ストールをクリーニングに出す最適な時期や料金は?保管のコツも紹介
少し肌寒い季節や春先には、よくストールを巻いて過ごすという方も多いですよね。
直接顔に触れるストールは、化粧品や汗、皮脂汚れなどがつきやすいアイテムです。
ストールに汚れがついた場合は、どのように洗えばよいのでしょうか?
カシミアなどデリケートな素材が使われているものもあり、洗濯方法がわからず悩んでいる方も多いでしょう。
ストールの汚れやホコリは、放置すると生地を傷めてしまうため、早めに対処する必要があります。
できれば、自宅で洗うよりもクリーニング店へお任せした方が安心です。
この記事では、ストールをクリーニングに出した方がよい理由や、クリーニングに出したときの料金相場・注意点についてご紹介します。
1. ストールをクリーニングに出すのがおすすめな理由
ストールは非常にデリケートな素材でできているものが多く、ほとんど水洗いできません。
無理にご家庭で洗濯すると型崩れを起こしたり、伸びたりする場合があります。
では、具体的にクリーニングに出した方がよいポイントについて、見ていきましょう。
自分で洗濯するのは難しい
衣類の洗濯表示を確認して「水洗い可」であれば、自宅でも洗えます。
ただし、カシミヤやウールなどの動物性の素材が使われているストールは、非常にデリケートなため、自宅で洗うと肌触りがわるくなったり、繊維が縮れることも。
そのため「水洗い可」でも、できるだけクリーニング店へお願いするのが賢明です。
また、よくやってしまうのがチクチクするからといって、洗濯表示を切り離してしまうこと!
洗濯表示がないと、クリーニング店へ持っていっても断られる場合があるので、極力外さないようにしましょう。
「水洗い不可」マークのものは自宅で洗濯できない
ストールの洗濯表示を確認したとき、「水洗い不可」と記載されていた場合は自宅で洗濯できません。
この場合、クリーニングで「ドライクリーニング」をお願いしましょう。
クリーニング店のドライクリーニングでは、水を使わずに溶剤(油)で洗うので、生地を傷めずに汚れを落としてくれますよ。
汚れや雑菌をしっかり落としてもらえる
ストールは肌に直接触れるため、意外と汗や皮脂汚れがついています。
また冬場や風が強い日に身につけるため、花粉やホコリもつきやすいです。
こういった汚れや雑菌は、自宅で洗うとストールの繊維の奥まで洗剤が行き届かず、きちんと落とせない場合も。
汚れを落とさないまま放置すると、花粉やホコリによるアレルギーを引き起こす可能性もあります。
ストールを清潔に保つためにも、クリーニング店でしっかりと汚れを落としてもらいましょう。
2. ストールをクリーニングに出す時期や頻度
汚れが付着しているとはいえ、あまり頻繁に洗うと、かえってストールを傷めてしまいます。
ここでは、ストールをクリーニングに出す適切な頻度についてご紹介します。
シーズン終わりに出すのがおすすめ
ストールはシーズン終わりに1回、クリーニングへ出しましょう。
クリーニングのタイミングは、オフシーズンが近づき衣替えをする前に、「しまい洗い」として出すのが望ましいです。
シーズン中でも汚れが気になる場合は出してOK
冬場でも、目立つ汚れが付着した場合は早めにクリーニング店へ持っていきましょう。
汚れを放置していると、生地に汚れが染み込み、プロでも落とすのが至難の業となる場合も。
汚れは気付いたらすぐ対処しましょう。
カシミヤ素材の場合は出す頻度は最小限に
水洗いできないストールの中でも、繊細なカシミヤ素材は特に注意が必要!
なめらかな肌触りの元でもある「カシミアの油脂」が、クリーニングにより落ちてしまうので、クリーニングに出す頻度は最小限に抑えましょう。
3. ストールのクリーニング料金や仕上がり日数
ストールをクリーニングに出したときの、料金相場と仕上がり日数についてご紹介します。
クリーニングは、洗濯物を直接店舗へ持って行き依頼する店舗型と、注文から受け取りまで自宅でできる宅配型の2つのタイプがあります。それぞれ見ていきましょう。
店舗型クリーニング店の場合
店舗型クリーニング店へストールをお願いするときの、料金相場と仕上がり日数の平均は以下のとおりです。
料金相場 | 600円 |
---|---|
仕上がり日数 | 1~2日 |
※すべて税込価格です。
即日仕上げができるお店がほとんどなので、急ぎの場合は店舗型へ持ち込んで依頼するのがおすすめです。
宅配クリーニング店の場合
店舗型クリーニングは、衣類の種類別に1点あたりの料金が設定されていますが、宅配クリーニングの場合は、衣類5点で~円(税込)というように、注文する衣類の点数によって料金が異なります。
そのため、ストールだけの金額は設定されていない場合がほとんど。
依頼する点数ごとの料金相場は以下のとおりです。
5点パック | 約8,200円 |
---|---|
10点パック | 約11,000円 |
20点パック | 約18,000円 |
仕上がり日数の平均 (集荷キットが到着する までの日数含む) |
10~17日 |
※すべて税込価格です。
宅配クリーニングは衣類を多く出せば出すほど一点あたりの料金が安くなるため、ストールを宅配クリーニングへ依頼するときは、ほかの衣類とまとめて出しましょう。
4. ストールをクリーニングに出す時のポイントや注意点
ストールはデリケートな素材が多いため、クリーニングに出すときにはいくつか注意点があります。
トラブルを回避するためにも、事前に知っておきましょう。
ストールの素材を確認する
カシミアやシルクのような素材の場合、よりていねいな洗濯方法が求められるので、追加料金がかかる場合があります。
そのため、あらかじめ素材をしっかり確認したうえで、クリーニング店に相談するようにしましょう。
汚れやほつれなどがないか確認する
クリーニングに出す前には一度、ストールに汚れやほつれがないかの確認を忘れないように。
というのも、クリーニングから戻ってきたときに汚れやほつれを見つけた場合、クリーニング時にできたものなのかどうかがわからないためです。
クリーニングに出す前と後でストールの状態をしっかり確認し、気になる点があればクリーニング店に確認するようにしましょう。
ストールに装飾があるか確認する
ストールに装飾がついている場合、取れかかっていたら、クリーニングに出す前にあらかじめ修復しておきましょう。
クリーニング工場で洗濯している最中に外れて、なくしてしまう恐れがあるので、もし装飾が取り外し可能であれば、外してからクリーニングに出しましょう。
料金設定やオプションを確認する
店舗型クリーニング店でも宅配型クリーニング店でも、どのような料金設定になっているか、事前に確認しておきましょう。
宅配型クリーニング店の場合は、ほとんどが衣類〇点で~円(税込)というように、金額が固定されているためわかりやすいです。
しかし、店舗型クリーニング店では、ストール1枚「600円(税込)~」などのような記載をしています。
これは素材や状態によっては、600円(税込)以上かかる場合があるということ。
そのため、正確な洗濯料金が知りたい場合は、クリーニングに出すときにお店の方へ確認しましょう。
また、オプションメニューも確認しておきましょう。
仕上がりをふんわりさせたい、匂いを取りたい、虫食いのリスクを軽減したいなど、それぞれのお悩みに合わせて、クリーニング店ではオプションメニューを用意しています。
- 汗抜き加工(ウェットクリーニング)
- 防虫加工
- 消臭加工
- プレミアム仕上げ(ふんわり仕上げ)
どれも自宅ではできないメニューなので、基本クリーニングに追加してオプションメニューを利用すると、お気に入りのストールが長持ちしますよ。
5. クリーニング後のストールの確認・保管方法
ストールをクリーニングに出してキレイにしたら、自宅で適切に保管しましょう。
保管方法によっては、カビが発生したり虫食いの被害に遭ったりして台無しに!
次は、自宅でのストールの保管方法についてご紹介します。
ビニールを外して半日くらい部屋干しする
クリーニングから戻ってきた衣類についているビニールカバーは、ホコリよけのためにつけられています。
このカバーをつけっぱなしにすると、風通しが悪くなり中の湿度が上がり、カビが発生する原因に。
すぐに外して、半日ほど直射日光が当たらない場所で陰干ししましょう。
着用後にはブラッシングをする
ストールを着用したときについたホコリや汚れ・シワはストールの繊維を傷めてしまいます。
帰宅したらすぐに、洋服用ブラシで優しくブラッシングしましょう。
もしブラッシングしてもシワが取れない場合は、洗濯表示に「アイロン可」の記載があれば、スチームアイロンをかけましょう。
かけるときは、あて布を忘れないように!
「アイロン不可」の場合でも、アイロンのスチームを軽く吹きかけ、優しく手で伸ばすだけでも効果があります。
雨などで濡れたときは平干しをする
ストールの多くは湿気や水分に弱いため、雨などで濡れたら水分を優しくふき取り、必ず平干しをして乾かしましょう。
そのまま放置しておくと水染みができてしまうだけでなく、虫食いやカビなどの原因になってしまいます。
6. デリケートなストールの洗濯はクリーニング店へ依頼しましょう
ストールは非常にデリケートな素材でできていることが多いため、自宅での洗濯はあまりおすすめしません。
無理に水洗いすると生地が痛み変形してしまったり、風合いを損ねることにも。
そのため、「水洗い可」だとしても、クリーニング店にお願いしましょう。
宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」では、ストールとほかの衣類をまとめて出すと、1着あたりのクリーニング料金が安くなります。
たとえば、しまい洗いするためにストールとダウンジャケットを一緒に出したり、かさばる冬物のコートと一緒にをストールを出すのがおすすめです。
さらに「保管サービス」を利用すれば、来シーズンまで空調設備が整った自社工場で保管してくれるので、自宅の収納スペースもすっきりします。
大切なストールは、適切な洗濯とお手入れで十分長持ちします。
帰宅時のブラッシングなど、定期的なお手入れを心がけましょう。