ベッドのマットレスをクリーニングに出す最適な時期や頻度、料金相場は?

UPDATE:2022.05.02
ベッドのマットレスをクリーニングに出す最適な時期や頻度、料金相場は?

ベッドのマットレスもクリーニングに出せること、ご存知ですか?
マットレスは、布団のように上げ下げせず敷きっぱなしになっていることが多く、汚れがたまりやすいです。
気付かないうちに裏にカビが生えたり、シーツがキレイでも嫌なニオイがすることも。

そこでおすすめしたいのが、マットレス専用のクリーニングです。

今回は、クリーニングに出すタイミングや頻度、料金相場などマットレスのクリーニングについて解説します。

1. マットレスってクリーニングに出せるの?

大きくてかさばるベッドのマットレスは、クリーニングに出せるのでしょうか?
実はマットレスを丸洗いしてくれるクリーニングサービスがあり、プロによって寝心地のよい、清潔なマットレスに仕上げてくれます。

マットレスをクリーニングしてくれるサービスには、以下2つのパターンがあります。

  • クリーニングスタッフがお客様の自宅へ出張し、その場でマットレスをクリーニング
  • お店へマットレスを預けて、工場でクリーニング

1つ目は、スタッフが自宅まで訪問し、その場でマットレスを洗ってくれるサービスです。
専用洗剤と専用機材を用いてクリーニングするので、予めベッド周辺の物を片付けたり、掃除するスペースを確保しておくとスムーズでしょう。
大きいサイズのマットレスや、足付きのマットレスをお持ちの方におすすめです。

2つ目は工場でクリーニングしてもらうサービスです。
このサービスには、自宅まで集荷に来てくれたスタッフにマットレスを預ける場合と、店舗へ持ち込む2つの方法があります。
店舗へ持ち込む方が比較的料金が安いので、料金を抑えたい場合は、持ち込みが可能な店舗へ直接マットレスを持っていきましょう。
また、自宅までマットレスの集荷に来てくれる場合は、自宅に来たスタッフへマットレスを渡せば完了です。
工場でマットレスを分解し、専用の洗濯機で丸洗いしてくれます。
クリーニングが完了すると自宅までマットレスを届けてくれるので便利。
自宅にあまり人を立ち入らせたくない場合や、サイズが小さめのマットレスをお持ちの方におすすめです。

2. マットレスはクリーニングした方が良い?

ベッドで眠る

マットレスは買い替えるまでクリーニングをしないという方も多いはず。しかし、マットレスは定期的にクリーニングをしたほうがよいです。

マットレスをクリーニングに出すと、以下のようなメリットがあります。

  • マットレス専用の溶剤で長年こびりついた汚れを落とす
  • 水で丸洗いするため、衛生面がよくなる
  • 殺菌してくれるため嫌なニオイがなくなる

マットレスは頻繁に干せないため、湿気がこもりがちになります。
また、一晩でコップ約1杯ほどの寝汗をかくと言われており、マットレスには思った以上に汗や皮脂汚れが染み込んでいるんです。
シーツや敷布団を敷いているとはいえ、そのまま汚れを放置していると、喘息や体のかゆみなどアレルギー症状を引き起こす可能性も。

不衛生なマットレスは、カビやダニが繁殖し、体にさまざまな症状を引き起こすため、清潔にしておきましょう。

3. マットレスのクリーニングをする頻度とタイミング

サイズが大きく、毎日使うものなので頻繁にクリーニングするのは難しいですよね。
マットレスをクリーニングする頻度とタイミングについて、詳しくご紹介します。

マットレスのクリーニング頻度

ベッドメイキング

マットレスは、ベッドの使い方によりクリーニング頻度が異なります。

マットレスの上で直接寝ている場合は1〜2年に1度、マットレスカバーやシーツのみ敷いて寝る場合は3〜4年に1度、シーツとパッドを敷いて寝ている場合は、汚れを発見次第クリーニングしましょう。

また、マットレスの上で直接寝るのは、衛生上あまりおすすめしません。
寝ている間は想像以上に汗をかいており、マットレスは頻繁に洗えるものではないため、できるだけマットレスが汚れないようカバーをかけたり、シーツを敷いたりしてマットレスを保護した上で寝るようにしましょう。

マットレスをクリーニングに出すタイミング

では、マットレスをクリーニングに出したいと思ったとき、どのタイミングで出せばいいでしょうか?
以下のような状態になったら、クリーニングに出す目安です。

  • ダニ、カビが発生している
  • 汚れが内部にまで達している
  • こすっても落ちないくらいにこびりついた汚れがある

自身の力でキレイにするのは難しいため、専門のクリーニングに依頼しましょう。

4. マットレスのクリーニング料金相場は?

マットレスのクリーニングにかかる料金相場は、サイズや片面か両面かにより異なります。
それぞれの料金相場は以下の通りです。

【出張型マットレスクリーニングの料金相場】

シングル(片面のみ) 10,000円
シングル(両面) 14,000円
セミダブル・ダブル(片面のみ) 12,000円
セミダブル・ダブル(両面) 17,000円
クイーン・キング(片面のみ) 13,000円
クイーン・キング(両面) 20,000円

※すべて税込価格です。

【工場へお任せする場合のマットレスクリーニングの料金相場(ウレタンマットレス)】

シングル 9,000円
セミダブル 11,000円
ダブル 13,000円

※すべて税込価格です。

【工場へお任せする場合のマットレスクリーニングの料金相場(コイルマットレス)】

シングル 35,000円
セミダブル 41,000円
ダブル 46,000円
クイーン 56,000円
キング 65,000円

※すべて税込価格です。

おしっこや水溶性の汚れが奥まで浸透している場合は、両面ともクリーニングをした方がよいでしょう。

5. マットレスのクリーニングにかかる日数

マットレスのクリーニングにかかる時間は以下の通りです。

【出張型マットレスクリーニングにかかる時間の目安】

シングル(片面のみ) 約1時間〜1時間半
シングル(両面) 約2時間〜2時間半
セミダブル・ダブル(片面のみ) 約1時間半〜2時間
セミダブル・ダブル(両面) 約2時間半〜3時間
クイーン・キング(片面のみ) 約2時間〜2時間半
クイーン・キング(両面) 約3時間半〜4時間

また、マットレスを工場で丸洗いしてもらう場合は、工場へ届いてから最短6日ほどでクリーニングが完了し、その後、自宅まで届けてくれます。配達の日数を含めても、約2週間程を見ておくとよいでしょう。

上記はあくまで目安です。
サイズや片面か両面か、汚れ具合によって、かかる時間が異なるので、予めクリーニング店に確認しましょう。

6. 寝心地が少し悪くなる可能性がある

マットレスは、非常に大きく特殊なクリーニングが必要なため、依頼時に注意したいポイントが3つあります。

場合によっては、クリーニングではなく買い替えたほうがよい場合もあるので、これから紹介するポイントを参考に、マットレスの状態をよく確認してからクリーニングへ依頼するようにしましょう。

クリーニングに出せない・できないマットレスもある

クリーニング店によっては、クリーニングを受け付けていないタイプのマットレスがあります。
特に、以下のようなマットレスは、水洗いを受け付けていないことが多いです。

  • 高後反発ウレタン
  • 低反発ウレタン
  • ラテックス
  • エアーマットレス(空気で膨らませるマットレス)

高反発・低反発マットレスには「ウレタン」が使われており、水や日光に弱いため水洗いができません。
また、ラテックス素材も水に弱く、濡れるとボロボロになりやすいという特徴があります。

ご紹介したマットレスは水洗いができないだけで、他の方法でクリーニングしてくれる可能性があるため、クリーニング店に確認しましょう。

寝心地が少し悪くなる可能性がある

マットレスはウレタンや綿、金属のコイルなどさまざまな素材で製造されています。
ウレタンのように、中には水に弱い素材もあり、クリーニングの際に一時的に濡れるリスクがあります。
短時間でも濡れるとマットレスの寿命が短くなり、寝心地が多少悪くなる場合があるということを予め知ったうえでクリーニングに出すようにしましょう。

クリーニングではなく買い替えを検討した方がよい場合も

マットレスコイル

マットレスは大きくクリーニングするのに一定時間と労力がかかるので、クリーニング料金が高めに設定されている場合が多いです。
そのため、もし同じマットレスを長年使い続けている場合は、買い替えたほうが経済的におトクな場合も。

また、先にご紹介したように、クリーニングをすると寝心地が悪くなったり、耐久年数が短くなる可能性があるので、せっかくクリーニングに出しても、効果が実感できないこともあります。

具体的には、以下のような状態になったら買い替えを検討しましょう。

  • マットレスの凹みやヘタリが大きい
  • マットレスに目立つ汚れが付着している
  • 生地が破れている
  • 広範囲にわたってカビが生えている

7. マットレスのクリーニングは専門店へ!場合によっては買い替えを

マットレスは想像以上に汚れており、放置するとアレルギー症状などで体調が悪くなる恐れがあります。
体を預けるものだからこそ、メンテナンスにはプロのクリーニングサービスを利用するのがおすすめです。

クリーニングサービスには、「スタッフが自宅まで訪問し、その場でマットレスを洗ってくれるサービス」と、「お店へマットレスを預けて、工場でクリーニングするサービス」があります。
サイズやクリーニングを施す面の数によって料金が異なるため、あらかじめ料金の見積もりを出してもらうと安心です。

また、場合によってはクリーニングではなく、マットレス自体の買い替えも検討した方がよい場合があることを覚えておきましょう。

マットレスは汚れたままだと、シーツがキレイでもニオイが気になることも。
定期的にクリーニングまたは買い換えて、キレイな状態を維持しましょう。

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