自宅で衣類を洗濯するとき、「洗濯表示」タグを確認せず、そのまま洗濯機で洗っていませんか?
お気に入りの衣類を長持ちさせるためには、「洗濯表示」タグを確認して、正しい方法で洗濯することが大切です。

特に、ブラウスやワンピースなどデリケートな素材は、手洗いでの洗濯が推奨されている場合があります。これを守らずに洗濯機で洗ってしまうと、型崩れや縮みなど、衣類の寿命を縮めてしまうことに…。

そこでこの記事では、正しい手洗い方法や、手洗いにすべき衣類の見分け方などについて解説していきます。大切な衣類が長持ちするように、「手洗い」と「洗濯機」を使い分けて、お手入れ上手を目指しましょう!

1. 手洗いとはどんな洗濯方法?

衣類を洗うときの「手洗い」の方法には、「自分の手を使って洗う方法」「洗濯機の『手洗いコース』を利用する方法」の2種類があります。

まずは、文字通り「自分の手を使って洗う方法」を見ていきましょう。
自分の手でやさしくていねいに洗えるため、洋服にケチャップやカレーなどをうっかりつけてしまい、ピンポイントで汚れを落としたいときや、色落ちが心配な衣類を洗濯したいときなどにおすすめです。

もう一つは、「洗濯機の『手洗いコース』を利用する方法」です。
「手洗いコース」は、弱い水流と軽い脱水で衣服の型崩れを防ぎ、素材へ負担をかけないように洗うことができます。
ただし、洗濯機を使うと、きめ細かな力加減の調節ができません。長く愛用したい大切な衣類は、自分の手でやさしく手洗いするようにしましょう。

2. 手洗いで洗濯すべき衣類は?手洗いを判断するポイント

大切な衣類を洗う場合、洗濯機で洗ってもよいのか、手洗いの方がよいのか迷ってしまうこともあります。
ここからは、手洗いにすべき衣類を見分ける方法について詳しく解説していきます。

洗濯表示に手洗いのマークが付いている衣類

衣類に必ずついている「洗濯表示」タグには、衣類の素材や洗濯に関する取り扱い方法や注意点などが記載されています。

実は、洗濯表示は2016年12月に海外の表示と統一されました。洗濯表示の「手洗い」に関する表示を、いくつか確認していきましょう。

旧表示は台形の桶に「手洗イ」と表記されていましたが、新表示では桶の絵に手が描かれています。
基本的には、この手洗いマークが付いた衣類は、洗濯機は使用せず手洗いするようにしましょう。

また、洗濯機で洗えるものの、弱い洗濯方法が推奨されている洗濯表示もあります。

洗濯表示洗濯機40度弱水流
この表示は「液温は40度を限度にして洗濯機で弱い洗濯処理ができる」というものです。
洗濯表示洗濯機30度最弱水流
この表示は「液温は30度を限度にして洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる」というものです。

上記のような「弱い」洗濯が推奨されている洗濯表示がある衣類は、洗濯機の「手洗いモード」などで洗うようにしましょう。

ここで注意したいのが、台形の桶の柄に罰点マークがある場合です。

この洗濯表示は「家庭での洗濯が禁止」という意味です。

上記の洗濯表示がある衣類は自宅で洗わず、クリーニング店に依頼するようにしましょう。

装飾付きの服やおしゃれ着などお気に入りの衣類

装飾がついた衣類やおしゃれ着など、自分がお気に入りの衣類にも、手洗いがおすすめです。

装飾がついた衣類を洗濯機で洗うと装飾が取れてしまう可能性があり、お気に入りの衣類を何度も洗濯機で洗っていると、どうしても縮みやヨレなど傷みが出てしまいます。
お気に入りの衣類を長持ちさせるためにも、できるだけ手洗いをおすすめします。

ピンポイントな汚れを落としたい衣類

頑固な汚れやピンポイントでついた汚れは、洗濯機で洗ってもなかなか落ちないことが多いです。部分的に付着した汚れを取るときにも、手洗いが効果的。

例えば、子供の食べこぼしや泥汚れには汚れた場所を集中的にもみこんで洗う「もみ洗い」がよいでしょう。
また、小さなシミには「叩き洗い」がおすすめです。衣類をぬらした後、スポンジや歯ブラシなどに洗剤をつけて、汚れている部分をトントンと叩いて汚れを落としていく方法です。

ただし、どちらもデリケートな素材には使えませんので、大切な衣類の場合は慎重に行いましょう。

色落ちが心配な衣類

衣類には、素材によって洗い方に関係なく色落ちしやすいアイテムがあります。
特に、購入したばかりの衣類は、洗濯前に必ず色落ちテストを行いましょう。
色落ちテストのやり方は、白い布に洗剤を染み込ませ、洗う衣服の目立たない部分を叩いてみてください。何度か叩いた後に、白い布に色が移ってしまったら色落ちしやすいということになります。

色落ちの可能性がある場合は、無理に自宅でのお手入れはしないでクリーニング店に依頼しましょう。

3. 衣類を手洗いで洗濯する方法

「シルク」製品を手洗いで洗う方法

ここからは、衣類を手洗いする際の具体的な洗い方をご紹介します。
衣類一つ一つの素材やデザインなどに合わせて洗い方を替えることが、お気に入りのアイテムを長く愛用するコツです。

手洗いのさまざまな洗濯方法

手洗いにはいくつかの洗濯方法があり、衣類の素材や汚れ具合により洗い方が異なります。
まず、全ての手洗い方法に共通するポイントとして、以下を守って手洗いをしましょう。

  • 型崩れを防ぐために洗濯物を畳んでから洗濯液につける
  • 汚れている面が表にくるように洗濯物を畳む
  • 洗濯液の量はパッケージに記載された量を守る

次に、4つの手洗い方法についてご紹介します。

押し洗い(セーターやカーディガンなど、厚手の衣類に最適)

ウールのセーターやカーディガンなど、少し厚手の衣類には押し洗いがおすすめです。
押し洗いの手順を確認していきましょう。

  • 40度ほどのぬるま湯が入った洗面器に、おしゃれ着用洗剤を溶かして混ぜる
  • 衣類の汚れた部分が外側になるように畳み、洗面器の中で20~30回軽く押すように洗う

ニットを手洗いする場合は、特に汚れやすい袖や襟、裾が表に出るように畳んで洗うようにしましょう。

アコーディオン洗い(ストールやブラウスなどの薄手の衣類に最適)

次に、ストールやブラウスなど、薄手の衣類を手洗いするときにおすすめのアコーディオン洗いをご紹介します。

  • 40度以下の水と洗剤を洗面器に入れ、衣類を洗剤液にひたす
  • 畳んだ衣類を入れ、洗濯液の中で端をつかみ、アコーディオンを弾くようにやさしく広げて縮めてを20回ほど繰り返す

やさしく、ふわっと洗うのがアコーディオン洗いのコツです。

つかみ洗い(セーターの袖、シャツの襟元に最適)

続いて、セーターの袖やシャツの襟元を洗うときにおすすめの「つかみ洗い」の手順をご紹介します。

  • 30度ほどのぬるま湯が入った洗面器におしゃれ着用洗剤を溶かして混ぜる
  • 汚れが付いた部分を洗面器の中にひたし、衣類を優しくつかんで離すをくり返して汚れを押し出すように洗う
  • 汚れが落ちたら、ぬるま湯にさらして洗剤を落とす

つかみ洗いは、部分的な汚れが気になるときにおすすめの洗い方です。

つけ置き(付着して時間が経った汚れに最適)

最後に、汚れがついてから時間が経った汚れに向いている「つけ置き洗い」の手順を見ていきましょう。

  • 汚れ部分の下にタオルを敷く
  • 汚れ部分を水でぬらし、中性洗剤を付ける
  • 手でやさしくもみ洗いする
  • 軽く水ですすぎ、まだ汚れが残っていたら「酸素系漂白剤」を汚れ部分に直接塗る
    ※「塩素系漂白剤」は色柄物に使用すると色落ちする可能性があるのでご注意ください。
  • 漂白剤に記載された時間通り、しばらく放置する
  • 再び30度くらいのぬるま湯が入った洗面器に中性洗剤を適量入れて溶かす
  • さらに適量の漂白剤を入れ、衣類を30分程度つけ込む(色落ちしていないか時々確認する)

漂白剤の種類や正しい使い方については、以下の記事で詳しくご紹介しているので、併せて読んでみてください。
漂白剤の使い方は?基礎知識と正しい使い方を目的別に徹底解説

衣類の正しいすすぎと脱水の仕方

衣類の正しい脱水とすすぎの仕方

ここまでご紹介してきた方法での手洗いが完了したら、洗濯物をすすぎ、脱水をしましょう。すすぎまでは手洗いを行い、最後に洗濯機で軽く脱水するのもおすすめです。
すすぎと脱水の手順は以下の通りです。

  • 手洗いした衣類を洗濯ネットに入れた後、洗濯機に投入して脱水を選択する
  • 30秒~1分ほどで止める
  • 洗面器に水をためて衣類を入れる(柔軟剤を使う場合はこのときに入れて1~2分ほど浸す)
  • 泡やにごりがなくなるまで、洗面器の水を変えながら2~3回すすぐ
  • すすぎの終わりの段階で柔軟剤を投入し、最後のすすぎをする
  • しっかりすすいだら、再び洗濯機で30秒~1分ほど脱水する

洗濯機では衣類が傷むので脱水したくないという方は、大きなタオルで包んで乾かす「タオルドライ」の方法がおすすめです。時間はかかってしまいますが、やさしく脱水ができるので、傷めたくない衣類の場合は試してみましょう。

衣類の正しい干し方

衣類をしっかりすすいで脱水したら、早めに干して乾かしましょう。干し方は、基本的には衣類に記載された「洗濯表示」タグに従うようにしてください。

ただし、特に洗濯表示の記載がない場合や、カシミア、シルク、リネンなどデリケートな素材でできた衣類の場合は、直射日光に当てると色落ちする可能性があるので、必ず陰干しにしてください。
また、色あせが気になる場合は、衣類を裏返して干すのがおすすめです。

ニットや毛糸のセーターなど、ハンガーに掛けると重みで伸びそうな衣類は平干しで干しましょう。衣類を広げて、地面と平行な形で干すことを平干しといいます。袖が垂れないように地面に平行に広げて干すようにしてください。

4. 忙しくて「手洗い」できない方へ

忙しくて「手洗い」できない

デリケートな素材を使用したブラウスなどは手洗いがおすすめですが、仕事や家事、育児などで忙しい方にとっては、時間をかけて手洗いをするのはとても大変です。
そこで、忙しい方でもストレスなく、大切な衣類のお手入れをできる方法をご紹介します。

洗濯機の「ドライコース」など弱水流モードがおすすめ

忙しくてどうしても洗濯機で洗いたい場合は「ドライコース」で洗いましょう。「ドライコース」は、洗濯槽をほとんど動かさず弱水流でゆするように洗い上げるため、衣類へのダメージが少ないのが特徴です。

洗濯機によっては、「手洗いコース」「おしゃれ着コース」「弱水流コース」などと別の名前で同様の洗い方ができることもあります。洗濯機の取扱説明書などで確認してください。

大切な衣類を洗濯機のドライコースなどで洗う手順については、以下の通りです。

  • 汚れが気になる部分が表にくるように軽く畳み、洗濯ネットに入れる
  • おしゃれ着用洗剤を入れ、「ドライコース」「手洗いコース」「おしゃれ着コース」「弱水流コース」などで洗う
  • 脱水は15~30秒と短時間で済ませる
  • 洗濯物を素早く取り出し干す

複数の衣類をまとめて洗う場合は、柔軟剤や漂白剤が使用できない衣類も混ざっている可能性があるため、「洗濯表示」タグを1着ずつ確認してから使用してください。
また、「脱水」は衣類に負荷がかかるため、必ず30秒以内には取り出すようにしましょう。

宅配クリーニングに全てお任せ

以下に当てはまる方は、洗濯のプロ「宅配クリーニング」がおすすめです。

  • 手洗いが必要と分かっていても家事や仕事で忙しく、洗濯に時間を割けない方
  • 洗濯に失敗したくない衣類をお持ちの方
  • 衣類の数が多く、洗濯表示の確認が大変な方
  • クリーニング店の受付の人に汚れを見られたくない方

宅配クリーニングは、クリーニングの依頼から受け取りまで、全て自宅で完結する便利なクリーニングサービス。

プロにお願いすると、自宅で洗濯するよりも衣類がキレイに仕上がり、洗濯時の衣類へのダメージも抑えることができるので、衣類が長持ちします。
洗濯する手間だけでなく、お店へ行く手間もなくなるため、家事の大幅時短になりますね。

5. 宅配クリーニングは「RE:KURI(リクリ)」がおすすめ

宅配クリーニングの「RE:KURI(リクリ)」

初めての宅配クリーニングなら「RE:KURI(リクリ)」がおすすめ!

初めての方は、「通常のクリーニング店のように細かい要望が伝えられるのか」と、不安に感じますよね。
リクリは、クリーニングの依頼時に届く宅配キットの中に「オーダーシート」が入っており、要望を細かく記載できるので安心です。

さらに、洗濯における全ての工程を自社工場で行っているので、衣類はすぐにクリーニングしてくれます。
洗濯後も空調設備の整った環境できちんと保管されるので、衣類にとっても優しいですね。

「家庭洗濯」と使い分ける!?「洋服パック」のお得な使い方

「全ての衣類を丁寧に洗う時間がない!でも宅配クリーニングはお金がかかる…」。
そんなときは、衣類によって家庭洗濯と宅配クリーニングを使い分けて利用するのがおすすめ!

例えば、以下のような使い分け方はいかがでしょうか?

  • Tシャツや下着など、洗濯機でまとめて洗える衣類は自宅の洗濯機で洗う
  • 薄手のアウターやスカートなど、比較的、手洗いする範囲が狭い衣類は自宅で手洗いする
  • 失敗したくない衣類や手洗いが大変な衣類、「水洗い不可」の衣類はまとめて「洋服パック」へ依頼する

リクリは、まとめて出した方が1点あたりの料金が安くなるので、家庭洗濯が難しい衣類を1シーズンごとにまとめて出すだけでも家事の大幅時短になります!
また、自宅での洗濯で失敗し、衣類がダメになったり寿命を縮めてしまったりすることを考えたら、クリーニング店できちんと洗濯をしてもらう方が洋服も長持ちし、結果的にコストパフォーマンスが良いかもしれませんね。

その他にも、オフシーズンの間は保管してくれるコースもあり、大切なコートやスーツは「洋服パック(保管あり)」がおすすめ。

空調設備の整った安全な場所で保管してくれるので、虫食いやカビを防ぐだけでなく、オフシーズン中は自宅の収納スペースもスッキリします!

【「洋服パック」衣類の点数と料金案内】

※9/1~2/28は「保管あり」コースを受け付けておりません。

※すべて税込価格です。

「RE:KURI(リクリ)」のオプションメニュー

「洋服パック」は、衣類にうれしいオプションメニューも豊富!

OPTION SERVICESオプションサービス

スーツなど通常水洗いできない洋服も専用の洗剤・機械を使い、水洗いをして汗もニオイもスッキリ!

こんな衣類に

・スーツ
・スカート
・コート
(ドライマーク表示のものが対象です)

生地表面にコーティングをすることで雨や食べこぼしなどの汚れから守ってくれます。

こんな衣類に

・ネクタイ
・学生服
・スキーウェア
・白い洋服

衣類を食べる害虫を寄せ付けにくくする防虫加工です。

こんな衣類に

・虫食いが起こりやすいもの
(ウール、カシミヤ、その他の獣毛、シルクなど)

折り目のラインをしっかりキープ。雨にぬれても折り目が長持ち!

こんな衣類に

・ズボン
・スカート

裏地までアイロンがけを行うなど、一点一点手仕上げで行います。そのまましまえるように不織布カバー付き。

こんな衣類に

・礼服
・ブランド品
・大切な衣類
・ワンピース

ご依頼の際は、ぜひオプションメニューも追加してみましょう。

6. 大切な衣類は丁寧に手洗いをして長持ちさせよう!

おしゃれ着をはじめとするデリケートな素材を使用したアイテムは、洗濯機ではなくていねいに手洗いをすることで長持ちさせることができます。手洗いには「押し洗い」「アコーディオン洗い」「つかみ洗い」などの方法があるので、衣類に適した手洗い方法を選択しましょう。

ただ、お気に入りの衣類を全て手洗いしていると手間も時間もかかってしまいます。そんなときにおすすめなのが「宅配クリーニング」です。洗濯のプロに任せると、自分で洗濯するより衣類がキレイに仕上がるだけでなく、洗濯にかかる時間を有意義にすごすことができます。

また、宅配クリーニングなら、自宅にいながら依頼から集荷、受け取りまでできるので、忙しくてクリーニングを依頼する暇がないという方におすすめです。大切な衣類を、手間をかけずにキレイにしたい方は、ぜひ宅配クリーニングを利用してみてはいかがでしょうか。

洋服パックが超おトク

なめらかな肌触りで、美しい光沢を放つシルク(絹)は、軽くて柔らかく、着心地の良い素材です。特別な日に着ていくおしゃれ着やドレスとして人気があります。
そんなシルクは、とてもデリケートな生地のため、洗濯方法を誤ってしまうと、糸がほつれたり色落ちしたりすることも。

この記事では、シルクの素材の特徴や、正しい洗濯方法を解説します。併せて、洗濯に失敗してしまったときの対処法や、シルクを正しく取り扱うコツもご紹介。大切なシルク製品を正しくケアして、長く愛用しましょう。

1. シルク(絹)とは?素材の特徴を知ろう

「シルク」とは?

シルク(絹)は、カイコのまゆから取れる繊維です。光沢のある保温性に優れた素材で、シワになりにくいという特徴があります。
化学繊維に比べて虫食いなどの被害に遭いやすく、正しくケアをしないと、シミや色落ちの原因になってしまいます。

シルクの主成分は人間の皮膚と同じタンパク質で、肌への親和性が高い反面、水に弱く、洗濯機でそのまま洗ってしまうと品質が台無しになってしまうことも。
そのため、正しい洗濯方法でケアすることが大切です。

2. シルクのメリットとデメリットについて

シルク素材の衣類は高級なイメージがありますが、シルクのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

シルクのメリット

シルクには、以下のようなメリットがあります。

  • 破れにくく頑丈
  • 吸湿性、通気性、保温性が抜群
  • 静電気が起こりにくい
  • 独特の美しい光沢感がある
  • なめらかな肌触り

シルクの繊維はカイコのまゆから取るため、繊細で弱くもろいと思われがちです。しかし、伸縮性は繊維の中でも強く、綿や羊毛よりもしなやかで強いという特徴があります。

また、吸湿性や通気性はもちろん、保温性に優れた素材で、暑さや寒さの影響を受けにくいので、シルク素材の衣類は1年を通して快適に心地良く着られます。

シルクのデメリット

一方、シルクには以下のようなデメリットがあります。

  • 紫外線に弱い
  • シミができやすい
  • 摩擦に弱い
  • 傷跡が目立ちやすい

シルクの主成分はタンパク質なので、製品によっては長い時間紫外線を浴びると変色してしまうことがあります。
また、他の衣類や物と摩擦が生じると、生地に毛玉ができたり傷むことも。そのため、洗濯するときは基本的に「手洗いでやさしく」洗う必要があります。

3. シルクを自宅で洗濯する前に確認するポイント

自宅でできる「シルク」の正しい洗濯方法

シルクの品質を保つためには、正しくケアすることが大切です。
ここでは、シルクを自宅で洗濯するときに事前に確認しておきたいポイントを見ていきましょう。

洗濯表示の確認をする

シルクを洗濯する場合には、「洗濯表示」タグを確認しておきましょう。
洗濯表示のマーク例をご紹介します。

洗濯表示を見て、桶マークの中に手の表示がある場合は、水温40度を限度として手洗いができます。
洗濯表示洗濯機40度弱水流
桶マークの下に1本線が入っている場合は、洗濯機で水温40度までで弱い洗濯が可能です。
洗濯表示洗濯機30度最弱水流
桶マークの下に2本線が入っている場合は、洗濯機で水温30度までで非常に弱い洗濯ができます。

シルクはデリケートなので、基本的には手洗いがおすすめです。
洗濯機で洗濯する場合は「手洗いコース」「ドライコース」を選択して、おしゃれ着用の洗剤を使用してください。

色落ちしないか確認する

洗濯機での水洗いができる場合でも、生地をぬらすことによって色落ちや縮んでしまう場合があるため注意が必要です。

「洗濯表示」タグを見て水洗いができることを確認したら、衣類用洗剤で色落ちしないか、事前に確認しておきましょう。

〈用意する物〉
  • 衣類用の中性洗剤
  • ティッシュや白い布
〈色落ちの確認方法〉
  • 中性洗剤を「シルク」の目立たないところに少量だけ付ける
  • 5分ほど放置する
  • ティッシュや白い布で、ポンポンとやさしく叩き、色が移らなければ大丈夫

この方法で、もしタオルに色などが移っていた場合は、洗濯をすると色落ちする可能性があります。その際は、無理に洗濯せず、クリーニング店などに依頼することをおすすめします。

4. 知っておきたい!自宅でシルクを洗濯する方法

「シルク」製品を手洗いで洗う方法

ここからは、自宅でシルクを洗濯する方法について確認していきましょう。

シルクを手洗いで洗う手順

シルクは、衣類や物同士の摩擦に弱いため、基本的には手洗いをおすすめします。
手洗いで洗う場合は、以下の手順を参考にして丁寧に扱いましょう。

  • 20度位のぬるま湯が入った洗面器に中性洗剤を混ぜる
  • 衣類を入れてやさしく押し洗いする(力を入れてこすったり、もんだりしないこと)
  • 洗面器の泡が完全に消えるまで、手早く水を変えながらすすぐ
  • 軽く畳んで水を切り、タオルで挟んで水気を吸い取る(ギュッとひねって絞ったりしないこと)

注意点としては、柔軟剤や漂白剤は絶対に使用しないこと。シルクが傷む原因になるため、必ず中性洗剤で洗うようにしてください。

シルクを洗濯機で洗う手順

「シルク」製品を洗濯機で洗う方法

シルクは手洗いがおすすめですが、「洗濯表示」タグに「洗濯機マーク」が記載されている場合は、自宅の洗濯機でも洗濯できます。ただし、他の衣類と摩擦を起こさないよう、シルク製の衣類のみで洗濯しましょう。
洗濯機で洗う手順は以下の通りです。

  • 汚れが気になる部分が表にくるよう軽く畳み、洗濯ネットに入れる
  • 中性洗剤を入れ、「ドライコース」「おしゃれ着コース」「弱水流コース」のいずれかで洗う
  • 脱水は15〜30秒と短めにする

手洗いと同様、柔軟剤や漂白剤は使用しないようにしましょう。また、繊維が傷まないように脱水は必ず30秒以内にして取り出してください。

5. シルクの干し方とアイロンのかけ方

シルクの品質を保つためには、干し方とアイロンのかけ方にも注意が必要です。干し方とアイロンのかけ方のポイントを見ていきましょう。

シルクの干し方のコツ

洗濯後、水にぬれた状態のシルクは、シワが付きやすく変形しやすいので、なるべく早めに干して乾かしましょう。

干すときは「洗濯表示」タグを確認し、干し方に関する記載があれば、表示通りに干してください。特に記載がないときは、型くずれを防ぎながら乾かすことができる「平干し」がおすすめ。
また、直射日光に当てると変色する可能性があるため、風通しの良い日陰に干すのがポイントです。

その他の注意点としては、乾燥機を使用しないこと。シルクは、熱によって変色や変形する可能性があるので使用しないようにしましょう。
また、ハンガーに掛けたり、洗濯ばさみで留めたりするのは型崩れの原因になるので避けてください。

シルクのアイロンのかけ方のコツ

アイロンがけをする前に、「アイロン不可」のマークが付いていないか、「洗濯表示」タグを必ず確認してください。 マーク例は以下のようなものです。

アイロン仕上げ
〈シルクへのアイロンのかけ方〉
  • 「洗濯表示」タグにアイロンに関するマークがあれば記載に従う
  • アイロンを低温(110~130度)に設定する
  • 衣類が乾いている場合は、霧吹きで少し湿らせる
  • 当て布をしながら短時間でアイロンをかける

シルクは熱に弱いため、完全に乾いた状態で直にアイロンをかけるのは避け、半乾きの状態、または霧吹きで湿らせてからアイロンがけするようにしましょう。このひと手間を怠ると、色落ちしたり変形したりする可能性があるので、必ず行うようにしてください。

なお、シミの原因となるスチームの使用は避けてください。

6. シルクの洗濯に失敗した場合の対処方法

もしも「シルク」の洗濯に失敗したら?

シルクはとてもデリケートな素材です。「誤って他の洗濯物と一緒に洗濯してしまった」という場合、生地が傷んでしまうこともあります。
そんなときのために、シルクの洗濯に失敗した場合の対処法をご紹介します。

シャンプーとコンディショナーを用いた対処方法

シルクは丈夫な繊維でできていますが、直射日光や摩擦に弱いデリケートな一面も。そのため、自宅で洗濯した場合、失敗して光沢感を失ったり生地が傷んだりする恐れもあります。

万が一、シルクの洗濯に失敗したときは、シャンプーとコンディショナーを使用した対処法が効果的です。
以下の方法を試してみましょう。

【シャンプーとコンディショナーを用いた対処法】
※シャンプーとコンディショナーを本来の用途とは異なる目的で使用するため、衣類に想定外の影響が出る可能性があります。そのため、どうしても元に戻したい場合にのみ自己責任で行いましょう。

  • ぬるま湯が入った洗面器にシャンプーを1プッシュ入れて混ぜる
  • 洗面器の中へシルクを30分つけ置きする
  • 洗面器の水を入れ替えて軽くすすぐ
  • ぬるま湯が入った洗面器にコンディショナーを1プッシュ入れて混ぜる
  • 洗面器の中へシルクを10分つけ置きする
  • 洗面器の水を2、3回取り替えながら泡がなくなるまで軽くすすぐ
  • タオルで挟んで水気を吸い取る
  • 直射日光に当たらない風通しの良い場所で、平干しする

シルク素材には、人間の髪の毛と同じタンパク質が含まれているので、髪の毛にやさしいシャンプーやコンディショナーで洗えば、再び光沢感が戻る場合があります。
ただし、この方法でも完全に元の状態に戻るとは限りません。

自宅での洗濯に失敗すると、シルク製品を取り扱うプロでも元に戻すのは難しいので、洗濯に失敗したくない大切な衣類は、クリーニング店にお任せした方が安心です。

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7. 大切な「シルク」なら「RE:KURI(リクリ)」の「プレミアム仕上げ」

洗濯に失敗したくない大切なシルクなら、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」の「プレミアム仕上げ」がおすすめ。

「プレミアム仕上げ」とは、リクリの洋服パックのオプションメニューの一つで、洗濯後の仕上げを1点1点機械と手作業で行い、肌触りと立体感を再現するメニューです。
素材に合わせて縫い目や生地の変形を細かく調整していくので、より良い着心地を実現できます。

さらに、クリーニング後の衣類には「不織物カバー」が付いており、「自宅で受け取ったらそのまましまえる」というのもポイント!デリケートな素材の衣類に特におすすめのメニューです。

とはいえ、シルク1着だけで宅配クリーニングに出すのはもったいない気もしますよね。
そんなときは、シーズン終わりに「しまい洗い」する他の衣類とまとめて一緒に出すのがおすすめ!

まとめて出した方が1点あたりの料金が安くなり、必要な衣類にだけ「プレミアム仕上げ」のオプションを付けることも可能です。通常洗いもデリケート洗いもまとめてお任せできます。

■「プレミアム仕上げ」の料金
1点 770円
2点 1,540円
3点 2,310円
4点 3,080円

※料金は全て税込価格です。

クリーニングに出す衣類のうち、大切な衣類の1点や2点だけでも「プレミアム仕上げ」をつけてはいかがでしょうか?

8. シルク素材は正しい洗濯方法でケアをして、繊細なシルクの品質を長く保とう!

光沢が美しいシルクの素材は、「肌触りがなめらかで破れにくく、静電気が起こりにくい」というメリットがある反面、「紫外線や摩擦に弱く、シミができやすい」というデメリットもあります。

「シルクを自分で洗濯するのは失敗しそうで不安…」「忙しくて手間をかけて洗濯する時間がない」という方には、宅配クリーニングがおすすめです。プロが素材に合わせた洗濯を行うので安心してお任せできるのはもちろん、宅配クリーニングなら利便性が良くて手軽に依頼ができます。

お気に入りのシルクの着心地の良さを保つために、宅配クリーニングを一度利用してみてはいかがでしょうか?

洋服パックが超おトク

毎日のように着る「ワイシャツ」は、汗による黄ばみ・皮脂汚れによる黒ずみ・コーヒー・ボールペンのインクなどで汚れやすいもの。

ワイシャツについた汚れやシミは、時間が経つほど落ちにくくなります!
汚れがついたらその日に洗濯出来ない場合、本当はクリーニング店へ持っていくのがおすすめです。

「でも、毎日着るものだから、クリーニングに出さずに洗濯で落としたい・・・」
そんな方へ、今回は、ワイシャツの汚れを自宅で落とす方法をご紹介します。
さらに、クリーニングに出したかのような仕上がりになる「アイロンがけ」についてもお伝えします。

ワイシャツを新品同様のまま長持ちさせる方法を、ぜひ実践してみてください。

1. ワイシャツを自宅でクリーニングする前に確認すること

自宅でワイシャツを洗濯する前に、必ず以下について確認しましょう。

  • 洗濯表示
  • ポケットの中身
  • 外れかけのボタンがないか?

「洗濯表示」には、どの洗濯方法が適しているのかが記載されています。
「ワイシャツはすべて洗濯機で洗っていいのでは?」と思うかもしれませんが、稀に「手洗い推奨」と記載されたワイシャツがあります。
その場合は手洗いをした方が、ワイシャツが長持ちします。

液温は40℃を限度とし、手洗いができる

胸ポケットなど、ワイシャツのポケットの中身はすべて確認しましょう。
レシートやメモ帳、文房具などが入ったままになっていませんか?
入ったまま洗濯機で洗うと、洗濯機の中で分解されてワイシャツや他の衣類も汚してしまいます。

外れかけのボタンがあったら外しておきましょう。
そのまま洗濯してしまうと、ボタンが欠けていたり破損してしまったり、外れたボタンが見当たらないなんてことも。
洗濯前に外しておき洗濯後にボタンを縫いつけるようにしてください。

2. 【汚れの種類別】自宅でできるワイシャツのクリーニング方法

自宅でできるワイシャツのクリーニング方法

汚れには、水に溶けやすいものと、溶けにくいものがあり、汚れの種類によって適切なワイシャツの洗濯方法が異なります。

ここでは、ワイシャツにつきやすい汚れの落とし方を汚れの種類別にご紹介していきます。

汗による黄ばみ編

ワイシャツは肌に直接触れる部分もあるので、特に汗が付着しやすいです。
たまった汗の汚れは「黄ばみ」の原因になるため、以下の方法で早めに対処しましょう。

【ワイシャツに付着した汗を落とす手順】

①襟や袖口を広げて高温(40~70℃の範囲内)のお湯をかける。
※高温のお湯は汚れを溶かしやすくするほか、除菌効果もあります。
※40~70℃の範囲内で、高温なほどシミが取れやすくなります。
※高温のお湯をかけるときは、ワイシャツのプリントや飾りにダメージを与えないよう注意してください。

②襟や袖口に「部分洗い用洗剤」または「粉せっけん」を「洗濯ブラシ」で叩いてつける。
※ワイシャツや、一緒に洗う他の衣類に「漂白剤不可」の記載がなければ「酸素系漂白剤」もつける

③ワイシャツの前側のボタンを、上から2個ずつくらい間隔をあけてとめる。
※ボタンをとめずに洗うと絡まりやすくなり、型崩れの原因になります。

④汗や皮脂汚れは裏側につきやすいため、ワイシャツの裏側が表になるようひっくり返し「洗濯ネット」へ軽く畳んで入れる。
※「ワイシャツ用」洗濯ネットなら型崩れを防げるので、おすすめです。

⑤洗濯表示に指定がなければ、洗濯機の「標準コース」で洗う。シワが気になる場合は「柔軟剤」をあわせて入れましょう。
※「酸素系漂白剤」を使用した場合、「漂白剤不可」の衣類と一緒に洗わないよう注意!

⑥15~30秒間脱水する。これ以上長く脱水するとシワになりやすいので要注意!

⑦脱水後はシワにならないよう、すぐに洗濯機から取り出し陰干しする。

皮脂汚れによる黒ずみ編

ワイシャツに付着した皮脂汚れがたまってくると、黒ずみになります!
黒ずみは、放置すればするほど繊維の奥へ入り込み取れにくくなるため、以下の手順で落としましょう。
【ワイシャツに付着した黒ずみを落とす手順】

①ワイシャツを広げて、汚れが気になる部分に高温(40~70℃の範囲内)のお湯をかける。
※高温のお湯は汚れを溶かしやすくするほか、除菌効果もあります。
※40~70℃の範囲内で、高温なほどシミが取れやすくなります。
※高温のお湯をかけるときは、ワイシャツのプリントや飾りにダメージを与えないよう注意してください。

②汚れが気になる部分に「粉せっけん」と「酸素系漂白剤」を洗濯ブラシで叩いてつける。
※「酸素系漂白剤」は、ワイシャツが「漂白剤不可」でない場合のみ使用する。

③洗面器に、ぬるま湯と粉せっけん約10gと「酸素系漂白剤」約20gを入れて混ぜる。

④ワイシャツを洗面器の中へ入れて1~2時間つけ置きする。

⑤洗濯表示に指定がなければ、ワイシャツを取り出し洗濯機の「標準コース」で洗濯する。シワが気になる場合は「柔軟剤」をあわせて入れましょう。
※「酸素系漂白剤」を使用した場合、「漂白剤不可」の衣類と一緒に洗わないよう注意!

⑥15~30秒間脱水する。これ以上長く脱水するとシワになりやすいです。

⑦脱水後はシワにならないよう、すぐに洗濯機から取り出し陰干しする。

目立つ水溶性の汚れ編(コーヒー・ケチャップ・しょうゆなど)

食事の最中に、うっかりワイシャツに汚れをつけてしまったときは、汚れが繊維に奥深く入り込んだり、シミが広がったりするため、あわててティッシュやおしぼりなどで擦らないように!

コーヒーやケチャップや醤油など、「水に溶けやすい汚れ(水溶性)」は水洗いが最適です。
以下の手順で落としましょう。

【ワイシャツに付着した水溶性の汚れを落とす手順】

①ワイシャツを広げて汚れが気になる部分に高温(40~70℃の範囲内)のお湯をかける。
※高温のお湯は汚れを溶かしやすくするほか、除菌効果もあります。
※40~70℃の範囲内で、高温なほどシミが取れやすくなります。
※高温のお湯をかけるときは、ワイシャツのプリントや飾りにダメージを与えないよう注意してください。

②汚れが気になる部分に「粉せっけん」と「酸素系漂白剤」を洗濯ブラシで叩いてつける。
※「酸素系漂白剤」は、ワイシャツが「漂白剤不可」でない場合のみ使用する。

③ブラシを汚れ部分に乗せたまま上からバスタオルを置いて1時間ほど保温する。

④洗濯表示に指定がなければ、ワイシャツを取り出し洗濯機の「標準コース」で洗濯する。シワが気になる場合は「柔軟剤」をあわせて入れましょう。
※「酸素系漂白剤」を使用した場合、「漂白剤不可」の衣類と一緒に洗わないよう注意!

⑤15~30秒間脱水する。これ以上長く脱水するとシワになりやすいです。

⑥脱水後はシワにならないよう、すぐに洗濯機から取り出し陰干しする。

目立つ油溶性の汚れ編(ファンデーション・朱肉・ボールペンなど)

印鑑の朱肉やボールペンのインクが、気づかないうちにワイシャツについていることがありますよね。
女性なら、襟の部分にファンデーションが付くことも!
これらの汚れは「水に溶けにくい汚れ(油溶性)」で、ちょっと手強いです。

以下の手順で根気よく落としましょう。

【ワイシャツに付着した油溶性の汚れを落とす手順】

①ワイシャツを広げて汚れが気になる部分に高温(40~70℃)のお湯をかける。
※高温のお湯は汚れを溶かしやすくするほか、除菌効果もあります。
※40~70℃の範囲内で、高温なほどシミが取れやすくなります。
※高温のお湯をかけるときは、ワイシャツのプリントや飾りにダメージを与えないよう注意してください。

②汚れが気になる部分に「粉せっけん」と「酸素系漂白剤」を洗濯ブラシで叩いてつける。
※「酸素系漂白剤」は、ワイシャツが「漂白剤不可」でない場合のみ使用する。

③ブラシを置いたまま汚れが内側になるよう軽く畳んで5分間放置する。

④水で洗い流し、まだシミが残っていたら②と③を繰り返す。

3. 自宅でできちゃう!?ワイシャツの「のり付け」方法

新品のワイシャツは、パリッとした肌触りがありますよね。これはワイシャツに「のり付け」が施されているから。
実はご自宅の「コーンスターチ」で、この「パリッ」を再現できるんです!

クリーニング店によっては、ワイシャツに「のり付け」を行う際、「コーンスターチ」を原料とした天然のりが使用されることも。
さらに「コーンスターチ」は肌に優しく、市販の「化学のり」よりも肌触りがよくなるので、おすすめです。

【「コーンスターチ」でワイシャツへ「のり付け」する手順】

①コップ2杯分の水とコーンスターチ小さじ2杯ほどを混ぜる。

②混ぜたコーンスターチ液を鍋に入れて火にかけ一煮立ちさせる。

③洗面器に3分の1ほど水を入れてコーンスターチ液を入れて混ぜる。

④洗濯したワイシャツを洗面器の中に入れて1分間つけ置きする。

⑤洗濯機で脱水する。
※のりの効果が薄れるため、乾燥機はおすすめしません。

⑥脱水後はシワにならないよう、すぐに洗濯機から取り出し陰干しする。

4. 洗濯後のワイシャツの干し方&アイロンのかけ方

アイロンは一方向に

仕上がりをワンランク上げる「ワイシャツの干し方」と「アイロンのかけ方」をご紹介します。

ワイシャツを干す際には以下のポイントをおさえましょう。

  • 雑菌が繁殖しシワがつくため、早めにワイシャツを洗濯機から取り出す。
  • 型崩れを防ぐため、ハンガーにかけるときは肩の部分が厚めのタイプがおすすめ。
  • 縫い目に合わせてハンガーにかけた後、軽く叩いてシワを伸ばす。
  • 「洗濯表示」に記載された方法で干す。特に記載がなければ直射日光が当たらない場所で陰干しする。

ハンガーによる型崩れが気になる方は、生地にシワがつかないよう加工された「形態安定シャツ」がおすすめです。

ワイシャツにアイロンをかける際は、「洗濯表示」に記載がある内容を守るようにしてください。特に記載がなければ、中温~高温に設定してアイロンをかけましょう。

身頃などの面積が広い部分はシワがつきやすいため、下記の順番を参考に、狭い部分から広い部分へとアイロンをかけるとキレイに仕上げられますよ。

①襟と肩 ②カフスと袖口 ③袖全体 ④その他全身(身頃) ⑤ポケット

アイロンがけまで終わったら、「パリッ」とした清潔なワイシャツの出来上がりです!

5. 洗濯に時間がかけられないときは、宅配クリーニングにお任せ

アイロンをかける

ワイシャツを清潔に保つには、これまでご紹介した通り、一枚ずつ丁寧な洗濯がポイントです。
とは言っても、洗濯にそれほど時間を避けないときや、洗濯したにも関わらず、しっかり汚れが落ちないときもあります。
そんなときにおすすめしたいのが、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」。

ここまでやってくれるの!? リクリにワイシャツを出すメリット

宅配クリーニングは、自宅で注文し、配送キットに衣類を詰めて送るだけ。
仕上がった衣類は、丁寧に梱包して自宅まで届けてくれるので、とても便利です。

「ワイシャツ1着のためにクリーニングに出すのはちょっと・・・」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなときは、他の衣類と一緒にまとめてクリーニングに出すのがおすすめ!

リクリは、出す衣類が多いほど1着分の料金が安くなります。
そのため衣替えの時期に、家族分の衣類をできるだけまとめて出した方がおトクですね。

また、クリーニング代がおトクになるだけではありません!
リクリへワイシャツを依頼すると、以下のようなメリットも。

  • 自宅で注文し自宅で受け取れるため、家事の大幅時短になる。
  • プロが仕上げるので、襟元やポケットの汚れがスッキリし、袖やワイシャツ全体の肌触りがよくなる。
  • 自宅洗いよりしっかりとした防臭・抗菌効果が期待できる。
  • 取れたボタンや取れそうなボタンを無料で取り付けてくれる。
  • 天然のりを使用し、パリッと仕上げてくれる。

なぜワイシャツといえばリクリなのか?

リクリは、創業50年以上、約200店舗を展開するクリーニング店が運営しています。
長年培ってきたクリーニング技術で、一着一着丁寧にクリーニングするのが特徴であり、
特に、ワイシャツ一枚一枚に施す「シルクタッチ仕上げ」は、まるで新品のワイシャツのようにパリッと仕上がると人気のようです。

「シルクタッチ仕上げ」とは、高級シリコン剤を用いて「絹のような滑らかな着心地」に仕上げること。
リクリでは自社工場で、専門の職人がカフスの先まで丁寧に仕上げてくれます。

「天然のりだけだとパリパリになるから少し苦手」という方にも、高級シリコン剤の滑らかさと天然のりによる仕上げを組み合わせ、パリッとした仕上がりのバランスを保ってくれる「シルクタッチ仕上げ」はおすすめです。

そして、この「シルクタッチ仕上げ」は、リクリのメニュー「洋服パック」の標準サービスなんです。
追加費用を払わずとも、既に費用に含まれているのも嬉しいポイントですね。

衣類5点からご注文できるので、はじめての方はまず5点パックから利用してみてはいかがでしょうか。

洋服パックが超おトク

6. まとめ

自宅でできる「ワイシャツ」の洗濯方法

汚れの種類別に、自宅でできる「ワイシャツ」の洗濯方法をご紹介しました。

ワイシャツは肌に触れるうえほぼ毎日着るので、汚れが付きやすいです。
汚れの種類にあわせて正しく洗濯すると、自宅でも清潔さを保つことができますが、部分洗いやつけ置き洗いが必要なので、手間と時間がかかるのがネックです。
そこで家事の時短に一役買う「宅配クリーニング」の出番!

リクリなら、「シルクタッチ仕上げ」でていねいに仕上げ、滑らかな肌触りと新品のような清潔感を再現してくれます。

自宅洗いと宅配クリーニングを上手く使い分けながら、衣類を長持ちさせてくださいね。

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