえたら、以下の手順に沿って手洗いをしていきます。

①ぬるま湯が入った洗面器に、水量に合わせた洗剤を溶かす
②ファスナーやボタンはすべて閉じ、服を裏返してから水に浸して優しく上から押し洗いする
③水を入れ替えながら泡が出なくなるまですすぐ
④再び水をため、柔軟剤を少量混ぜる。そこにサッと服をくぐらせる。
⑤バスタオルにはさんで水気をとる
⑥服を畳んだ状態で洗濯ネットに入れ、洗濯機で1分〜2分程脱水する

手洗いで洗う際の注意点は、決してゴシゴシと擦らないこと。
少し手間がかかりますが、服へのダメージを最小限に抑えるためにも、必ず押し洗いで洗うようにしてください。
また、きちんとすすぎを行わないと白いシミ(洗剤カス)が残る場合があるので、完全に泡が出なくなるまでしっかりすすぎ洗いをしましょう。

ベロア衣類を洗濯機で洗う場合

ランドリー

ベロア衣類を洗濯機で洗うときは、「ドライコース」や「弱水流」で優しく洗いましょう。
また、目立つ汚れがある場合は、事前に汚れの部分におしゃれ着用洗剤を直接付けて馴染ませておきます。
こうしておくことで、洗剤が汚れに浸透して落ちやすくなります。

では、洗濯機で洗う方法を見ていきましょう。

■必要なもの
  • おしゃれ着用中性洗剤
  • 柔軟剤
  • 洗濯ネット

以下の手順に沿って、洗濯機で洗ってみましょう。

①ファスナーやボタンはすべて閉じ、服を裏返して洗濯ネットに入れる
②ドライコース、または手洗いコースなどの弱水流コースで洗う
③すすぎの際に柔軟剤を入れる
④脱水は1~2分程で取り出す

ベロア生地は水に弱いため、水に浸かっている時間をできるだけ短くするのがポイント!
また、脱水も大きな負担がかかるので、できるだけ短めに済ましましょう。

干し方~アイロンがけの仕方

ベロアのような水に弱くてデリケートな生地は、できるだけ早めに干すのが大事!
乾燥機の使用は、毛羽が傷んだり生地全体の縮みが起こる可能性があるので使用しないでくださいね。

干すときは、基本的には「洗濯表示」に書いてある通りに干しますが、特に記載がない場合は以下の手順で干しましょう。

①一度衣類をバサッとふって繊維に空気を通す
②手で撫でながらシワを伸ばし形や毛を整える
③ハンガーを使用する際は、できるだけ太いハンガーで
④直射日光には当てずに風通しの良い場所で陰干しする

洗ってすぐの湿った状態ならシワが伸びやすいので、干す前にシワを軽く伸ばしておくとアイロンがけの時間を短くできます!

衣類がしっかり乾いたらアイロンがけですが、ベロア生地は熱に弱いため直接熱いアイロンを当てずにスチームアイロンをかけましょう。
スチームアイロンをかける時のコツは、生地から2〜3cmほどアイロンを離すこと。
また、洋服をハンガーに吊るして行うとやりやすいです。
やけどにはくれぐれも気をつけてスチームを噴射してください。

3.ベロア衣類のお手入れ方法

ベロア衣類の日頃のお手入れ方法をご紹介します。
これらのお手入れ方法を実践するのとしないのとでは大違い!
カンタンにできる作業なので、日ごろから実践してみてください。

ベロア衣類を着用した後は?

ブラシをかける

外でついたホコリや汚れは、放置していると生地を傷める原因に。
できるだけ早めに落とすようにこころがけましょう。

〈着用直後のお手入れ方法〉

①帰宅後に専用のブラシでブラッシングする
②毛玉取りで毛玉を取る

また、ベロアは水に弱い素材であるため、洋服用の防水スプレーをかけて事前に対策しておくのもおすすめです。

〈毛がぺちゃんこになった場合のお手入れ方法〉

ベロアの毛はぺちゃんこになってもスチームアイロンで元通り!
2-3でご紹介した方法でスチームアイロンをかけましょう。

ベロア衣類の保管方法は?

ベロア衣類をぎゅうぎゅう詰めにして保管すると、毛が倒れて傷んでしまいます!

そのため「衣装ケース」や「引き出し」の中にはしまわず、ハンガーにかけてクローゼットの中へ。
どうしても「衣装ケース」や「引き出し」の中にしまう場合、軽く柔らかい素材だけでまとめるようにしましょう。

4.まとめ

高級感のある見た目と、肌ざわりがよく保温性抜群の「ベロア」は非常にデリケート。
自宅で洗う場合はできるだけ手洗いがおすすめですが、「水洗い不可」または大切な衣類なら「クリーニング店」へお願いしましょう。

ベロア衣類を長持ちさせるなら、衣類のプロによる洗濯だけでなく帰宅後のブラッシングや収納の仕方にもちょっとした注意が必要です。
正しくお手入れをして、大切なベロア衣類を長持ちさせてくださいね。

マフラーは冬の必須アイテム!
でも、日々のお手入れは、消臭スプレーなどで済ませていませんか?

マフラーは気温が下がるとほぼ毎日身につける物のため、皮脂汚れが溜まりやすく放置すれば生地を傷めることも!

そこで今回は、マフラーを長持ちさせるための適切な洗濯方法と、万が一洗濯に失敗してしまったときの対処法についてご紹介します。
お気に入りのマフラーをできるだけ長く使いたいとお考えの方は、この記事を最後まで読んでマフラーのお手入れをマスターしましょう。

1.マフラーを洗濯する際の注意点

マフラーを洗濯する前に知っておいてほしい注意点について、ご紹介します。

マフラーの素材よりも洗濯表示の確認を

マフラーを洗濯する前に、まず「洗濯表示」を確認しましょう。
全ての洗濯衣類に言えるのですが、「洗濯表示」は衣類により適切な洗濯方法が記載された大切な情報源!

水で洗えると思っていたものが、意外にも水洗いできない場合があるんです。

洗濯する前に、ウールやカシミアなど、素材によって最適な洗い方をネットで調べるより、大切なのは、素材よりも「洗濯表示」。
「洗濯表示」に記載されている内容に従いましょう。

【「水洗い」に関する洗濯表示】

洗濯(水洗い)の洗濯表示

ただしカシミアやウールなど、動物性由来の素材は非常にデリケートなため、「水洗い可」でもできるだけクリーニング店へ持っていきましょう。

マフラーの洗濯頻度は?

マフラーは1シーズンに1回洗うようにしましょう。

洗うタイミングのおすすめは、1シーズンに1回、衣替え時などが出しやすいタイミングです。
もし、汚れがついてしまった場合は、1シーズン終わるまで汚れを放置しておくと落ちにくくなるため、早めの洗濯を心がけましょう。

2.自宅でできる洗濯方法

水洗い可であれば、自宅で洗濯することができます。
ただ、自宅で洗濯する場合、変形したり色落ちする可能性があるので取り扱いには十分気をつけながら進めましょう。

洗濯の前処理をしておく

柔軟剤

マフラーを洗濯する前に、汚れが気になる部分にはあらかじめ「前処理」をしておくと、汚れが落ちやすくなります。

前処理工程では、汚れの部分に、おしゃれ着用洗剤を直接付け、指や洗剤のキャップなどで軽くたたき馴染ませておきます。

この時、部分洗いはせず、そのまま次の洗い工程に進みましょう。
※事前に色落ちしないか確認しておくと安心です。

【マフラーの洗濯におすすめのおしゃれ着用洗剤3選】

商品名メーカー名商品の特徴
アクロンライオン
  • お洗濯による型崩れや縮みをケアしながら洗える
  • シルキータッチ成分と繊維保護成分が毛玉の発生を防ぐ
ウールカシミアシャンプー Cedarentrex(アントレックス)
  • ウールやカシミアの洗濯用に作られている
  • 汚れを落としつつ、毛糸に含まれる天然成分を保護し、つやと風合いを守る
デリケート&ウールウォッシュ 〈おしゃれ着用〉ecostore
  • デリケートな素材の衣類を、ふっくら柔らかく仕上げる
  • 型崩れしにくくシワになりずらい
アクロン
ライオン
  • お洗濯による型崩れや縮みをケアしながら洗える
  • シルキータッチ成分と繊維保護成分が毛玉の発生を防ぐ
ウールカシミアシャンプー Cedar
entrex(アントレックス)
  • ウールやカシミアの洗濯用に作られている
  • 汚れを落としつつ、毛糸に含まれる天然成分を保護し、つやと風合いを守る
  • デリケート&ウールウォッシュ 〈おしゃれ着用〉
    ecostore
    • デリケートな素材の衣類を、ふっくら柔らかく仕上げる
    • 型崩れしにくくシワになりずらい

マフラーの手洗い方法

マフラーはデリケートなため洗濯機より手洗いがおすすめ。
以下の手順で優しく手洗いしていきましょう。

①マフラーの端に付いた紐状のかざりを内側にして、マフラーを洗濯ネットへ入れる
②おしゃれ着用洗剤をぬるま湯と混ぜて桶に入れる
③上から優しく押し洗い
④洗濯ネットごと、マフラーを端からくるくる巻いて軽く絞る
⑤水を入れ替え、洗濯ネットごとマフラーを桶の中ですすぐ
⑥4と5を2回ほど繰り返す(このとき水の中に柔軟剤を入れると、ふわっとした仕上がりになり、静電気を軽減させる効果があります)
⑦洗剤をすすぎ、柔軟剤を全体に行き渡らせたら、最後に洗濯機で洗濯ネットごと脱水

マフラーの干し方

干す前に、軽くシワを両手で伸ばし形を整えます。
端についた紐状の飾りが絡まっていたらほぐしましょう。

マフラーを干すときには、伸びないようM字型に干すのがおすすめ。
干し竿を2本用いてM字型にして干すか、または、伸びないよう平干しする方法もあります。

干し方についても洗濯表示に記載されている場合があるので、干す前に確認しましょう。

【「干し方」に関する洗濯表示】

自然乾燥

マフラーの洗濯に失敗してしまったら?

もしも、マフラーの洗濯に失敗してしまったら、下記のような方法で元に戻しましょう。
アイロンや乾燥機などを使用すると、余計に生地を傷めたり変形したりする可能性があります。

・マフラーが縮んだ場合の対処法
①水洗いする
②洗濯バサミなどで伸ばしたい長さまで伸ばして留める
③そのまま自然乾燥させる

・マフラーが伸びた場合の対処法
①ぬるま湯につける
②戻したい長さに形を整えてドライヤーで乾かす

ただし、これらはあくまでも応急処置ですから、100%元に戻せるわけではないので、注意してください。

3.自宅で洗濯できないマフラーはクリーニング店へ

マフラー

水洗いできない場合は、「クリーニング店」へお願いしましょう!
気をつけておきたいのが、水洗いできなくても洗濯表示に「ドライクリーニング可」と記載がある場合。

洗濯表示に記載されている「ドライクリーニング」は、洗濯機の「ドライコース」ではなく、クリーニング店の「ドライクリーニング」のこと。
そもそも、洗濯機の「ドライコース」とクリーニング店の「ドライクリーニング」は、全くの別物です!
洗濯機の「ドライコース」は、水を使って洗濯槽をほとんど動かさずに、優しく洗うもの。
一方で、クリーニング店の「ドライクリーニング」とは、環境にやさしい特殊な有機溶剤で洗濯するもので、水洗いできない衣類の汚れ落としに最適です。

なので、ドライクリーニング可とあるもの含めて、水洗いできない衣類は全てクリーニング店へお願いするのが安全な洗濯方法ということです。

クリーニング店へ持ち込む際、洗濯表示がないものはお店で断られる場合があるため、「チクチクするから」といって洗濯表示を外さないようにしましょう。

4.洗濯表示タグがないマフラーの洗濯方法は?

手編みのマフラーや、輸入品のマフラーなど「洗濯表示」のないマフラーはたくさんあります。
そんな時は、自宅で洗おうとせず、まずはメーカーやクリーニング店に相談したほうが安心です。

もし、「洗濯表示」がなくても使用されている素材がわかる場合は、アクリルなどの化学繊維なら手洗いで洗濯可能です。
カシミアやウールなどの動物性素材の場合は手洗い可能ですが、縮む可能性があるためできるだけ短時間で済ませ、すぐに乾かしましょう。

5.日頃からできるマフラーのお手入れ

マフラーをできるだけきれいな状態で長く愛用するには、洗濯以外にも日頃からのお手入れが不可欠。
特に外出中に付いたホコリや汚れ、シワはマフラーの生地や繊維を傷めますから、帰宅後すぐにブラッシングしましょう。

もしマフラーがシワになったときは、洗濯表示を確認し、「アイロン可」の場合のみアイロンをかけます。
このとき、繊維を傷つけたり光沢感を失ったりする可能性があるので、あて布をしながらアイロンをかけるようにしましょう。
「アイロン不可」、または記載なしの場合は、スチームアイロンのスチームをかけて手で伸ばしてください。

ここまでマフラーの洗濯方法やお手入れ方法をご紹介してきましたが、それでもわからないことがあれば、やはり衣類のプロにお任せするのが一番です!

6.まとめ

マフラーはウールやカシミアなど非常にデリケートな素材でできている場合もあるため、自宅での洗濯が難しい衣類の一つです。

基本的には、「水洗い可」または「洗濯表示」がないものは手洗いで洗濯し、「水洗い不可」、「自宅での洗濯が不安」な場合は、できるだけクリーニング店を利用するのがおすすめです。

大切なマフラーはできるだけ長く使いたいもの。そんなときには洗濯以外にも、帰宅時にブラッシングするなど定期的なお手入れを心がけましょう。

「レーヨン」は、シルクに似た優しい肌触りと比較的安く購入できるという特徴から、おしゃれな洋服によく取り入れられている人気の素材!
そんなレーヨンにも実は弱点があり、水に弱くシワになりやすいんです。

デリケートな素材の衣類は本来ならクリーニング店で洗ってもらうのが一番ですが、毎回だとお金もかさみ、できれば自宅で洗いたいですよね。
衣類のタグに記載されている洗濯表示と注意点を守れば自宅での洗濯も可能です!

今回の記事では、レーヨン素材の衣類を自宅で洗う方法と注意点についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.「レーヨン」とはどんな素材?

「レーヨン」とはどんな素材?

レーヨンは木材パルプからできた人工の絹糸で、天然植物由来(セルロース)の原料を化学薬品によって再生させているので、土に還り燃やしても有毒ガスが発生しない地球に優しい素材です!

昔は上流階級の人しか手が届かなかった「シルク」を一般の人にも手が届くよう、19世紀後半に開発されたのが始まり。
光沢があり綺麗なドレープが出るブラウスやスカート、ジャケットの裏地やインテリアなどにも利用され、とても肌触りが良く、比較的に安価で手に入ることから、幅広く使用されている素材の1つとして普及しています。

レーヨン素材のメリット

レーヨンには以下のようなメリットがあります。

  • 手触りがいい
  • 静電気が起きにくい
  • 吸湿性が高い
  • 発色がいい

サラリとした肌触りなど、「着心地」へのストレスを軽減してくれるため、裏地など肌に触れる部分によく用いられるんですね。

レーヨン素材のデメリット

レーヨン素材のデメリット

一方でレーヨンにもデメリットがあります。

  • 水と摩擦に弱い
  • 水で縮みやすい
  • シワになりやすい
  • 乾きにくい

木材パルプが原料のため、紙と同様、水に弱くシワになりやすいのです。

しかし生地の加工技術の進歩により、水洗いできるレーヨンが開発されつつあるようで、近いうちに全てのレーヨン素材の衣類が完全に水洗いできる日が来るかもしれません!

2.レーヨンの洗濯方法

水に弱いレーヨン素材は、水に濡れると糸が太くなり、引っ張る力が強くなるため、縮んでしまうことがあります。
縮んだら購入したときと同じ状態に戻すのはかなり難しいです。
その為、家庭での洗濯が難しい素材の1つでもありますが、下記に気をつけながら洗濯できるか見ていきましょう。

レーヨン素材を洗濯する際の注意点

まず、洗う前には、必ず衣類のタグについている「洗濯表示」を確認しましょう!
下図のように、「家庭での洗濯禁止」マークがついている場合は、自宅での洗濯は諦めてクリーニング店にお任せしましょう。

家庭での洗濯禁止
家庭での洗濯禁止

洗濯表示については、「新しくなった洗濯表示 全41種の見方を徹底解説!」コラムも参考にしてみてください。

また、表地は水洗いできる素材であっても、裏地にレーヨンが含まれている場合もあります。
そんなときにはクリーニング店で「ドライクリーニング」をお願いしましょう。

ただ、衣類によってはレーヨンが水に強い繊維と混合して作られていることもあるため、水洗いできる場合もありますのでクリーニング店へ確認してみてください。

レーヨン素材の衣類が「水洗い可能」とわかったとしても、洗う前に試し洗いをするのがオススメです。
というのもレーヨンはデリケートな素材なので、衣類の状態によっては色落ちする可能性があるためです。

<色落ちテスト>

①色移りしてもいい白い布または綿棒を用意
②用意した①に洗剤をつけ、衣類の裏側や目立たない部分を少しこするか軽く叩く
③このとき①に色が付いたら洗濯時に色落ちする可能性「大」です!クリーニング店に出してくださいね。

色落ちしないことを確認してから洗濯するようにしましょう。

洗濯機で洗う

洗濯表示を確認し「家庭洗濯と水洗いが可能」のマークがあれば、自宅の洗濯機で洗うことができます。

<洗い方>

①他の衣類との摩擦を防ぐためレーヨン素材の衣類を洗濯ネットに入れる
②おしゃれ着用洗剤を使用
③「ドライコース」などウール素材でも洗えるコースを選択
④洗う時間は30秒~1分

洗剤はレーヨン素材の衣類にも使用できる肌に優しい「おしゃれ着用」洗剤を使用してくださいね。

【レーヨン素材の服に!おすすめの洗剤5選】

商品名メーカー名特徴
エマール 花王 ・洗濯用洗剤にありがちなきつい香りがしない
・ほのかなリフレッシュグリーンとアロマティックブーケの香り
・洗濯後伸ばしながら干すとスチームアイロンを当てたようなシワのない仕上がり
ドライアップ サンスター ・洗剤を入れた水に3分つけ込むだけで油性の汚れがみるみる落ちるほどの効果
・柔軟仕上げ剤が含まれており、衣類をふんわり仕上げてくれる
・菌の繁殖を防ぐため、陰干ししても臭くならない
プロ・ウォッシュ アスパイラル ・洗えない素材はないくらいの幅広い洗浄力
・衣類の素材を守る成分が91%以上配合
・家庭洗濯NGのレーヨン素材でも短時間なら洗濯可能
※あらかじめ洗剤と水を少しつけて試すこと
無添加シャボン玉スノール
ボトル1000ml
シャボン玉石けん(株) ・手荒れが無くなった!と評判のシャボン玉石けんシリーズ
・合成界面活性剤を使用していないためベビー服から敏感肌な方の服まで使用できる
・柔軟剤不要
・排水された水も環境に優しい
・レーヨン含む合成繊維にも対応
ボールド
香りのおしゃれ着洗剤
P&G ・キツすぎず華やかな香りが好きな方におすすめ。好きな香りでリピートしているとの声が多数
・型崩れや洗濯シワを防いでくれる
・下着、浴衣、レースなどにも対応
・洗濯後の衣類がフワフワになる「柔らか仕上げ」仕様
エマール
花王
・洗濯用洗剤にありがちなきつい香りがしない
・ほのかなリフレッシュグリーンとアロマティックブーケの香り
・洗濯後伸ばしながら干すとスチームアイロンを当てたようなシワのない仕上がり
ドライアップ
サンスター
・洗剤を入れた水に3分つけ込むだけで油性の汚れがみるみる落ちるほどの効果
・柔軟仕上げ剤が含まれており、衣類をふんわり仕上げてくれる
・菌の繁殖を防ぐため、陰干ししても臭くならない
  • プロ・ウォッシュ
    アスパイラル
    ・洗えない素材はないくらいの幅広い洗浄力
    ・衣類の素材を守る成分が91%以上配合
    ・家庭洗濯NGのレーヨン素材でも短時間なら洗濯可能
    ※あらかじめ洗剤と水を少しつけて試すこと
    無添加シャボン玉スノール
    ボトル1000ml
    シャボン玉石けん(株)
    ・手荒れが無くなった!と評判のシャボン玉石けんシリーズ
    ・合成界面活性剤を使用していないためベビー服から敏感肌な方の服まで使用できる
    ・柔軟剤不要
    ・排水された水も環境に優しい
    ・レーヨン含む合成繊維にも対応
    ボールド
    香りのおしゃれ着洗剤
    P&G
    ・キツすぎず華やかな香りが好きな方におすすめ。好きな香りでリピートしているとの声が多数
    ・型崩れや洗濯シワを防いでくれる
    ・下着、浴衣、レースなどにも対応
    ・洗濯後の衣類がフワフワになる「柔らか仕上げ」仕様

手洗いで洗濯する

手洗いで洗濯する

手洗いの場合は押し洗いをします。
生地の傷みを防ぐため、衣類を水につけてから干すまでの工程を10分以内に納めましょう!

<洗い方>

①おけにぬるま湯(30℃くらい)を入れておしゃれ着用洗剤を混ぜる
②衣類を軽くたたんで①につける
③押し洗いする(衣類を上からゆっくり押してパッと離す!を繰り返す)
④30秒~1分ほどで洗濯機の「脱水」をかける

脱水をするとき、薄手の衣類であれば、洗濯機を使わずにバスタオルを広げ、そこに衣類を乗せて巻き込むように脱水しましょう(タオルドライ)。

生地が傷まないよう衣類を押し洗いするときにはゴシゴシ擦らないようにしてくださいね。

干し方

洗濯機や手洗いで洗濯したらすぐに干しましょう。
レーヨンは非常にデリケートな素材なので、正しい干し方で干さないと生地が傷んだりシワの原因に!

衣類の洗濯表示を確認し、どういった干し方が良いのか、確認してください。

自然乾燥

干し方の記載がない時は、直射日光を浴びて色あせしないようにしつつできるだけ早く乾かしたいので、日の当たらない場所でハンガーにかけて陰干し、または型崩れしないように平干しをしましょう。

アイロンの掛け方

アイロンをかけるときもレーヨンが傷まないよう注意が必要です!

ますは、洗濯表示でアイロンがけができるかを確認しましょう。

アイロン仕上げ

アイロンがけ出来るときは、使用するのはスチームアイロン。
長時間かけると傷んでしまうので、10cmを1秒くらいの速さでかけるのがコツです。

また、繊維の向きに沿ってアイロンがけするよう心がけると、型崩れを防ぐことができますよ。

3.まとめ

レーヨン洗濯はクリーニング店へ

レーヨンは肌触りが良く、服に美しい色合いを引き出してくれます。

ただ、水に弱く、長時間浸していると縮んで使えなくなる弱点も。

そんなデリケートな素材だからこそ、確実な洗濯方法はクリーニング店にお願いするのがオススメです。

時間がなく、自宅で洗いたい場合は「水洗い可」の場合のみ、洗濯機や手洗いで洗いましょう。

衣類の素材の特徴を事前に理解して、お気に入りの服を長く楽しんでくださいね。

いつの間にか服にできている毛玉。
服が毛玉だらけになると見栄えや肌触りが悪くなり、大事にしている服の場合は特に気になりますよね。
どうすれば毛玉ができなくなるのでしょうか?

「毛玉ができる原因」や「できやすい服の素材」、また「毛玉をとる効果的な方法」や「防止策」について分かりやすく解説します。
しっかりお手入れして毛玉を取り除き、お気に入りの服を長く愛用しましょう!

1.毛玉ができる原因とは?

毛玉ができる原因とは?

そもそも、どうして毛玉ができるのでしょうか?
毛玉ができる原因は、生地が擦れることによる摩擦です。

洋服を保管したり着用したりするときに生地が擦れて摩擦が生じ、微弱な静電気が発生して繊維同士が絡みます。
こうした絡みが毛玉になるのです。

2.毛玉ができやすい素材

毛玉ができやすい素材

洋服の素材によっては毛玉ができやすい素材と、そうでない素材があります。
例えば「ナイロン」「ポリエステル」「フェルト」「アクリル」などは毛玉ができやすい素材です。

化学繊維でできた素材は強度があるので、生地同士が擦れ合った際にそれだけ強い摩擦が生じます。
一方で化学繊維以外の天然素材でも、「ウール」のように毛玉が生じやすいものもあります。
ウールは摩擦だけでなく時間の経過によっても毛玉が生じる場合があるので、保管には注意が必要。

セーターを長期間クローゼットやタンスにムリヤリ押し込んで仕舞うと、取り出したときに大量の毛玉ができていた・・・ということにもなるんです。

毛織物であるカシミヤも柔らかく、繊維同士が絡みやすいので毛玉ができやすい素材です。
このように、毛玉ができやすい素材の洋服は取り扱いに注意しましょう。

3.これはダメ!やってはいけない取り方

これはダメ!やってはいけない取り方

ついつい気になって取りたくなる毛玉ですが、実は毛玉を取ることは洋服にとってあまり良くないのです。
衣類の毛羽が集まったものを取る「毛玉取り」は、何度も繰り返すと生地をすり減らしていくことになります。
なので、なるべく服を傷つけないない方法でのお手入れがポイントです。

まずは、生地を傷つけてしまう「やってはいけない毛玉の取り方」をご紹介します。
服を長く大切に着たいからこそ、このやってはいけない毛玉の取り方に注意しましょう。

▼絶対にやってはいけない毛玉の取り方▼

コロコロを使う
  • ・実はコロコロは静電気を帯びているので、コロコロで毛玉を取ろうとすると逆効果!
  • ・コロコロを使うと生地同士をすり合わせて摩擦を生じさせているのと変わらないため、毛玉を取るどころか毛玉を生じさせてしまいます。
ガムテープを使う
  • ・ガムテープで毛玉をむしり取ろうとすると、毛玉以外の部分も傷つけることになるので絶対に行なわないでください。
毛玉をむしる
  • ・「むしる」という行為は服に大きなダメージを与えてしまうので避けてください。
  • ・ガムテープを使う場合と同様に服そのものを傷つけてしまいます。

4.自宅でできる毛玉の取り方4選!

自宅でできる毛玉の取り方をみていきましょう。
この方法なら毛玉をすっきり取るだけでなく、服を長持ちさせられますよ。

毛玉取りブラシを使う

毛玉取りブラシを使う

毛玉取り用のブラシを使います。
このブラシでブラッシングすると簡単に毛玉が取れるんです。

服を平らな場所に置き、毛玉ができている所を広げてまんべんなく、優しく撫でるようにブラシをあてていきます。
毛玉の表面をなでるようにブラッシングするのがポイント!
※力を入れ過ぎて強くブラッシングすると、毛玉以外の生地を傷めてしまうので注意してくださいね。

毛玉取り用ブラシは100円ショップなどでも購入することができますよ。

ハサミで切る

ハサミで切る

毛玉はハサミで切って取り除けます。

毛玉ができた範囲が狭い場合や、毛玉が一か所に集中している場合はハサミが適しています。
毛玉ができている箇所を軽くつまんで少しずつ切るのがコツです。
毛玉は小さいので、小さめのハサミを使うとうまく取れますよ。

カミソリで切る

カミソリで切る

自宅にある身近なものだと、カミソリでも毛玉が取り除けます。
カミソリを使う方法は毛玉取りブラシを使う方法と同様に、毛玉が広い範囲にできている場合に適しています。

顔用のT字型カミソリで、毛玉ができている箇所に軽くあてて1つの方向に滑らせるように毛玉を切り取っていきます。
力を入れすぎずに、ゆっくりと剃るようにするのがポイントです。
はやく動かすと毛玉をしっかり剃れませんし、力を入れすぎると毛玉以外の生地を傷める場合があるので注意しましょう。

食器用スポンジを使う

食器用スポンジを使う

意外にも、食器用スポンジも毛玉取りに効果的です。
スポンジの裏のザラザラした部分を使います。
スポンジの裏は「不織布研磨材」という素材でできており、毛玉とこすり合わせると化学繊維同士がからまって毛玉が取れます。

毛玉以外の生地を傷つけないように、毛玉の部分に慎重にあてていくのがポイントです。

5.毛玉を防ぐ方法

毛玉を取る以前に、最初から毛玉ができなければもっといいですよね。
そこで、毛玉を防ぐ方法をご紹介します。

着用後にブラシで整える
  • ・着た後に毛玉取りブラシでブラッシングして毛並みを整えておくと毛玉ができにくいです。
洗濯する時は洗濯ネットに入れる
  • ・洗う前に洗濯表示を確認。
  • ・服を裏返して洗濯ネットに入れて洗濯すると、洗濯時の摩擦を最小限に抑えることができます。
  • ・洗濯コースは「ドライコース」を選択し、デリケートな衣類の洗濯に適したおしゃれ着用中性洗剤を使います。
柔軟剤を使う
  • ・柔軟剤は繊維に柔軟性を与え静電気を防止する効果もあるので、毛玉の発生防止に役立ちます。
同じ服を毎日着ない
  • ・同じ服を毎日着ると、それだけ多く摩擦が生じることになるので毛玉ができやすくなります。
  • ・お気に入りの服を毎日着たいという気持ちは分かりますが、1回着用したら1~2日ほどは服を休ませてあげましょう。

6.まとめ

毛玉の取り方や毛玉を防止する方法

毛玉の取り方や毛玉を防止する方法などをご紹介しました。
毛玉取りは洋服を傷めてしまう可能性があるので、できるだけ毛玉ができないように予防することも大切です。
日頃からしっかりと服のメンテナンスをして、長持ちさせましょう!

冬場にお世話になるニットのセーターやカーディガン。
冬の寒さをしのぐには最適の衣類ですが、衣類についた臭いや汗、しわなど、頻繁に洗えないからこそ気になるのが洗濯方法ではないでしょうか?

いざ、お気に入りの一着を自宅で洗濯しようとすると、心配になるのが「縮み」や「型くずれ」。

しっかりとポイントを押さえて正しい方法で洗えば、自宅でセーターを洗うことはできます。
そこで、今回はセーターを傷めたり縮めたりすることなく、自宅で洗濯する方法をご紹介していきます!

1.セーターを洗う前にココをチェック!

洗濯の前に、必ず「洗濯表示」をチェックしましょう。

「洗濯表示」とは、衣類を水洗いできるかどうかや、その際の水温の上限などを指示する表示のことです。

洗濯表示30度

例えば、この表示であれば、「液温は30°Cを限度とし、洗濯機で通常の洗濯処理ができる」の意味です。
洗濯表示の詳細は、「新しくなった「洗濯表示」全41種の見方を徹底解説!」記事でもご紹介しているので、見てみてください。

洗濯表示を無視して洗濯すると、元の風合いがなくなったり、セーターを傷めてしまうことになるので、必ず確認しましょう。

2.セーターを洗濯するときの注意点

セーターを洗濯する際に、気をつけたい注意点についてご紹介します。
セーターが縮んだなどの失敗を避けるために、しっかりポイントを押さえておきましょう!

洗剤の種類

セーターの洗濯では、衣類用(おしゃれ着用)中性洗剤を使います。

ウールでも化学繊維でも、セーターの生地はとてもデリケートなので、家庭用洗濯用洗剤によくある弱アルカリ性洗剤を使うと、生地がごわごわになるなど傷めてしまう恐れがあるからです。

準備

洗濯の前に汚れている部分をチェックし、前処理を行いましょう。

セーターの袖

セーターの全体を見渡し、特に汚れている部分に衣類用(おしゃれ着用)中性洗剤の原液をつけ、軽く叩いておくと、洗濯の際に汚れが落ちやすくなります。

特に、襟や袖口は汚れやすいので、しっかりチェックしましょう。

洗うとき

セーターの生地を傷めないように、必ず「手洗い」か、洗濯機で洗う場合は「弱水流コース」(手洗いコース・ドライコースなど)で洗うようにしましょう。
手洗いの場合は、荒く擦ったり揉んだりせず、上から優しく押すようにして洗うのがコツです。

乾かすとき

セーターは高温に弱く、縮んでしまうので、乾燥機に入れるのはNGです!

風通しの良い日陰に干して、自然乾燥させましょう。
また、ハンガーにかけて干すと伸びたり型崩れの原因になるので、平干しすると安心です。

3.セーターの洗い方【手洗い編】

では、手洗いでのセーターの洗い方をご紹介します!
洗濯の前には、「前処理」をしておいてくださいね。

洗剤の準備

洗面器などの容器を用意し、30度以下のぬるま湯を注ぎます。

次に、ぬるま湯に衣類用(おしゃれ着用)中性洗剤を入れ、洗浄液を作ります。
メーカーや種類にもよりますが、量の目安としては、水4Lに対して洗剤が10mlほどです。

洗い方

容器に入った洗浄液の中にセーターを浸し、優しく押し洗いします。

押し洗い

生地が傷んでしまうので、荒く擦ったり、揉んだりする洗い方はNGです。
デリケートな素材なので、あくまで「優しく」が基本です。

すすぎ方

次に、容器の中の水を捨て、新たにキレイな水を入れ、先ほどの押し洗いと同じ要領で、「すすぎ」を2回行ないます。
2回目のすすぎの時に、柔軟剤を入れるのがおすすめです。

柔軟剤を入れるとフンワリとした仕上がりになり、静電気の発生を抑えたり、着用した時につく汗の臭いなどに対する、消臭・防臭効果が期待できますよ。

干し方

すすぎが終わったら、洗濯機に入れて、30秒~1分ほど脱水します。
脱水したら、素早く洗濯機から取り出し、風通しの良い日陰で自然乾燥させましょう。

干すときは、「干し方」がとても重要です。
特に、ウール100%のセーターは、干し方を間違えると縮んでしまう恐れがあるので、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。

  • 直射日光の当たる場所は避け、風通しの良い日陰の場所で干す
  • 干す前に、畳んでから両手で叩くなどして、シワを伸ばしたり網目を整えたりする
  • 「平干し専用ネット」を使うか、テーブルやお風呂のフタなどの上に平らな状態で干す
  • 竿にかける場合は、袖が垂れ下がらないよう、身頃と一緒にかけるようにする

こうすることで、セーターの型崩れや縮みを防ぐことができます。

4.セーターの洗い方【洗濯機編】

では、次は洗濯機でのセーターの洗い方をご紹介します!
洗濯機で洗う場合も手洗いと同じく、洗濯する前に「前処理」をしてくださいね。

準備

まずはセーターを裏返し、畳んで「洗濯ネット」に入れます。

洗濯ネット

この時、セーターの汚れが目立つ部分を極力表にして、ボタンがある場合は留めておきましょう。
洗濯ネットのサイズは、衣類を二つ折りにして、ぴったり収まるくらいの大きさがベストです。

洗濯ネットに入れることで、傷みやすいデリケートな生地を保護したり、他の衣類と絡み合ったりするのを防ぐことができます。
セーターの生地は傷みやすいので、洗濯ネットに入れておくと安心ですよ。

洗い方|洗剤の種類

次は、洗濯機に30度以下のぬるま湯を張り、衣類用(おしゃれ着用)中性洗剤を入れて洗濯します。
セーターを傷めてしまうので、冷たい水や、高温のお湯は使わないようにしてください。

また、生地を傷めないように洗濯機のコースは、「手洗いコース」や「ドライコース」など弱水流の設定を選択しましょう。

すすぎ方

洗いが終わると、次は「すすぎ」をします。
この時、柔軟剤を使うとフワフワの仕上がりになり、静電気の発生の防止や消臭効果もあるのでおすすめです。

干し方

すすぎが終わったら、30秒~1分ほど脱水します。

脱水後は素早く取り出し、風通しの良い日陰で干します。
干す前に形を整えてから平干しをするのが、セーターを干す時のポイントです。

こうすることで、型崩れや縮まりを防ぐことができます。
セーターの生地は、ウールも化学繊維も高温に弱いので、乾燥機は使わないでください。

5.キレイに仕上げたいならクリーニングへ

自宅でセーターを洗濯することはできても、カシミヤやお気に入りのセーターは、やっぱり自宅洗いでは不安という方は、クリーニングに出すのがおすすめです。

セーターはデリケートな素材でできているので、自宅で洗濯しようとすると、毛玉がついたり、縮んだり、万が一の失敗も考えられます。
クリーニング店は、「洗濯に関するプロ」としての知識と技術を持っているので、我流で洗濯するより、はるかにリスクを減らせます。

そんなクリーニング店の中でも、特におすすめなのが「宅配クリーニング」です。
「宅配クリーニング」は、普通のクリーニング店とは違って店舗まで持っていく必要が無く、電話やメール一本で集荷・配達まで行ってくれるので、とても便利です。

コロナ禍で、わざわざ店舗まで足を運ばなくても、電話やメール一本でクリーニングしてもらえるのは、とてもありがたいです。
リモートワークが普及してきた今の状況にマッチした、クリーニングサービスですね。
セーターをご自宅で洗うのがどうしても不安な方は、「宅配クリーニング」も検討してみてくださいね。

洗濯物

6.まとめ

しっかりとポイントを押さえて正しい方法で洗えば、手洗いであっても洗濯機であっても、自宅でセーターを洗うことは十分可能です。
でも、縮んでしまったり、元のやわらかい風合いが消え、硬くなってしまうリスクもあることを忘れないでください。

比較的生地が丈夫なセーターは自宅洗いを、お出かけ用や繊細なデザインのセーターはクリーニングに出すなど、使い分けるのがおすすめです。
お気に入りのセーターを長く愛用できるように、ぜひ今回ご紹介した洗濯方法を参考にしてみてください。