ナイロンの特徴とメリット、デメリットについて|繊維の種類と特徴
ナイロンは世界初の合成繊維です。
合成繊維とは石油などの原料から人工的に合成される繊維のことです。
よく混同されますが、合成繊維と再生繊維は違います。
再生繊維は原料がパルプのように天然に存在するもののセルロースを溶かして繊維に再生したものです。
レーヨンやキュプラは再生繊維です。
それに対してナイロンは合成繊維です。
ウインドブレーカー、スキーウェアなど冬用のスポーツウエアなどの衣類に使われることが多いので、なじみのある素材だと思います。
最近は旅行バック、カジュアルバック、ビジネスバックにもよく使われています。
ナイロンは他の合成繊維に比べて摩耗に強く、しなやかな感触をもっています。
ナイロンの特徴
■吸湿性が低く早く乾き、洗濯が簡単
■弾力性に富み、しわになりにくい
■伸び縮みしたり、形くずれすることがほぼない
■薬品、油、海水にも強い
■カビ、虫の害がない
ナイロンはこのような特徴があるので、薄くて軽く柔軟性に富んだ織物や編物を作ることができます。
染色しやすいことから、新しい素材開発が進んでいます。
ナイロンの洗濯方法
ナイロンは洗濯はしやすい素材です。通常の弱アルカリ性洗剤でOK。
ナイロンは日光で黄ばみやすいので、陰干ししましょう。
熱にはそれほど強くないので、アイロンは低温をおすすめします。