白衣をクリーニングに出す最適な頻度や料金は?保管のコツも紹介
白衣は汚れが目立ちやすいため、仕事柄、毎日白衣を着用される方にとっては、自宅でのお手入れに悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
白衣を着る職場ではクリーニング会社と契約している場合もありますが、職場や業種によっては自分で洗濯したり管理したりする場合があります。しかし、自宅での洗濯では落ちない汚れや、そもそも洗濯自体が難しいなんてことも。
そこで、落ちにくい汚れや自宅での洗濯が難しい白衣は、クリーニングに出すのがオススメです。この記事ではその理由や、料金相場、注意点についてご紹介します。
また、クリーニング後の保管方法などについても合わせてご紹介するので、白衣の洗濯方法で迷っていた方やクリーニングを利用したいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
1. 白衣を「クリーニング」に出した方がよい理由
白衣は、皮脂や食べこぼしなどの日常的な汚れ以外にも、ウイルスや薬品・血液など慎重に落とさないと落ちない汚れがつくことがありますよね。
自宅で洗濯をしても白衣の黄ばみや汚れが取れなかったり、パリッとした仕上がりにならなかったりと、クリーニングに比べて仕上がり具合がどうしても劣ってしまいます。
また、無理に汚れを落とそうとすると生地を傷めてしまうことも。
衛生面からも、いつもキレイな状態を保っておきたい白衣は、プロの仕上げができるクリーニング店に依頼することをおすすめします。
2. 白衣をクリーニングに出す頻度はどのくらい?職業別に紹介
白衣をクリーニングに出す場合、実際にどのくらいの頻度で出せばいいのでしょうか?
実は、白衣を着用する職種によってクリーニングの頻度も異なります。
ここでは、白衣を着る職種ごとに適切なクリーニング頻度をご紹介します。
その1.【医療従事者】着用毎に毎回出す
医療従事者は、基本的に1回着用するごとにクリーニングに出しましょう。
医療従事者は、衛生面の管理が求められる職種なので、汚れたままの白衣を着ていると病院そのものへの印象が悪くなってしまいます。
また、職場によっては、感染するリスクのあるウイルスが付着している可能性もあります。
清潔感を保つため、また感染リスクを防ぐためにも、着用する度にクリーニングに出すように意識しましょう。
もし現実的に毎日出すのが難しい場合でも、2~3回洗濯したら1回クリーニングに出すことをおすすめします。
その2.【教員】週に1回以上出す
教員の場合は、週に1回クリーニングに出すようにしましょう。
担当教科などにより汚れの度合いが異なりますが、実験などが多い理科教師やケガの手当てをすることが多い養護教諭などは、こまめなクリーニングがおすすめです。
医療従事者ほど衛生面の管理を指摘されることは少ないものの、子供たちや保護者からの信用にも影響しますので、なるべく清潔に保つことを心がけましょう。
その3.【研究員】週に1回以上出す
研究員の場合も1週間に1度クリーニングに出すようにしましょう。
研究職は人から見られることは少ないですが、特殊な薬剤や微生物が付着している場合があり、自宅での洗濯が難しいケースも考えられます。
自宅の洗剤で落ちない場合や、他の衣服にも付着してしまうリスクも考えられるため、着用後はなるべく早めにクリーニングに出しましょう。
その4.【看護学生】着用毎に毎回出す
看護学生は、医療従事者と同じく着用毎にクリーニングに出すことをおすすめします。
医療現場では厳格な衛生管理が求められ、そこで働く方々はその病院のイメージにもつながります。
白衣が汚れているだけでも衛生管理を疑われたり、信用を失うことにつながったりする可能性があるので、こまめにクリーニングに出し、清潔さを心がけましょう。
3. 白衣のクリーニングの料金相場や仕上がり日数を比較
白衣をクリーニングに出す場合「料金が高いのでは?」「時間がかかりそう…」と気になる方も多いのではないでしょうか。
ここからは、クリーニング店に依頼する場合の料金相場や仕上がり日数を「店舗型クリーニング」と「宅配クリーニング」の2つに分けてご紹介します。
『店舗型クリーニング』の場合
「店舗型クリーニング」に白衣を出す場合、料金の相場は600~1,200円(税込)程度です。仕上がり日数は、汚れ具合にもよりますが3~4日程かかることが多いようです。
店舗型のメリットは、クリーニング店に持って行った当日に仕上げてくれる「即日仕上げ」ができることです。急いで仕上げてほしいときには、助かりますね。
反対にデメリットとしては、自宅の近くに店舗がない場合や、忙しくお店の営業時間内に取りに行けない場合は利用しにくいという点です。
遠くの店舗まで向かうとなると、気軽にクリーニングを出しにくいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
『宅配クリーニング』の場合
「宅配クリーニング店」に白衣を出す場合、1点ずつ依頼できる料金体系の宅配クリーニング店の場合の料金の相場は、800~2,000円(税込)程度です。
パック料金制を導入している宅配クリーニングでは、5点パックの場合の相場は、1点あたり1,500~2,000円(税込)程度ですが、20点パックの場合は、1点あたり800~1,200円(税込)程度と、点数の多いパックの方がおトクになります。
宅配クリーニングのメリットは、近くに店舗がない方や忙しい方でも利用しやすい点です。
宅配クリーニングの特徴は、自宅にいながらクリーニングの依頼~受け取りまで完結できること。わざわざお店に行かなくても宅配業者の方が衣類を取りに来てくれるので、仕事で忙しい方や、小さなお子さまがいて外出しにくい方にとっては、とても利用しやすいサービスといえます。
一方でデメリットは、店舗型のクリーニングよりも仕上がりに時間がかかってしまうという点です。
宅配クリーニングは往復の配送期間があるため、仕上がり日数は、5~10日程かかるところが多く見られます。
宅配クリーニングを利用する場合は、日数に余裕を持って出すようにしましょう。
4. 白衣をクリーニングに出すときのポイントや注意点
白衣はクリーニングに出すべきとおすすめしましたが、クリーニングに出す際、いくつか注意点があります。ポイントをしっかりおさえておくと、クリーニングのトラブルも防げるので、一緒に見ていきましょう。
汚れが付いたらまずは応急処置を
白衣に汚れが付いてすぐの場合は、応急処置として自宅で落としておきましょう。
時間が経過してしまうと、汚れが繊維の奥まで浸透し落としづらくなるため、応急処置をしておくだけで、格段にシミが落としやすくなります。
汚れがある箇所の裏にハンカチやタオルなどを置き、上から水に濡らした別のハンカチやタオルなどでトントンと叩くことで、シミの応急処置ができます。
ただし、汚れが気になるからと、自宅で漂白剤などを使い自己流でシミ抜きをしてしまうと、クリーニング店でも落ちなくなってしまう可能性があります。
シミ抜きは適切な方法で処理をしないと、元々の汚れに加え、洗剤のすすぎ残しなどで別のシミが出来てしまうことも。
無理に自分でシミ抜きをしようとせず、プロのクリーニング店にお願いするようにしましょう。
関連記事:「しまった!」コーヒーをこぼした時のシミ抜き・応急処置の方法は?
ポケットの中身を出しておく
白衣をクリーニングに出す前には、必ずポケットに何も入っていないかを確認しましょう。
クリーニング店によっては、ポケットの中身を必ず確認してから預かりますが、万が一スタッフが確認を忘れてしまうこともあるかもしれません。
「実はポケットに大切なものが入っていた」という場合に、あとになってクリーニング店に申告しても、お店側も把握ができず、見つからないままになってしまう可能性もあります。
そのため、クリーニングに出す前には、忘れずにポケットの中身をすべて出しておくようにしましょう。
仕上がりまでの日数や料金設定を確認する
クリーニングに出す時は、あらかじめ仕上がりまでの日数や料金設定を確認しておきましょう。
白衣は通常の衣類などとは別に、追加で加工オプションが必要であったり、思ったより日数がかかったり、料金が加算される場合があります。
事前に確認しておかないと「明日着る白衣がない!」「思ったよりも料金が高くついてしまった・・・」といったトラブルになる可能性も。
白衣はクリーニングに時間がかかることを想定し、早めに依頼することをおすすめします。
5. クリーニング後の白衣の保管・手入れ方法
白衣をクリーニングに出した場合、もどってきたあとはどのように保管・手入れをすればよいのでしょうか?
ここでは、クリーニング後の具体的な白衣の保管方法や、日常の手入れの方法についてご紹介します。
適切な保管手入れをすることで、白衣を傷めず長く着用することができるので、ぜひ試してみてください。
着用後にブラッシングをする
白衣の着用後には、毛先の柔らかいブラシでブラッシングを行いましょう。
ブラッシングをすることで、カビの原因となる目に見えないちりやほこりを落とすことができます。
やりすぎても生地を傷めることになるので、1日に1回程度優しく上から下に向かって軽くブラッシングするようにしましょう。
厚みのあるハンガーに吊るす
白衣を保管する場合は、厚みがあり、できれば木製のハンガーにかけておくことをおすすめします。
クリーニング店からもどってきた時のワイヤーやプラスチックの細いハンガーのままだと、静電気が発生してちりやほこりがつきやすくなったり、型崩れをおこしてしまったりする可能性があります。
クリーニング店からもどってきたら、すぐに木製のハンガーにかけなおすことで、静電気の発生、型崩れを防ぐことができます。
また、クリーニング後は必ずビニールを外しましょう。
ビニールをしたままの方がきれいに保てそうな気がしますが、湿気が溜まりやすくなってしまい、カビの原因にも。
少し面倒に感じるかもしれませんが、白衣のクリーニング後はすぐにビニールを取り外し、木製のハンガーにかけなおしましょう。
6. 手軽でキレイに!リクリでは「白衣のクリーニング」ができる!
白衣は自宅で洗濯することも可能ですが、きれいに汚れを落として清潔感を保つためには、できるだけクリーニングに出すことをおすすめします。
自宅では落ちないシミや汚れもありますし、シワやシミがある白衣を着ていると、職場自体のイメージを悪くする可能性もあります。
クリーニングに出すと自宅で洗うより費用がかかりますが、落ちないシミや汚れを落とすための労力や時間、リスクを考えても、クリーニング店に任せるメリットの方が大きいと言えるでしょう。
白衣のクリーニングを考えている方におすすめしたいのが、宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」。
リクリは、創業50年以上、約200店舗のクリーニング店を運営してきたノウハウを活かし、衣類の種類や汚れにあわせて最適なクリーニングを行ってくれます。
シミ抜き専門の職人もいるので、技術力の高さもポイントです。
リクリの「洋服パック」では、白衣のクリーニングにも対応しており、3~20点パックの中から自分に合った料金プランを選択することができます。
パック料金は割高に感じてしまうかもしれませんが、単品で依頼すると高くなりがちなコート類などもまとめて出せるので、結果的に1点あたりの料金がおトクになる場合もあります。
【「洋服パック」衣類の点数と料金案内】
衣類の点数 | 「保管なし」コース | 「保管あり」コース |
---|---|---|
5点 | 8,525円(1点あたり1,705円) |
10,340円(1点あたり2,068円) |
10点 | 11,550円(1点あたり1,155円) |
15,180円(1点あたり1,518円) |
15点 | 15,015円(1点あたり1,001円) |
20,460円(1点あたり1,364円) |
20点 | 17,600円(1点あたり880円) |
24,860円(1点あたり1,243円) |
「保管なし」コース |
---|
5点 7,150円(1点あたり1,430円) |
10点 9,900円(1点あたり990円) |
15点 13,200円(1点あたり880円) |
20点 15,400円(1点あたり770円) |
「保管あり」コース |
---|
5点 8,800円(1点あたり1,760円) |
10点 13,200円(1点あたり1,320円) |
15点 18,150円(1点あたり1,210円) |
20点 22,000円(1点あたり1,100円) |
※9/1~2/28は「保管あり」コースを受け付けておりません。
※すべて税込価格です。
宅配クリーニングは、自宅にいながらスマホ1つで注文・集荷の依頼ができるので、忙しい方やまとめてクリーニングを出したい方は、利用してみてはいかがでしょうか。
オプション加工もさまざま用意
リクリでは、さまざまなオプションサービスもあります。
無料で利用できる「簡易シミ抜き」をはじめ、簡易シミ抜きでは落とせないシミもしっかり落とせる「有料シミ抜き」や、スーツなど通常水洗いできない洋服を専用の洗剤と機械を使って水洗いをする「汗抜き加工」などがあります。
白衣は汚れが目立ちやすいため、生地の表面にコーティングをして汚れから守る「撥水加工」がおすすめです。
その他にも防虫加工、折り目加工、プレミアム仕上げ、保管サービスなど衣服や用途に合わせてオプションを追加することができます。
依頼する前に、利用したいオプションサービスを確認しておくことをおすすめします。
関連記事:クリーニングの撥水加工って?防水加工との違いやその効果について
真っ白な白衣にしたいならクリーニングがおすすめ!
白衣は常に真っ白で汚れがなく、清潔な状態を保つことが大切です。
しかし、白衣は黄ばみや汚れが目立ちやすく、薬品や血液など取扱いに注意が必要な汚れも付くので、自宅で洗濯するとなると時間も手間もかかります。
クリーニングに出すと時間の節約にもなり、シミ抜きや撥水加工をプラスすることで、白衣を常にキレイな状態を保つことができます。
中でも、宅配クリーニングを利用すれば、クリーニングの注文・集荷、仕上がったあとの受け取りまでをすべて自宅にいながら完結できます。
毎日忙しいという方やクリーニング店に取りに行くのが面倒という方は、ぜひ一度、リクリに出してみてはいかがでしょうか?