ふとん(羽毛布団)を丸洗いクリーニングに出す最適な時期・頻度・料金相場

UPDATE:2022.05.09
ふとん(羽毛布団)を丸洗いクリーニングに出す最適な時期・頻度・料金相場

暖かくなってくると大変なのが、羽毛布団の保管です。
「羽毛布団って洗濯できるのかな?」「押し入れの中の羽毛布団、カビや虫の被害が心配……」なんて困りごとを抱える方は、多いのではないでしょうか?

そんな方におすすめなのが、クリーニング店の「ふとん丸洗いサービス」。
丸洗いしてキレイになった羽毛布団をただしく保管すれば、汚れやカビの心配は無用です。

この記事では、ふとんのクリーニング料金やクリーニングの頻度をご紹介します。
クリーニング後の管理やケアに関する知識もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

1. 「ふとん丸洗いクリーニング」とは?

羽毛

「ふとん丸洗いクリーニング」は、文字通りふとんを丸洗いしてキレイにするサービスです。
ふとんを衣類のように水や温水でしっかり洗濯することで、中綿に入りこんだ汚れやダニを洗い流します。

ふとんのメンテナンスには「打ち直し」「ドライクリーニング」などがありますが、「ふとん丸洗い」はまた別のサービスです。
「ふとん丸洗い」と「打ち直し」「ドライクリーニング」の違いをご紹介します。

「ふとん丸洗い」と「打ち直し」の違い

日本では、「打ち直し」と呼ばれる布団のメンテナンス方法があります。
このメンテナンス方法は、布団の種類により異なります。

■綿布団の場合

硬くなった綿を機械でほぐし、ダニやホコリを取り除きます。必要であれば新しい綿を足し、ふとんを均一にします。
その後、ふとんの外側の生地を新しくし、中綿を入れて完成です。

■羽毛布団の場合

中の羽を取り出し、羽根自体を洗い、ダニ・ホコリを取り除きます。
その後、羽根をしっかり乾燥させ、必要があれば新しい羽根を足します。ふとんの外側の生地を新しく、羽根を入れて完成です。

それに対し「ふとん丸洗い」は、中綿を取り出さず、ふとん全体にしっかり水を浸透させ、中に染み込んだ水溶性の汚れを取り除くクリーニング方法です。
リフォームとは違い、あくまでも「ふとん丸ごとをクリーニングする」方法となります。

打ち直しとふとん丸洗いは、ふとんをきれいにするという点では同じですが、その内容はまったく違う種類のメンテナンスといえます。

「ふとん丸洗い」と「ドライクリーニング」の違い

羽毛布団についている洗濯表示は「ドライクリーニング」と表示されている場合がほとんどです。
ドライクリーニングは、水を使わず有機溶剤を使用し汚れを落とすクリーニング方法で、表面の油汚れは落とせますが、染み込んだ汗やニオイはドライクリーニングでは落ちにくいです。

また、ドライクリーニングで油汚れを落としてしまうと、羽毛自体が持っている油脂分を落としてしまい羽毛を劣化させる可能性も。

ふとん丸洗いは、水洗いでふとんの奥までキレイにし、乾燥させるので、ふっくら仕上がりますよ。

2. 羽毛布団をふとん丸洗いクリーニングするメリット・デメリット

丸洗いクリーニングについて、デメリットやリスクがあるのでは?と気になる方もいらっしゃるはず。
クリーニングに出してから後悔することがないように、あらかじめデメリットを知っておくことも重要です。
ふとん丸洗いクリーニングのメリットとデメリットをご紹介します。

ふとん丸洗いクリーニングのメリット

ふとん丸洗いクリーニングにはメリットがたくさんあります。

■ふとん丸洗いクリーニングのメリット
  • 皮脂汚れや汗のほか、ダニなどを除去できる
  • 保温力が回復する
  • 防ダニ加工をプラスすることで、ふとんを清潔に保つことができる
  • ふとんの保管サービスも同時に頼める場合もある

ふとんには汗や皮脂の汚れ・ダニなどのアレルゲンがつきますが、ふとんを丸洗いすればこういった汚れを洗い落とせます。
汚れが蓄積した中綿や羽毛は膨らみにくく、保温力が低下するため、ふとん丸洗いクリーニングを利用することでふとんの機能低下を防止する効果も期待できるのです。

ふとんは毎日使うものだからこそ、どうしてもダニは増えてしまいます。
ふとん丸洗いクリーニングサービスと一緒に「防ダニ加工」を利用すれば、クリーニング後もダニを寄せつけず、きれいな状態を長く保つことができます。

また、ふとん丸洗いクリーニングを行っているお店では、オフシーズン中、ふとんを預かるサービスを行っているところもあり、収納の問題も同時に解決できますよ。

ふとん丸洗いクリーニングのデメリット

ふとん丸洗いクリーニングは、メリットだけでなくデメリットもあります。

■ふとん丸洗いクリーニングのデメリット
  • 生地や羽毛を傷める可能性がある
  • 費用が高く、日数もかかる

水で洗うと生地がダメージを受けますが、これはふとんも例外ではありません。
ふとんの生地や中の羽毛がダメージを受けると、生地の密度や保温力の低下につながることも。
丸洗いする以上避けられないリスクではありますが、ふとんの扱いに慣れているクリーニング店では、ダメージを最小限に抑えることが可能です。

また、クリーニングにかかる費用と日数もデメリットといえるでしょう。
コインランドリーで洗うよりも費用や日数がかかるため、すぐに使いたい場合には難しいかもしれません。

デメリットはありますが、洗濯失敗によるトラブルを回避するには、クリーニング店を利用したほうが安心です。

3. 羽毛布団のふとん丸洗いクリーニングの料金相場や仕上がり日数

羽毛布団のふとん丸洗いクリーニングには、店舗型と宅配型、両方のクリーニング店で受け付けてくれます。
料金相場や仕上がり日数の目安をご紹介します。

クリーニング店に持ち込む場合

【料金相場や仕上がり日数】
料金相場 3,000~6,000円以上
仕上がり日数 1~2週間

※すべて税込価格です。

店舗型の場合、お店ごとに料金設定が違うため相場に差が生まれます。
仕上がり日数は通常の衣類より長くかかるため、計画的に依頼しましょう。

宅配クリーニングに依頼する場合

【料金相場や仕上がり日数】
料金相場 4,400~8,000円前後
仕上がり日数 2~3週間

※すべて税込価格です。

宅配クリーニングの場合でも、お店ごとに料金設定が違うため相場に差が生まれます。
クリーニング代だけではなく、送料や振込手数料などもかかる点に注意してください。

仕上がり日数は、店舗型よりも長い傾向にありますが、これはふとんを送る配送にかかる期間も含まれているためです。
店舗型・宅配型のどちらにしても、日数がかかる分、計画的に依頼しましょう。

羽毛布団が超おトク

4. 羽毛布団をふとん丸洗いクリーニングに出す頻度とタイミング

ふとん丸洗いクリーニングをいつ、どのタイミングで依頼すると良いか、目安をご紹介します。

清潔感重視の場合は年に1度くらい

羽毛布団で眠る

ふとんをできるだけ清潔に保ちたいなら、年に1度はクリーニングに出しましょう。
1シーズン使ったふとんには、1シーズン分の汗や皮脂・ダニやアレルゲンがついています。

クリーニングに出すタイミングは、ふとんをしまうタイミングがベスト。

シーズン中についた汚れを放置すると、シミや黄ばみ・ダニの繁殖源となります。

定期的なクリーニングで、ふとんをキレイな状態に保つことができますが、こまめにふとんをクリーニングに出すと、その分生地や中綿が劣化しやすくなる点には注意してくださいね。

生地の劣化防止重視の場合は2~3年に1度くらい

ふとん生地の劣化防止を重視する場合は、2~3年に1度のクリーニングが適切です。
メーカーによっては早くて2年・遅くて7年に1度を推奨しているところもあります。
クリーニングに出すタイミングとしては、シーズン後または汚れが目立つようになり始めたタイミングがよいでしょう。

クリーニングに出す間隔が空けば空くほど、汚れやアレルゲンの影響を受ける可能性があります。
クリーニングに出せない間は、ふとんをなるべく清潔な状態に保てるよう、陰干しをするなどし、湿気やダニ・ホコリ対策をしてくださいね。

羽毛布団をクリーニングに出す時の注意点

ふとんを清潔な状態で保つのにとても便利な「ふとん丸洗いクリーニング」ですが、注意点もあります。
ここでは、羽毛布団をクリーニングに出す際の注意点をご紹介します。

洗濯タグを見て、水洗いできる製品か確認する

まず、羽毛布団をクリーニングに出す前に洗濯表示を確認しましょう。
洗濯表示を見て、羽毛布団が水洗いできるかを確認します。
羽毛布団の中には、「水洗い不可」または「洗濯自体不可」のものがあり、その場合はクリーニング店でも扱えない可能性が高いので注意してください。

以下に該当する場合は、丸洗いクリーニング不可です。

  • 洗濯表示の項目全てにバツがついている
  • 洗濯表示項目全てに「洗濯不可」マークがついている
  • 「水洗い不可」のマークや表記がある

ふとん丸洗い(水洗い)をしてくれる店を選ぶ

ふとんクリーニングを行っているお店の中には、ドライクリーニングしかできないところもあります。
このようなお店の場合、ふとんクリーニングを依頼しても、丸水洗い(水洗い)は受け付けてもらえない場合も。
クリーニングができるとあっても、水洗いなのかドライクリーニングなのか、クリーニング方法を事前に確認しましょう。

中綿や羽毛までキレイにしたい場合は、ふとん丸洗いクリーニングができるところにお願いしてくださいね。

6. クリーニング後の羽毛布団の保管・ケア方法

羽毛布団

クリーニングに出したあとのキレイな羽毛布団の状態を保つには、保管やケアにも気をつけなくてはなりません。
クリーニング後の羽毛布団の保管や、ケア方法をご紹介します。

ビニールから出して陰干しする

クリーニングから返ってきたふとんには、ビニールがかけられています。
ビニールをかけっぱなしにしておくと湿気がこもり雑菌やカビが繁殖するため、すぐに外しましょう。

ビニールから取り出したら2~3時間ほど陰干しすると中にこもった湿気を取り除くことができます。
羽毛布団は天日干しすると羽毛が痛むため、陰干ししてください。

布団カバーをかけて使用する

羽根布団は汗や皮脂の汚れが直接つかないように、布団カバーをかけて使うようにしましょう。

布団カバーは汚れても洗濯機ですぐに洗えるので、日々のお手入れもカンタンです。
布団カバーは定期的に交換し、汚れが羽根布団まで浸透しないようにしましょう。

保管サービスを使う

羽毛布団の丸洗いクリーニングを行っている店の中には、保管サービスを提供しているお店もあります。

保管サービスは、羽毛布団をクリーニングした後、そのまま次シーズンまでお店で預かってくれるサービスです。

羽毛布団に適した湿度・温度環境の元で保管してくれるため、汚れやカビによるトラブルがほとんど起きません。

また、保管サービスを利用することで、自宅の保管スペースもスッキリし、ほかの収納に使用できるなどのメリットもあります。

関連記事:羽毛布団を保管できる?クリーニングで活用したい保管サービス

7. 丸洗いクリーニングならふとんを丸ごとキレイにできる

家庭の洗濯機には、ふとんが入らず自宅での洗濯はなかなか難しいです。
また、コインランドリーに持ち込むのも、布団が大きく一苦労。
そんな時は、ふとんの丸洗いクリーニングを利用すれば、表面の汚れだけでなく、中綿や羽毛までキレイにでき、皮脂・ダニも取り除けますよ!

宅配クリーニング「RE:KURI(リクリ)」では、羽毛布団のクリーニングはもちろん、保管サービスも行っています。
リクリでは、防ダニ加工込みで羽毛布団1枚から利用できます。

洗いあがった羽毛布団は、圧縮せずに空調設備の整った環境で保管し、期間まで預かってくれるので、ふわふわの仕上がりそのまま!
クリーニングに出すのも、仕上がった布団の受け取りもご自宅で行えるため、羽毛布団をお店まで持っていく手間も省けますね。
羽毛布団のクリーニングや保管でお悩みの方は、ぜひリクリに相談してみてはいかがでしょうか。

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